Tier 8 フランス 中戦車 M4A1 Revalorisé / 略称:M4A1 Rev. / 通称: スーパーシャーマン / 日本語表記:エム キャトル ア アン ルヴァロリゼ
1960年ごろ、アラブ諸国が導入を進めていたIS-3やT-55に対抗すべく、イスラエル国防軍がフランスとの共同研究の末開発した「M51 スーパーシャーマン」がモデル。
M4 Shermanに、AMX 30用の105mm砲を搭載してしまった魔改造車両。巨大で無骨なマズルブレーキと大口径砲を搭載するために大きく突き出た砲塔後部が特徴的。
Tier8中戦車としては極めて優れた火力を誇るが、反面防御力に難点を抱える攻撃特化型の車両となっている。
ちなみに名前の「Revalorisé」(ルヴァロリゼ)は「アップグレードされた」という意味。
関連車両
- M4 Sherman(ベース)
- AMX 30 B(主砲提供元)
公式サイト:パッケージ:フランス部隊の兵士
M4A1 Revalorisé の主な特徴はその高い射撃能力にあります。その効果は絶大で、敵に大きなダメージを与えてくれます。主砲の俯角が10度という利点は、地形の後ろに隠れて敵の砲弾から身を護りながら攻撃することができるため、とても役立ちます。
戦闘における役割は、敵を側面から攻撃して、もっと強固な中戦車や重戦車の火力支援をすることです。至近距離での戦闘を避け、常に遠距離からダメージを与えましょう。再装填が必要な時は、味方が援護してくれたり、物陰に隠れられる状況で装填できるように進路を選びましょう。
撃ち合いは味方に任せて、自分の得意な戦法を効果的に使うようにしましょう。コツを掴んでしまえば、大量のクレジットを入手したり、素晴らしい戦績を達成したりすることができます。
まだ豚飯、ハルダウン、マップ、味方や敵の構成、などの把握ができていない方はそもそもTier8車両(戦場)はオススメしない。自分も勝てずにイライラする上に、味方にも迷惑をかけてしまう。まずは低Tierで腕を磨き、基本的なプレイができるようになってから高Tier車両に乗れば、より楽しい戦車ライフがあなたを待っているだろう。
直近90日の平均勝率:54.26%(2023年8月30日現在、ver10.1.5)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
基本性能(v6.5.0)
車両名 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (hp) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/時) | 重量 (t) | 超信地 旋回 | 射界 (度) | 隠蔽率 静止中/移動時/発砲時 (%) | 本体価格 (ゴールド) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
M4A1 Revalorisé | VIII | フランス | 中戦車 | 1400 | 50/38/38 | 48/18 | 33.78 | × | 全周 | 19.00/14.30/3.76 | 12,500 |
武装
砲塔:M4A1 Revalorisé
Tier | 名称 | 装填時間 (秒) | 発射速度 (発/分) | 弾種 | 平均 ダメージ (hp) | 平均貫通力 (mm) | DPM (hp/分) | 弾速 (m/秒) | 着弾分布 (m) | 照準時間 (秒) | 仰俯角 (度) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VIII | 105mm D.1504 L/51 | 9.59 | 6.26 | APCR HEAT HE | 350 300 400 | 200 250 53 | 2190 1877 2503 | 970 970 970 | 0.336 | 2.01 | +20°/-10° |
※「着弾分布」:100mでの着弾分布。
※「照準時間」:照準円が最大まで広がった状態から、3分の1の大きさへ収束するまでにかかる時間。ゲーム内では最小の大きさへ収束するまでにかかる時間が表示されています。
砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 旋回速度 (度/秒) | 視界範囲 (m) |
---|---|---|---|---|
VIII | M4A1 Revalorisé | 90/65/65 | 43.81 | 255 |
エンジン
Tier | 名称 | 出力 (馬力) | 引火確率(%) |
---|---|---|---|
VIII | Cummins VT-8 460 | 550 | 15 |
履帯
Tier | 名称 | 旋回速度 (度/秒) |
---|---|---|
VIII | M4A1 Revalorisé | 46.94 |
乗員
- Commander
- Driver
- Gunner
- Radio Operator
- Loader
派生車両
派生元:なし
派生先:なし
解説
概要
v5.1.0で追加されたTier8のフランス課金中戦車で、M4 ShermanにAMX 30の105mm砲を搭載した魔改造車両。
史実ではイスラエルが運用した車両だが、フランス製105mm砲を搭載している縁でWoT、WoTBではフランス戦車として実装されている。
中戦車にしては高い単発火力・DPMを持ち、元車譲りの良好な俯角による地形を活かした戦術を得意とするが、装甲は防楯部以外ほとんどM4 Sherman以下の貧弱な装甲であり、十分なマップ地形の把握と技量を持つ上級者向けの性能となっている。
主砲
俯角は10度とSherman譲りの良好な数値で、地形適正は非常に高い。
バランスの取れた優秀な砲であるものの、後述する通り防楯以外装甲は非常に貧弱である為、純粋な撃ち合いよりは高い単発火力を活かした単発交換や前線一歩手前からの味方戦車の支援するのが基本的な戦い方となる。
- 105 mm D1504 L/51
AMX 30の105 mm mle. F1をベースにしたSuper Shermanの史実砲*1である。
単発火力は通常弾のAPCRで350、課金弾のHEATで300と同格内3位の高さ*2であり、単発交換や通行料徴収等で威力を発揮する。またDPMもT69に次いで同格MT中第2位、通常砲搭載車に限ればトップ。高いDPMのお陰でラッシュ時で逃げる相手の掃討もお手の物。
貫通力は通常弾200mm、課金弾250mmと、飛びぬけて高いわけではないが充分な値を確保している。とは言え、最高速度がさほど速くなく装甲も貧弱であり、側面を取りに行きづらい場面がしばしばあるので、拡張パーツ「砲弾調整」を搭載して貫通を伸ばすのも選択肢に入れておきたい。
通常弾はAPCRであるので距離による貫通力減衰が大きく、弾速も970m/sとAPCRの割には遅め。こちらも拡張パーツ「強装薬(スーパーチャージ)」を搭載してカバーすることを推奨する。課金弾はHEATのため傾斜や空間装甲を持つ戦車には注意。
精度・照準時間は良好だが、照準拡散がやや大きいため拡張パーツ「砲垂直安定装置(スタビライザー)」の搭載が推奨される。
装甲
- 車体
重量的限界により装甲の増加はほとんどなされておらず、ほぼM4 Shermanそのままで、50mm装甲に45度程の傾斜が掛かって実質70mm程度。本家Shermanは装甲バフが入ってもう少し厚くなっているため、Tier5の車両よりも薄い装甲となっている。
当然ながらTier8の戦場でこの装甲は一切あてにならない上、正面からでも大口径砲の榴弾が貫通してしまう可能性が高い。特に15cm級の榴弾はほぼ確定で貫通するので気を付けよう。具体的には共産主義者のあいつとか第三帝国のあいつとか。
基本的に10度取れる俯角を活かして貧弱な車体を隠すことが防御方法となる。ハルダウン時に身を乗り出し過ぎて貧弱な車体装甲を晒さないように。
また、本家Shermanと同じく車体下部にはトランスミッション判定が存在する。基本的にハルダウンで戦うのでここを撃ち抜かれることは少ないものの、撃たれると火災が発生したり行動不能となることがあるので注意。車体側面と後面は38mmで面積も大きい。豚飯は意味をなさず、いかなる砲弾も来る者拒まずの寛大な精神を持って受け止める他ない。
さらに車体には多数のモジュールが集中的に分布しており、弾薬庫も側面に分散しているため側面を撃たれる事態は極力避けたい。
ちなみに天板に関しては砲塔、車体含め25mm~12mm程度で無いも同然。
- 砲塔
防楯部は本体100mm+防楯裏90mmで、傾斜を考慮すると実質220mmほどと意外にも堅牢。同格MTの通常弾程度までなら安定して非貫通を見込める。
また防楯と防楯裏には空間が空いており、大きなマズルブレーキの付いた砲身も相まってHEAT弾には高い耐性を持つ。
防楯上(いわゆる「おでこ」)の部分は45mm。角度がきつめにかかっているため、数度のハルダウンをすることで口径130mmの砲のAPやAPCRならば強制跳弾させてしまうことが可能。
防楯横(いわゆる「ほっぺ」)の部分は150mm程度で弱点となるため、前後運動で狙いを外し、防楯に当てさせよう。
大きく目立つキューポラは50~70mmと薄く、高貫通・大口径榴弾の貫通を許してしまうので注意。防楯はそこそこの硬さを持つものの、基本はハルダウンで被弾面積を減らし出来る限り弾に当たらないようにするのが鉄則。防楯への過度な信頼はすなわち死を意味する。
機動力
高出力のエンジンで充分な瞬発力を手に入れ*3、旋回速度も信地旋回でありながら充分な値で、動き出しに対する不満はほとんど無いだろう。
ただし最高速は48km/hと中戦車としてはやや遅く、先述した通り装甲が非常に貧弱であるので戦況をよく見て相手より先に動き始める必要がある。
総論
M4 Shermanに高火力砲を載せて攻撃力に特化した、いわばTier8版のSherman Firefly。
基本は一歩引いた位置~中遠距離で高い砲火力による火力支援をしながら立ち回ることになるが、貫通力自体はとりわけ高くないので単に後方から狙撃だけしていると重装甲車両相手に火力が発揮しづらい。側背面を突くのに十分な機動性は備わっているので、相手に応じては中戦車らしくしっかりと側背面を突いていこう。
高い攻撃力の反面、防御力は防楯以外紙の一言に尽き、Tier8中戦車としては相当不足している。最高速度もさほど高くはないため、味方が押し込まれ出すとたちまち不利な展開になってしまうだろう。
弱点の貧弱な装甲を補う為にはマップの地形の把握と味方の戦況を見る力が必要であり、総じて上級者向けの車両と言える。
特徴
長所
- Tier8中戦車にしては高い単発火力350(Chimera、120mm砲組に次ぐ高さ)
- 高単発の割にはかなり高いDPM(Tier8中戦車中で2位)
- 同格の通常弾までなら弾き返す絶妙な硬さの防楯
- 優れた加速力
- 広い仰俯角
- 優れたクレジット係数(180%
・小柄な車体短所
- あまりにも脆弱な車体装甲
- やや物足りない最高速度
- 低い隠蔽率
- 遅い弾速
- 高火力・紙装甲戦車の常で非常に高いヘイト
歴史背景
本車はフランスツリーに含まれているが、実際はアメリカ軍のM4シャーマン戦車に、イスラエルとフランスが共同開発した105mm砲を搭載したイスラエル国防軍の戦車、M51 スーパーシャーマンの試作一号車である。1950年代、M4シャーマンはMDAPの一環としてフランスに様々な改造が施された。フランスの設計事務局は、火力を向上させる目的で本車の近代化を開始した。 この後には、イスラエル国防軍(Sherman M51)と共同開発を行った。フランスでは採用されず、製造されたプロトタイプの数は不明である。
第二次世界大戦後、1948年に建国されたイスラエルの国防軍には戦車が無かったので、スクラップ廃棄用として売り出されていたM4シャーマン戦車を世界中から大量にかき集め、再生し配備していた。
当初は75mm砲や105mm榴弾砲、76mm砲を使用してアラブ諸国のT-34-85やSU-100に対抗していた。
さらに強化としてフランスAMX-13軽戦車の75mm砲を搭載し「M50スーパーシャーマン」として完成、1958年に配備された。
しかし、その後アラブ諸国にはソ連製のT-54やT-55、IS-3が配備されつつあった為、さらなる強化としてフランスAMX-30戦車の105mm砲の搭載を目標とした。
そのままではシャーマンの砲塔内に収まらないので、射撃の反動を抑える目的で砲弾の装薬を減らし、56口径から44口径へと砲身を切り詰め*4大型の砲口制退機を搭載した「M51スーパーシャーマン」として完成した。
弾速(砲口初速)は落ちたものの、フランスの105mm砲は対戦車用としてHEAT弾を使用しており貫通力に影響は生じなかった。
その他、M4A1シャーマンのサスペンションを改造し、古く効率の悪いVVSSからHVSSに置き換えた。また、はるかに効率的な460hp Cummins VT8-460ディーゼルエンジンと元のエンジンを置き換えた。
1962年に完成し配備され、1967年の第三次中東戦争、1973年の第四次中東戦争においてアラブ諸国の戦車に対して戦果をあげた。
なおサスペンションがHVSSではなくVVSSであることから、ゲーム内のモデルはM51そのものではなく試作車であると思われる。
ちなみに、M51はIsherman(アイシャーマン、イスラエルシャーマン)とも呼ばれた。スーパーシャーマンやIshermanという名称はイスラエル国防軍には使われなかったとされる。
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