私も以前から気になっていたので,射撃の用語についてちょっと調べてみました.防衛省規格 火器用語(射撃)によると,WoWSに関する話題で慣用的に使われる「射角」に該当する用語は,「旋回角」や「方向角」のようですね.
旋回角(angle of traverse):旋回面上での火器の回転角
方向角(angle of deflection):1. 砲目線と照準線とのなす水平角。時計回りに測定する。 2. 自艦の艦首尾線を含む鉛直面と照準線を含む鉛直面のなす角度。水平面内において艦首から右回りに測定する。
一方「射界」の意味は
射界(field of fire):火器の射撃が可能な範囲
旋回角(angle of traverse):旋回面上での火器の回転角
方向角(angle of deflection):1. 砲目線と照準線とのなす水平角。時計回りに測定する。 2. 自艦の艦首尾線を含む鉛直面と照準線を含む鉛直面のなす角度。水平面内において艦首から右回りに測定する。
一方「射界」の意味は
射界(field of fire):火器の射撃が可能な範囲
とのことです.上の資料には記述がありませんでしたが,「射界」は更に「方向射界」と「高低射界」に分類されます.「旋回角」の取り得る値の範囲のうち,射撃可能な範囲が「方向射界」ということなのかな
以上議論の参考になれば幸いです. -- 2022-03-11 (金) 21:20:59