収録拡張 | コスト | カード種別 | 効果 |
基本(第二版) | 5 | アクション | +1カードを引く +1アクション デッキの上から2枚のカードを見て、 その中から好きな枚数を廃棄し、好きな枚数を捨て札にする。 残ったカードを好きな順番でデッキに戻す。 |
概要 
キャントリップの後、デッキの上を見て不要なカードを最大2枚まで廃棄できるカード。
手札ではなくデッキを見る性質上、狙って廃棄することは難しく、後半になるにつれて不要なカードを当てられる確率は下がってくる。圧縮を目的にするなら、なるべく早いタイミングで購入したい。
廃棄材の少ない終盤でも、属州を捨て札にすることで次のドローの質を高める疑似地図職人にはなるので、最低限の働きは続けられる。
利用法 
- 廃棄するカードをデッキから見る関係上、廃棄目的で購入するなら早い方がよい。
- 序盤から入れているのに屋敷に全然ヒットしない、廃棄したいカードを最初のドローで引いてしまった…などは衛兵の不運なあるあるパターン。1枚のみではデッキシャッフルに激しく依存するのでターンが許すなら何枚か積んだ方が事故が減る。
- これ自身がキャントリップであること、圧縮ができること、デッキの上を操作できることと、家臣の運用に必要な条件をほとんどすべてクリアしており、非常に相性が良い。
- デッキの上にあるカード2枚を確認できるので、願いの井戸や伝令官とも組み合わせられる。
- 初手の5金で購入できると、他には不要な初期デッキしかないため、高確率でデッキの圧縮が進む。
詳細なルール 
- ネズミ・草茂る屋敷・狂信者を廃棄した場合、見たカードではなく、残ったデッキからカードを引く。
- デッキ・捨て札に衛兵の効果で見たカードしか残っていない場合、これらを廃棄しても引くカードが無い。
- +1カードの後、デッキと捨て札の合計が0枚の場合、何も起こらない。
- +1カードの後、デッキと捨て札の合計が1枚の場合、その1枚のカードを見て、書いてある順番で効果を解決する。
- 厳密には、見たカードは、「①何枚廃棄するか決め、決めた枚数全てを同時に廃棄置き場に置く」「②残ったカードの中から何枚捨て札にするか決め、決めた枚数全てを同時に捨て札にする」「③残ったカードを好きな順番でデッキに戻す」の順で処理する。
- 衛兵で見たカードのうち、まずネズミ1枚を廃棄→ネズミの廃棄時効果で+1カード→その後(衛兵の効果で見た)残りのカード1枚を廃棄する、という動きはできないので注意。(残りのカード1枚を捨て札にするかデッキに戻すかは選べる)
- 「公開」ではなく「見る」だけなので、デッキに戻す場合は他のプレイヤーに知られることがない。また、パトロンをリアクションすることもできない。
余談 
- ドナルド・Xによる追加理由は以下の通り。
【原文】(引用元)
One goal was to have another trasher in the main set; another was to have a cantrip $5.
This card just came from combining those things. It's a mini-Cartographer that can also trash.
【日本語訳】
ドミニオン基本セットに追加の廃棄カードを収録するのは目標の一つで、もう一つの目標は5コストのキャントリップを収録することだった。
こいつは「5コストのキャントリップである廃棄カード」として収録された。廃棄もできる、ちょっとした地図職人だ。