Tier 5 アメリカ 重戦車 T1 Heavy Tank
アメリカ最初の重戦車、T1 Heavy Tank。
次に研究できるM6重戦車の開発途中のバージョンであり、M6とは外見、スペックともによく似ている。
ライバルのKV-1には単発火力、Churchill Iには貫通力で劣るが、装甲と機動力で勝る。
直近90日の平均勝率:55.19%(2021年9月13日現在、BlitzStars調べ、ver8.2.1)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
基本性能(v7.8.0)
車体 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (HP) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/h) | 初期 重量 (t) | 本体価格 (クレジット) |
T1 Heavy | V | アメリカ | 重戦車 | 650~742 | 140/76/41 | 34 | 57.88 | 400,000 |
---|
武装
砲塔:T1D5
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
V | 3-inch Gun M7 | 6.52 | AP APCR HE | 101 157 20 | 160 135 200 | 1043 880 1304 | 0.46 | 2.3 | 56 | 0 2800 7 0 | 1,450 | +30° -10° |
---|
砲塔:T1D6
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
V | 3-inch Gun M7 | 6.98 | AP APCR HE | 101 157 20 | 160 135 200 | 1117 942 1396 | 0.46 | 2.3 | 62 | 0 2800 7 0 | 1,450 | +30° -10° | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VI | 76 mm Gun M1A1 | 8.11 | AP APCR HE | 128 177 38 | 160 135 200 | 1298 1095 1622 | 0.43 | 2.3 | 72 | 0 2800 7 0 | 1,567 |
砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚(mm) 前面/側面/背面 | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
IV | T1D5 | 115/83/83 | 31 | 230 | 7,020 |
---|---|---|---|---|---|
V | T1D6 | 140/85/83 | 30 | 230 | 8,020 |
エンジン
Tier | 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
V | Wright G200 M795C9GC1 | 700 | 20 | 612 |
---|---|---|---|---|
VI | Wright G2X M781C9GC1 | 750 | 20 | 612 |
VII | Wright G200 M781C9GC1 | 800 | 20 | 612 |
履帯
Tier | 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
IV | HVSS T31 | 61.50 | 20 | 10,600 |
---|---|---|---|---|
V | HVSS T35 | 61.50 | 25 | 10,600 |
乗員
- Commander
- Driver
- Gunner
- Gunner
- Radio Operator
- Loader
派生車両
開発ツリー
M7 | ━ | T1 Heavy 15,880 | ━ | 3-inch Gun M7 | ━ | T1D6 2,650 | ━ | 76 mm Gun M1A1 5,430 | ━ | M6 27,850 885,000 |
━ | T1D5 | |||||||||
━ | Wright G200 M795C9GC1 | ━ | Wright G2X M781C9GC1 5,300 | ┳ | Wright G200 M781C9GC1 17,820 | |||||
━ | HVSS T31 | ━ | HVSS T35 2,450 |
:必要経験値
解説
装甲
カタログスペックでは車体正面装甲は140mmだが、実際は広範囲で150mmを超え*1、Tier5重戦車の中で最高の防御力を持つ。
某「機動戦士Gンダム」に登場するDズル・Zビのように「やらせはせんぞ、やらせはせんぞ!」とばかりにことごとく弾をはじき返してくれる。ただし、下部は83mm程度しかない。格下相手にはこれで十分だったりするが、同格相手には不十分。幸い車高も俯角もあるため、地形などで隠してしまおう。
反面、側面装甲は44mmしかなく、榴弾砲の貫通力弱体化の前は容易に榴弾を貫通されてしまっていたほど防御力が低い。
…というのは完全なる詐欺である。
上部は76mmで、若干傾斜がある為実質84mm程度。豚飯をするにあたって不足はない。
下部は確かに44mmしかないのだが、履帯と25mmの空間装甲が大部分を覆っている為、実質70mm以上確保されていると言っても過言はない。ただし、僅かとはいえ本当に44mmの部分もあるので豚飯中でも動かないのは愚策である。
無論側面に回られると抜かれてしまうが、旋回性は悪くない為落ち着いて対処すれば問題はない。履帯切りには注意。
初期砲塔で目立つキューポラの装甲厚は83mmあるので弱点というほどではないだろう。
最終砲塔は大部分が150mm以上確保されている為、格上MTの通常弾までなら通用する。弱点だった外周部も140mmに増厚された。とはいえ金弾や格上HT等には力不足なのは間違いない。車体ごと揺らしたりして狙いを付けさせないようにしよう。
主砲
俯角-10°を初期状態から取ることができ、ハルダウンはお手の物である。
- 3-inch Gun M7
初期状態からTier5戦車としては平均的な貫通力と弾速を備えている一方、M7で使えたものより精度、装填時間、照準時間の全てが悪化してしまった。可能な限り早めに換装したい。 - 76 mm Gun M1A1
単発火力は変化がない代わりにM7で問題だった精度と装填時間が改善された発展系といえる。
貫通力はさらに向上し、課金弾を用いればTier6重戦車をも貫通しうる性能を持つ。ただし、依然として精度はあまりよろしくない点には注意。
ちなみに、この砲はM4 Shermanの最終砲と互換しており、そちらで入手していればすぐ使うことができる。
『T1は弾が右から出る』と言われることがある。
これはスナイパーモードで発砲すると画面右側から発砲エフェクトが伸びるためで、砲身右側にある小さなスリット(同軸機銃)から発砲しているとも言われる。
しかし実際には砲身左側、大きい方のスリット(37mm副砲用のもの)から砲弾が発射されているらしい*2。
前述のスナイパーモード時の現象については、恐らく視点の中心が問題の左スリットにあるため、本来の砲身から発生する発砲エフェクトが右側に見えるものと思われる。
同じように発砲点がズレる現象はEdelweissでも起きており*3、どちらも現在まで修正されていない。
戦闘面で何か不具合がある訳ではないが、どうしても気になるならチケットを切ってみるのもいいだろう(直してくれるとは言っていない。
なおこの特殊な配置を活かし、砲身を含む砲塔の大部分を遮蔽物で隠したまま左側のみを見せて発砲…という曲芸が可能。
ちなみにほとんど同じ形状のM6では普通に主砲から弾が出る模様
機動性
初期状態こそエンジン、履帯の性能が全く不足しているために機動性は劣悪なものの、それはエンジンと履帯の開発によってある程度解決できる。
最終状態では強力な960馬力のエンジンのおかげで重戦車らしからぬ機動性の高さを見せてくれる。
ver7.8.0にて大幅馬力nerfが行われ最終エンジンでも800馬力となってしまった。よって以前より重戦車らしい機動性になってしまった。
以前はTier5HTのOPとして君臨していたがこのナーフによって今は鳴りを潜めている。…おのれWG
とはいえ車重の割には今も速度が出るため、全速での体当たり(ラムアタック)は未だに強烈。
相手にもよるが平地でも軽く砲撃以上のダメージが出せるため、いざという時のために頭の隅に入れておこう。
履帯を切ればかなりの確率で決まる。走り撃ちも出来る中級者以上なら是非。
立ち回り方
全体的に硬めの装甲と重戦車にしては高い機動性、非常に広い俯角を持つ。
硬い砲塔と俯角を持つので、地形や障害物で車体を隠すことでこちらは相手の車体を撃てる状態のまま、相手はこちらの砲塔しか撃てない状況にする「ハルダウン」戦法を得意とする。
以降、この戦車このルートだけでなく様々な車両で有効、必要な戦法の一つとなるからしっかりこの車両でマスターしよう。
豚飯も得意とするが、tier7以降は側面が非常に薄くなるため、こちらを主体として戦いたい人はこのルートには向いていない。
なお、装甲と機動力でMTルートを荒らす運用も可能であり、上手くいけば強力な勝ち筋となり得るが、相手と地形等をよく考えて行なうように。
特徴
長所
- 全体的(特に車体上部と砲塔)に硬く、理不尽な程格下キラー性能が高い
- 重戦車にしては高い機動性
- 上記により体当たりが非常に強力
- 良好な貫徹力の砲
- 広い俯角による高い地形適正
- 車体が長いせいでNDKされにくい
短所
- 車体が高く隠蔽が低い
- 同格以上ならば抜かれる車体下部
- 悪い砲精度
- 僅かな部分であるが側面装甲に薄い部分が存在する
その他
- イベント「重力」の時に恐怖のミサイルになれる(…ATGM廃止されたなら自分がミサイルになれば良いじゃないか)
- 書記長一族のように敵戦車に引っ付くと弱点の車体下部を撃たせなくできる。
初期の研究
- 中間エンジンと履帯をはじめに研究し、その後最終砲の研究を目指そう。
- 最終エンジンは後回しでもいいが、どっちみち次のM6でも必要になるのでこちらで研究してしまう方が得である。
歴史背景
第一次世界大戦から第二次世界大戦にかけての戦間期のアメリカでは戦車開発予算が限定されており、アメリカ軍は第二次世界大戦が勃発した時点で少数の戦車しか装備していなかった。しかし、1939年から1940年にかけてドイツ国防軍が行った機甲部隊の投入による電撃戦の成功は、重戦車計画を含むいくつかのアメリカ軍の戦車開発計画を勢いづかせた。戦車の開発経験は少ないものの、アメリカ合衆国には戦車の大規模な開発・量産を可能とする巨大な産業基盤と多数のエンジニアが存在したのである。
1940年5月20日、アメリカ陸軍武器科は50トン重戦車の開発作業にとりかかった。まず最初に多砲塔戦車が検討された。これは二基の主砲塔に低初速のT6 75 mm 砲を装備するもので、副砲塔一基には37 mm 砲を据え付け、同軸に7.62 mm 機銃を配した。さらにもう一基の副砲塔には20 mm 砲および7.62 mm 機銃が同軸装備された。4挺の7.62 mm 機銃が球形機銃架に装着された。このうち2挺は車体前面の傾斜装甲に、また2挺は車体の後部の角に装備された。この計画は1940年6月11日に承認され、車両はT1重戦車の呼称を受けた。
設計概念は、1920年代から1930年代のヨーロッパを通じて開発されていた、イギリス陸軍のビッカーズA1E1 インディペンデント重戦車やソビエト連邦のT-35重戦車のような多砲塔戦車に類似した。このような「陸上戦艦(ランドドレッドノート)」は、名称の由来たる過度に巨大なサイズ、指揮官から各兵員への指揮の困難、高い生産コストなどの不利があり、ヨーロッパでは設計思想そのものが放棄された。10月までにアメリカの開発者たちもヨーロッパと同じ結論に達した。
新たな仕様書では、3人乗りの単一砲塔にスタビライザー制御の3インチ(76.2 mm)高初速砲を採用し、主砲同軸に副砲の37 mm 砲を搭載した。砲塔は手動と電動で旋回するものであった。砲塔は車長用のキューポラを装備したが、これはM3リー中戦車のものと同一である。追加の兵装として、副操縦手の担当する2挺の12.7 mm 機関銃が車体前面に固定装備された。また操縦手によって電気的に発砲可能な2挺の7.62 mm 機関銃が、前面装甲板に据え付けられた。さらに1挺の7.62 mm 機関銃が車長用キューポラに、砲塔の右側後部には装填手の担当する12.7 mm 機銃が回転機銃架へ装着された。エンジンはライト・ホワールウインドG-200(925馬力)を搭載した。搭乗員は、車長(砲塔左側)、砲手(砲塔右側)、装填手(砲塔)、操縦手(車体正面左)、副操縦手(車体正面右)と補助装填手(車体)から構成された。
主要な技術的課題のうちの1つは、このような車輛のための駆動装置を開発することであった。オートモーティブ・エンジニアーズ協会が構成した委員会では、空冷式の星型ガソリンエンジンであるライトG-200をエンジンに選定した。しかし適切なトランスミッションが存在せず、トルクコンバーターまたは電気制御変速装置が使用できるか検討され、委員会ではハイドラマチック変速機を開発することを勧告した。
1941年から1942年に、電気制御変速装置を搭載したT1E1、トルクコンバータ式変速機を搭載したT1E2とT1E3の計三種類の試作型車輛がボールドウィン・ロコモティブ・ワークスによって製造された。ディーゼルエンジンと連装トルクマチック変速機の搭載が予定されたT1E4はエンジン開発の問題から計画が中止された。試作型各車は車体の製造方法が異なっており、T1E1は車体を溶接で製造し、T1E2、T1E3は鋳造車体であった。最初に完成したのはT1E2で、1941年12月にアバディーンでの試験を経た後、ブレーキと冷却系の改善が施された。T1E3も同じく完成後試験運転が行われた。
コメント
このコメント欄の書き込みはWiki内ではなく、zawazawaに行われます。
書き込みに際し、コメントルールを遵守してください。
コメントルールに違反したコメントを発見した際は反応せず、通報してください。非表示設定にしても通報は行われません。
Mバ報告などは戦果報告板へ。コンテナ(ガチャ)結果などはドロップ報告板へ。
【既存のコメントに関連したコメントをするとき】
既存のコメント文頭にある〇をクリック(選択)してから書き込んでください。
【長文コメントを書き込むとき】
折りたたみ機能を使用してください。詳しくは下記「折りたたみ機能について」を参照してください。
【創作ネタなどを書き込みたくなったとき】
癒しの休憩所 投稿する際の注意とお願い【必読】を熟読した上で図書館一号館/図書館一号館第二棟/図書館二号館のいずれかに書き込んでください。
【コメント内容を修正・削除したいとき】
詳しくは下記「ツリー化を間違えた場合」を参照してください。なおzawazawaでは他人のコメントを編集することはできません。
使用可能な書式はこちら。
- 下、すべて見るからzawazawaにアクセスしてください。
- 下記画像で示されているボタンをクリック。
するとこのように表示される
- 下記画像のように、ラベルと記載されている部分をタイトルに、コンテンツと記載されている部分を本文に置き換える。
- 画像で示されているプレビューボタンを押して問題がなければ送信。
ツリー化、枝化とは?
- コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
- コメント1に関連したコメント2 -- 2018-09-28 (土) 7:00:00
- コメント1に関連したコメント3 -- 2018-09-28 (土) 8:00:00
- コメント3に関連したコメント4 -- 2018-09-28 (土) 9:00:00
上のように、関連するコメントを子要素にすることを「ツリー化」「枝化」などと言います。
この「ツリー化」を行わないと、どのコメントに対する意見なのか分かりにくくなることがあり、混乱を招くため、必ず関連するコメントをするときは「ツリー化」を行ってください。
- ツリー化を行うには既存のコメント文頭にある、〇をクリック(タップ)し、●にしてからコメントを投稿してください。
- zawazawaから投稿する場合は、既存コメント下部の+をクリックし、「>>〇(数字)」と表示された状態にしてからコメントを投稿してください。
ツリー化を間違えた場合
投稿後にツリー化を行うことはできません。
後からツリー化を行う場合は、まず投稿したコメントの末端部分、投稿日時横の「zawazawaで見る」アイコンをクリック(タップ)します。
リンク先で投稿したコメントの詳細表示がされるので、「削除」をクリック(タップ)して、投稿したコメントを削除してから、再度投稿しなおしてください。
ログインするメリットとなりすまし防止
zawazawaによるコメント欄は、もちろんログインせず、誰でも書き込むことが可能ですが、ログインすることにより以下のようなメリットがあります。
- 「なりすまし」が行われない
「なりすまし防止」欄で解説していますが、エイリアスがログインすることにより固定されるため、他人からなりすましをされる可能性が極めて低くなります。 - コメントごとに「通報」を行うことが可能
ログインすることでコメントごとに通報をすることが可能になります。
詳しくは「コメントを通報するには」へ。 - ログインしても匿名性を保てる
通常、ログインするとハンドルネームが表示されてしまいますが、「アカウントと関連付けない」を選択してから投稿すると、ログインしてないコメントと同様に表示されます。
Diffanaと異なり、メールアドレス、Twitterから登録可能で、本Wikiの運営会社(wikiwiki.jp)が運営しているので、比較的信頼度の高いサービスとなっています。
また、zawazawaによるコメント欄では、どのコメントとどのコメントが同一人物なのか、ある程度特定することが可能です。
- 同一かどうか確認するには、まず各コメント欄上部にある「すべて表示」をクリック(タップ)します。
- 各コメントの投稿日時の後ろに、英数字が記載されていますが、これは「エイリアス」といい、ブラウザ、回線等を総合的に判断して乱数によって自動的に設定されます。
このエイリアスを確認することにより、投稿されたコメントがどのコメントと同一人物なのかを判断することができます。
また基本的にブラウザ、回線を変更してもこのエイリアスは変更されないため、なりすまし防止にも役立ちます。
コメントを通報するには
ページと関係ないコメント、他人の誹謗中傷、晒しコメントなど、不適切なコメントはコメントごとに通報することができます。
- 通報を行うには、まず通報したいコメントの末端に表示される、「zawazawaで見る」をクリック(タップ)します。
- 当該のコメントがzawazawaで表示されるので、「通報...」をクリック(タップ)します。
なお通報する際はzawazawaアカウントでのログインが必要ですが、通報自体は匿名で行われます。
- 通報の理由を記入し(任意)、送信をします。
また通報用フォームや運営掲示板から通報をすることも可能です。
過去のコメントはアーカイブから参照してください(表示されている場合のみ)。