【バーサーカー】

Last-modified: 2024-03-10 (日) 05:02:09

概要

DQ2から登場しているモンスター。
片手で斧を軽々と振り回す亜人の狂戦士で、服装のセンスがDQ3の勇者に似ている。
色違いに【くびかりぞく】、亜種に【とうぞくこぞう】【デスパイレーツ】がいる。
【バーサー化】は似ているが関係無い。
 
DQ2に登場して以来、長らく本編での出番が無く、そのDQ2にしても作品内での立ち位置は微妙であった。
しかしマイナーなモンスターかといえばそうでもなく、むしろファンの間では割と知名度が高い。
恐らくは彼を「誰彼構わず滅多矢鱈と暴れまわる」という強烈な個性でもって【ドラゴンクエスト4コママンガ劇場】で愛用した【きりえれいこ】による功績が大きいと思われる。
御多分に洩れず、本編での扱いがイマイチなモンスターが暴れまわる不思議のダンジョンシリーズでは超凶暴化されている。
 
元ネタは北欧神話に登場する、主神オーディンの神通力を受けて野獣の如く忘我となって戦う戦士達。
「ベルセルク」という発音もあり、日本では「狂戦士」と訳されることもある。
他のファンタジー作品にも同名のモンスターやジョブ(職業)が登場することも多い。
 
スーパーライトでは、亜種として【ローレシアの王子】のコスプレをした【勇者バーサー】が味方限定で登場している。
モンスターズにも参戦しているが、【バーサーカー(スキル)】【バーサー化】とは共演できていない。

DQ2

【ロンダルキアへの洞窟】の3F以降や【ハーゴンの神殿】3Fに出現。
通常攻撃オンリーという、実に分かりやすい特攻野郎。ただし、首刈り族と違って【集中攻撃】を行い、最高でも一度に2体までしか出現しない。
本作と次作では、カラーリング以外にもグラフィックに差がある同属モンスター同士の最大出現数に違いがあるパターンが多い。
また、新たに盾を装備した上に服のデザインも違って凝っている。しかし、リメイク版では…
 
攻撃力自体は高いのだが、悲しいことに同フロアの【ハーゴンのきし】【ドラゴン】には数値で負けている。
【キラーマシーン】よりは僅かに攻撃力は上だが、あちらは【2回攻撃】【痛恨の一撃】を繰り出すので、トータルでのダメージでは当然負ける。
一度に2匹までしか出現しないことも考慮すると、それ程恐れる敵ではない。
こいつが弱いというよりは、4匹組で出現するドラゴンなど、他のモンスターが軒並み強過ぎるだけなのだが。
あまり強くないこいつに出現数制限が掛けられているのは集中攻撃を持っているためか?
 
とはいえ、一応こいつのアイデンティティともいえる高い攻撃力による集中攻撃は結構危険で、素早さも意外と高いため、【ちからのたて】で回復する前に殺されかねない。
狙われた仲間は防御を使ってやりすごそう。
【ラリホー】【ザラキ】は効きにくいが、攻撃呪文は確実に効くので、総合的な耐久力は(ロンダルキアへの洞窟後半の敵の中では)低く、倒しやすい部類に入る。
他の敵と一緒に現れた場合は【ベギラマ】【イオナズン】を使って真っ先に倒そう。火力が高めで耐久面が脆い敵は、先に倒すのが鉄則。
また、【いなずまのけん】さえ取れれば、【ローレシアの王子】の一撃でもほぼ倒せる様になる。
【マヌーサ】も効きやすいが、FC版では効いても欠陥品なので他の行動を取った方が無難。
 
出現場所が悪かったのか、強豪揃いのロンダルキアへの洞窟においては微妙な存在。
悪夢の無限ループフロアでは【メイジバピラス】と同様、出てくるとむしろホッとするくらいの類である。
ただ、単独~単独グループ出現率はそこまで高くなく、ドラゴン2匹と同時に出ることもある。危なすぎるので絶対にドラゴンから先に倒すこと。
ハーゴンの神殿3Fにも出てくるが、どちらかと言うと2Fにいるキラーマシーンやドラゴンの方が強いであろう。
ただし、【あくましんかん】と同時出現した時は危険。
 
なお、結構な確率で【おおかなづち】を落とす。
その手に持っているのは斧じゃなかったのかと思いきや、システム上DQ2の武器には斧が存在しないのであった。
使い道は無いので単なるお荷物でしかない。持てる余裕があるなら金策に役立てよう。
アイテム欄の圧迫が気になる時期や場所ではあるので、換金するまでもなく捨ててしまっても問題ない。
とりあえず同じくお荷物でしかない【はがねのたて】(キラーマシーンが落とす)よりは高く売れる。
 
MSX版では3体同時に出現することもある。

リメイク版

バランス面でテコ入れが入ったリメイク版では補助呪文の耐性が低くなってしまい、中耐性だった【ラリホー】が確実に効くうえ、【ザラキ】で簡単に倒せてしまう。
自慢の攻撃力もキラーマシンに抜かれ、HPも下げられるという有様。
守備力だけ23→53(公式ガイドブックには63と誤記)と2倍以上になり盾を装備したイメージにも合うが、味方サイドの攻撃力も上がっているので目立たない。
おまけに集中攻撃の仕様も変わって個性も無くなってしまった。
呪文の威力も上がっているため、【ベギラマ】+バギ辺りで一掃されてしまうのも悲しい。
イオナズンなら一発。

小説版

「魔物」と書かれたり「蛮族」と書かれたり、要するに何なのかはっきりしない存在。恐らく魔物のような蛮族ということだろう。
【ハーゴンの神殿】の入口で【アトラス】に率いられ集団で登場するが、アトラスの棍棒攻撃の巻き添えを食って吹き飛ばされた。

DQ7

何人もの【トルネコ】を惨殺して(後述)その凶悪さを十二分に知らしめたのち、満を持して本編に久々の登場。
過去【レブレサック地方】【魔物の岩山】に出現する。
 
くびかりぞくの使ってきた技はそのままに【みなごろし】を修得して狂戦士らしさを出してはいるのだが、打たれ弱いのは相変わらず。
最大2匹のDQ2と違い、くびかりぞくと同様に4匹まで登場できるようになった…とはいうものの、実際はバーサーカーが13年もトルネコ狩りに勤しんでいる間に、上がりに上がった主人公サイドの火力の前に散る運命。
マヌーサが強耐性、メダパニに完全耐性があるが攻撃呪文とブレスが素通しなので補助呪文など使う必要はなく、先手を取られた場合の皆殺ししか危険要素はない。
バッタモンの【バーバリアン】の方が活躍する始末である。
 
ドロップアイテムは【くさりがま】
鉄の斧ではない。持っている斧ではなく隠し持っていた鎌を宝箱に入れていたのだろう。几帳面な狂戦士である。
 
モンスター職には【バーサーカー(職業)】が存在し、中級職への足がかりとしてそれなりに重要。
の入手率は低いのだが、宝箱や【ラッキーパネル】で出るために、バーサーカー狩りの話はあまり聞かない。

リメイク版

ポッと出の【デスパイレーツ】に最上位種の座まで奪われてしまった。
 
心は相変わらずラッキーパネルでも出るため、バーサーカー狩りの話も(他の心持ちモンスターに比べて)聞かないが、【すれちがい石版】なら熟練度稼ぎのついでにはなるので、人によっては沢山狩られるようになった。
 
ドロップアイテムはPS版と同じくくさりがまだが、すれちがい石版のボスにした時の討伐報酬には【てつのオノ】も含まれている。

DQ8

怪人系。【サザンビーク国領西】に頻繁に出現。
終盤でも大して出現率が減らず、西部の昼間では寧ろ出現率がUP。何たる逞しさか。
 
彼の趣味に何が起こったのか、盾のデザインが自分の顔を模したピンク色のかわいらしいものに変わった。
それを反映したかのように、ドロップアイテムは通常枠が何と【キトンシールド】(1/32)。
一応レアで【鉄の斧】(1/128)も落とすようにはなった。
 
攻撃は、通常攻撃と武器を振り回す連続攻撃のみ。呪文耐性も相変わらず低く、ザキで簡単に死ぬ上に、ラリホーやマヌーサが高確率で効く。
メダパニやおたけびは効かないが。
スカモンとして【バサマン】も居るが、あまり役に立たない。基本的にあまり本編では活躍できないようである。
 
【三角谷】においては善良な彼が村の入り口で出迎えてくれるため、そちらの方がよほど印象的なのだが。
 
なお、北米版では黒人差別への配慮からか顔が黄色に変わった。
その割にDQ4の【ブラックマージ】はそのまんま輸出されており、その辺りあちらの事情はよく分からない。

3DS版

三角谷のあいつにボイスがつき存在感が増した。彼らしいテンションの高い喋りは印象に残る。
顔の色は北米版準拠の黄色に変わった。

DQ10オンライン

Ver.4.0より登場。【かぶとわり】【あばれまわり】を使う。
詳しくはこちらを参照。

モンスターズシリーズ

意外にもモンスターズ出演はキャラバンハート一作のみ。悪魔系Bランク。
HPと守備力もそれなりに伸びたり、ロンダルキアへの洞窟からムーンブルク地方に左遷させられたり、【ねむりこうげき】【みかわしきゃく】【もろばぎり】と本編と無関係の技ばかり覚えたりと、最早原形をとどめていない。
 
ジョーカーシリーズ以降にはくびかりぞくが出演し、【バーサーカー】というスキルの名前に落とされてしまった。
さらにジョーカーシリーズ最終作に至ってはくびかりぞく共々出演できず、【バーサー化】という特性に名前の面影を残すだけとなってしまった。

トルネコシリーズ

トルネコ2およびトルネコ3では先述のきりえれいこの4コママンガと同様、バーサーカーという名に恥じぬ凄まじい凶暴化を見せる。
特殊能力は【常時バーサーカー状態】で、倍速1回攻撃かつ近くの生物を敵味方関係なく攻撃する。また、【ぐんたいアリ】系統同様に壁を破壊する能力も備えている。
【風来のシレン】シリーズにおける「キグニ族」や「ミダレウッチー」のポジションに該当するが、そいつらは倍速能力や壁掘り能力までは持っておらず、バーサーカーほどのインパクトはない。
トルネコシリーズに輸入されるにあたって、同じポジションのモンスターが大幅にパワーアップされたのだ。
そりゃあ「狂戦士」だとみんなから恐れられて遠巻きに言われるのも無理は無い。こいつの居るフロアは本当に「文字通り」の無法地帯になる。
 
尚、こいつが出現する階ではバーサーカー同士の殺し合いを見ることも多々ある。お互いバーサーカー状態なのでシステム上、当然と言えば当然の光景なのだが。
いずれにせよ、バーサーカー同士が戦い、一方が力尽きた場合でも、勝ち残った方が強くなる仕様である為、勝った方が我々の敵になるだけ危険であることに変わりはない。
 
凶暴なのはトルネコシリーズのみ。少年ヤンガスでは同士討ちをしなくなり、まともになった。
 
本編ではマイナーだったのにトルネコ2以降で凶悪化したモンスターとしては、他にも【ドッグスナイパー】がいる。
トルネコシリーズでは色違いがおらず系統の中で単独出演していることや、倍速状態なこと、同士討ちでパワーアップしやすいという点もバーサーカーと共通している。

トルネコ2

HP35、攻撃10、防御15、経験値55(レベル1のステータス)。
【迷いの森】の最終層、11~13Fで初登場。
何気無くダンジョンを捜索するのに歩いていると、突然

【シャーマン】は ちからつきた
バーサーカーは レベル2に 上がった!」
【がいこつ剣士】は ちからつきた
バーサーカーは レベル3に 上がった!」
【くさった死体】は ちからつきた
バーサーカーは レベル4に 上がった!」

………と、同じフロアの別の場所で勝手に【レベル】をどんどん上げていく。
いきなりレベルアップしたバーサーカーから逃げようとして慌てて【階段】へ向かおうとすると、縦横無尽に物凄いスピードでこちら側に近付いてきて、

「バーサーカー9から
292ポイントのダメージを受けた。」

ひとつ前の【火吹き山】でアイテムの持ち込みが可能になり、まだ合成こそできないもののメイン装備を携えて冒険ができるようになった時期にコレ。
トルネコのHPが満タンでも普通は即死。当然持っていたアイテムも消滅。理不尽といっても過言ではない。
 
また、レベルが上がっていくとそれに比例して【攻撃力】が2倍され、【経験値】が加算する形で上昇する。
つまりレベル2でダメージと経験値は2倍、レベル3で経験値3倍でダメージは4倍、レベル4では経験値4倍でダメージ8倍………と、仮に受けた際のダメージはある程度の予測できる。
レベルアップ前提のモンスターだからか、レベル1の時点では他のモンスターより攻撃力が低く、レベル2でもまだなんとかなる攻撃力だが、レベル3以上のバーサーカーは非常に脅威。
レベル4にもなると盾なしでは70前後のダメージを食らい、殴り合いすらままならなくなる。【Vジャンプブックス】では、このレベル4が危険視されている。
バーサーカーのレベルは最大で9まで上がり、うっかり殴られると並大抵の盾では即死してしまう (さすがにロトの盾+99ならダメージ1に抑えられるのだが……) 。
 
一方で【HP】【守備力】は増えない為、強くなったバーサーカーを上手く倒せれば多大な経験値が得られる。
ただ、レベル9のバーサーカーを倒しても得られる経験値は495ポイント。数フロア先に登場する【ホイミスライム】が経験値500なことを考えると、お世辞にも多いとは言えない。
遠距離攻撃で撃った【矢】や投げた【草】等が外れたりするとやっぱり瞬殺されてしまうので、無理に倒さずとっとと階段を降りるのが賢明。
倒す手段、風や満腹度に余裕があるならば、通路を歩いて階段を探すことはせず今いる部屋で待ち伏せするのも手。
どうしても通路を歩かざるを得ない、があってこのフロアを長居したい場合は、【いかずちの杖】等の攻撃が命中するとレベルも判別できるアイテムを所持しておきたい。崩れていくマップや壁が壊れるエフェクトにも気を配ること。
【レミーラの巻物】が余っているならこいつのいるフロアで使おう。モンスターハウスの有無も分かる。
 
不思議のダンジョンシリーズのバーサーカーは何故か【ゾンビ系】に分類されており、トルネコ2、トルネコ3ではゾンビ系の共通する特殊能力として倒しても一定確率で【お墓】を遺す。
そしてそのお墓に他のゾンビ系が隣接すると、次のターンであろうことか復活してしまうのだ。
お墓から復活した場合は生前のレベルは引き継がないが、復活した次の瞬間、自身を復活させてくれた恩人にいきなり襲い掛かる
しかも自身もゾンビ系のくせに、他のゾンビ系のモンスターを復活させようとはしない。何たる恩知らずだ。
 
トルネコを含めあらゆる生物を見掛けるや否や見つけ次第に斬り殺しにかかるため、【身代わりの杖】の効果が無かったり、【身代わりコンボ】を崩してきたりする。
また、【不思議のダンジョン】限定だが【神父】さんを斬殺したり、【教会】の十字架を破壊したりして、次の瞬間に天罰を食らって勝手に自滅して死んだりすることもある。
しかし神父さんは容赦無く斬殺するのにもかかわらず、何故か【ガーゴイル】には一切斬りかかろうとはしない。コイツ、分かっていてやっているのだろうか?
いざという時逃げるための最終手段として、【ミミック】を故意に出現させて【身代わりの杖】を振り【ルーラ草】で逃げるという手があるが、高レベルのバーサーカーになるとミミックですら一撃の元に葬ってしまうので時間稼ぎにならない。
 
【もっと不思議のダンジョン】以降では、【バーサーカーの杖】【バーサーカーのたね】で、フロアに存在する他のモンスターやトルネコ自身に同じ能力を付加することができる。
【戦士】なら【バーサーカー(特技)】で無理矢理にバーサーカー状態にすることもできる。
 
ちなみに、レベル5以上のバーサーカーに斬り殺されると【冒険の記録】に記録される。
割と簡単に達成できるので、冒険の記録を早埋めしたい場合はわざと狙ってやっても良いだろう。
持ち込みありダンジョンでは失敗した時のリスクが大き過ぎるので、狙い目は持ち込み無しダンジョンか。

トルネコ3

HP30、攻撃12、防御12、経験値50(レベル1のステータス)。
【密林島の発掘場】【封印の洞くつ】【まぼろしの洞くつ】【異世界の迷宮】に出現(GBA版では【新界の試練】【テーマ別モンスターハウス】のゾンビハウスにも出現する)。
常時バーサーカー状態の性質はおおむねトルネコ2と変わらず。
ただしシステムの関係上、同士討ちで上がるのはレベルではなく攻撃力のみ。
 
攻撃力の上昇は前作に比べて緩やかであり、一匹倒した程度ではさほど強くならない(ダメージ1.3倍)。
その分倒せば倒すほど指数関数的に上がっていき、4匹倒したあたり(5.1倍)で死が見えるので注意されたし。
最終的な攻撃力は8匹以上倒したところで打ち止め(40倍)となる。
なお本作では攻撃力が上がっているのではなく、相手に与えるダメージに倍率をかけている。よってロトの盾+99を装備していたとしても、8回強化されたバーサーカーからは40ダメージを受ける。
トルネコ2と違って強くなったバーサーカーを倒しても得られる経験値は変わらないので、無理に倒す価値は無い。
このバーサーカーの攻撃力が指数関数的に上がっていく仕様に関しては発売前は公表されておらず、前作みたいに特定の倍率で乗数的に上がっていくんだろと初見で油断して散ったプレイヤーも少なくないという。
 
トルネコと遠く離れた場所にいるバーサーカーが運悪く【モンスターハウス】を発見してしまうと、あっと言う間に攻撃力が超強化され、手が付けられなくなる。
「モンハウ内の敵を倒してくれるからありがたい」
……などという甘い考えを抱いたプレイヤーもいただろうが、それは罠。
通路に出た瞬間にバーサーカーから予期せぬ奇襲を受けて、

「トルネコは436ダメージ受けた。」
「トルネコは力尽きた。」

というあまりに唐突かつ理不尽極まりない終了のお知らせが虚しく表示されることもある。
トルネコからしたら、「部屋を一歩出ただけなのに死亡」。マゾゲーと名高い本作だが、これはひどすぎる。
 
まぼろしの洞くつでは5、20、35、45、55、65、75、85Fに出現する。
最大HP15で進まねばならないこのダンジョンでは、倍速1回攻撃という性質が危険。
他の敵を倒してくれるのはこのダンジョンにおいてはメリットだが、壁破壊による奇襲や、【変化の石像】でトルネコ達が変化させられた挙句、敵を殴って反撃され強制的に冒険失敗など、「理不尽な死に様」を演出する憎い存在である。
また、20、45、75、85Fは通路での視界が2マスなので、【レミーラの巻物】【地獄耳の巻物】などでモンスターの位置を把握するか、【変身の巻物】【レムオルの杖】で透明になるなどの対策を取ろう。
 
ちなみに、コイツのバーサーカー状態が解除されることは絶対にない。【万能の杖】を振ってもバーサーカー状態は治らない。
【封印の杖】及び【メイジももんじゃ】【デスマシーン】系、【封印のワナ】【弱化のワナ】による封印効果を無効化する。
 
仲間にした時のデフォルトネームは「バース」で、成長タイプは【攻撃・晩成】
……殺戮の限りを尽くすコイツが「BIRTH(誕生)」とは皮肉にも程がある。
仲間にするとやっぱり全力で仲間やポポロを殺しにかかるため、基本的に役に立たない。
命令も会話もできず、全仲間モンスターの中でコイツだけはポポロから通常攻撃することができる。
そんなわけで、仲間にしたまま連れ歩くこと自体が困難なモンスターなのだが、世の中にはバーサーカーを異世界の迷宮99Fまで連れて行くことに成功したプレイヤーもいると言うのだから驚きである。
 
また、役に立つシチュエーションが無いわけでもない。
「向こうも殴ってくる上にこちらも殴ることが可能」とは言え、一応仲間には違いない。
なので移動で普通に位置の入れ替わりが可能で、「冒険から外す」でいつでも処分可能。
仲間モンスターの攻撃対象にならず、逆にこいつは特性上、味方を殴り放題。
というわけで、仲間の【バブリン】系を倒させて、合成したアイテムを回収するのにとても都合がいい。
【ようがん石】【もろはの杖】を使うなど、バブリン系からアイテムを取り出す手段は他にもあるが、それよりも手軽。
ただし、【ベホマスライム】【キングスライム】等を連れていかないように。
こいつはゾンビ系に分類されるため、『傷ついた仲間を回復するためのベホマ』で間接的に殺されるからだ。
 
……それにしても、全モンスター中こいつだけポポロから攻撃できるとはどういう仕様なのだろうか?
一応敵が居れば倒してくれるし、ちゃんとレベルアップもする。さすがに意味無く殴るのは可哀想である。
扱いにくいのは事実だが、それを理由に殴るくらいなら仲間にしない方がポポロにとってもバーサーカーにとっても良い。
うっかり仲間にしてしまったら、「冒険から外す」でお別れしよう。
 
なお、本作においても強くなったバーサーカーに倒されると【冒険の履歴】に残る。
ただし条件は緩くなっており、一段階でも強くなっていればよい。

少年ヤンガス

【盗賊王の大宮殿】深層のゾンビ系フロアなどに出現する。
今作では誰彼構わず殴ることがなくなり、普通のモンスターになった。
ゲームの難易度的にはすごく助かったのだが、トルネコシリーズのような強烈な個性は失われてしまった。
何気にテンションを上げたりするが、同じフロアには【かげのきし】【ゾンビマスター】【しにがみ】ともっと危険な奴らがいる。
 
その代わりなのだろうか、最大8つもの特技を習得可能とテクニシャン。
守りの伸びづらさには目を瞑って、アタッカーとして育成してみよう。成長は非常に速い。
成長限界はレベル30。
デフォルトネームは♂が「バーカス」、♀が「バーシャ」。
レベル8で【いなずまぎり】を習得する。
配合方法は【キラーマンティス】or【メダパニシックル】×【シャーマン】系など。
【エリミネーター】との配合で【デスストーカー】が生まれる。

バトルロード1

第1章から登場。
ステータスはHP:669 ちから:90 かしこさ:12 みのまもり:54 すばやさ:85。
技は「かぶと割り」と「ギガスラッチュ」。
前者は敵単体を攻撃し、守備力を下げることができる。
後者はギガスラッシュを真似た技で、雷属性を持つ全体打撃攻撃である。
また、【勇者】と組むことで、かぶと割りが「ギガディーン」に変わる。
会心率は高めだが、かぶと割りの方が使える機会は多い。
とは言え、威力は高いので、メンバーに合わせて技を考えよう。
 
回避や攻撃性能から、なかなか使い勝手の良いモンスターである。また、属性攻撃全般に耐性がある。
しかし、かしこさの低さ故に弱点ではないものの、呪文によるダメージは覚悟した方がいいだろう。
 
【シャーマン】【くさった死体】と組むと必殺技【ゾンビパウダー】を使うことができる。
これはまるでトルネコシリーズのような狂気そのもののバーサーカーが大暴れする。

ビルダーズ2

【ムーンブルク島】【獣魔兵団】の船周辺と氷の塔までの道中に出現。また、【ムーンペタ】での戦いにも参戦する。
今作では同じムーンブルク島での戦闘に【くびかりぞく】も登場するため、ちょっとややこしいがイベント戦闘で出現するのがくびかりぞく、平時に雪原に居るのがバーサーカーである。
高い攻撃力に低いHPという特効野郎。速攻を仕掛けてさっさと倒そう。
基本はくびかりぞくと同じだが、力を溜めた後に斧を振り回しながら回転移動するという大技を使用してくる。
しかし溜め動作中に殴れば中断させられる。また、攻撃後は目を回して無防備になるという間抜けな一面も。
落とすアイテムはくびかりぞくと全く同じ。【生肉】【油】【ひも】×2。
 
【ヒエヒエ島】では強敵として高台に出現。
ジャンプ攻撃で守備力を下げられるとつらい。また、回転攻撃はその場で回り続けるため移動はしないのだが目を回して隙を見せることも無くなった。
守備力低下に気を付けていればそれほど強い相手ではない。むしろ同じ場所に出現する【まほうつかい】【スターキメラ】がひたすら邪魔をしてくる方が問題。
なお、強敵版の方は通常版のモーションを使いまわした影響なのか足元の攻撃判定が非常に薄く、ただ密着して殴っているだけでもほとんど攻撃が当たらなかったりと、ちょっと抜けたところもある。
倒した際には【バーサーカーの像】を落とす。

トレジャーズ

お宝として【バーサーカーの像】が登場。

モンスターパレード

あくま系Bランクモンスターとして実装。初期とくぎはやはりというべきか【みなごろし】
実装時は、初の初期Bランクモンスターとして実装されたこともあってか注目度が高かった。
ステータスは典型的な戦士型で、HPと攻撃力に優れる。せわしなく動く見た目からは想像つかないがすばやさはかなり遅い。
行動頻度が異常なまでに高く、遅めの【エスターク】が1回行動するまでに3回以上行動することもあり数値以上のポテンシャルを持っていた。
ステータスだけでは強さを測れない典型というかお手本のようなモンスターであり、モンパレは彼が輝いた作品の一つである。
 
つままれる際のグラフィックはなんと足を持ち逆さ吊りにするというもの。
バーサーカー本人も不満なのか、つまんでいるハンドに攻撃しようとする有様。

どこパレ

サービス初期から入手可能なSランクモンスターの1体で、たんけんスカウトから入手できる。固有特性は【ときどきテンション】
こちらでも攻撃力だけに特化したパワーファイターで、すばやさもそれなり。
代わりに耐久力は失ってしまったが、状態異常全般を無効化できる長所がある。これはSランクでも他は【キラーパンサー】くらいしかいないレアな耐性。
レベルを上げることで【フバーハ】を使えるがこいつにサポートは似合わないだろう。

ライバルズ

スタンダードパックに共通レアカードとして収録されている。

6/2/5
前列の中央にいる場合攻撃力+7

配置によって制限されるが攻撃力9というのは非常に高く、敵リーダーのライフをごっそり削ることができる。
一方コストに対して体力が低めで、その上効果の関係上敵の攻撃に晒されやすいので生き残らせるのは難しい。
長所も短所も漏れなくバーサーカーらしいデザイン。

勇者アバンと獄炎の魔王

【ヨミカイン遺跡】に多数生息し、集団で侵入者である【アバン】達に襲いかかるも【ロカ】の鉄拳を喰らったことで退散する。

ロトの紋章

【ジャガン】率いる鬼兵団の一員として登場。
【オリビアの岬】の水門と関所を守っていた。