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基本情報 
スキル 
セリフ 
重傷イラスト 
性能 
総評 
- レベル上げの聖地、4-3eで大量に手に入る★2マシンガン。
- 低レアながら平均以上の命中を持ち、やや低めの攻撃力はスキルの狩猟衝動でカバーしている。
- ただ、同じスキルを持つ★2MGのLWMMGと比べると火力で大きく劣り、装弾数も8と致命的に少ない。
- あえてLWMMGよりこちらを優先する理由はあまりないが、スキル自体は優秀なので、他に優秀なMGが手に入らない場合は十分育成候補に入る。
スキル 
- 詳しくはLWMMGの項目を参照のこと。
- 効果時間中、攻撃が必ず会心(1.5倍)になる強烈なスキル。
命中補正もマシンガンにとってはありがたく、大幅な火力アップが見込める。
- なお、装弾数が8と少ないため、スキル使用をオートにしていた場合、発動から1秒も経たない内にリロードに入ってしまう。
アサルトパックを装備して射撃時間を延ばす必要がある。
陣形バフ/編成 
- 左右の斜め前に命中30%を付与する。SGにとって命中バフはありがたいため悪くはない。
- 火力が低めなので火力バフを持つHGと組み合わせるのがベスト。次点で命中。
なお、1弾倉目で敵を掃射するのが役目である狩猟衝動持ちのMGにとって射速はあまり意味がない。
そもそもMGの射速がちょっと変わったくらいではあまりリロード時間は短くならない。
装備 
- 徹甲弾/ホロサイトorZFG42/アサルトパック
- スキルで確定クリティカルを得られ、命中も底上げできるのでホロサイト推奨。
- FG42最大の欠点は装弾数8である。アサルトパックはなるべく良いものを。
- ブラックマーケットで入手できる「ZFG42」はアタッチメント枠で「命中+32 会心率+24% 射速-1」という★5ドットサイトの完全上位互換。
- スキルで確定会心と命中バフを得られる本人形がわざわざ装備で命中と会心率を補うメリットはあまり大きくない。
装備の性能自体は申し分ないが、あまり入手する優先度は高くない。
元ネタ 
簡単な説明 
- 第二次世界大戦中にドイツ空軍の空挺部隊であるFallschirmjäger(降下猟兵)*1向けにラインメタル社で設計・開発された自動小銃。
- 1941年5月、ドイツ軍はクレタ島へ大規模な空挺作戦を行ったが、この攻撃を行ったドイツ空軍の降下猟兵部隊である第7航空師団は占領に成功したものの、参加した約14000人の内、6600人程度が戦死、13000人程度が負傷する大損害を受けたのである。この損害の要因のひとつに降下時に携行できる武器の問題があった。
- 当時降下猟兵隊は陸軍と同じ装備を使用していたが、戦闘で主力となる小銃や機関銃などはコンテナに入れて投下し、降下後に回収するという方法をとっていた。それまでの間拳銃と手榴弾という非力な武装しか携行しておらず、クレタ島の戦いでは気流に流されてコンテナの落着位置が降下ポイントとずれ、武装を回収することが出来ずに壊滅する部隊が続出した。一部の隊員はC96に最大20発装弾が可能で木製のホルスターを連結してフルオート射撃が可能なマウザーM712やハーネルMP28を装備していたが、やはり拳銃弾では射程が短く焼け石に水であった。
- これを受けてドイツ空軍のヘルマン・ゲーリング国家元帥は「小銃・短機関銃・機関銃の役割を一丁で果たし、降下時に携行でき、更に当時最新鋭だったGew41やボルトアクションのKar98kと同等の命中精度を持つ自動小銃」を開発するよう命令した。開発中にさらに7.92×57mmマウザー弾使用の強制*2、光学照準器の標準搭載*3、さらにライフルグレネード発射機能と銃剣を装着可能で白兵戦にも耐えられる強度、そして1m以下の長さで従来の機関銃や小銃よりも軽い物をという無茶ぶりで、最終的にライフルグレネード発射機能は削除されたが、ワルサー社やマウザー社はじめどの小火器メーカーも匙を投げたほどの無理難題であった。
- 結局このトライアルに応じたのはラインメタル社とクリコフ社の2社だけでどちらも空軍と縁が深く機関銃や大砲などの重火器を手掛けてきたメーカーであった。
トライアルにおいて最有力とされたのはラインメタル社のルイス・シュタンゲ技師((機構が似ているといわれるルイス軽機関銃のアイザック・ルイスとは全くの別人である。またこちらの設計技師はサミュエル・マクリーン))が手掛けた設計案である。
- 動作機構ははロングストロークピストン・ロータリーボルトでセミオート時はクローズドボルト・フルオートではオープンボルトとなる非常に凝った機構を持ち、狙撃時の命中精度と連射時の連射速度、安全性を両立している。また銃身と完全に同一軸の直銃床とその端まで貫通するバッファーチューブを持ち、連射時にも銃身がぶれない構造を採用した。
銃床内部も機関部に取り込んだことによって全長はわずか937mm、重量も4200gとStG44より軽量であった。この後フランスのMAS36銃剣を参考にした*4スパイク型銃剣、光学照準器のマウントが追加されても4500gにとどまった。設計図にはライフルグレネード用の取り付け溝やレギュレーターなども描かれたものの、強度や重量の面で断念されている。またバイポッドも重心に近く設置型に匹敵する回転機構まで備えたものがデザインされた。フロントサイトも光学照準器の使用時やパラシュートの紐などに絡まらないように折り畳み式とし、Kar98に慣れた兵に合わせてピストルグリップの角度をライフルグリップに近いものにするなど細部まで兵士のことを考えたきめ細かな配慮がなされていた。
- しかしその複雑な加工を要求する設計に実際の製造技術や資材が全く追い付かず規格外の不良部品が続出し、またラインメタル社が小銃に不慣れで適切な工場を持たず量産を担当することになったクリンクホフ社の試作モデルも故障が多発し、機関部をスウェーデン鋼のフライス盤削り出しとすることでようやく試射に耐えるモデルが完成した。ゲーリングは感激し即座にFG42の正式名を与えて12万丁の生産を命じたが、すでに敗勢の濃いドイツにこんな手間のかかる銃の量産能力があるはずもなかった。結局1942年12月までにとりあえず5000丁とされたが、実際に生産できたのは明くる1943年1月に200丁がやっとであった。
- FG42の初陣は1943年、失脚したムッソリーニの救出作戦(グラン・サッソ襲撃)と言われているが、降下猟兵部隊指揮官のハラルト・モルスとオットー・スコルツェニー率いる精鋭の武装親衛隊の鮮やかな手腕でムッソリーニを救出しているものの、本銃は一度も発砲されなかった。
- ともあれ降下猟兵部隊に配備され、他の作戦にも投入された結果いくつかの欠点が指摘された。
フルサイズライフル弾を使用するため反動が大きく、固定されていないバイポッドが反動で折り畳まれてしまったり発射炎が大きく射撃の邪魔になる、左側面に弾倉右側面に排莢口がありバランスが悪いといったもので、いずれも小型軽量化の代償であった。特に弾倉は機関部*5の配置と光学照準器の関係で改良のしようがなく、横にいる弾薬手が装填しやすいという意図もあった。また1944年頃には大規模な降下作戦は行われなくなったため通常の歩兵部隊用として再設計が行われ、連射速度を2/3にし機関部の肉厚増加などによる強度の向上と質量増加*6による反動軽減、各部の材質変更が行われた。またマズル先端のフラッシュハイダーを大型にし、バイポッドをそのすぐ後ろに半固定式とした。ピストルグリップは近代的なMPやStGに合わせたほぼ垂直なものとし、材質も樹脂製となっている。小型軽量化にこだわる必要もなくなったため、ハンドガードやストックも大型なものとなった。それでも重量は4900gにとどまり、戦後のアサルトライフルと比較しても遜色のないものとなっている。
- 戦後、便宜上再設計前を(I)、再設計後を(II)と分類し、最終的な生産量はI型が2000丁、II型が5~6000丁と推定されている。ちなみに試作モデルはAからDまであり、ゲーリングに提出されたものがC型でI型の量産モデルがE型である。再設計後のII型も試作型のF型と量産型のG型があり、A~C型とF型はラインメタル内製、G型はクリコフに加えて占領下のフランスで自動車エンジンなどを製造していたロレーヌ・デートリッヒの工場でも製造された。
鹵獲したアメリカの技術者は本銃を高く評価し、MG42とあわせてのちのM60の基礎となった他、イギリスのEM-1にも強い影響を与えている*7。
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