チャンピオンズミーティング

Last-modified: 2024-02-24 (土) 08:37:03

概要

隔月開催の公式大会。通称「チャンミ」
どのウマ娘でも無制限に出走可能な「グレードリーグ」と、育成ランクA+以下*1という制限が掛かった「オープンリーグ」に分かれて行う。
対戦はリアルタイミングのマッチングで行われ、3人のトレーナー×3人のウマ娘で1レース9人出走される。
予選における勝利の判定は1着を取れるかどうか。それ以外の順位を取っても無関係。決勝では最高位に入ったウマ娘の順位が高い順にトレーナーごとの順位が決定される。

以前は1ヶ月に一度の開催だったが2023年5月より「リーグオブヒーローズ」実装に伴い変更となった。
また、変更前の各大会名は開催月の十二星座に由来しており、シンボルのデザインも各タイトルの星座のものとなっていた。

報酬は石や女神像等が貰えるが、なんと0勝でも毎回貰えるので回し得。
(石だけで言うとラウンド1ならグレード3勝・オープン5勝しないと元が取れない)
勝てなくても落ち込む必要はない。しっかり回数消化をして報酬をかっぱらおう。

ラウンド1
(5レース×最大8回挑戦可能)
ラウンド2
(5レース×最大8回挑戦可能)
決勝
(1レース)
3勝以上A0勝敗退
3勝以上A順位に応じて決勝報酬獲得
1,2勝B
2勝以下
(不参加含む)
B1勝以上
0勝敗退

(第2回よりラウンド2からの決勝ラウンド(Bグループ)への進出条件が大幅緩和、よほどのことが無ければ決勝Bには出れるのでラウンド2Aグループを回避する必要はなくなった模様)

ラウンド1・2は一日最大4回までエントリー可能。各日の初回エントリーは無料で、初回エントリーによるミッション達成でチケットを2枚入手できる。2回目以降のエントリーには石30orチケットが必要(チケットを翌日以降に持ち越しても、一日にエントリーできるのが最大4回までなのは変わらない)。
成績は期間内で一番良いものが参照される。
チケットはラウンド1→2へは持ち越せるが「◯◯杯チケット」と開催時の名称付きのため、次回のチャンピオンズミーティングには持ち越せない。
決勝ラウンドではエントリーにチケットやジュエルは一切不要なので、チケットを余らせることのないように予選でしっかり消化すべし。

決勝ラウンドでは結果に応じた報酬に加え、成績に対応した称号が付与される。
対応は以下の表の通り。シルバー以上の称号を取得した場合、下位称号も全て付いてくる。
初回となる2021年タウラス杯では決勝で1位を獲った場合のみ称号が獲得できたが、反対意見が多かったためかオープンBを除いて2位以下でも称号が獲得できるようになった。
さらに、2022年のタウラス杯以降は、称号の獲得基準が緩和された他、前年で取得済みの称号を再度獲得した場合は☆マークの付いた称号に自動で更新されることとなった。

順位グレードオープン
ABAB
1位プラチナゴールドゴールドシルバー
2位ゴールドシルバーシルバーブロンズ
3位ゴールドシルバーブロンズブロンズ
2022年アリエス杯以前
  • 2021年ジェミニ杯~2022年アリエス杯
    順位グレードオープン
    ABAB
    1位プラチナゴールドシルバーブロンズ
    2位ゴールドシルバーブロンズ-
    3位シルバーブロンズブロンズ-
  • 2021年タウラス杯
    順位グレードオープン
    ABAB
    1位プラチナゴールドシルバーブロンズ
    2位----
    3位----

一覧

タイトルレース場季節天候バ場期間
2021年
タウラス杯東京レース場・芝2400m(中距離) 左回り05/14~05/20
ジェミニ杯京都レース場・芝3200m(長距離) 右回り06/14~06/20
キャンサー杯東京レース場・芝1600m(マイル) 左回り稍重07/23~07/29
レオ杯阪神レース場・芝2200m(中距離) 右回り08/24~08/30
ヴァルゴ杯阪神レース場・芝1600m(マイル) 右回り09/21~09/27
ライブラ杯京都レース場・芝3000m(長距離) 右回り10/22~10/28
スコーピオ杯東京レース場・芝2000m(中距離) 左回り11/23~11/29
サジタリウス杯中山レース場・芝2500m(長距離) 右回り12/21~12/27
2022年
カプリコーン杯中京レース場・芝1200m(短距離) 左回り01/22~01/28
アクエリアス杯東京レース場・ダ1600m(マイル) 左回り02/18~02/24
ピスケス杯阪神レース場・芝3200m(長距離) 右回り不良03/22~03/28
アリエス杯中山レース場・芝2000m(中距離) 右回り04/22~04/28
タウラス杯東京レース場・芝2400m(中距離) 左回り05/24~05/30
ジェミニ杯東京レース場・芝1600m(マイル) 左回り06/14~06/20
キャンサー杯阪神レース場・芝2200m(中距離) 右回り・内稍重07/14~07/20
レオ杯中山レース場・芝1200m(短距離) 右回り・外08/13~08/19
ヴァルゴ杯大井レース場・ダ2000m(中距離) 右回り稍重09/15~09/21
ライブラ杯阪神レース場・芝1600m(マイル) 右回り・外10/14~10/20
スコーピオ杯京都レース場・芝2200m(中距離) 右回り・外11/13~11/19
サジタリウス杯中山レース場・芝2500m(長距離) 右回り稍重12/15~12/21
2023年
カプリコーン杯中京レース場・芝1200m(短距離) 左回り01/14~1/20
アクエリアス杯東京レース場・ダ1600m(マイル) 左回り・昼02/17~02/24
ピスケス杯中山レース場・芝2000m(中距離) 右回り・内03/14~3/20
アリエス杯京都レース場・芝3200m(長距離) 右回り・外04/13~04/19
MILE東京レース場・芝1600m(マイル) 左回り不良06/13~06/19
DIRT船橋レース場・ダート1600m(マイル) 左回り・昼08/18~08/24
CLASSICロンシャンレース場・芝2400m(中距離)右回り・昼10/13~10/19
LONG中山レース場・芝2500m(長距離)右回り・内12/14~12/20
2024年
SPRINT阪神 芝 1400m(短距離) 右・内稍重2/18 ~ 2/24

攻略

全般

※個人の主観を多く含みます

 

L'Arc環境の〆を飾る短距離チャンミ。
阪神1400mというレース条件は阪急杯などが該当し、GI以外での開催は初となる。

2種の短距離GIとの大きな違いとして挙げられるのが、終盤の開始位置が最終コーナーの後半である事。
このため、短距離ながら通常エル固有や応援団キング固有、「迫る影」といった最終直線条件の加速が通じない。
また、中盤の初めの方ではレーン移動が行われない仕様により非常に追い抜き辛く、序盤での順位がそのまま大きく影響する。
お馴染み「ウマ好み」のみならず、新サポカで入手性が上がった「序盤巧者」や「溢れる情熱」、さらに各種直線スキルも絡めての熾烈な序盤の位置取り争いが繰り広げられた。
さらにこれまで短距離では考慮する必要が無かったスタミナについても意外と侮れず、技マシンを添えた等の理由によりB未満で済ませたり持久力を削るスキルを積んだりした結果、まさかの「持久力温存」が発生してしまうケースも。

脚質毎の人気で言えば差しと先行が多く、ついで逃げが小数……といった具合。
先行はいつものメンバーのいつもの戦術が通じる。
中でもシーキングザパールの活躍が目立ち、「姉御肌」を一人だけ短距離に持ち込める点が本大会の事情とも噛み合っている。

差しではダイイチルビーとバンブーメモリー(サマー)の人気が目立つ。
ルビーにとって追込の存在を考えなくても良い本大会の環境は絶好の舞台であり、また「電光石火」を使うにあたりサポカのルビーが不要な点も相対的には強み。
夏バンブーは固有と進化を全て終盤に詰め込んだだけに終盤の爆発力では他のキャラと一線を画す。ゴール直前で画面外から強襲してくる夏バンブーは本大会の名物と言える。

逃げの定番だったアストンマーチャンは距離の違いにより、本大会では控え目。
筆頭候補が欠けて逃げ自体が少なくなった事で、逃げを小数出すと競り合えない上に先行が3~4位から猛追しやすくなっている。
結果として、大逃げを絡めた逃げ3人で先行勢を押し込むという上級者向け編成でなければ遭遇率は低い。

その他、トゥインクルコレクションの強化が効いたのがカレンチャン(花嫁)で、こちらも先行では珍しいレース序盤のレア速度スキルが光る。
オグリキャップも「食いしん坊」を速度スキルに進化出来るようになった事で、常連ぶりに磨きがかかる。
L'Arcシーズン唯一の⭐︎3スプリンターとなったケイエスミラクルや開催直前にガチャに駆け付けたビコーペガサスも十分戦える他、メジロドーベル(サマー)等の坂道関連のスキル持ちもちらほら見られた。
短距離としてはかなり広い顔ぶれが見られた回と言える。

なお、追込は絶滅危惧種と言って良いレベルに達している。
そもそも短距離・追込用に設計されたキャラは未だ一人もおらず、本大会の条件では魔改造する理由も無いとなればさもありなん。
「迫る影」に囚われたままL'Arc環境を迎え、「迫る影」が刺されば勝負になるかどうか、刺さらなければ門前払い、という現状に落ち着いた<作戦:追込>。
3rdアニバの大型アプデでの仕様変更および新規スキルの大量追加により、どのような新生を遂げるのかに期待したい。

<過去のチャンピオンミーティング・ハイライト>
・2021年

タウラス杯

オープングレード共に、とりあえずスタミナB+以上に金回復が1~2個は標準装備として必要。
試合相手が誰になるかは運で、負けが続くようなら一旦時間を置いてから挑むのもあり。
アクティブユーザーの集まる夜7時~9時頃まではガチ勢とライト勢の振れ幅があった為、比較的編成で工夫していないライトなプレイヤーでもグレードAリーグ優勝できたという報告も。
結果の勝敗は誰か一人でも一位を取得できていれば問題なかったため、勝利を狙うエース1人+デバフ役2人の編成が多く見られた。
スタミナ金スキルの為のSSRクリークや、入手しやすいSRマーベラスをデッキに組み込んだデバフ役が多かったため、先行主体のチームではデバフを重ねられやすくやや苦戦したという声も。
また最後の直線が長く、十分なパワーを備えた差し追い込みが十分に加速できるレース場だった為、直前のゴルシウィーク中に鍛え上げられたゴルシが猛威を振るうレースも多く見られた。

余談ではあるが、「ハルウララを編成すると大差を付けられて最後尾に位置するため隊列が縦長になり、隊列の長さの上限により前方が団子状態となるため、差し・追込で勝ち易くなる」という戦法が一部で広まり、オールGのウララを編成するプレイヤーが時折見られた。
上記の仕様は存在せず、ガセであると早々に結論は出ていたものの、心を痛めた上でエントリー終了後に続報を知って涙を呑んだプレイヤーもいたと思われる。
短い開催期間での冷静な判断力と情報リテラシーもトレーナーの腕の内……という事かもしれない。
出走人数が9人と少なかった為、「道中で競り合わなかった逃げウマ娘が、道中で互いに競り合いペースを速めた先行ウマ娘に追い付かれる」という現象ならば発生していたと思われる。

ジェミニ杯

グレードはとりあえずスタミナA+以上に金回復が2~3個は標準装備として必要。
長距離なので根性をS以上にしスタミナをB+ぐらいに抑えるのも有効かもしれない(回復スキルはやはり2~3個はほぼ必須)要検証。
持久力によるスパート開始位置変動がもっとも響く長距離のため、スタミナの差が勝率に大きく影響した。
このため金回復を有するSSRクリーク・SSRマックイーン・SSRスぺ(イベント版)、スタミナイーターを有するSRマンハッタンカフェの起用率が非常に高くなっている。
出走選考においても影響しており、金回復が潤沢な先行ウマ娘が優位の傾向が見られた。
また中距離と発動可能なデバフの編成が異なるため、スタミナイーターが後方から飛びまくる一方、速度デバフは脚質指定系のみになり、比較的逃げ・先行のリードが取りやすくなっていた。
これにはタウラス杯の後半から増えた、ゴルシ優勢への警戒による追い込みメタ重視の傾向も影響しているだろう。

マッチング事情についてはおよそ前回と同様だったものの、今回のグレードAはスタミナS以上がザラという環境になったため、前回と異なりライト層のワンチャン勝負によるグレードAリーグ優勝は極めて困難になったと推測される。
一方でグレードBはスタミナ不足同士でのマッチングとなりやすく、また決勝進出のハードルが下がったため優勝も有り得た。

編成面においては依然としてエース1人+デバフ役2人の編成が多かった一方、開催直前に育成投入されたセイウンスカイの存在もあり、新たに逃げエース2人+デバフ役1人という編成も登場。
長距離逃げの「1人だけだとリード維持がしにくい」という難点を、自前2人出しで解消する形態である。
相変わらずゴルシが猛威を振るう場面も多々あったものの、長距離ならではの縦長の展開から大きなリードを取り、そのまま追い込みの手の届かないまま終わらせる逃げ・先行の抜け出し勝負で決まるレースも今回は目立っていた。

キャンサー杯

グレードはとりあえずスタミナB~C+程度が基準。回復は積んでも金1個。
盛れば盛るほどよかった前回と対照的に、マイル戦となる今回はスタミナを盛り過ぎてもあまり意味がない。
掛かり・デバフ対策を考慮してもスタミナ600+金回復1で耐えられる。
スタミナに育成補正があって上がり過ぎてしまう場合は、いっそ回復なしで600台後半まで盛るのも手。

今回は大きく分けて4つの勢力の戦いになった。
終盤かつ先頭指定発動の固有スキルで大逃げを狙う先頭逃げ(セイウンスカイ・サイレンススズカetc)、
ポジション争いの強さで先頭逃げの先頭を阻止しつつ逃げ切る蓋逃げ(スマートファルコン・ダイワスカーレットetc)
中盤の後半から先頭を奪って突き抜ける強襲先行(エルコンドルパサー(旧)・カレンチャンetc)、
最終直線でのスパートに賭ける爆発差し&追込(グラスワンダー・ナリタタイシンetc)である。

そしてそのいずれにおいても今回重要になったのはスキル選びだった。
スピードがカンストしやすく、スタミナ根性の要求値が高くないだけパワーと賢さに振れたため、スキルによるレース運びの影響が大きかったのである。
逃げの2種ではスタートダッシュでの開幕先頭からそのまま逃げ切る「コンセントレーション」「地固め」「アングリング×スキーミング(継承版含む)」、
先行では中盤戦後半で逃げをも叩き潰す速度を出すための「先行コーナー◯」「弧線のプロフェッサー」「アガってきた!」「尻尾上がり」、
後続では終盤に爆発的な加速と速度が必要になるため「豪脚」「乗り換え上手」「全身全霊」などの習得が肝となっていた。
特に地固めは習得ルートに癖があり、即時発動には緑スキル3つも必要なのでどう組み込むかも思案のしどころだったと言えよう。

出走構成もこれまでのエース1人+デバフ専任2人から大きく変わり、デバフは持ちつつも各個に勝ち筋を持つエース3人による形態が増えた。
なお、これまでは毎度猛威を振るってきたゴルシだが、早めに上がるゴルシ特有のスタイルが下位指定条件の豪脚とややズレていることもあり、ジェミニ以前ほどの大量参戦は見られなかった。
しかしマイル適性持ちと確定入手できる追込ということもあり、依然として出番はあった模様。ハマれば強いがジェットストリームゴルシが起きるほどの安牌ではなくなったことで、ようやく一般的な出走数に落ち着いた感がある。
代わりに今回は終盤まで先頭を走り固有が発動すれば圧倒的な差を付けて勝利するセイウンスカイが猛威を振るうと思われたが、加入率がそこまで高くなかったことやマイル調整の難しさやステが盛りづらい点、そして蓋逃げが多数出てきたことで警戒されたこともあり実際の参戦率はそこまで高くなかった。
また開催直前に追加されたゴールドシチーは爆発型差しとして競合ウマ娘より一枚上手ではあったが、加入率が低めな上にセイウンスカイほどではないがマイル用に調整した育成が難しかったこともあり参戦数は平均的なレベルであった。
その一方で初期加入の5人が揃ってマイル巧者かつ先頭逃げ以外の役割はこなせたため、ガチャ運がなかったりサポートばっかり回しているトレーナーも今回は十全に戦えた。特にバクシンオーとウオッカの参戦率はかなり高い。

その他レース外環境として、今回の開催前からルームマッチが解禁されており、開催条件を調整した試走で簡単に調子を見ることができた。
メインストーリーでの試走よりはるかに実戦値を測りやすく、次回以降もGIレース準拠の条件ならルームマッチが活用されていくことだろう。

レオ杯

オープングレード共に、とりあえずスタミナB+以上に金回復が1~2個は標準装備として必要。
タウラス杯以来の中距離戦となったレオ杯。距離はタウラスより若干短いが、スタミナ基準はほぼ同様となった。
しかし東京と阪神のコースの違い、およびタウラス以降の研究の積み重ねで様相は以前とかなり異なっている。
なお、宝塚記念ベースで開催条件を調整すればルームマッチで簡単に試走ができる設定である。

前回からの追加キャラでもっとも猛威を振るったのはマルゼンスキー(水着)である。
ポジションキープ終了後から位置取り爆上げできるこのイルカに乗ったウマ娘は、終盤までに先頭を奪うという一点において一線を画する強さを発揮した。
この水着マルゼンにセイウンスカイの固有を継承したものと、逆に水着マルゼンの固有を継承したセイウンスカイが今回の逃げウマシーンの中核にあったと言えるだろう。
他方、キャンサー杯で発掘された強襲先行スタイルの先行ウマ娘や、中距離に戻ったことで復活した「独占力」「魅惑のささやき」搭載型の後方勢も勝負に大いに絡んだ。逃げウマ娘は終盤の速度強化に乏しく、またスタミナ管理が割とカツカツになる点を突いたものと言えるだろう。
ただしマイルと違いスタミナ余剰が起きにくいため、先行組では前回大躍進したエルコンドルパサー(通常)は息を潜め、代わりに中距離でありながら接戦が起きやすいことからオグリキャップが台頭した。
対してデバフ組では「独占力」所持にして終盤加速力の源になる乗り換え上手を持つグラスワンダー(通常)と、同じく「独占力」所持でコーナーで加速を終えた後に超スピードUPの固有が爆発するシンボリルドルフの両名が安定した活躍を見せた。またスタミナデバフの申し子たるナイスネイチャも復権し、マヤノトップガン(花嫁)とのW「魅惑のささやき」で水着マルゼンのスパートを耐力からへし折るレースも出ている。
デバフを搭載しない後方勢としては、なんだかんだ言っても安定のゴールドシップの他、メジロライアンが定番になりつつある。本人以上にライアンの固有を継承したウマ娘の出走が多いとはいえ、6位で終盤突入すると最適化された超加速を起こす彼女はもはやワンチャン博打打ちには手放せない存在となっている。

チーム編成もこれまでの一つの集大成となっており、デバフ役復活によるワンチャン勝利を狙うエース1人+デバフ役2人、
いかに水着マルゼンとて単独逃げでは不安定になる点を予防する逃げエース2人+デバフ兼任後方1人、
そして複数の勝ち筋で勝率安定化を狙うデバフ兼任エース×3とそれぞれの流れが交差する形となった。

ヴァルゴ杯

グレードはとりあえずスタミナB~C+程度が基準。回復は積んでも金1個。
前々回のキャンサー杯と距離は同じだが開催場所が変わりコース形状が異なるので注意。
なお、桜花賞(or阪神JF)で開催条件を調整すればルームマッチで簡単に試走ができる。
モブ相手であってもスキルの発動状況などはある程度確認できるので、ぜひ活用していただきたい。

芝 阪神(外)1600m(根幹) 右 秋 晴 良が条件緑スキルのトリガーとなる。
このうちサポートのニシノフラワーは阪神、根幹距離、良バ場を、ファインモーションは右回り、秋ウマ娘を所持している。
レース展開はスキルの発動位置の差はあれど、キャンサー杯と近い展開になるのが予想される。

逃げでは前回のレオ杯で猛威を振るったセイウンスカイ固有を継承させた水着マルゼンスキー。セイウンスカイがマイルに適応するためやや無理をしているのに対し、元々マルゼンスキーの本領はマイルであり、「スピードイーター」「マイルの支配者」といった強力なマイル限定スキルでレオ杯以上の凄みを見せることは間違いない。
先行ではスパート位置の最終コーナー終了手前から間もなく固有を発動できるエルコンドルパサー(通常)の復活、中盤制圧に強いサクラバクシンオーとカレンチャンの短距離出張組。
差しは発動すればとてつもない加速から差し切れるメジロライアンと、乗り換え上手と豪脚の併用で襲いかかるグラスワンダー(通常)。キャンサー杯時点では登場間もなかったゴールドシチーが今回は仕上がってくるかも注目される。
そして追い込みは、最終直線手前で発動する直線一気の上位版・迫る影を唯一自前で所持しているナリタタイシンと、早めに上がることでスパート差を先んじて削りつつやはり直線一気で仕留めにいくゴールドシップ。
またレオ杯よりも最終直線が長いため前回では不利だったヒシアマゾンも今回は十分闘えるだろう。

この辺りが暫定的な有力候補だろうか。
新シナリオアオハル杯~輝けチームの絆~による育成環境の変化も注目したい。

ライブラ杯

ライブラ杯グレードはとりあえずスタミナA+以上に金回復が2~3個は標準装備として必要。
菊花賞をモデルとしており、季節を除いてかつてのジェミニ杯に近いコース設定となっている。
ガチガチの長距離ゆえに持久力によるスパート開始位置変動がもっとも響くため、まずスタミナの確保が至上命題であり、その上でスピード・パワー・賢さの勝負となる。
SSRゼンノロブロイをはじめ金回復スキルの取得ルートが増えているが、育成の主流となりつつあるアオハル杯編ではサポートイベントの完走率が下がることには留意しておきたい。

本コースの終盤は100mの直線から始まるため、加速において「直線一気」を有する追込ウマ娘の存在が際立つ大会となった。
上位版である「迫る影」を唯一習得するナリタタイシンを筆頭に、案の定3人同時出走が目立つゴルシが続き、直前に実装されたマンハッタンカフェも追込適正を上げての参戦。
逃げウマ娘に対する蓋役のような対策らしい対策も取れないため、逃げが希少で追込の人数が膨れ上がる異様な人数比となり、
2位以下で終盤を迎えたい先行ウマ娘や、後方指定のスキル持ちの差しウマ娘では思うように戦えない事態が多発した。
ちなみに開始直前によりによって「直線一気」がアオハル魂爆発から出ない不具合が発覚したりもした

一方でマイル・中距離で猛威を振るったセイウンスカイやメジロライアンの固有は100m分のロスから爆発力は多少落ちてしまうが、それでも依然として有用。
先行においても以前と異なりアオハル燃焼・力という切り札が登場し、リード差で抑え込むだけでなく加速勝負もできるようになった。
固有発動に苦労しないセイウンスカイ、先行のまま先頭をキープして逃げ切るメジロマックイーンなどが生半可なゴルシを制する光景も見られた。

各プレイヤーの育成も着実に仕上がっており、グレードAグループではSランクが混ざる事も珍しくなくなり、
その結果グレードB決勝にA+ランクのチームが下りて来る等、徐々に激しさを増している。

スコーピオ杯

オープングレード共に、とりあえずスタミナB+以上に金回復が1~2個は標準装備として必要。
レオ杯以来の中距離戦にして、初の2000m設定となったスコーピオ杯。
タウラス・レオにスコーピオと距離が段階的に短くなったことで、スタミナ基準も若干下がりギリB+に届くスタミナでも間に合う。
また初の雨・重バ場設定にして左回りの東京レース場なので、レオ杯とは有効な緑スキルが大きく異なる。特に地固め発動を狙う場合は注意。
なお、天皇賞(秋)ベースで開催条件を調整すればルームマッチで簡単に試走ができる設定である。

東京2000mでの終盤は「4(最終)コーナーの中間」からスタートする。
このため、最終コーナー指定の固有スキルは中盤終わり際にも終盤突入後にも発動しうる。
駿大祭ゴールドシチーのような両面型なら何も問題はないが、黒マックやハヤヒデのような速度UPは中盤側で発動しないと優位性がなくなってしまう。
逆に赤マルゼンやモンクエルのような加速UPは終盤側で発動するのが理想だが、今回は4コーナー突入と同時に発動してしまっても無意味とはならない。
ただし継承固有だと効果量だけでなく効果時間も短くなるため、本人ではなくモンクエル達のスキルを継承した他のウマ娘だと完全な無効発動になるリスクが跳ね上がる。
なお、終盤コーナー指定なら確実に終盤側で発動するが、特定ポジション維持で発動できるセイウンスカイやメジロライアンはともかく、追い抜きが必要なメイショウドトウは発動猶予が短いので注意。

いざ開幕して既存の中距離レースのノウハウが存分に活かされる中、本大会ならではの活躍を見せたのが、中距離因子を補ったタイキシャトル。
加速固有の順位指定が9人中3~5位と比較的広く、最終コーナー開始時に発動して終盤突入まで持続するため、安定して猛威を振るった。
短距離マイルの出走で済む育成自体の容易さ、アオハル杯のシナリオリンク対象な事に加え、雨の日〇を育成中に確定入手出来るため根性不足を回避出来る点も地味な利点。
そもそも既存の開催条件ではことごとく固有を生かせなかったため、今回は正に待望の晴れ舞台と言える。ちょっと長い安田記念

開催月に追加されたウマ娘も概ね中距離で戦えたが、大きな変化を挙げるならワンチャン型差し&八方にらみ役の新星・メジロドーベルだろう。
使用数の多いナイスネイチャと併せ、根性不足のウマ娘がゴール手前で限界を迎える事も多かった。
また、開催前に行われたキタサン復刻でグレードAリーグの水準がさらに底上げされた事は言うまでもない。

サジタリウス杯

オープングレード共に、とりあえずスタミナA以上に金回復が1~2個は標準装備として必要。
ライブラ杯以来の長距離ではあるものの、初の2500m設定・初の中山レース場開催で勝手が異なるサジタリウス杯。
限りなく中距離に近い距離のためスタミナ基準は中距離寄りだが、距離指定の回復スキルは当然長距離用のものしか使えないので注意。
なお、有馬記念ベースで開催条件を調整すればルームマッチで簡単に試走ができる設定である。

中山2500mでの終盤は、これまでの長距離チャンミと同じく「向こう正面の直線終わり際」からスタートする。
このため加速においては、やはり最速で発動できれば「直線一気」を有する追込が有利で、次いで3コーナーでも発動できる終盤コーナー指定固有組が続く。
しかし2500なのに終盤始動位置が変わらない元凶である、310mしかない中山の短い直線の存在から最終直線勝負はおそらくどのレース場よりも難しい。
最終直線指定の固有で勝負するなら、長距離の特徴である「内的体験」「怒涛の追い上げ」など最終直線を指定しない終盤速度スキルを上手く活用しよう。

ライブラ杯に引き続きゴルシ、タイシンら追込が多数を占め、それに対抗する形で一部の逃げ先行が逃げ切りを狙う展開が多かった。
そんな本大会のメタに食い込んできたのはクリスマス版オグリキャップ。
マンハッタンカフェSSRで配られたスタミナグリードも回復スキルを複数積んでものともせず、早めにスパートを掛けてぶっちぎる勝ち筋を見せた。
有馬記念決戦仕様の面目躍如といったところか。

 
・2022年

カプリコーン杯

オープングレード共に、とりあえずスタミナC+以上もあれば問題なし。回復も白回復1~2個の保険搭載で十分。
初の短距離、そして初の雪中開催となるカプリコーン杯。
当然ながらスタミナはマイル戦のキャンサーやヴァルゴからさらに必要ラインが下がる一方、重バ場かつ瞬間勝負なのでパワーはより必要になる。
そして間違いなくスピードは高水準になる。可能ならカンスト、最低でもS以上はほしいところ。
なお、高松宮記念ベースで開催条件を調整すればルームマッチで簡単に試走ができる設定である。

中京1200mでの終盤は「最終直線の最序盤」である。つまり終盤にコーナーが全くない。
直線が410mと全体の1/3を超えており、最終コーナーが全て中盤の内に消化されてしまっているのである。
主にコーナーを指定して加速するスキルに影響を及ぼし、特に逃げの定番加速とされるセイウンスカイ固有は完全不発になる。
最終コーナー指定でも速度UPと併用されていないものは無効発動になりやすいので注意したい。
また、短距離戦はその全体距離の短さから、各脚質のポジション取りでできたリードを奪い返すために使える距離が短い。
終盤に直線しかないため「直線一気」の有用性は今回も高いが、ポジション差を覆すにはスパート速度の差がこれまで以上に必要なのでスキル選定をきっちり行おう。

上述の通り初となる要素が多いコース条件とあって、様々な場面で今までとは別の様相を見せた。
まずは何と言っても登山家。本大会の条件では終盤開始直後に発動する加速スキルのため、脚質を問わない最有力スキルと化した。
ただし短距離育成の範囲では入手性が悪く(ライス、カフェのヒント、カワカミ育成etc)、また今大会まではまず注目される事もなかった上にアオハル爆発でも出現しないため、短距離因子と併せて因子厳選に苦労するトレーナーが続出した。
他、定番のアガってきた!や弧線のプロフェッサーで道中速度を確保し、直線で加速する一陣の風やスプリントターボで爆発力を狙う事が多かった。
また、中盤のポジション争いの激化に伴い、アオハル杯で確保しやすい短距離コーナー等の汎用速度スキルも人気を集めた。

逃げは地固め条件を自前で2つ(道悪〇、逃げのコツ〇)満たせるスマートファルコン、定番のコンセントレーション、最終直線に加速出来るエルコンドルパサー固有。
先行は本職のカレンチャンやヒシアケボノ、これまた最終直線で加速出来るハロウィンクリーク固有。
差しは怪物的な固有でブチ抜くオグリキャップ、逃げ先行が多い環境故に下位指定を安定して満たせる乗り換え上手、タイミングが合いやすいマルゼン固有。
特にこの辺りの採用率が高かった一方、追込は先頭との距離差を覆すには遠かったか、採用したトレーナーはかなり少な目。
そして入手し易さ・育成の容易さ・強さを兼ね備えたサクラバクシンオー(逃げ/先行)の出走率は非常に高く、今回の3人揃え頻出枠にあたる。バクシーン!
他、エアグルーヴ(先行/差し)やキングヘイローも十分にワンチャンを拾いに行けた。電撃の煌めき?知らない子ですね……

また、短距離適性を魔改造して出走させてくる猛者のトレーナーもこれまでより比較的多かった。
そもそも数少ない短距離適性のある高レアに固有が合わないウマ娘が多かった(マルゼン、タイキ、ブルボン、スズカetc)事や、
高水準が要求されるステータスがスピードとパワー(+賢さ)程度と少なかった為に青因子以外を優先する余裕があった事なども理由か。
特に登山家も固有もバッチリ活用出来る通常ライスシャワーが勝利を狙いにいける貴重なチャンミのため、春天を執念で乗り越えて参戦させてくるお兄様お姉様もいたとか……。

この一か月で新規に登場したウマ娘は総じて適性が合わず、特筆する点も無し。
それはそれとして新春ウララ辺りは稀に目撃されたのが本大会の恐ろしい所か。
一部のトレーナーに評価UGランクの壁を突破させたSSRフクキタル&新春オペラオーも含め、真価は来月にお預けといったところ。

アクエリアス杯

グレードはとりあえずスタミナB~C+程度が基準。回復は積んでも金1個。
フェブラリーSのある2月開催のアクエリアス杯。ついにやってきた初のダート戦のチャンピオンミーティングである。
コース設定自体はかつてのキャンサー杯に近いのだが、やはりダートである影響は大きく、活躍できるウマ娘がかなり変わってくる。
なお、フェブラリーSベースで開催条件を調整すればルームマッチで簡単に試走ができる設定である。

東京1600mでの終盤は「最終コーナーの終わり際」である。
最終コーナーで終盤に突き出ている部分はたったの30mだが、この30mがあるためカプリコーン杯と異なり「終盤のコーナー」指定の効果は有効になる。
同時に30m越せばすぐコーナーが終わるので、最終直線指定の効果も最速に近いレベルで活用できる。スキル編成の自由度が高い環境と言えるだろう。
ただし繰り返すようだがダート戦かつマイルであるため、そもそも編成の選択肢が通常と異なる。
キャンサー杯で活躍した芝マイラーの大半が参戦困難のため、様相はかなり違ったものとなるだろう。

育成開始時点でダートAマイルAの状態に出来るメンバーは下記の通りで、☆2以下は2名のみとかなり絞られる。
勝ちを狙えるウマ娘を3人用意出来そうにない場合、適正を多少補強したデバフ役で最後の枠を埋める事も検討したい。
・初期適正:スマートファルコン、アグネスデジタル、ハルウララ(晴れ着)
・因子1必要:オグリキャップ、エルコンドルパサー、タイキシャトル、ハルウララ(通常)
・因子7必要:マルゼンスキー、ゴールドシチー
・因子10必要:ヒシアマゾン
・参考(ABが限界):フジキセキ、ビワハヤヒデ、ヒシアケボノ、マヤノトップガン、マチカネフクキタル

いざ開催されるとやはり出走する顔ぶれはかなり絞られていたが、意外にも今大会ならではと言えるのは「狙うは最前列!」持ちのアグネスデジタル位で、
後はスマートファルコン、水着マルゼンスキー、通常エルコンドルパサー、通常オグリキャップと他大会でも常連の顔ぶれが集った。
ここ数ヵ月のチャンミと併せて、大型アップデートを間近に控えたトレーナー達の丸一年の研鑽の総決算と言えなくもない。

新規要素で注目したいのは、ミホノブルボン(バレンタイン)の無駄がないスキル構成。
何とダートGにも関わらず本大会で少なからず実戦投入される程だったと言えば、その人気ぶりが伝わるだろうか。
同じく逃げ関連では根性SSRサクラバクシンオーの実装によって地固めの入手難易度が激減した事も見逃せない。
また、アグネスデジタルSSRは新規サポカでは初となる所持スキルの変更が行われ、アクエリアス杯特攻と呼べる構成に変貌。
金スキル(狙うは最前列!)も脚質を問わず人気を集め、早速実戦投入された。以後も開催直前のガチャ更新には要警戒といったところ。

ピスケス杯

グレードはとりあえずスタミナA+以上に金回復が2~3個は標準装備として必要。
少し早めの春を迎えたピスケス杯。しかしコース設定は「不良バ場の春天」という過酷なものとなっている。
春天をベースとしたレースは以前にジェミニ杯で行われているが、今回は阪神レース場開催のため坂の配置など細かい部分で異なる。
このため、ルームマッチでの試走を行う際は天皇賞(春)ベースではなく、開催地を阪神にしたカスタム設定にする必要があるので注意したい。

阪神3200mでの終盤は「第3コーナーの90m手前」である。
終盤直線指定のスキルが最速で発動するのに対し、終盤コーナー指定は少し遅れて、最終コーナーおよび最終直線指定は大分後に発動する。
発動タイミングのセオリーは京都開催のジェミニと大きくは変わらない。

しかし今回、何より重要なのはスタミナである。
たたでさえ長い3200m、そこに雨・不良バ場という条件が重なることで必要なスタミナは非常に高いものとなっている。
その過酷さはスタミナSS+でも回復なしでは厳しいレベルなので、スタミナ・根性の強化および回復スキルの取得が至上命題になるだろう。
また、1stアニバーサリーで一部の固有・汎用スキルや根性の扱いが調整された他、9ヶ月経過した間に新スキル、新シナリオも増えている。
1周年を迎えたヴァージョンアップ・ファイトで、ジェミニ杯とは似て非なる戦いが繰り広げられるだろう。

いざ開催されてみるとやはり新シナリオによるインフレの影響は大きく、SSどころかUGランクも稀に目撃出来る程に。
悪天候のガチガチの長距離戦で大物食いが狙い辛い事も相まって、グレードリーグは評価S未満では門前払いなレベルにまで基準が上昇。
同じリーグ内でも評価差が激しくなった事でランク分け自体が機能し辛くなっており、以前にも増してマッチング運に振り回されるチャンミとなった。
長距離のため新シナリオで再注目された根性育成はほぼ採用されず、順当にスタミナと金回復を確保したウマ娘が主流である。

前回の長距離チャンミ(サジタリウス杯)以降の新規実装の中で特に人気が高かったのがキタサンブラックとタマモクロス。
キタサンは固有が加速複合かつ最速発動のため、道中で他の逃げと競り合うという条件付きだが逃げ切りを十分に狙えた。
タマモは尻尾の滝登りによる道中速度、自前の直線一気、あわよくば終盤接続を狙える固有と、回復手段の確保以外は隙が無い。
その他、クリスマスオグリ、タイシン、追込カフェと言った常連に加え、新シナリオに目標レースが無いためか多様な顔ぶれが見られた。

スキル周りのアプデによる影響も大きく、ゴルシは阪神でも下校後のスペシャリストが発動するようになった事で、選択肢が増えた中でもなお高い使用率を誇った。
アプデで再評価が進んだスキルは回復量が増した幻想グラスの継承固有、条件が緩和されたノンストップガール、追込ならば序盤に安定発動して埋もれにくくなるウマ好み等が挙げられる。
また、主戦場が新シナリオに移行した事に伴い、アガってきた!及びアオハル〇〇系の採用率は激減。代わって登場した一番星は終盤開始直後以外なら無駄にならず脚質も問わないためか採用率は中々高い。

ちなみに環境とは関係ないが、今回のチャンミから勝利時に号外が見られるようになった。
またこの号外実装に起因するものかは不明だが、ラウンド1初日のみスキル発動欄が表示されないというトラブルも発生した。

アリエス杯

オープングレード共に、とりあえずスタミナB+以上に金回復が1~2個は標準装備として必要。
ついに12番目の星座、チャンピオンズミーティング1周目のトリを飾るアリエス杯。
ダービー準拠のタウラスの前ということで、コース設定は中山2000mと皐月賞準拠になっている。
このため、ルームマッチでは皐月賞ベースで開催条件を調整すれば簡単に試走ができる。

中山2000mでの終盤開始地点は「第3コーナーの途中(最終コーナーまで残り約170m)」である。
最速で発動するのは終盤コーナー指定のスキルで、最終コーナー指定は速度スキルなら有用だが加速だと効力が大きく落ちる。
最終直線指定ともなると加速スキルはもう無意味なので、「直線一気」に頼れない追込は継承固有や新スキル「起死回生」に賭ける他ない。
また、総距離2000mのため終盤開始地点が「残り777m地点から約100m先」という絶妙な場所であることは大きな意味を持つ。
前回はスタミナ問題で採用が厳しかったTS根性育成も本格的に投入されると見られ、スコーピオ杯やレオ杯からまた様相は大きく異なるものとなるだろう。

結論から言えば、本大会の主役はオグリキャップ(クリスマス)であった。
固有スキルをスリーセブンかタキオン継承固有で起動して終盤接続し、ノンストップガールで飛び出す動きが安定して強力。
TS杯の根性育成とも相性抜群でステータスも高い傾向にあり、総じてトップメタと呼んで差し支えない暴れっぷりを見せた。
そしてクリオグリへの対抗策として、ミホノブルボン(バレンタイン)を筆頭に有力な逃げウマ娘達が高い採用率を誇った。
同じく逃げの低レア枠として人気を集めたのがダイワスカーレット。TS杯の適正が高く、1stアニバで固有が調整され、自前のキラーチューンが強化される等の追い風も多かった。

全体的なステータスの増加により2000mではスタミナデバフによる失速を期待出来る段階では無くなったため、独占力による速度デバフが使われるようになった。
その為デバフネイチャは数を減らし、代わりに低レアではグラスワンダーの採用率が高めに。
また、ライアンやドーベル及びその継承固有で最速加速を狙う差しも引き続き活躍。
ただし逃げと先行が合わせて6人以上となった際は差しがまとめて機能不全になりかねない*2為、逃げ先行が人気の環境自体がやや逆風。
ゴルシを始めとした追込は直線一気が使えない事もあり少な目だが、高性能な道中速度スキルである強攻策で対抗している。

次回のタウラス杯が昨年と同じ条件のために中距離レースが続く事になったが、この牙城を崩せる新規要素に期待したい所。

22タウラス杯

オープングレード共に、とりあえずスタミナB+以上に金回復が1~2個は標準装備として必要。ただし高根性であれば回復はカット可。
2周目となるタウラス杯。セッティングは前年タウラスと同様の晴天の日本ダービーである。
日本ダービーが全てのホースマンにとっての終点であり起点であるとすれば、タウラス杯は全てのトレーナーにとって同じような存在、といったところであろうか。
なお、ルームマッチでは日本ダービーベースで開催条件を調整すれば簡単に試走ができる。

東京2400mでの終盤開始地点は「第3コーナーの終盤(最終コーナーまで残り約30m)」である。
今回も最速で発動するのは終盤コーナー指定のスキルだが、たった30mで3コーナーが終わるため最終コーナー指定の加速もフルに発揮される。
その一方で最終コーナーが全て終盤に入ってしまうため、今回も最終直線指定の加速スキルはほぼ無効となる。
そして東京レース場といえば長い最終直線。およそ530mもあるためスパート速度勝負には絶好の環境である。
さらに最終直線に高低差200mの上り坂があり、ゴールまで残り450m地点からはじまり300m地点で登りきる。
アイネスフウジンサクラチヨノオーなど、良くも悪くもダービーにおける東京レース場を意識した効果設定がなされているウマ娘は少なくない。
年度切り替わりである今回のタウラス杯は新年度の環境を占うものとなるだろう。

先月に発揮出来た強みがある位程度共通する為か、オグリキャップ(クリスマス)、ミホノブルボン(バレンタイン)、ダイワスカーレット、グラスワンダー(通常)といった面々は引き続き人気。
ただしマルゼンスキー(水着)だけは普段よりも控え目で、マルゼンスキー(通常)の継承固有が本レースの条件で非常に強いにも関わらず取得困難な点が響いている。
さらに今年もゴルシウィークかつ最終直線勝負可能な条件が追い風なゴールドシップ、ダービー特化の新戦力アイネスフウジン、独占力&ノンストップガール持ちのナイスネイチャ(応援団)辺りの人気は期待通りだが、ゴルシに加えてアグネスデジタルやタマモクロスの人気からは道中速度を重視する傾向が見て取れる。
前回アリエスおよびそれ以前の直近開催とはまた違う面々が台頭しつつ、王道路線の中距離だけあって比較的バリエーションが多いチャンミとなった。

また、オープンリーグの上限がA+になった事に伴ってグレードリーグの手強さも増し、プラチナを目指す場合は評価S+が前提条件に近い。

22ジェミニ杯

第二回ジェミニ杯はタウラス杯と異なり前年通りではなく、前年キャンサー杯レギュを繰り上げる形での開催となった。
1stアニバから初のマイルチャンミという事で、遂にTS杯での根性育成が主流に。
ただし根性育成自体に不安定さがつきまとう中でスピードを伸ばし切り、スタミナの不足も無く、さらに金スキルや脚質Sも貰って仕上げるとなると、いかにスタミナ要求が低めのマイルとて難易度は高い。
加えて開催時期の変更により、タウラス杯の終了から2週間という短期間で仕上げる必要があったため、お馴染みのスピ賢育成を軸に取りかかったトレーナーも少なくない。

本大会の主役は誰かと問われれば、ナリタタイシンと答える事に異論はないだろう。
お馴染みの「迫る影」がほぼ最速発動となり、同じくほぼ最速発動となる新要素である応援団キング継承固有の条件を満たしやすく、
加えて「強攻策」「破竹の勢い」といった有力な金スキルを根性育成に適した新規サポカで得られる点が強い。
追込がトップメタに加わるに伴い、差しは仕上がった追込に対して位置取りでも後れを取りやすくなり、
またライアン継承固有や「乗り換え上手」といった相対的に不安定な加速手段に頼るしかない事等から優位性を失い、
結果としてオグリキャップを追込で走らせる流れにも繋がっている。

また芝マイル戦という事で、チョコボンと水着マルゼンの安定した活躍ぶりについては最早特筆する事も無い。
他に目を引く点で言えば、タイキシャトルは1stアニバの仕様変更により加速固有の持続時間が終盤に最速で乗るため、待望のマイル戦で暴れられる初めての機会となった。
良バ場の鬼やノンストップガールも継続して採用率が高く、また保険として「曲線のソムリエ」を自前で編成し易い配布根性SSRから取るプレイヤーもそれなりに見られた。

22キャンサー杯

第二回キャンサー杯は宝塚記念と同条件での開催。
……と発表された時点から結果は見えていたのかもしれない。オグリキャップ(クリスマス)の独壇場である。
2200mという距離でスリーセブンから固有を起動させると、終盤接続と最速加速が共に確定する。
後は追加でノンストップガールでも発動しようものならオーバーキルに等しい。
強いて言えば不発時の保険を用意し辛い(スリーセブンより後に発動する回復スキルがふり絞りぐらい)のだが、その安定した高い爆発力は参加者なら誰もが理解しているだろう。
クリオグリに水着マルゼンスキーとミホノブルボン(バレンタイン)を加えた3名の暴れっぷりはアリエス杯・タウラス杯2を上回る勢いであり、新たな育成ウマ娘の登場も環境の停滞を止められていない状態である。

新規サポカでは道悪〇付きのSR根性オグリキャップが注目されており、チャンミの条件に応じて良バ場の鬼と代わる代わる採用されていくかもしれない。
また、自制心という新規パッシブも登場したが、掛かりを防ぎたいウマ娘がトップメタに見当たらない事もあり、因子継承を粘ってまでの採用には至らなかった模様。

22レオ杯

第二回レオ杯はカプリコーン杯以来となる短距離での開催。
スプリンターズステークスと同条件だが、一か月早いために季節は夏となっている。
終盤が開始するのはカプリコーン杯と異なり、最終コーナーの途中。
本体か継承固有かを問わず最有力の加速手段として挙がるのはお馴染みアンスキとアナボの他、フラワー固有とタイキシャトル固有。
また、短距離用の有力サポカであるSSR根性バクシンオーも今回が短距離チャンミ初上陸となる。

本大会は勝ち筋が最も限定されたチャンミと言っても過言ではない。即ちタイキシャトルとニシノフラワー両名の固有を積んだ先行ウマ娘である。
中でも入手性が高いタイキとオグリキャップは敵陣からの同時出走も珍しくなく、次いでフラワーが多いか。特にオグリは普段の差し、22ジェミニの追込に続き、様々な脚質でトップメタに食い込む辺りに固有の異常な強さを再確認させられた形である。
研究と実践が進むにつれて、3~4位からほぼ最速の加速を決めた先行に対しては二人以上の逃げでも分が悪いとの周知が進行。結果、逃げも1名だけでは単騎逃げとなりなすすべがないケースが増え、差しは人数比により終盤までに7位以下から脱出出来ず……と、先行3名編成のトレーナーがさらに増える連鎖を生んだ。このため、珍しく対抗意識〇が安定して発動を狙えた。
最終的に逃げ0・先行過多の組み合わせも多発し、そうなると先頭(幸運な先行)は最速加速の失敗が確定、あるいは序盤の速度争いを重視したあまり2位でポジションキープが発生して致命傷……という運ゲーに近い様相に。「最も運が良いウマ娘が勝つ」との皮肉も。
とはいえトレーナーの腕の見せ所が残っていない訳ではなく、距離適性に並び重要な芝適正、意気衝天や曲線のソムリエら金スキルの有無、スタミナ以外は全て上げられるだけ上げたい各種ステータス等もあり、「そもそも終盤突入時までに3~4位まで位置を上げられる」「最速加速に成功した際に同条件のもう一名にしっかり勝てる」辺りの地力は戦績にしっかり影響している。
また、開催前に巷を賑わせた水着ゴルシ継承固有からは独占力か布陣を終盤に放つデバフ役が編み出され、一定の採用を得ている。もちろん先行以外の作戦でもレース展開次第では1位を取れる場合もあり、さらに先行ウマ娘に保険としてアンスキを搭載する事例もある等、正に工夫と波乱に溢れた大会であった。

上記の要因でもあるポジションキープ及び単騎逃げの挙動には本大会終了後に修正が入るため、次回の短距離チャンミでは再度セオリーが変わる事も予想される。

22ヴァルゴ杯

第二回ヴァルゴ杯は初となるダート中距離、および大井レース場での開催。
帝王賞と同条件だが、開催時期の都合で季節は秋となる。
終盤開始地点は第3コーナーに入った直後。後半コーナーや終盤コーナーがトリガーとなる加速手段が鍵。
また、1.5thの際にコパノリッキー・スマートファルコン(黄昏)らダート向けの育成ウマ娘や、多くのダート用スキルの追加が行われている。
更に開催2週間前に上限アップ及びグランドライブシナリオのスキルPt獲得量に関するバランス調整が実施される等、開幕前から波乱が絶えない。
そのグランドライブシナリオで育成したウマ娘とメイク杯産のウマ娘のどちらが採用されるかも本大会の焦点となるだろう。

育成開始時点でダートA・中距離Aの状態に出来るメンバーは下記の通り。
・初期適正:スマートファルコン、アグネスデジタル、イナリワン、コパノリッキー
・因子1必要:オグリキャップ、エルコンドルパサー、ユキノビジン
・因子10必要:メジロマックイーン、テイエムオペラオー、マヤノトップガン、ヒシアマゾン、メイショウドトウ、ヤエノムテキ
・因子7+1必要:マルゼンスキー、ゴールドシチー
・因子10+1必要:タイキシャトル
・因子7+4必要:バンブーメモリー
・参考(育成開始時にABが限界):ビワハヤヒデ、フジキセキ、マチカネフクキタル、タマモクロス、メジロアルダン
適性があるウマ娘はほぼ☆3で、☆2以下はエルとマヤノのみ。
第一回アクエリアス杯(ダートマイル)と同じく門戸は狭いが、実はダートEというキャラも結構いる為、始めて間もないプレイヤーでなければ候補が一人もいないという事は余り無いだろう。
また、ダートとはいえデバフに事欠かない中距離である。勝ちを狙えるウマ娘を3人用意するのが難しい場合、ダート因子を補強したデバフ役の採用も検討したい。

さて、1.5thアニバの先に待っていたのは、新たな環境どころかクリスマスオグリ最盛期であった。キャンサー杯より上があったのかよ
下記の通り、あらゆる要素がクリオグリとデバフを後押ししており、流行も必然と言える。
・グランドライブシナリオ特攻の新サポカ(タキオンSSR)で先行用の金スキルが入手可能
・ダート中距離という条件による競合相手の減少、それに伴うデバフ役の増加
・水着ゴルシ継承固有による金デバフ発動の安定化
・グランドライブの育成でスピードの上限突破を狙うと、デバフ込みでスタミナが不足しがち
・強力だがクリオグリには採用出来なかった一番星が、育成環境がグランドライブへ移るに伴い入手不可能に
・坂が無い為にじゃじゃウマ娘や下校のスペシャリストが発動せず、下り坂が無いためスタミナの要求値が高い

対抗馬は仕上げるのが大変だが相応に強いコパノリッキー。その他はファル子、デジタル、イナリといったダート用の金スキルを所持しているキャラが多い。
また、速度・スタミナの両面でデバッファーが採用されやすく、ネイチャ、グラス、花嫁マヤノ、チョコフラッシュと様々な差しが使用された。
デバッファーの採用に伴って、後方脚質が彼方アナボを発動出来る機会も多かった。最終直線の長さも追い風の一つ。
総じて、逃げから追込まで十分に勝ちを狙いに行けた……と締めるにはあまりにもクリオグリが多過ぎた大会だったと言える。

22ライブラ杯

グランドライブ環境での初のマイルチャンミであるライブラ杯2は、ジェミニ杯2とは何もかも異なる様相となった。
即ち、あらゆる脚質が1位を狙いにくる群雄割拠である。

まず大逃げは育成シナリオと距離の両条件が遂に揃ったサイレンススズカ。通常逃げを余裕で潰しつつ独走する流れは強力だが、スタミナの要求値が高い上に大逃げが2人以上だと共倒れになるという弱点も。
通常逃げは水マルにチョコボンらいつメンの他、セイウンスカイもレジェンドレースで入手が可能になり人気を集めた。上記の通り大逃げの存在がネック。
先行はジェミニ杯2に引き続き定番のニシノタイキが安定して強く、通常オグリと合わせて使用率は高め。
差しはデバフ役の他、固有が接続可能なメジロドーベル(サマー)が目立った。また、グラスワンダーに加えてウオッカの人気に関しては、入手性のみならず育成目標の容易さや少なさ、スピードの限界突破に伴う更なる加速手段の需要などの事情が伺える。
追込は何とクリオグリ。終盤前に下り坂がある為、下校の楽しみが固有トリガーとして機能し、中距離同様の爆発力を発揮。脚質の魔改造かつ必須の白スキルが入手困難のため育成難易度は高いが、最強候補として挙げられる。

また、今月からチャンミ専用のウイニングライブが実装された。
勝敗が決した直後にライブが自動的に再生され、最下位から順にトレーナー名とセットで晒し上げる仕様だったため、炎上騒ぎで大会を〆る事となった。これまでのライブと異なり、センター3人の中に同キャラが映ったプレイヤーも多かったと思われる。
そんな事よりウマさんぽに行こうぜ!

22スコーピオ杯

スコーピオ杯2のレース条件はチャンミ初となるエリザベス女王杯のもの。
長距離・差しに新風を吹かせたボリクリさんの立場は……?
まず挙げられる特徴としては、京都中距離という事で「決意の直滑降」が強力な最速加速となる事。
また、キャンサー杯2と同じく2200mなのでクリオグリが「スリーセブン」で最大火力を発揮し、更に下り坂が終盤の前なので先月同様に「下校の楽しみ」もトリガーとなる。
さらにアナボ彼方が両方使える等、色々とネタに書かないレースである。

本チャンミを語る上で欠かせない出来事と言えば、賢さSSRオグリの実装とその内容。
入手出来る金スキル「快進撃」は中距離・先行専用で終盤が迫った時の速度加速複合。効果がクリオグリの固有に類似しているのは、オグリ自身は使用出来ない事も含めて意図的なものであろう。
サポカ自体の性能もかなり高く、運営としてはこれを使ってクリオグリに対抗してほしいという狙いだったと思われる。
……が、発動タイミングのランダム性故に加速部分を有効活用出来るかは不安定で、強いは強いものの流石にクリオグリ固有に対抗出来るとまではいかなかった。
そもそも本大会の中距離・先行には「決意の直滑降」という賢さSSRを技マシンでピン刺ししてでも取りたい金加速が既にあり、さらに似た立場の「ノンストップガール」の存在もある。
結局採用率はそこそこに留まり、大方の予想通りこのサポカ一枚ではクリオグリの抑止力となる事は無かった。どうすんだよこれ……

結論から言えば本大会は最終的に先行クリオグリを追込クリオグリが猛追するレースと化したのだが、それはそれとしてクリオグリ以外の状況について記しておく。
編成に関しては、先行と追込の対決を差しデバッファーが支援するという形が定番となっている。
まずは自前「決意の直滑降」持ちの先行、ユキノビジン・ファインモーション(通常)・ライスシャワー(通常)の3名。
この中でユキノビジンは幸運な先行(道中の先頭)になった場合でも固有が機能し、また「ノンストップガール」持ちでもある。ファインも右回りと秋ウマ娘を完備している点が強い。
正直ライスだけは入手性の他に利点が見当たらないが、それでも育成次第では十分に第一線で戦えた辺りに自前所持(≒サポカ自由度の高さ)の重要性が伺える。1stアニバで固有の発動条件が緩和された点もしっかり活きている。

その他の先行の内、新キャラではスキルに遊びが一切無いメイショウドトウ(ハロウィン)、固有と自前金スキル2つで圧倒的な道中速度を誇るタマモクロス(駿大祭)の活躍が目立った。
低レアのアグネスタキオンは固有が発動すれば終盤速度接続になるのだが、SSRタキオン使用不可かつ先行過多の環境での順位条件がネックで、やや強め程度に収まっている。
これら先行の躍進には、スタミナ因子とグランドライブの仕様の研究、そして配布アルダンの「レースプランナー」により、スピ3枚・スタ0枚で必要量のスタミナを確保する事が視野に入ったのも大きいだろう。

追込に関しては相変わらず「強攻策」や彼方アナボにノンストを軸とした爆発力狙いで、本大会特有の戦法等は見られない。
デバッファーの後ろを取ってデバフを回避出来る点も、スタミナに苦労する本大会では少なからぬ利点として働いている。
候補はいずれも一長一短だが、安定回復である「下校のスペシャリスト」が決め手になったか、採用率ではゴールドシップとスイープトウショウが多め。

その他の脚質に関しては、逃げは先行の「決意の直滑降」のみならず充実した道中速度を前に苦戦を強いられており、チョコボンらですら例外ではない。
そして差しは悲惨の一言で、スピ賢に絞りつつ金回復を貰う選択肢が無く、各スキルの順位条件は相変わらず厳しく、デバフはしっかり直撃するなど利点に乏しく、事実上デバッファー専用の脚質と化していた。

なお、決勝戦後のウイニングライブは1位のプレイヤーのみ自動で再生されるように変更が入っている。

22サジタリウス杯

年末のサジタリウス杯2のレース条件は、昨年に引き続き有馬記念。実に9ヶ月ぶりとなる長距離チャンミ。
全体的な傾向としては、長距離特有の長く伸びる隊列と長距離としては短めの距離が合わさり、トップメタの逃げに差し・追込が何とか喰らいつく形である。

逃げは逃げメタを兼ねるチョコボンを筆頭に、有馬特効のキタサンやダイワスカーレット(クリスマス)を始めとした多様なメンバーが揃う。特にチョコボンにとって先手必勝を確定入手出来るスタミナSSRパーマーを無理せず組み込める点は大きい。また、大逃げのスズカとパーマーも蓋役のみならず独走狙いで後方脚質と共に採用が見られた。
差しに関しては11月以降に差し用のサポカが大量に実装されており、特に待望の最速加速となる金スキル・無我夢中の存在が大きい。ただし練習性能の低さ、スタミナの減少、自前でなければ完凸ハローを借りれない等、実用化のハードルは高め。固有を始め有馬特効な総大将スペが最有力だが、デバフ役以外の長距離・差しが満足に戦える環境はサービス開始以降初めてな事もあり、フルアーマーフクキタルやメジロブライト、差しに戻したマンハッタンカフェを始め面子も様々。そのデバフ役に関してはスタミナグリードが肝心の逃げに届かない事もあるためか普段より少な目。また、アナボ彼方を捨てて効果の高い速度固有を搭載するケースも多くなった。ちなみに適性外だがウオッカ(クリスマス)の固有も有馬特効。
追込はやはり最速金加速である迫る影で、お馴染みタイシンに加えイナリワン(神馬)が加わった。ただし直線一気だけでは差しに対する優位性が低い事もあり、ゴルシやタマモ等の元から追込のキャラが多数を占める。

なお先行についてだが、クリオグリは固有のトリガーとして有効な回復が無い為、出走数はそれなりだが以前のような独走は少な目。また白スキルとはいえ遂に手に入れた最速加速である本領発揮も先頭とのバ身条件が災いして大逃げあるいは逃げ多数の前では発動出来ず、脚質の不人気かつ長い隊列の問題でノンストップガールも望めない為、他は脚質ごと姿を消したと言って良い。有馬記念仕様という名目で実装されてから一年、想定外の暴れ様と新規キャラに求められる性能のインフレにより、本来の季節で活躍が出来なくなったのは皮肉でしかない。

総じて、「逃げは勝ち辛い」「差しより追込」という以前の長距離のセオリーが正面から破壊されたチャンミであった。

・2023年

23カプリコーン杯

年明けのカプリコーン杯は高松宮記念の条件としてはアオハル時代に遡り一年ぶり、短距離の括りでも半年前のメイクラ時代以来で、変更点も数多い。
まずは登山家の発動位置にランダム性が加わった事で必須級ではなくなり、「取れるなら取りたい」程度に落ち着いた。
また先行がポジションキープガチャに悩まされる事が無くなってレース運びが安定し、後述の通り先行以外の脚質が台頭しても張り合えている。
さらにグランドライブシナリオでのスピード上限突破と根性練習自体の弱体化により根性特化育成の択が消え、スピ賢を基本に根性因子や根性サポを仕込む形が主流。
技マシン枠のサポカの候補も多く、バクシンオーの意気衝天にルビーの電光石火やゼファーの風雲の志が加わり、スタミナが不要な事もあってか汎用の金スキルと併せて多方面で採用された。

人数比で言えばやはり先行が多めで、継承フワラー固有や継承プランチャによる勝ち筋は健在。
新勢力であるシーキングザパールやヤマニンゼファーを、ニシノタイキオグリら不動の常連が迎え撃つ形である。
そんな本大会の要注目と言えば、アストンマーチャンとキングヘイロー(応援団)だろう。
マーチャンは最速加速となれる固有、意気衝天などの有用なスキル群に加え、安定して内側を走れる上に先行との追い比べを狙えるという逃げ自体の優位性も持ち、本大会の逃げの選択肢としては唯一に近い。
応援団キングも最速加速となる固有持ち。追込で順位条件をクリアしつつ直線一気や強攻策を使えるのは前からだが、新たな加速手段として電光石火が加わり、更に賢さSSRスイープの自制心で掛かり条件をケア出来るようになった事で実戦値が跳ね上がった。応援団キング継承固有を引っ提げて追込ウマ娘が魔改造で参戦する姿が少なからず目撃された点からも、この方針の人気が伺える。
他、差しは追込に魔改造出来ない場合の妥協用がせいぜいで、オグリや応援団キングといった元から強い面々以外は厳しめ。

総じて、短距離ながらキャラ数と戦術の両面で賑やかなチャンミだったと言える。

23アクエリアス杯

2周年を控えたアクエリアス杯は昨年と同じくフェブラリーS条件にして、今冬初の降雪。
ヴァルゴ杯との最大の違いは多数のダートウマ娘の追加、そしてクリスマスオグリの不在である。

本大会の主役と言えるのはコパノリッキー、スマートファルコン、タイキシャトル、アグネスデジタル辺り。
リッキー(逃げ、先行)とファル子は本人の強みを順当に活かしての活躍。
地味にタイキは昨年(1stアニバ直前で固有が無効)は見かけず今年に増えた枠でもある。
デジタルは追込が基本で、先月の追込加速セット(直線一気、応援団キング固有、電光石火etc)にお好みでアナボ彼方を加える形。
そもそもダート追込の選択肢自体が貴重だが、その中でもウママニアの存在とキャラ自体の入手性が決め手か。

他、遭遇頻度が高かったのはエルやオグリといった芝ダート対応の初期メン。
そこにホッコータルマエやワンダーアキュートがたまに混ざる形と言った所。
シンコウウインディにとって重馬場のダートは今後一年あるかないかという好条件だが、
チャンミ直前での実装でありクセの強い固有の研究や再育成が間に合わなかったか、大暴れには至らず。
意外なところではハルウララ(晴れ着)が追込での固有接続を狙う事も。

また、リニューアルされたアオハル杯での育成を実戦投入したプレイヤーも時折見られた。
最大の魅力はやはりノンストップガール(+アガってきた!)の確定入手ではあるが、
ステータス・スキル数ともにグランドライブ産に食らい付ける程には水準が高くなったのも大きい。
デバフ役がスタミナ切れを狙う中、グランドライブ産よりもスタミナに余裕を持ちやすいのも追い風か。
シナリオの追加やアプデの時期の関係上、アオハル産のノンスト(≒チーム<キャロッツ>)が輝いた貴重な機会となった。

総じてこの一年の研究の集大成に相応しい大会だが、その光景の中には「差しは妥協かデバフ役でないと使えない」も含まれている。
昨年末の差し用サポカ連続実装があった上でこれなので、差し専用の安定した加速手段が現れない限りはこの状況は動かないという事だろう。
2ndアニバで差しに希望が現れる事を期待したい。

余談ながら、フェブラリーSと同じく2月のダートレースである川崎記念での開催も予測……というより懸念されていた。
これが万が一実現していた場合、中距離ながら終盤が最終直線から始まる為アンスキもアナボ彼方も無効となり、史上最大のクリオグリゲーと化していたと思われる。
悪い意味での集大成にならなくて本当に良かった……。

23ピスケス杯

2ndアニバでの特大のアップデートと共に開幕したウマ娘3、その始まりのチャンミとなったピスケス杯。
新シナリオの実装と各種イベント内容の強化、一部スキルの仕様変更に留まらず、何と全キャラに進化スキル2個が実装。
今までチャンミでは勝ちきれなかった数多くのキャラに光明が差し、またトレーナー達が再研究に奔走した一か月となった。

汎用スキルで影響が大きいのは、終盤ランダム加速(鍔迫り合い、乗り換え上手、起死回生)の発動位置が早めになった事だろう。
加速スキルにとって発動位置のムラが抑えられた恩恵は大きく、ノンストップガールと同程度にまで実用性が向上した。
このため新シナリオと根性サポカの相性の良さも合わさり、ピックアップ時は注目度が低かった根性SSRミラクルの需要が激増している。
パワー1200以上で発動できる新仕様「脚色十分」の影響も大きく、パワー低めで妥協した際に爆発力で負けるリスクが生じるようになった。
また、スピパワ賢に絞ってスピードを盛りまくるか、多少スピードを落として根性もしっかり伸ばすかはプレイヤー毎に分かれている。
評価点のインフレもまた一歩進んでおり、3ステ1200越えが頻出し、それどころか評価点UF越えもしばしば。
汎用スキルではシナリオで配られる「良バ場の鬼」や「大地の叡智」「太陽の叡智」、ラモーヌの「優位形成」は基本装備の如くキャラを問わず採用されている。

開催地は直線の短い中山という事で、基本に立ち返り逃げ・先行と前目の脚質が人気を集めた。
中でもトップメタと言って差し支えないのは、キタサンブラック(正月)とオグリキャップ(クリスマス)の二名。
キタサンは「必勝の前口上!」(先手必勝)のスタートダッシュ、「未来へ飛び立ちましょう!」(脱出術)の先頭維持、
「あっぱれ大盤振る舞い!」(固有)の最速加速および「少し前に出る」効果による疑似速度接続、と中距離逃げウマとして全てが強い。
いつものクリオグリはタキオン継承固有による保険が効く事もあって先行が人気。
2ndアニバでの強化要素と言えば「小休憩」が差し用トリガーとして有効になった位であり、むしろ「食いしん坊」の進化条件が一人だけやたら厳しかった事が話題になった。
言い換えてしまえば、距離・脚質毎の強力な進化スキルも無く(金スキルも長距離用)、かつ1年以上前と同じ戦法でトップメタに君臨しているのだから、
事実上昨年に一人だけウマ娘3から参戦していた事の異常性を再確認する事となった。いや知ってた。
とはいえこれからはぶっ壊れキャラではなくあくまで強豪の一人として、大手を振って暴れてくれるだろう。
……進化スキルに依存していないため、引き続き色んなレースで暴れる懸念については目を瞑りたい。

上記2名に加えて目立ったのは逃げメタの定番こと大逃げスズカと、終盤接続からのアナボ彼方が武器のミスターシービー辺り。
後はデバフ役が時折見られる位で、それ以外のキャラに関しては過去最多と言えるレベルで豊富。
先行用の「乗り換え上手」を得て固有の発動率も上がったトーセンジョーダン、先手必勝の強化版を得て固有が条件付き「すごく」族となったミホノブルボン(通常)、「天才的技巧」で先行集団の先頭に立てるトウカイテイオー(通常)など、挙げればキリが無い程。
スペシャルウィーク(通常)は固有の速度部分が「前に出る」に変更された事で大化けし、先行用の継承固有として人気を集めた。
特に白キタ&クリオグリに染まり切る前のラウンド1は群雄割拠の様相を呈しており、ひとまずはアプデが概ね成功に終わったと言えるだろう。
プロジェクトのメイン看板の三人が名を連ねている事も感慨深く、改めて全キャラテコ入れという範囲の広さに驚かされる。

なお、差しに関しては多くの差し用スキルのテコ入れを経てもなお厳しい立場にある。
これがあくまで中山レース場により生まれた傾向なのか、結局2ndアニバでも差しを救いきれなかったのかは、来月以降の結果を待ちたい。

23アリエス杯

最後の星座杯となったアリエス杯2は、春天条件の長距離戦。
三女神サポカの実装に加えて、グラマス育成のコツをつかんだプレイヤーも増えた事でインフレが一段階進み、グレードAラウンド2ともなれば評価UFが標準という凄まじい魔窟が完成していた。
例えスタミナ1200でも金回復1だけではデバフを考えると不安が残るという高い要求値に加えて、「良バ場の鬼」込みとはいえパワー1200も欲しく、最高速度が重要なのでスピードもある程度上限突破させたい……というのを、理想論どころか技マシン枠を入れた上で叶えてしまった三女神サポカのカードパワーが改めて恐ろしい所。

今大会で注目を浴びた汎用スキルが「登山家」。
発動位置にランダム性が加わった事でカプリコーン杯(高松宮記念)では有用性が落ちていたが、代わりに本大会では精度の高い加速スキルとして使えるようになった。
また、「全身全霊」「良バ場の鬼」「神速」のグラマス3点セットは最早基本装備と化している。

脚質分布については、差しに偏りつつも全脚質が顔を出している。
その差しの中でも非常に数が多かったのがサトノダイヤモンド(正月)。必携の「無我夢中」を自力習得可能、かつ正月の無料10連により多数のプレイヤーが確保していたのもあり、いないレースの方が珍しい程。
直前の実装となったサクラローレルはその無法な基礎スペックで開催直前の話題を掻っ攫い、しっかりトップメタに食い込んだ。数自体はやや多め程度に留まったが、「無我夢中」未所持かつ直前実装としてはかなり多い方とも言える。
ただし後方脚質過多により道中の順位がレース毎にブレがちで、先行どころか差しが先頭を走る事態も現実的に発生しており、そうでなくても「無我夢中」の条件である4位以下より前に出てしまうケースが多発した。
ただし「無我夢中」の成否は重要ながら絶対的ではなく、順位を上げ過ぎた場合でも「垂れウマ回避」「登山家」及び通常スペ継承固有などの加速手段を併用する事で、加速負けをリード差で相殺して最高速度勝負に持ち込むというサブプランも成立していた。
この辺りの事情に噛み合ったのがマンハッタンカフェで、「登山家」自前所持と固有のおかげで上記の勝ち筋のどちらかを狙い易く、レアスキルにより苛烈なスタミナ勝負にも張り合える等、バランス良く戦えるためか「無我夢中」未所持組の中でもやや多め。
スタミナ削りに特化したデバフネイチャも流行しているが、ただのデバフ育成では「八方にらみ」がろくに届かずに終わる為、これまで以上のステータスを要求されている。

先行はやはりナリタブライアン(餓狼)。有馬チャンミ終了直後の実装から、ようやく訪れた活躍の場である。
進化スキルである「渇望する怪物」の加速効果量が高い上に逃げが少ない本大会では容易に条件を満たせる為、猛威を振るっている。
このキャラ一強ならば大逃げや逃げで対策も可能だっただろうが、メタを貼り辛い環境にも思いがけず後押しされた形である。
メジロマックイーン(水着)も終盤接続と回復効率の2点では他の追随を許さない。

追込はお馴染みの「直線一気」……だけでは最早出力不足となって久しく、「迫る影」持ちが前提に近い。
先月に引き続きミスターシービーは持ち前の要素を存分に発揮して猛威を振るった。
またナリタタイシン(通常)は菊花賞イベのハンデを三女神パワーで粉砕出来るようになった事で、むしろステータスを盛りやすくなっている。

逃げは少々特殊で、単騎で出しても上記のキャラへの利敵になりかねない為、2人以上並べてリード差を広げまくる事で勝ち筋を見出している。
その上でなお差し切られるケースも多く、本大会では少な目。
有力なのは長距離逃げの専門家であるキタサンブラック(通常)とセイウンスカイ(ドロワ)辺り。

総じて、前評判からは偏ったキャラ選も懸念されていた本大会だが、有力な脚質は存在しつつもレース毎に展開が読めないという珍しい様相を呈した。
繰り返しになるが三女神サポカの存在がやはり大きく、技マシン枠や成長率といった格差の上でなおステータスを仕上げて余りあるカードパワーにより、上記に挙がるようなキャラ以外でも勝機を見出せるプレイヤーも多かった。
要求ステータスが最も厳しい3000m越えでこれなので、本大会を以てステータスのインフレが一つの頭打ちを迎えた……と考えても良いだろう。
オープンリーグの評価A+という基準も一年前から維持されていたが、そちらに流れ得る層の想定も評価UG前後以下とかなり拡大している。
リニューアルという事で星座杯の後継となるイベントが、いずれのプレイヤーの期待も満たせる形となるのかは要注目だろう。

23MILE

2ヶ月空けての開催となったMILEチャンミ。
追加されたサポカや継承固有からは環境を動かせるような金スキルは増えておらず、スキル構成のセオリーに目立った動きは見られない。
東京レース場の形状にも変更が入ったが、この影響を最も大きく受けたのがタイキシャトル(通常)で、固有が有効な時間が減ってしまう事に。雨の安田記念という格好の舞台だったのだが、つくづくアプデに振り回されるキャラである。
ステータス面では追い比べが多発するため根性も手抜きし辛く、スタミナ以外を満遍なく上げた構成が主流。

逃げは複数で競り合わないと基本的にリードが足りず、大逃げならば相当なスタミナが必要、通常逃げは大逃げで潰される……と運用が難しく、有力なのは大逃げスズカ位と言った所。
先行はつぼみぐるぐるプランチャとお馴染みの継承固有が充実しており、加速手段には困らない。そのため速度接続の狙いやすさが決め手となったか、春特効のサクラチヨノオー(通常)や、先行でも十全なダイタクヘリオスがよく見られた。
差しはデバフと本命を両立しつつ自己完結しているダイイチルビーの活躍が光り、キングヘイロー(応援団)に関しても差しで起用する傾向が見られる。一方で進化スキルの縛りが無ければ優先度が低い作戦なのは相変わらずだが、「乗り換え上手」に各種加速を添えて勝算が持てるようになった分、一時期よりは大分マシになった印象。
追込は最早殿堂入りと化しつつあるナリタタイシン。第一線で戦える強さを持ちながら初期の実装な事も合わさり、ジェミニ杯同様に本大会の顔として活躍した。追加の加速手段はこれまで轟、アナボ、抜群の切れ味と複数あったが、「電光石火」の最速発動狙いが主軸として固まりつつある。

概ね先行VS追込の構図だが、育成キャラの増加に伴って選択肢が多く、また脚質分布も偏り過ぎていない。
加速は継承固有で、速度はシナリオ等の汎用金スキルで賄えるようになり、一周回ってトップメタ以外の戦力差が表れ辛くなっているのかもしれない。

23DIRT

グランドマスターズ環境のトリを飾るDIRTチャンミ。
1600mのマイル戦と言う意味では前回と同じだが、後発で追加されたダートコースでは初となる船橋レース場での開催。このためコーナーが小回り、終盤が第3コーナーから始まる、最終直線が非常に短い、と既存のマイル戦のセオリーがことごとく通じない。特に加速手段への影響が大きく、マイル、つぼみ、プランチャ、「迫る影」等が使えず、逆にアンスキやアナボ彼方は有効。

サポートカードではSSR根性シチーの存在は欠かせまい。終盤加速「ハイボルテージ」と夏専用パッシブ「青嵐」はいずれも非常に強力であり、特に先述の通り加速手段に悩まされる本大会においては「ハイボルテージ」が心強く、脚質を問わず人気を集めた。

本大会の主役がコパノリッキーである事は間違いない。
半年前のアクエリアス杯の時点でかなり強かったが、進化スキルによる大幅な強化に加え、有効なら非常に強いが入手困難な「交流重賞◯」を自前で所持しており、単独トップメタと呼ぶに相応しい暴れ方を見せた。仕上がった逃げリッキーとデバフ役が並んだらお手上げと言って良いだろう。
逃げが主流だが先行も強く、所持サポカ次第で良さそうな方を選択出来た事も大きい。
ただし固有の最大化となると難易度が高く、敵リッキーの強さがまばらなためか、マッチング運に祈るプレイヤーは普段以上に多かったと思われる。

リッキー以外はタルマエやアキュート等のダート勢、オグリやデジタル等の両刀勢が続く。要はいつものメンツ。
こうした環境には付き物だがデバフ役の採用率も高く、またその構成も「慧眼」「独占力」(564使用)が多数を占めた。やはり定番はグラスワンダー(通常)。その中でも使い回しダートGでハナ争い支援の「慧眼」を確実化するか、ダート適性を上げて「独占力」の有効度を上げるか等、デバフ役にも差異が見られる。
逃げリッキーを止める為の大逃げスズカ等も見られたが、魔改造必須に加えて生半可な出来では逆に追い抜かれて塩を送る羽目になる為か、あまり多くはない。
クリオグリも継承「U=ma2」で終盤接続が狙える条件なのだが、回復スキルの保険が無く安定性に欠ける事、汎用壊れスキルの「神速」を採用出来ない事など難点も多く、選択肢の一つにとどまっている。

リッキー以外の脚質に関しては逃げ、先行、差しがいずれも顔を出しているが、この中では差しがやや多めか。「乗り換え上手」とアナボ彼方で加速手段を確保可能であり、またデバフ役の存在により「ハイボルテージ」を含む順位条件も満たしやすい。ワンダーアキュートを差しで運用するプレイヤーも見られる。
追込は「迫る影」無効に始まり、「ハイボルテージ」を狙い辛い、最終直線が短い……と逆風も多いが、「抜群の切れ味」という手は残っており、またデバフを回避可能という特権はある。特にアグネスデジタル(通常)はここに「狙うは最前列!」を足せて、固有も有効化させやすく、脚質の因子の負担も軽い……と噛み合いが良く、それなりに顔を見せている。

三女神の恩恵により、半年かけてグレードAではUF同士の争いが珍しくなくなったグランドマスターズ環境。
新シナリオで環境はどのような変化を遂げるのか、果たして三女神サポカは引き続き活躍出来るのか、本戦終了後も話題は尽きない。
少なくともタイキは固有の時間を伸ばしてもらえるのが確定してる

23CLASSIC

凱旋門賞が舞台となった、新シナリオ初のチャンミ。
まず欠かせないのはロンシャンの為に登場したと言っても過言ではない最速加速、「王手」及び継承セイリオス。
このうち「王手」は順位指定も緩いが、継承セイリオスは狭い順位指定に加えて高い人気が要求される為、高い評価点を取れるプレイヤーが格下をより食いやすくなる側面も生まれた。
この両方を活用し得る先行・差しに有利なチャンミだったと言える。
特にトレーナー諸君がご存じの通り終盤の直線がフォルスストレートを含め非常に長いため、逃げに非常に辛い大会だったと言える。
追込は「迫る影」が前提となるいつもの光景。サポカで「迫る影」が遂に解禁されてはいるものの、自前で所持するキャラの優位性は殆ど崩れておらず、メンツの刷新には至っていない。
その他、「終盤の直線」と「最終直線」が別のタイミングだったり、中距離ながらタイキやフラワーの固有が有効となる等、コースの特異性を改めてプレイヤー達に知らしめる事となった。

中距離イベントの王者としてお馴染みのネオユニヴァースは本大会でも強く、シナリオ中でパッシブが貰えたり、最終直線で進化版「決死の覚悟」を使えたりと、本大会の条件にもバッチリ噛み合っている。
彼女を除けば中距離キャラの層は非常に多く、群雄割拠と言った所。
特筆すべき所では、固有と進化版スピードスターとで接続が狙えるテイエムオペラオー(通常)、度重なる強化とレース条件とで遂にワンチャンが生まれた「勝利への執念」を前方脚質で自前習得するヤエノムテキなど、チャンミとしては非常に珍しいキャラに注目が集まっていたりする。

23LONG

恒例となった年末の有馬記念チャンミ。
9月のLOHと共通する要素も多いが、新規キャラの追加や勝利条件の違いもあり、脚質分布は大きく異なる。
差しが最も多く、次いで先行が続き、逃げと追込は小数に留まる……といった具合。

差しの新勢力はメジロブライト(クリスマス)。固有と進化スキルの追加効果に課された条件(スタミナが十二分)は本大会でスタミナ周りの仕様を考慮しようとすれば自然と満たせる範囲であり、結果としてローレル級のスペックを持つも同義。
スペシャルウィーク(総大将)も有馬記念特攻の恒常配布キャラとして昨年以上に活躍。固有や進化スキルが終盤に特化している為、「無我夢中」の順位条件に悩まずにフルパワーを出せる点も噛み合っている。
一方で同じく有馬特攻の筈のシンボリクリスエスは中盤特化かつ回復タイミングが遅めな点が惜しく、弱くは無いが採用率は低め。当時の同時PUが三女神だったし……
トゥインクルコレクションに伴う進化スキル追加で台頭したのがサトノダイヤモンド(通常)。「隠せぬ輝き」の発動タイミングと効果量のバランスが仕様によく噛み合っており、序盤の位置取り争いを強力に制しつつも持久力温存を防止するという無駄のない働きを見せる。固有と「右回りの輪舞曲」によりスパート勝負にも強く、結果として長距離特化型である正月衣装版を凌ぐ程の採用率を得ている。
この面々の中でもサクラローレルは相変わらず強く、上記の様に直近の実装やレース条件特攻のキャラでなければ依然として太刀打ちが難しい存在とも言える。とはいえ彼女もまた中盤特化型な事もあり、一強とは呼べなくなっている。

先行・新勢力はトウカイテイオー(駿大祭)。加速手段がどうしても「怪物」一本頼みだった中で、高精度のランダム加速である「天賦の身ごなし」も搭載出来る点が大きく、固有の詰め寄られ条件も差し多めの環境にマッチしている。
後はやはりナリタブライアン(餓狼)が常連。先行用の新規サポカである賢さマックイーンを無理なく採用出来るのは「怪物」自前持ちの特権である。
逃げが一人や二人では基本的にリードし切れないため採用率が低く、「怪物」を発動させやすい点も追い風。

追込で見られたのはほぼミスターシービー。
何せリリース当初から追込用スキルの追加自体が殆ど無く、遂には「切れ味」追加からはや一年が経過しようとしている段階である。
長距離でも使えるものとなると皆無であり、専用の武器が「迫る影」しか無い状態が長らく続いている。
唯一リード確保を発動出来ないというハンデも長距離では重くのしかかり、丁度良いタイミングで回復出来る手段も見当たらない等、とにかく追加仕様に恵まれない。
サポカ周りも一時期の差しを思わせるような冬の時期が続いており、有用なレアスキルと全部乗せのサポート性能を兼ね備える程の存在となると見当たらない。
結果として「迫る影」持ち、かつ「天衣無縫」という唯一習得出来る武器があるシービー位しか生き残れなかったものと思われ、この点はローレルとブライアンの一騎打ちで終わらせなかった他脚質とは対照的である。

ちなみに、オプションで画質設定を簡易版にしていた場合、選出およびレース結果の画面で出走ウマ娘がダブるという表示のバグが発生していた。
正確には3チーム目の3番目のキャラが二人分表示され、その分だけ他のキャラの立ち位置も一個ずつズレるというもの。
このため結果画面で喜んでいるキャラと悲しんでいるキャラが隣同士にいる状態が常態化したり、場合によっては同じキャラが4人分表示されたりとシュールな絵面が発生していた。

リーグ選択について

グレードリーグに挑む場合、最新の育成シナリオで強化された対戦相手からも勝ち星を拾い得る事が前提となる。
まず、完凸SRの選択肢にも困るような段階ならば素直にオープンを選んだ方が無難。
当然グレードリーグではマッチング運次第ながら最上位クラスの相手とぶつかる可能性があるため、最低でもチームレースでランク6に届くレベルでないとまず一蹴される。この時点でわずかでも不安を抱いたならオープンリーグが安牌だろう。

オープンはオープンで皆ギリギリに調整した強いA+ランクを用意してくることが予想できるが、総合スペックに上限がある以上は工夫勝負の部分が存在するため、ガチンコの直球対決になるグレードよりは勝機が見えるはず。
逆に制限バトルに興味があるなら、グレードリーグで戦えるプレイヤーでもあえてオープンを進むという選択肢はアリである。
報酬に関してはグレード>オープンなのはもちろんだが、決勝ラウンドはグレードリーグBグループ≒オープンリーグAグループ(ジュエルが少し少ない)、予選ラウンド2もグレードB=オープンAである。

上記を踏まえたうえで、オープンリーグを目指してギリギリのA+ランクを作りたいという場合は評価値計算機を使うといいだろう。(外部サイト)

評価点がいくつになるとどのランクになるかはここを見て判断しよう。
(まだ完全に埋まっていないのでコメント欄でもいいから情報提供募集)

気休めアンケート

#include(): No such page: チャンピオンズミーティング/23SPRINTアンケ



過去

コメント

  • 今回からチャンミでウイニングライブやるようになったけど、極端な話1~3位まで同じ子だったりしたらどうなるんだろう… -- 2022-10-19 (水) 15:45:04
    • 3トレーナーの一番順位良かったウマがセンター行くから影分身だよ -- 2022-10-19 (水) 15:55:59
      • 分身するのかー…最推しの子が3人でライブしたら感無量だろうなぁ。どれだけの偶然と幸運を重ねれば見られるのか想像もつかないけど -- 2022-10-20 (木) 05:06:37
  • 決勝で本当に4位以下をとることはないのか気になるんですが、初期ウマのみとかで挑戦した人いませんか? -- 2022-11-15 (火) 13:07:56
    • 今年6月に同じような事例があったようですね。お目汚し申し訳ありません。それが世界の選択か……。 -- 2022-11-15 (火) 13:17:58
      • あそこで表示される順位、自分の順位よりむしろ母数の方が何処から採ってきたんだろう?って気になる。大体1100ちょっとなんだけど、オープンとは言えチャンミ参加者の総数がこんなもんとは思えないし -- 2022-11-24 (木) 04:25:29
  • 対戦相手のウマ娘の評価点、UG以上で大分バラけてるから平均って言われても分からん段階な気がしないでもない -- 2022-11-17 (木) 11:13:10
    • こちらssで相手全員ug~uf1でs以下無しが予選とBリーグだった(直近スコーピオ杯)。ついでに決勝は俺だけs帯で後はueとufのみ。s帯はもう居ないんじゃないか? ついでにグレードでEウマ出したら相手はUEのみになった。 -- 2022-11-24 (木) 00:43:48
  • アリエス杯総評乙 やっぱり今回から急にインフレ激しくなったよな -- 2023-04-17 (月) 12:13:53
    • 乙ありー。そしてアンケの方の上級者ラインが移動してるのに気付いて笑ってしまった。環境の反映が早い…… -- 2023-04-17 (月) 13:21:24
      • オープンは縛りプレイ扱いっすか。まあ、最適なステとスキルから何を取り何を捨てるかを選んでレギュレーション内に収めるのは一応縛りプレイになるのかもしれんのだけど。ともあれバカみたいにステとスキル盛ったもん勝ちのグレードよりは楽しめた人も居たと思うよ -- 2023-04-17 (月) 17:04:34
      • 貶す意図は無かったし制限プレイの範疇だとも思うけど、それはそうと書き方は悪かったので直しとく -- 2023-04-17 (月) 17:32:20
  • 投票しようとしたら「あなたが見てる間に誰かがページを更新しました、再読込して~」とかになったので更新して改めて投票しようとしたら「連続投票はできません」ってどういうことやねん。 -- 2023-04-18 (火) 14:36:36
    • 投票タイミングの運が悪いとそうなっちゃうんで、更新履歴の一番上がアンケじゃない時を狙うなり、制限喰らったらアンケページを直接編集して数字一個増やすなりで対処してくれると助かる -- 2023-04-18 (火) 19:13:05
  • 札束ビンタのグレードは無理ぃ~オープンカノープスで無事勝てたし満足するしかねェ!上限がある中で魔改造推しで戦えるオープンはスキル、編成次第で有利キャラにも勝てるから楽しかったが、次回チャンミからオープン上限変更あるのかが気がかり、このままなら育成時に遊びがあるから調整できて助かるけど‥どうなることやら -- 2023-04-18 (火) 16:19:37
  • 対戦相手よく見たから片方がA+3人だった。グレードBだぞ? オープンにいそうなのが入ることってあんのか……? いやまぁもう片方はUG9~UF2とこっち(UG4~8)よりやや上ぐらいだったが…… -- 2023-04-18 (火) 18:51:19
  • 今更だけど、いまのチャンミの開催名は月もいれたほうがいいと思うよ。年6回開催として、少なくとも1回は被りが発生するよね? -- 2023-10-13 (金) 13:43:19
  • CLASSIC総評、書けはしたけどかなり遅れたし当時の研究も不足してるので正直追記して欲しい位 いやまあアラート投げるならもっと早い時期だったけれども -- 2023-11-16 (木) 17:32:05
  • LONGのままなのに気付いて慌ててSPRINTのアンケ作って置いたけど遅かったかな いやまあ殆どの項目はいつもの人が忙しいだけで崩れる程度の脆い仕組みではあるんだが -- 2024-02-21 (水) 16:20:48

*1 2022年アリエス杯まではB以下
*2 道中で先行を抜かない限り、固有発動に必要な順位(ライアン:6位、ドーベル:5~6位)に届かなくなる