※アクサン・シルコンフレクスが使用できない為に記事名は"Chatillon"となっていますが、本来は"Châtillon"です。
Tier 8 フランス 中戦車 Bat.-Châtillon Bourrasque (バティニョール・シャティヨン ブーラスク) / 略称:B-C Bourrasque
オファー時画像。
「Bourrasque Noir」
となる。
二つ名の「Noir」(ノワール)はフランス語で「黒」の意味。
その名の通り黒を基調に、差し色にエメラルドグリーンをあしらった迷彩。車体前面にはワタリガラス(オオガラス)が描かれている。
ワタリガラス(オオガラス)はスズメ目カラス科の鳥。その名の通り、日本で一般的なハシブトガラスよりも一回り大きい。
英語では「Raven」(レイヴン、レーヴェン)という。この車両のことではない。
カラスはエサを獲るために事前に道具を用意する、太陽の方角を見て巣に帰るなど非常に賢い*2ことで知られ、また視力もよい。
このことから、神話や伝承では太陽や神の使者、あるいは神の斥候や偵察といった役割を担うことが多い。
一方で、カラスはその知能の高さや黒色から、ずるがしこい、死や不吉といったイメージとも結びつけられやすい。
煽り文から察するに、WGはどちらかと言えば「悪」側のイメージで本迷彩を製作したと思われる。
- 北米先住民のトリンギット族の創世神話に、ワタリガラスを扱ったものがある。
いわく、人々が暗闇の中で何も持たず暮らしているのを不憫に思ったワタリガラスが、天上界へ変装して忍び込み、星と月と太陽を盗み出して人々に開放したという。 - 北欧神話では、主神オーディンに仕える「フギン」「ムニン」という2羽のワタリガラスが登場する。
その名はそれぞれ「思考」と「記憶」を意味し、世界中を飛び回ってはオーディンに様々な情報を伝えるのだという。 - イギリスではチャールズ2世*3の勅命で、ロンドン塔で最低6羽のワタリガラスが飼われている。
いわく「ロンドン塔からワタリガラスがいなくなるとイギリスは滅びる」というジンクスがあるのだとか。 - アメリカの作家エドガー・アラン・ポーが書いた『大鴉』という有名な詩がある。
愛する女性を亡くした男の部屋にワタリガラスが舞い込み、 “Nevermore”*4という鳴き声を繰り返して男を徐々に狂気に陥らせていくという内容。
この詩は12月を舞台としているが、奇しくもブーラスク(と本迷彩)がBlitzに実装されたのも2021年の12月である。
高い隠蔽性と機動力により偵察を得手とし、瞬間火力で戦線の均衡を崩す本車にとって、善悪どちらの意味でも、カラスはうってつけのモチーフと言える。
戦況や戦場の地形、車両性能に精通した熟練の車長が扱えば、本車は味方にとっては勝利をもたらす神の使い、敵にとっては破壊と死を告げる悪魔と映るだろう。
Bat.-Châtillon 12 t軽戦車の火力強化案という設定の、WGによるオリジナル車両。
「Bourrasque」(ブーラスク)はフランス語で「突風」「スコール」*5を意味する言葉。
中戦車とは名ばかりの薄い装甲と軽戦車レベルの隠蔽率、そして優れた瞬間火力を持つ、極めて攻撃的な中戦車である。
2021年12月13日~27日までコンテナ形式で販売。
当選確率は5%、25箱で天井(確定入手)。
公式サイト:神出鬼没の Bat.-Châtillon Bourrasque
この車両の購入を検討している初心者の方へ
豚飯などの車両テクニックやマップ、味方の構成など基本的なことを把握できていないうちはこの車両を購入することをおすすめしない。
なぜなら購入(課金)したからといって勝ちやすくなるわけではないため、自分も勝てずにイライラするし、味方にも迷惑をかけてしまう。
購入するときは自分にとってふさわしいか、使いこなせるか否かをよく考えよう。
直近90日の平均勝率:58.93%(2023年8月30日現在、BlitzStars調べ、ver10.1.5)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
基本性能(v8.5.0)
※以下の数値は拡張パーツ・常備品非搭載時の数値
車両名 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (hp) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/時) | 重量 (t) | 超信地 旋回 | 射界 (度) | 本体価格 (クレジット) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Bat.-Châtillon Bourrasque | VIII | フランス | 中戦車 | 1450 | 60/50/40 | 60/23 | 19.33 | 不可 | 全周 | 0,000,000 |
主砲
自動装填砲(オートローダー砲)
Tier | 名称 | 弾倉 装填時間 (秒) | 弾倉 装弾数 (発) | 砲弾 装填時間 (秒) | 発射速度 (発/分) | 弾種 | 平均 ダメージ (hp) | 平均弾倉 ダメージ (hp) | 平均 貫通力 (mm) | DPM (hp/分) | 弾速 (m/秒) | 着弾分布 (m) | 照準時間 (秒) | 仰俯角 (度) | 総弾数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VIII | 105 mm mle. 57 (D. 1504 B) | 19.58 | 2 | 2.00 | 5.56 | APCR APCR HE | 320 280 400 | 640 560 800 | 190 240 53 | 1780 1557 2224 | 1000 1250 900 | 0.364 | 2.40 | +13/-6*6 | 48 |
※「着弾分布」:砲弾飛距離100mでの散布界半径。
※「照準時間」:照準サークルが最大まで広がった状態から、3分の1の大きさへ収束するまでにかかる時間。ゲーム内では最小の大きさへ収束するまでにかかる時間が表示されています。
砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 旋回速度 (度/秒) | 視認範囲 (m) |
---|---|---|---|---|
VIII | Panhard EBR-S 105 | 75/50/40 | 46.94 | 250 |
エンジン
Tier | 名称 | 出力 (馬力) | 出力重量比 道/地面/水辺 (馬力/t) |
---|---|---|---|
VIII | Mathis 300-2 | 410 | 20.57/17.14/14.19 |
履帯
Tier | 名称 | 旋回速度 道/地面/水辺 (度/秒) |
---|---|---|
VIII | Bat.-Châtillon 12 t bis | 49.02/40.85/33.81 |
隠蔽性
静止時 | 移動時 | |
---|---|---|
非発砲 | 33.80% | 25.40% |
発砲時 | 6.69% | 5.03% |
解説
本家PC版では中戦車カテゴリーながら性能はほとんど軽戦車であり、高いマガジン火力と優れた機動性で猛威を振るっている*7が、Blitzではややマイルドに性能が調整されている。(本家WoTでは単発360の弾倉火力720)
装甲
本家から大幅に増厚されており(恐らくblitzはすぐに榴弾に切り替えできるため)、120mmクラスまでの榴弾なら比較的貫通されづらい。本家から来た人は気をつけよう。
しかし厚くなったとはいえ、一番厚い砲塔正面でも80mm、車体正面で60mm程度であり150mm級大口径榴弾は貫通してしまう。
側背面は50~40mmで少し角度が付けば100mmクラスの口径の榴弾までは防げる。
榴弾には貫通されづらくなったが、やはり基本的には「被弾即貫通」であるため、機動力、そして小柄さで回避するのが基本となる。幸いHPは1450と高めだ。
車体の小柄さと乗員の少なさゆえ大口径榴弾、とりわけ役割の近いT49には気を付ける事。隠蔽性の高さではこちらに軍配が挙がるのでしっかり先にスポットを取って牽制したい。
仮にあちらに先手を取られたとしても、体力差があるのでHE弾が貫通さえしなければ依然としてこちらが有利である、焦らずにお返しを撃ち込んでやろう。
また小柄な車体からも分かる通り、車重は約20tと非常に軽い。当然ながらラムアタックを食らうとHPが吹っ飛ぶため、敵戦車にぶつけられないように運転には注意を払うこと。
主砲
- 105 mm mle. 57 (D. 1504 B)
単発火力320、射撃間隔2秒、弾数2発のオートローダー砲。同格オートローダー車の中では撃ち切るのにかかる時間が最速であり、一撃離脱に特化した砲性能となっている。マガジン火力は640と152mm砲並みであり、この火力が軽戦車・中戦車ポジションから2秒で飛んでくるのは大きな脅威。オートローダー車相手にも、2発目・3発目が飛んでくる前に1マガジンを叩きこんで即座にトンズラすることも可能。
貫通力も通常弾190mm、課金弾240mmとある程度の値が確保されている。ただし俯角は6度(後方は2度制限)とフランス車両の常で狭めなので、使える地形は事前にチェックしておくことが望ましい。
砲精度は0.364、照準時間も2.40秒と中戦車としてはあまりよろしくない値だが、移動・車体旋回時の照準拡散がTier8戦車で最も小さく*8走り回っていても照準の拡散は非常に小さい。故に近接戦での走り撃ちは非常に当てやすく、離脱中の反撃も意外と当たったりする。欠点は長い弾倉装填時間。素で19.58秒というのはAMX 50 100より若干速い程度で、オートローダー搭載の軽戦車・中戦車としてはかなり長い。ただでさえ低いDPMを落とさないためにも、焦らず確実に命中させたい。
また弾種が通常弾・課金弾ともAPCRであり、貫通力は悪くないものの距離減衰率が大きいため遠距離戦は向いていない。ヘイトを集めないようにしつつ確実に前線に火力を提供できるように、付かず離れずの交戦距離管理が必要となる。
機動性
最高速度は前進60km/h、後退23km/hと軽戦車並みの最高速度で走り回ることができ、索敵・陣地転換に十分すぎる程の速度が確保されている。ただし、出力重量比自体は中戦車内で高い程度の値なので、軽戦車程機敏に動けない。更に一般的なMTの走破能力は整地104/不整地95が多いが、本車両は整地104/不整地87とマップの大部分を占める不整地の能力が標準より劣っているため、出重比の印象よりもっさりとした加速になる。
また旋回速度が前進速度に対してやや不足しており、旋回半径は他の車両に比べて少し大きめ。特にBlitzではマップが狭いため、NDKを仕掛ける際は障害物や敵味方戦車に衝突しないよう気を配る必要がある。なお旋回も地面の走破能力が一般的なMTより劣っているため、地面上ではステータスに表示される数値を大きく下回りもどかしく感じる場面も多い。
隠蔽性
本車の長所の一つとして優れた隠蔽性があり、静止時の隠蔽率はなんと同格軽戦車トップのLT-432以上。初動の偵察や茂みからの奇襲で大きな武器となるだろう。
しかしながら本車は中戦車であり、当然移動時には隠蔽率が低下する。軽戦車とまったく同じ運用をすると先にスポットされる可能性がある、ヘルスを温存するためにも突出はしすぎないようにしたい。
一部では「軽戦車ベースなのに車種が中戦車である」理由は「この隠蔽率で移動時の隠蔽低下がないとOPになってしまうから」だとまことしやかにささやかれている。それでも移動時の隠蔽率は独犬より高いのだが・・・
立ち回り方
152mmクラスの瞬間火力を良好な機動力と高い隠密性で持ち運べるのが、ブーラスクの最大の強みである。大火力の軽戦車というとT49がメジャーだが、あちらと比較して空間装甲や履帯、砲身等に貫通を左右されることが無いので非常に安定して火力を出しやすい。
序盤は偵察をしつつ、やって来た軽・中戦車に2発撃ってさっさと物陰に引っ込むといった運用がメインになるだろう。長い弾倉装填時間は次に移動して火力を提供する場所を考える時間としたい。
中盤~終盤戦では高い隠蔽率と瞬間火力を活かして体力がワンマガ圏内の敵を丁寧に狩っていこう。
総論
「守」を捨てて「攻」と「走」、特に一撃離脱能力に特化した個性的な中戦車。
装甲は頼りないが、優れた機動性と小柄な車体、更に高い隠蔽率も兼ね備えており、奇襲・強襲性能が非常に高い。
一方で貫通力は軽戦車クラスであるため、重装甲車両と正面からぶつかり合うような状況は苦手。そうした場合は素早く撤退し、こちらにとって有利な場所へ移動しよう。
うまく使いこなせれば、名前の通り戦線をかき乱す突風となれる車両である。
特徴
長所
- 優れた瞬間火力
- 照準拡散が小さく、走り撃ちが得意
- 同格MT内では優れた機動性
- 軽戦車並みの優れた隠蔽率
- 高いHP
- 小柄な車体ゆえの当たり判定の小ささ
短所
- 薄い装甲
- 低すぎるDPM
- 劣悪な照準時間・砲精度・距離減衰率
- 狭い仰俯角
- やや不足気味の車体旋回速度
- 高火力・紙装甲そしてPC版でOP扱いされているがゆえ高いヘイト
歴史背景
PC版戦車事典より
Batignolles-Châtillonが開発したフランス戦車のプロジェクト。105mmの主砲に対応するため、2名収容可能な砲塔へアップグレードされました。設計図のみ存在します。
冒頭でも述べたとおり、本車はAMX 13軽戦車の競合案だったBat.-Châtillon 12 tの車体に、パナールEBR装輪車の強化案とされるPanhard EBR 105の砲塔を載せた車両である。
そのEBR 105も、EBR装輪車の車体にERC 90 F4 サゲー装甲車の砲塔と105mm砲(名称とモデリングからしておそらくBat.-Châtillon 25 tの最終砲。ちなみにこれはM4A1 Rev.のものの派生型)を載せた架空車両である。
悪く言えば捏造、良く言えば何重もの「if」の末に誕生したのが本車と言ってよいだろう。
コメント
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ツリー化、枝化とは?
- コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
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- コメント3に関連したコメント4 -- 2018-09-28 (土) 9:00:00
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