ライスシャワー【Yummy Dreamy Fairy】

育成ウマ娘 ＞ ライスシャワー【Yummy Dreamy Fairy】

適性・成長率

所持スキル・覚醒

進化スキル

育成目標が共通のシナリオではそのシナリオ専用の条件でも進化可能。

目標

『Make a new track!!』『プロジェクトL'Arc』ではシナリオ専用の目標になる

育成

大豊食祭シナリオより巨大おにぎりを持参して登場。
通常版やハロウィン版と比べると実装時期の違いもあって方向性が明確であり、ズバリ菊花賞と春天にターゲットを絞ったスキル構成となっている。

固有の「前方」は順位が上位40%以内のとき。京都の長距離なら2段階アップで『ものすごく上がる』になる。
終盤の最終コーナー指定の速度スキルという事で、例によって中距離以下では機能しない。

「究極のヒルクライマー」は実装されていそうでいなかった「登山家」のレア版。進化スキル「山頂でイタダキマス」になると先行指定が付き、発動位置がレース後半の上り坂に限定される。
(レース後半の)上り坂で加速度アップがどこで効くんだと言うと京都長距離(だけ)で、終盤の開始地点が上り坂の途中にある。上り坂が325mあるうち3200mレースなら開始地点から81m、3000mレースなら150mにあるので、そのあたりで都合よく発動してくれれば終盤加速として機能する。基準効果時間が3.0秒と長く走行距離にすると160mは超えるので分の悪い賭けとは言うほどでもない。
もう一つのレアスキルは待望の「淀の申し子」。下位スキルが特殊イベントで労せず割引出来る点も地味に美味しい。

性能の評価で言うと
「天皇賞(春)特化ではあるが、彼女に比類するほどの対抗馬も沢山いるので、どうしてもライスシャワーで勝ちたい人向け」
…といったところ。

具体的に書くと、固有も進化スキルもそれぞれ強力ではあるのだが、どうしてもヒルクライマー周りで不安定な側面を抱えているからである。
というのも、ヒルクライマー単体はランダム発動であり、有効発動率が高くない。これだけをアテにすることは難しいのである。
ヒルクライマーを進化させると位置を絞れるようになるが、脚質が先行限定になるせいで、より安定する最速加速持ちのナリタトップロードや忍者スーパークリークが壁として立ちはだかることになる。
また、長距離先行加速は「怪物」が重要視されている中、中盤で使用できる固有や進化スキルが無い点も逆風。

ではヒルクライマーを進化させず差しで運用するか？となると、今度はサクラローレルやメジロブライトと競合することになる。
特にサクラローレルには差し運用では勝てるところがほぼ無く、かなり厳しい戦いが予想される。
つまり、先行や差しでは対抗馬が強すぎて趣味枠になるということである。ハマれば強いので劣化とまではいかないが。

そもそもの話、このライスシャワーは金回復スキルを持っていないこともあり、特にスタミナがべらぼうに必要な天皇賞(春)を想定するのであれば、通常ライスシャワー本人の方が金回復スキルの進化で速度もオマケで付いてくる都合上、そっちの方が育成難易度やサポカの構成制限は下がるということになる。
サポカの制限については特に死活問題であり、彼女本人が持ってないのは金回復スキルだけではなく中盤スキルもなので、生半可なサポカ構成ではそのポテンシャルを発揮できない非常に癖の強い子なのである。

だからこそ、
「何がなんでもライスシャワーを天皇賞(春)で勝たせたい。そのためにはどんな因子周回の手間もどんな高級サポカ構成も惜しまない。」
という人のみが対象になるキャラクターなのだ。

それを踏まえた上で、どうやってこの子ならではの個性を出すかとなると、
「天皇賞(春)レギュを狙い撃ちにした長距離&逃げで、ヒルクライマーを進化させずに使用してワンチャン有効発動を狙うバクチ枠」
…という形になる。
ヒルクライマーのサポカが出ていない現状であればこれが通り、
金回復を用意しつつとにかく中盤スキルを盛りに盛りまくって、その上でバクチに勝って加速のランダム発動が有効に働いた場合は固有も相まって無類の強さを誇ることになる。当然ながら外れれば大敗するので本格的に運頼みの大博打。格上との勝負を無理矢理ひっくり返すための奇策…というかギャンブルであることは忘れずに。
もちろん強引なバクチが嫌だというのであれば、無理に差別化を考えずヒルクライマーを進化させて長距離先行で起用すると良い。
進化版ヒルクライマーに先行指定がなければもっと話が簡単に済んだのだが。

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