戦術人形>〔 銃種別一覧 | 図鑑順一覧 | 所属別一覧 | スキル&陣形効果一覧 〕
基本情報
スキル
専用装備
セリフ
スキン
性能
総評
数少ない暗視性能を上げるバッファー。周回のメッカこと4-3eで簡単に集められる
スキル効果的に夜戦で効果を発揮する為、昼戦においては出番がない。
デメリットはP38、FF FNP9、59式、SPP-1などと異なり火力や射速には一切補正しないため、装甲兵に対しては恩恵が非常に薄くなってしまう点である。更に陣形も癖があるため使いにくく、運用が難しいHGである。
スキル
夜戦時限定で味方の命中を大幅に上昇させる。
ただし夜戦装備無しで通常敵に攻撃をバンバン当てられるわけではない。
- 昼戦では効果無し。
- 一般的なHGのバフ・デバフスキルと差別化できる点は、開幕CTの短さと、スキルの回転率の良さ。
自力でもほぼ絶え間なく命中バフをばら撒ける上、適当なRFの陣形効果でスキルCTを短くしてやれば隙が無くなる。
- 高難易度マップでは、「暗視装置を持たないRF主体の部隊で多少の回避を持つ敵を相手取る」といったシチュエーションはあるので、このスキルを活かせるニッチはある。
陣形効果/編成
命中と回避を上昇させる。
効果範囲が狭いので活用方法が限られるのが難点。
P38と陣形を重ねた上にダブル照明弾を使うと命中補正は実に8倍強に達し、ペナルティの殆どを解消出来るが命中のためだけに2枠も割くのは非効率的か。
おすすめ装備
- サイレンサー/ホローポイント弾/T外骨格
- 陣形効果の都合上、前衛に配置する場合がそれなりにあるので、その場合は回避重視のT外骨格がよい。
T字陣形など、後列に配置する場合はX外骨格に付け替えよう。
- 装備にも照明弾をつけてさらなる命中UPを図っても良いが、過剰になるなら不要である。
キャラについて、小ネタ
明るく活発だが、生意気な態度を取りがちで、子供っぽい一面を持つ。
普段はやや早口だが、朗読では声を長く伸ばす。
考え事や照準合わせの時には首をかしげる。
- 上着がはだけているがゲームで随一の暑がりで更に服を脱ぎたがる。
水着スキンの実装が待たれる
- 上着の襟章はナチス親衛隊の「SS中尉」で着用している各種アイテムもナチス・ドイツで実際に用いられていたものを
各種団体から怒られないレベルまでにアレンジしたもの。
- 見逃されがちであるがセリフで戦術人形も「汗をかく機能が備えられている」という設定を明らかにしている貴重な娘。
- 後方支援に出すと寒いのを嫌がるので体温調整機能がピーキーなのかもしれない。
- 同じ単語を繰り返して強調する癖がある。
あざとカワイイ
元ネタ
loading...
簡単な説明
- C96とはマウザー社から1896年に登場したオートマチックピストルである。
- 史上初の実用オートマチックピストルであるボーチャードM1893より僅かに遅れて登場した黎明期のものであり、ゲーム中採用されている銃の中でも旧式の部類に入る。
エピソード一覧
- C96という名は皇帝の試射を賜った折につけられた愛称であり、ゲーム中に登場するM1896の他、箱形弾倉を使用してフルオート射撃も可能なM713ライエンフォイアーと改良型のM712シュネルフォイヤーなどもひっくるめて「C96」「マウザーミリタリーピストル」「モーゼル*1・ミリタリー」などと呼ばれることが多い。卓上箒の柄のようなグリップを持つことから「ブルーム・ハンドル」との渾名も頂戴する。
- 基本的に着脱式の箱型弾倉は採用されておらず、ボルトアクションライフルなどのようにトリガー前方の弾倉へクリップでまとめた弾薬を押し込んで装填する。その為独特のシルエットを持つ。
また、複雑な組み木細工のような構造でグリップスクリュー以外にはビス類を一切使用していないことも特徴としてよく挙げられる。(理由は諸説あるが、ボーチャード・ピストルのライセンス対策と、ただのこだわりというのが有力)何気にダブルカァラムの元祖でもある。
更にオプションとして木製ホルスターがあり、グリップに連結してストックとして使用できるようになっていた。*2
- 本銃のために設計された7.63mm×25マウザー弾は広く流通し7.62×25トカレフ弾の参考にされた。7.63×25mmマウザー弾と7.62×25トカレフ弾は同寸のため各々の弾薬を使う銃に互換性があるが
トカレフ弾は軟鋼製ジャケットを用いるものが多いため銃身を痛めやすく注意を要する。
また、逆に本銃は、WW1勃発に伴いC96もドイツ軍で一般化したP08の9mmパラベラム弾を使用するC96/M1916が作製され準正式採用されている。しかし、すでに私物や郷土部隊で使用されており、混乱を避けるように識別のためグリップに大きく「9」とモールドされ、赤い塗料で強調した。そのため軍用モデルは「レッド・ナイン」と呼ばれる。
- 実戦においては、WW1勃発当時、個人で運用できる連射銃がなかったため、木製ストックホルスター、それなりの射程距離*3、速射性能、威力、携帯性を兼ね備えた本銃は独特のポジションを獲得。今でいう「近接戦闘用小火器*4」的な扱いを受けており、ドイツ軍の採用前から国内、国外問わず広く使用されていた。また、P08ともどもシュトース・トルッペン(突撃歩兵)に愛用され、敵陣に切り込み突破口を開く「浸透戦術」の先駆けを行っていた。
- WW1での変わった使われ方として複数のC96を束ねて航空機の旋回機銃として使われるケースがあった。
- 時が下ってWW2期に入ると20連発の箱型弾倉と連射可能なM712「シュネルフォイヤー」がグリップに木製ストックホルスターを装着すると短機関銃の代用にできる為、少数ながら武装親衛隊*5とドイツ空軍で購入され運用されている。
ドイツ空軍では降下猟兵*6が小銃などの武器を収めたコンテナの回収に失敗した場合に備えて携行して降下できて尚且つカービン、サブマシンガンの代用品としても使える本銃の特色が需要とマッチした。
- このためか戦術人形の衣装もどちらかといえば武装親衛隊で着用されていた野戦服*7のイメージが投影されている。*8
- 歴史的には直後に登場したFN M1906の採用するブローバック方式のオートマチックメカニズムが持つ圧倒的な信頼性、そして何より価格と携帯性に敗北し、拳銃のスタンダートからは外れてしまった本銃だが、特異な形状、性能から知名度はM1906の改良版に負けていない。本邦でもミリものフィクションの常連。世界的にもよく取り扱われる銃となっている。
- 20世紀初頭を描く映画では頻繁に登場する。変わったところでは1896年に登場したことから西部劇*9に出演したことがある。
世界的に、かつガンマニアでなくても知られている作品では「スターウォーズ」シリーズの“ブラスター・ピストル”の一部は本銃をベースにしている。
- 本邦でもアニメや漫画、小説など様々な媒体に登場する機会も多い。
わたしが増えてる~!?やったやったぁ!
- 生産国であるドイツでは、WW1をピークに徐々に他の拳銃に立場を追われてしまったこの賢くてカワイくて由緒正しくて珍しい拳銃だが、中国においてはそれと関係なく、独自の理由でかなりの人気者である。
アジア、中近東、南米などで制式採用された本銃は、こと広い中国の大地を機械化されず馬に乗って駈ける兵士たちにとって、当時の他の拳銃よりも小型カービン銃に近い性格が適しており(他の拳銃は射程が短すぎた)、中国の人々から最も深く信頼され、本国ドイツよりも長く、第二次世界大戦終結後もしばらく生産し続けられたことがその理由と考えられる。
中国では山西省にあった山西太原軍人工芸実習廠が生産拠点となり、一号式自動手槍の名で1930年代中頃には月産400挺のペースで出荷されていたとされる。
この一号自動手槍は山西太原軍人工芸実習廠がトンプソンのコピーを生産する拠点であったことから使用する弾薬を.45ACP(11.43mm×23)に改められ、そのためオリジナルのものより太いバレルを持つ。
90年代に入り、ノリンコ(中国北方工業公司)がコレクター向けに生産したこともある。
- コピーも含めてフルオート機能付きのモデルは銃を横に構えて反動で水平に銃弾をばら撒く「水平薙ぎ撃ち」「馬賊撃ち」というテクニックが開発され中国軍が多様したことが知られている。
- 余談であるが過去のこうした実績を踏まえてか中華人民解放軍において80式自動手槍(自動拳銃)というC96に酷似した拳銃を開発している。
- 実は日本にも馴染みがある銃で大変高価であったもののコピーモデルと共に民間市場に出回った他、明治期に海軍が少数購入し艦載兵器や訓練用に使用していた。また、日露戦争で陸軍将校*10が使用していたことをうかがわせる資料が残っている。
- さらには濱口総理遭難事件において民間六連発仕様の本銃が暗殺を目的に使用されている。
- 時代が下って昭和に入ると日中戦争の勃発により中華民国(と毛沢東率いる中国共産党)と戦闘を重ねていくが、その過程で大量に鹵獲したものを「モ式大型拳銃」との呼称で準制式採用した。
満州国軍も「一号拳銃」という名称で制式採用していたと言われている。
みんな、いっぱい組み立ててくださいね!
- マウザー社の熱心な売り込みにも関わらずあんまり本銃に関心を示さなかったドイツ帝国とは裏腹に、他の国では色々出来て便利な本銃は高く評価されており様々な国で採用され、多様な派生型が生産された。
- 民間用の6連発仕様、世界各地のコピーモデルや復刻モデル、更に長銃身化して拳銃ではなくなったカービンモデルやら持ち手を付けたモデル…と例を挙げるとキリがない程存在するが、そこから本銃のポテンシャルと当時のちょっとしたブームがうかがえる。
※マウザー社で正式名称を与えなかったため俗称や研究家が便宜上付けた名前であったりすることも多く、本項でも「正確な名称」でないことに留意してほしい。
※興味を持った人は専門書を買ってみよう。
- C96
1896年から生産されている「7.63×25mmマウザー弾を使用するクリップ装填式10発弾倉、セミオートのみ」のモデル。製造時期によってパーツに細かい違いがありそれを根拠に区別する場合がある。前期型は「M1896」後期型は「M1930」と呼ばれる。
- カービンモデル
銃身を延長しハンドガードと固定式ストックを備えたモデル。とても片手で扱いきれるものではなくここまでくるとハンドガンではなく拳銃弾を使用するオートマチックライフルと言える。
- フラッドサイド(イタリアンコントラクト)
ロアレシーバーの両側面の凹凸加工を無くし鏡のようにツルツルになったモデル。イタリア海軍からの注文で誕生した。
- 20ショット
弾倉を延長して20連発としたもの。
- 6ショット(オフィサー)
弾倉を6発弾倉に縮小して扱いやすくしたモデル。
- ボロ
銃身が4インチに短縮された民生用(と思しき)モデル。革命期のロシアへと輸出され、ボリシェヴィキ(とその敵対勢力)が愛用したことからボロ(ボリシェヴィキ)の愛称で呼ばれる。10発弾倉と6発弾倉のバージョンがある。
- M1916(レッド・ナイン)
第一次世界大戦中にドイツ軍の要望で9x19mmパラベラム弾に改めたモデル。「レッド・ナイン」の名称は7.63x25mmマウザー弾と9×19パラベラム弾の薬莢がほぼ同一の口径であったため誤装填防止の為グリップには赤字で「9」と刻印されたことに由来。WW1後にはヴェルサイユ条約で銃身を99mmにする改修が行われこちらは「M1920 リワーク」と呼ばれる。
- マガジン脱着式
弾倉を脱着式に改めたモデル。丁度M712シュネルフォイヤーからフルオート射撃機能を省いた形になるがこの仕様での生産数がかなり少ない模様。一説には「M714」と呼ばれる。
- フルオート射撃機能付き
- M713ライエンフォイヤー(M1931)
下記のアストラ製フルオート射撃機能付きコピーモデルが好評だったため、本家のマウザー社が後追いする形で投入した最初のモデル。
弾倉が一般的な着脱式に改められ10発弾倉と20発弾倉が用意されたがフルオート射撃時の振動でセレクターが勝手に切り替わってしまう欠陥があったため早期に生産が終了した。
- M712シュネルフォイヤー(M1932)
M713ライエンフォイヤーの欠陥を改めたモデル。「マウザー社純正のフルオート射撃機能付きC96」は主にこちらを指す。日本の遊戯銃ではこのモデルがよく製品化される。
- アストラ・ウンセタ・イCIA社製コピーモデル
スペインのアストラ社から1928年以降現代だったら訴訟待ったなしのコピーモデルが生産されている。
外観上はフラットサイドモデルに似ているが、オリジナル版とは異なる独立ロッキングシステムとハンマー露出式シングルアクションメカニズムを備え、使用弾薬は同社の拳銃で広く使われる9mm×23、箱形弾倉はM712と同様10発装填のものと20発装填のロングマガジンが選択できた。
最初にフルオート射撃機能を付加したのはこのアストラ社であり、前述のM713ライエンフォイヤーなど本家マウザー社のモデルにも多大な影響を及ぼした。
アーネスト・ヘミングウェイやジョージ・オーウェルといった文豪が参加し、その惨状を記録したスペイン戦争でも使われたとされることから、文系の指揮官にとっても感慨深い…かもしれない。
他に変わったエピソードとしては、「日國製(日本製)」と刻印された物が中国に輸出されていた。その正体は「スペインで部品を製造して日本の工場で組み立てて中国に輸出した」ものであったという。
- M900
最初の生産モデル。セミオートのみで機能面ではC96とほぼ同一である。
- M901
フルオート射撃機能が付いた最初のモデルであるがクリップ装填式10発固定弾倉で実用性が低かった。
- M902
M901から弾倉を20発まで拡大したモデル。クリップ装填式固定弾倉であったためM712シュネルフォイアーに20発着脱式弾倉をくっ付けたような異質な姿となった。
- M903,M904
弾倉をM712シュネルフォイアーと同じく着脱式に改めたモデル。M904は更に連射速度を落としてフルオート射撃の命中精度を上げた改良型であったようだ。
- ベイステギ・エルマーノス社コピーモデル
アストラと同じくスペインのベイステギ・エルマーノス社(現在は世界的な自転車メーカーのBH Bikes社)でもコピーモデルが製造されていた。
- ロイヤルMM31
C96相当のモデル。後期型はフルオート機能が付加された。
- ロイヤルMM34
M712相当のモデル。銃身に放熱フィンが設けられ連射速度を三段階で変更する機能が付加されており本家より凝った構造となっている。
- 山西17式
当時の中華民国は本家コピー含めてC96を愛用していたが山西省を支配していた軍閥で製造されていたものは同じ工場で製造していたトンプソンと弾薬が共用できるよう.45ACP弾が使用できるように改めたものであった。
製造期間は短かったようであるが、アメリカで1980年代に「.45ACP弾を使用するC96」ということで人気が高まったことから、中華人民共和国がリバイバル生産を行った。
コメント
製造・ドロップ報告用コメント
製造報告、ドロップ報告、爆死報告などはこちらで行ってください。