StG44

Last-modified: 2024-05-13 (月) 00:12:32

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基本情報

No.061基本情報
StG44.jpg名前StG44
ランク★3
銃種アサルトライフル
製造時間03:00:00
CV白砂沙帆*1
イラスト八才
Lv.MAX時ステータス
HP635(127×5)
火力53射速上限120
命中46修復10
回避36防御0
射速61弾薬-
SD
StG44_SD.gif
自己紹介
ご機嫌よう。あっ、握手は結構よ。
入手方法

キャリア任務報酬・戦術人形Ⅱ−(通常2-5をクリア)
通常製造で入手
大型製造で入手

通常戦役で救援して入手

通常戦役で救援して入手
▼以下の作戦にて救援可能
[通常0-1]準備運動, [通常0-3]拠点防衛, [通常0-4]最終挑戦, [通常2-4]資料収集, [通常2-5]追加依頼, [通常2-6]作戦終了, [緊急2-1]戦地サンプルⅠ, [緊急2-2]戦地サンプルⅡ, [緊急2-3]戦地サンプルⅢ, [緊急2-4]戦地サンプルⅣ, [通常3-1]道を拓け, [通常3-2]情報入手, [通常3-3]秘密支援, [通常3-4]防御作戦, [通常3-5]高速反撃, [通常3-6]狩猟禁止, [緊急3-1]データ回収Ⅰ, [緊急3-3]データ回収Ⅲ, [緊急3-4]データ回収Ⅳ, [通常4-1]支援傭兵, [通常4-3]戦線突破, [通常4-4]仲間捜索, [通常4-5]座標特定, [通常4-6]侵入排除, [緊急4-1]記憶回想Ⅰ, [緊急4-3]記憶回想Ⅲ, [緊急4-4]記憶回想Ⅳ, [通常5-1]演習参加, [通常5-3]反撃開始, [通常5-4]撤退保証, [通常5-5]内部現象, [通常5-6]追撃密令, [緊急5-1]迷題解明Ⅰ, [緊急5-3]迷題解明Ⅲ, [緊急5-4]迷題解明Ⅳ, [通常6-1]ネゲヴ小隊, [通常6-2]二重救援, [通常6-4]監禁, [通常6-5]意志, [通常6-6]遅すぎた告別, [緊急6-2]最後の願いⅡ, [緊急6-3]最後の願いⅢ, [緊急6-4]最後の願いⅣ, [通常7-1]新たな仕事, [通常7-2]破壊工作, [通常7-4]襲撃, [通常7-5]鬼さんこちら, [通常7-6]再会, [緊急7-2]回収作戦Ⅱ, [緊急7-3]回収作戦Ⅲ, [緊急7-4]回収作戦Ⅳ, [通常8-2]最後の晩餐, [通常8-4]招かれざる客, [通常8-6]使命, [緊急8-2]巡礼者Ⅱ, [緊急8-4]巡礼者Ⅳ, [通常9-2]探求, [通常9-4]二次検索, [通常9-6]包囲突破, [緊急9-1]犬と鷹Ⅰ, [緊急9-3]犬と鷹Ⅲ, [通常10-2]前線に向かう, [通常10-4]大襲撃, [通常10-6]最終突破, [緊急10-1]裏切Ⅰ, [緊急10-3]裏切Ⅲ, [通常11-2]エレクトリックアイ, [通常11-4]ビフォーエンド, [通常11-6]アンダーグラウンド, [緊急11-1]未知なる旅, [緊急11-3]混乱に乗じて, [通常12-2]幻影の追跡, [通常12-4]硝煙の信号, [通常12-6]黎明を脱する, [緊急12-1]朝方の会議Ⅰ, [緊急12-3]朝方の会議Ⅲ, [通常13-2]密封された文書, [通常13-4]旧友, [通常13-6]終止符, [緊急13-1]在りし日のⅠ, [緊急13-3]在りし日のⅢ,

陣形効果
StG44_tile.jpgサブマシンガンに有効
回避上昇20% 命中上昇60%
キャラタグ
Tag: 範囲ダメージ 榴弾
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  • 範囲ダメージ
    通常攻撃、またはスキルで、一定範囲内の敵に対しリンク保護無視ダメージを与えることができる。
  • 榴弾
    このユニットは榴弾を発射できる。

スキル

アイコンスキル名効果(Lv.10)
チェーンブラスト.jpgチェーンブラスト榴弾を発射し、1/2.5/4ヤード内の敵にそれぞれに4.5/1.8/1倍のダメージを与える
レベル12345678910
開幕CT8s
CT20s19.6s19.1s18.7s18.2s17.8s17.3s16.9s16.4s16s
範囲1/2.5/4ヤード内
ダメージ
1ヤード1.8倍2.1倍2.4倍2.7倍3倍3.3倍3.6倍3.9倍4.2倍4.5倍
2.5ヤード0.7倍0.8倍0.9倍1.1倍1.2倍1.3倍1.4倍1.7倍1.8倍
4ヤード0.4倍0.5倍0.6倍0.7倍0.8倍0.9倍1倍

専用装備

画像名前7.92 KURZ
7.92 KURZ.jpg種類弾倉
能力最大値火力+24
入手方法メンタルアップグレード
説明
STG44のために開発された7.9mm弾。世界で最初に作られた中間弾薬の一つで、独特の色味を帯びているのは、戦時中に黄銅が不足し鋼製で造られたためである。STG44専用。

セリフ

セリフ一覧を開く
入手ご機嫌よう。あっ、握手は結構よ。
挨拶随分のんきですわね。
部隊編入わかりました。わたくしにお任せを。
強化完了うふふ、こうでなくっちゃ。
コミュニケーション1ジロジロ見ないでくださる?
コミュニケーション2ちょっと!わたくしに触らないで頂戴!
コミュニケーション3最近シャンプーを変えましたのよ。
出撃行きますわよ。
敵と遭遇叩きのめしてさし上げるわ。
重傷くっ、下がりますわ。
勝利当然のことですわ。
撤退このわたくしが負けるなんて……今に見ていなさい!
スキル1Feuer!Feuer!
スキル2わたくしから離れて!
スキル3どんな防御も、この銃弾の嵐の前には、あっけなく崩れ去りますわ!
後方支援開始ええ、すぐに出発しますわ!
後方支援完了無事戻りました……ふぅ、まずはお風呂に入りますわ!
修復もう、全身が汚れてしまったわ!指揮官、お洗濯のほう、よろしくお願いします。
編制拡大拡大完了。あの、きれいな制服も準備してくださいね。
自律作戦自分の手を汚さずにすむなんて、ほんとに素晴らしいわ!
誓約あら、指揮官、どうしてこんな近くに?えっ……あなたのことは嫌いじゃありませんけど……ええっ?本当?いつもご迷惑ばかりかけているのに……ええ、では、わたくしも少し寄りかかってよろしいですか……?
コミュニケーション4指揮官、忙しいのは分かりますが、もっと身だしなみに気を使ってください!さあ、わたくしがキレイにしてあげますから!
ローディング少し、お待ちいただけますか?
人形製造完了製造が終わったようですね。
口癖汚れが気になるわね。
スキン「名探偵の助手」

重傷イラスト

重傷時のイラストを開く
StG44_damage.jpg

スキン

名探偵の助手
名探偵の助手
通常時重傷時
StG44_skin1.jpgStG44_skin1_damage.jpg
入手方法:イベント「名探偵事務所
期間:2023/09/23~10/13

性能

総評

Last Ditch

  • 不遇スキルと悪名高いチェーンブラスト持ちの中では火力が☆4の56-1式と同率一位、AR全体で見ても中堅の数値であるためDPSはそれなり。
    また陣形効果も範囲は狭いがSMGの回避を大きく上昇させるためまったく使えないというほどではない。
    キャリア任務ステージクリア報酬で確定入手が可能でドロップするステージも多いので、
    頭数がそろわないうちは起用の余地がある分ましな方といえる。
  • 先行サーバーではチェーンブラスト組として初のメンタルアップグレードが実装されたのだが、日本ではなぜか順番が飛ばされたままである。

スキル

  • 着弾地点に応じて威力が変わる榴弾を発射する。
  • ダメージ処理としては小範囲/中範囲/大範囲の順番で段階的にダメージが発生し、小範囲内の敵には中範囲/大範囲もヒットするので合計ダメージ倍率は3範囲分の最大7.3倍ダメージ、中範囲の敵には大範囲もヒットするので最大で2.8倍ダメージが発揮される。
    しかしダメージによって敵のリンク数が減少すると無敵時間が数フレーム発生するため、次の段階がヒットしない場合がある。
    また敵のリンク数が減少するとリンクダメージも減少するので2段目、3段目の威力が十分に発揮されない問題もあるなどダメージロスが大きく理論値通りの威力が出ないなど仕様と噛み合っていない。
  • 0-2等の周回でも着弾地点の敵を確実に全滅させるのが望ましいのに対して、
    チェーンブラストでは多数の雑魚を満遍なく削るだけで敵が減らないのでタンク役の負担が大きく戦闘が長引くため向いていない。

陣形効果/編成

  • 前方1マスのSMGの回避と命中を上昇する。範囲は狭いが回避上昇量は☆5のFALと並ぶトップタイである。並べて運用することでFALが撃ち漏らした敵にとどめを刺す役割も担えるので相性は悪くはない。

おすすめ装備

  • オプティカルサイト or 夜戦装備/HV弾/チップ
    • 陣形効果を鑑みるに、メインタンクの背中に隠れる形になるので外骨格は優先度が落ちる。
      スキルが必中であることから序盤の夜戦は出番があるかもしれない。

キャラについて、小ネタ

  • 設定画集掲載のキャラクター紹介

厳格で真面目な少女人形。
使命を忠実に果たすが融通が利かず、やや潔癖症。
付き合いにくいと誤解されるが、普段は温和で親切。
ひそかに自分の生き方を反省している。

元ネタ

正式名称Sturmgewehr 44/Maschinenpistole 44
種類アサルトライフル開発国ドイツ
製造メーカーC. G. Haenel
Steyr-Daimler-Puch AG
生産対象
生産期間1943-45採用国家アルジェリア, アルゼンチン(試用), イタリア, クロアチア, ソビエト連邦, ソマリア, チェコスロバキア, ドイツ(1943-1962), ハンガリー, ブルキナファソ, ユーゴスラビア, 北ベトナム,
口径7.92mm弾薬7.92x33mm Kurz
装弾数30発発射速度500~600分/発
初速685m/s有効射程300~600m
全長940mm重量4600~5130g

簡単な説明

  • Sturmgewehr 44は44年式突撃銃の意味で、現代アサルトライフルの語源となった歴史上重要な存在である。
    西側のみならず東側のAKの誕生にも大きな影響を及ぼした。
詳細な説明
  • 第一次大戦に敗れ、ヴェルサイユ条約で再軍備に非常に厳しい制限を課されたドイツは、国境警備すら元軍人や猟師からなるドイツ義勇軍(Freikorp*2)に頼る有様であり、彼らは黒い国防軍と呼ばれていた。
    • 彼らは自動車や農機具、メガネやミシン製造と称して再武装のためのインフラを整備し、またスイスのゾロターン社やSIG社、ベルギーのFNハースタル社を隠れ蓑に新型兵器の開発に力を注いだ。
    • 中でも重視されていたのが機関銃と機関短銃であり、その過程でショーシャ機関銃やフェドロフ自動小銃を参考に両者の中間となるフルオート小銃として誕生したのがMKb(Maschinenkarabiner 機関騎兵銃)42シリーズと7.92x33mmKruz弾である。
  • この新弾薬の開発は1938年には始まっており、これに適合した新型兵器としてMP28などの開発者として知られるヒューゴ・シュマイザー技師と元自転車メーカーでMP28の生産を担当したハーネル*3が再び組んで開発したのがMKb42 (H) であった。
    • Hはハーネルの略であり、ほかにもワルサー案(W)、マウザー案(M)などがあったが、ほぼハーネル案とワルサー案の一騎打ちとなった。
    • ワルサー案はクローズドボルト・ハンマー式で、命中精度に優れていた半面、部品点数が多く組み立てや整備が難しかった。
    • 一方、オープンボルト・ストライカー式のハーネル案は、レシーバーをプレス加工する事で低コスト化しており、機構を簡略化するために部品点数を徹底的に削減した事から整備性も高く、命中精度を犠牲にした分だけ連射速度でもやや優位であった。
    • こうして名門銃器メーカーを出し抜いたハーネル案が正規採用される事となったが、ここにきてフェドロフやリベロールガーランドやピターセンがぶつかった高い壁が、知られた男の顔で現れた。今回はアドルフ・ヒトラーである。
  • その壁とは「主力小銃と機関銃用の7.92x57mmマウザー弾と拳銃や機関短銃用の9x19mmルガー弾があるのにこれ以上弾薬の種類が増えることは認められない。マウザー弾より射程が短いのも許さない」*4というおなじみのものである。
    • ソ連ではヨシフ・スターリンが、アメリカではダグラス・マッカーサーが似たような事を言い、自動小銃の量産は許可されずに終わっていた。
    • しかし、ヒトラーの理不尽な要求をあしらう事に慣れていた国防軍は「それではマシンピストルにします」と答えて命令に従うふりをしつつ、名前だけをMP43とマシンピストルに変更すると、しらばっくれてそのまま開発を続けた。
      • この開発計画の偽装は周到に進められたらしく、ヒトラーが視察に来た時の為に、わざわざダミーの拳銃弾モデルまで製作されたほどだった。
  • その後も試験部隊の報告をもとに改良を重ね、MP44として実戦配備の既成事実を作ると、その報告書と視察時に見せた拳銃弾モデルとの比較資料に決裁書類を添えてヒトラーに提出した。
    • 入念に外堀を埋められた上での量産要求にはヒトラーも反対しなかったため、MP44は晴れてStG44として正式に採用される事となった。
    • この時、ヒトラーがSturmgewehr(突撃銃)と名付けたと言われているが、経緯からしてもおそらく技師(シュマイザー)の発案と思われる。
  • しかし、正式に採用された頃には大戦も末期であり、既に一小銃の採用で戦局を変られるような状態ではなかった。結局、生産数は40万丁とそれほど多くはなかったが、連合国に大量に鹵獲されたために、戦後の銃開発に大きな影響を与えた。
    • 中でもソ連はMkb42の時点で銃と弾薬を入手して研究しており、戦時中の1943年にはM43の名で7.62x39mm弾が開発された。この弾薬は後にSKSAKシリーズが採用している。
    • また、ヒトラーの命令で狙撃用ではなく近距離戦用の低倍率光学照準器の搭載を前提にしたマウントを標準装備しており、ZF-41(Zielfernrohr 41)などが装着可能であった。
      • これはイギリスのEM-2L85A1G36などに受け継がれた他、のちのダットサイトやホロサイトの原型になった。
  • 一方、兵士が物陰に身を隠しながら敵を撃つための屈曲銃身(krummer Lauf)なる珍発明もされている。
    • その名の通りL字に曲がった延長銃身とプリズム偏向照準器を併用することで塹壕やほかの遮蔽物から身を乗り出さずに射撃可能というものだが、非常に重い上に銃身が偏摩耗する事から命中率も悪く、これはすぐに廃れている。
  • 戦後、ナチスドイツの崩壊で生産は終了したが、分裂し東側陣営となったドイツ民主共和国(東ドイツ)ではMPi-44の名称でしばらく運用されていた。
  • また、シリア内戦では2012年に5000丁もの新品StG44が発見されている。
    • 発見と押収を担当したPMCのオペレーターは「アメリカに持ち込めたらマニアに売って大金持ちになれたのに*5」と嘆いたという。
      • この一件の不可解なポイントは、「屑鉄として廃棄されたはずのナチの亡霊」と新品の弾薬*6がセットで発見された点なのだが、この「シリア反政府勢力に足のつかない銃器を大量供給しようとしたスポンサー」の正体は藪の中である。
  • 2000年以降にはレプリカとして新規に生産・販売されこちらはオリジナルの7.92x33mm弾から5.56x45mmNATO弾など複数の口径がラインナップされている。
  • 2020年にはハーネル社のMK556がH&Kを下し、半世紀ぶりに主力アサルトライフルの座に返り咲いた。
    • と思われたが、特許訴訟などで揉めまくり、最終的にはH&KのHK416が制式ライフルの座を獲得している。
アサルトライフル(AR)の誕生と定義・そしてその意味


歩兵が一人で持ち歩ける小火器にフルオート・セミオートの切り替えを可能にする設計は第一次大戦以前、軽機関銃というジャンルが生まれるとほぼ同時に試みられていた。
ブローニング自動小銃やAVS-36、ショーシャはその典型例である。
しかし実際にやってみると大きな問題が生じた。例えライフル(RF)と同様に歩兵が携行可能なレベルにまで小型化したフルオート火器でも、実際にライフルと同様に肩付けでフルオート射撃すると、連続した反動により制動不能に陥り、照準を定めるどころの話ではなくなって全く役に立たなかったのである。


一方もう一つのアプローチは拳銃弾をフルオートで撃つというものであった。サブマシンガン(SMG)の誕生である。
拳銃弾ならフルオートでもある程度制動・照準が可能であり、安価軽量で大量にばらまけたため撃ちながら照準を合わせることができ、そのコンパクトさと相まって近距離や塹壕や屋内などの閉鎖空間では高い戦闘力を発揮することが出来た。一方で有効射程が短く、遠距離での撃ち合いでは圧倒的不利であった。


なぜ拳銃弾と小銃弾でここまでの差が生じるか、それは両者の装薬量の差にある。
雷管を激発し火薬が燃焼したときに生じる運動エネルギーをジュールを単位にあらわされ、中でも銃口を出た瞬間のものを初活力(マズルエナジー)と呼ぶ。同様にその瞬間の速度を銃口初速と呼ぶ。
運動エネルギーとは

質量×速度×速度÷2
で求めることができる。では具体的に拳銃弾とライフル弾の威力を比べてみると
拳銃弾名称弾丸重量/質量(g)初速/速度(m/s)初活力/威力(J)代表的な銃
7.62x25mmトカレフ5.5376-497390-697PPSh-41, PPS-43
.45ACP14.9260500トンプソン, M3
9x19mmパラベラム7.5360483ステンMK-II, MP40
ライフル弾名称弾丸重量/質量(g)初速/速度(m/s)初活力/威力(J)代表的な銃
6.5×52mmカルカノ10.57002572カルカノM1891
三十年式実包97702666
.303ブリティッシュ11.37403135リー・エンフィールド
7.62×54mmR9.68283291モシン・ナガン
.30-06スプリングフィールド9.88553600スプリングフィールド, M1ガーランド
7.92x57mmマウザー9.78783857Kar98k, FG42

となる。カルカノや三十年式実包等の比較的弱装なものを除けば、ライフル弾は総じて拳銃弾の6倍から8倍近い威力があるのである。


交戦距離/威力と反動の大きさがトレードオフであったが、ここで第一次大戦で得られた教訓があった。
それは現実の戦場において、交戦距離が300m以上になることは殆ど無いというものである。
これは、ライフル弾の長い交戦距離は現実的には不要であり、反動を小さくするために装薬量を減らしても殆ど問題がないことを意味していた*7
その考えに基づいて作られたのがStG44とその使用弾薬7.92×33mmKruz弾であった。

中間弾薬名称弾丸重量/質量(g)初速/速度(m/s)初活力/威力(J)代表的な銃
7.92×33mmKruz8.16851909StG44, FN FAL(試作期)

これは9x19mmパラベラム弾と比べると4倍近い威力がある一方で、7.92x57mmマウザー弾に比べると半分近い威力に抑えられていた。
これにより、肩付けでのフルオート射撃が可能になったのである。

この様なライフル弾と拳銃弾の中間の威力を持つ弾薬を中間弾薬と呼ぶ。
中間弾薬こそアサルトライフルの必要条件となり、後に多くの国が新たな中間弾薬を採用することになる。
中間弾薬には大きく従来のライフル弾の後端をカットして新たにリムレスの底部のセンターファイアの雷管を取り付けた短小弾と
弾頭から完全に新設計し、全体にスケールダウンして薬莢自体の直径を小さくした小口径弾がある。
前者のほうが既存の施設や弾頭を流用できるため低コストかつ速やかな量産が可能な反面、小口径弾に比べて弾頭が重く、近距離では強力だが有効射程を過ぎると失速し殺傷能力を失う傾向があり、また装弾数でも劣る。
小口径弾は完全にアサルトライフルに合わせて新設計されるために最適な弾頭重量と火力比を持ち、空気抵抗も少ないので命中精度に優れる。半面量産効果が望めないと非常に高価になり、一度量産されると新型弾を開発するのを妨害する潜在的な障害となる。

また従来のフルサイズライフル弾を使用するものをバトルライフルと呼ぶことも多い。
ドルフロのARにはこのバトルライフルも多く含まれるが、FG42ブローニング自動小銃のように中間域にいるためMGに区分されたようなものも存在する。
逆にフルオート機能を持たないRFBAR-15もAR区分であり、重量や装備時の移動のしやすさも考慮されていると思われる。
逆に短小弾には弾頭径などの定義はないのでASh-12.7のような12.7×55mm弾頭でも元の12.7x108mmに比べれば短小弾と呼べる*8
いずれにせよ後付けの定義であり、民間メーカーはともかく軍や警察がバトルライフルもしくは類似の呼称を制式名にしたことはない。

近年はパーツのモジュール化や直銃床と反動のベクトル制御などで、フルサイズライフル弾でフルオート可能なモデルも再度増えてきている。
もともとAR-15の原型になったAR-10の時点で引き金を引きっぱなしにするような無茶な撃ち方でなければフルオート射撃も可能であった。
その後継として設計されていたAR-16の時点でフルオートのバトルライフルは技術的には完成しており、3~6発の指切りバーストが主流となったのと、
5.56x45mm弾の射程やストッピングパワー不足で7.62x51mm弾が見直されたのが大きい。


また補給や兵站の観点から中間弾薬を使用する機関銃も存在しており、イスラエルのガリルARMやL85A1を改造したL86 LSW、RPK-74などは銃身を強化しバイポッドなどを装着しただけで機関部はほぼアサルトライフルで弾薬も中間弾薬のままである。直近ではM27IARがアメリカ海兵隊に採用されている。
ほかにも最初からそうした目的で設計されたMINIMIなどもあり、これらは分隊支援火器(SAW)や軽支援火器(LSW)などと呼ばれている。これは正規軍の正式呼称である。

コメント

  • ぜひご一見をfromツイッター?んん~~む(深くうなり)お嬢さん、あんた、デキる!! -- シュレディンガーの猫? 2022-02-12 (土) 11:39:11
    • こういう掲示板で他者の個人Twitterを貼るのはどうかと思う -- 2022-02-12 (土) 12:04:00
      • このおじさん各記事で似たような文書いて自己陶酔してるだけだから反応しても無駄だと思うよ -- 2022-02-12 (土) 12:23:21
  • 独銃人形、五?天王ただいま見参!! -- 2022-02-18 (金) 21:45:37
    • こっちでもどうぞ木リンクが、たまにError Not Foundになることアリ ココならハズレ無し -- 2022-03-11 (金) 18:42:48
  • おてて繋ぐだけで妊娠すると思ってそうな穢れのないお嬢様 -- 2022-06-14 (火) 07:51:12
    • ハシ(あっちではフォークとスプーン?)より重いモノ持ったこと無いような、ってことか?でもそんなヤワでは”ここの世界”じゃ一週間も保たないゾ。小1段階から性教育仕込んでやらにゃなるまい⁉ -- 2022-06-19 (日) 10:24:19
  • (´・ω・`)そっか…中の人がねぇ… -- 2022-09-06 (火) 20:02:09
    • せめてこっちには波及しない事を祈りたいけど… -- 2022-09-06 (火) 21:19:51
      • アズールレーンも9月1日から変更されたらしいな。ドルフロも先行鯖と同じく変更されるのは時間の問題だな...... -- 2022-09-07 (水) 20:09:01
      • アプデ内容にCV変更ありましたね・・・残念・・・ -- 2022-09-08 (木) 18:48:30
  • 今のうちにこの声を聞いておこうぞ… -- 2022-09-08 (木) 20:22:00
    • あんまり触ってこれてなかったけど明日まで副官に据えておこう -- 2022-09-08 (木) 23:21:28
  • 声優ガチ勢からすれば別人なのかもしれないけど、素人からすればいい感じに元の雰囲気を再現しててプロってすごいなぁ、と思うばかり -- 2022-09-09 (金) 17:09:00
  • 中の人が同じキャラは全変更になるんだろうな…中華資本のゲームだからどうしようもない -- 2022-09-11 (日) 13:38:23
  • 声が変わってちょっと気が強くなった感じがする……? -- 2022-09-13 (火) 20:04:01
  • 久しぶりに製造で出て、今更ながらにcv変わってたのに気付いた。うーん…親しみやすさが消えた感じ。初なお嬢様が高飛車潔癖症(もしくは重度の男嫌い)になったって感じかな…容姿には合ってるけど残念。 -- 2022-12-17 (土) 13:18:14
  • 今日誓約しました -- 2023-09-18 (月) 10:31:57

製造報告用コメント

製造報告、ドロップ報告、爆死報告などはこちらで行ってください。

【過去ログ】


  • ボーイズがアンカリングであっさり、QBUもわりかしあっさり、433は一撃で出た。消費資源は人力で3万弱くらいか。明日良くない事でも起こるのかな。 -- 2024-02-25 (日) 21:48:15
  • ボーイズはアンカリング、QBUは10連もせずに出た。433だけが公式レシピで500以上回しても未だに出ない、途中レシピ間違ってるのか何度も確認したけど間違いはなかった。前線協定でスキン買っちゃったから早く出てほしい... -- 2024-03-11 (月) 10:55:53
  • ☆4、5製造upで思ったんだけどこういう時こそ、好きな人形を複数アンカリングできてもいい気がする。 -- 2024-03-11 (月) 17:47:56
  • 散弾用閃光弾がなかなか揃えられないですね。 -- 2024-03-29 (金) 07:57:20
  • 99体目でサナ捕獲。今回は運悪く結構かかったなー...超伝導と爆撃かなり避けられた -- 2024-04-11 (木) 23:04:48
  • アンカリンクでベオウルフ50回フル回し+ARレシピで数十回目でやっと出たCM901。次にSMGレシピ1回目でオーウェン、3回目CM901がポロっと出た... -- 2024-04-13 (土) 00:43:39
  • アンカリングベオ14回、20回めにCM901とここまでは順調すぎたけど…82式に198回、オーウェンに至っては258回でようやく出てくれた。その間に夥しい数の☆4と5のすり抜け嵐を食らってSMGの方をアンカリングすべきだったかと思った…うわあコアがめっちゃ増えたー -- 2024-04-13 (土) 03:22:03
  • ベオウルフ アンカリング構築使用 4連×8回、途中でCM901も2体。82式 公式レシピ使用 4連×11回、途中でオーウェンも1体お出迎え。沼にはまらなくて良かった -- 2024-04-13 (土) 04:55:52
  • 普段資源10万もあれば新規全員ゲット出来るのに、アンカリングのオーウェンは数回で、他の★4も数回で出てくれたのに、ベオウルフ沼って弾薬・配給20万も使った・・・久々に沼った -- 2024-04-13 (土) 13:44:03
    • アンカリング ×オーウェン ○82式 -- 2024-04-13 (土) 13:45:20
    • レシピ間違えてるか不安になるほど沼ったなと思ったと同時に、いつも先にアンカリング使っちゃうけど一旦公式レシピを回してさっと出たらラッキー、なかなか出なかったのをアンカリングに設定してあとから使うほうが賢いのかなと今回気付いた -- 2024-04-13 (土) 13:48:21
  • いつものイベントなら30~50周も掘れば1体は出てたのに、今回は100周目前というのに何もなし。みんな出てます?まぁもう持ってるからなんとなく悔しいだけで実害はないけど。 -- 2024-05-07 (火) 16:43:41

*1 2022/09/09のアップデートで変更。旧CVは茅野愛衣。
*2 読みはフライコーア、もしくはフライコール。ワイマール体制のドイツで活動していた民兵組織。フライコーアには非公式ながらドイツ共和国軍も積極的に関与しており、反政府活動の武力弾圧など過激な行動に出る事も多々あった。また、後にナチ党の高官になった人物も多く在籍していた。
*3 当時の自転車は比較的高度な工業品だった事から、自転車業界と銃器業界が繋がっている事は多々あった。ショーシャやリベロールの生産を担当したグラディエートルも自転車工場であり、日本の自転車メーカーだった宮田製作所も元々は猟銃メーカーであった。
*4 つまり、わざわざ新たな弾薬を量産してまで、SMG以上ライフル未満の中途半端な銃を採用する必要はない、という意味である。
*5 米国メーカの保護規制で海外生産品の新規持ち込みNG
*6 第二次世界大戦当時の弾薬は経年劣化で使用できる訳もなく、7.92x33mm弾を大量生産できるメーカーは1社しかない
*7 むろん狙撃銃は別であり、大戦後もボルトアクションが狙撃銃の王者であり続けた
*8 ただし厳密には.308ラプアマグナム用の薬莢で12.7x108mm弾の薬莢を短縮したものではない