NPC/保安局

フルネームは"ヴィクトル・パヴロヴィチ・ゼリンスキー"。
正式な役職は｢内務大臣兼国家保安局長｣で、新ソ連における大物政治家であると共に情報機関のトップ。
元々はポーランドの生まれで、数学部卒のエンジニアという経歴の持ち主。
若くして諜報・秘密工作の分野で頭角を現し、30代で新ソ連の情報機関のトップである国家保安局長に就いている。
プライベートはいたって質素で、独身だが子供好きという意外な一面を持ち、設定資料には｢恐らく同性愛者｣という一文が載っている。
ちなみに、2000年産まれという設定があるため、見た目は若そうに見えるが作中に出てきた時点で60代前半。

カーターの裏切りによって軍とのパイプを失ったグリフィンの新たな後ろ楯となり、有無を言わさず指揮官を自分の手駒として扱う冷徹な人物。
私情では動かずに自身の役割を淡々と務めるタイプだが、公式設定画集VOL.2に｢彼が目の前に現れた時には、大抵ろくなことがない｣などと書かれている様に、保安局長という肩書き通りの非常に危険な人物である。

EP10で初登場。
以前はグリフィンの指揮官を務めていた。
ペルシカに依頼され、軍の封鎖地点で立ち往生していたM4を指揮官のもとに送り届ける。

現在は叛逆小隊を率いて国家保安局のエージェントとして活動、怪しい動きを見せているカーター一派を追っているようだ。
特定の思想はないとしているが、ロクサット主義陣営がバックについているので割と好きなように活動出来ている身の上。
とはいえ現状の社会情勢からロクサット主義の否定はしておらず方向性はそれなりに一致している。
また、404小隊の大口クライアントでもあり、DDイベントでシーアとデールが言及している。
複数のコードネームを持っている事が語られており、推測する限りではグリフィンにいた時代に使っていたものがアンジェリアだと思われる。
エゴールの発言から初登場までの間にエゴール達を相手に二回は敗走しているらしく、機械化できる場所がほとんどないぐらい見た目以上に全身機械化しているらしい。
（後の描写では機械化はそこまでではなさそうだったので設定変更と思われる）

正装ver.

ギルダ・ウルリッヒを護衛するときに着ていた正装服
カッコいい

重傷ver.

イベント、連鎖分裂の時に使用されたもの
コーラップス症にかかったアンジェリア
見るからにいたそう
だが、そこがいい！

協力者

武装ver.

非常に口が悪く、高圧的な態度で指揮官に指示を行う、
ちょっとしたことですぐに機嫌を悪くするなど少々人格に問題があるが、
後方から指示を出すだけといったことはなく本人も前線に赴いて情報収集を行う。
分単位でスケジュールを管理するような多忙な生活を送っているらしい。
部下として家政人形のマホロを所有しており、見かけによらずかなり大事にしている。
秩序乱流イベント後、アンジェの消息を掴む手がかりとして彼を探していたROとSOP IIが窮地に陥った際に、マホロと共に彼女らを救助する。
白い敵についての情報を初めて指揮官達にもたらした。
初めて彼と接した指揮官は彼を「金のためならいつでも裏切るだろう」と評している。

武装ver.

指揮官と共にスネーク潜入爆破作戦を敢行した際の姿。
使用している銃はAK-12。

正装ver.

協力者

一見すると民生人形と区別がつかないが、違法改造を受けており電子戦や戦闘も行える。
異性体イベント冒頭で臨時司令室を設置する際にカリーナと迅速に仕事を進めていたため、通信設備に関する知識も豊富な様子。
特に近接戦の実力に関しては、記録映像を見たSOP IIも「自分ではこの子のように相手を殺めずに上手く気絶させることは無理」と舌を巻いていた。
とはいえ本人評ではエリート人形には敵わないとのことであり、実際にEP11でSOP IIと相対した時は彼女に拘束されている。
敵に囚われた際には主人の情報が渡らないよう即座に自分のメンタルを破棄するなど、Kに対する強い忠誠が伺える。
カリーナがKのスケジュールに対して「仕事しかできない自律人形だったり…」と軽口を言った際には、「主人は感情の無い機械などではない」とすぐに否定していた。
協力者に設定した際の台詞から、炊事・洗濯・掃除何でもこなす万能メイドである様子。G36の良き仕事仲間になれそう。

協力者

ファーストネームは"ケヴィン"。
シャドレスと相対した時の独白と態度から察するに、軽薄な態度は外面を装っているもの。
とはいえ本性は冷徹どころかむしろ熱血漢であり、その分少し直情的である。

少し粗雑なところも天然な様で、そのせいか人形からも舐められている節がある。
しかし、他人に振り回されている場面ばかりで分かりにくいが、
暴徒や暗殺者の集団を相手にしても切り抜けられるなど、シュタージ上級エージェントなだけあって判断力や腕前は確か。

厳密には異なるが既に上級エージェント相応の立場で、
名もなき者を意味する「UNKNOW」から「U」のコードネームになる予定だった。
例え死んでも後を継ぐものが現れる様にと英雄を目指している。

直前に裏切られたモリドーの影がちらついて誰も信用せず、焦りから無謀な行動ばかりするアンジェに対して、突き放されながらも必死にフォローし続けた。
その熱意と手腕、そして絶体絶命の危機から救われたことや単独行動の限界からアンジェもライトを信用。
戦いの途中で負傷して行方不明になったが、それはJをも欺く偽装工作で戦力差により窮地に陥っていたJを助け出した（護衛対象のレオーネ防衛は失敗）。
その後もアンジェに付き従い、ウィリアム絡みの洋館に潜入した際にアンジェを救出しようとグレイと対峙。
人間とは思えぬ執念深さでグレイに一矢報いる形で死亡した。しかし、結局は反逆小隊は壊滅してアンジェも連れ去られる結果となった。

EP14にて、アンジェの記憶の中で登場。……しかし、現実と大きく違い人間ながら手ごわい襲撃者として登場した。
襲撃理由はシュタージの派閥争いに巻き込まれたため、あるいはアンジェがパラデウスの手先と手を組んだと見なされたため。
アンジェ側も現実と異なり、アンジェの損傷も特になく反逆小隊も揃っていたことと、
この記憶の中ではライトに知り合ってすらいないので多少苦戦しつつも特に感慨もなく撃退された。