Tier 6 ドイツ 駆逐戦車 Nashorn(ナースホルン/ナショルン) / 日本語表記:III/IV号8.8cm対戦車自走砲ナースホルン
v2.11で追加されたドイツのTier6TD。
ソ連軍のT-34やKV-1に対抗可能な車両として、戦車に先んじて既存のIII/IV号車台に新型の対戦車砲 8.8 cm PaK 43 L/71 を搭載し、自走砲とした車両。
なおナースホルンとはドイツ語で「サイ」の意。
直近90日の平均勝率:49.55%(2022年3月10日現在、BlitzStars調べ、ver8.8.x)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
基本性能 (v8.8.0)
車体 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (HP) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/h) | 初期 重量 (t) | 本体価格 (クレジット) |
Nashorn | VI | ドイツ | 駆逐戦車 | 1000 | 30/20/20 | 45 | 23.13 | 905,000 |
---|
武装
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
VI | 7.5 cm Pak 42 L/70 | 13.91 | AP APCR HE | 150 194 40 | 160 135 200 | 2225 1877 2781 | 0.316 | 1.63 | 60 | 0 2800 7 0 | 1,740 | +20° -8° | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VII | 8.8 cm Pak L/56 | 11.38 | AP APCR HE | 175 225 44 | 220 190 270 | 2503 2162 3072 | 0.336 | 1.63 | 55 | 0 3200 8 0 | 2,050 | ||
VIII | 8.8 cm Pak 43 L/71 | 10.09 | AP APCR HE | 203 237 44 | 220 190 270 | 2221 1918 2725 | 0.307 | 2.01 | 40 | 0 4400 11 0 | 2,562 |
砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚(mm) 前面/側面/背面 | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
- | 00 | 250 | - |
射界 | 左15° / 右15° |
---|
エンジン
Tier | 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
IV | Maybach HL 108 TR R | 250 | 20 | 850 |
---|---|---|---|---|
IV | Maybach HL 120 TRM 112 R | 272 | 20 | 920 |
V | Maybach HL 120 TRM R | 350 | 20 | 920 |
履帯
Tier | 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
V | Nashorn | 27.0 | 27 | 10,000 |
---|---|---|---|---|
VI | Nashorn verstärkteketten | 27.0 | 31 | 10,000 |
派生車両
派生元:StuG III
派生先:Sturer Emil / Jagdpanther
開発ツリー
StuG III | ━ | Nashorn 26,500 | ━ | 7.5 cm Pak 42 L/70 | ━ | 8.8 cm Pak L/56 11,210 | ┳ | 8.8 cm Pak 43 L/71 16,500 | ━ | St. Emil 43,400 1,300,000 |
┗ | Jpanther 60,500 1,345,000 | |||||||||
━ | Maybach HL 108 TR R | ━ | Maybach HL 120 TRM 112 R 910 | ━ | Maybach HL 120 TRM R 1,100 | |||||
━ | Nashorn | ━ | Nashorn verstärkteketten 4,100 |
:必要経験値
:必要クレジット
解説
史実では強力な8.8cm砲で敵戦車を有効射程外から一方的に撃破したが、マップが狭いBlitzではアウトレンジ戦法はやりづらく立ち回りの難しい車両となっている。
装甲
ペラペラどころか金箔レベル。前身のStuG IIIも装甲はさほど厚くなかったがそれとは比べ物にならない位の紙装甲。特に防盾部は15mmしかないためKV-2やSU-152の15榴に撃たれればほぼ確実に貫通され、ダメージの上振れ次第ではフルヘルスからでもワンパンされる。
戦闘室の側面・背面に至っては10mmであり格下であるLeopardの榴弾でさえも垂直に当たれば貫通する。
耐久値こそTier6駆逐戦車としては高いが、榴弾が容易に貫通する装甲のため実質的な耐久力は他戦車とほぼ同等、大柄な車体から隠蔽率もさほど高くはないため慎重な立ち回りが求められる。
当たる=貫通であるため相手が闇雲に撃った弾が偶然貫通することもある、隠蔽状態でさえ油断できないため射撃するとき以外はしっかり身を隠すこと。これはグリレルートの全ての車両に言えるため、ここで慣れておこう。
ちなみに、防盾上が四角く出っ張っているがここは空間装甲ではなくちゃんと当たり判定がある。本車は高い位置に主砲が取り付けられているため砲身だけ出して射撃することが多いが、この部分は隠せないため注意しよう。
ちなみに本車はエンジンが車体前部にあり、被弾しやすいのにも関わらず体力が86hpしか無い。格下の76mm砲(モジュールダメージ100)でも簡単に壊れてしまう可能性大なため注意。
主砲
どの主砲も俯角が8度取れるためそこそこの使いやすさがある。
- 7.5 cm Pak 42 L/70
他の砲と優れている点はなく、単発火力もTier6戦車にしては低く装甲も隠蔽もない本車とは致命的に相性が悪い。急いで中間砲に換装しよう。
- 8.8 cm Pak L/56
最終砲と比べ、精度と貫通力で劣るものの、装填速度と照準速度は上回っている。DPMは同格二位。*1
ただし貫通力は175mmとTier6TDとしてはやや貧弱で、Tier7HTに対しては貫通225mmの課金弾の使用を求められる場面が多い。課金弾は多めに準備しておこう。
貫通面をカバーできる立ち回りが出来るのであれば、最終砲を開発した後もこちらを使い続けるのも手である。余談だが、この主砲はJagdPz IVの最終砲にあたる。なぜかJagdpz ⅣよりDPMが低い
- 8.8 cm Pak 43 L/71
本車の史実砲で、高いAP貫通力203mmと非常に良好な精度0.307を誇り、格上にも安定してダメージを与えることができる。
弾速も1000m/sと良好で、中間砲と比べて遠距離からの狙撃や偏差射撃が圧倒的に行いやすい。
Nashornの車両特性的に、こちらの砲が戦い方と圧倒的にマッチしているので基本的にはこちらを装備することをおすすめする。
機動性
出力重量比12.48と前身に比べて悪化しており、特に登坂時には差が出る。とは言え、前身の機動力が良すぎただけでIV号戦車の足回りを流用した本車両の機動力も十分に良好である。
常備品のガソリンを使用することで40km前後と遅めのMTくらいの速力を出せるので、陣地転換等の動きには全く支障はない。ちなみに超信地旋回が可能。
立ち回り方
隠蔽性、単発火力が低いため、狙撃運用だけでは自慢のDPMを十二分に発揮することは難しい。装甲はないものの、可能であれば前に出て射線が良く通せる場所に移動する方が活躍できる。
とはいえ不用意に前に出て、KV-2等の大口径榴弾砲や、複数の敵に当たればその後できることはかなり限られてしまう。前に出るのは敵チーム構成をしっかり確認し、味方に偵察してもらい、安全を確認できた後である。それまでは焦らず孤立を避けつつ安全なポジションからの狙撃に徹しよう。
DPMは優秀だが、相手が榴弾を使用してくるとその優位はなくなり、最悪逆転されてしまう。撃ち合いは確実に勝てるときだけに留めよう。この手の戦車は敵の数が減ってからの方が火力を生かしやすいため、それまでは撃つことより隠れることを優先した方が良い。
※Pz.Sfl. IVcページの「それでも6割を目指したい方へ」も本戦車の動き方の参考になるので一読すべし。
特徴
長所
- 精度と貫通力に優れた最終砲
- 前身から改善された射界
- オープントップらしい広い視界範囲(250m)
短所
- KV-2等15榴のおやつとなるティッシュ装甲(Leopardの榴弾ですら場所によっては貫通される)
- 紙装甲故の非常に高いヘイト
- 開発先のエーミール君と違ってスポールライナーを搭載できない
- 車高が高いため駆逐戦車にしては隠蔽が悪く、車体がはみ出しがち
- 駆逐戦車にしては低い単発火力
初期の研究
- 中間砲はJagdPz IVと互換する
- 最終砲はJagdpantherと互換するほか、Tiger (P)からFerdinandを開発しておくことでも入手可能
- 最終砲が強力なのだが旋回が劣悪なので、エンジン→履帯→主砲をおすすめする。(間をとって中間砲を先に開発しておくと経験値集めが少し楽かも)
歴史背景
ナースホルン(Nashorn)は、対戦車自走砲で、名前のナースホルンはドイツ語でサイを意味する。ちなみに本車は当初、「ホルニッセ(スズメ蜂)」と呼ばれていたが、ヒトラーが虫の名前を付けることを嫌ったため、1944年1月に「ナースホルン」に改称されている。制式番号はSd.Kfz.164。
独ソ戦が開始されしばらくたった41年ごろ、バルバロッサ作戦などでT-34やKV-1などの優れた装甲を持つ戦車と遭遇したドイツ陸軍は、これらの車両を撃破できる対戦車兵器の必要性を感じていた。
当初はソ連から鹵獲した76.2mm野砲や、7.5 cm PaK 40が使用されたが、42年2月にヒトラーの要求により、さらにアウトレンジからの撃破を図って、強力な8.8cm対戦車砲を装備する自走砲の開発がスタートした。
車体はIII号戦車J型の部品とIV号戦車F型の車体を組み合わせたIII/IV号車体が新たに開発された。車体後部に砲を搭載し、兵員のスペースなどを確保するためにエンジンは車体中央部に移され、車体後部も延長された専用の車台であった。しかし、足回りの重量制限から装甲を削ったためオープントップとなり、装甲厚は30~10mmしかなかった。
この頃の8.8cm砲は、ティーガーI重戦車の主砲として車載化された8.8 cm Kw.K. 36 L/56が存在したが、より長砲身な8.8 cm PaK 43 L/71が用いられることになった。しかしPaK 43 L/71の実戦配備は43年以降になることが判明したため、以前開発した8.8 cm高射砲Flak 41 L/71を、対戦車砲としたPaK 43/41をベースに改良を加えたPaK 43/1/L71を搭載することとなった。
PaK43/1/L71の性能は、徹甲弾Pzgr39-1を初速1,000m/秒で発射し、射距離100mで203mm、500mで185mm、1,000mで165mmの装甲板を貫徹することが可能であった。更に硬芯徹甲弾Pzgr40-43を用いることで2,000mで153mmという高い貫通力を発揮し、アウトレンジ攻撃に効果的であった。特にロシアに多い開けた平地で有効で、信頼性の高い照準器による精密砲撃と、低伸する弾道特性を持つ砲によって、敵戦車の有効射程外の遠距離から相手を討ち取ったのであった。
ナースホルンは1943年に345輌、1944年に133輌、1945年に16輌の計494輌が生産された。
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ツリー化、枝化とは?
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