主砲

Last-modified: 2024-01-16 (火) 19:06:43

概要

空母以外の艦船に必ず搭載されている、プレイヤー自身が操作する武装の1つ。

主砲塔の配置は艦船によっておおきく異なる。

パラメータ

(各種パラメータは副砲にも同様に設定されている)

口径

貫通力と単発ダメージは、おおむね口径に依存する。
大口径HE弾はより厚い装甲に対して有効であり、大口径AP弾は一定の厚さの装甲を角度によらず貫通したりする。
ゲームシステムも参照のこと。

口径の詳細(口径に依存するパラメータ)

口径の詳細
ゲームシステムも参照のこと。
基本的に口径に依存するパラメータがいくつか存在する。

  • HE弾の貫通力
    HE弾の貫通はAP弾と異なり弾速や撃角に影響されず、一部例外を除き口径と着弾面の装甲厚との比率によってのみ決まる。
    艦艇貫通する装甲厚
    日本の100mm砲
    (秋月北風春雲の主砲、蔵王吾妻紀伊敷島の副砲)
    30mm以下
    ドイツの105mm以上の主砲・副砲
    イギリス戦艦 (WarspiteHood以外)
    イギリス巡洋艦の234mm砲
    口径の1/4以下
    Tier8以上の巡洋艦の152-155mm主砲口径の1/5以下
    上記以外口径の1/6以下
    艦長スキル>榴弾用慣性信管を習得している場合、上記の貫通する装甲厚が1.25倍(端数切捨てなし)となる。
    副砲の撃つHE弾も同様の扱いだが貫通力特性は上記した一部の副砲にのみ適応されている。 

    また、HEの貫通判定は火災発生率とは関係ない。不貫通でも火災は発生し得る。
    参考:reddit記事 DEV Q&A, Round 8 (ipodtouchgen4氏の質問)
     
  • AP弾の信管作動
    AP弾が十分なダメージ与えるためには「装甲を貫通し」「信管が作動し」「艦内で砲弾が炸裂する」必要がある。口径は信管の作動にも影響し"実効装甲厚*1が口径の1/6以上の装甲"を貫通した際に信管が作動する。
    戦艦の大口径砲で装甲の薄い軽巡洋艦のVP以外を貫通してもほとんど過貫通になってしまうのは、船体が小さすぎて砲弾が炸裂する前に突き抜けてしまうのもあるが、そもそも信管が作動していない場合もある。
    バージョン0.7.11よりダメージメカニズムが変更され、全ての駆逐艦に対して、280mm以上のAP弾が貫通した場合の与ダメージがその砲弾の最大ダメージ量の10%(過貫通時と同じ)を超えることがないように変更された。
    例外的に、イギリス巡洋艦の152mm砲は、25mmではなく12mmの装甲に対して信管が作動する。駆逐艦に対して通常ヒットが増えるのはこのためである。
     
    信管作動時間の一覧
    艦種作動時間(秒)
    戦艦イギリス(Warspite以外)0.015
    Scharnhorst0.010
    Oktyabrskaya Revolutsiya
    Conte di Cavour
    Tier5~上記以外0.033
    妙義
    South Carolina
    Tier2~4 上記以外0.010
    重巡洋艦Admiral Graf Spee0.010
    ソ連 (Stalingrad含む)0.022
    上記以外*20.033
    軽巡洋艦イギリス(Tier6~, Belfast/'43以外)0.005
    Mysore
    イギリス(Tier1~5)0.004
    Colbert0.030
    アメリカ(Tier6~9)0.010
    155mm砲*3
    Tier2,3
    上記以外0.025
    駆逐艦ドイツ150mm砲0.025
    フランス (Marceau以外)
    Marceau0.030
    上記以外0.010
     
  • AP弾の強制跳弾ルール
    AP弾は装甲面に対して斜めに当たると、弾が弾かれてダメージを与えられないことがある。
    これは「跳弾」と呼ばれ、弾が装甲に負けて砕けてしまった「不貫通」とは区別される。
    通常は撃角60度以上で強制跳弾、45度~60度では確率で跳弾が発生する。
    なお一部の砲弾はそれよりも跳弾しにくく設定されている。
    数値参考:公式wiki:Gunnery & Armor Penetration(砲弾と装甲の関係について)
    跳弾の例外
    艦艇確率で跳弾
    強制跳弾備考
    イギリス軽巡洋艦(~Tier5)65≦θ<8080≦θ
    イギリス軽巡洋艦(Tier6~)60≦θ<7575≦θBelfastは通常のルール
    Mysore
    Hood,Duke of York60≦θ<67.567.5≦θ
    アメリカ203mm砲
    イギリス駆逐艦(Tier9,10)
    ソ連重巡洋艦 (Stalingrad以外)50≦θ<6565≦θ
    Stalingrad55≦θ<6565≦θ
    Tachibana,Tachibana Limaなしなし設定により跳弾が発生しない
     
    強制跳弾ルールは口径の1/14.3までの装甲(実効装甲厚ではない)に対しては無視されて跳弾が起こらない*4。(大口径の砲が有利とされる最大の理由である)
    装甲自体を無視するわけではないので前述した信管は作動する。

  
特に敵艦に船首を向けた防御姿勢で重要になる。船首を向けた姿勢の利点は被弾面積を減らすほか、尖った船首によるAP弾の跳弾が期待できることだが、跳弾できない場合はダメージの増加やバイタルパート直撃のリスクが生じることになる。

強制跳弾の無視無視される装甲厚[mm]
101316192527303235
口径[mm]76~140
150~180貫通
200~220貫通貫通
240~254貫通貫通貫通
280~356貫通貫通貫通貫通
380~381貫通貫通貫通貫通貫通
406~420貫通貫通貫通貫通貫通貫通
431~457貫通貫通貫通貫通貫通貫通貫通
460貫通貫通貫通貫通貫通貫通貫通貫通
510貫通貫通貫通貫通貫通貫通貫通貫通貫通

例えば、Tier8以降の戦艦の艦首装甲は32mmであるが、この装甲の跳弾を無視できる主砲は大和の460mm砲以上の口径の砲のみである。457mm砲では32mm装甲で跳弾が発生しうる。

  • 砲弾の標準化
    詳細はver.0.5.10パッチノート参照。
    砲弾の口径に応じて入射角が調整されるシステムで、跳弾されなかった場合に「砲弾の標準化」を元に貫通/非貫通の最終的な判定を行う。ダメージモデルを必要以上に複雑にしないために実装された。
    それぞれ最大で139mm以下は10度、140-152mmは8.5度、153-240mmは7度、241mm以上は6度、それぞれ貫通しやすい角度(垂直側)に調整される。入射角が調整する角度未満の場合は0度となり、完全な垂直として判定を行う形になる。

    この補正は跳弾判定のに行われるため、跳弾判定は着弾時の角度がそのまま使われる。
    跳弾に影響を与えるシステムではなく、不貫通か貫通かの判定を簡略化するためのシステムと言える。

砲塔基数x各砲塔の砲門数*5

砲撃は砲塔単位で行う。連装砲なら1回に2発、3連装砲なら3発。
破壊されて発射不能になる際も砲塔単位であり、破壊された砲塔の全門が発射不可になる。
砲塔の位置によって狙える角度(射界)は限られており、配置によっては片舷しか狙えない砲塔もある。
艦によっても若干違うが、目標を舷側方向に置く(目標に対して横向き)と撃てる基数が最大になるので、火力が大幅に増えると考えて良い。

装填速度

発射してから次弾が撃てるようになるまでの時間。「○秒」で表記される。
同名の砲では弾が同じになるが、代わりに装填速度の違いで威力(手数)の差を出していることも多い。
Tier4から搭載できる「主砲改良2」は照準速度と引き換えに装填速度が悪化する。Tier9以降からは逆に照準速度悪化と引き換えに発射速度が上がるアップグレードがある。
小口径の砲は艦長スキルで装填速度を上げることが出来る。

180度旋回所要時間

砲塔旋回にかかる時間。
敵艦を照準するための能力である。スキルやアップグレードで向上、ないし悪化させられる。
戦闘中は「全速で舵を一杯に切った時に船体旋回に砲旋回が追い付くか」が一つの重要な基準である。転舵中に砲戦を継続できるかが決まるからだ。例えば、駆逐艦で20秒を越える場合、旋回戦を行うのにはやや難がある。

散布界とシグマ値

散布界とは砲撃により着弾する地点の広がりと分布のことである。艦の性能を特徴づける非常に重要な要素であるが、公式に明らかにされている情報は多くない。現実世界では砲のサイズや長さ、艦の動揺、連装砲の砲弾同士の干渉など数々の要素が複雑に絡み合った結果であったが、ゲームであるWoWSではかなりシンプルに実装されているとみられている。少なくとも艦船の動きや射撃方法は散布界に影響を与えない。艦種と距離によって決まっている最大散布界(一部公開)と、性能調整のためによく変更されるシグマ値(ほぼ非公開)という2つのパラメータにより垂直断面の散布界が生成され、それが海面および艦に投影される仕組みになっている。
 
WoWSにおいて、射撃した砲弾は狙った地点へ伸びる円弧を中心としたメガホン状の分布をとり、その着弾地点分布は弾道の影響を受けて液滴状となる。垂直断面における楕円半径が最大散布界と呼ばれており、水平最大散布界垂直最大散布界からなる。ただし後者は深く検討されることは少なく(後述)、通常は散布界といえば前者を指す。シグマ値はその楕円状の散布界の中で中心付近にどれだけ集弾するかを表す。したがって良好なシグマ値をもつ艦であればあるほど、プレイヤーの偏差を取る能力が命中に結びつく。
 
簡単に言えば「どれほどばらけた時でも着弾点が収まる範囲」を示すのが散布界であり、「どれだけ弾が狙ったところに正確に飛んでいくか」を示すのがシグマ値である。

散布界 

  • 水平最大散布界
    ゲーム中で主砲のパラメータ値を表示させると、最大散布界という項目がある。これはその砲の射程限界における水平最大散布界を示す。楕円は狙った場所が近距離であれば小さく、遠距離では大きくなる(下図)ため、射撃管制装置モジュールなど何らかの方法で射程を変化させた場合はこの数値も上昇する。様々な艦の値の比較から、このテーブルは艦種や国籍などで分けられたグループ内では完全に同じであることがわかっている。
     
    大まかな傾向として最大散布界は戦艦が最も悪く駆逐艦が最も良い。戦艦の中でも日本戦艦は遠距離でも水平散布界が広がりにくく、独仏戦艦は逆に有意に悪化するといったような味付けがなされている。また戦艦と巡洋艦の中間にはシュペー散布界および吾妻散布界と呼ばれる変則的散布界があり、更に日本重巡洋艦の多くは例外的に駆逐艦と同等の散布界を得ている。
     
    迷彩アップグレードには自艦からの砲撃時の散布界を縮小したり、逆に敵艦からの砲撃時の散布界を悪化させる効果があるものがある。これらの効果は乗算で適用される。効果はロックオンした/された時のみに発生する一方、ロックオンなしの場合は最大散布界半径が倍になるため、砲撃戦は可能な限りロックオンして行うのが一般的である。
艦種・国籍別の水平散布界の比較

ステータス画面で閲覧できる「射程」と「最大散布界」から計算される式は以下の通り。

艦種最大散布界(単位:m)例:7km例:10km例:15km例:18km
日本戦艦射程[km] × 7.2 + 84134m156m192m214m
アメリカ戦艦
イギリス戦艦
ドイツ戦艦
射程[km] × 10.0 + 60130m160m210m240m
イタリア戦艦
フランス戦艦
射程[km] × 9.8 + 66135m164m213m242m
ソ連戦艦射程[km] × 12.1 + 29114m150m211m247m
シュペー散布射程[km] × 8.4 + 48107m132m174m199m
タリン散布射程[km] × 9.3 + 2792m120m166m194m
吾妻散布界射程[km] × 9.5 + 1582m110m158m186m
巡洋艦射程[km] × 6.9 + 3380m101m136m157m
駆逐艦射程[km] × 7.5 + 1568m90m128m150m

※ ステータス画面の射程は0.1km単位までしか表示されないため、この式では前後1m程度の誤差が出る。
例)射程21.8kmの扶桑の散布界 = 21.8 × 7.2 + 84 [m] = 240.96[m] (ゲーム画面上だと241m表示)
※ 至近距離では距離ゼロに対し散布界ゼロに集束する関係式に変化する。変化点は艦によって2km~7kmの間で異なる。(戦艦 ~Tier8:3~4km, Tier9~10:5km、巡洋艦と駆逐艦 低ティア等の例外を除き4km)
 

例外
Tier1巡洋艦全て駆逐艦と同じ数値(散布界は狭い)。
筑摩(Tier2ツリー日巡)
Albany
Aurora
Atlanta
Flint
Smolensk
Colbert
203mm砲を搭載する日本巡洋艦
パンアメリカ巡洋艦ツリー(Tier6以降)
数値の上では駆逐艦と同様(散布界は狭い)。
三笠(Tier2日戦)ver0.6.1現在、唯一のTier2戦艦。散布界は通常日戦よりやや狭い。
射程[km] × 7.7 + 69
敷島(Tier10日戦)散布界は通常日戦よりやや狭い。
射程[km] × 6.2 + 84
Admiral Graf Spee
日本を除くプレミアム大型巡洋艦
仏大巡ツリー
蘭巡ツリーTier8以降
Repulse
Novorossiysk
Florida
Renown '44
Constellation
Champagne
Borodino
Georgia
Sun Yat-Sen
Illinois
Incomparable
Mecklenburg
Thunderer
Ruggiero di Lauria
Rhode Island
独巡戦ツリー
英巡戦ツリー
巡洋艦より悪いが、戦艦よりは良好という特殊な散布界。
射程[km] × 8.4 + 48
Tallin(Tier8ソ重巡)
Mikoyan(Tier5ソ巡)
Napoli(Tier10イ巡)
シュペー散布と吾妻散布の中間
射程[km] × 9.3 + 27
吾妻(Tier9日巡)
吉野(Tier10日巡)
(Tier9日戦)
近距離では巡洋艦に匹敵するが遠距離になるとシュペー散布に近くなる特殊仕様。
射程[km] × 9.5 + 15
Kronshtadt
Puerto Rico
大型巡洋艦だが、アメリカ戦艦同様の射程[km] × 10.0 + 60
Schill
Siegfried
Van Speijk
Sevastopol
Defence
大型巡洋艦だが、通常の巡洋艦同様の射程[km] × 6.9 + 33
Queen Elizabeth(Tier6英戦)
Warspite(Tier6英戦)
Hood(Tier7英戦)
射程[km] × 10.3 + 51になっている。(散布界は少し狭い)
Viribus Unitis(Tier5欧戦)射程[km] × 9.8 + 66
仏戦・伊戦と同じ
Imperator Nikolai I
Oktyabrskaya Revolutsiya
Poltava
AL Sov. Rossiya
Navarin
Karl XIV Johan
射程[km] × 10 + 60
米戦・英戦と同じ
Slava(Tier10ソ戦)射程[km] × 5 +105
(詳しくはSlavaのページを確認されたし)
ドイツ第二駆逐ツリー(Tier7以降)
Tiger '59
Ragnar
潜水艦主砲
射程[km] × 3.5 +15
駆逐艦のほぼ半分の散布界

 

  • 垂直最大散布界
    水平最大散布界に対する係数として実装されているとみられており、水平のそれより数倍大きくなる。係数は距離によって変化し、近距離ほど楕円で遠距離ほど円に近づく。遠距離において他国より狭い水平最大散布界をもつ日本戦艦は、そのトレードオフとして垂直最大散布界はやや広い値になっていることが公式に明らかにされている(つまり目標の手前や奥に外れやすい)*6。しかし実のところ、これがどの程度影響しているのかは検証が難しいため分かっていない。
     
    散布界は垂直面で計算され、水平面に投影される。つまり実戦ではみかけの垂直最大散布界というべきものに大きく変化しているのである。このみかけの散布界では弾道、すなわち弾速および落下角度の効果が非常に大きく現れることになる。
    弾道が低い高速弾では散布界が大きく引き伸ばされ悪化するため、そのような艦は舷側に命中しにくい遠距離では理論値以上に命中弾が出づらく感じることになる。
    近距離でVPを狙う場合にもかなり大きな影響を及ぼし、垂直散布界が広い艦だと着弾位置のシビアな上下調整は難しくなる。日戦などは割り切って一発VPに当たればいい、くらいに考えた方が良い結果が出やすくなることもある。

シグマ値(散布範囲の楕円内での分散)

シグマ値は散布界内の着弾分布に影響する値で、値が高いほど散布界の中央に着弾しやすくなる。その効果から集弾率と言い換えられることも多い。本来シグマといえば正規分布における分散を指すが、WoWSでは「狙った中心ほど着弾密度が高くなる」効果を標準正規分布を用いて実装したため、シグマ値が最大散布界半径の内側における集弾性を示す重要なパラメータとなった。
 
実装艦のシグマ値は1.5~2.65の範囲であり、標準正規分布を散布界に当てはめる際の幅として利用されている。現在のところシグマ値を変化させる迷彩やアップグレードの存在は確認されていない。シグマ値は0.1上がるごとに50%散布界半径におよそ-4%の効果があり、0.1程度の差であれば体感には影響しない。しかしStalingradAlsaceのような極端な値を持つ場合は顕著に集弾性の良し悪しとして現れる。
 
Tier9以上の巡洋艦およびテスト中の艦を除き、個別の艦のシグマ値は公式には公開されていない。シグマ値が公式ニュースで初めて開示されたのはバージョン0.6.3のパッチノートである。シグマ値を知ることができるサードパーティ製ツールとしてはWoWS Fitting Toolがよく知られている。
 
なお多くの艦のシグマ値は非公式のデータ解析によるため、艦の性能調整により変更が加えられた艦については古い情報を掴まないよう注意が必要である。シグマ値が変更された例としては、アップデート0.5.6.0においてノースカロライナ、アイオワ、モンタナの3隻は「主砲の着弾分布を調整して命中精度が向上しました。」とのアナウンスがあったが、この時ノースカロライナのシグマ値が1.8から2.0に、アイオワとモンタナのシグマ値が1.8から1.9に更新されたことが確認されている(数に若干差があるのは、アメリカ戦艦はTier9以降から散布界低減のUGが積めることに配慮したものと思われる)。

シグマ値一覧

情報が古いものが紛れ込んでいる可能性があるので注意。

ツリー戦艦のSigma
Tier日本アメリカソ連ドイツイギリスフランス
艦名Sigma艦名Sigma艦名Sigma艦名Sigma艦名Sigma艦名Sigma
3Kawachi1.8South Carolina1.9Knyaz Suvorov1.5Nassau1.8Bellerophon1.8Turenne1.8
4Myogi2.0Wyoming1.5Gangut1.4Kaiser1.8Orion1.6Courbet1.8
5Kongo1.8New York1.8Pyotr Velikiy1.7König1.8Iron Duke1.8Bretagne1.8
6Fuso1.5New Mexico1.5Izmail1.6Bayern1.8Queen
Elizabeth
2.0Normandie1.6
7Nagato2.0Colorado2.0Sinop1.5Gneisenau1.8King
George V
1.8Lyon1.5
8Amagi1.8North Carolina2.0Vladivostok1.6Bismarck1.8Monarch1.8Richelieu1.8
9Izumo2.0Iowa1.9Sovetsky Soyuz1.7Friedrich
der Große
1.8Lion
406mm 419mm
1.8Alsace1.6
10Yamato2.1Montana1.9Kremlin1.8Großer
Kurfürst
406mm 420mm
1.8Conqueror
419mm
1.8Republique2.0
Conqueror
457mm
2.0

 

プレミアム戦艦のSigma
Tier日本アメリカドイツイギリス他国
艦名Sigma艦名Sigma艦名Sigma艦名Sigma艦名Sigma
2Mikasa1.8
3König
Albert
1.8
4Ishizuchi2.0Arkansas1.5Imperator
Nikolai I
2.0
5Texas1.8Oktyabrskaya
Revolutsiya
1.8
Giulio Cesare1.9
6Mutsu1.8Arizona1.8Prinz Eitel
Friedrich
2.0Warspite2.0Dunkerque1.7
West Virginia
7Ashitaka1.8Scharnhorst2.0Hood1.8
Nelson1.9
8Kii1.7Alabama1.9Tirpitz1.8Vanguard2.0Roma1.8
Massachusetts1.8
9Musashi1.8Missouri1.9Jean Bart1.9
10Bourgogne1.8

巡洋艦と駆逐艦のSigmaはほとんどの艦において 2.0 である。
Tier9~10の巡洋艦のシグマ値は 2.05 となっている。(ver.0.6.3(2017年3月30日以降)の改定)
例外値は下表のとおり。

巡洋艦のSigma例外駆逐艦のSigma例外
Tier国籍艦名Sigma国籍艦名Sigma
5ソ連Krasny Krym2.1アメリカNicholas(B)2.2
6ドイツAdmiral Graf Spee1.9
7アメリカAtlanta1.7
Flint
10ソ連Stalingrad2.65
リンク集

マスクデータに対する考察は公式筋からの部分的な開示と有志による調査をもとにしているため、現在の仕様と異なっている可能性は否定できない。過信しすぎないように注意が必要。
2016 Dev Q&A about the game
2016 GameParams.dat
2017 Unified thread for Accuracy / Dispersion in WoWs
2018 The Warships Podcast Sub Octavian QnA Transcript
2018 Some shell dispersion commentary

 

HE弾最大ダメージ

HE弾が装甲および防郭を貫通した場合の最大ダメージ。
HE弾の貫通力については口径の項目を参照。貫通力以下の厚さの装甲部位に命中すると角度にかかわらず貫通判定となる。
HE弾は貫徹力が低いので最大ダメージを見かける機会は少ない。低Tierの巡洋艦や装甲の無い空母はバイタルパートを形成する装甲が船体にむき出しになっていることがあり、このような部分にHE弾がヒットすると「防郭に命中」となる。
それ以外の貫通弾は、区画HPと船体HPの両方が十分残っている場合最大ダメージのちょうど33%のダメージを与え、区画HPが尽きている場合はその半分になる。
ダメージ計算自体には乱数の作用はない。
駆逐艦はVPを持たないため、弾種にかかわらず砲弾の最大ダメージは出ない。

HE砲弾命中時の火災発生率

砲ごとに火災発生率が設定されている他、艦長スキル信号旗によって増減する。
また実際の火災発生率は命中させた相手側の艦種・スキル・装備によっても低減される。詳細は火災を参照。
なお貫通するかどうかは火災の発生率を左右せず、貫通しなくとも火災を起こすことはできる。

AP弾最大ダメージ

AP弾が装甲および防郭を貫通した場合の最大ダメージ。
計算方法は基本的にはHE弾と同じだが、AP弾のみ過貫通(砲弾が敵艦を突き抜けてしまうこと)の可能性がある。
その場合、最大ダメージの1/10のダメージを艦のHPに直接与える(区画HPや船体HPが尽きてもダメージ量は変わらない)。
また、280mm以上の口径のAP弾が駆逐艦に当たった場合、貫通・全貫通にかかわらず最大ダメージの10%のダメージしか出ない。
跳弾、不貫通のダメージは0である。

AP弾の貫通力

AP弾がどれだけの装甲を貫通できるかは砲弾の大きさ・速さ・重さや性質・距離などによって決まり、
発射したあと目標が遠ければ遠いほど貫通力は減衰していき、貫通できない場合はダメージが一切入らない
 
貫通力の詳細は基本マスクデータだが一部が公式で公開されている他、非公式だが各種データをまとめて閲覧できるサイトもある。
参考:WoWS Fitting Tool by Aesis

公式に公開されているAP弾の貫通能力

公式に公開されているAP弾の貫通能力
以下の表は公式動画「無敵艦隊(Armada)」シリーズで公開されたAP弾の貫通能力である。
動画内では曖昧であるが、おそらく装甲板に垂直に着弾した時の貫徹力と思われる。

艦種国籍紹介された艦弾種5km10km15km同砲弾を使用する艦
駆逐艦日本Akizuki100mm/6591mm47mm-mmHSF Harekaze
ソ連Okhotnik130mm/55SAP-4686mm46mm-mmPodvoisky
Leningrad130mm/50SAP-46119mm74mm47mmTier6~9ソ駆
(例外あり)
ドイツMaass128mm L/45 LC/34Pz.gr.80mm41mm-mmTier6~8独駆
巡洋艦アメリカNew Orleans203mm/55AP Mk19321mm221mm154mmPensacola後期
Indianapolis
Baltimore初期
ソ連Budyonny
Chapayev
152mm/57B-35215mm138mm91mmShchors
Mikhail Kutuzov
Moskva220mm/65AP-23496mm392mm314mmなし
ドイツNürnberg150mm L/60P.Spr.Gr. L/3.7148mm86mm52mmAdmiral Makarov
Königsberg
Graf Spee283mm LC/28405mm301mm227mmなし
イギリスEdinburgh
Belfast
152mm/50AP 6crh Mk IV193mm118mm73mmLeander
Fiji
イギリス連邦Perth
イタリアDuca d'Aosta152mm/197mm121mm76mmなし
戦艦アメリカArizona356mm/45AP Mk16575mm467mm381mmNew York
Texas
N.Carolina
Alabama
406mm/45AP Mk8662mm563mm479mmなし
ドイツScharnhorst283mm L/54.5Pz.gr. L/4.4455mm363mm289mmなし
G.Kurfürst420mm LC/40Pz.Gr. L/4.6722mm624mm539mmFriedrich Der Große
イギリスHood381mm/42AP Mk XIIIb491mm406mm337mmなし
イギリスKing George V356mm/45AP Mk VIIb541mm385mm326mmなし
イギリスConqueror457mm/45AP742mm646mm564mmなし
フランスDunkerque330mm/52AP OPfK Mle 1935594mm495mm414mmなし
ソ連Okt.Revolutsiya305mm/52AP model 1911458mm338mm251mmNikolai I
イタリアGiulio Cesare320mm/439mm416mm320mmなし

※ Mikhail KutuzovはBudyonnyとは微妙に砲名が異なるが、砲弾が同じなので諸元も同様と思われる。
※ Belfast及びPerthは英巡ツリーと砲弾名が同じで貫徹力は同じだが、信管の起爆条件が異なっている。
  具体的には英ツリー艦は信管がより敏感で遅延時間が短く設定されている。
※ North Carolinaの5km貫通力は622mmと紹介されていたが、Alabamaは662mmとされている。
  分布曲線から見るに、North Carolina動画の数値が誤植であった可能性が高い。
※ Großer Kurfürstは420mm砲の数値。406mm砲は紹介されていない。
※ Conquerorは457mm砲の数値。419mmは紹介されていない。
 
貫通力を計算する具体的な計算式は公表されていない。
フォーラム等で計算式を推定し研究している有志はおり、ある程度の実地検証はされている。
しかし公開情報とはわずかに相違があり、研究途上である。
参考:EUフォーラム記事 Armor Penetration Curves

 
 
また実際に貫通するかどうかは貫通力と装甲の厚みに角度などを含めた細かい判定によって決まる。
装甲への砲弾の向きが垂直からズレていると装甲が厚く判定される上、特に傾きが大きいと跳弾してしまう判定が入る。
なお信管の作動にも砲弾の大きさ・性能に対して一定以上の装甲の厚みが必要で、
敵艦の装甲・船体に対して貫通力が高すぎる場合も効果的なダメージを与えることができない。
口径の詳しい説明は[口径]の項目を参照。
 
参考:公式解説動画「How it Works: Armor」(日本語字幕を選択可能)
砲弾に垂直から角度が付いているとその傾斜の分、装甲は厚く判定されるため、
例えば貫通力が500mmあるからといって400mmの装甲を確実に貫通できるわけではない。

「角度によって増える装甲の厚み」は三角関数

「角度によって増える装甲の厚み」は三角関数に従い、角度が急になるほど厚みの倍率は増える。
判定する角度が垂直から20度のズレでは約1.06倍、30度のズレでも1.15倍程度で済むが、垂直から40度のズレでは約1.31倍、さらに50度のズレともなれば約1.56倍と加速的に増加、(強制跳弾が10度から15度の英巡などで)60度のズレに至っては約2倍の厚みと判定を行う必要がある。
跳弾判定で跳弾しなければ「標準化(入射角を垂直側に少し補正するシステム)」があるため貫通判定時の角度は少し垂直へ近づき、小さい角度では角度が完全な垂直として補正されるが。
 
例:命中時点で貫通力500mmのAP弾に対し400mmの装甲は容易に貫通できるように見えて、貫通判定時の角度が垂直から38度を越している場合装甲は507mm分の装甲として機能するため貫通できなくなってしまう。
一応標準化システムにより命中時の角度は貫通判定時の角度より少し大きい。貫通力500mm以上は戦艦級=標準化が最小6度のため判定時38度は命中時44度だ。
 
ちなみに一般的な重巡洋艦の主砲203mmはAP弾の信管発動に34mmの装甲が必要となるが、32mm装甲に対してでもある程度角度さえついていれば厚くなるため信管が作動する。

また貫通させる装甲は1枚だけとは限らず、相手によっては複数の装甲と判定を行う場合もある。
その場合一枚ずつ装甲ごとに判定を行い貫通した厚みの分貫通力が減っていくため、より艦の内側へ到達するには貫通させる装甲の合計値分+αの貫通力が要求される。

複数装甲の例

例えば外側から防郭までの各装甲が「32mm+350mm+50mm+50mmの4層」で構成されている場合、全てを貫通するには最低でも482mmより高い貫通力が必要となる。
しかもその上に「角度によって増える装甲の厚み」が+αで加わるため各装甲の角度が異なる場合さらに分厚い装甲として機能する場合もある。
また当然として実際の戦闘では砲弾自体の傾きや艦自体の角度による傾斜も含まれるため、現実的にはさらに高い貫通力がなければ防郭へ貫徹させることが難しいと言える。
 
実践で合計482mmの装甲を貫徹させるには最低でも+1割の530mm分くらい、現実的には+3割の626mm分くらいの貫通力が無いと中々防郭への命中を取ることが難しいと言えるだろう。
ただ貫通力が防郭まで届くほどでなくとも、外側の装甲を破って信管も作動していれば防郭への命中が取れずとも通常の命中でダメージを与えること自体は可能ではある。

落角と跳弾について

砲弾は飛翔距離が短いほど貫通力が高く水平方向を保てるため、相手が近いほど分厚い装甲も貫通しやすくダメージを与えやすい。
距離が遠くなると貫通力が低下する上に砲弾は山なりの弾道で飛ぶ。結果として、遠いほど砲弾自体に角度がついて側面装甲を貫通しにくくなってしまう一方で遠距離であるほど落角が付き甲板装甲は貫通させやすくなる─
...というのは現実の話

WoWSではほとんど全ての場合において落角が足りず甲板装甲の強制跳弾をパスできない。つまり高落角を利用した甲板抜きというものは全ての艦種において現実的でない。
これと同様に「落角が大きいために舷側装甲に弾かれる」ということもほぼ起きない*7
縦を向けた艦の甲板装甲を高落角で抜いたように見える貫通判定は装甲の薄い上部構造物の根元に刺さった場合か、もしくは大口径の砲でほとんど厚みのない甲板を強制跳弾ルール無視で抜いたかである。

ごく一部の例外として、英巡洋艦等の射程延長による射撃、ノースカロライナの最大射程+観測機+射程延長等では本来の甲板抜きが可能であるが、いかに無意味で非現実的か、書くまでもないだろう。

SAP弾最大ダメージ

SAP弾が装甲および防郭を貫通した場合の最大ダメージ。ダメージ量は同口径のHEよりも多く、最大ダメージでいうならAP弾を凌ぐ*8
計算方法はHE弾と同じだが、AP弾同様に跳弾および不貫通が発生した場合はダメージが0になる。

ザックリといえば「ダメージの入り方」にHE弾的な特徴を与えられたAP弾である。

SAP砲弾命中時の貫通力等

SAP弾の貫通力はHE弾と同様のシステムであり、距離・角度や弾速に関係なく一定で、口径と正比例の関係にある*9
同口径のHE弾と比べると高めだが、AP弾よりは大幅に劣る(152mm砲で42mm 203mm砲で54mm)。
ゲーム内の説明で「貫通力が高い」という紛らわしい記述があるが、これはHE弾と比べた場合の話である。
厚い装甲帯や戦艦の水雷防御などに斉射した場合は垂直入射でも全弾不貫通となる。仮に最外部の装甲を貫通してもその時点で炸裂するので複合装甲を貫通することはない。薄いVP装甲が露出してる一部巡洋艦や空母でなければ、VP抜きが発生することはない。AP弾ならVP抜きを狙えるという状況ではAP弾を使った方がダメージ効率は良い。
過貫通が発生しないため、装甲の薄い艦首、艦尾、艦上構造物といった部位を狙えば大きなダメージを期待できる。

またAP弾同様に浅い角度で命中した場合は強制跳弾が起きる。ただし跳弾角度はかなり優遇(10°以下で強制跳弾 10~15°で確率の跳弾)されている。
口径(mm)÷14.3以下の装甲は強制跳弾が無視されるのも同様。

HE弾と異なる点として火災は発生しないため、火災を前提とした戦い方は全くできない。

以上のことから、SAP弾は全周装甲を施した戦艦*10やSAP弾の特徴を把握している敵に対してはめっぽう弱いと言えるだろう。
一方で艦首艦尾の装甲が薄い相手に対しては、わずかな角度さえあれば縦を向いた戦艦相手でもダメージがよく通る。*11
装甲の薄い駆逐や軽巡には、あらゆる位置関係から過貫通のない強烈なダメージをたたき込むことができる。
 

HE弾・SAP弾・AP弾の特性比較表

赤色が利点、青色が欠点を表す。
半徹甲弾の名前の通り、AP弾に似た特性とHE弾に似た特性が混在している。

項目HESAPAP備考
ダメージ低い高い高いAP同様に直接ダメージが大きい代わりに火災の可能性がゼロ
AP同様に浅い角度で当たると跳弾する(が、APより起きにくい)
火災ありなしなし
跳弾なしあり頻発
信管動作瞬発瞬発遅延HE同様に着弾した瞬間に爆発するので全貫通は起きない
HE同様に貫通力は固定値でAPより低い(が、HEよりやや高い)
HE同様に装甲の薄い部位を攻撃するのに適する
全貫通なしなしあり
貫通力最低低い高い

射程

照準ロックを行える距離の限界値でもある。射程(+散布界)より遠くに弾は届かない。
 
ver.0.6.3(2017年3月下旬)以降、射程は発砲時の発見距離と同値になった。
観測機によって一時的に射程が伸びた場合も。伸びた射程が発見距離となる。
 
蛇足だが、仰角に余裕がありそうでも射程以遠に弾を発射することは無い。

弾速

港のステータス画面で見られる「初速」と、非公開データに基づいた速度減衰により決定する。
 
弾速が早いほど発射から着弾までのタイムラグが短くなり、命中しやすくなる。弾道は水平に近くなる。砲弾は敵の舷側に当たりやすい。
弾速が遅いほど弾道が山なりになるため、高い障害物を飛び越えて攻撃できる。砲弾は敵の甲板に当たりやすい。
弾速が遅いと遠距離の敵を狙うのに大きく偏差を取らないといけないため狙いにくい。さらに、回避行動を取る隙を与えることになるため、かなり命中率が下がる。
艦によってはHE弾とAP弾の着弾時間が異なる砲もあれば同じ砲もある。前者の場合、特に弾種を頻繁に切り替える巡洋艦では偏差が変わるので注意しなければならない。
 
港で閲覧できる初速はある程度の参考になるが、減衰が分からないので実際の着弾時間はかなりのばらつきが出る。
基本的には口径が小さい砲弾ほど減衰率が大きい。ただし例外はいくつもあるので個別に特性を把握する必要がある。
各艦の着弾時間については射撃管制装置のリストを参照。

艦種別の特徴

駆逐艦の主砲

駆逐艦の主砲の口径は76mm~150mm
国によって主砲と魚雷どちらを重視しているかに違いがあるため、かなり使い心地が違う。
例えばほとんどの日本の駆逐艦は魚雷メインなので、砲戦を得意とする艦船に比べて使いどころが限られる。
逆にアメリカ、ソ連などの主砲がメインになり得る駆逐艦の場合、砲塔の旋回速度や連射速度がかなり早く使いやすい。
高Tierになると、軒並み主砲、魚雷のバランスが取れてくるため違いが少なくなる。
使い道は同じ駆逐艦への攻撃のほか、撃沈寸前の敵のHPを削ったり、大型艦の火災を狙ったりすることである。
AP弾はほぼ貫通しないため撃つのは基本的にHE弾で、火が出ればラッキーといった運用になる。ただしAP弾も艦首艦尾の薄い部分なら貫通し、効率よくダメージを与えられるため全く使わないわけではない。
いずれにしても艦によって特性が随分違うので、しっかり性能を確認しておくことをオススメする。

巡洋艦の主砲

巡洋艦の主砲の口径は105mm~380mmと、幅が広い。
基本的に装填時間や精度・照準のつけやすさで戦艦を、射程や威力で駆逐艦を上回り、継続火力=DPMが高いので手数で戦果を稼ぐ使い方になる。
戦艦の水線部近辺をAP弾で貫通するのは難しいため、基本はHEを使いつつ相手に合わせて適宜APに切り替える必要も出てくる。
駆逐艦に対してAPが強制過貫通してしまうようになる283mm以上の口径の砲は巡洋艦と戦艦の中間の様な性能になる。

戦艦の主砲

戦艦の主砲の口径は203mm~510mmと大口径のものが主役となる。
(203mm砲を除いて)大口径ゆえに装填時間が長く、射撃の技術が巡洋艦より求められる。
同格巡洋戦艦以下の装甲ならおおむね貫通可能なので基本的にはAP弾を中心として扱うことになるが、
格上の戦艦や敵艦が微妙な距離の場合に角度が急な場合などはAP弾の貫通を期待できないこともある他、
あまりに装甲の薄い駆逐艦などへは信管が作動しなかったりするため適時HE弾への切り替えの判断も重要となる。
射程も長く遠距離砲撃も可能だが、距離の分だけ弾も大きく散るので有効打も出にくい。距離という防御力を取るか、精確性による攻撃力をとるか、機動力が乏しいなりに判断する必要がある。

空母の主砲

現時点では空母には主砲は実装されていない。
搭載されている砲は全て副砲として扱われている。

潜水艦の主砲

潜水艦は極一部が副砲の代わりに主砲になっている。 
口径は105mm~140mmであるが単装砲1基だけであり砲撃がメインでない駆逐艦にも負ける火力しかない。射程も短く、自身の抗堪性の低さから撃沈寸前の敵を削る以外では使うのは厳しい。
また現状すべての砲弾がSAPである。

コメント欄

  • ゲーム内で射程が一番長いやつをアプグレマシマシにしたら最大射程どのくらいになる?だれかおせーて -- 2020-07-08 (水) 12:43:48
    • オーバースペック過ぎて数字覚えてないけど大和型射程UG+観測で35km以上だったとおもう当たる当たらない以前に使うマップがほぼない -- 2020-07-08 (水) 12:49:18
      • マップの端から端まで届くロマンがあってカッコいい -- 2020-07-08 (水) 13:15:31
      • トレモでやってみたけどいつまでも弾が落ちてこなくて面白かったぞ -- 2020-09-14 (月) 16:11:20
  • APの貫通力の項で書いてあるけどノスカロ最大射程だと甲板抜きできるっていうのは着弾地点だと甲板に対してほぼ垂直に砲弾が落ちるからってこと? -- 2020-07-13 (月) 12:24:59
    • ノスカロの16インチ砲弾は最大射程付近ならば落着角度が30度以上になるから、28㎜より厚い甲板装甲を貫通する可能性があるってことだね。28㎜以下は強制貫通できるからもっと浅い角度でも貫通できる。 -- 2020-07-13 (月) 12:54:39
  • 落角と跳弾についてを追記。 -- 2020-09-17 (木) 13:08:42
    • 「甲板抜きというものは全ての艦種において現実的でない。」→「航空母艦のAP爆弾を除いて現実的ではない」というのはどうでしょうか? -- 2020-09-24 (木) 18:22:19
      • 木ではないけれど、主砲のページに書いてあるのだからこのままでいいのでは? -- 2020-09-26 (土) 12:05:42
      • あぁ、なるほど!たしかに航空機のページに記載すればいいですね -- 2020-09-27 (日) 22:00:18
  • DDの主砲とCLの15cm級の主砲のAP弾を使うタイミングがいまいちわかりません。装甲の厚いBB,CA以外に対して10km以内の時敵艦が腹を見せている際に撃ってもBPをめったに貫通できないのですがもっと距離を詰めたほうがいいのでしょうか? -- 2020-10-11 (日) 15:47:11
    • VP(Vital part)ヴァイタルパートね。どの距離から抜けるかなんてトレーニングモードで確認すれば良い。まぁDDで戦艦のVP抜こうとしてる時点でまぁうんって感じだけど -- 2020-10-11 (日) 16:40:34
    • 15cmでVP抜けるのはツリー艦なら英軽巡と米軽巡くらいじゃないかな。もちろん近距離のみ。一部の砲が強い駆逐だけこいつらにVP抜けることあるから基本的には駆逐じゃVP抜けないと考えた方がいいかも。 -- 2020-10-20 (火) 12:33:17
    • APってVP抜くためだけにあるわけじゃないから、横向いてる敵艦の艦首艦尾や上部構造を積極的に狙ってこう。薄い所なら小口径APでも貫通できるから。火災ダメージは修理班で全快できるけど、APの貫通ダメージ(VP除く)は半分しか回復できない(多分…うろ覚え)から、HEより有意義なダメージ出せるよ -- 2020-10-20 (火) 12:47:42
    • 港でどの戦艦でも構わないから選択して画面右側の「装甲レイアウト」を見てみるといいよ。米軽巡の6インチAPで5kmで200mm、10kmで120mm、15kmで90mm。艦首、艦尾、上部構造物と舷側の上半分の砲郭を貫通できる可能性があるよね。うまくあてると斉射ごとに6-7000のダメージが入ったりします。VP含む舷側の下半分の主防御帯は6インチではほぼ抜けないので避けよう -- 2020-10-20 (火) 17:45:53
      • 200mmとか数字はおおよその貫通力ね -- 2020-10-20 (火) 17:46:59
  • 既出かもしれんが副砲散布界の情報を見つけた。検証の仕様もないが、とりあえずペンサコーラ何があったんだ -- 2020-12-31 (木) 15:00:37
    • 長門と愛鷹の副砲よく当たるなと思ってたらセッツと同じだったのか。ペンサは片舷4門しかないからなあ… -- 2020-12-31 (木) 15:10:52
  • 強制跳弾無視のルールの例外に(一部小口径弾の遠距離におけるごく浅い角度での着弾時が該当) とあるけどそうするとルール無視した場合はほぼ確実に貫通か過貫通になるんだな。大口径が有利なわけだ。 -- 2021-08-28 (土) 15:04:06
    • ゲームをプレイするうえではほとんど考慮する必要がないレベルの話なので注釈におろしました -- 2021-09-16 (木) 01:20:40
  • fitting toolの貫通力のグラフのimpact angle (deg)ってなにを意味してるんや -- 2021-09-29 (水) 04:08:03
    • 水平か垂直か知らんが装甲に命中した時に何度角度がついて刺さったか、でいいと思う。角度つくと見かけ上の厚さが増えるからな。 -- 2021-09-29 (水) 05:43:00
      • サンクス 発射のときの仰角みたいなもんか -- 2021-09-29 (水) 14:58:26
  • SAPの信管って遅延信管じゃないの?着弾して弾頭が潰れた後、貫徹して爆発って過程だったはず。 -- 2021-10-14 (木) 23:01:19
    • 遅延信管だし一応信管時間も設定されてるんじゃなかったっけ? ・・・海の英雄で読んだかもだからゲームシステムだと違うかも。 -- 2021-12-24 (金) 18:16:51
    • システム的に信管作動厚も作動時間も設定されてるっぽいけどT1艦艇みたいにクソ薄い相手撃っても絶対に過貫通出ないから無視されてる。多分跳弾判定クリアして貫通に進んだ時点でHEの計算式に移行して使われないんだと思う。 -- 2022-03-12 (土) 04:25:45
  • エクセルでグラフにしてみたけどやっぱスラヴァの散布界えぐいな。10km以遠で全戦艦、18km以遠でシュペー・タリンを抜くぞ・・・ -- 2022-01-24 (月) 15:32:03
  • どっかで見たんだけどバイタル入っても過貫通したらダメ入らないってホント?主装甲貫通して信管作動してからバイタルで爆発しないといけないってことか -- 2022-05-07 (土) 11:58:25
    • ソウダヨ、真横向いた~10kmスーモが典型例だけどモンタナで撃つと適正が出ればラッキー、コンカラーで撃つとvp量産で即死 -- 2022-05-07 (土) 12:16:27
  • モンタナ君君も鈍足にならないか?雷撃が当たりやすくならないか? -- 2022-09-24 (土) 20:02:23
  • イリノイに合わせて戦艦の主砲に追記。巡洋艦も大巡砲に少々言及。潜水艦の主砲も追加。 -- 2023-03-30 (木) 08:21:27
  • Sap弾ってモジュール破壊できないんですか?駆逐に数戦累計150発ほど203mmSAP貫通させましたが1回もモジュール破壊できてません -- 2023-05-20 (土) 05:12:59
    • 爆風判定が設定されてないから破壊できないのだと思われ。私もあまり詳しくないから憶測だが、駆逐のモジュールは爆風判定が無いとダメージが与えられないようになってるのかねぇ。主砲塔だったら過貫通しないように当たればap弾と同じように破壊できるんじゃないかな。 -- 2023-05-20 (土) 17:54:55
  • 主砲口径が203mmってどの艦のことでしょうか? -- 2023-06-30 (金) 09:03:03
    • 殆どの重巡が203mmだよ。 -- 2023-06-30 (金) 10:54:14
      • すみません、主砲口径が203mmの「戦艦」でした。気になって探してみても見つからなくて... -- 2023-06-30 (金) 11:22:34
      • それはIllinoisです。アイオワの主砲を変えてHPを下げただけのやつです。 -- 2023-06-30 (金) 11:31:27
      • ありがとうございます。てっきり356mmだと思って見逃していました... -- 2023-06-30 (金) 11:57:27
  • 散布界を更新。参考 -- 2024-01-16 (火) 19:06:41

*1 実際に砲弾が装甲内を通過する距離。角度が付けばそれだけ長く(厚く)なる。
*2 ソ連180mm以上砲を含む
*3 最上Duguay-Trouin
*4 勘違いされやすいが「強制貫通」ではなく、跳弾が起きなくても不貫通になる可能性も理論上は存在する。一部駆逐艦の小口径弾の遠距離におけるごく浅い角度での着弾時が該当。
*5 日本語文献では「各砲塔の砲門数x砲塔基数」の表記が一般的だが、ここではゲーム内の表記に準拠する
*6 https://www.reddit.com/r/WorldOfWarships/comments/6910d9/the_warships_podcast_sub_octavian_qna_transcript/
*7 根本的な貫通力不足か距離による貫通力減衰が主要因である
*8 例外を除いて防郭貫通が発生しないので最大ダメージが入ることは基本的にない
*9 口径x[mm]のSAP弾の貫通力はおよそ0.24x+5 [mm]
*10 これが低ティアにおけるSAP弾が弱いと言われる所以だと思われる
*11 How it Works: SAP Shells参照 https://www.youtube.com/watch?v=zZzlivBoP8s&list=PLVmXzlhZvJVSo3LA0O0ccjHRxxv-Qzchb&index=6&t=0s