Tier 8 ソ連 重戦車 Object 252U
ソ連Tier8プレミアム重戦車。IS-6の改良型として計画された車両で、後にIS-7へと発展する。
本家では格上にも比肩する程の非常に優秀な装甲を持ち、最強のTier8課金戦車として猛威を振るったが、Blitzでは車体下部の装甲厚が減らされる等、相応の調整を受けている。
それでも、正面からでは格上駆逐戦車の課金弾でも撃ち抜くのが困難な車体上部装甲・ソ連おなじみの強固な砲塔と、相変わらず強戦車であることに変わりはない。
価格は0,000
バージョン8.7で実装。現在はオファーのみでの販売。
黒一色で固めたシンプルな迷彩。
二つ名「Vigilant」(ヴィジラント)は、「油断のない」「用心深い」といった意味の英語。
まだ豚飯、ハルダウン、マップ、味方や敵の構成、などの把握ができていない方はそもそもTier8車両(戦場)はオススメしない。自分も勝てずにイライラする上に、味方にも迷惑をかけてしまう。まずは低Tierで腕を磨き、基本的なプレイができるようになってから高Tier車両に乗れば、より楽しい戦車ライフがあなたを待っているだろう。
直近90日の平均勝率:55.26%(2023年8月30日現在、ver10.1.5)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
基本性能(v6.10.0)
車体 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (HP) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高速度 前進/後退 (km/h) | 初期 重量 (t) | 本体価格 (ゴールド) |
Object 252U | VIII | ソ連 | 重戦車 | 1800 | 130/100/90 | 35/14 | 51.5 | 14,580 |
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実用出力重量比(hp/t) | 13.6 |
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武装
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
IX | 122 mm BL-13 | 3.87 | AP APCR HE | 225 265 68 | 420 360 500 | 1625 1393 1935 | 0.44 | 3.4 | 30 | 1025 4800 11 608 | 2,790 | +20° -6° |
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砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚(mm) 前面/側面/背面 | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
VIII | Object 252U | 250/150/100 | 24 | 240 | 12,000 |
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射界 | 全周 |
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エンジン
Tier | 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
IX | V-12CN | 700 | 15 | 750 |
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履帯
Tier | 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
VIII | Object 252U | 58 | 26 | 11,000 |
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乗員
- Commander(Radio Operator)
- Driver
- Gunner
- Loader
解説
装甲
▷砲塔装甲
本車はIS-6の計画案の一つであるため、それと酷似した形状をしているものの、こちらは正面に限れば100mmも増厚されているため、更に頑強である。
防楯の向かって右側(2つの穴がある方)に角度が甘い箇所がある点も相変わらずであるものの、約180mm程度しか無かったあちらとは違って余程の高貫徹力の砲でも無ければそうそう貫通される心配も無く、その他の部分は格上駆逐戦車の課金弾を以てしても貫通を狙うのは厳しい。
但し、やや飛び出し気味なキューポラが弱点として存在する点も相変わらずであり、後述する張り付きの際にもここに滅多撃ちを食らう危険性があるため、車高が高い車両に仕掛けるのは悪手である。
▷車体装甲
正面上部は数値の上では130mmと心もとないように見えるが、実際は鋭い傾斜のお陰で実質装甲厚に換算すると400mm相当にもなり、正対した時の車体上部に関して言えば、同郷のTier10重戦車であるIS-7と比較しても遜色の無い頑強さを誇る。
たとえ格上であっても、場合によっては一方的に相手を苦戦させ、そのまま完封出来てしまうというケースもある。
楔形装甲では仇となる昼飯をしても、上方向への鋭い傾斜によって正面上部は約350mm相当となり、他の楔形装甲を採用している車両とは違い、傾斜が相殺されても車体上部は十分な頑強さを保つことが出来るため、豚飯は鉄壁であると言える。
一方で正面下部は本家から大幅に減厚されてしまっており、正対した時の装甲厚はおよそ170mmと格下でも比較的安定して貫通が見込めてしまい、ここをどうカバーするかが戦術において重要な鍵となる。
側面装甲はIS-6からサイドスカートが撤廃され、100mmの履帯裏が露出した以外は殆ど変わり無い様に見えるものの、実際の構成は大幅に異なっており、履帯上部にソ連IS系統恒例の強靭な空間装甲が施されたという所謂、IS-3やIS-5と似た性質になっている。
たとえ高貫徹力であろうと、対IS-6と同様の要領でHEATを撃ち込もうとすれば、空間装甲によって無力化される可能性があるため、確実に貫通させたければ丁寧に履帯裏を狙った方が良いだろう。
背面装甲はIS-6から30mm増厚され、側面・背面上部も90~100mm+傾斜で140~180mm相当となり、大口径榴弾を非貫通に抑えられるどころか、格下の生半可な砲撃すら寄せ付けない。但し、共に下部は垂直に近いので過信は禁物である。
尚、IS-6にも言えることだが、IS-3と比較すると砲塔が若干後ろよりに配置されているため、昼飯の形で飛び出し撃ちをする際は、似た様な感覚で使おうとすると若干出過ぎてしまい、最悪履帯ごと車体を撃ち抜かれダメージを受けてしまうため、気を付けよう。
主砲
他の同格IS系統の重戦車と比較すると、RPMが低下した代わりに平均単発火力が通常弾は420、課金弾が360に僅かながら向上したため、単発交換がより得意となっている(格上のIS系統重戦車と同等)。
常備品と拡張パーツを考慮しない場合のDPMは1696であり、IS-3の1580・IS-5の1612と比較すると、誤差程度ではあるが高いことが分かる。
貫徹力はIS-3の最終砲であるBL-9と同等であり、拡張パーツの砲弾調整(貫徹力向上)を搭載すれば極端な貫徹力不足に陥る心配は殆ど無いと言える。
また、課金弾は同格IS系統のプレミアム重戦車に多いHEATではなく、APCRなのでフィールドオブジェクトが手前にある状況下でも、安定して敵へのダメージに期待が出来る。
但し、代償として上記のRPMに加え、精度と照準時間までもが同格IS系統の重戦車中で最低クラスにまで落ち込んでしまっており、たとえ近・中距離戦であろうと照準を絞り切っても明後日の方向へ砲弾が飛んでいくことが頻繁に起こり得る。
特に装填速度に至っては、常備品の食糧を2つ積んでも拡張パーツの砲弾調整を搭載した場合、何と14秒も掛かるという劣悪っぷりである。
故に迂闊なミスショットは非常に大きな隙を作ることになるため、1発1発の確実な貫通を狙うためにもこれまでの重戦車以上により丁寧な砲撃と、相手に応じた弾種の吟味が求められる。
また、榴弾の平均単発火力のみ何故か他のIS系統の重戦車と同等の500であるため、榴弾のDPMはこちらの方が低い。
俯角はIS-6と同様、-6度とソ連重戦車としてはそこそこの数値であり、IS-3やIS-5よりかは起伏の多い地形に対応しやすい。あまり大きな違いは体感出来ないが、ハルダウンや後述する戦法において役に立つ。
機動性
IS-6と比較すると、出力重量比が極僅かに上昇しているものの、基本的には大差無い機動性と思っておいて良いだろう。
それでも出力重量比・最高速・旋回速度の全てがIS-3とIS-5に劣ってしまっている点は相変わらずであるため、あちら程の柔軟な動きが出来ることを期待してはならない。
とはいえ、総合的には重戦車としては陣地転換には殆ど困らないレベルであるため、極端にストレスを感じる程ではないだろう。
因みに砲塔旋回速度に関しては、何故か装甲が増厚されていながらも24°/sに強化されており、IS-5と並んで同格IS系統の重戦車中でもトップクラスの数値である。
RPMが非常に低いという欠点を抱えているものの、上記の優秀な装甲も相まって、生半可なNDKに対してはある程度の対応も可能である。
隠蔽率
実は重戦車でありながら、本車の隠蔽率は一部の同格中戦車と同等という全重戦車中でトップクラスの数値を誇っている。
あまり目立った長所では無いものの、前線への移動中等の際に偵察中の軽・中戦車に発見され、通行料を支払わされてしまう可能性を抑えられるのは、貴重な利点と言えるだろう。
総論
ソ連重戦車らしく砲精度が極めて劣悪であるため、基本的には前線での運用が本車の持ち場となるだろう。
車体正面上部に際立った防御力を備えているものの、一方で車体正面下部に大きな弱点を抱えているため、防御力に物を言わせた強引な立ち回りをすると、ヘイトの高さも相まってたちまち蜂の巣となってしまう。
最大の弱点でもある車体下部を晒さない様、少しでも隠せそうな地形や障害物は出来る限り利用し、豚飯やハルダウン等を積極的に併用することが求められる。
敵に貫通されない最適な体勢を維持しつつ、ヘイトを集め続けることが最大の貢献となるが、同格重戦車中でも装填時間が非常に長いため、援護が可能な味方の随伴は必須であると言える。
前線の維持に努めることは勿論だが、くれぐれも開幕突撃や孤立等の無謀な行為だけは絶対にしない様に心掛けよう。
一部の同格IS系統の重戦車にも言えることだが、本車の低い車高と優秀な装甲は、タイマンの際に役に立つ。
本車と車高が同等で俯角が取れない車両(ソ連や中国ツリー)に対して張り付き攻撃をすると、相手は確実に貫通を見込める部分が砲塔のハッチしか無くなってしまうため、攻撃機会を制限することが出来る。砲身を上に向かって上げれば、防楯によりキューポラをカバーすることも可能。
また、こちら側は俯角が若干大きいために砲塔基部を狙い撃つことが出来る。もちろん周囲に他の敵がいる場合や、ドイツ・アメリカ重戦車を初めとする車高があり、尚且つ俯角も大きく取れる車両に対して行うのはタブーであるが、最終手段として覚えておいて損は無い。
特徴
長所
- 過剰なほどに堅牢な車体上部装甲及び砲塔装甲
- 硬い車体及び砲塔側面装甲(200mm前後)
- 背面でも大口径榴弾が貫通しない
- 楔型装甲だが豚飯が可能
- 同格の122mm砲よりも僅かに高い単発火力(420)
- Tier8ソ連課金HT戦車のなかで唯一課金弾が空間装甲に強いAPCR
- ソ連重戦車の名に恥じないそこそこ良好な機動力
- 重戦車としては高い隠蔽率(Tier8重戦車中トップ)
- 高いクレジット係数(170%)
短所
- 格下にも容易に貫通されてしまう広い車体正面下部
- HEの単発火力は他の同格の122mm砲と同等(500)
- 非常に劣悪な精度と照準速度
- 同格ソ連HTワースト2位のDPM
- 物足りない課金弾貫徹力
- ISシリーズの中で最も低い機動性
歴史背景
IS-6重戦車の開発過程で用意された計画案であり、1944年の末までにまとめられました。しかしその後 IS-6戦車の開発が停止されたため、本計画も中止され、正式採用には至りませんでした。(ゲーム内解説より)
1944年6月初旬にコーチン技師から提案されたIS-6は、2つのバリエーションがあった。
機械駆動式のObject 252、電気駆動式のObject 253の2種類が試作された。
試験の結果、この2つの重戦車はサスペンションや駆動装置に問題*4があり、最高速度も競合する他車両よりも低く、特に優れた部分が無かったのが致命的だった。
コーチン技師はObject 701(IS-4)と一緒にデモンストレーションの為に残存の試作車両をモスクワへ送ったが、IS-6の運命には影響しなかった。
同年11月にObject 252は再設計され、これがObject 252Uと呼ばれたが採用されなかった。
しかし、それを元にしたObject 257およびObject 260を経て、有名なIS-7へと至ったのであった。
PC版では「Object 252U Defender」(BlitzのDefender車両とは無関係な、フェンダーを取り外した特別仕様車)が先に実装されたこともあり、本車を「Defender」と呼ぶプレイヤーもいる。
しかしBlitzでDefenderと言えばIS-3 Defenderをはじめとしたオートローダー車両を指すのが一般的であり、紛らわしいため「にこにー」と呼ぶ人が多い。
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ツリー化、枝化とは?
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