何らかの要因で特殊な変化を遂げた、極めて強大なモンスターの総称。
目次
概要
- MH2でシリーズ初登場した、特殊なモンスター区分。MHGからある亜種や希少種とはまた異なる。
何らかの条件を満たしたことにより、通常個体を凌駕する力を得たモンスターを指す。
ハンターズギルドではこういったモンスターを通常個体と区別して扱っており、
王立古生物書士隊が記したハンター大全などでも「通常個体とは異なる存在」として紹介される。
- 亜種や希少種と同様、通常種と明確に隔たったモンスターという扱いであり、
公式書籍やシステム上では通常種とは別種として定義されている。
MHXX以前は特殊個体という表現そのものが使われることは少なかった*1が、
MHW:Iより正式に「特殊個体」という統一表記が見られるようになり、
名実ともに公式カテゴリ(公式用語)と相成った。
- メインシリーズにおいて「特殊個体」に分類されるモンスターの定義は以下の通り。
- その他、特殊個体の素材から固有防具が作成される場合もあり、
作品によっては固有防具の存在も特殊個体の定義に数えられる。
また、通常の個体を狩猟しただけでは手に入らないが、
特殊個体を初めて狩猟すると手に入る勲章なども存在する。- 亜種や希少種とは異なり、討伐数や捕獲数、サイズなどは基本的に通常個体と共有される。
ただし作品によっては討伐数や捕獲数が別勘定となる場合もある。
この場合、全てのモンスターを捕獲したハンターに与えられる勲章や称号などを得る際は、
通常の個体だけでなく、このような特殊個体も別途で捕獲する必要がある。
- 亜種や希少種とは異なり、討伐数や捕獲数、サイズなどは基本的に通常個体と共有される。
- 通常の個体の素材名は「(別名)の○○」という形式で統一されているが、
特殊個体の専用素材は別名が入らない独特な名前になっているものが多い。
- 初期の頃はいわゆる隠しモンスター的な位置づけを強くしており、
一部例外はあれど、最新作の情報が公開されていくなかで発売を迎えるまでその存在を明かされない事が多かった。
ただし昨今では新作やアップデートの目玉として大々的に紹介されるケースが大半。
これについてはこちらの余談に詳しい。
- そもそもがそういうものなのか、危険度が非常に高いモンスターに多く見られる。
具体的にゲーム内のデータで言えばいずれも危険度★5以上、強さランクは「強い」以上に設定されている。- また、いずれの特殊個体もただでさえ強力な通常個体を更に凌駕する戦闘力を有しており、
性質そのものが異なる場合も少なくない亜種とは違い、基本的には通常個体の上位互換に近い。
特殊個体狩猟クエストの報酬金やランクは通常個体のそれよりも高く、
ゴア・マガラとブラキディオスの特殊個体については強さランクも通常個体より格上げされている。
- また、いずれの特殊個体もただでさえ強力な通常個体を更に凌駕する戦闘力を有しており、
- MHW以前では、特殊個体の存在するモンスターは全て専用BGM持ちであった。
特殊個体のBGMは通常個体との戦闘で流れるBGMがそのまま用いられることが殆どだが、
ゴア・マガラと紅龍の特殊個体には通常個体とは別の専用BGMが用意されている*4。
また、MHW:Iではブラキディオスの特殊個体にも専用BGMが与えられた*5。
MHW:Iにて特殊個体が登場したレイギエナは専用BGMを持たない為、
モンハンの歴史上では初の汎用BGMのモンスターの特殊個体化ということになる。
- MHW:IではMR帯にイビルジョー、バゼルギウス、ヴァルハザク、ネルギガンテの通常個体は登場せず、
通常個体と入れ替わるように下記の特殊個体が登場する*6。
ただし同作では「通常個体と特殊個体が同じランク帯(MR)に登場する」という
従来の形式を踏襲したレイギエナおよび凍て刺すレイギエナが存在しており、
特殊個体そのものが"MR帯における通常個体相当の存在"として扱われるようになった訳ではない。
- MHRiseではVer.3.0において登場した2体の特殊個体の片割れ・奇しき赫耀のバルファルクに関して
現状通常個体が一切登場せず、この奇しき赫耀のバルファルクのみが登場するという事態が発生した。
一応下記する通り、
傷ついたイャンガルルガという作品によって通常個体としても特殊個体としても扱われる前例はあったものの、
明確に特殊個体と認められた個体しか登場しないというパターンは初めてである。
- ここで紹介する特殊個体とは別に、
MHX(X)では「二つ名持ちモンスター」、MHRiseでは「ヌシ」、MHR:Sでは「傀異克服古龍」という
通常とは大きく異なる性質を持つモンスターが登場した。
これらのモンスターは作中で「二つ名持ちモンスター」「ヌシ」「傀異克服古龍」という括りで一括して扱われるほか、
各作品の独自仕様に密接に絡んだ存在であり、特殊個体よりシステム的な側面が強い。
特殊個体モンスター一覧
- メインシリーズの登場作品順に記載。
基本的にいずれも「~した○○(モンスター名)」、ないしそれに準ずる形の公式名称を有している*9。
錆びたクシャルダオラ
- シリーズで最初に登場した特殊個体*10。
その名の通り、赤茶け錆び付いた甲殻を持つクシャルダオラである。
- 通常個体とは異なる別名を持ち、「錆鋼龍」と称される
(通常個体同様「風翔龍」と呼称される場合もある)。
通常個体と異なる別名が公式で用いられた特殊個体は、現時点ではこの錆びたクシャルダオラのみである*11。
- 金属質の外殻に身を包むが故に、常に全身が空気中の酸素と反応しているクシャルダオラだが、
その生態の関係上、定期的に全身が赤茶けた錆に覆われ、通常とは異なる容姿に変貌する。
この姿となったクシャルダオラは普段ほど自由に動けなくなっているらしく、
また、その錆びた外殻を撤廃するために安全に脱皮を行える場所を探している。
このために普段よりも神経質になっており、
その目に映った相手を悉く外敵と認識して襲い掛かる程に凶暴化している。
時には街や迎撃拠点を直接襲撃に現れる場合もあり、非常に危険な存在となっていることから
ハンターズギルドでも通常個体以上に強く警戒している。
- 全身の錆や巻き起こす風の影響か、一挙手一投足の度に金属が軋るような音を立てるという特徴がある。
また上記の通り、神経質になっているが故か通常個体よりも怒り状態になりやすい。
さらにはこれまた錆の影響か、本来弱点とするはずの雷属性に耐性を持ち、
逆に普段はほとんど効かない水属性を弱点としている*12。
- 上述の通り、いわゆる特殊個体の先駆けとなったモンスターであるが、
かつて世界観上では亜種であるとされていたらしい。
当時はクシャルダオラが「脱皮する」という生態が確認されておらず、
体色や性質の違いなどから複数種類の亜種が存在すると目されていたようだ。
- なお、モンスターリストが存在しないという特殊個体の性質上、
討伐数が通常個体と錆びた個体で異なるのかを確認する術はない。
ただし、MH2時のシステムを根幹に持つMHFでは、『クシャルダオラ』という同じ名前のリストが2つあり、
一つは錆びたクシャルダオラを専門的に扱っており、討伐数も区別されている。
- 固有素材は「錆鋼の龍鱗」「錆びた甲殻」「錆鋼の龍爪」「朽ちた龍翼」「銀嶺の冠」。
MH4G以降の錆びたクシャルダオラの素材はほぼ全て専用のもので、通常種の素材は出ない。
共通しているのは鋼龍の宝玉と古龍の大宝玉しかない。
傷ついたイャンガルルガ
- MHP2GとMHW:Iでのみ特殊個体とされているイャンガルルガ。
身体の各所に傷を持っており、幾度となく死線を潜り抜け、強大な敵を破ってきた歴戦のイャンガルルガとされる。
- 頭部の右半分の耳と目に傷を負っており隻眼となったガルルガ。
部位破壊は通常個体と同じで嘴と耳の2段階破壊になっている。
部位破壊しても片方の耳が残る通常個体と異なり、こちらは耳が残らないので捕獲の見極めが若干しづらい。
また怒り状態に突入するスパンが特殊で、他のモンスターと比べて頻繁に怒り状態になるだけでなく、
各能力の上昇幅が大きく、非常に手強い。
- こちらは戦闘力の仕様と討伐・捕獲の扱いが同作に登場する通常のイャンガルルガと異なる、
という点での特殊個体である。
入手できる素材は基本的には通常の個体と変わらない。
- MHP2GとMHW:Iでのみと書いたが、これはMHP2GとMHW:I以外の作品では
傷がある個体、傷がない個体のどちらかしか登場しないためである。
MHP2GとMHX及びMHW:I以外の全作品では傷がある個体しか登場せず、
MHXにおいては傷がない個体しか登場しない(二つ名持ちモンスターについては後述)。
故に呼び分けの必要がなく、「傷ついたイャンガルルガ」という名称と仕様はMHP2GとMHW:I限定のものである。- この関係上、「イャンガルルガの特殊個体」はMHP2GとMHW:Iにしか存在しない。
また「イャンガルルガの通常個体」はシリーズによって異なり、
MHP2GとMHX、MHW:Iでは「傷なし」が通常個体であり、それ以外の作品では「傷あり」が通常個体となる。
- この関係上、「イャンガルルガの特殊個体」はMHP2GとMHW:Iにしか存在しない。
- 上で少し触れたが、MHXでは傷なしのイャンガルルガが7年ぶりに復活した。
こちらもMHP2G同様傷のない個体が通常個体として登場している。
ただしMHXでは傷ついたイャンガルルガが登場しておらず、
やはり今作でも傷の有無による通常個体/特殊個体といった呼び分けは存在しない。- 同作では二つ名持ちモンスターとして、百戦錬磨のイャンガルルガとでも言うべき
「隻眼イャンガルルガ」が登場した。
ポジションとしては「傷あり個体の中でも強大な相手との戦いに明け暮れた実力者」らしく、
結果的にあのイビルジョーやラージャンに比肩する危険度を持つに至ったようだ。
- 同作では二つ名持ちモンスターとして、百戦錬磨のイャンガルルガとでも言うべき
- なお、MHP2Gに登場する傷なしのイャンガルルガは「まだ若く、縄張り争いの経験が少ない」という設定から、
傷ありの特殊個体と比較してステータスが弱めに設定されている。
MHXでは傷ありの特殊個体が登場しないため、この設定が生きているかどうかは不明である。- MHW:Iにおいては、イャンガルルガの歴戦個体は
全て傷ついたイャンガルルガとなるという形で、この設定が活かされている。
- MHW:Iにおいては、イャンガルルガの歴戦個体は
- 固有素材は「傷痕の紫甲殻」のみ。それ以外は全て通常種と同じ素材が出る。
激昂したラージャン
- MHP2Gで登場した、常に黄金色に輝く激昂状態のラージャン。
- 本来のラージャンはエネルギーの消耗を抑えるため、興奮状態が一定時間以上持続しない。
しかし極稀にだが、何らかの原因によって興奮状態を抑制する本能的なリミッターが外れ、
結果として半ば暴走状態に突入した強大な個体が目撃される。
この状態のラージャンこそが「激昂したラージャン」である。
常に興奮状態であることから、通常のラージャンすら比較にならない凶暴性と破壊力を獲得しており、
その命が尽き果てるまで、眼に捉えた全てを破壊せんと暴れ狂う。
- 見た目上は平常時から怒り状態となっているラージャン。
そして一定以上のダメージを受けた場合、もう一段階上の「激昂状態」に突入、
全身に眩い電光を纏うようになり、怒涛の勢いで暴れ回る。
エネルギーの消耗を抑制できないという設定からかスタミナの概念による疲労状態が存在せず、
更に怒り時限定の特殊能力である「闘気硬化」についてもいつでも自由に発動できるようになっている。- 落とし穴関連の仕様については作品によって異なり、
MHP2Gでは激昂状態時に落とし穴を無効化し、MH4以降は平常時に落とし穴を無効化する。
- 落とし穴関連の仕様については作品によって異なり、
- MHP2Gの頃は激昂時には纏うオーラが激しくなり、ぶん殴り時に腕に雷が発生するなど外見の変化が大きく、
初見でのインパクトはなかなかのものであるが、実は激昂時にはスピードがダウンするという特徴があった。
これにより多くのハンターから「通常個体より弱くなった」と認識されていた。
MH4でリデザインされ再登場した際は、激昂時の姿は通常個体の怒り時にスパークを足しただけなので
変化に乏しくなったが、激昂するとスピードが上がる(補正は通常個体と同じ)ようになり、
純粋に通常個体の上位互換となった。
MHR:Sでは特殊個体専用の攻撃技を複数追加したバージョンといった仕上がりになっている。
とはいえ通常のMR個体が上位までにあった隙を削る形で強化されたのに対し、
こちらは攻撃力と専用技のインパクトこそ凄まじいものの、専用技がどれも明確な隙を伴っており、
むしろ特殊個体の方が付け入る隙が多くて狩りやすいといった声が多い模様。
- 初登場のMHP2Gにおいてはイャンガルルガ同様、戦闘力と討伐・捕獲のカウントが別物というだけであった。
後にMH4で専用アイコンを獲得したほか、激昂時限定の専用素材も追加され、
怒り喰らうイビルジョーと共に特殊個体の定義を再設定する形で復活を果たすこととなった。
また、この時に固有のレア素材も追加されている。
- 固有素材は「金獅子の怒髪」「羅刹の金角」「金獅子の闘魂」「ラージャンハート」。
怒り喰らうイビルジョー
- MH3Gで登場した、極度の飢餓状態に陥ったイビルジョー。
- 絶え間なく捕食と共食いを続けるイビルジョーは、殆どの個体が寿命を全うすることなく息絶える。
しかし極稀にだが、幸か不幸か長く生きてしまったがために食欲を制御するリミッターが変調を来し、
襲い来る飢餓感に耐え切れずに暴走状態に突入した強大な個体が目撃される。
この状態のイビルジョーこそが「怒り喰らうイビルジョー」である。
常に極限の飢餓感に突き動かされるために常時興奮状態に陥っており、全身の筋肉が隆起している。
更に、激昂したラージャンと同様にもう一段階上の『龍強化状態』を持っており、
獲物に抵抗され激昂した場合、魔物の如き恐ろしい姿へと変貌する。
イビルジョーすらも遥かに凌駕する戦闘力は脅威そのもので、
並みの大型モンスターでは恐れをなして逃走を図ろうとするほど危険な存在となっている。
- 見た目上は平常時から怒り状態となっているイビルジョー。
そしてラージャン同様、もう一段階上の状態も有する。
ただでさえ高かった攻撃力がさらに加速しており、下手な防御力では瞬殺されてしまう。
そしてそれ以上に恐ろしいのが、誰も頼んでいないのに関係が無いはずのクエストにも勝手に姿を現し、
戦場を引っ掻き回す、もとい食い荒していってくれるという恐ろしい性質である。
- 行動面での通常個体との差異は、3Gでは各攻撃の誘導性能の強化や攻撃範囲の増大、コンボの違いといったところ。
4からは前方噛みつきからの拘束攻撃という、専用モーションの攻撃も行ってくる。
また全ての作品において、各動作が通常個体より遥かに素早いのが特徴。
過去作のイビルジョーの怒り状態*13とも比べ物にならない程で、しかもこちらは常時そのスピードである。
フレーム回避を成功させやすくなっている一方で、少しでも反応が遅れれば強烈な一撃の餌食となるだろう。
なお疲労時には行動速度が低下する。これも通常個体には見られない特性である。
- 特殊個体モンスターの共通項として専用素材を有するが、当然その素材が必須となる武具も存在するため、
是が非でもこの怒り喰らうイビルジョーを狩猟しなければならない事態が訪れる場合がある。
しかしながら前述の通り確定で遭遇できるクエストが少なく、尚且つ半端ではない戦闘力を誇るため、
その素材の入手難度は屈指のレベルに達している。
MH3GやMH4ではとりわけ遭遇率が低く、ダウンロードクエストを入手できない環境にあるプレイヤーにとっては
最早幻の存在と言っても過言ではないモンスターであった。- MH4Gでは上位ストーリークリア後にイビルジョー飢餓と戦闘可能なクエストが出現する。
これにより(上位素材に関しては)イビルジョー飢餓の素材入手の手間は改善されたと言える。
またG級探索では希少生態環境で出現することもあるため、
G級の素材が必要な場合はこれを使った探索での狩猟か通常クエストでの乱入狙いとなる。
MHXでは、ユクモ村の終盤のクエストとして集会所★7に単体クエストが存在しており、
頑張ればダウンロードクエスト無しでも確定で遭遇することが出来る。
- MH4Gでは上位ストーリークリア後にイビルジョー飢餓と戦闘可能なクエストが出現する。
- 正式名称は上記の通りだが、「イビルジョー飢餓」とも称される場合がある。
これはクエスト依頼文などでイビルジョー飢餓と表記されているものが一部存在するためである。
また、MH3G、MH4(G)では討伐することで専用の勲章を獲得できる。詳しくは後述。
- 固有素材は「極悪な牙」「ドス黒い血」「歴戦の漆黒皮」。
渾沌に呻くゴア・マガラ
- MH4Gで登場した、右半身が天廻龍の姿に変化しつつある異形の黒蝕竜。
- 世界を廻りながら長い年月を経た後、脱皮をして天空山の禁足地に戻り来るという生態を持つゴア・マガラが、
シャガルマガラの散布した狂竜物質の影響で脱皮に失敗してしまった状態。
ゴア・マガラをベースにシャガルマガラを混ぜたような姿を持ち、
頭の右半分はシャガルマガラで、右の触角だけが常に凝固してせり立っている。
さらに右の翼脚は殆どシャガルマガラのものとなっており、翼膜は黒と金のグラデーションを呈している。
特殊個体の中でもとりわけ異質な姿をしており、初見で驚かされたハンターは多いだろう。
- ベースがゴア・マガラであることから古龍種としては扱われておらず、罠は通用し、疲労状態も存在する。
行動パターンの変化で言えば特殊個体の中でも最も通常個体との差が大きく、
翼脚収納時は非狂竜化状態のゴア・マガラの、翼脚展開時はシャガルマガラのものと同じ攻撃技を繰り出し、
およそ十数秒おきに切り替え用のオリジナル技を繰り出して翼脚の状態が切り替わるといった行動パターンを持つ。
この特殊個体専用の攻撃も持つが、特に狂竜化解除時限定で使用してくる、
超巨大な狂竜鱗粉爆破は、マガラ種の数ある攻撃の中でも最大の大技と言ってよいだろう。
狂竜化するとシャガルマガラのように地雷を発生させるが頻度は低く、
各種攻撃に付随して一発だけ発生させるものとなっている。
- 古龍種であるシャガルマガラに連なるモンスターであるためか、
MH4Gではこの個体が出現しているエリアには一切小型モンスターが出現しなかった。
戦闘中にクンチュウやリノプロスに妨害されることがないため、ハンターにとってはありがたい。
しかし、MHXXで復活した際にはその仕様は廃止され、小型モンスターが消えることはなくなった。
そのため、疲労した場合はケルビ等を捕食することがある。
- また、上述の通りゴア・マガラともシャガルマガラとも異なる専用BGMを有する。
2種のBGMを織り交ぜたような曲調であり、秀逸な仕上がりとなっている。
ちなみにMH4Gではストーリーにおける錆びたクシャルダオラ、
紅龍ミラボレアス特殊個体と共に特殊個体初の専用bgmが登場している。
- その姿から、正式名称判明前は暫定的に『ゴア・マガラ過渡期』と呼称されていた。
現在でも攻略サイトや動画などにその名残がみられる場合があるが、
前述の通りこの特殊個体は「脱皮不全に陥ったゴア・マガラ」であるため、過渡期という表現は適当ではない。
- 固有素材は「渾沌の竜鱗」「相克の変異角」「二律を纏う乱翼」「背反する双逆鱗」。
中でも背反する双逆鱗は特殊個体版の天鱗に相当する激レア素材となっている。
通常個体のG級素材も入手できるが、一部の素材は入手できないため、
既存のTHE装備を強化するためにはギルドクエストでのみ出現する通常個体のG級ゴア・マガラを狩る必要があった
(現在はイベントクエストで通常個体を狩猟することができる)。
猛り爆ぜるブラキディオス
- MH4Gで登場した、溶岩地帯で独自の進化を遂げた巨大なブラキディオス。
- 溶岩島で活性化した強力な粘菌の存在を嗅ぎ付け、これを取り扱うことに成功した特殊個体。
それを表すように通常種よりも一回り大柄で、平常時から粘菌が既に活性化している。
そのため全身の色が通常種に比べ明るく、臨界間際を思わせる体色となっている。
- 火山地帯でエネルギーを蓄え異常活性した粘菌を全身に纏っており、
平常時の段階で攻撃と共に大きな爆発が発生する。
活性化がさらに進むと、付着している粘菌がハンターの攻撃によって炸裂するようになり、
攻撃したはずのハンターを逆に粉砕するという恐るべき状態に変貌する。
この活性化は消臭玉の煙を浴びせることで活性化を遅らせることが可能となっているが、
炸裂をまともに食らってしまった場合、ガンナーでは即死級のダメージを負うことになる。
- 大柄な体躯故に、行動速度は通常個体よりも遅い。
通常個体の完全な上位互換であることが多い特殊個体の中では珍しい特徴であり、
それゆえに通常のブラキディオスとはまた違った立ち回りが要求される。
なお、行動速度で劣るとはいっても攻撃力・防御力は通常個体のそれを遥かに上回るため、
御しやすい相手というわけでは全くない。
むしろ、通常個体のスピーディーな連撃に慣れているほど回避タイミングをずらされて被弾しやすくなる。
- MH4Gではラスボス撃破後に登場する古文書解読がクエストの解禁に必須であり、
特殊個体では初となる事実上の裏ボスモンスターであった。
現在ではイベントクエストが配信されており、そちらで戦うことも可能。- XXでもクエストの解禁条件を満たすにはHRを開放していなければならず、裏ボスポジションとなっている。
MHW:Iにおいても裏ボスポジションは変わっていない。
- XXでもクエストの解禁条件を満たすにはHRを開放していなければならず、裏ボスポジションとなっている。
- 裏ボスということもあって、MH4G発売間もないころは正式名称の開示が行われておらず、
『臨界ブラキディオス』、『暴発するブラキディオス』といった仮称で呼ばれることが多かった。
前者は固有素材の「臨界極まる粘菌」、後者は攻撃中に爆発する特徴からの命名であろう。
- 固有素材は「臨界極まる粘菌」「砕竜の弾頭殻」「砕竜の撃滅拳」「不滅の炉心殻」「不壊の黒曜甲」。
いずれもどことなく核エネルギーを彷彿とさせる名称となっている。
なお、不滅の炉心殻は激レア素材であり、あの天殻以上の入手難易度を誇る。- 古文書のクエストをクリアすることでラギアクルス希少種の素材交換が解禁されるが、
交換にはこの猛り爆ぜるブラキディオスの専用素材を用いる。 - MHW:Iで登場した際には新たな固有素材不壊の黒曜甲が追加された。
- 古文書のクエストをクリアすることでラギアクルス希少種の素材交換が解禁されるが、
凍て刺すレイギエナ
- MHW:Iで初登場した、渡りの凍て地に移り住み寒冷地に適応したレイギエナ。
本来は陸珊瑚の台地を離れることがない風漂竜だが、作中で発生した異変によりこの個体が発見された。
メインシリーズでは初の専用BGMを持たないモンスターの特殊個体である。
- 元々レイギエナは寒冷地でなくとも冷気を扱うことができたが、凍て地の環境に適応した結果、
体に霜を纏って攻撃を強化する術を会得し、さらには空中での移動速度も大幅に向上している。
獲物を狩る方法も通常個体とは異なり、相手を追い詰めてから空中からの急襲で仕留める。
また、渡りの凍て地には陸珊瑚の台地から移ってきた通常のレイギエナの群れが滞在しているが、
凍て刺すレイギエナは特定の条件を満たすと通常のレイギエナを召喚し、
通常個体を伴って苛烈な猛攻を仕掛けるようになる。
- 専用の素材、および固有防具を有しており、通常のレイギエナとは別に狩猟する必要性がある。
また、MHW:Iではストーリーにて必ず一度は倒すことになる。
- 固有素材は「氷霜をまとう皮」「漆黒の氷刃爪」「冷厳なる翼」。
紅蓮滾るバゼルギウス
- MHW:Iのマスターランク(MR)から登場した、異常な熱量の爆鱗を生成するバゼルギウス。
- 3体目となるトラウマ枠モンスターの特殊個体。
元々極めて危険なモンスターである爆鱗竜が更に危険度を増した個体であり、
出現や存在そのものが「大災難」と形容されるほどの大きな脅威となる。
あらゆるエリアに登場していた通常個体とは異なり、龍結晶の地と導きの地にのみ出現する。
- 時間経過によって爆鱗に臨界まで熱を滾らせた「紅蓮状態」に移行し、
蒼白く光るほどにまで極まった爆鱗を振り撒いて弩級の爆発を次々と巻き起こす。
更に、体温が限界まで上昇して甲殻や爆鱗がこれ以上ないほど輝くと、急降下して体を地面に叩きつけ、
全身の爆鱗を一斉に起爆する大技「紅蓮滾る大爆撃」を繰り出す。
- 通常個体はイビルジョーの通常個体と縄張り争いで引き分けていたが、
紅蓮滾るバゼルギウスも前述の怒り喰らうイビルジョーと特殊個体同士の戦いを繰り広げる。
基本的にモーションは同じだが、「イビルジョーに振り回される際に爆鱗を落とさなくなった」という違いがあり、
そのために爆鱗が無い状態では怒り喰らうイビルジョーの拘束を爆鱗に頼らず蹴りで解いている。
何かと爆鱗の威力がクローズアップされがちだが、身体能力も相応に高いようだ。
- 固有素材は「紅蓮にゆれる銀殻」「天を焦がす銀翼」「凝縮された爆腺液」。
氷刃佩くベリオロス
- MHW:Iの大型アップデート第4弾で実装された、厳しい寒冷地で長年生き延びてきたベリオロス。
二つ名などの事例を除くと初の「亜種が存在するモンスターの特殊個体」である。
凍て刺すレイギエナと同じく、専用BGMを持たない特殊個体である。
- 全身に薄く氷の結晶を纏っているらしく、通常個体と異なりやや青白い見た目となっている。
氷で覆われた牙は氷の牙そのもの。
- また、通常個体よりも豊富な体毛を有するのも特徴。
ベリオロスには成長すると幼体時にあった多くの毛が抜け落ちる設定があるので、老齢の個体である
氷刃佩くベリオロスがフサフサであるはずはないのだが…。厳しい環境に適応するためなのだろうか。
- 「極低温のブレス」で獲物を凍結状態にして動きを鈍らせ、痛打を与える戦法をとる。
両牙を破壊すればブレスが弱体化するので、攻略には通常個体同様部位破壊が重要となる。
- 固有素材は「銀雪を冠した毛皮」「氷河を砕く剣爪」「白銀の氷刃牙」。
死を纏うヴァルハザク
- MHW:IのMRから登場した、全身に瘴気と胞子嚢を纏わり付かせたヴァルハザク。
瘴気の谷だけではなく古代樹の森にも出現する。
- 自身の顔すら覆ってしまう程の大量の胞子を体に纏っており
これにより通常個体をも上回る瘴気を発生させることが可能。
その力は古代樹の森全域が瘴気に包まれるほど。
- 固有素材は「死屍を紡いだ被膜」「闇を食む牙」。
悉くを殲ぼすネルギガンテ
- MHW:IのMRから登場した、数々の闘争を制し生き永らえた極めて強大なネルギガンテ。
ストーリーにてラスボス戦の前座としてに相見える機会があるが、
本格的に登場するのはMR99に到達した後であり、同作の実質的な裏ボスである。
- 通常個体が有していた圧倒的な自己再生能力に加え、
生命の危機に瀕するほどより強く鋭い巨大棘を生成する自己強化能力を獲得しており、
追い詰められるほどに戦闘力を向上させ、大地を穿ち砕かんばかりの猛攻で外敵を殲滅する。
その身から生える『金剛棘』は龍結晶の如く美しい色艶を持つが、
各攻撃に伴って爆発にも近い勢いで飛散し、被弾したハンターを裂傷状態に陥らせる。
- 固有素材は「殲滅の大剛角」「無窮の新生殻」。
百竜ノ淵源ナルハタタヒメ
- MHRise(Ver.3.0)で登場した、イブシマキヒコを捕食し変貌を遂げたナルハタタヒメ。
「変貌」と言う表現、そしてイブシマキヒコを捕食する直前までその姿やアイコンは通常のナルハタタヒメである事から、
どちらかと言うと形態変化に近いニュアンスを持つ特殊個体。
MHRiseのストーリーの真のラスボスとして立ちはだかる。
- 変貌前から有していた雷と磁場を操る力、そしてイブシマキヒコから取り込んだ風を操る力の両方を駆使し、
自身とその子孫に害を為さんとするハンター達を排除するべく襲い掛かる。
- 淵源の嵐鱗、嵐角、そして龍玉枠の嵐玉という3つの固有素材を持つ。
これらは以前からあった風神龍及び雷神龍の装備の最終強化に必要。
特に防具2種は限界まで強化した後に上記の固有素材で限界突破させる事で、
風雷合一という新スキルが発現するという珍しい特徴を持つ。
奇しき赫耀のバルファルク
- MHRise(Ver.3.0)で登場した、あふれだす自らの龍気に支配され狂暴化したバルファルク。
HR100から登場する、MHRiseで最後に対峙するモンスターである。
- 自身を暴走させる程の龍気を得た事で、その戦闘能力は大幅に上がっており、
翼脚から収束させた龍気の光線を放つなどの新たな攻撃を身につけている他、
時にはハンターと他のモンスターが戦っているところに超高空からの突進攻撃、"彗星"で襲撃してくるという
恐るべき凶暴性を発揮する。
- 特殊個体とされるモンスターが作品によっては通常個体として登場したり、
MR帯で通常個体に取って代わったりすることは過去にもあったが、
こちらは特殊個体と銘打たれていながら通常の個体と共存していない。
- 固有素材は「赫揺れる龍鱗」「奇絶の赫灼殻」「赫赫の槍翼」「煮えたぎる赫耀液」「赫星招く龍氣玉」の5種。
当然これらを使った装備もあるが、通常個体がいない事もあってか、
より攻撃的なスキル構成になった防具の方はともかく、武器はMHXXの通常個体武器と概ね変わらない性能である。
- MHR:Sに登場する傀異克服古龍の一種、傀異克服バルファルクは特殊個体が特殊な状態になった個体で、
正式名称は「傀異克服奇しき赫耀のバルファルク」である*14。
噛生虫キュリアの影響で一旦傀異化したがそれを克服した個体を示しており、モンスターリストは別枠として扱われている。
なお通常個体が傀異克服古龍となった事例はない。
怨嗟響めくマガイマガド
- MHR:Sで登場した、怨虎竜マガイマガドの特殊個体。
満ち溢れる鬼火を湛え、更に禍々しく、更に危険に満ちた姿へと変貌している。
- 分厚く堅牢な甲殻に刃の如く鋭い突起を携えた威圧感ある佇まいに、より大きく発達した牙や槍刃尾と、
大きな鋸歯のような切れ欠けがあり、残虐さを感じさせる巨大な腕刃を持つ。
その一方で、ヌシのような赤く痛々しい傷のようなひび割れがそこかしこに見られる。
特に頭部の傷は著しく、向かって右の兜角は根本から折れて紫色に捻れて変状している他、
爪痕のような傷によって右目が完全に潰されてしまっているという様相を呈している。
- しかしその闘志は消えてはおらず、常に全身が赤紫色に燃える鬼火で覆われている他、
更なる形態として龍属性を帯びた赤い鬼火を行使する「一極鬼火状態」「二極鬼火状態」へとなり、
より高密度に圧縮した鬼火を腕刃に纏わせ、焔で作られた刃のように振るう驚愕の行動さえ行う。
- ハンターが狩猟するような立派な兜角を持つマガイマガドは全て雄個体であるが、
一生に一度しか生えないこの兜角が折れてしまうと雌へのアピールが出来なくなる。
結果、非常に獰猛性を増し、繁殖ではなく縄張りの拡大に固執するようになるという。
この雌を巡る雄間競争から敗れ、ひたすらに敵を求めて闘争を続けた成れの果てこそが本種であるとされている。
- 固有素材は「積怨の禍鱗」「怨虎竜の鎧重殻」「憤怨迸る業腕刃」「怨嗟呻く鎧刀殻」
「怨恨纏いし隻兜角」「怨虎竜の豪槍刃尾」「怨虎竜の閻結晶」「怨虎竜の宿望瞳」。
MR100の大ボスという立ち位置もあってか、その全てが専用素材という破格の待遇を受けており、
これは通常個体と共存する特殊個体としては下記の原初を刻むメル・ゼナが登場するまで唯一の仕様だった。
またこれに伴い、マガイマガドの武器は本個体の素材を使用し「怨虎竜派生改」として最終強化という形式を取る。
原初を刻むメル・ゼナ
- MHR:S Ver.16.0で登場した、キュリアに侵される前の原初の姿を保つメル・ゼナ。
ボーナスアップデートで追加された、MHR:Sの最後の追加モンスターである。
- 白銀と黄金の甲殻、そして深い藍色の翼膜を持ち、通常時はまるで騎士のような立ち振る舞いを行うが、
ひとたびキュリアによる侵食が始まればその凛たる所作は鳴りを顰め、
一転して彼らを使役するような残忍さを覗かせ、獲物を狡猾に追い詰める姿へと変貌する。
また、キュリアの侵食が極限までに達した時「血氣蝕烈状態」となり、
通常種を凌駕する圧倒的な戦闘力を振るう事となる。
- メル・ゼナは本来、争いを好まない比較的おとなしい性質のモンスターであったが、
ある時冥淵龍と縄張り争いが勃発し、その共生相手だったキュリアを差し向けられ、
周囲の個体は軒並みキュリアに侵されつつ、抗体を生成して共生関係を築いたという経歴がある。
しかしその代償として、隠された凶暴性が剥き出しになり、
一部の個体はキュリアを使役し狂気的な力を身につけて行くこととなった。
だが、本種はそのキュリアに侵されつつも未だ理性を残しているかのような様子であり、
身体の内に潜む爆発的なエネルギーに侵蝕されているのか、
時折その力に抗っているかのような仕草を見せる事もあるという。
- 固有素材は「原初の寵鱗」「爵銀龍の無垢殻」「爵銀龍の麗牙」「刻を穿つ矛尾」
「爵銀龍の銀角」「銀光の盾翼」「狂淵の噛生虫」「刻冥の龍血玉」。
最終アップデートの大物とあってか、怨嗟響めくマガイマガドと同じく全てが専用素材となっている。
原初を刻むメル・ゼナ武器は爵銀龍派生改となるが、通常個体の武器から派生するのではなく一発生産である。
紅龍ミラボレアス特殊個体
- MH4Gで登場した、紅龍ミラボレアスの特殊個体。古文書の解読によってその姿を現す。
憤怒で我を忘れた紅龍であるとされ、『運命の戦争そのもの』と称される。
- 禁忌のモンスター故に、特殊個体の中で唯一正式名称が明らかになっていない。
また、作中においても「紅龍」「ミラボレアス」としか言及されていない。
そのため、プレイヤー間では「ミラバルカン」「ミラルーツ」という先達の命名法則を踏まえ、
防具『ラースシリーズ』に則って『ミララース』と呼ばれることが多い。
- 黒龍の系譜の情報が解禁された現時点でさえ詳細な設定は一切不明だが、作中で確認できる解説文などから、
復讐に燃える紅龍が更なる激怒によって覚醒した姿ではないかとされている。
- 通常個体は黒龍に赤みを加えたような体色をしていたが、ミララースのそれは完全な緋色に変じている。
怒り状態になると全身が更に眩い輝きを放って橙色に染まり、体表がマグマの如く艶やかに光るようになる。
更にフィールド全体が陽炎に包まれ、溶岩島の空気が赤み掛かる特殊な演出が発生する。
- マグマに身をうずめてパワーアップを遂げたことから、尋常ならざる規模の熱を発揮することを可能としており、
足踏みで地面を燃え上がらせる、フィールドの至る場所に巨大な紅炎を噴出させる、
さらには大規模な熱波を放ち、踏み入れるだけで体力を削り取られるダメージゾーンを作り出すなど、
メテオやチャージブレスだけでなく、焔や炎熱を自在に操りハンターを殲滅する。
溶岩島の地形と相まってとにかくあらゆる手段で体力を消耗させてくるため、
大技に耐えるためにも小まめな回復を心掛けたい。
- 通常個体とは登場ムービーはおろか戦闘BGMまでも異なり、どちらも完全新規のものとなっている。
ここまでの待遇を受けている特殊個体はシリーズを通して他におらず、破格の待遇であると言える。
- 同作で登場した渾沌に呻くゴア・マガラら同様に「G級にのみ登場する特殊個体」であるが、
MH4Gには(G級)ミララースの通常個体に相当するG級ミラバルカンが登場しない。
「同ランクに通常個体が存在しない特殊個体」は当時前例がなく、
古参・新参を問わずモンハンプレイヤーに大きな衝撃を与えた。- よって上位までに存在した一部のミラバルカン武器については、
ミララースの素材を用いてG級相当の完成形まで強化する必要がある。
なお、G級ミラバルカン自体は次々作のMHXXにて晴れて登場を果たしている。
- よって上位までに存在した一部のミラバルカン武器については、
- また、MH4Gにおいては実質的に最後の大ボスでもある。
それもあってか、特殊個体の中でも特例と言える存在で、入手できる素材は全て固有素材となる。
黒龍の紅焔角、黒龍の紅焔鱗、黒龍の紅焔殻、黒龍の紅焔翼、黒龍の魔神眼の5種類が存在し、
いずれも上位に存在する通常個体とは区別して扱われている。- また、上述の通りMH4GではG級紅龍(通常個体)が存在しないため、
MHP2Gで登場していたG級ミラバルカンの素材は一切入手できない。
- また、上述の通りMH4GではG級紅龍(通常個体)が存在しないため、
派生作品
- 昨今用いられるようになった公式用語としての「特殊個体」は上記のみとなるが、
派生作品では作品オリジナルの「特殊な個体」が存在する。
便宜上、こちらのページでまとめて紹介する。
MHF
- MHFでは、メインシリーズで言及される、上述した定義に該当する特殊個体は事実上存在しないと言ってよい。
強いて言えば「辿異種」がそれにあたる(独自の素材体系、モンスターアイコンに専用マークが付くなど)が、
これらは辿異種という区分名が公式で存在するため、上で言う特殊個体には当たらない。
- そもそもMHFでは、変種・剛種・覇種と言ったクエストランクにおいて、
ゲーム内では同一のモンスターでありながら性質や入手素材が大きく異なるモンスターや、
特異個体を初めとする通常種と完全に同一ながら何らかの理由で大きな変貌を遂げたものが多い。
また、特殊個体という呼称が使われるようになったのはMHFのサービスイン後である上に、
実質的な特殊個体に該当する存在であるモンスター達は「特異個体」という公式名称が早々と付けられたため、
特殊個体という呼称が普及しなかったという背景もあるのだろう。
また、それと別に激個体と呼ばれるタイプの個体が存在するモンスターもいる。
- 一方、「錆びたクシャルダオラ」のように通常個体とは異なる別名を持つものや、
通常個体と異なる体色(亜種には該当しない)を持つもの、
公式で専用の異名が付与され独自の扱いを受ける*16モンスターなど、
メインシリーズとはやや異なるが特殊個体と呼んでも差し支えないものが居るため、以下に一部抜粋する。
ヒプノック繁殖期
- 繁殖期に突入したことにより、より色鮮やかに変色した羽毛を手に入れたヒプノック。
その外見から「蒼眠鳥」とも呼ばれる。
行動のパターンや弱点属性などが変化しており、通常のヒプノックよりも厄介な性質を持つ。
また、入手できる素材も通常種とは異なる。
- ヒプノック繁殖期はディアブロス亜種同様、繁殖期に突入したことで体色が変化したモンスターであり、
それに倣ってかゲームシステム上は完全に「亜種」としての扱いを受けている。
HR5以上のクエストにおけるヒプノック繁殖期は『ヒプノック奇種』である他、
モンスターリスト(MHF-G1で整備された)も、ヒプノックとは別に紹介されている。
そのため、ヒプノックには亜種が確認されていないにもかかわらず、
それをすっ飛ばして希少種の存在が認定されている。
ちなみにシステム上の扱いとしては錆びたクシャルダオラに非常に近い。
MHF独自モンスターとしては現状唯一となる、
システム上は素材体系などあらゆる点で亜種に近い特殊個体であると言える。
- MHP2Gにはこの繁殖期は勿論、亜種や希少種も登場していない*17。
しかし、MHP2GのヒプノックはMHFのヒプノック原種と繁殖期を足して2で割ったようなカラーリングとなっている。
繁殖期に入る直前の個体なのだろうか
(ちなみに繁殖期手前の個体として実際に設定があるのはヒプノック特異個体である)。
ラヴィエンテ狂暴期・猛狂期
- ラヴィエンテ狂暴期は、極度の飢餓によって覚醒したとされる個体である。
全身の鱗が白く染まっている事から「白き絶島主」とも呼ばれる。
まさに「狂暴期」という表現が的確で、ひたすらに激しく、狂ったように暴れ回る。
ただでさえ超ド級のスケールを誇るラヴィエンテがさらに狂暴化しただけあって、その脅威は計り知れない。
ラヴィエンテ猛狂期は絶島の地下にある洞窟に潜んでいる個体で、
苔が付着した黒ずんだ体表、肉厚で禍々しい形状の牙が特徴的。
発見された個体は空腹と縄張りを侵犯されたことに対する怒りから狂暴期以上に狂ったように暴れまわる。
また、猛狂期の中には更に強力な個体も確認されており、そちらはラヴィエンテ猛狂期【極】と呼称される。
- 通常のラヴィエンテはHR2から挑むことができるが、
ラヴィエンテ狂暴期はHR5から、ラヴィエンテ猛狂期(極含む)はGR1から挑むことができる。
逆に、HR5版の通常体色のラヴィエンテや、G級版のラヴィエンテ狂暴期は存在しない。
剥ぎ取れる素材については、通常のラヴィエンテと狂暴期が一緒で、
猛狂期は全く別の素材体系となり、猛狂期【極】は猛狂期の素材に加え専用の素材が剥ぎ取れる。
また、狂暴期からは「大巌竜の紅血」というアイテムを入手することもできる。
- MHFのG級クエストはHRとは全く異なる素材を剥ぎ取れるようになっている(一部除きHR素材は入手できない)ため、
特殊個体というよりは事実上純粋にクエストランクを分類しただけ、
言うなれば狂暴期は「凄腕ランク版ラヴィエンテ」で猛狂期は「G級版ラヴィエンテ」、
と言い換えることもできる(特に後者は公式でもそういう扱いである)。
扱いとしてはMH4Gのミララースに比較的近いと言えなくもないが。
- ハンターナビでは狂暴期のラヴィエンテを討伐することがお題の項目があるため、
討伐カウントは通常、狂暴期、猛狂期で別勘定になっているものと思われる。
赤き金獅子、幻の冥雷竜
- それぞれ、ラージャン変種特異個体と剛種ドラギュロス特異個体の特殊個体。
両者の狩猟クエストにおいて極稀に出現する個体であり、極めて高い戦闘力を誇る。
- それぞれ、討伐すると専用称号、及び専用素材
(称号のようなものであり、素材としての価値はない。また剥ぎ取りでは得られない)
を入手できるのが特徴となっており、その点で通常の特異個体とは一線を画す存在と言える。
基本的には遭遇率の低さから狙って戦うことは難しい。
- 両者は普通のG級個体も存在するが、そちらは普通のクエストでは変化しない。
不定期で開催されている「双頭襲撃戦」にて、G級用に調整はされているがこれらと戦うことが可能。
詳しくはそれぞれのモンスターの関連記事を参照してほしい。
- なお専用称号と独自の素材が存在するが、この2体はあくまで「特異個体」ベースであるためか、
特殊個体と呼ぶ人は殆どいなかった。
極征クエストのミラボレアス(黒龍・紅龍)、狩煉道のミラボレアス(祖龍)
- MHFのG級クエストの一つ「極征クエスト」にて登場する黒龍と紅龍、
狩煉道で登場する祖龍は、いずれも通常個体からは大きな変貌を遂げている。
前者のクエスト依頼文ではより強力に変異した個体である事がうかがえる。
ミラボレアスという性質上、公式の名称等は一切明らかになっていない。
称号などでも「極限征伐戦のミラボレアス」等と記されているのみである。
- 黒龍は角が4本から6本に増えており、胸部が炎のように怪しく光る。
また追い詰めると胸部、手足、頭部が青白い炎で輝く。
用いる技も従来の黒龍とは大きく異なっている。
- 紅龍も角が増えて5本になっており、こちらはより紅い体色に染まっている。
こちらも追い詰めると、全身が真紅とオレンジに染まり、前足からはマグマの様なものが滴り落ちる。
用いる技は当然従来の紅龍とは異なり、上記の黒龍ともかなり異なっている。
- 祖龍は従来の角が消失し、代わりに青白い色に染まった鋭利な2本の角が目立つ。
こちらは最初こそ体の節々が蒼色になっているが、追い詰めるとそれが深紅色に変化する。
黒龍と紅龍をベースにしつつも、用いる技の性質は大きく異なっている。
- ミラボレアスは征伐戦・狩煉道以外のG級クエストでは登場しないため、
MH4Gの紅龍同様「G級黒龍・G級紅龍・G級祖龍」と言ってしまえば、
通常個体と呼び分ける必要もなくこの個体を指すことになる。
こちらもMH4G同様、素材は全て新規のものとなっている。
- 変異した個体ではあるがシステム上特異個体と見なされていない、
という意味では後述の特殊個体に近いものがあるが、当時のMHFでは
「特異個体のようなもの」という認識が一般的で、特殊個体とは呼ばれていなかった。
また、G級ではこの個体しか登場しないことから、
MHFにおいては現在でも上述した特殊個体の定義にはあてはまらず、
ラヴィエンテ同様クエストランクを示しているだけという見識が強い。
餓え喰らうイビルジョー
- 双頭襲撃戦~暴餓覚醒編~にて登場した、MHFオリジナルの特殊個体。
"餓え喰らうイビルジョー"はMHFにおける「怒り喰らうイビルジョー」に実質相当する存在である。
基本的に極度の飢餓感で暴走状態に突入した個体という点は共通しているが、
依頼文を読む限りでは誕生した経緯が異なる。
こちらは「闘技場に閉じ込められ、肉を与えられず追いつめられた」個体である。
飢餓状態に加え、生体本能であるはずの徘徊を封じた行動制限によるストレスなども影響しているのかもしれない。
- 用いる技は怒り喰らうイビルジョーと似通ったものもあるが、本作独自のものもいくつかある。
また、怒り喰らうイビルジョーと違いモンスターアイコンや入手素材に差異はない。
強いて言えば、短時間で討伐する事で専用の称号が得られる程度である。
純粋にイベント用の強力な個体と考えて差し支えないが、
これ以降、MHFでも「○種などではない、独自の名称を持つ」個体が登場するようになった。
- なお同イベントでは、超高難度バージョンとして更なる変貌を遂げた
"極み喰らうイビルジョー"が存在する。
そちらについては後述の"極み"モンスターの記事を参照してもらいたいが、
「餓え喰らう」の方はメタ的に言えば、極み喰らうイビルジョーの通常難度版兼、
怒り喰らうイビルジョーのオマージュ的な存在である。
渇喰パリアプリア
- MHF-G9.1で開催されたイベント「無双襲撃戦」で登場の、特異な外見を持つパリアプリア。
ただしこのモンスターはMHFフォワード.5に登場した「覇種パリアプリア」そのものであり、
覇種と称される特徴を持つパリアプリアが、
渇喰パリアプリアという特殊個体として再定義されたのかは不明である。
覇種パリアプリアとの関連についても依頼文等では全く推察できず、現時点では明確ではない。
ゲーム内表記もパリアプリアのままであるが、
5分以内に討伐することで得られる「瞬呑」という称号の説明には「渇喰パリアプリア」と記載されている。
- 覇種パリアプリアは「長寿を全うした老齢の個体」という設定があり、
覇種のような極端な変化が起こった理由としては怒り喰らうイビルジョーと同じである。
「覇種」という区分自体はクエストランクの一つとしての意味合いが強いため、
この個体に関してはパリアプリアの特殊個体と言っても過言ではないものとなってはいる。
- なお渇喰パリアプリアの登場以降、同じく覇種として登場し、
特異個体から大きな変貌を遂げているドラギュロスとテオ・テスカトルについても、
覇種個体が何かしらの特殊個体に該当する存在なのではないか、と推察されるようになった。
妖し化けるミ・ル
- 謎のG級モンスター「ミ・ル」が更なる変貌を遂げた姿。
全体的に巨躯を誇り、白い体毛が発達していることから「白ミ・ル」とも呼ばれる。
渇喰パリアプリア同様、無双襲撃戦で登場する。
- 通常のミ・ルは目まぐるしく姿を変える事で知られるが、
妖し化けるミ・ルは一つの形態に留まる時間が長い。
その分、各形態で多数の新技を備えており、通常のミ・ルを圧倒する技のレパートリーを持つ。
そして最後に変化する全開放モードでは、
六華閃舞の発動に必要なエネルギーを完全に遮断してしまう。
- MHFのゲーム内ではミ・ルの名称は表示されず、「??????」表記となっているため、
高速討伐称号「瞬妖」の説明も「妖し化ける??????を迅速に討伐!」となる。
他の無双襲撃戦個体と違いハッキリと「妖し化けるミ・ル」と公式で言及された訳ではないが、
上記の点から概ね正式名称であると考えてよいだろう。
“極み”モンスター
- MHFに登場する数多くのモンスターの中でもトップクラスの実力を有する、
「極み」の名を冠するモンスター群。詳細はこちら。
MHST2
破滅レウス
- MHST2で登場した、破滅の翼を以て世界を消滅させると伝説で畏れられてきたリオレウス。
瞳の色も通常個体と比べて明るい色をしているが、最大の違いは翼。
その翼は小さく空の王者の異名を持つ飛竜種でありながら飛ぶことすら叶わず、
また蒼く染まった羽毛のようなものに覆われているという禍々しい形状をしている。
ハコロ島の守り神である護りレウスから竜人の少女エナに託された卵から本作の主人公により孵化し、オトモンになる。
- 当初は破滅の力どころか通常のリオレウスとしての力すら出せず、参入時点では一部スキルが使用不可、
伝承の儀ができず、絆ゲージも50%までしか溜まらないと制約が多い。
その力を目覚めさせた後は通常の火球を吐く能力を使えるようになる他、
シナリオ中に主人公との絆が更に高まり遂に開いたその翼は通常個体とは翼膜の模様までも異なる。
- 世界中に影響を及ぼす程の力を持つ古龍種ならばこれまで何度か確認されてきたが
飛竜種であるリオレウスが世界を消滅させると言われる程の力を持つ時点で
これまでの特殊個体と比べてもかなり異例である。
一方で他の特殊個体と違い現状複数個体が確認されていないので本来の生態なども含め未だ謎の多い存在でもある。
MHSP
- スピリッツでは特殊な状態のモンスターが別個体扱いになっている
(例:ジンオウガの超帯電状態→「ジンオウガ超帯電状態」という別モンスターになりジンオウガと区別される)が、
それらとは別に上述した二つ名持ちモンスターや怒り喰らうイビルジョーのほか、
現状スピリッツ独自の特殊個体である「歴戦個体」と称されるモンスター群が存在する。
歴戦個体
- 幾多の争いを経験してきたのか、何かしらの部位破壊が発生しており、
外見上の大きな違いとして蒼色のオーラを身に纏っている。
このオーラは敵対時には赤色に染まっている事も確認されている。
- 現在、イャンクック、ネルスキュラ、ウルクスス、フルフル、ナルガクルガ、
セルレギオス、リオレウス、ディアブロス、ベリオロス、ジンオウガ、ブラキディオス、
ゴア・マガラの歴戦個体が確認されている。
- MHWで登場した歴戦の個体とは名前が似通っているが、
設定上は特に関係がないものと思われる。
余談
- ディアブロスやグラビモス、ダラ・アマデュラなどの亜種は、
根本的には通常種と同一の存在であり、生態や危険度の関係から亜種と定められているに過ぎない
そういった意味では、彼らも性質上は特殊個体に類する存在と言っていいかもしれない。
- ある意味では、紅龍もこのような特殊個体であると考えられる。
紅龍の正体は黒龍ミラボレアスが火山へと逃げ延び、力を蓄えた状態であり、
通常個体(黒龍)がパワーアップを遂げた特殊個体こそが紅龍であるとも言えるのである。- 作品にもよるが、ミラボレアス種に関しては、紅龍どころか祖龍についても
モンスターリストが存在せず、討伐数・撃退数が共有されている(≒特殊個体扱い)場合がある。
- 作品にもよるが、ミラボレアス種に関しては、紅龍どころか祖龍についても
- 少々仕様が異なるが、ディアブロスには「片角のマオウ」と呼ばれる特殊な個体が確認されている。
この個体は片方の角が最初から折れているなどイャンガルルガの特殊個体に近い外見的特徴を備えており、
戦闘力に関しても通常のディアブロスを遥かに凌ぐとされ、多くのハンターを恐怖に陥れた。
しかし、こちらはあくまで「通常種の強化個体」という扱いとなっており、
極論としてはこの個体と対峙しなくても通常のディアブロスを狩猟すれば、称号や勲章の入手には問題が無い
(村最終のように「全てのクエストをクリアする」などの条件であるものについては当然この限りではない)。
- MH3(G)に登場する片角だけが異常に発達してしまったナバルデウス、
MH4Gに登場する偶発的に撃龍槍を搭載したゴグマジオス、
MHR:Sに登場するキュリアと共生関係を結んだメル・ゼナなどは、
外的要因によって(恐らく)同種の他個体とは異なる容姿や能力の獲得に成功しており、
そのような意味では彼らも特殊個体と言える存在かもしれない。
元々傷付いた姿で登場したイャンガルルガが、
後の作品で傷の無い通常個体と傷持ちの特殊個体に分けられたケースもあるので、
彼らも今後の作品では前述のような性質が失われた個体が登場し、
その個体こそが通常個体として扱われていく可能性も考えられる。
最悪、あの時出現した個体だけに見られた異常事態だったとして一切登場しなくなるという可能性も……
- MHSTでストーリーに深く関わるレウス(隻眼のリオレウス)も、ある意味特殊個体に相当するモンスターと言える。
この個体の場合、隻眼になったきっかけについてはストーリー中のとあるイベントによるものだが、
生まれてきたタマゴの柄が通常の個体とは大きく異なっていたり、
デフォルトで所持している絆遺伝子が専用のものだったり、モンスターアイコンが異なっていたりなど、
様々な面で普通のリオレウスとは差異があるため、生まれながらの特殊個体と言っても問題はないと言える。- なお、同作ではストーリーやサブクエストで戦うモンスターにも通り名を持つ強力な個体や
何らかの事情で特殊な状態に陥っている個体などがいるが、
それらについては特殊個体に含められるかどうかは微妙なところである。
- なお、同作ではストーリーやサブクエストで戦うモンスターにも通り名を持つ強力な個体や
関連項目
システム/亜種 - 厳密には亜種ではなく、特殊個体のような種のモンスターが一部存在する。
システム/二つ名持ちモンスター - MHX(X)に登場した特殊な個体。
システム/ヌシ - MHRiseに登場した特殊な個体。
システム/傀異克服古龍 - MHR:Sに登場した特殊な古龍。