エリ(元エマヌエレ・フィリベルト・デュカ・ダオスタ級2番艦 エウジェニオ・ディ・サヴォイア)
性能諸元
・基本性能
Tier | 6 | 種別 | プレミアム艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 巡洋艦 | 派生元 | - |
国家 | ヨーロッパ | 派生先 | - |
生存性 | 継戦能力 | 29,700 | |
装甲 | 7-100mm ・防郭 7-62mm ・艦首・艦尾 16mm ・装甲甲板 16-70mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | 7% | |
機動性 | 最大速力 | 37.7ノット[kt] | |
旋回半径 | 710m | ||
転舵所要時間 | 8.4秒 |
隠蔽性 | 通常 | 副砲 | 主砲 | 火災 | 煙幕 | |
---|---|---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 11.7km | - | - | 0.0km | 5.77 km | |
航空発見距離 | 6.7km | - | 0.0km | 10.1km | - |
射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
A | SUO Mk 6 Mod. 1 | 16.53km | 147m |
主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
- | 152mm/53 OTO 1929 | 4基×2門 | HE弾 2100(7%) AP弾 3200 | 8.0秒 | 25.7秒 | HE AP |
副砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|---|
- | 100mm/47 OTO 1928 | 3基×2門 | HE弾 1500(6%) | 6.0秒 | 5.0km |
魚雷 | 船体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
- | 533 mm Si 270 | 2基×3門(3門) | 7533 | 76秒 | 6.0km | 72kt | 1.6km |
対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 爆発数 | 秒間ダメージ | 命中精度 | 有効ゾーン | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
爆発半径内 | 継続的 | ||||||||
- | 短 | 20mm Oerlikon Mk.I | 12基×1門 | - | 116 | 85.0% | 0.1-2.0km | ||
中 | 37mm/54 Model 1938 | 4基×2門 | 102 | 90.0% | 0.1-3.5km | ||||
長 | 100mm/47 OTO 1928 | 3基×2門 | 1 | 1050 | 32 | 90.0% | 0.1-4.6km |
・アップグレード
スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 | スロット5 | スロット6 |
○ | ○ | ○ | ○ |
搭載可能アップグレード
1 | 主兵装改良1 | 主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50% 主砲および魚雷発射管の修理時間 -20% | |
副兵装改良1 | 副砲の抗堪性 +100% 対空兵装の抗堪性 +100% | ||
弾薬庫改良1 | 自艦の弾薬庫誘爆率 -70% | ||
応急工作班改良1 | 応急工作班の有効時間 +40% | ||
2 | ダメージコントロールシステム改良1 | 浸水発生率 -3% 対水雷防御ダメージ軽減率 -3% 火災発生率 -5% | |
機関室改良1 | 主機損傷確率 -20% 主機修理時間 -20% 操舵装置損傷確率 -20% 操舵装置修理時間 -20% | ||
水中聴音改良1 | 水中聴音の有効時間 +20% | ||
対空防御放火改良1 | 対空防御放火の有効時間 +20% 消耗品「対空防御放火」の準備時間 -10% | ||
3 | 主砲改良2 | 主砲旋回速度 +15% | |
副砲改良1 | 副砲最大射程 +20% 副砲弾の最大散布界 -20% | ||
射撃システム改良1 | 主砲弾の最大散布界 -7% 魚雷発射管旋回速度 +20% 副砲最大射程 +5% 副砲弾の最大散布界 -5% | ||
魚雷発射管改良1 | 魚雷発射管の旋回速度 +20% 魚雷発射管に甚大な損傷を受ける可能性 -40% 艦載魚雷の雷速(他の補正を考慮しない値) +5% | ||
対空兵装改良1 | 優先対空セクターの準備時間 -20% | ||
4 | ダメージコントロールシステム改良2 | 浸水復旧時間 -15% 消火時間 -15% | |
推力改良1 | 最大出力への到達時間 -50% 艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上 | ||
操舵装置改良1 | 転舵所要時間 -20% | ||
爆雷改良1 | 爆雷数 +2 |
・消耗品
ゲーム内説明
巡洋艦エウジェニオ・ディ・サヴォイアは、1933年7月にジェノヴァのアンサルド造船所で起工され、1936年1月に就役しました。本艦は、スペイン共和国の封鎖に参加し、世界周航を行ったことで知られています。第二次世界大戦中にはカラブリア沖海戦やマルタ船団への攻撃など、地中海での軍事作戦に積極的に参加しました。1942年の末にはアメリカ軍機による空襲を受け損傷しました。イタリア降伏後は練習艦として運用されました。終戦後の1951年に戦時賠償艦としてギリシャに引き渡され、エリという新たな艦名の下で王立ギリシャ海軍の旗艦および海軍司令官の本部となりました。本艦は1952年から1958年にかけてギリシャ国王の公式訪問に使用されました。
解説
ヨーロッパTier6プレミアム巡洋艦。
Ver12.11.1で開催された「勝利のためのサルベージ・北上」で実装。現在入手方法は存在しない。
出身国のイタリアに同型艦ダオスタがおり、共通点も多い。
- 主砲
ダオスタと同じ…だが、装填が0.5秒遅くなっている。誤差といえば誤差だが、ただでさえ低いHEダメージと発火率の主砲がより弱体化しているのは少々つらい。旋回等のそれ以外の諸元は同じ。
最大の違いとして長射程が挙げられる。なんと20%近く長い16.5kmでダオスタが常時観測機を飛ばしている状態に近い。tier6でこの射程を持っているアドバンテージは非常に大きく、遠距離からの着火回避盾が捗る。
- 魚雷
高速低威力のヨーロッパ魚雷に換装された。超狭角選択可能。ヨーロッパ魚雷ということで取り回しが良く当てやすいと思いきや、何故か射程6km。この射程では肉薄運用となり、低威力と全くもって噛み合わない。突撃してフルヒットさせても元気な戦艦は半分も削れない上、巡洋艦すら沈められない。魚雷のない巡洋艦にすれ違いざまに撃ち込むぐらいにしか使えないだろう。
- 対空
ダオスタとほぼ同じだが、短距離対空に米英の装備するエリコン20mmが追加されたため近距離に限れば強化された。やや対空は不足気味だが防御砲火は常備されているので最低限の対空は可能。 - 機動力
ただでさえ高速のダオスタから更に高速になり37.7knotを発揮。エンジンブースト込みでも同格最速であり、爆速といえる。舵がやや重いので、特に舵を戻す際に注意が必要。 - 抗堪性
ダオスタと同じ。特徴的な二重装甲で榴弾によるバイタルダメージや縦抜きを防げる。 - 隠蔽性
ダオスタより良好になり最良10.5km。結構良いがもっと良い艦も多い。 - 消耗品
ダオスタから観測機が無くなった。防御砲火とソナーの両立が可能。 - 総評
tier6のエミール・ベルタン。あるいは火力の代わりに傑出した機動性を与えられたブジョンヌイといってもいいかもしれない。艦の性能は分かりやすく運用に迷うことは少ないだろう。抜群の機動力と長射程を生かした回避盾と着火を得意とする。少しでも甘い動きをすれば海底行きとなるので、射線管理を徹底したうえで機動力で敵を翻弄しよう。
史実
ギリシャ海軍軽巡洋艦エリ、元はコンドッティエリ型第4シリーズの2番艦エウジェニオ・ディ・サヴォイア、Duca d'Aostaの姉妹艦である。
WW2終結後の1950年、賠償艦としてギリシャ海軍に引き渡された。1951年には艦名をエリと改めた。この名前は第1次バルカン戦争の際ギリシャが勝利したエリの海戦(1912)にちなむ。同じ艦名をもつギリシャ海軍軍艦としては2代目(※)。
本艦はギリシャ海軍旗艦を務め、また時のギリシャ国王パウロス1世の御召艦として幾度となく地中海沿岸各地を訪問している。
1965年に除籍したが、その後少々変わった任務としてギリシャ海軍の監獄船となる。軍事クーデターによるギリシャ軍事政権(1967~74)の支配下では、同政権に抵抗した海軍軍人を収監している。
1973年にスクラップとして売却された。
ちなみに元の艦名である「エウジェニオ・ディ・サヴォイア」だが、「エウジェニオ」はドイツ語で「オイゲン」である。つまり「プリンツ・オイゲン」のイタリアでの呼び名である。*1
小ネタ
初代巡洋艦エリは1940年5月15日、イタリア潜水艦デルフィーノに雷撃され爆沈している。まだギリシャ・イタリア戦争は始まっておらず(侵攻開始は1940年10月28日)、宣戦布告なしの奇襲であった。
賠償として引き渡されたイタリア軽巡にエリの名前を襲名させたのは、ギリシャ人の意趣返しなのかもしれない。
編集用コメント
- 巡洋艦激突コンペティションにて予告されたためページ作成。各数値は12.7現在の公式wikiに、ゲーム内説明はイベント告知ページの紹介に基づく。 -- 2023-08-17 (木) 18:22:41
- 解説入力。 -- 2024-02-14 (水) 13:48:33
コメント欄
- 名前そっくり艦再び登場 -- Erie 2023-08-17 (木) 20:06:03
- 速度37.7ktってのはかなり高く評価できる。T6だとプレイヤースキル的に当てられない戦艦も多いんじゃ? -- 2023-08-17 (木) 21:35:34
- 負けてるwww -- 2023-09-18 (月) 15:25:17
- この元エマヌエレ・フィリベルト・デュカ・ダオスタ級2番艦 エウジェニオ・ディ・サヴォイア、使ってる人が全然いなくて草 -- 2023-12-16 (土) 18:35:36
- 乗ってみたけど瞬足長射程でけっこう使いやすいね。弾道が高めなので島越え射撃が得意な人なら島伝いにポジション取りしながら地味に活躍できそう。 -- 2023-12-16 (土) 23:07:05
- 某、このゲームを始めたばかりのほぼオペ専なり!この艦までは辛うじて届きそうであるがこやつにその価値ありや無しや!?教えを頂きたく存ずる! -- 2023-12-17 (日) 21:47:14
- 今、キラホで乗ってきました。かなり使えるよ。艦長スキルは6ポイントのみ、アプグレなしでやってみたけど、ちゃんと生き残って戦闘終了取ってるよ。命中91、撃沈2、なかなか興奮できたよ。 -- 2023-12-17 (日) 22:21:39
- 追加、ごめんなさいねこいつT6なんだな、だったらら、青葉のほうが強いと思う。 -- 2023-12-17 (日) 22:23:39
- 正直に言うと、こいつの強みは足が速い事とソナーと対空を両立できる事だけ 装甲は127mmHEを貫通するので相手が駆逐艦であっても繊細な操艦が必要で、さらに弾道が高くて遠距離戦になると苦しい場面があるので、近づきたくても近付けないという歯がゆい思いをすることもある -- 2023-12-18 (月) 06:29:31
- せっかくキラホに当たったので比較がてら、命数270、撃沈5、ダメージ153k、耐久はほぼ無傷
スキルはグリス、接近警報、察知、重榴弾、最上級砲手、IFHE
アプグレは主兵装改良、ダメコン改良、射撃システム改良、舵
立回りは初期位置からG8に向けてすべての敵弾を回避して船団を攻撃しつつバイエルンの副砲範囲に入らないように距離を保ちながら離脱、D5へ転進。扶桑相手に踊りながら攻撃をしつつ、ニュルンブルグが南下して来たら応戦。そのあとは味方の一歩後ろを心掛けて火力支援を行った。
これの真似ができるならまぁまぁそこそこって感じ。装甲が紙であるが運動性能は悪くないので回避できる腕があるかどうかがすべて。 -- 2023-12-18 (月) 07:05:31
- ダメ艦好きなので使ってみようかと思うけど、ドグラースに近いのかな。 -- 2024-01-26 (金) 08:15:36
- 戦闘開始でまず長大な船体に驚く。しかしそれに乗っかっているのは貧弱な主砲、微妙な射程の魚雷にかみ合わない消耗品。これでペラ装甲というところに驚く。速度と転舵はいいが的がでかいので回避も微妙 -- 2024-02-13 (火) 22:59:26
- 何言ってるの?これでランク出てみ?敵戦艦の砲撃吸ってれば勝てるぞ。装甲配置的に縦抜きもされにくい。船体は別にデカくはないし回避は最高レベルだぞ。消耗品も戦闘機よりソナー防御両持ちのほうが便利。魚雷が微妙な点は同意。欧魚雷なら射程伸ばしてくれ… -- 2024-02-14 (水) 11:54:44