AMX M4 49

Last-modified: 2023-08-30 (水) 22:23:16


Tier 8 フランスプレミアム重戦車 AMX M4 mle.49/略称:AMX M4 49(アーエムイクス エムキャトル キャラントヌフ)

AMX M4 49.JPG
 
伝説迷彩「リベルテ」

AMX M4 49 skin.jpg
katai France tank.jpg
620 gda.pngで購入可能。

車輌名に変化はない。
※「Liberté ≒Liberty(英)」とは仏語で「自由」を意味する。

フランスの三色旗(トリコロール)を模している。
また、本家にはあった砲身の「Liberté Égalité Fraternité(自由、平等、友愛を意味するフランスの標語)」の文字列と、砲塔側面のフランスの国鳥である雄鶏のマークは消されている。

 
画像
amx_m4_mle_49_6_0.jpg
amx-m4-mle_49_1920_1080.jpg
amx_m4_mle_49_3.jpg
amx_m4_mle_49_12.jpg
 

フランスのTier8プレミアム重戦車AMX M4 mle. 45と同様に、ARL 44からAMX 50へ至る過渡期に設計された計画案である。
通常販売はされておらず、不定期に再販されている。
因みにに車両名の間の「mle」は、「modèle(model、モデル)」の略である。

重戦車とは名ばかりの紙装甲が多いフランス重戦車にしては珍しく、強固な正面装甲を持つTHE・重戦車である。最終形態埼玉ティーガー
さらに、重装甲であるものの、フランスお得意の高馬力エンジン(1000馬力)により機動力も良好である。
戦場に打って出てフランス戦車
=紙装甲という常識を覆そう‼

 
公式の説明

AMX M4 49 はあらゆる点において真の重戦車です。ドラム式自動装填装置、紙のように薄い装甲、高い速力などは持っていません。AMX M4 49 の特徴は、傾斜した分厚い正面装甲、堅固な砲塔、そして良好な兵装です。

 

直近90日の平均勝率:53.32%(2023年8月30日現在、ver10.1.5)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。

この車両の購入を検討している初心者の方へ

まだ豚飯、ハルダウン、マップ、味方や敵の構成、などの把握ができていない方はそもそもTier8車両(戦場)はオススメしない。自分も勝てずにイライラする上に、味方にも迷惑をかけてしまう。まずは低Tierで腕を磨き、基本的なプレイができるようになってから高Tier車両に乗れば、より楽しい戦車ライフがあなたを待っているだろう。

 

 

基本性能(v6.10.0)

車体Tier国籍タイプ耐久値
(HP)
車体装甲厚
前面/側面/背面
(mm)
最高速度
前進/後退
(km/h)
初期
重量
(t)
本体価格
(クレジット)
AMX M4 49VIIIフランス重戦車1800175/55/4040/1570.001,500,000 cra.png
 
実用出力重量比(hp/t)14.29
 

武装

砲塔:AMX M4 mle.49

Tier名称発射
速度
(rpm)
弾種平均
貫徹力
(mm)
平均
攻撃力
DPM
(HP/分)
精度
(m)
照準
時間
(s)
総弾数弾薬費
(Cr/G)
重量
(kg)


VIII100 mm SA476.32AP
APCR
HE
232
263
50
310
260
350
1959
1643
2212
0.372.3601030 cra.png
3600 cra.png 9 gda.png
650 cra.png
3,000+20°
-10°
 

砲塔

Tier名称装甲厚(mm)
前面/側面/背面
旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
VIIIAMX M4 mle.49250/120/602824016,000
 
射界全周
 

エンジン

Tier名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
IXMaybach V-12 ACC100020750
 

履帯

Tier名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
VIIIAMX M4 mle.4975.002513,000
 

乗員

  1. Commander
  2. Driver
  3. Gunner
  4. Radio Operator
  5. Loader
 

派生車両

派生元:なし
派生先:なし

 

解説

概要

高Tierフランス重戦車らしからぬ分厚い正面装甲と、広い俯角を兼ね備えた異色の車両である。
但し、背側面の装甲は他のフランス戦車と同様に脆弱であり、15榴が容易に貫通してしまうため、敵戦車の射線には十分な注意を払おう。

主砲

  • 100 mm SA47
    同郷のAMX 50 100が搭載する最終砲と同様の長砲身砲であり、単発火力と貫徹力のバランスに優れ、Tier8重戦車としては前線を張るために必要な数値を十分に有している。但し、こちらは単発砲(非オートローダー)であることに注意。課金弾の貫通力の伸びはあまり良くないが特筆すべきはその距離減衰、なんと3.80%しかないのである。同口径の同格重戦車たちに明確に勝っている点であり、中距離以遠の戦闘では安定した敵装甲の貫通に貢献してくれるだろう。

    次に精度について。フランス戦車にありがちなフランス特有のガバ砲である。オートローダーである前者より精度、拡散ともに劣っており、特に拡散が大きいため少々扱いにくく、ある程度は丁寧に撃っていく必要がある。
    俯角は-10°と同格中でトップクラスの数値であり、後述の堅牢な砲塔正面装甲も相まって自由度は申し分無く、射撃機会に難儀することもほぼ無いだろう。

    また、DPMが同格重戦車中で5番目に高く、拡張パーツの装填棒や常備品で補えば、装填時間は8秒程に縮まるため、アドレナリンの併用によってはある程度のゴリ押しも効く。

    ただし、1つ注意すべきことがある。榴弾の威力が350と異様に低いのだ。通常弾から僅か40しか威力が上がっておらず、無理に使う必要は一切ない。そして、ドイツの紙装甲駆逐ルートにスポールライナーが追加されたことでさらに榴弾の需要がさらに下がった。当たりどころが悪く、非貫通に終わる可能性のある榴弾よりも通常弾を撃つ方が安定するため、榴弾は瀕死の敵の処理のために使うのが良いだろう。なお、この榴弾の威力の伸び悩みはこの車両に限った話ではなく、同じ口径の主砲を有しているフランス戦車の中では珍しくない(本車の他にもAMX 30 1er prot.AMX 50 100などが同じ症状を抱えている)。

    ちなみに、同口径の主砲を装備しており、大幅に装甲強化されたことでよく本車と比較されるTiger IIには通常弾、課金弾のDPM、俯角・仰角で優っており、課金弾と榴弾の貫徹力、榴弾の威力で負けている。また、精度もあちらの方が若干良い。

 

装甲

  • 砲塔
    正面装甲は広い範囲で250~300mm以上の装甲厚を誇り、装甲配置も複雑で300mmを超える部分が多く、同格戦車では課金弾を以てしても貫通を狙うのは容易ではない。また、俯角にも恵まれているため、ハルダウンはT34Löweと同等かそれ以上に強力である。更にハルダウンすることで車体上部の傾斜が更に増す上に、おでこが隠せる。ただ、俯角-10°でハルダウンしてもおでこがギリギリ完全に隠れるだけで、キューポラの露出面積は変わらない。とはいえ、ハルダウンを決めた本車両を下手に相手取ると一方的に削られる可能性が高い。なお、正面から見ると目立つターレットリングはしっかり250mmの装甲厚があり、弱点ではない。

    側面装甲は120mmの垂直装甲であり、やはり横からの砲弾には撃たれ弱い。さらに後部は60mmしかなく、背面も60mmの垂直装甲で15cm級の榴弾が貫通してしまう。

    キューポラの装甲厚は60mm程度しかない。範囲こそ狭いものの正面から15榴が貫通する。
    ここを抜かれると確率で車長が負傷するが、Tier8以上のフランス戦車の特徴として車長が装填手を兼ねており、車長負傷により装填時間が1.5倍に延長される。
    ほぼ全面貫通可能で弱点を狙う発想の生まれ得ないAMX 50 100などと異なり、なまじ正面が固くキューポラに攻撃の集中する本車においてはかなり重大な弱点である。絶対に抜かれたくない弱点であり、ハルダウン中も前後に揺れる等して絞らせないように努めよう。

また、Tiger IIIS-3と同様、水平角度から天板が見えているものの、装甲厚は60mmあるので、Tier9戦車との小隊によるTier10までのマッチングが発生しない限り、ゲーム内最大口径のFV215b (183)以外にはAPやAPCRの3倍ルールに適用されず、強制跳弾される。HEAT弾は85°まで跳弾しないが標準化が無いため、水平からでは実質310mm程度になり、まず抜かれない。

 
キューポラの防御法

キューポラは砲塔回転軸付近にあるため、敵から見たキューポラの位置に変化が生じにくく、砲塔側面装甲厚も厚くないので砲塔を揺らして誘発させるのは難しい。よって、出足の速さを生かして車体を前後左右に揺らすと良い。また、距離が離れていればそうそう直撃を受けることもない。

戦況次第では相手と少し距離を置き、俯角と機動力を生かして小きざみに移動しながら戦うのもあり。飛び出し撃ちでは、切り欠きの部分を露出させないように前後に動きつつ、車体正面装甲を先に撃たせれば、キューポラを撃たれるリスクも減らせる。キューポラはやや右側にあるので右側を隠すこと。

 
  • 車体
    正面中央上部は175mm+傾斜で実質240mm程度であり、並大抵の弾は通さない(強化されたTiger IIの車体上部と同じ防御力)。但し、正面下部は上部よりも硬い本家とは違い、傾斜を考慮しても150mm程度しかないため、格下にも難なく貫通される重大な弱点となってしまっている。だが、幸いにも被弾面積は狭いうえに、優秀な俯角のお陰で味方につけやすい地形も多いため、隠すことにはさほど苦労しないだろう。

    左右上部の切り欠きは真正面からであれば、150mm+傾斜で300mm強の実質装甲厚を発揮するが、昼飯の角度を取ると傾斜が相殺されてしまうため、弱点となり得る。飛び出し撃ちの際も、正面が硬いからと言って突出し過ぎてしまうと、切り欠きを容易に貫通されてしまう。

    豚飯は側面が55mmとフランス重戦車の常としてかなり薄く、切り欠きも傾斜が殺され、大きな弱点と化すので悪手。幸い、このティア帯で最も口径の大きい152mm砲に強制貫通されないだけの厚みはギリギリ確保されている。

    背面は傾斜しているものの元の装甲が40mmと薄く、傾斜込みでも46mm止まり。ただし、中軽戦車程度の榴弾ならば貫通はされづらい。

 

機動力

重装甲であるため、同郷のAMX 50 100FCM 50 tには流石に及ばないものの、1000馬力を誇る高出力なエンジンのお陰で出力重量比は14.2とIS-3を僅差で上回る数値を有しており、やや遅めの中戦車程度の機動力を発揮することが出来る。最高速度も40km/hと高めであり、前線への移動や長距離移動に困ることも少ない。

車体旋回速度は並程度の数値だが、砲塔旋回速度は同格重戦車中3位の数値と十分な速さを備えているため、超信地旋回を駆使すればNDKの対処はほぼ問題無いと言える。
因みに重量は70tと一部の格上重戦車よりも重いため、堅牢な正面装甲も相まって、機動力を生かした体当たりも有効な攻撃手段となる。

 

総論

正面限定だが、アヴァンギャルド(フランス語で前衛)として相応しい防御力に加え、十分な火力と機動力も備えたやや防御寄りのバランス型重戦車と言える。
前線向きではあるものの、中戦車に追従出来る機動性と、格上戦車にもある程度は通用する装甲を兼ね備えているため、状況によっては前線から一歩下がったポジションや、中戦車ルートでも十分な戦力として活躍出来る。
車体装甲の性質上、昼飯や豚飯といった多くの一般的な重戦車のテクニックを活かしづらい特性であるため、最初のうちは扱いに戸惑うかもしれないが、使いこなせれば同格重戦車中でも最強候補になり得るポテンシャルを秘めていることは違いないだろう。

 

特徴

長所

  • 非常に堅牢な砲塔正面装甲
  • ある程度頼れる正面車体上部装甲
  • 同格重戦車中5番目に高いDPM
  • 非常に低い課金弾の距離減衰(3.80%)
  • 優秀な俯角(-10°)
  • 重装甲でありながら優れた機動力
  • 強力な体当たり
  • 同格中、6位タイのクレジット係数(175%)
  • 専用迷彩の価格が安い(620G)

短所

  • 大柄な車体に脆弱な車体側背面装甲
  • 柔らかい正面車体下部(ただし範囲は狭い)
  • 大口径榴弾が抜ける目立つキューポラ
  • 遅めの車体旋回速度(整地で30°/s、不整地で26°/s)
  • 口径の割に精度が低めで照準拡散もかなり大きい
  • 低すぎる榴弾の威力
  • 稀にAMX M4 mle. 45と間違われる

歴史背景

WG wiki(英語版)より

AMX_M4_1949_Blueprints.jpg
AMX M4 1949の青写真 ドイツのティーガーIIに似ている

関連車両

当初は「プロジェクト141」と呼ばれていた重戦車。フランスは近代的な重戦車を必要としていたため、二次大戦終結後すぐに開発が開始されたが、設計案のみに終わった。
(WOT内説明文)


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