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基本情報
スキル
専用装備
セリフ
重傷イラスト
スキン
性能
総評
新人から熟練指揮官までずっと役に立ち続ける、☆3RFの顔役
- 自己バフ型RFの入門キャラであり、☆3RFとしては比較的初期からドロップする。
射速はRF内でもトップクラス(Mk 12が実装されるまで長らくトップだった)、やや低めの火力は自己バフスキルで補えるという、自己完結型RF。
- メンタルアップグレードが実装されており、☆5のリー・エンフィールドにも見劣りしない性能になるなど、将来性も充分。
スキル
- 一定時間、自身の火力を上昇させる。
シンプルながら開幕・再発動ともにCTが短めでコンスタントにDPSが向上するため、狙撃スキル持ちのSV-98などより扱いやすい。
陣形効果/編成
- 斜め前方2マスのHGのCTを短縮する。基本的に1に配置して5のHGにかかるようにする。
HGのバフは発動が6sのことが多いため、少しでも早くすることで自己バフとのシナジーが高まるので意識しておくとよい。
- 夜戦HGRFの特化部隊だけでなく、昼の通常/緊急マップでもARSMGに混成して敵RFのイェーガーなどをカウンタースナイプするのにも役に立つ。
おすすめ装備
- 徹甲弾 or 狙撃弾/オプティカルサイト/マント
- 破甲が不要な場合は徹甲弾ではなく狙撃弾が最適となる。
- アクセサリーはメンタルアップグレードで専用装備を入手するまではオプティカルサイトで固定。
- マントはジャガーなどの後方からエリア攻撃をしてくる敵や、遠距離型のボス相手では不利になることも多いため、それらとの戦闘が想定される場合は装備しないほうが良い場合もある。
キャラについて、小ネタ
活発で社交的な少女、民間出身のため素朴で親しみやすい雰囲気だが、強情な一面もある。
軍用武器に負けないよう必死に頑張っている。
- 明るく人懐っこい性格の人形。性格と制服姿も手伝い、後輩女子高校生の様な雰囲気を持つ。
- 好きなものは「勝利」で、勝つために日々努力しひたむきに打ち込む。グリフィン内でも努力家として知られているようだ。
殺伐としたドルフロ世界において、「勝利」へのこだわりがあれどただひたすらに明るく真っ直ぐ生きる姿は、どんな苦境でも輝く太陽とも言えよう。
- 同じアメリカ製セミオートライフル繋がりか、M21とよくつるんでいる。
- ちなみに「民間用の武器の威力を、思い知らせてあげるわ!」というセリフや彼女の銃にセレクターが無いことから純粋なM14ではなくスプリングフィールド・アーモリー社の「M1A」セミオートライフルである。
各ストーリーでの登場
各ストーリーでの登場
EP9夜戦
雪夜の無礼講ノクターン
一枚の重み
元ネタ
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簡単な説明
アメリカ・スプリングフィールド造兵廠で開発された汎用歩兵銃で、7.62x51mmNATO弾を制式採用した初の小銃。
詳細な説明
- それまで主力小銃であったM1ガーランドを更新し、支援火器のBAR、補助用のM3サブマシンガンやM1カービンの役割を1つに統合した万能火器として1950年代後半から本格的な開発が始まった。
- 生産設備はM1ガーランドから流用し、より軽く、セミオートとフルオートの切り替えが可能で、フルオート時はバイポッドでの依託射撃を前提とする。またライフルグレネードの発射機能も要求された。
いくつかの試作を経てT44として仮採用され、のちにFN FALとなるT48とのトライアルに勝利して制式採用された。
また、使用弾薬である7.62x51mm弾はNATOの標準弾薬となり、幅広く使用される事になった。
- 動作機構はショートストロークガスピストン、ターンロックボルトでクローズドボルト撃発である。
大口径弾を20発装填できるボックスマガジンにより旧来のボルトアクションライフルやクリップ式弾倉と比較して圧倒的なファイアパワーを発揮する。
- しかしいち早く中間弾薬に着目したドイツのStG44やソ連のSKS・AK-47を評価したヨーロッパ諸国が推す小口径高速弾ではなく、より高火力で長射程で機関銃や狙撃銃との共用を重視したスプリングフィールド.30-06弾をベースに改良したフルサイズ弾薬のT65を採用した。これがM14の悲劇の始まりとなった。
- ベトナム戦争から実戦投入されたが、高温多湿の熱帯雨林が国土の大半を占め草木が鬱蒼と生い茂るベトナムでは、全長の長いM14では取り回しづらく、視界の悪さから来る交戦距離の短かさもあって長所である射程や威力の利点を生かせなかった。またフルオート射撃を出来る射手を制限する目的でセレクターロックを付ける措置が取られた上にこのロックを解除しても装薬量の多い7.62x51mm弾の反動を曲銃床ではコントロールが殆ど不可能という欠点が問題に拍車を掛けた。伝統的な木製銃床はベトナムの気候では湿気で腐食するという問題にも悩まされた他、フルオートによる銃身の過熱で焦げたり森林資源の枯渇で入手困難かつ高価になったため、1960年ごろにはグラスファイバー製に、さらに強化繊維プラスチックへと変更されたが1964年に製造終了が命じられた。
- こうした戦訓から主力小銃としての役割はより軽量で小口径高速弾を使用するM16へ引き継がれ、M14は少数がネイビーシールズといった特殊部隊に回された他は訓練用やパレードの儀仗銃、海軍艦艇の舫い銃、あるいは2線級の予備武器や友好国の供与武器として倉庫に眠ることとなっていった。
- 中華民国(台湾)の57式歩槍は1968年(民国57年)に制式採用されたがこれは製造設備一式を譲り受けたことによるもので従来の雑多で老朽化した歩兵用小銃を速やかに刷新して統一することを狙った例外的な事例である。
- そんなM14が脚光を浴びるのは冷戦終結後の90年代以降、特に中近東での対非正規の軍事作戦が活発化してからである。砂漠や乾燥した山岳地帯など遮蔽物が少なく開けた戦場で、交戦距離が長大化するに連れて5.56x45mmNATO弾では有効な打撃が望めないという、かつてとは真逆の問題が発生したのである。こうしてM14と7.62x51mmNATO弾は再評価され、湾岸戦争やアフガニスタン、イラクなどの戦いにおいて5.56mmの4倍の威力を有する狙撃用7.62mm弾「M118」などと共に戦場で活躍する事となった。
- こうした経緯から、現在アメリカ軍では銃床をアルミニウム合金とし、光学照準器を搭載可能な4面ピカティニーレイルやバイポッドを備えるなど近代化したM14EBRやスチール製のバレルと合成樹脂製の銃床に可動式のチークパッド(頬当て)を備えるM14DMRといった近代化モデルが誕生した。
- また7.62x51mm弾自体も軽機関銃や他のDMR、民間のスポーツライフルではいまだ人気であり、銃や弾薬の設計そのものではなく、アサルトライフルという概念に対するアメリカ軍部の理解力の欠如が招いた悲劇であったといえる。
- 現在もM14はアメリカ4軍及び沿岸警備隊で運用が続けられており、先述のEBRのアップデート版である「Mk.14 EBR Mod.2」の他に
「Mk 14 SEI」(空軍)
「M14 EBR-RI NM」(陸軍)
「M39 EMR」(海兵隊)
「M14 T」(沿岸警備隊)
と各組織ごとにEBR相当の改修型が誕生している。
- 2022年のウクライナ侵攻ではバルト三国経由でウクライナに供与され選抜射手や領土防衛部隊、訓練用として使用されている。
- 民生品のM1Aは1974年からスプリングフィールド・アーモリー社で製造されておりM14からフルオート機能を撤去したものである。ある時期までM14とほぼ共通で木製銃床にセレクターの切り欠きがあったが、現在では専用のものが製造されている。
- M1ガーランドも連想させる外観から発売から現在でも人気が高く殆どM14と同じものから「スカウト・スクワッド・モデル」「SOCOM 16」といった短縮型もラインナップに加えられている。
- また直接の派生型ではないがスターム・ルガー社から1973年より「5.56x45mm NATO弾を使う、小型化されたM14」をコンセプトとした「Mini-14」というモデルが登場しており警察や軍でも使用されるほど人気を博した。
余談
- 銀幕の中ではM16A1などに押されていたことやベトナム戦争での失敗からマイナーなイメージがあったが、1993年に発生したモガディシュの戦闘を映画化したブラックホーク・ダウン(2001)でランディ・シュガート一等軍曹がM14を携えていたことから日本でもファンの間で注目されるようになった。
- 日本でもカルト的人気のある、スタンリー・キューブリック監督の映画「フルメタル・ジャケット」(1987)では前半の訓練シーンで登場するが、「スカした美少女もういらない、俺の彼女はM14」という訓練歌、“微笑みデブ”レナード・ローレンスが貸与された銃に「シャーリーン」と名付ける、そして“鬼教官”のハートマン軍曹を厳しい訓練で精神異常になった微笑みデブが射殺する……と戦場のシーンで登場しないにも関わらず印象に残る銃となった。
- 余談ながらハートマン軍曹を演じたR・リー・アーメイ(1944-2018)は海兵隊でベトナム戦争に従軍しており、当初はテクニカルアドバイザーとして参加していた。演技指導の際の罵詈雑言とその迫力が監督に気に入られて、急遽役者として抜擢されることになった異例の人物である。
その後はミリタリー番組の司会を務めるなどして「ハートマン軍曹のリー・アーメイ」「ガニー軍曹(一等軍曹の略称)*1」の名前で日本でも人気が高かった。(当初軍曹を演じる予定だった役者は「ホント戦争は地獄だぜ」のセリフで有名なM60で地上のベトナム人を撃つUH-1のガンナーである)
コメント
製造・ドロップ報告用コメント
製造報告、ドロップ報告、爆死報告などはこちらで行ってください。