勝率アップを狙う為に
ゲームを始めた当初は中々勝てないでしょう。要因は様々ですが、
・操作の習熟
・射撃精度や判断力等の戦闘経験
と言った物が不足している為致し方ない事も多分にあります。
しかしそういった場数を求められる要素以外にも、下記の様な点に注意すると勝利のチャンスを増やせるでしょう。
準備編
艦の性能を底上げする
艦には数種類のオプションを搭載する事が出来ます。それらを可能な限り搭載する事で性能を底上げしましょう。
各オプションの効果は微々たるものですが塵も積もればなんとやら、艦長スキルの効果とも合わせて積み上げることができます。クレジットに余裕がある範囲で搭載すると良いでしょう。
船体の基本能力は変えられませんが、できるだけ最高の戦闘力を持った艦で戦いに挑みましょう。
- アップグレード(UG)
船体アップグレードを搭載すると、砲塔旋回が遅い艦で旋回速度を改善、対空性能の高い艦で更に対空能力を向上させる、といった様に短所を補ったり長所を伸ばす事が出来ます。
他のオプション群と異なり一度クレジットを消費して搭載すれば、以降はアップグレードを乗せ換えない限り再コストは発生しません。ただし取り付け可能でも、その艦には実質的な効果が無い罠の様なモジュールもありますので注意してください。
例としてTier1艦への「副兵装改良」です。Tier1艦が参加する試合に空母は登場しないので、対空砲はそもそも使う必要がありません、副砲もありません。
- 信号旗
信号旗はミッション報酬、武器庫での購入、コンテナからのドロップアイテムとして入手出来ます*1。
速力増加や火災・浸水の自然復旧時間短縮等といった戦闘に直接関わるステータスを向上させる事も出来ます。特に駆逐艦や装甲の薄い巡洋艦といった爆沈しやすい艦には、自艦の爆沈発生率を0%にできる旗(Juliet Charlie/通称「爆沈旗」)がかなり有効です。
ただし低Tierでは役に立たない旗(魚雷が無い戦場で浸水対策旗)や、艦によっては効果がない旗(消耗品:修理班を持っていない艦に回復効果を増加させる旗を掲揚)もありますので、付ける前に本当にそれが有用かどうか確認しましょう*2。
搭載できる上限数が決まっているので、何を重視するのかよく考えましょう。なお最大まで搭載すると洗濯物のように旗が多数になって、見かけも豪華になります。
クレジット、経験値を稼ぐ
艦本体、艦のモジュール、アップグレード、信号旗の購入にはクレジットが必要です。
また艦長をレベルアップさせたり、高位Tierの艦を入手するためには指定の経験値を稼ぐ必要があります。
これらは全て課金アイテム(ダブロン)で購入することはできますが、一部無料で入手できるアイテムで戦闘時の獲得成果を引き上げることができます。
- エコノミーボーナス
各種エコノミーボーナスを装着することで、クレジット、各種経験値を通常よりも多く獲得することができます。
ほとんどは有料ですが、中程度の消費型エコノミーボーナスは割と頻繁にミッション報酬などでバラまかれるため無課金であっても入手は比較的容易です。
高位のボーナスは有料だったり入手困難だったりしますがクレジットなら最大320%、フリー経験値ならなんと7200%まで増加する消費型ボーナスもあります*3。
ボーナス合算で中Tier以降は一試合で2万を超える経験値を入手するのも夢ではありません。
より詳細な稼ぎ方はこちらを参照してください。
戦闘環境を整える
- ミニマップ
敵や味方の行動を把握する手段としてミニマップは非常に便利です。
しかし、デフォルトの状態では小さくて見辛いため、メイン画面に支障がない程度に拡大しておくといいでしょう(拡大は戦闘中に[+]キー、縮小は[-]キー)。
ミニマップ上にある歯車アイコンをクリックするとマップの透過度や自艦艇の発見距離や武装の射程を表示・非表示に切り替えることができます。
生存や与ダメージにも大きく関わってくるのでしっかりカスタマイズしておきましょう。
艦のモジュールは早めに更新する
このゲームの特徴として、次Tierの艦を入手してもすぐには最高性能の状態で使用出来ないという点があります。
「モジュール」という艦を構成するいくつかのパーツがあり、入手直後は性能の低い初期モジュールで構成されている(ストック状態)からです。次Tierの初期段階は前Tierの最終段階より能力が下がる場合が多いです。
ランダム戦等に参戦するプレイヤーは基本的に最終段階に更新した上で戦いますので、敵艦はティア相当に強化され、Tierが上がった直後のストックでは非常に厳しい戦いを強いられます。
通常はその状態で戦いながら経験値を獲得し、モジュールを研究して強化する流れになりますが、他の艦でフリー経験値を貯めておき、それを消費する事によってモジュール研究すれば厳しい状態を早めに切り上げる事が可能です。
対人のランダム戦と比較すると得られる経験値・クレジットは半分以下になりますが、NPC相手のcoop戦で戦い、そこで経験値を得てモジュール強化するのもお勧めの手段です(この場合、砲の偏差や旋回能力等、艦の扱いに慣れる事も出来ます)。
Tierが上がる程にモジュール強化にかなりの経験値が必要となりますが、艦によっては1つモジュール更新するだけで実戦に耐え得る程に戦闘能力が大きくアップする場合もあります*4。全ての艦種で「船体」は早めに更新すべき(駆逐艦であれば魚雷も)ですが、それだけでも実戦である程度は戦えるようになります。
空母に関しては全てのモジュール*5(艦載機も含まれます)を開発した上での実戦参加が望ましいです。
というのも、空母は試合全体に与える影響が極めて大きく、同一空母であっても艦載機や搭載数といったモジュールの性能差は実力で覆すのがほぼ不可能な為、勝敗に大きな影響を与える事になるからです。
艦長スキルの積極的な習得を
艦長スキルは艦自体ではなく、乗艦する艦長にスキルを付与する事で搭乗艦に対して間接的に効力を発揮させる物です。
その性質上艦を乗り換えても効力があり、その際発生する乗り換えペナルティもコストを支払えば短期間で解消できます。
アクセスレベル7になるまでは艦長機能が解放されないのでゲーム開始直後は利用できません。…が、普通に遊んでいてもそう遠くない内に到達するので、解放されたら艦長を乗せて育成し艦長スキルを覚えさせましょう*6。
最終段階であるスキルコスト4のスキルを覚えさせるまでには、艦長Lvを最低10まで上げる必要があり当分先の話となりますが、例えばすぐに到達出来るコスト2スキルの「最後の抵抗」は全駆逐艦必須とも言える非常に重要なスキルであり、有ると無いとで生存性が大きく変わってきます。
スキルの振り直しにはダブロンが必要であり、ある程度慎重に吟味すべきではありますが艦種毎に最低限のセオリーはある程度決まっています。
艦長の詳細は採用・再訓練・階級へ、スキルの一覧は艦長スキルへ。
分艦隊を組む
戦闘でマッチングする敵味方は見ず知らずの他人、いわゆる野良であり上手く連携して戦うのは難しいです。
分艦隊を利用すれば、味方と効率よく連携し戦闘を有利に進めることが可能です。
分艦隊内だけに通じるボイス・テキストチャットが利用出来るので、気心の知れたプレイヤーが居るのであれば積極的に誘ってみましょう。
具体的な理由は↓のページにありますが、分艦隊を組む場合は参加者全員の艦艇Tierを統一する事を推奨します。
詳細は分艦隊へ。
無理に高Tierで戦い続けない
次の艦を研究する為にも、自分が保有する最高Tierの艦で戦い続ける事が多いと思います。
しかし高Tierになればなるほど、相手の戦闘経験も豊富となり、容易には勝てなくなってきます。
またTierが高くなるほど艦の修理費も高騰する為、戦果を挙げられないまま高tierで戦い続けるとクレジット収支が大きく赤字になり資金繰りが苦しくなります。
高tierで連敗が続いた時はいったん下のTierに戻り、戦法を見直す事も必要です。
自分に合った艦種を使う
公式サイトの上部にあるタブから「プレイヤー」を選択すると、自分の戦績を確認出来ます。
これまでの自分の戦績の中で最も勝率の高い艦を選択する事で、自分の戦闘スタイルに合った艦で戦えます(10~20戦では判断が難しいですが、50戦して勝率が良い艦であれば概ね参考になるかと思います)。
好みと思っていた艦が意外に勝率が悪く、苦手と思っていた艦が勝率が良いという場合もあります。
またゲームシステム上、同Tierであれば基本的には国によって能力バランスの差は無い前提ではありますが、実際には装填速度や装甲の関係で他国の艦艇に対して相対的に不利な艦があり、そのような艦で戦い続けると厳しい戦績が続く事になります。
各種掲示板や本WIKI等で情報収集に努め、そのような艦の場合は他の得意な艦で貯めたフリー経験値などを利用してなるべく早く通過することも一案です。
戦闘編
同じ艦が相手でも倒せない場合がある
例え相手が同じ艦であっても、装備品や艦長スキルが違えば性能も変わってきます。
射程・装填速度・隠蔽・機動性など諸性能が強化される為、自分と全く同型艦なのに相手から一方的に攻撃される場合もあります。
特に艦長スキルを多数揃えたプレイヤーはそのまま熟練者という事でもあるので、戦闘経験も明らかに自分より豊富であり、殆ど歯が立たないまま敗北する可能性もあります。
同じ艦(国籍違いの同Tier同艦種であっても)だからといって無理に戦わず、不利と見れば引く事も必要です。いずれ味方の支援を受けて、撃破するチャンスを狙いましょう。
試合への影響力が非常に大きい空母は戦力の差が付き過ぎない様にTierと数だけは揃えられますが、そういった細かい部分の差から相手空母に敗北するとそのまま勝敗の決定打になり易いので特に注意が必要です。
戦闘開始直後は配置された位置に沿って進む
戦闘開始から会敵するまでは如何に早く味方の陣形を整えられるかが重要になります。
プレイヤーは戦闘開始時に左側、中央、右側に分けて配置されますが、基本的に左は左、右は右、中央は左右どちらかに合流する形で進むのが理想です。
いくら反対側が得意な地形だからと言って端から反対側に向かおうとすると片方の戦力が極端に少なくなりますし、合流にも時間がかかるため結局会敵直後の戦力に差が出てしまいます。
味方と連携を取る
どんなに上手いプレイヤーであろうと1隻で複数隻を相手にする事は出来ません。
このゲームでは前進・後退がすぐには反映出来ない為、自分が攻撃している時は逆に攻撃され得る時でもあります。なので多数の味方と協力して1人が受けるダメージ量を分散させ、一隻を集中攻撃する事で相手が受けるダメージを増やすのが基本戦法となります。
つまり、砲撃の偏差や防御姿勢以上に味方との連携が重要になります。戦闘開始時にチャットを利用して、どこに進むかを相談したり、優先して倒すべき敵を指示したり、危険が迫る味方に警告を出す等しましょう。
この際、日本語で書いても伝わる可能性が低い*7ので英語が基本となりますが、「英語なんてわからない」という人でも簡単な略文を知っておくだけで十分に連携は可能です。文法に則った綺麗な文を作るより単語を並べるだけの方が早く伝わるでしょう(相手が英語に不慣れな日本人の可能性もありますので)。
「where will we cap(どこを占領する)?」でも良いですが、「where cap?」や「A、B、C?」の方がパッと見でも意図が伝わり易く効果的に連携が取れます。自分の行動が予め決まっていて援護を求めるのであれば「I go A」と予定を宣言しておくと良いでしょう。
また全体マップをダブルクリックすると座標をハイライトできるのでチャットと組み合わせると尚良いでしょう。
使用頻度の高そうな連携内容に関しては、ゲーム内に「コマンドチャット*8」として定型文とボイス付きで実装されています。
こちらであれば、受け手の使用言語に合わせて自動で変換されて伝わるので、こちらをメインに使って足りない部分をテキストチャットで補完する、というのがベストな使い方でしょう。
参照 連携(チャットでの文例など) 用語集(略語や用語) 分艦隊
負けると思ってもそこからが勝負
開始後数分で味方駆逐艦全滅、全拠点を敵に制圧される、いきなり戦艦や空母が沈められる。
一般的に負けを確信する場面ではありますが、ここで諦めて敵に特攻したり無理な戦いをするのは避けるべきです。
そのような状況になると、優勢に任せてゴリ押ししようと碌に回避運動もせず直線的に前進して来る敵艦も増えてきます。
味方残存艦が集まりそのような敵艦を各個撃破する態勢を作る事が出来れば、多少の差は充分巻き返せます。
厳しい戦いになるとは思いますが、不利でも勝利を諦めず最善手を模索する心構えは、長いプレイの中で大いに役立ってきます。
上手い人のプレイを見る
「撃沈されてしまった。気持ちを切り替えて別の艦で次の戦いに臨むぞ!」
これを繰り返していると、恐らく次の戦いも前回と同じ動きをし、同様の結果になるでしょう。
「最近どうも勝率が伸びない」と思った時は、自チーム中の動きの良い人、敵艦が多く沈んでいる戦域で戦う味方の動き方を見てそのプレイを学びましょう。
射程内に残りHP僅かな火災中の敵戦艦、なぜ追わないで回頭する?あ、敵駆逐艦が味方空母狙っている!そちらを撃沈!敵戦艦は炎上ダメージで勝手に沈没…。など、自分では考え付かない動き、巧みな戦法などを知る事が出来ます。
参戦した全ての戦いを最後まで観戦しろとは勿論言えません。ですが離脱前に戦場をグルっと見回して*9善戦している仲間が居るか探す癖だけでも付けておくと良いでしょう。
敵艦を見つける事も無く1発も撃てないまま敵の流し魚雷に当たり「最初の獲物」献上…。
非常に悔しい場面ですが、そんな時こそ、新しい戦法を知る機会と捉えましょう。
World of Warshipsには、公式ライブストリーマという人が存在します。上手な方々が質問に答えてくれるので、良い機会として使ってください。
まずはCo-op戦、準備が整ったらランダム戦に低Tierから参戦する
最初はCo-op戦で、弱いコンピューター(AI人工知能)を相手にして、練習しましょう。
十分に準備が整ったらランダム戦に参戦しましょう。
ただし、ランダム戦は、低Tierにおいては過疎時間帯にプレイヤーが少ないので、敵味方2隻~4隻ずつなど極端に少ない試合がほとんどになります。
当然プレイヤー1人あたりの戦力割合が4分の1~半分となり、あなた1人の戦力責任が重くなりますし、強い人がランダム戦に参戦していれば蹂躙されてしまいます。
任務記録がある程度進んで、信号旗や迷彩塗装の装備や艦長スキルが充実してきてから、ランダム戦に参戦しても遅くはないでしょう。
むしろ、早過ぎて惨敗し悔しい思いをするより、万全の態勢を整えていい勝負できるようにしましょう。
※誰も言いませんが、このゲームは「ランダム戦で、分艦隊を組んだプレイヤー達がソロプレイヤーを狩っておいしい思いを楽しむ」ゲームとなっています。開発者自らがそういうプレイをしてるのがばれて炎上したこともあります。
さらに詳しい戦い方
普段頻繁に乗っている艦があれば、その艦の個別ページを読んでおくと良いでしょう。
戦術に関しては以下をどうぞ。
その他
連敗したら流れを変える
上記に基き準備万端、自分としては完璧な働きをしたつもりでも、連携第一のチーム戦というゲームシステム上、敗北する時は敗北します。
(筆者の経験ですが)「大口径」「共謀者」「クラーケン」を取り(ただしこの3つは味方の戦績が芳しくない場合に取り易い)、複数の拠点をCAPし、1隻で敵艦8隻を撃沈してなお敗北した駆逐艦を見た事があります。
複数の味方艦がAFK(離席)している、いきなりFF(味方誤射)が起きて駆逐艦が減ってしまった、時間切れのポイント勝ちを狙えたのに欲張った駆逐艦が敵巡洋艦に突撃して沈んでしまった、100%近い占領をしていた味方艦が占領放棄して敵空母を追い始めた、など自分が左右できない要因による敗北もよくあります。
加えて、動きの悪い味方が連続で同じチームに入る場合があるという声もよく聞かれます。
勝率60%超の猛者ですら流れを止める事が出来ず、20連敗したという事例もあります。
そのような「今日は調子が悪い」と思った時はプレイをやめる、一旦クライアントを終了して少し時間を空けてからプレイを再開するのも一案です。
(マッチング)運の流れを変えるという験担ぎ的な意味合いもありますが、連敗が続く場合は勝利への焦りから、CAPを早めようと敵艦隊の待ち構える地点に単独突進したり、ミニマップを見る余裕も無くなり敵艦隊の射程内で座礁してしまう、目の前の敵艦にトドメを差したい余り後方の敵戦艦に横腹を見せ「破壊的一撃」を受ける、等で自ら敗北を招いてしまう事もあります。
運の流れを変えたり、頭を冷やす為にも、ブレイクタイムを置く事は有効な方法です。
余裕があれば休憩ついでにいろんな艦の特徴も調べてみましょう。勝てない強敵の意外な弱点や好きな艦の本当の強みがわかるかも知れません。
主砲改良or射撃システムは船をよく旋回させるなら主砲改良でもいいが、基本的には射撃システムが良いとされている。
舵or推力は推力アプグレが「前進 / 後退時、0 ノットから 6 ノットまで加速している間のエンジン出力が 50% 向上」という効果なので、そもそも機関を停止しないならアプグレを使ってないのと同じ。 -- 2023-07-17 (月) 00:35:27
対戦ゲームの面白さは相手と競い合って勝利することですが、重要なのはその過程で如何に工夫するかであって勝敗はその結果でしかありません。coop戦はAIが弱いので簡単に勝てますが単調で、ランダム戦は対人戦であるため容易に勝つことが出来ず工夫の余地と競争の余地があり無限の展開が生まれます。陰謀論を唱えている人達はこの過程を楽しむというゲームの基本を忘れ勝敗という結果に囚われているといえます。そして工夫や試行錯誤を忘れ敗北をの原因を味方にあるとすることで自身の責任を転嫁し、戦績が悪いという事実に対しては意図的に弱い味方とマッチさせるシステムが原因だという陰謀論に行き着くというわけです。 -- 2024-05-26 (日) 11:57:15