モンスターから得られる素材の一種。
目次
用語としての「毛」
- 生物の体表面から突出した部位の内、非常に細かい物の総称。
類似する組織である棘と比べると剛性で劣るため攻撃には適さないが、
対衝撃性(柔軟性)・保温性(断熱性)に優れている。
表面積を大きくする事で体を大きく見せる、
爪や牙を体に届かなくするといった防御的な役割を持つ。
また比較的容易に生え変わるため欠損時のリスクが小さく、
季節に応じて毛質や色を変えるといった事も可能としている。- 毛といえば基本的に哺乳類か鳥類の体表面の物を指すが、
同様に細かい突起物であれば植物や無脊椎動物の物でも毛と呼ばれる事がある。
(例:タンポポの綿毛、チャドクガ幼虫の毒針毛など)- タランチュラには極細の刺激毛を撒き散らすことで身を守る種がいる。
これが目や鼻の粘膜に付着すると、噛まれた時に等しい激痛を発するという。
ただ毛が生え変わる事はないため、抜けたら次の脱皮までそれっきりである。
このためそうそう多用することはできない。
- タランチュラには極細の刺激毛を撒き散らすことで身を守る種がいる。
- 動物の口元に生える毛は「髭(ひげ)」、頭部や頸部に生える毛は「鬣(たてがみ)」と呼ばれることもある。
また、人間の頭部に生える毛に限っては「髪」と呼ばれる。
季節に適応させる動物と同じく、髪は抜け毛によって常に生え替わっている。
ハンターは瞬時に切ったり伸ばしたりできるらしいが
- 毛といえば基本的に哺乳類か鳥類の体表面の物を指すが、
モンハン世界における「毛」
- 言うまでも無くモンスターの体毛であり、主に牙獣種から得られる。
ヒプノック、ナルガクルガ、ベリオロス、ジンオウガなど、竜の中にも体毛を持つものは存在し、
さらに、古龍種にもキリンやテスカト種など毛を持つものが確認されている。
完全水棲生物であるナバルデウスも上半身に「鎧毛(がいもう)」と呼ばれる巨大な毛の束を持つ。- 意外だが、白い鬣と体毛が象徴的な祖龍ミラボレアスからは体毛素材が一切得られない。
- 大型モンスターの体毛で編まれた織物や衣類などは高級品として重宝されており、
中には王族御用達の代物まで存在する。
その原料である毛そのものも高額で取引されている。装飾品としての需要もある。
- ハンターの間では武具の素材として重宝され、
鱗や甲殻より守りは弱いが柔軟性に富む装備となる場合が多い。
他の素材と同じように質や性質によって呼び方は様々。
皮も一緒に付いた物は毛皮と呼ばれ、別物として扱われる。
- 獰猛化したジンオウガやラージャンからは、「獰猛な帯電毛」「獰猛な雷電毛」という汎用素材が
報酬として得られることがある。
「毛」「毛皮」「たてがみ」の素材を持つモンスター*1
- 草食種
- ケルビ - ケルビの皮、暖かい毛皮/上質な毛皮/極上の毛皮
ガウシカ - ガウシカの毛皮、暖かい毛皮/上質な毛皮/極上の毛皮
ポポ - ポポの毛皮、暖かい毛皮/上質な毛皮/極上の毛皮
ムーファ - 雲羊鹿の毛玉、雲羊鹿の天然毛
メルクー - 麗羊獣の厚毛皮、麗羊獣の毛玉
エルペ - エルペの毛皮
ブルック - ブルックの毛皮
- 獣人種
- メラルー - ネコ毛の紅玉
- 牙獣種
- ブルファンゴ - ファンゴの毛皮/上毛皮/厚毛皮、逆立つ豪毛
ドスファンゴ - 大猪の優毛
コンガ - コンガの毛/剛毛/豪剛毛、逆立つ豪毛
ババコンガ - 桃毛獣の毛/剛毛/豪剛毛、極彩色の毛/豪剛毛、獰猛化桃毛獣剛毛、桃毛獣の偉毛、鮮麗な毛
ババコンガ亜種 - 緑毛獣の剛毛/豪剛毛
ブランゴ - ブランゴの毛/剛毛/豪剛毛、逆立つ豪毛
ドドブランゴ - 雪獅子の毛/剛毛/豪剛毛、雪獅子の髭/強靭な牙獣髭、獰猛化雪獅子毛/剛毛、雪獅子の壮毛、雪獅子の厳毛、雪獅子の長髭、雪獅子の昂髭
ドドブランゴ亜種 - 砂獅子の豪剛毛
ラージャン - 金獅子の黒毛/黒荒毛、黄金の毛/煌毛、獰猛化金獅子毛/剛毛、闘気あふれる煌毛/歴戦の煌毛、金獅子の漆黒毛/仙毛、純金毛
激昂したラージャン - 金獅子の黒毛/黒荒毛、黄金の毛/煌毛、金獅子の怒髪/怒髪天
アオアシラ - 青熊獣の毛/剛毛/豪剛毛
紅兜アオアシラ - 紅兜の毛/剛毛/豪剛毛、紅兜の怒髪/激怒髪/天頂怒髪
ウルクスス - 白兎獣の毛/剛毛/豪剛毛
大雪主ウルクスス - 大雪主の毛/剛毛/豪剛毛
ケチャワチャ - 奇猿狐の毛/剛毛/豪剛毛、獰猛化奇猿狐毛/剛毛
ケチャワチャ亜種 - 白猿狐の豪剛毛
ガムート - 巨獣の毛/剛毛/豪剛毛、赤毛、獰猛化巨獣毛/剛毛
銀嶺ガムート - 銀嶺の剛毛
ビシュテンゴ - 天狗獣の毛/剛毛/豪剛毛
ビシュテンゴ亜種 - 緋天狗獣の豪剛毛
ゴシャハギ - 雪鬼獣の毛/剛毛/凍剛毛
ノノ・オルガロン - 響狼の剛毛/たてがみ/華毛/輝白毛/純白毛/凍氷毛、真紅の毛
カム・オルガロン - 響狼の剛毛/たてがみ/仙毛、真紅の毛
ゴゴモア - 跳緋獣の毛/上毛/緋毛/猛毛/剛毛/華毛/猩血毛
ココモア - ココモアの毛/柔毛/良質毛
ミドガロン - 爆狼の毛/たてがみ、爆狼の靭紫毛
ロロ・ゴウガルフ - 闘獣のたてがみ、赤闘獣の紅毛/純白毛
レイ・ゴウガルフ - 闘獣のたてがみ、青闘獣の藍毛/漆黒毛
- 鳥竜種
- イャンガルルガ - 黒狼鳥のたてがみ/銀狼毛、禍々しい銀狼毛/歴戦の銀狼毛
イズチ - イズチの毛/剛毛/豪剛毛
オサイズチ - オサイズチの毛/上毛/厚毛
ヒプノック - 眠鳥の橙毛/上橙毛/優橙毛、眠鳥の金赤毛/銀朱毛/白金紅毛、眠鳥の柔橙毛
ヒプノック繁殖期 - 眠鳥の蒼毛/上蒼毛/優毛 、眠鳥の純蒼毛/輝蒼毛/鮮烈蒼毛
ヒプノック希少種 - 眠鳥の上白毛/至毛 、眠鳥の白銀毛/鮮白毛
ファルノック - 傾雷鳥の乾毛、傾雷鳥の帯電毛
フォロクルル - 華鳳鳥の羽毛/上毛、華鳳鳥の彩毛/虹毛
トリドクレス - 照雷鳥の純白毛、照雷鳥の麗毛
- 飛竜種
- フルフル - アルビノの触角毛
ナルガクルガ - 迅竜の黒毛/上黒毛/豪黒毛
ナルガクルガ亜種 - 緑迅竜の上斑毛/豪斑毛
ナルガクルガ希少種 - 月迅竜の豪斑毛
白疾風ナルガクルガ - 白疾風の黒毛/上黒毛/豪黒毛
ベリオロス - 氷牙竜の毛皮/上毛皮/厚毛皮
氷刃佩くベリオロス - 銀雪を冠した毛皮
ベリオロス亜種 - 風牙竜の上毛皮/厚毛皮
パオウルムー - 浮空竜の毛皮/上毛皮/厚毛皮
パオウルムー亜種 - 浮眠竜の厚毛皮
ヒュジキキ - 針纏竜の毛皮、針纏竜の柔毛皮
ベルキュロス - 舞雷竜のたてがみ
ドラギュロス - 冥雷竜のたてがみ
- 海竜種
- タマミツネ - 泡狐竜の紫毛/紫上毛/紫剛毛
天眼タマミツネ - 天眼の紫剛毛
オロミドロ - 泥翁竜の毛ヒレ/剛毛ヒレ/豪毛ヒレ
オロミドロ亜種 - 溶翁竜の豪毛ヒレ
ポカラドン - 凍海獣の厚皮*2
- 牙竜種
- ジンオウガ - 雷狼竜の帯電毛/高電毛/雷電毛
ジンオウガ亜種 - 獄狼竜の龍毛/滅龍毛
金雷公ジンオウガ - 金雷公の帯電毛/高電毛/雷電毛
ドスジャグラス - 賊竜のたてがみ/大たてがみ、雄々しきたてがみ
トビカガチ - 飛雷竜の毛皮/上毛皮/厚毛皮
トビカガチ亜種 - 飛毒竜の厚毛皮
ウルグ - ウルグの厚毛皮
- 古龍種
- キリン - キリンのたてがみ*3/銀たてがみ、白銀のたてがみ、キリンの白銀鬣
ナナ・テスカトリ - 炎妃龍のたてがみ/大たてがみ、蒼炎のたてがみ/歴戦の蒼きたてがみ、炎妃龍の冠鬣
テオ・テスカトル - 炎王龍のたてがみ/大たてがみ、獄炎のたてがみ/歴戦の紅きたてがみ
ナバルデウス - 大海龍の鎧毛
ナバルデウス亜種 - 皇海龍の豪鎧毛
ベヒーモス - 魔獣のたてがみ
シャンティエン - 天翔龍の霊毛
イナガミ - 雅翁龍の毛/艶毛、雅翁龍の頑靭毛、雅翁龍の逞艶髭
ヤマクライ - 浮峰龍の毛/始毛
トア・テスカトラ - 凍王龍の毛/氷白毛
エルゼリオン - 灼零龍のたてがみ
余談
- 生物学的には、毛は鱗と同様ケラチンというタンパク質の集合体であり、
毛は鱗が変化して生じたものとされている。一方、モンハンでは甲殻は鱗の集合体とされる。
つまり、形状や用途こそ異なるが、毛・鱗・甲殻は起源を辿れば同じもの…ということになる。
もしかすると天毛なんて物もあるのだろうか…?
- 毛系の上位素材として登場することが多い「剛毛」だが、この言葉の意味はというと
「かたい毛。 こわい毛。 また、環形動物や昆虫の太くて短いキチン質の毛状突起。」(コトバンクより)
となっている。
しかしモンハンの場合、『手触りがよい』とか『ふわふわしている』
『柔らかいが丈夫』等の文言が素材の説明に書かれているものもあるため、
柔らかい堅い毛という矛盾した物体がモンハンには割とよく登場する。