リーグ オブ ヒーローズ

Last-modified: 2025-11-24 (月) 21:10:56

概要

2023年5月より始まったPvPレースイベント。これよりチャンピオンズミーティングとLoHはそれぞれ異なる月に開催される。
チームランク「E2」到達で解放。
公式ヘルプ

イベントは以下の2つのステージで構成される。

チャンミと異なり、グレード・オープンといったリーグ分けはない。PvPイベントだがガチPvPなのは上澄みオブ上澄みだけが出走を許されるエクストラステージであり、メインステージは特別イベント感を増したお祭りモードのチーム競技場といったテイスト。チャンミオープン勢でも真面目にやってればPLATINUMまで上がることは可能(できるとは言ってない)。

対象レース

チャンミなどと同じ単一のレースで開催されるが、天候とバ場状態はランダム。

  • メインステージは5レースごとに天候とバ場状態が決まり、5レースは同一条件で開催される
  • エクストラステージはそれぞれのレースで天候とバ場状態が異なる

どちらもマッチング後に決定される。

一覧

開催レース場季節時間帯備考
2023年
5月東京 芝2400m(中距離)左回り
7月中山 芝1200m(短距離)右・外
9月京都 芝3000m(長距離)右・外
11月京都 芝 1600m(マイル)右・外
2024年
1月川崎 ダート 2100m(中距離)左回り
5月京都 芝3200m(長距離)右・外
7月新潟 芝 1000m(短距離)直線
9月京都 芝 1600m(マイル)右・外
11月京都 芝 2200m(中距離)右・外
2025年
2月中山 芝 1200m(短距離)右・外
5月大井 ダート 2000m(中距離)右
8月札幌 芝 2600m(長距離)右コースレイアウト(U-tools, GameTota) 坂なし
11月盛岡 ダート 1600m(マイル) 左

チーム編成

チャンミなどと同じ条件の3人編成のチームで参加する。

LoHではチーム名を変更できる。デフォルトはトレーナー名。
エクストラステージでトレーナー名を衆目にさらされたくない場合などに対応できる。

メインステージ

1回のエントリ(対戦相手決定)で5レースを走る。1レースに出走するのはチーム競技場と同じ構成で2人のトレーナーチーム+6人のNPCの計12人立て。
対戦相手はリーグランクが近い参加者から選ばれる。
状況によっては離れたランクとマッチングする場合もある。
リーグランクによっては編成したウマ娘の育成ランクを考慮してマッチングされる場合があり、NPCが対戦チームとなる場合もある。おそらくGOLD以下はリーグランクが上がるほど、育成ランクが低いほど似た強さのチームとマッチングするようにしてみんな仲良くPLATINUMに上がりましょうという意図と思われる。

対戦方法もチーム競技場と同じでお互いが同じレースで対戦するわけではなく、こちらの対戦相手に選ばれただけでその結果は相手には影響しない。
参加にはリーグチケットが必要。ただしリーグランクがBRONZE4までは不要で制限無しで参加できる。

リーグスコア

レース結果(着順)に応じてリーグスコアを獲得できる。

着順獲得リーグスコア
1着+100pt
2着+60pt
3着+40pt
4着+30pt
5着+20pt
6着以下+10pt
  • リーグスコアは1レースごとに出走するウマ娘3人全員が獲得可能なので1-2-3フィニッシュがベスト
  • 着順以外にスコア獲得要素はない
  • すなわちデバッファに出番はない

リーグランク

リーグスコアに応じてリーグランクが決まる。
リーグランクおよび必要リーグスコアは以下の通り。

リーグランク必要リーグスコア1チケットあたりpt
BRONZE10pt0pt
BRONZE21,000pt
BRONZE32,000pt
BRONZE43,000pt
SILVER14,000pt
SILVER25,500pt50pt
SILVER37,000pt100pt
SILVER48,500pt150pt
GOLD110,000pt200pt
GOLD212,500pt284pt
GOLD315,000pt367pt
GOLD417,500pt450pt
PLATINUM120,000pt534pt
PLATINUM223,000pt634pt
PLATINUM326,000pt734pt
PLATINUM430,000pt867pt

ヒーロースキル

レースに出走するとヒーローゲージが貯まる。ゲージがMAXになると次のエントリ(5レース)でヒーロースキルを使用できる。スキルの種類はランダム。
ヒーローゲージはレース結果が悪いほど多く貯まる。スキル効果を見ればわかるように発動させればほぼ勝ち確なチートスキルであり、勝てないトレーナーほど多く使えてリーグランクを上げやすくする救済措置である。

ヒーロースキル一覧

スキル名効果対応アイテム
ボルテージヒーロー絶好調ならすべての基礎能力が上がり
レース中常にスキルの不利な効果を受けなくなり
加速力がちょっと上がる
やる気UPスイーツ
サンライズヒーロー天候が晴れでバ場状態が良のとき
すべての基礎能力がすごく上がり
レース中常に加速力がちょっと上がる
てるてる坊主
レイニーヒーロー天候が雨でバ場状態が不良のとき
スピードとスタミナがものすごく上がり
レース中常に加速力がわずかに上がる
逆さてるてる坊主
インサイドヒーロー枠番が1~3だとスタート後しばらくの間速度と加速力を少し上げ、その後終盤すぐ加速力を少し上げ持久力を回復する内枠抽選ボール
アウトサイドヒーロー枠番が6~8だとスピードとスタミナ、パワーがものすごく上がりその後終盤すぐに加速力が少し上がる外枠抽選ボール
リンケージヒーローチームのスキル発動数が6以上だと終盤に加速力を少し上げ
持久力を回復する
発動数が10以上だと効果が増える(加速力が上がり、持久力をすごく回復する)
なし
スパートヒーローレース終盤すぐにすごく前に出て
持久力を回復し加速力をちょっと上げる
なし

やる気アップスイーツなどレースでの消費アイテムが使用できるが、1日に使用できるのはそれぞれ3回まで。
ヒーロースキル発動時は対応アイテムのみ使用回数制限に関係無く使用出来るため、アイテムそのものを使い切っていなければ発動できる。

やる気UPスイーツはストーリーイベントのBINGO報酬により在庫に余裕がある筈なので、使用回数を使い切る位のつもりで。
他4つはクローバー交換以外の入手手段がリリース記念ミッションぐらいしかない希少品であり、また闇雲に使っても効果を期待出来ないため、ヒーロースキルに対応する時のみ使用する程度で十分。
強いて言えば、敵陣にトプロL'Arcゴルシと言った天候依存のキャラが多めの場合は多少の妨害が見込めるか。

ヒーローゲージ獲得量

条件獲得量
1つのレースに出走+4pt
1レースでの最高位が2着+1pt
1レースでの最高位が3着+2pt
1レースでの最高位が4着以下+3pt
1レースでの最高位がクビ差以内での2着+1pt
5レースで最高位2着以下が3回+1pt
5レースで最高位2着以下が4回+2pt
5レースで最高位2着以下が5回+3pt

エクストラステージ

メインステージ獲得リーグスコアランキングの上位96チームが出走できる。
スコアが同じ場合はリーグスコアを更新した日時が早いチームが上位となる。
エクストラステージに出走したくない場合は、LoHトップページ>イベント詳細>オプションから「エクストラステージ出走」をOFFにする。

レースはA・Bブロックに分かれて各12レース、全24レースが開催される。各11Rがメインレース。
チームはランク順に4チームずつ出走する、NPCなしの12人立てとなる。

マッチング

RAブロックBブロック
1R89~92位93~96位
2R81~84位85~88位
3R73~76位77~80位
4R65~68位69~72位
5R57~60位61~64位
6R49~52位53~56位
7R41~44位45~48位
8R33~36位37~40位
9R17~20位21~24位
10R9~12位13~16位
11R
(メイン)
1~4位5~8位
12R25~28位29~32位

ウマいね!

エクストラステージの各レースごとに出走ウマ娘1人に「ウマいね!」することができる。報酬がもらえるのはA,B各ブロックで最初にウマいね!したとき。
ウマいね!したウマ娘が3着以内に入ると、着順表示時に上位3名のミニキャラによるウィニングライブ演出(サークルの野外ステージで見れるやつ)を見ることができる。

報酬

2024年9月現在

チーム編成

タフネス30×3、目覚まし時計×3、やる気UPスイーツ×1、てるてる坊主×1、逆さてるてる坊主×1、内枠抽選ボール×1、外枠抽選ボール×1

メインステージ

  • リーグランク報酬
    ジュエル女神像マニーサポートPt夢の煌めきその他(各1個)
    BRONZE25011000025005やる気UPスイーツ
    BRONZE35011000025005てるてる坊主
    BRONZE45011000025005逆さてるてる坊主
    SILVER110021200030005やる気UPスイーツ
    SILVER210021200030005内枠抽選ボール
    SILVER3100316000400010外枠抽選ボール
    SILVER4100316000400010やる気UPスイーツ
    GOLD1300420000500010サポカガチャチケ
    GOLD2300420000500010育成ウマ娘ガチャチケ金の結晶片
    GOLD3300520000500010サポカガチャチケ金の結晶片
    GOLD4300520000500010育成ウマ娘ガチャチケ虹の結晶片
    PLATINUM150010600001500015称号「英雄譚」虹の結晶片
    ここまでの小計22504122600056500100
    PLATINUM250010600001500015
    PLATINUM350010600001500015
    PLATINUM4500101000002500020称号「PLATINUMヒーローズ」
    合計375071446000111500150
  • PLATINUMスコア報酬
    リーグランク「PLATINUM4」到達後にリーグスコアを2,000pt獲得するたびに獲得できる。
    ジュエル女神像マニーサポートPt
    1003200005000
  • 出走報酬
    • 出走(5レース)ごとにランダムアイテム(内容はチーム競技場と同じ?)を確定で獲得

エクストラステージ

  • 出走報酬
    • 二つ名[SUPER HERO]
      • エクストラステージ出走チームがマッチング終了後に獲得(同一の(殿堂入り)ウマ娘の複数回獲得は不可)
  • うまいね!報酬
    • ジュエル×50
      • うまいね!受付中にうまいね!すると獲得(A,B各ブロックで1回ずつ)
  • レース視聴報酬
    • ジュエル×30
      • A,Bブロックの第11レースを視聴すると獲得

ハイライト

主に記載していたプレイヤーが途中から対人環境を離れた為、現在は更新停止中。

第一回(2023/5)

チャンミに代わる形で開催された第一回のリーグオブヒーローズだが、初日からかなりのドタバタに見舞われた。
まず「リーグランクがSILVER(4000pt)に上がるまではリーグチケット消費無し」「6着以下で獲得出来るリーグスコアが0pt」の二点から、無償ジュエルを含む出走報酬が時間の許す限り稼ぎ放題と判明したため、開始から約1時間でイベント機能がメンテに突入。
メンテ明けにリーグスコアの最低値が10ptととなる仕様変更が行われたものの、それに伴い意図的に負ける事で150ptを取れる事から、「キリの良い数値*1になったら負け続けて3990ptを目指す」という戦略が生まれた。
いくら初回とはいえ、脆弱過ぎる穴を突かれた緊急メンテに加え、スコアを競うイベントにも関わらず開幕した後のルール変更により新たな最適解が生まれた事、それによりわざと負ける事を要求されるというのは杜撰と言わざるを得ない。

大きな目標としてはプラチナ称号獲得とエクストラステージ進出の二点だが、事実上「みんな仲良くプラチナを取ろう」という塩梅。
前者については日を追う毎に同ランクの相手は緩くなっていく仕組みのため、駆け出しのプレイヤーでも無ければ達成出来る程度の難易度。
後者はたった96名と、それこそ選ばれしプレイヤーしか関与する事さえ出来ない狭き門。
このため、特にチャンミでグレードリーグを選択する層など、チャンミ以上に広い層が丁度良い目標を失ってしまい、適当にアイテムを回収するだけで終わったプレイヤーも珍しくない。

エクストラステージでは当然ながら最適化されたトップメタが顕在化した訳だが、内訳としては逃げ複数編成が大多数を占める。
特にピスケス杯に続いて猛威を振るったキタサンブラック(正月)は、上位96名中93名という圧倒的な採用率を占めた。
次いで安定のミホノブルボン(バレンタイン)、アイネスフウジン(バレンタイン)と、中盤速度特化かつ「コンセントレーション」「地固め」持ちが並ぶ。
ネオユニヴァースもその中距離・対人向けのポテンシャルを遺憾無く発揮し、高い人気を集めた。
その他、タマモクロス(駿大祭)やトウカイテイオー(通常)といった道中の位置上げに強いキャラが多め。
一位のみを狙うチャンミと異なり、一発屋よりも安定した入着が要求された結果だろう。

そもそもエクストラステージの出走条件がメインステージと違うのもかなりの問題と言える。
モブウマ娘が混ざらなくなった結果、逃げ8人以上という編成事故のレースだらけになってしまい、こうなれば縦長の隊列に加えて順位条件も何もあったものではない。
そのため、先行以下は通常マルゼン継承固有、キラーチューン、ウオッカ(クリスマス)の本体固有など、メインステージでは有効だったパーツがキタサンチョコボンの群れに圧し潰される始末。
大会の集大成どころか、これまでの延長線上ですらない謎のレースで閉幕されては盛り上がりようもないだろう。
ついでに「ウマいね!」機能についても、当たり外れがプレイヤーに何の意味も持たず*2、票数の集計すら確認出来ないため、義務的にジュエルを貰う為だけの誰得作業と化している。

総じて、何から何までどうしてこうなったと言わざるを得ない初回リーグオブヒーローズ。
上記に挙げた多数の失策は対人環境の影響も薄く、大会の仕様を決める段階で未然に防げる筈だった点もお粗末な所。

第二回(2023/7)

主な変更点は「SILVER1到達時にリーグスコア4000pt&ヒーローゲージ最大で固定」、「PLATINUM4までのランク追加」の二点。
前者により序盤はプレイヤー問わず一律な結果となり、わざと敗北する等の余計な手間が省けた。
後者によってチームレース流用の殿堂入りウマ娘ではプラチナは到達出来ても、プラチナ4到達にはチャンミA決勝進出に比肩する難易度となっており、大会専用の育成をする価値を生む目標が出来た。
今月をもってリーグオブヒーローズがようやく本格的に始動出来た、と捉えて良いだろう。

96傑は大逃げ含め逃げ先行のみという前回よりも偏った脚質分布となったが、モブ混じりの短距離で何としても入着を求めるとなれば分かりやすい帰結だろう。
特に数が多かったのは大逃げサイレンススズカ、逃げアストンマーチャン、先行オグリキャップ(通常)の3名。
スズカは序盤加速として「盤石の構え」が加わった事で、短距離での大逃げの実用度が跳ね上がった。またグラマス実装後から不採用が続いていた「大海の叡智」も、短距離大逃げというピーキーな舞台が用意された事でようやく日の目を見ている。
マーチャンはカプリコーン杯に引き続き、すっかり短距離逃げのトップメタとしての地位を盤石にしている。事実上「コンセントレーション」が使えないというハンデを背負った上での人気は、やはり完成度の高い所持スキル構成ゆえだろう。ところで同じポジションについ最近新衣装が出ていた筈なんですが……
先行のオグリキャップはマイル以下のレースイベントで会わない事はまずない立ち位置ではあったが、並居るスプリンターを押し退けてトップ人気にまで行き着いた。理由はわしにも分からん……
その他、シーキングザパール、タイキシャトル、ニシノフラワー、といったスプリンター達が並ぶ。
また脚質を問わず「コンセントレーション」の採用率は非常に高い。入手出来るサポカの性能に長らく難があったのだが、待望の賢さSSRマーチャンの登場が実戦レベルでの採用を実現した。本サポカの実装が無ければグランドライブシナリオでの育成もあり得たかもしれないが、結局たらればで終わっている。

第三回(2023/9)

今回からPLATINUM4に到達する事で「PLATINUMヒーローズ」という称号が得られる様になった。
ラーク環境の初イベントにして、スタミナを中心とした新仕様も加わっての菊花賞条件。
位置取り調整によりそもそものスタミナの必要量が増した上、持久力温存の発生を防ぐ為には早期に発動する回復スキルが必須など、とにかくスタミナ周りの考慮が求められる大会となった。
新シナリオに伴い評価点インフレも一回り進み、運次第では初日からUEに蹴散らされる交通事故もあったとか。
スタミナ1200+金回復1でも万全とは言えず、それ以前の状況の場合は評価点特盛だろうが容赦無く足切りされるという長距離の恒例も見られた。

96傑に関してはサクラローレル、セイウンスカイ(ドロワ)がぶっちぎりの二強を形成している。
ローレルは実装時から話題となった単純なスペックの高さに加え、唯一の弱点だった「無我夢中」の入手経路も賢さカフェ実装により解消され、文句なしのトップメタに。
ドロワスカイも長距離条件で活きる固有に始まり、首位争いを制し易いレアスキルに加え、進化スキルで付く回復効果も新仕様にバッチリ噛み合っている。近年の有力サポカとキャラ名が重複しない点も追い風か。
後はキタサンブラック(通常)、そしてLOHの常連と化したミホノブルボン(バレンタイン)、アイネスフウジン(バレンタイン)が続く。

各脚質で見ると、逃げは白キタ継承&ドロワウンス継承、先行は賢さオペラオーで入手可能となった「怪物」、差しは「無我夢中」、追込は「迫る影」と、有力な加速手段が出揃っている。
この内「怪物」は位置条件による不発が怖いため、先行が回避されがちではあった。新勢力で言えばナリタトップロードが逃げに転身する奇策が稀に見られた要因の一つ。
追込に関しては長らく新スキルの追加に恵まれなかった結果、他脚質と張り合うには自前の「迫る影」が前提と化しているが、大会後に実装されたパワーヒシアマにより選択肢が増えるのかは注目したい所。

第四回(2023/11)

短距離LoH同様に大逃げ、逃げ、先行の前方脚質が主流。
毎度お馴染みアンスキやヴィクショつぼみといった継承加速が有効で、それらを起動する為に序盤~中盤に速度スキルを大量に詰め込んでのシビアな先団争いが繰り広げられた。汎用に絞っても「マイルの支配者」「弧線のプロフェッサー」「優位形成」「ネバーギブアップ」辺りは定番で、特化型キャラなら固有込みで6個も7個も積む光景が珍しくない。
順位条件が緩い「ハイボルテージ」は事故を避けたいLoHの仕様にも噛み合っており、DIRTチャンミに続いてマイル戦における万能加速の地位を確立している。根性シチー復刻を求める声も多い。
差しや追込は相変わらずLoHの仕様に嫌われている上、上記のような安定した加速手段にも恵まれていない。結果として後方脚質の推しを入れた事で英雄譚称号の代償にプラチナ称号に届かなくなったトレーナーも多く見られ、イベント内で仕様に摩擦が生じつつある。

96傑も逃げが大半を占め、残りも先行エアグルーヴ(花嫁)と大逃げサイレンススズカ(通常)でほぼ埋まる(決勝専用のキャラは除く)。
特に逃げ3構成が注目を浴びた。ブロック事故を可能な限り防ぎ、また相手の先行をヴィクショ圏外に押し出す事が狙える。先行が前方指定から溢れてスキルを発動出来なくなるリスクも無視出来なかったとも言える。
逃げの代表格はアイネスフウジン(バレンタイン)、ダイタクヘリオス、そしてタイキシャトル(通常)の3名。
アイネスは最早LoHの顔となって久しいため説明不用として、残り2名も道中速度に特化しており、またアンスキとヴィクショの併用が定番。
大逃げスズカはスタミナ1200と金回復に根幹距離◯を添えれば競り合いに耐えられる他、コンセに加えて「異次元の逃亡者」も刺さる。
エアグルーヴ(花嫁)に関しては、実装当初は固有の発動が早過ぎてポジションキープの餌食になりがちだった位だが、本大会の苛烈過ぎる先団争いにおいては唯一無二の武器として働いたという事か。

また、ランキング1位のトレーナーのサポカ編成について、無凸~2凸のSSRが3~4枚含まれるという衝撃的な内容も語り草となった。
内訳としては前述のように代替困難なレアスキルの入手に特化しておりながら、驚くべき事にステータスや適性も理論値と言って良いレベルから欠けていない。ラークシナリオのポテンシャルとトレーナーの努力の可能性を改めて知らしめた形となった。

第五回(2024/01)

遂に開催された川崎記念条件での対人イベント。
御存じの通り、終盤開始地点が向こう正面となるダート中距離レースなため、加速手段がダントツで少ないという曰く付きのレース条件である。
加速継承固有の選択肢は逃げ用のドロワウンス&通常キタサンしか見当たらず、先行と差しに至ってはそもそも最速加速のまともな選択肢が存在しない程。
これだけならまだ一年前のチャンミの時代から懸念されていた通りなのだが、LoHの仕様上後方脚質なだけで大幅不利を背負うために、数少ない選択肢の一つである「迫る影」にも頼り切れなくなっている。
さらにスタミナ周りの仕様追加に伴い、下り坂が無い為に2100mながらスタミナの要求値がかなり高いという初見殺しも仕込まれる事になった。

こうした要因により、96傑および上位300名のキャラ選択は過去見ないレベルで最適化されている。
具体的にはコパノリッキー(逃げ)、スマートファルコン(通常・黄昏)、オグリキャップ(クリスマス、先行・追込)の3名。ランキングの大半がこの組み合わせとなっている。
特にリッキーは上位300名の選出率100%という偉業(?)を成し遂げた。固有とパッシブによる爆発力のみならず、順位条件が無い点も安定化に寄与している。
クリオグリと言えば十八番の「スリーセブン」による固有起動。2ndアニバ以前にチャンミで大暴れしていた頃とやっている事は変わらないが、このレース条件でもフルパワーを出せる辺りは怪物の面目躍如である。こちらも上位300名のほぼ全員に使用されている。
注目すべき点として、レース後半ランダム発動の「快速」の採用が見られる。「スリーセブン」より前に固有が暴発するリスクよりも、回復スキルが不発した際にスパート前に固有が出る保険を用意出来る点が優先されたと思われる。研究し尽されたように見えて、しっかりLoHに適用しているという事か。
ファル子は黄昏版のみならず通常版も多く使用されている。通常ファル子の新たな進化スキル「目を逸らしちゃダメだよ☆」がスパート補助として機能しており、引き続きトゥインクルコレクションが環境に影響している事が伺える。
ファル子の汎用性の高さが功を奏したと言えばそうなのだが、衣装違いの両方が採用されている点を言い換えると、「固有及び覚醒スキルが有効なダート逃げ」が彼女しか残っていなかったという消極的な理由にも取れる。レース場とLoHにより二重に縛られた本大会、そういうものと割り切るしかないだろう。

第六回(2024/05)

久方ぶりかつU.A.F.環境唯一の開催となった、春天条件のLoH。

主流となったのは逃げと差し。
新規勢力で絶大な人気を得たのが、アニメ3期仕様のキタサンブラック。
長距離・逃げ用の専用レアスキル2個と効果を2回に分けて発動する固有は実装時から非常に高く評価されており、順当にトップメタになったというしかない形である。
そこに過去イベントで評価が証明済みのローレル、ドロワスカイ、クリスマスブライトの3強を加えた4名が大多数を占める。
チーム単位で見ると、アニメキタサンの固有と競り合いを補助する目的でスカイと共に走らせたプレイヤーが多い。
ちなみにローレルはU.A.F.シナリオのおかげで本育成でも三冠イベントを突破可能となり、元々多かった特殊イベントをフル活用する形で他のキャラにさらに差を付けてしまった形である。

その他でちらほら見られたのは先行の餓狼ナリブ、そして追込のマンハッタンカフェ(幸味庵)。
追込カフェは「好機を捉えて」の追加により「迫る影」だけでは不足していたスパート加速で互角に勝負出来るようになった点が大きく、賢さタイシンの実装が無ければここまで食い込む事はまず無かったと考えられる。
他の距離では常連だったバレンタインのブルボンとアイネスだが、本大会には殆どいない。長距離専用キャラの出力が高まったため、安定性だけで起用するのは難しくなったと思われる。LoH特化と噂されていたスーパークリーク(下剋上)が殆ど姿を見せなかったのも同じ理由か。
また、スペック上は問題無いであろう通常キタサンも、新衣装の登場により一気に姿を消している。

スキル構成の工夫としては、金回復相当のスキルを1個、少し回復のスキルを複数個取っているキャラが多く見られ、各種継承固有や「ブチ☆アゲ↑バイブス」が活用されている。
不発のリスクを分散させる事に加え、金回復2個を必須にしてはサポカ編成の歪みや連続イベント未完走でやっていられない……という事情もある。
なお、対戦相手には恒例の無効「王手」のみならず「ベストを尽くして!」「キラメキの勝負」に進化させてしまっている人も多数目撃された。育成完了前の指差し確認の有無が疑似的な門前払いの役を果たしていたと言える。

前大会に次ぐ程にメンバーが固定化された訳だが、3rdアニバでのアップデート量が少なかった事に加え、有馬記念には多数存在する特攻キャラが春天には全く存在しない事による対抗バの不在も無関係ではないだろう。

第七回(2024/07)

大豊食祭シナリオ初の対人イベントはお勧め通りの短距離だが、問題はやはりレース条件。
即ちアイビスサマーダッシュ条件、通称:新潟千直。リリース初期から存在しているものの、ユーザーに浸透していた情報と言えば「花嫁カレンの固有が強い」程度であった。
昨年のロンシャンレース場の実装に伴う最終直線の仕様変更を経て、いざLoH開催となって研究が進められた結果、独自の環境が暴かれる事となった。
開催より前に「開始時のハロウィンドトウの継承固有で大打撃を与えられる」という現象が発見され、それに対し公式が即座に修正を発表した件はそれを象徴するエピソードの一つと言える。

まずは何と言ってもレース全域が最終直線であり、序盤から追い比べが発生する事、そしてその影響が非常に大きい事。
このためチーム単位で脚質を揃え、内枠(及び外枠)抽選ボールで3人並べる事が定石となった。
花嫁カレンという存在により脚質も自然と先行で固まり、96傑は花嫁カレン入りの先行3名チームが大多数を占めている。
次いで人気を集めたのが千直でも全スキルが機能する先行スプリンターであるシーキングザパールで、そしてカルストンライトオとケイエスミラクルが続く。
ライトオについては開催の直前も直前での実装、かつ逃げA先行Cと編成プランが難しいにも関わらずの高い採用率であり、直線最速の名を知らしめた。
他は人それぞれだが、ヒシアケボノはシナリオリンクに加えて幾度の強化を経た上に各スキルが無効にならない点が効いたか。
低レアでは「乗り換え上手」を先行に持ってこれるイクノディクタスが名を連ねている。

加えて狙い目となったのがスタート直後のポジションキープ解除であり、これは逃げから追込まで例外ではなく、開始5秒後の「ウマ好み」等と悠長な事は言っていられない。
このために様々な最終直線で発動する速度スキルが模索された中、特に注目を集めたのが通常アルダン継承固有。継承前提だがL'Arc産の「想いを背負って」も機能した。

96傑こそほぼ先行ながら他の戦いやすい選択肢と言えるのは追込で、貴重な最速加速である「迫る影」の存在に加え、普段と異なりブロックの心配が無い点も大きい。
また開幕の速度スキルとなる「たぎる血潮」を取れる点も追い風であり、長距離の前回に引き続き賢さタイシンに救われた形である。
継承固有の枠にも先行よりは余裕があり、ポジションキープ貫通の為に搔き集められた継承固有の候補は追い比べ条件を始め様々。
なお、逃げはともかく差しは本大会では強みが一切見当たらず、96傑にも唯一一人も存在しない。

終盤接続の手段として使用されたのが、残り400mで発動する少し速度スキルである正月オペラオー及びトップロードの継承固有セット。
ただし両者とも短距離適性に全く縁が無く、オペラオーはマイルも足りず、さらに花嫁カレン継承固有も外せない為、ランカーを目指すプレイヤーにとって因子厳選の困難さはかなりのものだったと思われる。

サポカ面ではキタサン、エル、ドゥラと汎用スピードSSRのレアスキルがことごとく無効な点に悩まされたプレイヤーも多かったと思われ、相対的にスピードヴィブロスの恩恵はさらに増した。
スキルが限られる分、汎用枠だけでもパワーニシノの「ハヤテ一文字」、オルフェーヴルの「神速」、そして友人枠の理事長と、有無で大きな差が付くサポカもかなり多かった。

長々と書き残してはみたけど本大会は特殊過ぎて正直なんもわからん……

コメント

  • スレで略称はリブローズに決まったはずだが潜りか? -- 2023-05-14 (日) 01:00:16
    • スレ見ないけどここ使ってる人もいるだろうし、あと変な名称ならまだしもLoHなら通じると思う -- 2023-05-14 (日) 12:21:52
      • 名称杯で決まったからヴィキでの表記もそれに倣えはおかしいけど(じゃあマルゼンは俺の嫁表記されてるかといったらそんなことない)かと言ってここしか見てないやつの考慮なんかいらないんじゃないか?スレを見てる身内向けのwikiなのだから -- 2023-05-21 (日) 10:44:00
  • エクストラステージでウマいねしたキャラが3位以内だと、上位3人のちびキャラでウイニングライブ演出(うまぴょい伝説)が見られる。サークルの屋外ステージと同じモーションだけど、予想的中のごほうびあるなら先に言ってほしかった。 -- 2023-05-20 (土) 21:19:38
  • 第一回ハイライトの中の「コアを競うイベントにも関わらず開幕した後のルール変更により新たな最適解が生まれた事」って、どういうこと? 最低ポイントが付いただけで最適解は変わってないんだから、メンテ前の時点でルール読んで3990調整は思いつくことだったんだけど。「ブロンズ帯はチケ消費なしだからブロンズで目一杯ポイント稼ごう」って、「レースが中距離だから中距離スキルつけよう」ぐらいに普通のことだろ。 -- 2023-06-18 (日) 11:26:25
    • そりゃ理想的なスコアは変わってないけど、最低値が0ptだった頃は確実かつ手軽に3990にピッタリ調整出来る手段なんて無かった、って意図で書いた -- 2023-06-18 (日) 11:39:30
  • 毎回ギリギリでプラチナ4に滑り込んでいる。ガチ勢怖い -- 2023-10-16 (月) 09:07:36
  • 実質6日(チケ5枚x6日=30回)でシルバー1(4000pt)からプラチナ4(30000pt)まで上げるには(26000/30=866.67pt)、平均870pt安定して取らないと到達できない、って考えるとやっぱ魔境だなぁ -- 2023-11-18 (土) 12:22:45
  • 今回初めてプラチナ4到達できた(最終31300)けどやっぱり後方脚質で入れたキャラの獲得ptが明らかに低かった かといって後方強くすると今度はチャンミのバランスがおかしくなるし次回はうまい具合に調整してほしいなぁ… -- 2023-11-22 (水) 16:34:59
  • 今月からマニーサポ煌きの報酬増えたね、煌き約150はうめぇな -- 2024-09-23 (月) 13:14:55
  • 最終日やり忘れて初めてヒーローズ称号逃した... -- 2024-09-29 (日) 13:54:22
    • だから前日夜には消化しておけとあれほど... -- 2024-09-29 (日) 18:32:27

*1 150ptを何回か足せば3990ptになる数値。例えば2490pt等
*2 「ウマいね!」したキャラが3着以内だと、レース結果の後に上位3名のちびキャラによる簡易的なウイニングライブが見られる演出は用意されていた。が、事前にアナウンスなどは無いサプライズ要素であった。