Tier8 ソ連 重戦車 (課金戦車) 
- Object 252U(略称:Obj. 252U)
- Object 252U Defender(略称:Defender)
↑車体と砲塔にはソ連の国章と赤旗が描かれている。
「Defender」とは、その名の通り「擁護者」「防衛者」を意味する。
通常版との差異として履帯上のフェンダーが無いのが特徴である。ただし、通常版にあるフェンダーも空間装甲として扱われておらず、防御力に差はない。」は「敵は通さぬ」という意味であり、元々は1937年のスペイン内戦時の歌である。*2
スペック(v1.10.0) 
車体
耐久値 | 1,500 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 130/100/90 |
最高速度(前/後)(km/h) | 35/14 |
重量(t) | 51.5 |
実用出力重量比(hp/t) | 13.59 |
本体価格(Cr) | 9,800G相当 |
修理費(Cr) | 約10,000 |
超信地旋回 | 不可 |
ロール | 突破型重戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
122 mm BL-13 | 4 | AP APCR HE | 225 265 68 | 440 440 530 | 1,760 | 0.44 | 3.2 | 1,000 1,250 700 | 30 | 1,025 4,800 608 | 2,790 | -6°/+20° |
---|
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Object 252U | 250/150/100 | 24 | 350 | 12,000 |
---|---|---|---|---|
Object 252U Defender |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
V-12CN | 700 | 15 | 750 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Object 252U | 58 | 30 | 11,000 |
---|---|---|---|
Object 252U Defender |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
10RKM | 730 | 100 |
---|
乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
---|
拡張パーツ
![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | × | ![]() | × | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | Heavy |
隠蔽性
Obj. 252U (無塗装) | Defender*3 | |||
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非発砲 | 発砲時 | 非発砲 | 発砲時 | |
静止時 | 6.95% | 1.25% | 8.95% | 1.61% |
移動時 | 3.48% | 0.63% | 5.48% | 0.99% |
車両に関する変更履歴
v0.9.17.1 | 新規実装 |
v1.0.1 | Defenderの隠蔽性を修正 |
解説(v0.9.17.1) 
- 火力
- 122 mm BL-13
122mm砲であるが単発火力は440とtier8重戦車の中では高い値を誇る。DPMはIS-3と同程度であり同格重戦車の中では低い部類だが、単発火力の優位である程度は補われる。
照準時間、精度、照準拡散など各種砲性能は劣悪でストレスを感じさせるが、幸いにして貫通力は通常弾のAPが225mm、課金弾のAPCRが265mmと十分な性能を持っている。また、各種砲弾の弾速も平均程度は確保されている。
基本的には近距離戦を想定した調整となっていると言えるだろう。
- 122 mm BL-13
- 装甲
Tier8重戦車として優秀な防御力を有する。ただし心得のある相手は比較的薄くまた面積の大きい車体下部を抜いてくるため、撃ちあいの際は極力ここを隠すように立ち回ろう。ハルダウン、豚飯が有効である。
ソ連車輌であるが弾薬庫の耐久力が平均程度あるため、強化なしでも口径155mmまでの主砲による一撃破壊を免れる。
耐久力は1500程度と平均的な値。- 砲塔
外観はIS-6に似ているが、装甲配置は異なっている。
砲垂直部分で250mmとかなりの防御力を誇るが、キューポラは150mmと明確な弱点となっている。
しかし天板は55mmあり、IS-3、IS-6等のような3倍ルールで貫通されやすい所謂"デコハゲ"は無い。
防盾の向かって右側(2つの穴がある方)は240mm微傾斜+全域裏装甲0mmのため、課金弾や上位砲ならば貫通できる可能性がある。キューポラが狙い辛ければ面積が広いこちらを狙うのもアリ。
側面は150mm+傾斜で200mm相当のため、側面を見せていても迂闊に撃つと安定しない。
背面は100mmしかないためTier6でも貫通可能である。
尚、砲塔が若干後ろよりに配置されているため、昼飯の形で飛び出し撃ちをする際は気を付けよう。IS-3と似たような感覚で使おうとすると若干出過ぎてしまい、最悪履帯ごと車体を撃ち抜かれてしまう。 - 車体
ソ連お馴染の楔形装甲。
車体装甲上部は正面向き時に70°の跳弾角度を超える強烈な傾斜が掛かっており、APで350mm相当、HEATで450mm相当に達する。車高が高い車両からのAP弾に対しても300mm相当とかなりの装甲を維持できる。
楔形装甲では仇となる昼飯の角度を取った場合であっても、250mmほどの装甲厚を維持する。
車体下部は220mm前後であり、上部と比べれば薄いが、それでも並の同格重戦車の車体上部装甲に匹敵する装甲厚を持つ。
操縦手ハッチやターレットリングの垂直部分も250mm厚なので弱点とは言いがたい。
同じ楔形車体を持つIS-3同様に正面を向いている時に最も装甲が厚くなるが、上部の装甲厚に余裕があるため、下部を隠せない場合は20°ほどの昼飯の角度を取って下部の増厚を優先させた方が良い。
側面の空間装甲(30mm)の裏装甲は45mm。14センチ以上の口径から3倍ルールが適用されるが横向きに甘い角度を取ってない限りは命中し辛い。 - 本車への対処法
正面から相対した場合、貫通力が220mm以下であると車体下部でも安定して貫通しない本車は、格下車輌や貫通力不足の小口径砲では非常に厄介極まりない相手と言える。
まずはまともに相手せず引くことを最優先にすると良い。貫通可能な砲か大口径榴弾砲を搭載した車輌の前までどうにか引きずり出して、攻撃性能に優れた味方との撃ち合いを履帯切りなどで援護しつつ戦うと、対処しやすくなる。
またキューポラが飛び出ているので高精度の砲なら狙うのもいいだろう。密着された場合もここを狙うとダメージを入れやすい。当然ながら至近距離で弱点を狙撃しなければダメージが通らない関係上非常に不利な撃ち合いとなる。
IS等の大口径砲車両ならば、HEで履帯や主砲などに攻撃を行い、損傷を期待しながらチマチマHPを削るのも有力な選択肢になるだろう。
つまり正面を向けた252Uと言うのはそのくらい厄介な装甲を持っており、貫通力に乏しい小口径砲などでまともに相手をする事を考えてはいけない。
旋回性能が若干低めなのもこの車輌の欠点で、NDKができる車両だったら機を見て試すのもアリ。
ただし前述の通り、側面・背面からまっすぐ車体を撃っても上部はAPで140~180mm相当。軽戦車の通常弾で抜くのは容易では無く、さらに斜めに撃ってしまえば軽く200mmオーバー、角度によってはそもそも強制跳弾となるため、倒すまで何周も回る破目に陥りやすい。
ちなみにAPCRやHEATだと標準化角度の差でさらに分厚くなるうえ、HEATは車体側面下部の空間装甲と履帯に吸われる関係で、金弾を使っても貫通率はさほど改善されない。
- 砲塔
- 機動性
最高速度、出力重量比、履帯性能と全てにおいてIS-3に劣るが、重戦車としては高水準で陣地転換には困らないだけの十分な機動性を有している。
履帯性能が悪いためデフォルトの状態ではカタログスペックの最高速度に到達できない。搭乗員スキルの戦友とオフロード走行を取得するか、消耗品の速度制限の解除を使用することでスペック通りの最高速度を出せるようになる。
- 総論
強力な装甲と高い単発火力を誇り、それを運ぶ十分な機動力を持った車輌である。
特に守備、装甲面では正面ならば多くの格下の攻撃をほぼ受け付けず、適切な距離でハルダウンを行った場合にはTier9駆逐戦車ですら確実な貫通を望むことは難しくなる。
加えて単発火力の高さを活かしたターン制バトルに持ち込めば本車の有利は揺らがない。砲性能は劣悪だが、それでも一発一発を確実に貫通させることができれば敵にとって大きな脅威となるだろう。
特に二つのキューポラや裏装甲のない部分の防盾といった、本車実装以降のTier8課金重戦車に比べ砲塔の脆さが目立つ。
低貫通が悩みだった同格の優遇車両(IS-6等)もアップデートにより通常弾の貫通力が強化されるというのも逆風である。
ソ連戦車らしく低めの砲精度から狙撃は不向きであり、重戦車らしく最前線での運用を心掛けよう。
史実 
↑1944年11月末に再設計されたIS-6(Object 252U)
1944年6月初旬にコーチン技師から提案されたIS-6は、2つのバリエーションがあった。
機械駆動式のObject 252、電気駆動式のObject 253の2種類が試作された。
試験の結果、この2つの重戦車はサスペンションや駆動装置に問題*4があり、最高速度も競合する他車両よりも低く、特に優れた部分が無かったのが致命的だった。
コーチン技師はObject 701(IS-4)と一緒にデモンストレーションの為に残存の試作車両をモスクワへ送ったが、IS-6の運命には影響しなかった。
同年11月にObject 252は再設計され、これがObject 252Uと呼ばれたが採用されなかった。
しかし、それを元にしたObject 257およびObject 260を経て、有名なIS-7へと至ったのであった。
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