M16A1

Last-modified: 2021-05-12 (水) 20:48:45

戦術人形 | スキル&陣形効果一覧 | 銃種別一覧 | 図鑑順一覧 (未実装込み) 〕



基本情報

No.054基本情報
名前M16A1
ランク★4
銃種アサルトライフル
製造時間製造不可
CV山根希美
イラスト海猫络合物
Lv.MAX時ステータス
HP605(121×5)
火力47射速75
命中46防御-
回避44弾薬-
SD
自己紹介
よぉ、M16だよ。ミッションなら私に任せときな!
入手方法
4-6初クリア時
陣形効果
サブマシンガンに有効
火力上昇10%、回避上昇12%

スキル

スキル名効果(Lv.10)
閃光手榴弾閃光手榴弾を投げ、半径2.5ヤード内の敵を4秒間目まい状態にする
レベル12345678910
開幕CT5s
CT20s19.6s19.1s18.7s18.2s17.8s17.3s16.9s16.4s16s
持続時間2.2s2.4s2.6s2.8s3s3.2s3.4s3.6s3.8s4s
 

セリフ

セリフ一覧を開く

入手よぉ、M16だよ。ミッションなら私に任せときな!
挨拶おぉ、お帰り!一杯付き合ってくれるか?
部隊編入よぉし、さっさとミッションをクリアして飲むぞ!
強化完了私宛のプレゼントか?お酒がいいなぁ。
コミュニケーション1私の趣味?ジャックダニエルさ。
コミュニケーション2指揮官、私はいいけど、私の妹達には触んなよ。
コミュニケーション3目なんて片方で十分。私にかかれば百発百中ってね。
出撃緊張しなくていいぞ。落ち着いて私達について来な。
敵と遭遇感じる…敵の匂い。
重傷いい度胸してるな…。
勝利うっしゃぁ~、今夜は祝杯だ!朝まで帰さないぜ?
撤退すまん…撤退しよう、私のミスだ。
スキル1よーい、撃て!
スキル2諦めろ、お前たちに勝算はない!
スキル3今だM4!私の動きをよく見てろ!
後方支援開始この程度の任務なら、すぐ戻ってこれるな。
後方支援完了戻ったぞ指揮官。ビールの用意は出来てるか?
修復やめてくれM4、私なら平気だ…。
編制拡大たまには補充しなくちゃな、人もビールも。
自律作戦私が来たからにはもう大丈夫だぞ、みんな!
誓約おや?指揮官、やっと私の素晴らしさに気づいてくれたのか?だが…ええと、ちょっと近すぎて慣れないぞ。とりあえずこのことを妹のM4に伝えてきていいか?
コミュニケーション4
ローディング少し待っていてくれないか?
人形製造完了いいねぇ。新しい妹分が来た!
口癖いっぱいやるか!

重傷イラスト

重傷時のイラストを開く

スキン

隻眼の兎騎士

隻眼の兎騎士
通常時重傷時
入手方法:スキンパック「ラビット・イン・ワンダーランド
期間:2020/08/15~09/04

道路的指引者 ※未実装

道路的指引者 Animated
通常時重傷時
未実装

性能

総評

  • ARでありながら、SMGとSGの中間に位置する特殊な盾役
  • 装備スロットは人形装備を2つ装備可能、さらには本来SG専用である防弾ベストを装備可能と防御を重視した性能になっている。
    0-2省資源周回の最適解タンク。ただし、快適に周回するにはそれなりの装備やレベリングが必要なので、後述の装備の項目や下記の貧乏ランの項目を参照しておこう。
  • 防御とHPはSGより低く回避もSMGに劣るが、T外骨格と防弾ベストを装備することでそこそこの回避とそこそこの防御を両立できることが最大の強み。
    スキルもARなのに閃光手榴弾と本来SMGやHGしか保有しないスキルである。もっとも省資源周回ではスキルは使えないが
  • タンクとしての難点は、605というHPの低さ。本職タンクとして運用されるSMGはHPが900以上のものが珍しくないし、SGに至っては1200~1400程度。
    「敵の攻撃を回避しつつ、当たっても1ダメージに抑えられる」というシチュエーション以外では脆い点に注意しよう。
  • レベル100と仮定してHP180で重傷になる。これ以降は修理にかかる時間や資源が飛躍的に増えていくようになる*1のでタンクとして使う時は注意しよう。

※0-2省資源周回(通称「貧乏ラン」)についてはこちらを参照のこと。

スキル

  • 一定範囲の敵を行動不能にする閃光手榴弾。
    敵をすぐに倒せるようなレベルの周回にはあまり役に立たないが、攻撃を受け止める前衛キャラの負担を減らすのに役立つだろう。全ての閃光手榴弾で共通だが、ボス級の敵には無効。
     

陣形バフ/編成

  • 逆コの字型をしている。火力上昇率は低く、メインは回避アップバフ。
  • SMGに近いサブアタッカーとして運用するなら、前列中央でタンク役をするSMGにかかるよう、中列上段or下段に配置すると良い。
  • 前衛配置すると通常SMGを対象とするARの陣形バフを受けられないが、逆を言えば味方ARの陣形バフを気にしなくていいともいえる。
    例えば95式などの右下にしか陣形バフを持っていないARを運用する際も、元々バフを受けられないと割り切れる。
  • 少し特殊な例としてARを対象とするM4A1の陣形バフは前方3マスにも展開しているのでこれの対象になる。火力サブタンクとして運用したい場合は頭に入れておこう。
     

装備

  • 一般的なARと違い、アタッチメントスロットが無く人形装備スロットが2つある。
  • 夜戦装備ができない点は要注意。自己バフすら無いため、前述したタンクとして使う以外では夜戦マップはほぼ役に立たない。
  • 人形装備を2スロット装備可能なので、防弾ベストと外骨格を同時に装備することで防御力とそれなりの回避を兼ね添えたサブタンク(マップによってはメイン)をこなせる。防弾ベストと外骨格の組み合わせは装備スロットが全て開放されるLV80以上で可能となる。
  • なお、0-2で敵RF以外の敵からのダメージを1に抑えるには防御力が11必要である。(敵RFからのダメージは3)素で防御力0のM16がこれを満たすには、★5防弾ベストを防御較正率100%+強化レベル10にする必要があるので注意。タンクとしての運用であれば外骨格もT型外骨格を選び、回避をできるだけ高くできるよう強化されていることが望ましい。
  • ほとんどの場合高速弾は必要ないが、スキルも使用することが前提な周回(富豪ラン)ではとりあえず☆2でもいいので埋めておこう。
     
  • 専用装備として特殊戦術機動装甲がある、これがあると0-2の全ての敵からのダメージを1に抑えることができる。
    さらに回避まで上がると至れりつくせり、ただし、入手可能なステージは6-4Nと大分ゲームが進んでからになるが、かならず校正がMAXの状態でドロップする。未強化の状態でも、フル強化★5防弾ベスト以上の防御性能を発揮するためぜひ入手しておきたい。なお専用装備と通常の防弾ベストを同時に装備することはできない。
     

キャラについて、小ネタ

Anti-Rain小隊(通称AR小隊)のリーダー的存在。M4A1ST AR-15M4 SOPMOD IIたちを束ねる、頼れる姉御肌。

  • このキャラの持ってる銃がM16A1でないことがなぜか多い。
    立ち絵ではM16A1を持っているのだが、SDキャラの銃はCAR-15のようなハンドガードである。おそらくだがSDキャラの持っている銃はM607のハンドガードをM4A1に付けたもの。
    • 一部のイベントCGではM16(空軍モデル。ボルトフォアードアシストとマガジンキャッチのリブが無い)とM16A4を使用している。
    • SDフィギュアの物はクレーンストックが付いている上、フラットトップレシーバーなのでM4と考えられる。
    • 公式漫画『人形之歌』ではM16A4にA1のハンドガードを装着したものを使用している。
    • スキン「隻眼の兎騎士」においてはM16A2アッパーのA1になっているがSDはM4A1そのまま。鉄血M16はちゃんとA1だったのに何故だ………
    • ドルフロアンソロジーにおいてはM203の付いたレール付きのM16A2である。
  • このバラツキは描き手によって銃の資料などが異なるため、単に「M16」と検索した結果なのかもしれない。
    また、このような細かいミスに愛されているのか、アニメ『どるふろ 癒し篇』では左腕の二の腕についているAR小隊の部隊章が左右両方についていたり、目の傷の本数も二本なのか三本なのか安定していない。
  • 宿舎では独特のニマーというエモートをしたり、ウィスキーを欲したり、延々とM4M4連呼したりとかなりの変わり者。連呼が狂気じみていてちょっと怖い
  • KRやENでは兵役などでなじみのある銃ということもあってか非常に人気が高い。
  • コンテナについて
    M16A1の持っているコンテナの正体はEP08緊急のストーリー(及び特異点)で明らかにされるが、公式資料集vol.1によると、当初は単なるオプションを入れるためのコンテナとしてデザインしたとのこと。
    新たな持ち主のことも考えると、正体については担当イラストレーター(兼シナリオライター)である海猫络合物氏のサンボーン離脱後の後付け設定である可能性が高い。

    ストーリーのネタバレなど

    EP01の時点では重要なデータを持ったM4A1を逃がすために囮を買って出たので行方不明だったものの、EP4-6で彼女が加わることで、AR小隊が勢ぞろいすることになる。
    EP08(緊急)にて仲間たちを騙し…ペルシカからの極秘の命令により危機的状態のを救う術を得る為に単身で0号基地の深部に侵入。
    強固なセキュリティに守られた目的のデータを奪取する為に自身に二度のウィルスを投与した。
    その後目的のデータと持っていたコンテナをドローンに搭載し、力尽きたM16の前にドリーマーが現れ遺されたコンテナは目論み通りM4A1の手に渡ることになる。

元ネタ

正式名称Rifle, Caliber 5.56 mm, M16A1
種類アサルトライフル開発国アメリカ
製造メーカーColt's Manufacturing Company, LLCs
S&T Motiv Co., Ltd
Bushmaster Firearms International, LLC
H&R 1871, LLC
General Motors Company
U.S. Ordnance, Inc.
Fabrique Nationale Herstal(ベルギー)
Elisco Tool and Manufacturing(フィリピン)
Singapore Technologies Kinetics Ltd(シンガポール)
生産対象軍・民間
生産期間
(全モデル)
1964–生産中採用国家
(全モデル)
UAE, アフガニスタン(軍), アメリカ(1964-), アルゼンチン(特殊部隊), イギリス(AR-15/C8), イスラエル, イラク(軍), インド, インドネシア, ウガンダ, ウルグアイ, エクアドル, エストニア, エルサルバドル, オーストラリア, オマーン, オランダ(C7/C8/LSW 軍), カタール, カナダ(C7/C8 軍), ガボン, カメルーン, カンボジア, ギリシャ(軍), グアテマラ, クウェート, グレナダ, コスタリカ, コンゴ民主共和国, ジャマイカ, シンガポール, スウェーデン(C8), スリランカ, セネガル, ソマリア, タイ, チュニジア, チリ, デンマーク(C7/C8 軍), ドミニカ共和国, トルコ, ナイジェリア, ニカラグア, ニュージランド, ネパール, バーレーン, ハイチ, パキスタン, パナマ, パプアニューギニア, バルバドス, バングラデシュ(軍・特殊部隊・対テロ組織), フィジー, フィリピン, フランス(軍), ブルネイ(軍), ベトナム, ベリーズ, ペルー, ポーランド(HK416), ボスニア・ヘルツェゴヴィナ, ボリビア, ホンジュラス, マレーシア(軍・警察・特殊部隊), メキシコ(軍), モーリシャス, モナコ(警備隊), モロッコ, ヨルダン, ラトビア, リトアニア(軍), リベリア, レソト, レバノン, ローデシア, 韓国, 中華民国, 東ティモール, 南アフリカ, 日本, 北朝鮮
口径5.56mm弾薬5.56×45mm NATO
装弾数20発発射速度700~950発/分
初速975m/s有効射程1500~2300m
全長39.5in 1003mm重量2889~3402g

簡単な説明

  • ミハイル・カラシニコフと並び称される銃器開発の巨人ユージン・ストーナー率いるアーマライト社が開発したAR-15の米陸海軍での最初の制式モデル。同氏がアーマライト社で開発したAR-10の.223レミントン弾/5.56x45mm NATO弾への口径変更版である
  • AK-47と並び世界を代表するアサルトライフルであり、その派生系は総合してAR-15、あるいはAR-10系列をあわせて単にARと呼称されることが多い。

詳しい解説 (長いので注意)

  • その登場と同時に他の既存の設計を一瞬で陳腐化させた、あらゆる観点で極めて革新的な設計の銃であった。
    これ以降に開発された西側の自動/半自動小銃の大半はAR-15・及びその後継であるAR-18*2の影響を受けていると言っても過言ではない。
  • AR-15の機構上の大きな特徴はマルチラグロータリーボルトとその独特なガス圧作動方式である。ロータリーボルト自体はボルトアクションに由来する由緒正しき機構であり、M1ガーランドAK-47でも採用されたありふれたものであったが、回転して噛み合うラグの数は通常2か3であった。AR-15ではラグを複数持つことにより精密な閉鎖、そしてより高い射撃精度*3を実現することが可能になった。またこの機構では撃発の際のガス圧がレシーバーではなく銃身本体とボルトヘッドのみにかかるようになっている。これによりレシーバーにかかる負担を劇的に小さくすることに成功した*4
  • 第二の特徴はその作動方式である。一般にAR-15はスウェーデンのAg m/42リュングマン小銃やフランスのMAS 49小銃のような、銃身からガス管を通して機関部まで導いた発射ガスでボルトキャリアを直接吹き飛ばすDI方式(ダイレクト・インピンジメント/ガス直噴方式)として扱われているが、実は外見上の類似性に端を発すると思われる全くの誤解である。AR-15では発射ガスはガス管から更にガスキーを通してボルトキャリア内部のガスシリンダーに流れ込むようになっている。そしてそれ自体がピストンとなったボルトがガスシリンダーに流れ込んだ発射ガスに圧されてボルトキャリアを後ろに押し下げ、同時にボルトとボルトキャリアを繋ぐカムによってボルトが回転し、解鎖が行われるという構造になっている。
    このいわば「ボルトピストン方式」により、AR-15はDI方式の機構のコンパクトさとガスピストン方式の動作の確実性*5を両立することに成功した。更にこの機構では他のあらゆる機構とは異なり、銃身と完全に同一線軸上のみにガス圧/ピストンによる力が働く様になっている。これにより発射時の反動の上下動を最小化すると同時に、銃身/ボルトキャリアを横方向に押す/歪める力を殆ど無くしたことでレシーバーへの負荷を最小化すると同時に高い射撃精度を実現したのである。
  • これらの機構的特徴により、AR-15はレシーバーにかかる負担が極めて小さい銃であったこれにより、これまでは通常精密な加工と高い強度が必要であったレシーバーを単純なチューブ状にすると同時に、軽量なアルミニウム製*6とすることができたのである。
  • アルミニウムを始めとした軽量な素材がレシーバーのみならず、機構部を除くあらゆる部品に使用された結果AR-10/AR-15は今までの木と鉄で出来た既存の銃と比べて極めて軽量*7となり、かつ異質で近未来的な外観を持つことになった。
  • また機構とレシーバーを合わせた機関部の構造の単純さ故、AR-10/AR-15の構成上の必要条件は実質的に「銃床内にスプリング/バッファがあること」だけであった。AR-10/AR-15自体はモジュラー設計ではなかったものの、これは実質的に銃のモジュラー化への道を開くものであった。実際ユージン・ストナーはこれ以降モジュラー式デバイスに意識的に取り組むようになり、のちのAR-18やストナー63の礎となった。
  • またレイアウトそれ自体も極めて先進的であった。それまでの銃床は重心の反動を射手に直撃させないようにあえて角度をつけてあるものがほどんどであったのに対し、低反動で射手に負担が少ないため直銃床とそれに合わせた背の高いサイトを採用している。これによって反動が上に逃げることなく直接肩に伝わり、射撃時の跳ね上がりを最小限に抑えることができた。これは速射時の命中率を劇的に改善した。これはいわばコロンブスの卵というべきものであり、理解できないものには欠陥構造にすら映るものであり実際陸軍が本銃を嫌う一番の理由であった。
  • 非往復式で左右両用のチャージングハンドル、そして排莢穴以外開口部がなくその排莢穴にもダストカバーが付き更にボルトキャリアとレシーバーの間にも隙間が殆ど無いという極めて密閉性の高い構造となっていた。これによりAR-10/AR-15は泥を被っても全く問題なく動作する*8極めて耐候性の高い銃となっていた。
  • 1950年代に開発が行われたAR-10は7.62×51mm NATO/.308ウィンチェスター弾を使用する、現代の区分でいうバトルライフルであった。AR-10は当時世界各地で行われていたセミオート小銃のトライアルに送られたものの、まだ設計が十分に練られておらず*9何よりそのあまりに異質すぎるその見た目から殆ど採用される事はなかった。
  • そんな中、アーマライトが目をつけたのは当時7.62×51mm NATO弾の採用により日陰の存在となっていた中間弾薬であった。それもStG44AK-47の様な既存のフルサイズ弾の短小化ではなく、口径を既存の小銃から小さくすることで高い弾速を実現する小口径高速弾である。彼らは.222レミントン弾を元にして新たな中間弾薬.223レミントン弾*10を開発し、それに合わせてAR-10の小型化を行った。そうして誕生したのがAR-15である。
  • 小口径高速弾では弾自体の小型化により弾倉の装弾数の増加と携行弾数の増加、そして高い弾速により弾道が平坦になることでより照準が楽になる効果があった。しかしWW2でのM1ガーランドの成功体験に取り憑かれた当時の米軍は中間弾薬の価値を認めず、自軍のフルサイズ弾を元にした7.62×51mm NATO弾を西側の標準として押し通し、更にはFN FALを全面採用した他の西側諸国にも背を向けM1ガーランドを独自に近代化したM14を制式採用していた。のちにFALを.222レミントン弾に対応させたT48が小口径小銃のトライアルに提出された時もほとんど門前払いで自国メーカーのみ継続審議としたが、コスト面での負担が大きくウインチェスター社が脱落している。
  • 朝鮮戦争中の1959年、AR-15採用の可能性が検討されスプリングフィールドM14の代替小銃として選定トライアルを継続するか、小口径小銃のトライアル自体を中断するか、7.62mm口径小銃の代替ではなく特殊用途の小銃として検討するかが議論された。5月には、陸軍戦闘開発実験センターより、「理論上、AR-15で武装した5~7名の小銃組は、M14で武装した11名の分隊よりも多くの目標に命中させることができる」との報告書が公表された。1960年には旧式化したM2カービンに代わり、空軍で基地防衛用の警備隊用にAR-15が発注された*11が旧式とはいえ大量のM2カービンの在庫を抱える上後方任務に最新の小銃を配備することには議会の理解が得られず、まずは南アジアに駐留する部隊に限定的に導入されることになり、1961年9月、8,500丁の導入が承認された。また南ベトナム米軍事援助顧問団(MAAG-V)でも、M1小銃よりベトナム人の体格に適合しM2カービンより威力に優れることを評価して1000丁を調達した。1962年1月、AR-15はM16としてアメリカ空軍に採用され、空軍は再度8万丁の調達を申請した。当時呈されていた疑義に対して空軍が真摯に対応したことから、議会は今度はこの予算を認可した。また同時期にNavySEALsも172丁を試験調達して好評価を与えた。しかしアーマライト社にはこれだけの需要にこたえるだけの生産能力はなく、生産はコルト・ファイアアームズ社が担当することとなった。
  • 一方陸軍は1962年よりフレシェット弾を使用する新型歩兵火器(SPIW)の開発に着手していたことから、これと競合すると見込まれたAR-15の調達には慎重な立場を採っていた。しかしベトナム戦争が泥沼化しソ連・中国から供給されたAK-4756式自動歩槍を装備したベトコンと対峙して陸軍は自らの過ちを認めざるを得なくなった。見通しの効かないジャングルの中での戦闘に必要だったのはM14の威力と射程ではなく、AK-47の効果的なフルオート制圧射撃と小回りの効く手数だったのである。
  • ベトナム戦争にて実戦を経験したM16だったが、この後に至ってもM16への理解に欠ける保守的な米軍により採用当初は悲惨な状況が発生することになる。最大の問題は陸軍がM16の弾薬にM14などで使われていた粒状火薬を勝手に流用してしまったことを原因とする動作不良が頻発したことである。いわゆる無煙火薬は本来その名の通り煙もススもほとんど出ないのが特色であったが、陸軍は長きにわたって半固体の成型済み火薬を嫌い黒色火薬に似せた粒状火薬を、しかも専用工場以外でロードしたものを使用していた。これは当然粒と粒の間に空気や埃が混入し不完全燃焼や異物混入の原因となった。また弾薬にオイルを塗る風習も残っており、これも薬室内への異物混入や誤動作のもととなった。しかもクリーニングキットの配布が十分に行われず、公差の小さく十分なメンテナンスを必要とするM16では問題が更に悪化した。一方でM16側もボルトのリコイルスプリングに取り付けられたバッファーの機能不良などの問題が発覚し、この失態は責任者を求めて連邦議会にまで話が持ち込まれる大騒動に発展した。
  • ともあれ状況を改善すべく改良や取り扱いの指導が行われ、前線の兵士が読みやすいようイラストを多用したマニュアルを配布して新兵への教育が徹底された。そして1967年になり配備が開始されたのが陸軍の要求に応じた変更を行ったM16A1である。
  • M16A1はジャングルでツタなどに絡みやすいというクレームのあった三又タイプのフラッシュハイダーを廃し、円形の鳥篭型のフラッシュハイダーへと交換した。またボルトにはクロームメッキが施されボルトフォワードアシストと呼ばれる排莢不良の際手動でボルトを前進させて強制的に排莢と装弾を行うレバーが追加された。これにはストナーは強く反対した*12が陸軍上層部の意向にアーマライト社が折れた。ストックの肩当部分にあるパッド取り外すことができ中にはクリーニングロッドやチャンバーブラシが内蔵された。またベトナム戦争後期からはそれまでの20発用マガジンから、湾曲したタイプの30発用のマガジンへと変更された。AK-47のマガジンに触発されて開発されたこのマガジンは、その後STANAGマガジンとして軍用突撃銃で共通使用できるマガジンの原型となり、多くのNATO諸国の突撃銃で使用されている。
  • その後アメリカが提供する武器としてM16シリーズは多くの国や機関で使用され、西側諸国を代表する突撃銃のひとつとなった。1980年には北大西洋条約機構(NATO)において改めてベルギーのFNハースタル社が開発したSS109がNATOの標準弾薬として採用され、1983年にSS109に適合させるためにバレルを太く強化し、ライフリングを12インチで一回転から7インチで一回転として弾頭重量の増加に対応した他ハンドガードの断面形三角形の左右分割から円筒形の上下分割*13とし、フルオートから3点バースト機構に変更したM16A2が採用されてM16A1から更新されていった。
    • しかしこの3点バーストは非常に評判が悪く、本来の目的である低反動で集弾性を高める目的を達成できなかったほか、ギアラック式で3発づつ撃ち切らないと次に引き金を引いたときにラックに残った弾数しか発射できなくなるという致命的欠陥があり、フルオート機構に差し戻したM16A3を海軍が採用しSEALsや海軍憲兵や建設工兵にも配備が進められた。艦艇乗員は射程距離の問題からM14を引き続き採用していたが、これも一部を除いて更新された。
    • またM4カービンと同じ脱着式キャリングハンドルにピカティニーレイルを備えた「M16A4」が制式化されている。伝統的に射撃能力を重視する海兵隊ではこのM16A4が歩兵用主力小銃であったがACOG等の光学照準器の発達もあり性能差が誤差レベルに留まることや市街地戦への適応を求める声もあり結局M4A1に転換することとなった。
    • これには改良された3点バーストのRO901とフルオートのみのRO905が混在しているほか、サードパーティ製でM16A5を名乗るフルオートモデルも販売されている。なおコルトファイアーアームズは経営破綻しM16の製造権はアメリカ合衆国の保有となり、実際の製造はFNハースタル社やコルトカナダ社などに移っている。アメリカ軍においては影が薄くなってしまった感があるが、採用した各国では現在でもM4カービンと共にM16シリーズが運用されている。
    • またいわゆるマークスマンライフルとしてもいくつかの派生モデルがあるほか分隊支援火器仕様すらある。
  • 話を少し遡りアメリカ陸軍でもベトナム戦争中から「コルト・コマンド―」と総称される短縮モデル(XM-177など)が制式採用に至らないものの特殊部隊を中心に活用されていた。こうした背景から1994年に制式採用されたのがM4カービンである。現在はこのM4カービンがアメリカ陸軍、海兵隊における標準的な歩兵用小銃として運用されている。
    • アメリカ海軍においては大量に保有していたM16A1のロアレシーバーを活用してカービン化した「Mk18Mod0」が登場しておりまだまだ有効活用されている。
    • 変わったところでは現在ベトナムではベトナム戦争で大量に鹵獲したM16A1に新造部品を組み合わせてカービン化した「M-18カービン」を特殊部隊などで運用している。
  • フルオート機構を排した民生用モデルもAR-15の名で市販され、従軍経験者や徴兵訓練経験者のみならず自動小銃の操作性や各種セイフティやセレクターの配置におけるデファクトスタンダードの地位を占めるに至った。ストナーがアーマライト社を去りパテントが失効してのちは様々な国やメーカーからコピーやブラッシュアップモデル、アクセサリーや交換用パーツが登場し続けている。
 

コメント

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • M16「妹達には触んなよ」指揮官「安心してくれ。私はホモだ」 これなら手は出されないね。 -- 2020-09-19 (土) 10:37:25
    • 姐さんに生やせばいいのでは? -- 2020-09-25 (金) 10:17:05
    • 指揮官が女性である可能性 -- 2020-09-25 (金) 17:43:44
  • 姐さんの今回の鉄血召喚術を0-2でも使えたらなぁ… -- 2020-11-30 (月) 00:49:36
    • スキル発動には補給しなきゃいけなくなるから使えるようになっても使われることはないぞ -- 2020-12-08 (火) 17:20:27
    • M16一人に補給するだけであれだけの部隊召喚できるならいくらでもするが -- 2020-12-13 (日) 07:36:53
    • 4ユニット召喚だからm16だけ配置した部隊でないと発動できない可能性 -- 2020-12-13 (日) 09:11:25
    • AR1体でフルメンバー並みの仕事してくれるとかお財布に優しすぎる、酷使しなきゃ(使命感 -- 2021-01-11 (月) 03:03:42
  • 妹達には触んなよと言っているけど、誓約は許されるのか。 -- 2020-12-18 (金) 18:43:22
    • そこまで行ったら何も言うことないじゃろ -- 2021-01-11 (月) 11:52:02
    • M4のMOD前のコミュニケーション1~3みると指揮官はM4にはとっくに手を出してるので -- 2021-02-19 (金) 10:47:22
  • m16姉さん以外と一生誓約するつもりないから早くMOD来てほしい -- 2021-02-13 (土) 03:06:29
    • お前さんの後ろから416がにこやかに見つめてるぜ。目は笑ってないけど -- 2021-02-13 (土) 12:18:14
  • 1体いつになったら専用装備が手に入るんだ……(ちゃんとSランク取ったり自律作戦使ったりしてるけどそろそろ200回超えそう) -- 2021-02-13 (土) 23:27:48
  • 地球を守る為にも使われるM16姉さん。これで宇宙人とも戦ってるんだから彼らは -- 2021-03-30 (火) 13:52:46
  • ベトナム戦争の映像とかでヘリに乗ってる兵士がM16のマガジンをヘルメットに叩いてるのよく見るんだけどアレ何やってるの? -- 2021-04-06 (火) 20:01:54
    • ベトナム戦争初期の20発マガジンはアルミ製で変形しやすく給弾不良もよくあったそうだから不良マガジンを治す態で八つ当たりしてるんだと思われる -- 2021-04-06 (火) 20:15:11
    • マガジンの中で弾薬がズレたりしてると装弾不良の原因になるので、叩いて整列させてる。推奨はされてないけど今でもやるよ -- 2021-04-06 (火) 20:19:52
      • 書類の束を机にトントンってして整列させるあれの感覚 -- 2021-04-06 (火) 20:21:39
      • 他は太腿に叩いてとかもあります -- 2021-04-07 (水) 20:02:53
  • 癒し編2で麻雀クソ強くて完全におっさんキャラだけど、どうしてこうなった -- 2021-04-11 (日) 07:19:44
    • 1のOPの時点でロンしてたから -- 2021-04-11 (日) 11:36:58
  • アニメで麻雀クッソ強くて草 -- 2021-04-29 (木) 06:09:40
  • アメリカのオークションサイトで値段見たら60万越えててびびったわ -- 2021-05-12 (水) 20:48:44
URL B I U SIZE Black Maroon Green Olive Navy Purple Teal Gray Silver Red Lime Yellow Blue Fuchsia Aqua White

*1 180時点では1時間未満だが一桁になると3時間を超える
*2 AR-15と同様のマルチラグロータリーボルトと、ショートストロークガスピストンにガイドロッドを持つボルトキャリアを組み合わせた銃。それ自体は成功した銃ではなかったが、AR-15以上に膨大な派生系が生まれている
*3 より技術的に詳細に述べると、閉鎖のためのボルトヘッドの回転角度が小さくなることで、各射撃毎のボルトヘッドの回転角度のズレも小さくなるため。銃における射撃精度とは集弾のよさを意味し、これは基本的に射撃毎に銃の部品の位置がどれだけ一定であるかで決定される
*4 一方でこの機構自体はストーナーの独創ではなく、米軍制式セミオート小銃の座をM1ガーランドと争ったジョンソン小銃の機構が元になっている
*5 DI方式では発射ガスで直接ボルトキャリアを吹き飛ばさなければいけないため、装薬が弱い実包では安定して動作しない
*6 アーマライト社は航空機メーカーフェアチャイルドの子会社であり、ストーナー自身も航空機産業の出身であったため航空機用ジュラルミンの扱いに長けていた
*7 AR-10(3.29–4.05 kg)はM1ガーランド(4.31-5.3 kg)より1kg近く軽く、ボルトアクションのM1903スプリングフィールド(3.9 kg)と同重量あるいはより軽量という驚異的な銃であった
*8 ダストカバーを閉じた状態は勿論、開いた状態で泥を被っても問題なく動作する
*9 AR-10は当時の技術的限界を超えて軽量化を行っていた側面があり、その結果部品の破損が多発した。特にストナーの反対を押し切り社長権限でバレルをアルミ合金としたため採用試験で破断したのは致命的だった
*10 後に5.56x45mm NATO弾として今に至るまで西側、あるいは世界の標準となることになる弾薬である
*11 見出したのはB-29の爆撃戦術で出世したあのカーチス・ルメイであった
*12 ボルトが前進しないときは不具合が発生しているときであり無理に使用を続けるべきではないというのがストナーの主張であった
*13 おそらく日本人には一番なじみ深い形