Tier 6 イギリス 中戦車 Sherman Firefly(シャーマン ファイアフライ)
急激に重装甲化を進めたドイツ軍戦車に対抗するため、対戦車戦闘能力が高い17ポンド砲を搭載したSherman V。ファイアフライとはホタルの意*1。
ドイツの戦車エース、ヴィットマンの駆るTiger Iの撃破を始め、希少な連合国軍前線部隊の対戦車火力として重宝された。
直近90日の平均勝率:50.36%(2021年7月15日現在、BlitzStars調べ、ver8.1.x)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
基本性能(v4.4.0)
車体 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (HP) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/h) | 初期 重量 (t) | 本体価格 (クレジット) |
Sherman Firefly | VI | イギリス | 中戦車 | 960 | 51/38/38 | 48/18 | 33.3 | 945,000 |
---|
武装
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
VI | OQF 17-pdr Gun Mk.IV SH-SH | 10.00 | AP APCR HE | 148 171 38 | 160 135 190 | 1600 1350 1900 | 0.36 | 2.3 | 77 | 175 2800 7 70 | 826 | +20° -6° | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VII | OQF 17-pdr Gun Mk.VII | 10.43 | AP APCR HE | 171 239 20 | 160 135 200 | 1669 1408 2086 | 0.35 | 2.1 | 77 | 175 3200 8 75 | 826 |
砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚(mm) 前面/側面/背面 | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
VI | Sherman IC | 63/51/51 | 39 | 240.0 | 5,300 |
---|
射界 | 全周 |
---|
エンジン
Tier | 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
V | Chrysler A57 | 450 | 20 | 570 |
---|---|---|---|---|
V | Wright Continental R-975C1 | 470 | 20 | 516 |
履帯
Tier | 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
V | Sherman IC | 36.10 | 38 | 8,200 |
---|---|---|---|---|
VI | Sherman VC | 36.10 | 42 | 8,200 |
乗員
- Commander
- Driver
- Gunner
- Loader
- Radio Operator
- Radio Operator
派生車両
派生元:Crusader(正確にはアメリカからレンドリースされたものが原型のため、Crusaderからの派生ではないが.......)
派生先:Comet/Challenger
開発ツリー
Crusader | ━ | Sherman Firefly 28,800 | ━ | OQF 17-pdr Gun Mk.IV SH-SH | ━ | OQF 17-pdr Gun Mk.VII 15,000 | ┳ | Challenger 65,680 1,400,000 |
━ | Sherman IC | ┗ | Comet 68,400 1,350,500 | |||||
━ | Chrysler A57 | ━ | Wright Continental R-975C1 1,620 | |||||
━ | Sherman IC | ━ | Sherman VC 5,200 |
:必要経験値
:必要クレジット
解説
Sherman V(ツリーからは削除済)から車体はそのまま、火力支援に特化したシャーマン。
中距離戦に特化した強力な主砲をいかに使いこなすかが立ち回りの鍵となる。
英国が生み出した傑作、オードナンスQF17ポンド砲をどうにかして戦車砲として活用できないものかと考えたイギリス人は、まずは容積に余裕のある超重戦車に載せてみた。しかしながら実用性の微妙な仕上がりだったため、当時最新鋭であったクロムウェル巡航戦車の車体を延伸してTOGの砲塔を載せてみる一方、間に合わせとしてバレンタイン歩兵戦車を後ろ向きに走らせてみることにした。しかしながら(二度目)前者は技術的な問題から量産化が遅々として進まず、後者の実戦配備にもいくらか時間が掛かると予想された。
絶妙に時代とマッチしない戦車を供給し続けた本国に対し、活躍の場(具体的にはノルマンディー上陸作戦)を求めた17ポンド砲はついにアメリカ戦車に白羽の矢を突き刺す。
対戦車砲の最高傑作と、偉大なる凡作「M4 Sherman」が出会った瞬間であった。
主砲
長砲身化に伴い後座長が長くなり、シャーマン車体ながら俯角が-6°まで狭められている。
- OQF 17-pdr Gun Mk.IV SH-SH
本車の史実砲。
初期砲ながら同格MTの最終砲並みの貫通力を持ち、十分戦えるという意味では優秀。
とはいえ主砲以外はTier5並みのファイアフライにおいては物足りない性能である。
- OQF 17-pdr Gun Mk.VII
Black Princeおよび初期型Centurion Iの史実砲。
平均的な同格MTの主砲に対し、通常弾で20mm、課金弾で60mm程度上回る高貫通力が特徴。
単発威力とDPMこそ平均的だが、高貫通の恩恵で射撃位置の自由度が高く、課金弾使用頻度が低くなり、結果的に重装甲目標に対するDPMは比較的高くなる。
照準速度は同格トップクラスで精度はサンダースと並びトップタイ*2とイギリスの火砲らしく極めて優秀である。
砲拡散も低く行進間射撃や飛び出し撃ちなどの単伸縮も得意としあらゆる局面に素直に答えてくれるだろう。
またAP弾の威力減衰も抑えられ得意とする中遠距離でも難なく性能を発揮できる。ただしAP弾の弾速は比較的優秀な程度のため、慣れないうちは高速で動き回る軽戦車や遠距離の偏差撃ち等は高初速を持つAPCRを積極的に用いた方が良いだろう。
装甲
基本的にTier5の本家シャーマン車体そのままで、俯角が狭くなって地形を活かすことも難しくなっている。
本家では頼りの砲塔も、こちらは防楯部で実質110mm、防楯以外は実質80mmと、頼りになるどころか152mm榴弾が貫通しうる。大口径榴弾の貫通率を下げる拡張パーツを積んでおこう。
ハルダウンは被弾面積を抑える程度のものであるので弾こうとはせず、狙われないことを重視するのが得策。
機動性
出力はそこそこだが、シャーマンらしく旋回がやや鈍く、軟地盤に弱い。
とはいえ陣地転換には十分な機動力と言える。
総論と立ち回り方
格上重戦車の装甲大幅バフによって同格中戦車に比べると、高貫通高精度の本車が格上との撃ち合いにおいては相対的にかなりの優位性を持っている。
特にTier6はTier5と同じような主砲のガバさのままであることが多く、同格同士の撃ち合いはもちろん魔境帯を相手にしなければならない試合では主砲が優秀であることが数値以上に実戦で大きなアドバンテージである。
(例えば、165mm相当のティーガー1の正面装甲は他の多くの車輌の通常弾では貫通不能なのに対し、本車なら貫通可能である。)
立ち回りとしては俯角も装甲もなく、前線での戦闘力に欠けるため、MTというよりは砲塔付きTDに近い。ただし芋れとは言っていない。
前線の味方にヘイトをなすりつけて集めさせ高精度・高貫通を活かした中遠から一方的に撃つことを意識して立ち回ろう。特に上記のように格上重戦車の相手は精度と貫通の関係で同格重戦車ですら荷が重いため率先して重装甲の相手を削ることを意識するといいだろう。
機動力の低さから撤退のタイミングが重要で早め早めの判断がチームを救うことになる。支援していた中戦車ルートが壊滅する前に重戦車たちと合流するなどして終盤まで生き残ることを目指そう。終盤の重戦車支援や狙撃にも主砲性能がかなり役に立つため生き残ってさえいれば貴重な戦力になる。
紅茶パワーでゴリ押したい気持ちをグッと抑えて紅茶のカフェインをキメて冷静に立ち回ろう。
特徴
長所
- 精度・貫通が非常に高い強力無比な17ポンド砲
- 照準拡散が非常に小さい
- 良好な機動性
- 滲み出る英国面
短所
- 6°しかとれない俯角
- 主砲以外同格と比べ、劣っている部分が多い
- 紙装甲
- 性能が微妙
初期の研究
- 英中戦車ルートTier8戦車Centurion Iか、重戦車ルートTier7戦車Black Princeを開発済みの場合、すぐに最終砲を使うことができ、次のCometの乗り出しも楽になる。
- 例に漏れず、AT 8の装備するOQF 17-pdr AT Gun Mk. VIIとは互換性がないため注意
- 初期砲だと他国の3inchと大差ないので急いで開発しよう。
次にコメットがあるが、ファイアフライから進むと初期状態はやや苦しいスタートになる。
次のコメットではファイアフライでお世話になった17ポンド砲は搭載できなくなる。つまり、初期状態ではTierが上がったCromwellで、いくら鋼のような精神力を持つ紳士見習いの諸君でもでも弱音を吐いてしまうだろう。
そこで、次に進む前に最低限、改良砲塔分のComet Mk. Iの12,000はフリー経験値を蓄えてほしい。欲を言えば、Rolls-Royce Meteor Mk. IVBの2,240経験値も欲しいがそんな無茶は言わない。たった12,000だ。サボるか、貯めるかは君次第。
歴史背景
ファイアフライは、車体と砲塔自体はM4シャーマンそのものであり、1944年1月の生産開始当初は既存のM4A4(シャーマンV)から改修されたVC型であったが、前年にA4の生産は終了していたため、5月からはM4(シャーマンI)及び車体前面だけ鋳造製となったハイブリッド型がベースのIC型が生産された。
このためノルマンディー上陸作戦当時はVC型が主力であったのが、最終的にはIC型がVC型の倍も配備されていた。
なお英軍の公式文書でも間違っているものがあるが、量産されたファイアフライはベースとなった車体が十分に供給されていたこの2種のみであった。
以前はファイアフライに改造されたシャーマンは800輌程度といわれていたが、近年新たな資料が発見され、終戦までに2,139輌が完成していたらしい。
余談ながら、WWIIのドイツ軍戦車エースであるミハエル・ヴィットマンは、カナダ軍に配備された本車によって乗車していたティーガーごと撃破・死亡した事が、後の乗員の証言から判明している。
愛称の『ファイアフライ』はホタルの意味で、17ポンド砲の激しいマズルフラッシュによってそう見えることから付けられた。
なお、日本におけるホタルは成虫になってからは薄命な事で知られる(幼虫は肉食である)が、欧州生息のホタルは成虫になってからも幼虫期同様肉食性のままの獰猛な種類も存在している。
本当の由来は前述の通りだが、こちらの意味で『ファイアフライ』の名がついた、としている文献もあるようだ。
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ツリー化、枝化とは?
- コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
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- コメント3に関連したコメント4 -- 2018-09-28 (土) 9:00:00
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