【ドルイド】

Last-modified: 2024-04-15 (月) 20:30:23

概要

DQ3で初登場のモンスター。ほぼ1頭身でしわしわの里芋のような体型に不気味な顔と短い手足がついたとても奇妙かつユニークなビジュアル。例えるなら『画図百鬼夜行』の「ぬっぺふほふ」に近いデザイン。
同種属に【げんじゅつし】【きめんどうし】、イベントモンスターとして【魔王のてさき】【おしおきまどうし】がいる。
ドルイドの体色はベージュor黄色。DQ3発売前のイラストでは、黄緑色で製品版のげんじゅつしの色であった。
この系統ではモンスターズに最初にお呼ばれした。
 
なお、ドルイド(Druid)とは古代のヨーロッパ地域で勢力を持っていたケルト人の祭司を指す言葉で、「楢の木(オーク)の賢者」という意味である。

DQ3

系統最下位種。【ポルトガ】地方にのみ出現し、複数で現れてはひたすら【バギ】で攻撃してくる。シリーズで初めて【バギ系】呪文を使うモンスターである。
MPは10で2回までバギを唱えられる。
また、DQ3では【エンカウントエリア】がはみ出てるパターン以外で初の複数相手の攻撃呪文使いでもある。
ちなみに呪文以外も含めた全体攻撃は【かえんムカデ】が先。
 
とにかくこのバギが鬱陶しく、ゴリゴリHPが削られる。しかも行動枠の5/8がバギというバギ大好きモンスターである。
時期的に6~17ポイントものダメージを受け続けるのは危険なので、高確率で効く【マホトーン】でさっさとバギを封じよう。
ちなみに【判断力】1なので封じてもMPが尽きるまで使おうとする。
何気に守備力が系統で一番高く、見てくれに反して攻撃力もかの【あばれザル】【ミイラおとこ】と同等という怪力の持ち主。杖が強力なのだろうか。
だがHPはかなり低いので倒しやすくはある。
デイン系以外のすべての攻撃呪文に弱耐性を持つが、集団で出た場合には【ベギラマ】等で数を減らしたい。当たれば概ね一撃で倒せる。
ポルトガ地方の陸地以外に出現することはないので、ポルトガを【ルーラ】登録した後は全く出会うことはないだろう。
上位種がどちらもメダパニ使いで厄介なイメージが強いため、弱いわけではないが系統の中では相対的にマイナーなモンスター。
落とすアイテムは【ラックのたね】
 
余談だが、現実におけるケルト人はスペインまで分布していたので、ポルトガ周辺に出現するのは元ネタ再現と言えなくもない。
ただ、元々は中欧から徐々に居住範囲を広げていった民族なので、【ロマリア】から【シャンパーニの塔】辺りにいた方がより忠実と言えるが、実際にそんな早い時期に出てこられるととんでもなく危険な存在と化すので、ゲームバランス的にはいなくて正解と言える。

リメイク版

集団攻撃武器があるが、意外と守備力が高いため安全にいくなら攻撃呪文を活用したい。
適性ではないレベルで強引に攻略するRTAでは、ドルイド×4体が絶対に引き当ててはいけないエンカウントとして有名。引き当てたが最後、バギで嬲り者にされるだろう。
 
格闘場では【はぐれメタル】【メタルスライム】というメタル系2匹と戦う。
本作のモンスターは、守備力が高い相手であっても、プレイヤーの様に0~1ダメージしか与える事が出来ないという事はなく、攻撃力の1/8~1/12程度の数字のダメージを与える事もある。
よって、普通に殴れば理論上は高確率で勝てる。理論上は。
しかし、当然ドルイドということで効きもしないバギを連発し、他のメタル2匹に【メラ】【ギラ】によって焼き殺されてしまうのが現実である。
高火力のはぐれメタルが早めに落ちて、メタルスライムとのタイマンになれば結構勝てるが、あまり期待はできない。

DQ8

サザンビーク国領(南西部全域・東部・北部の平原と海岸部北の夜間、中央部の森、海岸部南)に出現する。
終盤は東部と北部、海岸部北の出現率の減少が大きい。
系統最上位種に出世し、使う呪文も【バギマ】、マホトーンとなり、更に【ふたつにわかれる】という分裂能力まで身につけた。
しかし別にDQ4の【メラゴースト】のような特殊な分裂をするわけではなく、単に同種が1匹増えるだけ。つまり【仲間呼び】と同じ。分裂シーンはちょっと気持ち悪い。
 
落とすアイテムは通常枠が【せいすい】(1/32)、レア枠が【まどうしの杖】(1/256)。最上位になっても変わらずまどうしの杖を愛用している。

3DS版

【スカウトモンスター】として追加された。
詳しくは【ヴェーダ】を参照。

DQ10オンライン

Ver.3.3より、きめんどうしの上位種として登場。
攻撃呪文は【バギムーチョ】に強化されている。分裂はしないが仲間呼びの頻度は高い。
詳しくはこちらを参照。

DQ11

最下位種に逆戻りし、攻撃呪文もバギに戻された。
【ホムスビ山地】に生息。2Dモードでは【名もなき地】【忘れられた塔】北西)にも出現する。
【ドラムゴート】と出てきたときにマホトーンにかかると厄介だが、同作のマホトーンは効果が短い。ドロップは聖水or魔道士の杖と8同様。

強ver

引き続きホムスビ山地に登場。バギが【バギクロス】にパワーアップしている他、DQ8の「ふたつにわかれる」の再現なのか同種の仲間を呼ぶようになった。
 
【ネルセンの迷宮】では、共通して【賢者の試練】・不惑の森に生息。PS4版等では中層に昼のみ居るが、夜でもお供として出現することがある。

DQ11S

強verの登場が【希望の旅芸人】でのホムスビ山地に繰り上げられた。

モンスターズシリーズ

ジョーカー1

悪魔系のEランク。
【デオドラン島】のダンジョンや【モルボンバ島】に出現。
MPとかしこさ以外はパッとしない能力だが、【メガンテ】【マダンテ】以外の攻撃呪文を全て無効化するというとんでもない能力を持っている。
とはいえ、補助呪文や直接攻撃への耐性はからっきしなので、あまり役に立つとはいえない種族である。個性という点では唯一無二の特別扱いなので、愛着がある人は使ってみても面白い。
所持スキルは以降の作品も一貫して【イオ&バギ】

ジョーカー2

前作と同様に悪魔系のEランク。野生では出ない。
最大MPとかしこさの伸びがズバ抜けており、最大MPの上限は850、かしこさの上限は999と非常に高い(S・SSランクに匹敵する)。
当然呪文を使うにはうってつけで、耐性面でも大半の攻撃呪文を無効にできる。
強力な呪文で攻撃させるのがおすすめだが、【回復のコツ】の特性を備えているので回復役も任せられる。
さらに【マホトラブレイク】の特性を備えており、MPを奪いつつ回復呪文を使うという戦法がいい。
しかし、最大HPが低い上にザキ系に弱いので倒されやすいところが短所。
なので、【HPアップSP】などのスキルで最大HPの低さをカバーし、ザキ系の耐性が上がるスキルを配合で引き継がせておきたい。
 
NPCとしては、【配合】を担当する【ハイゴナ】というドルイドがいる。

ジョーカー2プロ

密林クリア後に夜・悪天候で出現するようになった。
強化で【バギ系のコツ】、最強化で【マホトラ攻撃】がつく。
【スライム】との配合で【パペットこぞう】が作れる。

MPと賢さの限界値が下がったが、全体的にパワーアップ。
最強化すれば賢さは1000、守備力も900と高いので【ワイトキング】にも匹敵する強さになっている。
しかし、相変わらずザキに弱いので、しのおどりなどであっさりと逝ってしまう事も。

テリワン3D

野生のものはおもいでの扉に生息している。
特性は【スタンダードボディ】【回復のコツ】【ジャミングブレイク】、+25でバギ系のコツ、+50で【マホトラ攻撃】
マインド、マホトーン、踊り封じ、混乱(と攻撃呪文)以外の耐性が弱いになったのでさらに極端になっている。
スキルは「イオ&バギ」だが究極配合すると「最強イオ&バギ」。どんだけバギが好きなんだ。

イルルカ

野生のものは【水の世界】に生息している。
こいつの出現場所のすぐ近くが【他国マスター】の出現ポイントになっており、他国マスターが出現している間は出て来なくなる。やはり大半の攻撃呪文を無効化できるが、ジバリア系の耐性はない。

特性はバギ系のコツが【封じブレイク】へと変更。
【新生配合】【大賢者】【メガボディ】化で【AI1~2回行動】【ギガボディ】化で【バギブレイク】、SP版では【超ギガボディ】化で【ひん死で呪文会心】を習得。

パペットこぞうのほか、【ドロル】との配合で【ドロルメイジ】が作れる。

ジョーカー3

悪魔系Fランクで系統最下位種。
野生の個体は【崩落都市】に生息しており、こちらが近付くと【ニードルマン】を数体召喚する。
送電施設へ向かう途中の狭い道路に何体もおり、非常に鬱陶しい。しかも雨天時にニードルマンのお供で出現した場合は最初からテンションが上がった状態になっている。
【天敵】【ドラゴン系】にライドしていると召喚を行わずに逃げ出すので戦闘を避けたい場合は利用しよう。
召喚時のモーションにエフェクトと効果音(いずれも呪文使用時のもの)が付けられているが、効果音は非常に小さい音なので分かりにくい。召喚時のモーションは「口の横に左手を当てて左右を交互に見ながら叫んでいるような仕草をする」というものであり、呪文を唱えているのではなく隠れているニードルマンを大声で呼び出しているように見えるものになっている。
また、野生個体は戦闘では【メラ】を使用する。
こいつの突然変異カラーは黒。黒い【カラーフォンデュ】が欲しい場合は狙ってみよう。

特性は【ノーマルボディ】【回復のコツ】(固定)、【ジャミングブレイク】、+25でパラメータブレイク、+50でこんらんブレイク。
【超生配合】でどくブレイク、メガボディ化で【AI2回行動】、ギガボディ化で【ひん死で会心】、超ギガボディ化で【聖賢】
【キメラ】との配合で【メイジキメラ】が、【ドラキー】との配合で【メイジドラキー】が生まれる。
 
【いたずらもぐら】系同様【おおきづち】系のモーションが流用されている。

ジョーカー3プロ

崩落都市にいるのは変わらないが、【キラーパンサー】を2体引き連れており、主人公が近付くとキラーパンサーをけしかけて襲わせる。
この時も無印版の召喚と同じモーションを行うが、エフェクトと効果音は無くなっている。
突然変異させたい時にライド攻撃で討伐数を稼ごうとするとどうしてもキラーパンサーを巻き込んでしまうのが難点。
場所によっては、踏みつけ判定の小さい3枠モンスター(超生配合でギガ化した【ゴールドアクセル】など)で近付いてドルイドだけを逃がしてから踏みつけることでキラーパンサーを巻き込まずに倒せる。

合体特性は【絶対呪文会心】、合体特技は【フォースドハック】

DQM3

悪魔系のGランク。
野生では出現せず、悪魔系とゾンビ系の系統配合で生み出される。
 
特性は【風のコツ】【魔力暴走率アップ大】(Lv20)、【風ブレイク大】(Lv40)。
Lサイズ化で【1~3回行動】【マジシャンズハイ】【MPブレイク大】(Lv60)。
所持スキルは【風の心】
高い賢さと豊富なMPが持ち味の非常にわかりやすい魔法使いタイプ。
素で風のコツとブレイクを両方併せ持つ上にLサイズ化すると魔力暴走率アップ大に相性がいいマジシャンズハイを習得するなど、
ステータスと特性の完成度がかなり高い。
バギ系のアタッカーを探しているなら一考の余地ありだろう、
 
【ベビーマジシャン】との配合で【コンジャラー】【ミステリドール】との配合で【きめんどうし】が生み出される。

不思議のダンジョンシリーズ

トルネコ2

本作では黄土色でも肌色でもない血色の悪い色をしている。
【トロ遺跡】【不思議のダンジョン】などに出現する。
主にきめんどうしと同じフロアに現れ、基礎ステータスもきめんどうしとほぼ同じ。
しかしこちらは杖の効果を直線状に飛ばして来るうえ、バシルーラ+ラリホーの効果。
飛ばされた場所に敵がいると危険であり、この点がきめんどうしよりはるかに厄介といえる。
その能力を買われ、【もっと不思議のダンジョン】の魔法モンスター中心の下層地帯にも出現する。
倒すとたまに同じ効果を持つ【ドルイドの杖】を落とす。こっちにとっては、ラリホーの効果はほぼ無意味なのが悔しい。

トルネコ3

体色は本編に近くなった。
【神々の道】【バレイナのほら穴】などに出現。
【邪悪な風穴】【魔物の巣】7FではLv5、【封印の洞くつ】ではLv9で出現する。
ステータスは最大HP20、攻撃力10、防御力6。
Lv5時は最大HP34、攻撃力27、防御力14。
Lv9時は最大HP46、攻撃力36、防御力22。
特徴はトルネコ2の頃と変わらず。忘れた頃に再登場する辺りまで同じ。
 
仲間にした時の成長タイプは下上位種と異なり、何故か【防御・早熟】。デフォルトネームは「ドルルン」。
セリフは例によって老人口調で、下位種や上位種よりも愚痴っぽく気難しい性格。
仲間としては、げんじゅつしと同じく誤爆上等でドルイドの杖を振り回すため極めて危険。
一歩間違えればポポロが一人孤立してしまうリスクが常に付きまとう。
ワープさせた後眠らせる能力も味方側ではほとんど意味がなく、実質劣化げんじゅつし。
連れ歩くには技的にもステータス的にも厳しいものがある。

少年ヤンガス

【おそろしの大水道】【まぼろしの大雪道】などに出現。
眠りの仕様が変更されて、叩かれると起きるようになったので多少弱体化した。
ただし眠らされると仲間との合体が解けてしまうのでそこは面倒。
あと、杖拾いは脅威である。
 
成長限界はレベル20。
レベル8で【スカラ】を覚える。
配合パターンは【マペットマン】×【スライム】or【スライムベス】
【コロマージ】血統で【プチマージ】【キメラ】系統相手でマペットマンが生み出せる。
 
少年ヤンガスではほとんどのモンスターが系統内の強弱関係を本編準拠に変更しているが、この系統だけは初出のDQ3で強弱関係がはっきりしていなかったおかげか、トルネコ3以前と変わっていない。
もはや、どれが一番強いかは誰にもわからないのではないか。

モンパレ

遠隔タイプのあくま系のFランクモンスターで、初期とくぎは【バギ】
ジョーカーシリーズからの流れを汲んだのかベタン以外の全攻撃呪文属性が無効という強力な耐性を持つ。
……が、反面悪魔系固有のマインド軽減など以外の耐性は全て「弱い」になっている非常に極端な耐性をしている。
攻撃系無効耐性による生存率とFランクゆえの軽さ、低くはないMPなどを活かして重さ制限ありのパレードやバトルスタジアムではサポート役として高い適性を持っており、【ベホマズン】【バイシオン】などを搭載したドルイドが多かった。
上位種も攻撃呪文無効だがおもさやステータスの傾向ではコイツが総合的に最も優秀であったなど、異例の優遇を受けていた作品である。

ライバルズ

スタンダードパックに実装された魔法使い専用カード。レアリティはレア。

4/3/6
召喚時:対戦中に使った特技カード1枚をデッキの1番上に置く。

召喚時効果で対戦中に使ったカードを戻すことができ、【メラゾーマ】【魔導召喚】などの強力な特技カードを再利用することができる。
しかし手札に加えるわけではなくデッキトップに戻すだけのため、リソース補充にはならない。
デッキトップが固定されるため今後の戦略を組み立てやすいというメリットはあるものの、不利な状況を打破できるカードをデッキから引くことに期待することができなくなるという点でデメリットでもある。
このため召喚時効果は使いにくいというのが実情であった。
ステータスは4コストのユニット最高峰で特にHPが高く優秀だが、それにも関わらずあまり使われなかった不遇なヤツである。

ウォーク

メインストーリー2章4話のボスとして登場し、2章6話~2章8話などでザコ敵として出現する。めったに見かけないモンスター。バギを唱える。
こころの色は紫でコストは24。最大MPや攻撃魔力が高めで、呪文ダメージアップや幻惑・吸収の耐性もつく。グレードSでバギを覚える。
 
仲間モンスターとしても登場。機能実装時から存在する古参。ステータスは全体的に低い。
特性の「いきなりメダパニ」で戦闘開始時にランダムな敵1体にメダパニを唱えて混乱させることがある。決まれば強力だが、無効相手に撃つこともあり過信は禁物。
習得とくぎではバギ系呪文やライデインを覚える。唯一習得できるAとくぎは【ジバリーナ】なのがちょっと残念。

タクト

2021年12月27日開催の「ドラゴンクエストXIイベント」にて、ドロップモンスターとして登場。
悪魔系Bランク、ぼうがいタイプ。
とくぎは【ドルマ】/【マホトーン】/「まどろみの強風」

ドラけし!

2022年12月15日に常設ステージ化したタイジュの国に生息。
星2の紫属性。スキルは広範囲を呪文攻撃するイオ。

ダイの大冒険

妖魔士団に所属していたようだが、本編での出番はなかった。