戦略・戦術のページです。
カジュアルバトルや、ランクマッチ(5vs5)を想定しています。
目次
最も大切なこと
ポケモンユナイトはMOBA(Multiplayer online battle arena)味方と協力して勝利を目指すゲームです。
絶対に一人の力だけで勝ち続けることはできません。
常に自分だけでなく、チーム全体の利益を考えた行動が勝利に繋がることを意識しよう。
本作のようなチーム戦では、有効だと考える戦略・戦術や立ち回り(攻撃的・守備的など)にも各人違いがあります。
このため、味方とコミュニケーションをとったり、自らのプレイスタイルを貫くばかりでなく時にはチームの編成や動きに合わせて柔軟に対応することも重要です。
勝利条件について知る
ポケモンユナイトは、10分間でゴールにエオスエナジーを入れた得点を競うゲームです。
ゲーム終了時、10分間が経過した時点で得点が高いチームの勝利です。
もっともわかりやすい勝ち方は、グラードンを倒すことです。グラードンを倒すと、チーム全員にゴール速度アップと強力なダメージバフが付与され、相手を簡単にKOできるようになります。
残り時間2分からは、グラードンが出現すると同時に、ゴール時の得点が2倍になります。300点程度の点差であれば、バフをうまく活用することでひっくり返すことが可能です。
ただし、このバフを持った状態で逆にKOされてしまうと、相手にバフが移ってピンチを招いてしまいます。グラードンを倒した後も気を抜かず、攻めるべきタイミングと守るべきタイミングを見極めることが重要です。
最初の8分間はグラードン戦の準備を行うことが重要です。
- ユナイトゲージを貯めておく。
残り時間2分になってからの集団戦に備えて、いつでもユナイトわざを使えるように準備しておこう。 - レベルを上げる。また、相手のポケモンのレベルアップを妨害する。
レベル差はファイトの結果を大きく左右します。わざの最終アップグレードが行われるポケモンが多いレベル13が一つの目安です。効率よく経験値を獲得しましょう。
もうこうダンベル、
アクセルリストなどのスタックを貯める。また、相手のポケモンがスタックを貯めるのを阻止する。
ポケモンによって重要度が異なりますが、積み系のもちものは貯まるととても強力です。また、ラティオス、デカヌチャン、カイリキー、ドラパルトなど条件によって強化されるわざを持っているポケモンにも注意しましょう。- 自陣のファーストゴールを守って、視界を確保する。また、相手のファーストゴールを壊して、視界を取らせない。
アサシンが相手の後ろに回り込むために、ゴールの視界が残っているか否かは重要です。 - 点数有利を作って、相手のチームからアクションを行わなければならない状況を作る。
スコアは直接的な勝利条件のため、スコアが勝っている状態であればそのまま時間切れまで膠着状態を作るだけでも勝ちになります。ゴールを破壊する場合はできるだけ超過ゴールを狙いましょう。
操作ポケモンについて知る
各ポケモンの特徴やわざの仕様を知っておくと、バトルを有利に進めることができる。
すべてのポケモンについて把握するのは大変だが、自分が使うポケモンや好きなポケモン、よくバトルで見かける人気ポケモン(=トップメタポケモン)から一匹ずつ覚えていこう。
難易度
ユナイト公式によって、ポケモンごとに大まかな操作難易度の目安として「初心者向け」「中級者向け」「上級者向け」の3種類が設定されている。
そのポケモンで勝利に貢献できるかどうか・活躍できるかどうかの難易度とは異なるが、使うポケモンで迷ったときは、はじめは「初心者向け」のポケモンで遊んでみると良い。
わざ分類
ポケモンユナイトでは、ポケモンごとに「攻撃」「特攻」の2種類に分かれている。「攻撃」のポケモンは攻撃ステータス、「特攻」のポケモンは特攻ステータスが重要になる。
原作と異なり、わざごとではなくポケモンごとに決まっているので注意。
詳しくは→ぶんるい
- 「攻撃」ポケモンのわざと通常攻撃・強化攻撃はすべて「攻撃」「防御」参照。
- 「特攻」ポケモンのわざと強化攻撃はすべて「特攻」「特防」参照。
強化攻撃でない通常攻撃は基本的には「攻撃」「防御」参照だが、一部「特攻」「特防」参照のポケモンが存在する。
グレイシア、
インテレオン、
ゲンガー、
ミュウツー(Y)、
ミライドンは通常攻撃も「特攻」「特防」参照。
各ポケモンがどちらの型に設定されているかはゲーム内のポケモン一覧や編成画面で確認することができる。
また、以下や種類別のページでも確認できる。
威力アップ目当てでもちものを持たせる場合、必ずわざ分類を確認しておくこと。
| 攻撃系専用のもちもの | 特攻系専用のもちもの |
|---|---|
| 稀に特攻系にも持たせる | |
「近接」「遠隔」の分類は、
するどいツメが有効かどうかの判定にのみ使われている。
攻撃範囲については通常攻撃の射程を参照。
ポケモンの型
ポケモンごとに5種類の「型」のうち1種類が設定されている。「型」によってステータスの上昇傾向やユナイトわざの基本効果が異なる。
| 型 | 特徴 |
|---|---|
アタック型 | 耐久能力は低いものの、遠距離から相手のポケモンに大ダメージを与えることが得意。 |
ディフェンス型 | 高い耐久能力を持つ。味方のポケモンを守ることや相手のポケモンを妨害することが得意。 |
スピード型 | 高い戦闘能力と機動能力を持つ。スピードを生かした攻撃やゴールが得意。 |
バランス型 | バランスの取れた戦闘能力と耐久能力を持つ。粘り強く戦うことが得意。 |
サポート型 | 相手を状態異常にする攻撃や回復わざで、味方のポケモンを助けることが得意。 |
型ごとの特徴を押さえておくことにより、お互いの長所を伸ばし短所を補うポケモンの選出がしやすくなる。
ただし、あくまで「型」は大まかな分類であり、中には2つの型の中間のようなポケモンや、わざの選択次第で別の型のような動きをするポケモンもいる。
~型だから絶対にこう、というわけではない。詳しくは各ポケモン個別ページの「全体考察」を参照。
進化・成長
ポケモンは進化・成長ベースが設定されている。
「無進化」「1進化」「2進化」、「早熟」「中間」「晩成」で3x3の9パターン
晩成ポケモンには、序盤は強く中盤が弱いポケモンが含まれていることに注意。
ポケモンの進化・わざの取得・強化タイミングは、レベルによって決まっている(ギャラドスを除く)。
わざ習得・進化のタイミングはポケモンのレベル一覧を参照
ポケモンが強化されるタイミング(パワースパイク)を覚えておくことで、積極的に戦闘を仕掛けたほうがいいのか、戦闘を避けて相手と別のレーンで成長したほうがいいのかを判断できる。
バトルの準備
ポケモンやルート選択など、バトルの準備段階で序盤の流れが決まるといっても過言ではない。
惰性でバトル準備画面を飛ばすのではなく、味方の編成や序盤の動きなどをきちんと確かめておこう。
ポケモン選択
まずは早めに自分が使いたいポケモンを選択しよう。味方がそれに合わせたピックをしやすくなる。迷ってギリギリに選択するのは混乱のもとになるので避けよう。
味方の構成を見て、役割が被らないように選択を調整しよう。前述の型(アタック型、ディフェンス型など)を参考に、弱点が偏りすぎないように使用ポケモンを選ぶといいだろう。
また、各ポケモンの進化の有無や、わざ習得ペースも偏りすぎないように選択できると尚良い。
選択ポケモンが決まったら「選択ボタン」を押そう。
アイテム設定
準備するアイテムには、もちもの、バトルアイテム、ポケモンサポートメダルがある。
「もちもの」「バトルアイテム」「サポートメダル」いずれもポケモンによって相性が大きく異なる。迷ったときは各ポケモンの個別ページの「ビルド考察」も参考にして決めよう。
- 「もちもの」はいわゆる装備品で3つまで持たせられる。「もちもの」を選ぶ際は、自分の使うが「ぶつり(攻撃)」か「とくしゅ(特攻)」かを必ず確認して効果のあるものを選ぼう。
また、ディフェンス型とサポート型は「がくしゅうそうち」を持とう(後述)。
「もちもの」についてはメニューの「もちもの」から設定できるため、はじめて使うポケモンはあらかじめ「もちもの」を設定してからマッチングを開始しよう。
- 「バトルアイテム」はバトル中に何回か使えるアイテムで1つだけ持たせられる。待ち時間は25~75秒と長いが、その分上手く使えれば試合を有利に勧められる。
- 「ポケモンサポートメダル」は10枚のメダルを組み合わせることによってステータスを上昇させる効果がある。「もちもの」に比べて上昇幅が少ないので、メダルが集まっていない初めのうちはそこまで気にしなくて良い。まずは、茶6のセットと緑6のセットを作っておこう。
ディフェンス型・サポート型は学習装置を持とう
がくしゅうそうちは「もちもの」の中でも最重要アイテム。
ディフェンス型*2、サポート型にとっては必須アイテムになっている。
「がくしゅうそうち」を持つことでチーム全体の総獲得経験値が増えること自体もメリットだが、「がくしゅうそうち」を持っていない味方のレベルを上げる・味方を早く進化させることができるのが大きい。
このゲームはレベルによる戦力への影響が大きい。キャリーのレベル差を作ることで戦闘を有利に進めることができ、勝率を上げることにつながる。
比較的レベルの影響が少ない(レベルによるステータスの上昇率が低く、レベルが低くても活躍できる)ディフェンス型とサポート型が「がくしゅうそうち」を持つのが基本的な戦略となる。
また、ディフェンス型、サポート型には野生を倒すのに時間がかかるポケモンも多い。「がくしゅうそうち」を持っているポケモンは自動獲得経験値が増える*3ため、ファーム(野生を倒して経験値を獲得する)を減らすことができるのも大きい。ファームせずに視界を確保する動きも可能になる。
初心者のうちは効果が分かりにくいかもしれないが、大会に出場するすべてのチームが「がくしゅうそうち」を持たせている。勝ちたいなら、チームで必ず2匹が「がくしゅうそうち」を持つことを徹底しよう。
ディフェンス型・サポート型以外でも学習装置を持っても良い
どうしても、ディフェンス型・サポート型を出せない・出したくない場合でも、各レーンに「がくしゅうそうち」を用意することは重要。序盤でレベル5のポケモンができないと、8:50のチルタリス戦で負けることが確定してしまう。
ポケモンによって「がくしゅうそうち」への適正に差はあるが、誰に持たせたら良いのか分からないのであれば、レーンの相方が持っていない場合は持つくらいの気持ちで良い。
もし、それでもどうしても「がくしゅうそうち」を持ちたくない、あるいは事故で学習なしが揃ってしまった場合は、味方とは違う場所で経験値を稼ぐこと(初手カジャンや敵陣側の野生を奪ったり、ゴールへのチマ点)が必要になる。そういった動きがわからないのであれば、大人しく「がくしゅうそうち」を持つことをおすすめする。
詳細は個別ページ:がくしゅうそうちを参照
ルート選択
バトル開始前にルートを選択して、各ルート 2・1・2で分かれるように調整しよう。
「ZL:バトル準備」⇒「ルート設定」で行き先を選べば、チームメイトに自分がどこへ進むのかをアイコンでも知らせることができる。
キャラ編成画面で調整して、どこかのルートに人数が偏らないようにしよう。
ルート選択の目安として、はじめのうちは以下のように考えるとわかりやすいかもしれない。
- 上ルートにはバランス型とサポート型
- 中央エリアには最もレベルが重要なポケモン(スピード型またはバランス型またはアタック型)
- 下ルートにはアタック型とディフェンス型
各ポケモンの個別ページの「ルート選択」や、編成考察(テイア)も参考にしよう。
イーブイ系のように進化が早いポケモンが中央エリアに行く場合はアーリーガンクのために中央エリアの野生を2匹で分けたり、中央エリアにカジャンに弱いポケモンを選択していた場合は相手の編成を見て初手カジャンがありそうなら上ルートと中央エリアを交換したり、相性不利なポケモンがいたら上ルートと下ルートを交換したりすることもある。
ランクマッチで経験を重ねてレートが上がっていけば実践する機会もあると思うが、まずはセオリーを実践して理解しておこう。
ロール(役割)について知る
タンク (tank) 戦車
敵の攻撃を阻害することが得意。
耐久力と妨害性能が高く、死ににくいキャラクターのこと。主にディフェンス型のポケモン。
レーン戦での役割は、敵の攻撃を凌いで野生ポケモンのラストヒットを取れるようにすること。
集団戦での役割は、視界を確保したり、チームの盾となって味方を守ること。また、CCわざを当てて、味方の攻撃機会を作ったり、敵の攻撃機会を潰すこと。
下位分類は、エンゲージが得意な「ヴァンガード」とディスエンゲージが得意な「ワーデン」。
ファイター (fighter) 戦士
近接戦闘が得意。
耐久力と火力を兼ね備えたタイマン性能が高いキャラクターのこと。主にバランス型のポケモン。
レーン戦での役割は、タイマン性能を活かして主導権を握って有利を作ること。
集団戦での役割は、アサシンのように奥へ切り込んで敵のバックラインを崩壊させたり、タンクのように視界の確保や前線を支えること。
下位分類は、火力と機動力が高い「アサシンファイター」と耐久力が高い「タンクファイター」。または、機動力が高い「ダイバー」と火力と耐久力が高い「ジャガーノート」。
アサシン (assassin / slayer) 暗殺者
奇襲が得意。
機動力と瞬間火力が高く、キルを取りやすいキャラクターのこと。代わりに耐久力が低いことが多い。主にスピード型のポケモン。
また、操作難易度が高くなりやすいことも特徴の一つ。
レーン戦での役割は、奇襲性能を活かしてガンクやロームを行い、敵を倒すこと。
集団戦での役割は、敵のメイジやマークスマンに仕事をさせないこと。また、倒されないこと。キルを取る都合上レベルが上がりやすく、敵に経験値を献上してしまうことは避けなければならない。
下位分類は、ユナイトを絡めて確実に一体以上を倒すことができる「ウルトアサシン」とわざコンボで集団戦もそれなりにこなす「スキルアサシン」。
また、回復わざや無敵わざで耐久性能を持ち、ファイターに近いアサシンを「スカーミッシャー」と呼ぶことがある(LoLでは、アサシンはサブクラス。スレイヤーの下位分類がアサシンとスカーミッシャー)。
メイジ (mage) 魔法使い
集団戦が得意。
中~遠距離から瞬間火力を出すことができるキャラクターのこと。代わりに耐久力が低いことが多い。主にアタック型のポケモン。
レーン戦での役割は、野生ポケモンのラストヒットを取って、集団戦に備えてレベルを上げること。また、倒されないこと。耐久は脆いため、集団戦以外のタイミングでは身を守りやすい自陣ゴール付近にいることも多い。
集団戦での役割はダメージを出すこと。遠隔から高火力のわざや範囲攻撃、CCで戦況を有利にすること。
下位分類は、単一ターゲットに強い火力や妨害性能に優れた「バーストメイジ」と射程が長いポークわざや範囲攻撃で集団に強い「アーティラリー」、機動力や回復わざなどの自衛手段でファイターのように戦う「バトルメイジ」。
マークスマン (marksman / Attack Damage Carry) 射手
ダメージを出すのが得意。
中距離から継続火力を出すことができるキャラクターのこと。代わりに耐久力が低いことが多い。主にアタック型のポケモン。
メイジよりも継続火力に優れる代わりに、序盤性能で劣ることが多い。オブジェクトの削りや自陣のファームは速いが、中立の取り合いは不利になりやすい。
レーン戦での役割は、味方にサポートしてもらってレベルを上げること。
集団戦での役割は、敵と一定距離を保ちつつひたすら通常攻撃でダメージを出し続けること。また、絶対に倒されないこと。メイン火力がダメージを出せないと戦線が崩壊してしまう。
下位分類は、妨害性能を持ち序盤から活躍できる「ユーティリティ」と終盤の火力に特化した「ハイパーキャリー」。
サポート (support / controller) 補助
味方を活かすことが得意。
回復わざや妨害性能を持ち、味方と協力して戦うキャラクターのこと。主にサポート型のポケモン。
レーン戦での役割は、敵を牽制しつつ野生ポケモンのラストヒットを取れるようにすること。また、敵のガンクやロームに備えて視界を確保すること。
集団戦での役割は、味方に回復・シールドやバフを与えて能力を上げたり、敵を拘束したりデバフを与えてキルチャンスを作ること。
下位分類は、味方を回復できる「ヒーラー」と射程が長く妨害性能が高い「メイジサポート」と機動力に優れ妨害性能が高い「アサシンサポート」。または、味方を支援する「エンチャンター」と敵を妨害する「キャッチャー」。
最後に
このゲームは序中盤劣勢であってもグラードン戦の攻防、およびグラードン討伐後のバフの奪い合いで逆転することはよくあることである。
勝っていても負けていても、最後まであきらめずにプレイしよう(500点差つけられてしまうなど、ほぼ負けが確定している場合もあるが、稀である)。