システム/極限状態

Last-modified: 2024-12-22 (日) 15:53:23

目次

概要

  • モンスターハンター4Gでシリーズ初登場したモンスターの状態の一つ。
    廻龍亜目のモンスターが司る狂竜の力克服するというイレギュラーを起こし、
    逆にそれを己の力としてしまった恐るべき状態
    この状態のモンスターはみにりなく迫りし者」とも称され、
    同じ地域に存在した同種の個体を1頭残らず駆逐してしまうほどの狂暴性と戦闘力を獲得している。
    • 雑誌『ニンテンドードリーム』2015年5月号の内容によると、
      文字通りモンスターの極限の生命力により狂竜症による命の危機を克服しただけで、
      狂竜症自体からは回復していない極めて不安定な状態とのこと。
      なお、極限状態となったモンスターがその後どのような経過を辿るのかについては、
      「そのまま一生を終える」、「時間の経過と共に自然治癒する」など諸説あるが、詳細は不明である。
    • 後に渾沌に呻くゴア・マガラの設定解説において、
      狂竜症の症状自体が「シャガルマガラの生殖のために苗床を量産するための強制的な暴走」
      とでも言うべきものである事が明かされた。
      つまり早く死ぬために生物のリミッターを外されて暴走させられるのが狂竜症だが、
      狂竜ウイルスの影響力に打ち勝ち死ななくなると共に、
      限定的ながらウイルスの影響力を我が物としてしまった個体こそが「極限個体」である。
  • 劇中において、極限状態になったモンスターは「生物の域を超えている」とまで称されており、
    強さランクにおいてはその全てが最強ランクである「とても強い」に定められている
    同じランクに属するのは、強大な古龍種やラージャンを始めとした所謂古龍級生物のみであり、
    極限状態のモンスターは名実ともに古龍種と同等クラスの脅威と見做されていると言えよう。
    作中における事実として、本来は一般大型モンスターの範疇に収まるはずのセルレギオスが、
    極限個体に至ることで「狂竜化したイビルジョーより恐ろしい存在」と位置付けられるようになったことからも、
    極限化が正に「極限」と呼ぶに相応しい規格外の戦闘力をもたらす現象であることが分かる。
  • この個体との戦闘ではBGMが専用のもの(BGM名は「極限」)に差し代わり、
    アイコンに狂竜化の時と同様に「極限状態」の文字が踊る。
    • また、この状態の個体が出現する事がはっきりしている場合の依頼書には、
      爪痕が刻まれた禍々しい色の生態未確定のアイコンが記される。
    • BGMだけでなく発覚時のSEも異なり、狂竜化モンスターと比べて派手さを控えた、
      しかし格の違いを表すかのような「ドオォン…!」と言う緊張感に満ちたものとなっている。
      文字に起こせば「なんか超ヤバイ奴に見つかった」とでも言うべきか。
  • 極限状態のモンスターは古龍種と並ぶ力を手にするが、前述のとおり、精神は狂竜ウイルスに支配された状態である。
    プレイヤーから見たら完全無欠の存在に見える彼らだが、その実態は
    ウイルスによって身体以外の殆どが事実上死んだ状態となっており、
    死ぬまでの間永遠に体を酷使されている強いだけのゾンビとも形容できる為、
    シリーズを通しても相当悲惨なモンスター群と言える。*1

特徴・戦闘能力

  • 極限状態に到達したモンスターは全身に紫黒色のオーラを纏い、
    体色も赤いメタリックが刺すなど、通常の狂竜化モンスターとは比較にならない悍ましい姿となる。
    また咆哮も狂竜化モンスター以上に恐ろしく、一部のモンスターは最早原形を留めないレベルで変化している
    • 反面、怯んだ時の声は通常時と同じになっており、ウイルスを克服した状態ではある事を感じさせる。
  • そして決定的なのが、マガラ科の特権だった「攻撃時に狂竜化ゾーンを発生させる*2能力」を持ち、
    異常な攻撃力の高さ*3異常な肉質の硬さを誇る事である。
  • また種の「完全体」ともされるだけあり、元のモンスターの技が強化されているだけで無く
    亜種や近縁種の技を使用してくる事もある。
  • 極限状態のモンスターは、全シリーズ通しても類を見ない圧倒的過ぎる防御能力を持つ。
    具体的には…
    • 閃光玉及び音爆弾を無効化し、こやし玉のエリア移動を促す効果も効かない
    • 落とし穴およびシビレ罠を完全無効化し、触れただけで破壊
    • オトモの合体技(猫式突撃隊、猫式火竜車)を無効化
    • 属性攻撃・状態異常攻撃完全無効化
    • スタン・減気攻撃無効化
    という、超大型モンスターすらも超えた超絶的な耐性を有する
  • 特に属性遮断は頭部から尾の先まで全部位に適用されるため、
    属性偏重武器を担ぐ場合は抗竜石・属撃無しでは詰み同然の状態となる
    なお属撃未使用の場合は属性武器で攻撃しても属性エフェクトが発生しないので、
    極限状態のモンスターに属性攻撃は効き目がない事がよくわかる。
  • また、毒や睡眠などの一般的な状態異常はおろか、爆破属性すら無力化する
    つまり、極限状態を解除しないことには状態異常武器は例外なく全く意味を為さない
    極限状態を解除(=通常状態に戻す)することができれば状態異常も機能するようになるが、
    再極限化した場合、打ち込んでいた状態異常は問答無用で全て解除されてしまう
    • しかし、拘束攻撃に関してはこやし玉が有効である。
      仮にこやし玉完全無効だったら拘束された瞬間乙が確定してしまうため、そこは妥当な措置とも言える。
  • これだけでも相当な強化が図られていることが否が応でも理解できるだろうが、
    それ以上に極限状態モンスターを厄介たらしめているのは「強制弾かれ部位」の存在である。
    この部位はシステムをも超越した尋常ではない硬さを誇り、その詳細は
    • 武器の斬れ味に関係なく当たった攻撃を弾く(ハンターに弾かれモーションを取らせる)
    • スキルの心眼や、双剣の乱舞や太刀の気刃斬りなどに備わる弾かれ無効効果を無力化*4
    • 業物スキルの効果を無効化(スキルの有無に関わらず強制的に斬れ味の消耗が激しくなる)
    • 操虫棍の猟虫の攻撃を無効化(エキスも採取不可)
    • 斬撃・打撃・固定ダメージによって受けるダメージを8割減
    • 弾ダメージを完全無効化、更に弾き返し発生
    • 部位破壊時を除き、ダメージを蓄積しても一切怯まず転倒もしない
    有り体に言えば、強制弾かれ部位に対してはアイテムを含むほぼ全ての攻撃が通じない
    なおかつ弾かれたところに超火力の攻撃を叩き込まれるため、対策無しではまず打つ手がない
    特に操虫棍は、モンスターによっては狩猟にこの上なく重要なエキスが取れなくなってしまう。
    おまけに殆どの極限モンスターは白エキスが取れる部位が軒並み強制弾かれ部位になっており、
    他のモンスターからエキスが取れるクエストでなければ非常に厳しい状況に陥る。
  • 強制弾かれ部位に攻撃が弾かれると特殊な紫色の火花のようなエフェクトが出るため、
    攻撃を当ててみれば通常の部位とは簡単に区別できるようになっている
    (他の部位で単に斬れ味の悪さのために弾かれる場合は通常の黄色い火花が出る)。
    • 強制弾かれ部位はモンスターによって異なり、ジンオウガやイビルジョーのように弱点部位であることもある。
  • なおこの強制弾かれ部位の異様な硬さが目立つが、
    狂竜化により肉質が変化するモンスターは、極限状態になった場合でも同じように変化が起こっている。
    よって極限状態のジンオウガやセルレギオスなどは肉質硬化と強制弾かれ部位の発生により、
    通常個体と比べて二重の意味で硬くなっていると言える。
  • しかし、巨龍砲による攻撃だけは極限モンスターのダメージカット能力を無視する。
    基本ダメージも高く、命中させれば体力を大幅に削ることができる。
    ただし、狙って当てるのは難しいため、着弾点で拘束してから当てたい。
    その場合、罠や閃光玉は効かないので、属撃を付けて麻痺か睡眠で攻撃しよう。
    睡眠の場合はダメージが3倍になるので、より効果的である。
    • この記述からお察しの方も多いと思われるが、撃龍槍は硬化部位によるダメージカット対象である。
      下手するとフルヒットしても大タルG1個分程度しかダメージが入らないなんてことも。
  • 矢弾き効果については、通常弾(連射矢)や属性弾は勿論の事、
    貫通弾(矢)や散弾(拡散矢)、挙句曲射すらも跳ね返してしまう
    クシャルダオラの龍風圧と同様にハンターへ向かって跳ね返し、1ダメージと微小ながらダメージも受けてしまう。
    ダメージに関しては然程気にすることも無いかもしれないが、
    根性が発動した状態で食らうと自分の攻撃で乙る羽目になる。
    より現実的な問題で言えば、ガンナーでの採用率が比較的高いフルチャージを妨害される所か。
    G級では相対的に効果の薄くなるスキルなので、極限個体相手では無理に採用しないのが吉かも知れない。
  • 上記の通り、極限状態とは狂竜症による命の危機を克服しただけの状態であり、
    狂竜症自体を克服している訳では無い為、狂竜モンスターと同様、
    行動速度が不安定になったり、在らぬ方向に攻撃したり、非常に怒り易くなったりするのはそのままである
    それに加えて上記のように数々の極限状態固有の能力を持つため、
    基本的には狂竜化モンスターを更に強化した存在であると思ってよい。
    • なお狂竜化モンスターはスタミナの消費が激しくなって疲労しやすくなるという一種の弱点を持っていたが、
      極限状態モンスターはそもそも疲労状態にならない
      摩訶不思議な特殊能力を抜きにすれば、もはや古龍をも凌駕しかねない怪物である。
  • ちなみに、あらゆる足止め手段が効かないと書いたが、ツタやられだけは普通になる
    恐ろしいオーラを滾らせたままハマってもがく姿は微妙にシュールだが、
    極限状態相手に数少ない集中攻撃チャンスになる。
    • ただし極限状態になるモンスターのうち、ツタが存在するエリアに出現するのは
      G★3『高難度:轟竜、限界突破!』のティガレックスが地底洞窟エリア4に移動した場合、
      G★3『高難度:絶対的膂力の証明!』のラージャンが遺跡平原エリア2に移動した場合、
      G★3『高難度:鎧袖一触』のグラビモスが原生林エリア2に移動した場合の3ケースのみである。
      それ以外ではそもそもツタのあるエリアに極限状態のモンスターが移動すること自体が無い。
      未知の樹海のツタエリアはグラビモス以外進入せず、グラビモスはギルドクエストに出ない。

対策

  • ここまで聞くとこれを実装したスタッフの誰かが狂竜化でもしたのか
    ……と思わずにはいられないような戦闘能力を持つ極限状態だが、
    もちろんこちらに一切の手が無いという訳では無い。寧ろ、ないと困るが。
    • 唯一の対策アイテムはドンドルマの狂竜ウイルス研究所が精力を尽くして開発した抗竜石
      中でもG級クエストや納品依頼を進めることで入手出来る『抗竜石・心撃』が、
      極限状態モンスターには攻撃を弾かれにくくして隙を減らすという意味だけで言えば有効*5
      この効果を武器に付与することで、極限状態モンスターの一部部位における特殊な硬化を緩和し、
      通常の部位同様に攻撃が弾かれないようになる。
      但し心撃の効果時間はかなり短く、再使用待機時間も非常に長い。
      また、効果があるのは極限化した事による硬化のみで、
      元々硬い部位や狂竜化による硬化部位については心撃を使用しても弾かれなくなったりはしない。
      • わざわざ「だけで言えば」と強調したのは、
        心撃を使用しても硬化する部位にはダメージ(固定含む)が通常の20%しか通らない
        という衝撃の事実が検証により明らかになっている為である。
      「抗竜石・属撃」を付与すれば、極限モンスターにも各種属性が有効になる。
      ただし、属撃に関しても硬化する部位には通常の20%しか属性・状態異常は通らないので、
      属性武器のダメージ効率はすこぶる悪い。
  • (心撃に限らず)抗竜石には攻撃を繰り返し与えることで狂竜の力を鎮め、
    狂竜化及び極限状態モンスターを元の状態に一時的に戻すという効果が備わっている。
    しかしながらあくまで一時的なものであるため、一定時間が経過すると再び極限化してしまう
    経過時間は「乱刃、すべてを断つ」のセルレギオスのみ3分で、それ以外のクエストでは2分15秒
    • ちなみに、「乱刃、すべてを断つ」で渡される抗竜石は試作品
      試作品が完成品より効果時間が長いというのは納得いかないところではある。こいつだけ上位個体だからか。
      メタ発言をすればこのクエストが極限状態のチュートリアル的な存在のクエストだからであるが
      一応元の状態に戻っている時間はPT基準で考えれば充分な為、
      如何に相手の極限状態でいる時間を短く出来るかが狩猟の鍵となるだろう。
    • ただしそうはいかないのがソロで攻略する場合
      心撃の時間が非常に短く、心撃が無ければ弾かれることが多すぎてろくにダメージを与えられないため、
      そもそもの話として極限状態の解除すら難儀することになる
      そのため、一度極限化を解除するのにかかる時間が非常に長く、解除されている時間も短いため、
      普通に時間切れを起こす場合も。今作の村最終クエ「師匠からの試練」がこれに該当する。
      • とはいえギルドクエストLv140の極限モンスターが相手であっても、
        ソロでも上手く立ち回れば一度の抗竜石の効果時間が終わる前に極限状態を解除することは可能で、
        またその場合再度極限状態になったとしてもすぐに抗竜石を再使用できる。
        そのため、慣れてしまえば狩猟時間の大半を通常状態のまま過ごさせることも可能。
    • 極限化を解除して通常状態に戻しても、高すぎる攻撃力は変わらない
      解除できたからといって回避を怠るとあっさり一乙してしまうため注意。
      • これは、極限個体が出現するクエスト自体が強化クエスト扱いになっているため。
        「極限状態だから強い」と言う訳ではなく、
        単に「元々強い個体が極限状態になっている」と言う訳である。
        これは「通常状態の時点で他より強い個体」でなければ
        狂竜の力を克服できないという
        世界観的な意味もあるのかもしれない。
        ギルドクエストではこの強化&LVの補正がかかった個体と戦わなければいけないのか、絶望するかもしれないが、
        そんな事はないので安心して欲しい。それでも高レベルとなると通常クエより強いが。どうあがいても絶望
    • さらに、状態異常と同様、鎮静化には耐性が設定されているようで、
      2回目以降、鎮静化に必要な攻撃回数は徐々に上昇していき再発症までの時間も短くなっていく
      つまり、戦闘が長引けば長引くほどハンター側が不利になるということである。
      逆にこの仕様上、非極限化時の手数にもよるが、通常のクエストでは
      4度ほど極限化を解除したあたりで瀕死かそれに近いことが多い。
      有志の検証により、極限状態を解除するごとに15秒再極限化するまでの時間が短くなることが判明。
      最終的には1分で再極限化してしまう。
    • また、極限解除に必要な攻撃量はモンスターの体力に比例するようで、
      元の体力が多いモンスターだと解除しづらく、少ないモンスターはその逆で解除しやすい。
      例えば同じギルクエLv140でも、2頭体力のラージャンだと開幕の一斉掃射で解除して
      そのまま再極限化を許さずに倒しきる事がしやすいのに対し、
      1頭体力のイビルジョーだとよほど手馴れたパーティでないと最初の解除にも手間取る上、
      殆どの場合倒す前に再極限化される。
    • 極限状態の解除には、剣士ならばモーション値、ガンナーならば与えたダメージがそれぞれ参照されており、
      これが沈静化ラインに達すると極限状態が解除される仕組みになっている。
      モーション値準拠の剣士ならば硬化部位に攻撃が当たってしまっても効果はあるが、
      先に述べた通り、硬化部位は弾のダメージが100%カットされてしまうので、
      ガンナーは硬化部位に弾を打ち込んでも全く効果が無い。
    • 抗竜石の効果がないときでも、ジャンプ攻撃なら弾かれはするものの弾かれモーションを取らないため、
      覚えておくと役立つかも知れない。
      しかし弾かれると本来溜まる筈の蓄積値が溜まらないので、
      極限状態のモンスターの中には通常と比較して非常に乗り辛いものもある。
  • 属性攻撃が効かないことに開き直って無属性武器を担ぐのも手である。
    これなら属性攻撃を通す抗竜石・属撃を持ち込む必要が無くなる
    (ジャンプ攻撃の蓄積値が溜まる部位が硬化するモンスター相手にはこの限りではないが)。
    もちろん武器は高攻撃力、次点で斬れ味が良いものを選んだ方が得策なのは言うまでもない。
    • とはいえ、上記のように抗竜石を使えば極限状態モンスターを一時的に通常状態に戻すことが可能であり、
      その間になるべくダメージを稼いでおくのが有効であることから、属性も軽視はできない。
      元々肉質の硬いグラビモスあたりは近接無属性武器で挑むには些か時間が掛かり過ぎる相手である。
      特にPTでは総合的な手数が多く、通常状態に戻しやすい(=通常状態の間に攻撃できる時間が長い)ため、
      属性も考慮した武器を担いだ方がよい。
    • ただしそれでも、毒属性の効果は極めて薄いことには注意。
      せっかく毒状態にしたところで、たった2分で再極限化してしまうと
      その瞬間に毒が治癒し耐性も上がってしまう
      そのため満足にダメージを与える前に治癒されてしまう可能性が高い。
      蓄積タイミングが限られていることもあり、
      蓄積値の減衰が無く効果が一瞬で現れる爆破属性の方がダメージを与えやすい。
    それ以外にもイビルジョーやティガレックスなど、
    攻撃しやすい部位が硬化していないモンスターは心撃を使わないという選択肢も出てくる。
    心撃だと短い効果時間と長い使用不能時間がデメリットとなりがちであるため、
    必ずしも心撃が必須ということにはならない。
  • 罠が効かず、抗竜石・属撃なしでは麻痺も睡眠も通用しない極限状態モンスターだが、
    拘束手段として乗りとツタやられは有効である。
    特に地底洞窟のティガレックス極限状態はツタやられを戦術に組み込みやすい
    (ギルドクエストでは二重床エリアに現れないため不可能)。
    狙える状況であるならば有効活用しよう。
  • このように、基本的に極限状態は抗竜石で解除するのが必須と言っても過言では無いが、
    抗竜石を一切使用しないという縛りプレイも不可能ではない
    しかし、同意なしにオンラインで縛りプレイを行えば確実に地雷認定されるのは明らかなので、
    やるならソロか身内でやることを強く推奨する。
    この場合、肉質が非常に軟らかく属性なしでもダメージがよく通る部位が硬化しないことに加え
    非極限時とほぼ同様の立ち回りが可能なモンスター、
    すなわちティガレックス、セルレギオスあたりは比較的楽な方だが、
    逆に本来なら狙いやすく弱点であるはずの頭部と後脚が異常硬化し、
    まともに攻撃できる部位は軒並み弱点特効の効果適用外なジンオウガは、
    それはもう大変マゾすぎる相手である。やるなら自己責任で。

極限状態が確認されているモンスター

  • 現在確認されているのは、以下の8種類。
    セルレギオス、ティガレックス、ディアブロス、ジンオウガ、ラージャン、イビルジョーの6種は
    ギルドクエストにも登場し、レベル136以上になると確定で極限状態になる
    この内、ジンオウガ、ティガレックス、ラージャン、イビルジョーは乱入でも現れることがある。
    • なお、いずれも必ず最初から極限状態である。

セルレギオス

  • ストーリーで極限状態が初めて確認されたモンスター。
    極限状態になったたったの1個体が他のセルレギオスに見境なく攻撃を仕掛け、追い払ってしまったことが、
    珍しいとされているこの種が頻繁に目撃され、狩場に乱入するようになった理由である。
    そしてシャガルマガラに代わり、新たな狂竜ウイルスの感染源ともなっていた。
  • ストーリーの他、古文書の解読や迎撃戦にて狩猟可能。
    また、G★2でも乱入してくることがある。
  • 極限状態になったセルレギオスは通常個体の最大金冠より、更に巨大な体躯を誇る。
    このため攻撃範囲が広くなっているが、ティガレックス希少種や猛り爆ぜるブラキディオスなどと同じく、
    各動作が若干遅くなっているのも特徴。
    加えてウイルスの影響による行動速度の緩急も当然発生するため、場合によってはフレーム回避の難易度がやや高くなる。
    一方で、巨大化により的が大きくなっている事や腹下への攻撃判定が薄くなっているため、
    弱点の後脚へは張り付きやすくなっている。
  • 強制弾かれ部位は首、背中、前脚、翼、尻尾の付け根。
    どちらかと言うとジャンプ攻撃に強くなっており、乗りが狙いにくくなっている。
    一方で狙いやすく軟らかい後脚は硬化していないため、守りは然程堅くないが、
    大剣や太刀など振りの大きな武器種は、
    後ろ足を攻撃中に翼に判定を吸われ、手痛いカウンターをもらうこともしばしば。
  • 通常個体と違い一度攻撃を受けただけでも裂傷状態になってしまう攻撃が増えている上に、
    攻撃するたびにダメージを受ける裂傷状態と攻撃しなければ解除できない狂竜症を併発させてくる厄介な相手。
    対策スキルやアイテムをしっかり用意して挑むようにしたい。
    その一方で亜種、希少種、特殊個体がいないため新しい行動が取り入れられておらず、
    上記の通り弱点は柔らかいままなので、貼り付いて戦える装備ならば比較的戦いやすい相手になる。
    ただし狂竜化の影響で全身の肉質が-5硬化している点は覚えておこう。

ラージャン

  • 元の肉質が柔らかいだけに硬化の影響が非常に大きく、さらにラージャンの異常な攻撃性もあってかなりの難敵。
  • そんなラージャンの強制弾かれ部位は後脚のみである。
    しかし、闘気硬化によって前脚も紫ゲージですら弾かれる強度を誇るため、
    実質心撃なしで攻撃が通るのは頭部、胴体、尻尾となる。
    頭部付近にいればデンプシーが、尻尾付近にいればバックステップが飛んでくるため、
    心撃効果が切れているとやはり非常に戦いにくい。
    しかし、元々の体力の低さや後脚以外の肉質の軟さは変わっていないため、ギルドクエストでの人気は高い。
  • 普通なら狙いやすい後ろ足が極限化によって硬化している上、腹や尻尾を狙っても脚に吸われることも多く、
    慣れていないととにかく弾かれまくって非常にやりにくい。
    そんなラージャンの極限化が苦手な近接武器ハンター諸氏には、心眼スキルがおすすめされる。
    極限状態による硬化部位に対しては、上述の通り心眼スキルは無効化される上に、
    心撃を用いても弾かれなくなるだけでダメージ及び抗竜石の蓄積値は大幅カットされてしまうが、
    闘気硬化部位に対しては心眼スキルが機能し、
    抗竜石の蓄積値もモーション値依存なので通常通り(闘気硬化の影響を受けない)。
    極限状態中はダメージ効率と斬れ味消費を諦めてでも、極限状態の解除だけに注力する
    (ダメージは出せずとも攻撃を当てるだけなら楽な腕を敢えて攻撃する)という寸法である。
    極限状態を解除してしまえばいつも通り柔らかい後ろ足を攻撃できる上、
    闘気硬化対策としての心眼スキルは非極限状態でも有用である。
    • 要するに、単に闘気硬化対策としてだけでなく、
      狙いやすくかつ極限状態による硬化対象でない部位を攻撃するためのスキルとして有用ということである。
  • 極限状態の新モーションとして、拘束攻撃を失敗した時に地面に手を突っ込んで
    周囲の岩盤そのものを持ち上げ、そのままジャンプして前方にブン投げるという前代未聞の大技を繰り出す。
    岩盤の大きさは優にあのグラビモスを超えるほどであり、
    初見では冗談抜きで地盤が引っ繰り返ったかとすら錯覚しかねない
    この岩を持ち上げた時のポーズは、さながらドラ○ンボールの元気玉のようである。
    Fの赤き金獅子といい何故こうドラ○ンボールネタに走るのか
  • G★1から早速乱入し、突然現れたかと思えば見るからにヤバそうな金獅子に戸惑うハンターを、
    持ち前のワケのわからない攻撃力と俊敏性を以て悉く沈めていった。
    G★2にも乱入で頻繁に出現する、上位でいうイビルジョーポジションを手に入れた。
    • 特にクエスト「新進気鋭のアルセルタス亜種」では、
      乱入が発生した場合、確定でラージャンが出現する。
      更にこのラージャンは、最初から極限化しているか、途中で極限化するかはランダムだが、
      とにかく極限個体で固定である。
      それこそ新進気鋭なG級成り上がりのハンターは地獄を見ることだろう。
      ただし、途中から極限化する場合、アルセルタス亜種の耐久力の低さ故地獄を見ずに済むこともある。
  • その後、古文書第6巻解読後にクエスト「絶対的膂力の証明!」
    および「対金獅子防衛作戦!」にて正式に狩猟ができる。
    • ちなみに「膂力」の読みは『りょりょく』であり、腕力や筋肉の力の意味合いを持つ。
      初見で読めなかったプレイヤーは多数いるのではないか。
      下半身が硬化するから臀力だと空目したあなたは間違ってはいないはず
      さらにはギルドクエストでも乱入が確認がされている。
  • イベントクエスト「範馬刃牙・牙剥く金獅子」では、
    防具・護石未装備で挑むので難易度はかなり高い。対策無しでは基本的に一撃でやられると思って良い。

ジンオウガ

  • MHP3のメインモンスターも極限化。
    元々の俊敏性が高く、肉質での防御面を克服しており、大変凶悪なモンスターとなっている。
  • 最初の状態であれば蓄電が大きな隙となるため抗竜石・心撃を使い
    一気に畳み掛けることで比較的楽に極限状態を解除することができる……のだが、
    極限状態のまま超帯電状態へ移行されてしまった場合、緩急の激しい連続攻撃、威嚇行動の激減、
    低速で長時間ハンターを追尾し続ける大雷光虫弾をばら撒き、雷属性やられによる気絶とハメを頻発させる、
    極限状態モンスターの中でも屈指の難敵へと変貌する。
  • 強制弾かれ部位はよりにもよって柔らかい頭と狙いやすい後脚。
    そこ以外は弾き部位ではないが、他の部位は狂竜化の影響による全身の肉質-5が厄介に働いており、
    狙いやすい胴、前脚、尻尾が通常状態の時は紫でも弾かれかねないほど硬くなるのである。
    かと言って超帯電状態になれば攻撃が激化し隙が少なくなってしまうため対処が悩ましい。
  • 大老殿のクエストなら最初から超帯電状態になっていないものの、Lv140のギルクエ個体となると
    最初から超帯電状態になっている。こうなるともはや手がつけられなくなり、極限化による速度上昇、
    超帯電状態による速度上昇、そして、Lv140の超攻撃力によって解除するのも一苦労である。
    また、前作の高レベルギルクエと同じく、解除しても一定量の電力を保っている。
    • 更にジンオウガはギルクエ個体の中でもトップクラスの体力の持ち主であり(単体で14310、2頭でも10017)、
      再極限化までに討伐することが難しいため、
      一度目はできても二度目の解除に手間取り、抗竜石が切れてしまうことも多々ある。
      また、イビルジョーと同様にギルドクエストでLv136以上で乱入が確認された。
    • おまけにテオ・テスカトルのように一人のハンターを攻撃し続けるという習性を持ち*6
      ディレイ起き上がりやフレーム回避を身につけていないと地獄を見る
  • Lv140のジンオウガを後略するにあたって、野良オンラインで採用率が高いのが、
    ライトボウガンと火力を盛った大剣でハメる
    麻痺や睡眠を持つ操虫棍などの手数武器でハメ倒す
    居合術【力】*7つき大剣で早く解除しスタンさせる
    などである。大剣で募集している部屋ならば大方3つ目の戦法なので、
    足並み揃えて居合術【力】つき大剣装備*8で参加すれば嫌な顔はされないだろう。
    大剣でLv140ジンオウガを狩る大剣部隊にはプロハンもといギルクエ廃人が多く、
    振り向きを狙った彼らの綺麗な大剣捌きは一見の価値ありである。
  • 鳴神狂瀾では最初から超帯電状態でないので、PTでは超帯電状態になる前に極限状態を解除し、
    罠まで用いてそのまま一気に畳み掛けてしまうのが吉。 
    ソロで極限化解除前に超帯電状態に移行された場合、こちらがエリア移動をしてすぐ戻ると必ず咆哮するため、
    耳栓系のスキルを発動させることで隙ができる。
  • 幸いなことにG★2で乱入することはなく、専用クエストのG★3「鳴神狂瀾」にて初登場する。
    この「鳴神狂瀾」を出現させるためには、ジンオウガとその亜種を合わせて40頭以上狩猟する必要がある。
    因みに鳴神とは雷神、転じて雷そのもののことを指す。
    モンハンにおいても雷に関する武器名や異名等で見かける単語である。
  • 他には、チャレンジクエスト「モンハンフェスタ04」にも登場。
    こちらはイビルジョーとの同時狩猟であり、開始時点から極限化している。
  • セルレギオス相手にどれだけの力を解放しちまったんだよ!

イビルジョー

  • 四股踏みで地面を隆起させて離れた位置のハンターにもダメージを与えられるようになっている。
    ちなみに、地面の隆起は決まった方向に起こるのではなく、器用にこちらを的確に狙う。
    他の極限個体の例に漏れず、極限化するとこちらも怒り喰らうイビルジョーの一部行動まで身に付けてしまう。
    出が早い噛みつき攻撃を執拗なまでに連発してくる上、当たれば即拘束される。
    • しかし極限状態のイビルジョーで最も恐ろしいのは体力である。
      もともとタフであることに加え、強制弾かれ部位の影響で弱点部位が存在しないため、
      全く攻撃の手を緩めているつもりがないのに時間がかかりやすい。
  • 強制弾かれ部位は頭、胸、前脚、背中。
    後脚から前の全部位、背中側に至っては頭~尻尾半分程までで、非常に広い範囲をカバーしている。
    弱点の頭部と胸部が硬化していることから、極限状態のイビルジョーに弱点特効は一切効果を示さない
    (通常の場合でも弱点がかなり軟らかい関係で、元々イビルジョーに対して弱点特効の効果は若干低い)。
    しかしどの武器種でも安定して狙える後脚は硬化していない。
    まぁ仮に脚が硬化していたらリーチの短い片手剣と双剣はまともに戦えなくなるだろう。
    • が、逆に比較的リーチの長い太刀やランスといった武器種は他の部位に切先が引っかかりやすく、
      脚を狙ったつもりが強制弾かれ部位に当たる事故が起きやすい。
    • ちなみに背中(肉質としては胴と共通)の一部は強制弾かれ部位になっていないため、
      高所からのジャンプ攻撃でも乗り蓄積は可能となっている。
      これは怒り時に隆起する筋肉の部位である。
      ちなみに極限状態でも拘束攻撃をするが、小型モンスターを襲って捕食するということは
      他の極限状態のモンスター同様にしない。そのため罠肉を置いても食べない。
      ただし極限状態が解除されれば罠肉を食べるので、解除された時に備えて置いておく意味はある。
  • 抗竜石【心撃】を使えば、今作で圧倒的なモーション値を持つ操虫棍が極限状態の解除に大きく貢献するだろう。
    野良オンラインでも採用率はかなり高い。
    しかし、操虫棍には1つ落とし穴がある。
    エキスがないとマトモに立ち回れないのだ。
    モーション値を稼ぐための赤エキスは腹の一部と頭、
    パーティーの乱戦に耐えるための白エキスと橙エキスはそれぞれ足と腹の一部からとれるのだが、
    極限状態のイビルジョーの小さな頭は激しく動き回り、
    個体のサイズにもよるが、平地で飛ばしても猟虫は腹のすぐ下を通るのが関の山である。
    エキス回収の一例を示すなら、接敵時に向かってくるイビルジョーに真っ向から猟虫を飛ばして赤、
    咆哮の終盤に下がった腹から橙、脚から白だろう。
    もし赤や橙をとり損ねたなら、ジャンプ攻撃を駆使するなどして印弾をイビルジョーの背中につけるのも得策である。
  • 村最終クエスト「師匠からの試練」に登場。
    通常のクエストで登場するものはこれのみで、後述するイベントを除き、大老殿には単体クエストが存在しない。
    元々攻撃力が高く攻撃範囲も広い上に速度変化によってフレーム回避が困難になるなど難点はあるが、
    村クエストである分、体力面で調整が入っているため慣れればそこまで苦労することはない。
    一方で、高レベルギルドクエストにおいては元々の体力の高さから再極限化を起こしやすく、
    攻撃力ももはや理不尽なレベル。
    物凄くタフなくせにこちらが狙えるのはイマイチ手応えのない脚だけ。
    必然的に長期戦を余儀なくされるため、事故率が跳ね上がる。
  • G級闘技大会クエスト「極限状態恐暴竜討伐」にも登場する。
    使える武器種は大剣、盾斧、片手剣、操虫棍、ヘビィボウガン。
    ティガレックス討伐程では無いが、この闘技大会クエにも罠が存在する。
    何と、回復アイテムがどの武器種にも無いのだ。
    その代わり全ての武器が「生命力」の極限強化を施されているため、
    このクエストではダメージを受けたら攻撃することで回復出来る。
    またすべての武器で体力+20or50が付いており、一部の武器には回避性能や回避距離のスキルがついている。
    要するに「危険を冒す者が勝利する」*9、ということである。
    ただしその分攻撃力はかなり控え目になっているので、
    イビルジョーに慣れているならG級闘技大会の中でも難度は低い方であるが、
    逆にイビルジョーに慣れていない場合、攻撃や回避のタイミングが掴めず回復もままならないまま9乙もありえる。
    さすがG級、カプコンのS度もG級である。
    なお、闘技場内の採取場所では応急薬や生命の粉塵が拾えるため、あらかじめ拾っておくと良いかもしれない。
    また、尻尾を切断すれば応急薬が2個剥ぎ取れるため、可能であればこちらも活用したい。
    そしてどの武器種で出撃しても耐震スキルはついていないので頑張って回避しよう
  • その後、チャレンジクエスト「モンハンフェスタ04」にもジンオウガと登場してくる。
    このクエスト、ジンオウガと同時狩猟であり、後から極限化するクエストである。
    さすがのカプコンもこれはキツイと判断したのか元から分断柵で分断されている。
  • 長らく大老殿ではギルドクエスト以外で戦えなかったが、2015年5月8日に単体クエストである
    「喰慾の極限」が配信され、いつでも狩猟できるようになった。
    が、案の定強化個体で、ただでさえ高い体力値がそれはもう恐ろしい程盛られまくっている。
    極限状態の仕様も相まって地獄の長期戦を強いられることは覚悟しよう。
    • しかしこのクエストにはそれ以外にも厄介な点が存在する。
      何が厄介なのかというと、狩猟地が原生林であるということ。
      イビルジョーの移動エリアにはエリア3が含まれているのだが、エリア3はかなり薄暗い。
      特にエリア端などともなれば輪を掛けて薄暗くなる。
      そして極限状態のイビルジョーの体色は真っ黒に近い。……もうお分かりだろう。
      位置取りを間違えると途端にジョーが背景と同化レベルの見えにくさを発揮する
      おまけに行動速度も不安定なので、手馴れたベテランでも思わぬ被弾を誘発されやすい。
      エリア3で戦う際は出来る限り中央付近で立ち回ると良いだろう。
      因みに、初期配置のエリア4にもエリア3程ではないが暗い箇所がある。
      原生林で極限状態のモンスターを狩る機会はそうそう無いので*10注意したい。
    • ちなみにギルドクエストは未知の樹海が舞台なので全体的に緑が多く見づらい上、
      天井がある洞窟状の地形に至っては原生林エリア3並みかそれ以上に暗く、
      最早どこにいるか全くわからなくなる。
  • 極限状態モンスターの例に漏れず咆哮が禍々しくなっている。
    …が、ジョーの場合は冗談抜きでかなり恐ろしいものになっており、
    初見だと高確率でビビるであろう。これがホントのビビルジョー…

ティガレックス

  • MH4では狂竜ウイルスの大元であるゴア・マガラに奇襲され、噛ませにされていた彼だが、
    同作で狂竜化したモンスターを代表する存在であった事もあり、満を持して極限化。
  • 亜種と希少種の行動が取り入れられ、通常種でありながら大咆哮を使用してくる。
    しかしながら、大咆哮のパターンは後方に身を引いて一回だけ放つもののみで、
    亜種や希少種でやっていた連続大咆哮や前進軸合わせ大咆哮はやってこない。
    ラージャンの超巨大岩のような既存のモーションを発展させた強化の類も追加されず、
    極限モンスターの中では手抜きマイルドな仕上がりが目立つ。
  • また、ジンオウガやイビルジョーとは異なり、
    弱点の頭が硬化しておらず柔らかいままなので一撃の重い武器達で蔦ハメも行われるなど、
    その強さを発揮できないままに沈んでしまう光景が見られてしまうことも。
    MH4シリーズはティガレックスの厄年ならぬ厄シリーズか。
    • ただし、これはPT戦の話で、ソロだと難易度が激変する。
      防御力650程度では2、3発で撃沈する上、巨体で速度が安定しない突進を掻い潜って
      頭に当てる腕がなければ簡単には制することはできない。決してナメてかからぬように。
      それでも極限化モンスターの中ではセルレギオスと並んで戦いやすい方ではあるが……。
  • 強制弾かれ部位は首、前脚に尻尾の付け根と腰の辺り、それと後脚の後ろ側。
    ティガレックス極限状態に関して言えば常に頭狙いができるハンターならあまり問題はないものの、
    後脚を攻撃してダウンを狙いにいくような立ち回りを普段していた人には少々キツイかも知れない。
    幸い後ろ足の前側は対象外なので、懐に潜って戦う分には概ね問題ない。
    • またこの部位の関係上、乗りを誘発することも極限個体の中では簡単である。
      数少ない有効な拘束手段なので是非狙っていきたいところである。
  • G★3「轟竜、限界突破!」や迎撃戦に登場。
    なお、「轟竜、限界突破!」を出現させるためには、
    ティガレックスとその亜種、希少種を合わせて40頭以上狩猟する必要がある。
    G★2での乱入も確認されている。また、ギルドクエストでも乱入が確認されている。
  • G級闘技大会クエスト「ティガレックス3頭討伐」のうちの1頭としても登場する
    …のだが、このクエストにはとんでもない罠がある。詳細はリンク先を参照。

ディアブロス

  • 「砂漠の暴君」の異名を持つディアブロスも極限状態になる。
  • 亜種の攻撃モーションである角デンプシーや地中飛び出しなどは当然網羅されている上、
    さらには近縁種であるモノブロスの二連続ヘッドバットや、モノブロス亜種のUターン突進なども繰り出す。
    まさに(かの鏖魔もかくやの)角竜系飛竜の集大成とも言うべき厄介な相手へと仕上げられている。
    しかし突き上げや突進など大ダメージの攻撃手段が多く危険だが他の極限化するモンスターと違い、
    遠距離攻撃を持たないためシンプルで戦いやすい面もある。
  • 強制弾かれ部位は頭部(角を除く)、腹、翼、そして、尻尾の表側、である。
    そう、ディアブロス極限状態の尻尾は「表側と裏側で肉質が異なる」という
    かつての尻尾肉質の仕様を彷彿とさせる仕様に変化しているのだ。
    全く同じ仕様という訳ではないが*11
    表と裏の肉質判定の分かれ目が大体尻尾の見た目に合わせてあること、
    表側が硬く裏側が柔らかいことなど、結構似ている部分は多い。もしかすると狙ってやっているのかもしれない。
    裏側を狙う際、特にリーチの長い武器では表側の肉質判定に引っ掛からないように注意する必要がある。
    幸い狙いやすい後ろ足が弾かれないので、柔らかいからといって無理に裏側を狙うよりは
    後ろ足を狙っていった方がいくらか戦いやすい場合もある。
    後ろ足を攻撃して転倒させる、角にジャンプ攻撃を当てて乗りを狙うなど、
    ダウンを誘発させチャンスを作り出すことができれば極限状態の解除も絶望的ではないだろう。
  • ただし、他の極限モンスターと異なり、「アイテムが効果を示さない」と言う面で非常に厄介になっている。
    ディアブロス、と言うか角竜種は突進に合わせて閃光玉を投げたり、
    地面に潜ったところに音爆弾を投げて動きを止める手段がかなり有効なのだが、
    極限ディアブロスは極限個体の特性によって閃光玉や音爆弾は効かないため、
    まずは地面に潜っていない≒突進で走り回っているディアブロスとガチンコして
    極限状態を解除する事を強いられるため、追いかけっこの時間が長くなりやすい。
    ソロで挑戦する場合、時間切れに注意。
    本種は非常に怒りやすいため、怒り状態移行時の威嚇行動も大きな攻撃チャンスとなるので、
    着実にダメージを与えたいところ。
    ディアブロス(悪魔)の名前は伊達ではないようだ。
  • 旅団最終クエスト「師匠からの試練」とG★3高難度クエスト「角竜慟哭」に登場。
    G★2でも時々乱入する。
    • 「師匠からの試練」では同時出現するセルレギオス、イビルジョーと共に、
      クエスト中に通常の個体から極限状態に変化する。
  • 単体クエストの「角竜慟哭」を出現させるには、ディアブロスを亜種も含めて15頭狩猟する必要がある。
    4Gで追加されたモンスター故に見落としやすいため注意。
  • ギルドクエストにも登場し、レベル136以上で確定で極限化するが、
    未知の樹海エリアではディアブロス種自体が紫水晶の洞窟と砂地の遺跡廃墟のエリアにしか出現しないため、
    妙な段差と傾斜が多く戦いづらいこれらのエリアでの戦いを強制される。
    つくづく、他のモンスターで一番厄介になっている弾き部位とは別の面で難敵になるモンスターである。

グラビモス

  • 元々かなり肉質の硬いモンスターだったが、極限化によって輪を掛けて固くなった。もちろん亜種の比では無い。
  • 亜種(と希少種)の技を獲得したティガレックスと同様、こちらも溜め熱線や振り向き熱線を使い、
    亜種同様歩きながらの熱線の際にガスの噴出も行う(背中の部位破壊をすれば腹下に来なくなるのも同様)。
    しかし、亜種どころか近縁種のモノブロスの技まで会得したディアブロスと違い、
    グラビモスは幼体のバサルモスの技を使ってきたりはしない。
    毒ガスや猛ダッシュからの転がり攻撃はしてこないので安心していい。
    • 戦闘に影響はないが、ガス噴出の音がやけに大きい。
      こちらにプレッシャーをかける演出だろうか?
  • 強制弾かれ部位は頭、翼、尻尾の根元付近。
    狙いやすい脚が硬化しないため、剣士は水属性の武器を担いで抗竜石・属撃を使えばそれなりに楽。
    また、相変わらずガンナーとの相性は良好なので付け入る隙はある。
  • G★3の緊急クエストであるゴグマジオスを討伐すると出現するクエスト「鎧袖一触」に登場。
    「鎧袖一触」を出現させるには、グラビモスを通常種亜種含めて35頭狩猟する必要がある。
    また、G★2でもクエストに乱入してくることがある。
  • イベントクエスト「究極の甲鎧」に登場する個体は極小個体確定である。
    すなわち硬化していない脚が非常に狙い辛くなっている。その為狩猟時間は鎧袖一触に比べて長くなりがち。
    • しかし小さいが故に被弾率もかなり低くなる。
      ぶっちゃけ薙ぎ払いビーム以外は余程気を抜いていない限りまず当たらないと思って良い。
      素早く狩るには向いていないが、反面時間を掛けてでも確実に狩りたい場合は寧ろお勧めとも言える。
      ただし長時間狩猟による集中力低下には注意が必要。
    • ちなみにサイズは「JUMP・極小鎧竜大熱戦」と同じである。

ガララアジャラ亜種

  • 狡猾な知能を活かして克服したのか、まさかの極限化。
  • 元々硬かった肉質が極限化で更に強固になっているうえに、多用する移動に狂竜効果が付与されるのが非常に厄介。
    そして体をくねらせて移動する度に狂竜化ゾーンが配置され、狂竜ウイルスに感染する頻度が高まるのも厄介である。
    攻撃しなければならないのに、隙が非常に少なくスーパーアーマーでごり押ししていると
    あっという間に狂竜症を発症してしまう。
    また、剣士の場合もともと少なかった攻撃チャンスが更に少なくなっており、
    攻めあぐねて抗竜石を切らすと狙いにくい尻尾ぐらいしか攻撃できなくなるため、長期戦を余儀なくされる。
    そのため乗りダウンなどのチャンスに一気に解除してしまうのが望ましい。
    しかし前述の通り、極限状態を解除することに比例して解除に必要なダメージも増えていき、
    更に乗りに必要な蓄積値も増加してしまうため、乗りダウンに固執してしまうとさらに時間が長引き、
    「体力」は多くはないガララジャラ亜種に最悪時間切れになってしまうことも。
    ガンナーの場合は剣士ほど苦戦はしないだろうが、それでもソロだと長時間の狩猟を余儀なくされる。
  • ただ、強制弾かれ部位ではない部位が頭部と尻尾両方の撥水甲、前脚、後脚と、
    弱点部位は硬くなっていないので、普段通りの戦い方が通用する点は他のモンスターに比べて温情である。
    また攻撃力なども他のモンスターと比べて低めになっており、"極限モンスターの中では"優しめな部類となっている。
  • グラビモスと同様、ゴグマジオス討伐後にクエスト「絶対零度の狂想曲」が受注可能。
    一部のG★2クエストでも乱入してくることがある。
    「絶対零度の狂想曲」を出現させるためには、ガララアジャラとその亜種を合わせて25頭以上狩猟する必要がある。
    また、このクエストのガララアジャラ亜種は最大金冠確定である。
    ただでさえ厄介な攻撃を多数持っているというのに、サイズ故に攻撃範囲が非常に広くなっているため、
    非常に手強い相手となっている。
    グラビモスなどと違って大きい=弱点が狙いやすいとなりにくいのも痛い。
    おかげで一部の達人からは「モンスターハンターよりも難しい」とも言われる始末。
  • ちなみに、他の極限化するモンスターの危険度が軒並み5以上なのに対し、
    ガララアジャラ亜種のみ危険度は4である。
    また、他に亜種の極限個体が確認されていない中、ガララアジャラだけ亜種の極限個体が確認されている
    (ガララアジャラは逆に通常種の極限個体は確認されていない)。
    以上から、ガララアジャラ亜種は極限化するモンスターの中では一番異質な存在と言える。
    更にガララアジャラ亜種極限個体クエストの報酬金が15600zと他の極限モンスターよりかなり安い点も考えると、
    どうやら極限化と種としての強さは関係がないと思われる。
    近年ではアトラル・カの例が示す通り生物としての強さは危険度に比例しない事も判明している。
    • メタ的な推測にはなるものの、各フィールドの登場モンスターから1種類選ぶという形で
      氷海を主戦場としている種から選抜を行なった結果、このガララアジャラ亜種に白羽の矢が立った可能性はある。
      ザボアザギルの場合、膨張時との兼ね合いで硬化部位の設定がむずかしそうだし

狩猟目的

  • 極限状態のモンスターを狩猟すると、「極竜玉」という素材を入手できる。
    この素材を使うことで、武器の極限強化が行えるようになる。
    詳細はリンク先を参照。

プレイヤーからの評価

  • 極限化モンスターの狩猟が楽しいかどうかという話では、評判は芳しくない。
    「抗竜石によって解消できる完全弾きや属性遮断は、単に手間が増えるだけで面倒」という意見が多く、
    心撃が無ければ強制弾かれ部位に攻撃が吸われることによる事故に常に注意しなければならない。
    • また、通常の狩猟以上に部位を狙い定めて攻撃する必要があるということは
      PT戦では狙う箇所が被りやすいということであり、こかし合いが普段に増して発生しやすくなる
      特にディアブロスやイビルジョーの極限個体はほぼ脚を狙うしかなく、
      仲間をこかす危険性の高い武器は避けられがちである。
      それに代表される太刀やSAをつけづらいランスなどがモンスターの脚下に密集すれば、
      よほど上手く立ち回らない限り、こかしこかされの乱戦は不可避である。
      そうしてこかされたところに、極限個体の絶大な一撃を喰らうデスコンボが多発しかねない。
    モンスターの動向に目を向けながら抗竜石の残り時間を把握し、狙う部位を正確に定め、
    更に味方の立ち回りにも気を配り…と、配慮が必要な要素が非常に多いのである。
    よって、「狩猟の楽しさ」という観点からはあまり評価が良くない。
    • また、そもそもただ攻撃や状態異常を通らなくして一つ二つモーションを増やしただけのモンスター
      (難易度はともかく)ゲームとして面白いだろうか、といった点でも批判を受けている。
      藤岡Dがインタビューで「ストレスを感じさせないゲーム作りにしている」と発言したものの、
      こと極限状態に関してはストレスの塊だったことも批判に拍車をかけたと言えるだろう。
  • 極限化モンスターを狩猟対象とする高レベルギルドクエストの存在により、
    オンラインへのハードルが上がったという声もある。
    超硬肉質や状態異常無効などのシステムは、恐らくはハメ防止のために作られたのだと思われるが、
    極限状態はハメがしにくい以前に普通に戦う事自体が困難であること、
    時間をかければかけるほど沈静化への耐性が上がりプレイヤーが不利になる仕様、
    極限状態が解除されている間は従来のハメ手法が普通に通用することから、オンラインにおいては
    「なんとかして極限解除したら再極限化される前にハメてでも倒す」といった作戦が普及することとなり、
    言ってしまえばハメ対策がかえってハメを助長させる結果になってしまった
    そのためマルチの高レベルギルドクエストでは、プレイスキルはもとより武器種すら含めた選別が
    部屋主によって行われ、ハメに適した武器種以外は即キックされるという事態が頻発したのである。
    • そもそもハメを抜きに見ても、極限状態自体が
      • 頻繁に抗竜石の使用を強要されるため、納刀の遅い武器は不利
      • スタン・減気を無効化するため、打撃武器は不利
      • 強制弾かれ部位以外にプレイヤーが密集するため、転倒しやすい武器は不利
      • 意図せず強制弾かれ部位に攻撃が吸われて隙を晒すため、
        弾かれモーションが長かったり攻撃範囲の広い近接武器は不利
      …と、仕様レベルで不利益を被る武器が多数存在するにもかかわらず、
      それに対して何のフォローも無かったことも開発側の落ち度と言わざるを得ないだろう。
  • その他、モンスターの選定や強化度合いに関して疑問を呈する声もある。
    特に露骨とも言えるほど強烈なアッパー調整を施されたジンオウガやディアブロス、
    逆に攻撃・硬化共に強化が乏しく立ち回りの面でもほとんど元から変わっていないティガレックス、
    他の危険度5クラスのモンスターを差し置いて抜擢されたガララアジャラ亜種は、
    この手の話題の槍玉に上がりやすいモンスターである。
  • ここまで否定的な意見ばかりを綴ったが、言ってしまえばかなり叩かれている要素だというのは事実である。
    とはいえオンライン稼働時は極限化モンスターが狩猟対象の部屋は多く立っており、
    攻略サイトや掲示板等では極限化モンスターの攻略に関する情報交換も盛んに行われている。
    攻略関係以外のコミュニティでは極限状態の是非について論争になる事がよくあるが、
    嫌っている人もいれば受け入れている人もいるということは頭に留めておこう。

その後

  • 開発側も不評は承知していたのか、続編となるMHXでは発売前の早い段階で
    「(狂竜症共々)極限状態は続投しない」と明言された。
    今作から登場した新システム「獰猛化」は、状態としては極限化より狂竜化に近いという事情もあり、
    極限状態ほどのバッシングは受けていない。
    ただ、あまりに多すぎる体力、一部モンスターの極限化以上に不自然な挙動、
    詳細が最後までわからないままという世界観設定など
    極限状態とは別の問題点が浮き彫りになっており、こちらもまた賛否両論と言ったところではある。
    • 罠に対する耐性はMHXの続編MHXXで二つ名の超特殊許可クエストにて、
      罠設置不可の決戦場型フィールドで戦わせるということで限定的ではあるが復活した。
      ただ、こちらは極限化とは違い肉質や挙動が大幅に強化されているわけではなく、
      どちらかと言えばモンスターとのガチンコバトルという腕試し用のクエストの側面が強い。
  • 大多数のプレイヤーから「二度と出てくるんじゃねえぞ」と言われ続けている極限状態だが、
    現在もひたすらギルドクエストに籠り続けるハンターが存在するようである。恐らくそのハンター自身が極限状態だと思われる
    ネット上の議論でも「振り切れた強化を施された極限状態には手応えを感じた」という主張が極少数ながら見られる。
    そして即座に否定されるまでがテンプレ。
    • 4Gから時が経ち、いくつかのモンスター強化システムが登場してきた。
      中でもMHR:Sで登場した傀異化は極限状態を彷彿とさせる設定を持ち、発表と同時に期待と不安の声が上がった。
      しかし蓋を開けてみれば異常な肉質硬化は一切なく、むしろ特定部位を殴ることで大ダメージを与えることが可能。
      また、強化状態の解除にもダメージの蓄積のみで特別なアイテムは必要なく、
      解除の制限時間こそあるものの予告付きで爆発が1回発生するだけでハンターが防戦一方になることも無い。
      解除した際のリターンも大きく、プレイヤーが爽快感を得やすいシステムに仕上がっていた。
      このように面白い新システムを生み出すための礎になったと考えれば、
      極限状態の開発と極限化モンスターと戦い続けた4Gプレイヤーの苦労も無駄ではなかったと思えるかもしれない。

余談

  • 旅団ストーリーの上位クエストでは、下位のクライマックスでシャガルマガラを討伐したにもかかわらず、
    新たに狂竜化したモンスターが続々と発見され始める。
    この黒幕は極限状態となったセルレギオスであり、この個体は狂竜ウイルスを克服したことにより、
    今度は狂竜ウイルスの感染源となってしまったのだという*12
  • 極限状態は狂竜化を克服した状態とは言うが、
    これはハンターの狂竜症を克服した狂撃化状態に酷似している
    肉質硬化はともかく、攻撃力が非常に高い点は、
    克服したことでハンターの会心率が高まるという点に共通性を感じさせる。
    彼らはまた、ハンターのように狂竜の力に侵されながらも、
    生物へひたすらに攻撃を繰り返して狂竜化を克服した個体なのかもしれない。
    現に極限状態のセルレギオスは未知の樹海から仲間を追い出す(=攻撃を執拗に加える)ことによって
    狂竜化を克服し、極限状態となったと言ってもあながち間違ってもいないだろう。
    ハンターが狂竜症を克服した時と比べて受ける恩恵が明らかに大きすぎる気もするが、
    モンスターの狂竜化は自身の寿命を縮めるほどの危険を孕んでいるからこそ、
    それを克服した時にはより大幅な強化を受けられるのかもしれない。
    • 一方で、狂竜症自体の症状は相変わらずなようで、異常な狂暴性や行動速度の変化などは残ったままである。
      設定でも狂竜症の影響を残した不安定な状態とされており、
      このあたりがハンターの狂撃化状態との差異であろう。
    • ちなみに、師匠からの試練や乱入個体は演出の都合上か極限覚醒の流れは狂竜症発症時と同じ。
      「新進気鋭のアルセルタス亜種」に乱入してくるラージャン、
      モンハンフェスタのイビルジョー等がいい例である。
      つまりお休みなさいしたかと思ったら超ヤバいBGMとともに極限状態になって復活する
      全くもって心臓に悪いシステムである。
      このように狂竜ウイルスに感染していない状態からいきなり極限化することや、
      狂竜症発症時のように変速的な動きをすることから
      克服したというより狂竜の力を制御できるようになったというべきではないだろうか。
      また、乱入個体が後に極限化する場合は最初から攻撃力が通常個体に比べてかなり高い。
  • 意外にもシリーズの看板であるリオレウスに極限個体は存在しない
    仮に実装されていたとすると、元々の滞空頻度の多さに閃光玉・罠無効という特性も加わって、
    相当な難敵になっていたであろうと思われ、おいそれと実装出来なかった可能性もある。
    でも戦ってみたかったと思った貴方は間違っていない
    今後のダウンロードクエストで登場する可能性も0%ではない…と思いきや、結局登場することは無かった。
  • ちなみに、極限個体と通常個体とでは、剥ぎ取り・捕獲・落し物等で入手できる素材の確率が微妙に異なる。
    とはいえ、その差はわずか1~2%程度であり、体感的にはそこまで違いは感じられない。
    • また、乱入してきた極限個体を倒した場合その報酬金が通常・狂竜化個体より少し高い。
  • 何かと批判されがちではあるものの、こうした「バリアを破るまでまともに戦えない」的な要素は
    強敵の演出としてはゲームや漫画の世界では古くから慣れ親しまれてきたものである。
    さらにこうして強敵ぶりを演出した後に、それを打ち破ることで勝利への希望や味方の成長を示すという
    かなりアツい演出の一つとしても定番化している。
    4シリーズではストーリーや演出に殊更力が入れられていたこともあり、
    セルレギオス絡みのシナリオにおいてもそういった面を意識して組み込まれたのかもしれない。
    • ただし、こういった演出が光るのは、狂竜化の原因として鳴り物入りで登場した
      ストーリーのボスである極限セルレギオスだからこそである。
      ギルクエや集会所などで登場する極限個体は演出などとは無縁の存在であり、
      凶悪な諸要素ばかりが目に付く結果となるのは致し方ないことであろう。
    • また、モンハンは所謂周回ゲーであり、特定モンスターと幾度も戦うことも珍しくない。
      条件を満たさなければまともに戦闘できないボスと周回感覚で戦う、という行為は
      言うまでも無くプレイヤーに強いストレスを与えるものであり、
      そういった意味でも不満が高まったものと思われる。
  • 海外版のMH4Uでは『Apex Monsters』と呼ばれている。
    Apexには「絶頂」や「極致」と言った意味があり、ほぼそのままのネーミングである。
    • MHRiseに登場する「ヌシ」モンスターの英訳も極限状態と同じApexが使われているが、
      極限状態とヌシとは発生経緯が全く異なるため、単なる偶然だと思われる。
      実際に、その後発売されたMHRiseの設定資料集でも両者を関連づける記述は一切見られなかった。
  • MHRiseではヒトダマドリによるパラメータ強化が上限に達した際の
    主人公のセリフで「これが極限状態!」等としゃべる場合がある。
    無論、狂竜ウイルスとは関係無く残念ながら攻撃を弾くほど硬化したりはしない。
    なったらなったでバランスブレイカーもいいところである。

関連項目

システム/狂竜ウイルス
システム/生態状況
アイテム/抗竜石
システム/極限強化
BGM/極限状態戦闘BGM
モンスター/セルレギオス - この状態の個体が最初に確認されたモンスター
モンハン用語/古龍級生物
クエスト/高難度クエスト
システム/ギルドクエスト
システム/傀異克服古龍 - MHR:Sに登場。キュリアのウイルスによる傀異化を克服した存在。

極限化モンスターが出現するクエスト

クエスト/対○○防衛作戦! - セルレギオス、ティガレックス、ラージャンの極限個体が襲来することがある
クエスト/究極の甲鎧 - 極小サイズのグラビモス極限個体を狩猟するクエスト
クエスト/範馬刃牙・牙剥く金獅子 - ラージャン極限個体を防具・護石未着用で狩猟する人の心が無いクエスト
クエスト/モンスターハンター - トリにセルレギオス極限個体が出現する
クエスト/師匠からの試練 - セルレギオス、ディアブロス、イビルジョーの極限個体を狩猟するクエスト
クエスト/乱刃、すべてを断つ - 極限状態のセルレギオスが登場。初めて極限状態のモンスターと戦闘するクエストでもある

歴代作品の特殊な強化個体

※注釈は初登場作品
システム/狂竜ウイルス - MH4
システム/極限状態 - MH4G
システム/獰猛化 - MHX
システム/歴戦の個体 - MHWorld
システム/傀異化 - MHR:S
世界観/黒の凶気 - MHST
世界観/凶光化 - MHST2


*1 渾沌に呻くゴア・マガラも可哀想だとよく言われるが、早死にできるだけまだマシというのが極限化モンスターの悲惨さをより強調している。
*2 一部のモンスターは発生させない
*3 攻撃倍率1.1倍
*4 狩猟笛の演奏攻撃、チャージアックスの盾突き、片手剣のシールドバッシュ、各種ジャンプ攻撃のように、弾かれモーションが設定されていないものは影響を受けない
*5 操虫棍はエキスを回収できるようになるのでそちらの意味でも有用になる。
*6 雷属性やられになるとヘイトが上昇するので、さらに狙われやすくなる
*7 納刀術と抜刀術【力】の複合スキル。
*8 ローグレギオンまたはそれを超える性能の大剣、金剛体、居合術【力】、集中、弱点特効、抜刀術【技】がテンプレ装備。居合術【力】を納刀術と抜刀術【力】に分けてつけるのも良いだろう。
*9 イギリス陸軍の特殊部隊である「SAS」こと「特殊空挺部隊(Special Air Service)」のモットーである「Who Dares Wins」を訳したものの一部である。
*10 メインターゲットでは「鎧袖一触」のグラビモスのみ。しかもグラビは極限化してもそこまで真っ黒にはならない
*11 尻尾先端の肉質が表とも裏とも異なる肉質であることなど
*12 実際には、MH4でシャガルマガラを倒した後の高難度クエストで既に狂竜化したモンスターが出現し始めていたが、同時にゴア・マガラやシャガルマガラの別個体も現れているため、これに関わっていたのかは不明