建築家

概要

DLCを購入し、魔界パックで建築家カードをアンロックすると利用できるようになる。
アンロックされた状態では、建築家カードが各世界（一般モードでは20日毎、総力戦では200日毎）に1枚だけ配置される。

建築家カードを踏むと、ゴールドを支払って好きな施設を購入できる。
一度に複数の施設を購入できるため、ゴールドが潤沢にあれば、一気にダンジョン構築が進む。
購入費用は構築が面倒な施設ほど高くなるので、いかにゴールドを稼ぐかが重要になる。
なお、購入するたびに購入費用が上昇するものの、購入する順番を変えても合計は変わらない。

魔界パックで建築家の購入費用を最低値まで下げた状態において、建築家での購入費用は、素材となる基本施設を施設商人で調達する費用と、特殊改造にかかる費用を合算したものになる。
素材の調達については、実際に施設商人で揃えるよりは安くなるように設定されている。
素材の一部が足りないときも、施設商人で残りを揃えるより、おそらく建築家で残りを揃える方が安上がりになる。
結局のところは運次第である。

所持しているユニーク施設は購入する施設の一覧に表示されない。
そのため、魔界の力を上げる目的でユニーク施設を更新したいときは、あらかじめ対象の施設をイベントで消去、変換するか、ほかの施設で上書きしておく必要がある。
購入費用が無駄になるものの、建築家でほかの施設を購入して上書きし、その後で対象の施設を購入することはできる。
祭壇や監獄については、同じものは購入できないが、別の祭壇や監獄は購入できるので、アップグレードや属性変更は問題ない。

購入費用

施設の購入費用は、魔界パックで[建築家]カードが追加を50枚すべて引いた状態を基準にすると、1枚目のみを引いた状態では50倍で、追加で1枚引くたびに1倍ずつ下がる。
そのため、中途半端に引いても購入費用はあまり下がらず、ほぼすべてを引くまでは実用的な購入費用にならない。
以降の説明では、購入費用を最低値まで下げた状態かつ遺物や経過日数による変化を含まないものとする。

建築家における購入費用は、施設商人で素材を調達する費用（素材調達費用）と、特殊改造費用の合計になる。

素材調達費用

素材調達費用は、施設商人の建築カードデッキを購入する費用と連動している。
そのため、建築カードデッキを購入すれば建築家の購入費用も上がることに注意が必要である。
建築家を利用する予定があるときは、施設商人をあまり利用しない方がよい。

素材となる基本施設のレア度によって、相当する建築カードデッキの購入回数が決められている。
たとえば、☆3の抽出であれば、建築カードデッキの購入4回分に相当する。

建築カードデッキの購入費用は、初回が50Gで、1回購入するたびに5Gずつ上がる。
素材調達にかかる購入回数をn、それまでの購入回数をmとすれば、その費用は以下の式で求められる。

素材調達費用 = \sum_{k=1}^{n}{45+5(m+k)} = 5n(n+2m+19)/2

特殊改造費用

特殊改造費用は、その名の通り、特殊改造にかかる費用と連動している。
そのため、特殊改造をおこなえば建築家の購入費用も上がることに注意が必要である。
ゴールドを貯めているときに特殊改造をおこなうと、建築家での購入費用も上がっていてゴールドが足りなかった、という悲しい事件が起きる。

特殊改造の費用は、初回が150Gで、1回特殊改造するたびに15Gずつ上がる。
特殊改造の回数をn、それまでの特殊改造回数をmとすれば、その費用は以下の式で求められる。

特殊改造費用 = \sum_{k=1}^{n}{135+15(m+k)} = 15n(n+2m+19)/2

購入費用の一覧

魔界の力

建築家で施設を購入したとき、内部的には、施設商人で基本施設が購入され、特殊改造がおこなわれる。
このことから、購入した施設に付与される魔界の力は以下のようになる。

• 基本施設
  • 戦闘報酬で獲得したときや施設商人で購入したときと同じように魔界の力が付与される。
  • 例：D+2,000以降では、最低Ⅱ、稀にⅢ以上が付与される。
• 特殊改造施設
  • 素材となる基本施設の中から、もっとも低い魔界の力が付与される。
  • 例：D+2,000以降では、ほぼⅡしか付与されない。素材すべてが偶然Ⅲ以上になれば、Ⅲ以上が付与される。

内部的には、基本施設の購入に際して、施設商人の購入回数分だけ疑似乱数が生成されるようである。
たとえば、落石なら2回分、怠りなら3回分、爆発なら4回分であり、落石を6つ購入した後と、怠りを4つ購入した後と、爆発を3つ購入した後で、次に購入する施設に付与される魔界の力は同じになる。
このことはクラウドセーブを使用して確認できる。

以上の仕様を利用すれば、高い魔界の力が付与された基本施設を狙って購入し、特殊改造施設に高い魔界の力を付与することも可能である。
ただし、とても面倒くさいので、D+1,000のハイスコアを狙うときなど、かなり特殊な状況でなければ使う機会はないと思う。

施設の禁止

建築家ではゲームの設定で禁止した施設も購入できるため、あまり使わない施設を禁止しやすくなる。
以前はイベントのもう一つの夢に頼っていたが、ゴールドさえあれば、基本施設だけでなく特殊改造施設に至るまで確実に入手できる建築家の方が使いやすい。

禁止数に制限がない追加施設について、禁止の判断に使えそうな情報を挙げてみる。

• ☆：奇襲
  • 罠としては、入場した勇士にダメージを付与する。
  • 特殊改造では、素材にならない。
• ☆：搾取
  • 罠としては、魔王に吸血、激怒を付与するため、エリザベート、エマと親和性がある。
  • 特殊改造では、復讐（激怒付与）の素材になり、さらに快楽の祭壇3段階（恍惚付与）、戦争の祭壇3段階（非情付与）の素材になる。
• ☆☆：裏切
  • 戦闘部屋としては、配置された魔物に快楽を付与するため、リリスと親和性がある。
  • 特殊改造では、鏡の部屋（鏡、快楽付与）、プリズム（鏡、快楽付与）の素材になり、さらに割れた鏡（ダメージ、混乱付与）、快楽の祭壇1段階（恍惚付与）以降の素材になる。
  • イベントでは、プリズムが光の儀式（堕落した光の君主）の条件になる。
• ☆☆☆：祭物
  • 戦闘部屋としては、部屋内で敵が倒れると魔王のHPが回復する。
  • 特殊改造では、祭壇2段階、祭壇3段階、祭壇4段階の素材になり、以降は出番がない。
• ☆☆☆：誘惑
  • 罠としては、魅了という強力なデバフを与えるため、序盤から終盤まで効果が期待できる。
  • 特殊改造では、鏡の部屋（鏡、快楽付与）、魔法監獄の素材になり、さらにプリズム（鏡、快楽付与）、快楽の祭壇1段階（恍惚付与）以降の素材になる。
  • イベントでは、プリズムが光の儀式（堕落した光の君主）の条件になる。
• ☆☆☆：空虚
  • 機能としては、設置される予定の神檀を無効化するため、試練の神檀強化対策に使える。
  • 特殊改造では、素材にならない。

どうやら奇襲は禁止の有力候補らしい。
ほかの施設は、どの魔王を使うか、どのようなダンジョンを構築するか、試練対策をどうするか、そしてゴールドを確保できるかにかかってくる。

ゴールドさえ十分に確保できれば、ダンジョン構築は継承施設と建築家でほぼ片付くため、どの施設を禁止しても問題ないし、そもそも施設を禁止する意味すらなくなる。

情報提供