概要
ギリシャ神話に登場する魔物をモチーフとした敵。
FFの一部作品や他ゲームでは「キメラ」とも呼ばれている。
ライオンや蛇など多数の動物(作品によって設定が異なる)が合体しているという設定から、
多様な属性・性質の技(主に全体攻撃)を使いこなすようになった。
キマイラブレインなどの亜種も合わせると殆どの作品に登場していて、
どの作品でもだいたいゲーム中盤頃に登場する。
元ネタではエキドナの子であり、ケルベロスやオルトロスと兄弟。
というか、実は女の子だったりするのだが、知る人は少ない。
- 本来は古代ヒッタイトの四季を司る聖獣。
その後ギリシア神話において怪物化される。
キリスト教では色欲の悪魔とされた。
神話上では頭はライオン、胴体はヤギ、尻尾がヘビの怪物。
このように元々違うものが混ざり合って一つになる、という意味でキメラという事もある。
FF1に登場するものは正確にはAD&DのChimeraの引用であり、ライオン・ヤギ・ドラゴンの合成獣で、ドラゴンの翼を持っている(厳密には前足もヤギになっているところは原典と違う)。
この特徴はキマイラに改名したFF2,3,4でもヤギの比率を変えつつ受け継がれており、元の神話にある蛇の要素はないままだった。
FF5でドラゴンの頭部と翼を持ったまま蛇の頭部を得て、これ以降は原型をとどめつつも独自のキマイラになっていく。
現代の現実世界でも、生物学上で複数の異なる遺伝子が組み合わさった1つの生命体を「キメラ」と呼ぶ。
- 人間の間でも親がキメラのせいで子の遺伝子と一致しないという事が起こる事がある。
日本においても稀血という現象として伝わっている。
FF1
「キメラ」名義で登場。
ミラージュの塔や過去のカオスの神殿上層で出現し、「ほのお」で全体攻撃してくる。
FC版のドット絵は異様にパースの効いた勢いあるもので、最大数の4匹で出現したときには圧倒される。
本作では冷気が弱点で、炎属性と地属性に抵抗あり。
炎属性はともかく、地属性に関しては本作でこちらが使えるのは使用頻度の低い即死魔法のクエイクしかないうえにそもそも別にそんなもの使わなくとも普通に攻撃すれば倒せるのでほぼ無意味だが。
FF2
ディストの洞窟にて、飛竜の卵を沈める泉の前に立ちふさがるボスとして1~4匹登場。
多数出現した場合はやや苦戦するかもしれない。
ただしその次に行くダンジョン・闘技場などでは、雑魚として出現するので、あまり威厳はない。
- というか、FF2のボスは皇帝陛下を除いて、全て後々のダンジョンでザコとして出てくる敵だからなぁ。
- 強いていえば皇帝陛下すら「こうていののろい」で出てくる。
- 挙げるとサージェント、アダマンタイマイ、レッドソウル、ラミアクィーン…。
例外は宝箱とSORとでゾンビとして出現するボーゲンか。奴は人間だし。
攻撃は通常物理攻撃と炎Lv7だけ。
やや単調ではあるが、炎Lv7の全体攻撃は連発されると脅威。
- ファイアと同じエフェクトであるが、「炎」はファイアより高威力なので要注意。
- 因みに、炎は全体を単体掛けファイアで攻撃するのと同じ効果である。
ちなみにトードやミニマムといった即死魔法が有効。もはやボスの威厳などあったもんではない。
- てか、即死耐性のあるボスなんて、レッドソウルとラスボス皇帝陛下(善悪ともに)位しかいないような…。
ランダムエンカウントの場合、こいつのみの編成とありじごくとセットで登場した場合は逃げられない。
それ以外のモンスターと共に出現した場合は逃走できる。
FF2(GBA版以降)
GBA版以降のリメイクからはHPが640→700と地味ながら耐久力が少しだけ上がっている。
FF2(PSP版)
期間限定モンスターでもなんでもないため特に恩恵はないが、PSP版では追加ダンジョンである秘紋の迷宮内でも一部フロアでエンカウントできる。
FF2(ピクセルリマスター版)
ピクセルリマスター版ではディストの洞窟での戦闘時のBGMがなんと戦闘シーンAになっている。
ラミアクィーンより前の登場なので作中で最初に戦闘シーンAが流れるボスという立場になった。
FF3
地上世界にて、飛空艇で飛行しているときにダンジョン周辺で出現する敵。
特殊な攻撃は行わないが、通常物理攻撃での石化の追加効果が少し怖い。
FF3(DS・PSP・3D REMAKE版)
DS版では上位種のメイジキマイラの方が印象に残ることと思われる。
- DS版のキマイラはシリーズ作品中最も可愛らしいと言うか、
ぬいぐるみのような愛くるしい姿をしている。
反対に怖いのはFF6のバージョン。
空中で戦闘する他のモンスターと異なり、飛行している扱いになっておらず地属性の攻撃が普通に効いたりする。
飛行しているモンスターと違い地属性が通じる一方で、飛行しているモンスターと同様に突撃属性に弱く、短剣・槍・弓矢(矢)で攻めれば飛行モンスターと同じように楽に対処できる。
ただしDS版(3Dリメイク版)でも原作同様打撃の石化の追加効果は健在のため、当然運が悪いと一発殴られただけで即石化させられることもあるので、決して舐めてかかることだけはないように。
FF4
バブイルの塔への初侵入時に、塔上部(4~8F)で出現する。
特殊攻撃はブレイズだけだが、炎・氷・雷の三属性を吸収し、後の作品のキマイラにつながる面が見られる。
HPがやや高く弱点もないため、他の多くのモンスターに比べると少々倒しづらい。
アイスブランドなどの属性武器はダメージ半減される。手早く倒したいならバイオで。
上位種にキマイラブレインがいる。
- HPは700なので、あまり高いとは言えない。然し、他のモンスターを伴ったり複数で現れるので、危険ではある。
- バブイルの塔(地底)の出現モンスターのほとんどが氷属性に弱く、道中の宝箱で拾うアイスブランドや氷の槍のダメージが通りやすいので、弱点のないキマイラは相対的に倒しにくくなっている。
ステータス異常耐性は、豚・小人・蛙・眠り・麻痺・即死に耐性がある。
FF4(GBA版)
月の遺跡には出てこない。
モンスター図鑑を埋めるなら必ずバブイルの塔地底で仕留めること。
FF4(DS版)
ブレイズの威力が1000ほどの難敵になった。
この頃には対冷気の装備が用意できていることと、遭遇することが少ないのが救い。
- バブイルの塔(地下)の大半の小部屋にしかエンカウントしない。
アイズに呼ばれる場合もあるが、そのアイズもその小部屋の一角でしか遭遇できないので、必然的に出逢える機会は限られてしまう。
HPが約3倍に増えてやや硬くなっているので倒しにくい。
然し、ステータス異常耐性は蛙・小人・豚のみになったので、足止めはし易くなった。
他のステータスは周りより低めなのも救い。
FF4TA
FF5
登場しない。ただし没モンスターとしてちゃんとデータに存在する。
FF5はドルムキマイラやキマイラブレインがいるのに「キマイラ」がいない。
キングベヒーモスはいるのに「ベヒーモス」もいない。
- GBA版で「ベヒーモス」は追加された。でも「キマイラ」は未登場。
FF6
Lv22、HP2237、MP100、種族:なし。
攻撃力25、防御力100、命中100、素早さ45。
回避率0、魔力10、魔法防御110、魔法回避0。
弱点・吸収・無効化属性なし。
有効な状態異常:バーサク、プロテス、レビテト、ヘイスト、リフレク、シェル。
行動:
通常
- 1ターン:たたかう
2ターン:たたかう/たたかう/じゃれる
3ターン:たたかう/たたかう/アクアブレス
モンスターの数が1体以下
- 1ターン:たたかう/たたかう/ブリザード
2ターン:たたかう/たたかう/ファイアーボール
3ターン:たたかう/たたかう/だいせんぷう
操る:たたかう/じゃれる/アクアブレス/ブリザード。スケッチ:じゃれる/アクアブレス。あばれる:アクアブレス。
盗み:通常枠なし/レア枠ハイパーリスト。落とすアイテム:通常枠なし/レア枠ゴールドアーマー。
変化:成功率12.5%。ポーション/ポーション/ポーション/フレイムシールド。
EXP:1144。獲得ギル:760。
世界崩壊前のサマサの村がある大三角島の森林に出現。
亜種にゴーキマイラ、ベクタキマイラがいる。
アクアブレスや2倍強化物理攻撃の「じゃれる」を使うほか、
一体だけになるとブリザード、ファイアーボール、大旋風といった技を使い始める。
ストラゴスがアクアブレスを初期習得しているのは恐らくコイツのためか?
- 世界崩壊前のフィールド敵の中では眠れる獅子に次いでNo.2の強さだと思う。
- キマイラ系はどいつも状態異常に強い耐性を持っているが、
こいつもバーサク以外は何も悪性状態異常にかからない。マジックマスターと同レベルの耐性を誇る。 - ブリアレオスとは対称的に森林エリアにしか出現しない。
FF6のキマイラは首が6つもあり、シリーズ作品中最もカオスな外見。
細かく挙げると、前上部(頭部にあたる箇所)の奥から「竜」、「ライオン(獅子)」、「山羊」。
前下部(胸にあたる箇所)の奥から「猪」、「鷹」。
それから尻尾が「蛇」。の6つのリアルな顔が混在している。
特に「山羊」の顔が無表情で怖い。
ハイパーリストが盗め、ゴールドアーマーを落とす。どちらもレア枠だが、かなり高価且つ有用な物が入手可能。
更に、ラグナロックで変化させるとフレイムシールドになる場合もある。
効率は良くないが、機会があれば試しに狙ってみるのもいいかもしれない。
- 単体出現だと魔法習得値は1。
ゴーキマイラはアイスシールド、ベクタキマイラは雷神の盾とラグナロックで変化する盾が三つ子の関係になっている。
あばれるでアクアブレスが使える。
属性耐性こそないが、上記通りステータス異常耐性が非常に優れているので、主力に使える。
獣ヶ原の出現テーブルには、こいつとレネルジアの没パターンが存在する。
FF6(GBA版以降)
何気にGBA版のエクストラダンジョンにも出現する。
しかし、出現範囲が〔聖なる宮殿〕(強化ホーリードラゴンの鎮座するエリア)だけと狭すぎておそらく気が付かないだろう。
さすがにこのダンジョン内ではベクタリトスと「最弱」を争うぐらい弱く感じるが、
油断していると大旋風をくらって大ダメージを被ることも…。
新種にマキシムキマイラも加わった。
魂の祠には登場しないが、上記にあるように竜の巣でも出現するため、崩壊前で遭遇してなくてもモンスター図鑑登録は可能。但し竜の巣の出現パターンは獣ヶ原には登録されないため、「あばれる」コンプリートを目指す場合は、きちんと崩壊前に遭遇だけはしておくこと。
FF7
ゴールドソーサーエリアの砂漠に登場。
チョコボよせのマテリアを付けることで、周りの平原でチョコボと一緒に出現したりもする。
アクアブレスを使ってくるのでラーニング可能だが、まともに喰らうとかなり痛いので対策しておきたい。
上位種にマキシマムキマイラがいる。
必ず一体で出現し、アクアブレスなどで大ダメージを与えてくるくせに
得られる経験値やギルは同じゴールドソーサーエリアに複数で出現するジョーカーやフラップビート一体と同程度。
アクアブレスのラーニング以外、殆ど旨味がないと言える。
精々「へんか」のエリクサー稼ぎに利用するくらいか。
メテオ後はゴールドソーサーの砂漠には入れないが、近くのチョコボの足跡上で出てくるので、てきのわざコンプリートの際には利用することになる。
- バギーがなくても、端っこのほうを歩いていれば砂漠の敵とエンカウント可能。
- 一応、アクアブレスはサーペントからもラーニング出来る。
こちらの強さ次第では、上位リミット技を習得するためにお世話になることもある。
パーティの最大HPが1000~1500程度であれば、全員いかり状態にして
コイツを操り、アクアブレスを使わせれば、全員のリミットゲージが一気に溜まる。
フラップビートが出た場合でも、副産物として時空弾が結構手に入るのでなかなかお得。
普通にゲームを進めていれば、仲間が9人全員揃うタイニーブロンコ入手直後がベスト、だと思う。
これまでのシリーズのキマイラとはかなり外見が異なり、鳥の後ろ足、馬の前足に加えてライオンの腕があるケンタウロスのようなスタイルをしている。翼は鳥のもので、よく見るとヤギの目から角が飛び出しており、結構不気味。
そんな外見の割に、上位種共々直近のシリーズ(特に4~6)と比べると存在感がかなり薄くなった。
海外版での名称は「Harpy(ハーピー)」。上位種は「Maximum Kimaira」なのに何故だ。
- 上位種もChimeraじゃないのはなぜだ。
FF9
ラストダンジョンである記憶の場所で登場。
ライオンの頭を持たず、他作品に比べるといくぶんユーモラスな姿をしている。
前作のキマイラブレインに比べれば幾分良いほうではある。
属性攻撃のファイガやサンダーボルトも使うが、
反撃として使う猛毒ブレス→コールドブレス→ウイルスクランチの状態異常コンボが凶悪。
- 毒味の術と熱せず冷ませずを両方つけていると、寧ろパワー94のファイガが強烈に感じる(味方が使うものはパワー72)。耐性なしで2000近く、弱点になっていると3000以上食らうので、魔道士系にローブを着せているならロゼッタの指輪も併せて装備させておこう。
状態異常に耐性が無いと、
「猛毒ブレス→コールドブレス→ウイルスクランチ」のコンボで毎回戦闘不能者が出ることになる。
攻撃するたびに犠牲者が出ていたのでは話にならないので、
せめて、熱せず冷ませずぐらいは付けておきたい。
「猛毒ブレス→コールドブレス→ウイルスクランチ」のコンボの間だけは行動速度が上がる。
低レベルプレイではDisc4でまずお世話になるモンスター。この御方のおかげで経験値を気にせずに雑魚を容赦なくボコボコにできるようになる。
ボコボコにするメリットもないが、隠しボスの経験値入手を回避出来るので、低レベルで全ボスモンスターを倒したいという人はまず行うステップ。
FF10
マカラーニャの森で登場(グアド・ガードが呼び出すこともある)。
本作ではウシ・ワシ・ライオン・蛇を合成した姿。
サンダラ・突撃・アクアブレス・メギドフレイムと4種類の攻撃を使用することが可能だが、
行動パターンはこの4種類の攻撃を順番に使うことを繰り返すだけと至って単純。突撃以外はバファイ、バサンダ、バウォタで無効化できる。
雷平原の旅行公司でサンダーシールド(雷無効)を拾っている場合、ティーダに挑発させれば攻撃をサンダラ(またはサンダガ)のみに限定出来、完封できる。ナギ平原のキマイラブレインも同様である。
- マカラーニャに出現するものとグアド・ガードが呼び出すものとは、
厳密には別のモンスターである(それぞれ別のパラメータが設定されている)。マカラーニャの森で出現する方は挑発してもサンダラで攻撃してくる。
HPが非常に高いので、固定で出てくるタイプは石化して一掃すると良い。- 後者の強化版キマイラは2000ものAPを持っている。
飛空艇でも出現するので、エフレイエが倒せないときはこいつを狩ってパーティーを強化しよう。 - HDリマスター版の飛空挺でレベル上げしてるんだけどどれだけエンカウントしてもキマイラが出現しない。出現場所限られてたっけ?
- 後者の強化版キマイラは2000ものAPを持っている。
通常枠で北極の風、レア枠で落雷玉を盗める。マカラーニャの森では1個だけだが、アルベドのホームや飛空艇で出現する方はいずれも1度に盗める個数が3個に増えている。
左手に常に炎を宿らせているせいか、シリーズでも珍しい二足歩行型になっているキマイラ。
4つの頭が上記4つの行動をそれぞれ分担しており、ザコ敵としてはモーションが豊富。
FF11
「キマイラ族」という種族が存在する。「キマイラ」という名の個体もいる。
全ての個体がノートリアスモンスター扱い。異例の大抜擢をとげる。
片手剣「オートクレール」を落とす「キマイラ」や、
あのお方がブチ切れたらどうなるかが見られる「キマイラ 13」などが有名な個体。
ブチ切れの様子を見たい方はこちら↓。閲覧は自己責任で。
http://wiki.ffo.jp/html/4737.html
FF12
鳥のモンスターであるコッカトリスの胴体に鬼の頭のようなものをくっつけたような外見。
作中にはミニマムキマイラ、ゴーキマイラ、キマイラブレインが登場する。
魔術によって作られた人造生物だったり、人間そのもののなれの果てだったり。
LRFF13
ラストダンジョンにのみ出現。
初戦はファングと共闘して戦う。
狼の背中から竜の首が二本生えているという外見で、伝説上のキマイラと異なり、山羊と蛇の首はない。
ちなみにこのモンスターの毛皮は、血でぬれたように赤黒く、今までのモンスターと比べて不気味な印象を受けるだろう。
キマイラ自身の攻撃に加え、残っている竜の首に応じて攻撃を変化させてくる。
両方の首が残っているとファイアブレスの代わりに使ってくる鉄風雷炎?が強力なので、一つでも首は倒しておくと安心できる。
- 攻撃パターンだけでなく弱点も変化する。
風と雷の首があるとそれぞれに対応した属性を吸収するが首を破壊すると破壊された首の属性が弱点となる。
タイミングを間違えて回復させてしまわないように注意。
LRには火ドラゴンと風ドラゴンがおり、「残りの氷と雷のドラゴンはどこだ」と思っていたらなんと一纏めで登場…
と思わせておいて実は火吸収の風雷耐久、要するに火風雷の複合属性持ち。唯一ハブられた氷属性が哀れ。
ちなみにこいつ、ただ単にラスダンを踏破するだけでは二頭しか出てこない困ったモンスター。
ラストワンを倒すには第一の試練の小部屋でグルグル回る必要がある。
最終日にいかつい見た目で出て来るので迫力は充分だが、可哀想な事にハメが可能。
刀など、攻勢がついた武器を装備、ウィーク・カーズを入れてアルテミスピアスを撃つだけである。
FF14
ID「流砂迷宮 カッターズクライ」の最終ボス。ベースは獅子で山羊と龍の頭、ドラゴンの翼が生えている。
3種のブレスを使い分けるほか、範囲予兆のない攻撃を多用するため詠唱している技名に特に注意が必要である。
これはLv50までのダンジョンとしては珍しく、慣れないプレイヤーにとっては回避しづらい難敵となっている。
- 旧FF14ではカンスト後のレイドダンジョンボスとして君臨していた。
FFT
表記は「キメイラ」。儲け話に登場。
数種類の動物を人工的に融合させて創られる合成獣であるため自然に生まれることはなく、
古代の技法である生物合成技法は既に失われているため、絶滅した伝説のモンスターとなっている。
吐く炎は鉄をも溶かす。
召喚士アディア・ルカが家に伝わる古文書から生物合成技法を実験したことで現代に再現され、
創造主の手を離れてイグーロスの城下町で暴れ回ったが、8時間の死闘の末に退治された。
FFCC
ライナリー砂漠、ヴェレンジェ山に出現する。
渦を巻いた角が生えた頭から鳥の脚が付き、更にその股間(?)からヘビ頭の尻尾が出ている正に異形の魔物。
口からは炎を吐き、尻尾からは冷気を、角からは電撃を放って攻撃してくる。
素材「キマイラのツノ」を落とす。
FFCCRoF・EoT
RoFでは罪人島(キランダ島)・クリスタルの神殿で出現する。
張り子のライオンの口から猫のような生き物が顔を出している、どことなくユーモラスな姿。
尻尾から放たれるホーミング弾、当たると暗闇状態になるブレス、吹き飛ばし効果のある地震などの攻撃を使う。
ドロップアイテムの1つである素材「ユニオンブラッド?」はクリスタル練成などに使うため、なるべく多く集めておきたい。
FFUSA
「巨大老木」のボスモンスター。スカルジャー二体をお供に出現する。
攻撃方法は「3つのあたま」「たつまき」「マヒガス」「じしん」など。
「さわるとどく」での反撃が鬱陶しいので、弱点の風魔法で攻撃したい。
キマイラを倒すと巨大老木内部の雑魚モンスターも連動して一斉消滅する。
そのため、雑魚は無視してこいつを倒してしまえば後の探索が楽になる。
FFMQ(英語版)
ちなみに元々のアメリカ版では、ここのボスの名前は「Gidrah」になっており、
「Chimera」の名前はトリニティに付けられていた。
- …キングギドラ?
聖剣伝説
グランス城に登場するボスモンスター。
ライオンとヤギの頭を持っている。
ヒロインが捕らえられている部屋への道で遭遇する。見張りだろうか。
画面中を飛び回る攻撃を避けるのはかなり困難。安全地帯が見つからない。
- 安全地帯がないため、(ワープをつかわないなら)低レベルクリアの天敵。
突進付きの無敵時間を使ったり、
タイミング良くダメージを与えて点滅してる間にすり抜けたり、
とにかくシビアな操作をミスせずに行わないといけない。- モーニングスターで大幅に攻撃力が上がった直後のボスなので、適正程度のレベルがあればゴリ押し出来る。
PSVita/iPhone/Android版ではボスキャラも全体的に強化されているが、こいつの強化ぶりは正直やりすぎレベルである。
まず宙に浮いているため剣などの攻撃は飛んでる時に当たらない。
画面中を飛び回る行動パターンの厄介さも健在だが、攻撃も火の玉を吐き出す、地を這うようにヒーローに突進してくる、マインドフレア弾を4発放つ(ヒーローを追跡するように飛び、さらに壁に当たると爆発して爆風を巻き起こす。爆風にもダメージ判定あり)と一見ワンパターンに見えて隙の少ない攻撃ばかりで攻めあぐねる。
マインドフレア弾を放つ時だけは一瞬無防備になり武器を当てられる可能性があるが、攻撃後すぐに逃げないとマインドフレア弾の反撃を食らう。聖剣2のタイガーキメラを髣髴させるような難易度になっている。
ヒーロー側もMAX攻撃が武器の投擲である槍・斧が攻撃速度の遅さなどで弱体化、モーニングスターも隙が大きく使いにくくなったと武器の下方修正に苦しみ、原作同様奇岩山を抜けグランス城に入ると後戻りできないため、装備を整えていない(黄金の盾を売ってしまった)状況だと最悪「詰む」危険性もある。
対処法としては地道なLV上げとマジックボトルのストック位しかないのが辛い所。
- 近づくとマインドフレア弾ばかり使ってくる気がする。それを避けつつマックス攻撃するのがベストか。
ジグザグに動きながらの突進攻撃は正直回避不可能レベル。
光の4戦士
表記は「キメラ」。
ウルペスの街の4商人の1人の依頼で退治することになる、狩場の洞窟に潜むモンスター。
潜むといってもすぐ見つかるが。ライオンとヤギの二つの首と鳥の翼に二本の尻尾は蛇、とまさに異形。
2回行動し、通常攻撃は火属性、毒などの状態異常も発生する。「ファイア」「クエイク」も使う。
これ以降の地域でも雑魚敵として出現する。
キメラと上位のヌエは通常攻撃で3つの状態異常を付加(10%)するため、
状態異常目当てなら「はなつ」のはこの系統がいい。
FFL
竜騎士編のディストへの洞窟の特定の部屋(ディスト側がら入ってすぐのセーブポイントの先)に出現する。
「必ず単体で出る」「明らかにその地域の他のモンスターより強い」「特定の場所にしか出ない」などFF4TAのしっぽ持ちと共通するような要素があり、
案の定通常ドロップで小さな牙、レアドロップで赤いしっぽという貴重なアイテムを落とす。
ちなみにFF4TAのしっぽ持ちと違い「ライブラ」は効く。
「エーテル」を盗める。
- 今回のエーテルは750ギルと微妙に高値で売れるので、金稼ぎにも便利だったりする。
基本的には2回攻撃だが、ブレス類を使った場合は1回攻撃。
落とす尻尾は赤なのに、何故か体色は緑一色である。
終章前編ではディスト周辺に出現する。
終章ではホーリーブレスを使用するようになった。
DFFOO
SOPFFO
水晶の蜃気楼のボスとして登場。
本作ではライオンをベースに、蝙蝠のような翼、蛇の姿をした尾を有する容姿。
1回目のソウルバーストを受けると翼を破壊され飛行出来なくなるが、その代わりとして新たに山羊とドラゴンの頭が生え、攻撃手段が変化する。