砲撃戦

Last-modified: 2024-01-17 (水) 14:05:46

分かる人が追記、それがwiki。でも、編集をしたら必ず報告するように。流石に、誤字脱字までとは言いませんが、大切なことです。
このページは、戦術と言う答えのないモノを扱っています。多くの人の、多くの戦術が集まるようにしましょう。また、その戦術に対して批判をするときは、感情的にならず、理由を述べて批評しましょう。

概要

艦に備えられた大砲によって攻撃し撃ち合う砲撃戦。プレイヤーが操作する主砲はもちろん副砲も含めれば、空母も接近されてしまった緊急時には砲撃戦を行う状態になる。
その砲撃戦の一般的、基本的な戦術を紹介していく。
(魚雷の扱いについては雷撃戦のほうを参照)

旧解説

どの艦種であろうと、砲撃戦を行うシチュエーションは必ず存在する。空母でさえ駆逐艦に肉薄されれば副砲で砲撃戦を行うことになる。そんな砲撃戦の一般的な戦術を紹介していく。
同じ砲撃でも艦種により役割が異なる
戦艦→1発あたりの平均ダメージが最強だが連射が効かない、貫通力は最強
巡洋艦→1発あたりの平均ダメージは弱いが連射が効くし砲門も多い、貫通力は低い
駆逐艦→砲撃は弱いので魚雷頼み、低Tierは魚雷射程が短く砲撃が圧倒的に強い

平均的には、戦艦>巡洋艦>駆逐艦となるが、戦艦の発射の隙を巡洋艦で叩くといった戦術で逆転が可能だ。

なお、敵艦船は大抵前進している。よって、少し前を狙って射撃する必要がある。これを偏差射撃と言う。停船・後進していたり、不定期に速度を変え偏差射撃や魚雷の狙いを外そうとするプレイヤーもいるため、そこは臨機応変に対応しよう。

また偏差は、よほど乗り慣れた艦ならともかく、距離ではなく着弾までの時間によって決めるのがいい。艦によって砲弾の速度が違うため、距離を基準にすると少なからざる誤差が出る。デフォルト設定ではALTキーを押すことで着弾時間が表示されるが、設定→操作→左下の方の、詳細UIの項目にチェックを入れると、表示された状態をデフォルトにできる。

くれぐれも双眼鏡を覗きっぱなしにならないように。特に戦艦などは、リロードが30秒もある。狙いを付ける以外にできることはいくらでもあるはずだ。最低限、右下のミニマップをたまにチェックするくらいはしよう(テンキーの+-キーで拡大・縮小できるので好みのサイズにしよう)。
そして、等速直線運動にならないように。これは魚雷の的だ。さらに言えば、戦場までは全速力で突っ走っていいが、到着後は必要に応じて速度を変えた方が有利な場合もある。攻勢時には射線が通りやすい所が有利だろう。逆に防戦時には島影に隠れて、複数の敵に同時に射撃されないように振る舞うのも選択肢だ。

初歩

まず同じ砲撃戦でも艦の種類によって性能が異なり、その役割も異なる。詳しくはそれぞれの項目を参照。
 
主砲の性能

  1. 戦艦の砲撃戦
     主砲が最も大型でダメージ量は大きいが、リロードが長く連射が効かずブレも大きめ。
     貫通力も高く的確に命中させれば敵艦へ、敵戦艦にも大きなダメージを与える。
  2. 巡洋艦の砲撃
     戦艦には砲の大きさがやや劣るものの、リロードがやや短く連射が少し利き、ブレも小さめ。
     一発の強さ・一斉射や貫通力では戦艦に劣るが、潜在的なダメージ量は戦艦と競えることもある。
  3. 駆逐艦の砲撃
     小口径で非常に弱い。比較的リロードは早いが特別強くはない。精度は高め。
     しかし敵駆逐艦との打ち合いなど状況によっては駆逐艦の砲撃が重要となる場面もある。

 
砲撃戦では主砲以外の性能、艦の装甲や機動性も重要だ。
装甲は概ね「戦艦:分厚い」>「巡洋艦:やや薄い」(空母)>「駆逐艦:厚い所が無い」
機動性は基本「戦艦:遅い」<「巡洋艦:やや速い」(空母)<「駆逐艦:おおむね速い」
(※艦によって性能に差はあり例外的に速い戦艦・遅めの駆逐艦もいる)

砲撃\標的戦艦巡洋艦駆逐艦
戦艦〇可◎効果的〇可
巡洋艦△半々〇可◎効果的
駆逐艦×微×微〇可
  1. 戦艦の最も分厚い装甲は戦艦の砲でなければ貫通できないため、戦艦以外の砲撃で大ダメージを受けることは魚雷以外滅多に無い。優秀な装甲で長く生き残りつつ強力な主砲で敵艦を撃沈していこう。
    ただし戦艦の全身が強固な装甲で覆われているわけではないため、薄い部分へ砲撃を受ければ多少のダメージを負ってしまい、それが多数重なればやがて致命的なダメージになる他、魚雷や戦艦の砲撃をまともに受けてしまうと大ダメージを負う。
    また機動性が悪いため逃げ遅れて沈むこともよくある。動き方にはよく注意しよう。
    ちなみに戦艦の主砲は精度がやや悪く、的の小さい駆逐艦へは弾がばらけてうまく当たらないということがしばしば起きる。当たれば多少のダメージは入るので狙える時は狙いたいが、やや苦手だ。
     
  2. 巡洋艦は装甲がやや薄く戦艦の砲撃で致命傷を受ける危険性がとても高く、敵の戦艦とまともに戦ってはいけない。機動力で生き残り、使いやすい主砲で敵艦へ着実にダメージを重ねて沈めることが主な役割となる。
    特に敵駆逐艦への砲撃はとても重要。戦艦や駆逐艦ではやや対応しにくく巡洋艦の砲撃が最も適していると言える。
    なお戦艦が相手でもしっかり防御回避をしながら装甲の薄い場所へ砲撃を撃ち込めれば勝ててしまうこともある。まともに戦わなければ単純な不利ではない。
     
  3. 駆逐艦は基本的に分厚い装甲を持たないため艦が非常に脆い。砲撃も弱いためまともな砲撃戦は避けた方が良い。戦艦や巡洋艦に砲撃しても焼け石に水、大した効果が無いどころか手痛い反撃を受ける危険がある。
    そもそも駆逐艦は「生き残って索敵すること」や「陣地を占領すること」も重要なためダメージを与えることは二の次、緊急時に砲撃する程度でも良いくらいで、あとは敵駆逐艦と戦わなければいけない時に使う程度だ。
    機動力か煙幕を使って、生き残れるような良い状況でほぼ一方的に多数の砲撃を撃ち込むことができれば巡洋艦にも戦艦にだって無視できないダメージを与えることもできる。塵も積もれば山となる…が、あくまで状況の良い時に限られる。

 
ちなみに「島」は非常に重要な要素だ。島はいわば鉄壁の装甲で、島の陰に行く事で敵から身を隠したり敵の砲撃や雷撃から身を守ったりすることができ、場合によっては隠れながら一方的な砲撃ができる場所も少ないながらある。
島の配置はよく確認してうまく利用しよう。なおマップ画面では島の高さは分からないため、実際に島を見て隠れられるかどうかも確認しておくこと。低い島は視界を遮れず見つかってしまう。

初歩的な注意点

  • 敵艦を照準のど真ん中に合わせて砲撃しても当たるとは限らない!
    砲撃戦では相手の動きに合わせて、いわゆる「偏差射撃」をする必要がある。
    乱暴に端的に表現するなら「敵艦が進んでいる方向の、海面辺りを狙って砲撃する」こと。
    詳しくは「偏差射撃」へ
     
  • 命中してもダメージが入らないことも!
    砲弾を当てても当たり方が悪かったりするとダメージが上手く入らないことも多い。
    HE弾(榴弾)」と「AP弾(徹甲弾)」でダメージが入る条件・ダメージの入り方が違い、Tier2からはうまく使い分けて砲撃する必要がある。
    詳しくはそれぞれの項目や、艦種ごとの項目へ。
     
     
  • 双眼鏡モードのままだと周りが見えない!
    遠くの敵艦を狙う時は双眼鏡モード(デフォルト[Shiftキー])がとても便利だが、視界が狭くなり周囲の状況が分からなくなってしまうため適時周囲を確認した方が良い。
    (双眼鏡モードから右クリックを押すと、押している間だけ艦の周囲を確認できる)
    周囲の確認を怠るとろくなことにはならない。体力の少ない敵艦を見逃したり、島へ座礁してしまったり、味方艦と衝突してしまったり。砲撃に忙しくても双眼鏡を覗きっぱなしにせず、周囲の確認もすること。
    それこそ砲撃の度に右クリックを押す癖をつけるくらいでもいい。そこまででなくとも最低限、双眼鏡モードの最中も右下のミニマップを確認して位置を把握しておこう。
    (ちなみにミニマップはテンキーの+-キーで拡大縮小ができる。非常に重要な情報のため戦闘の邪魔にならない程度に大きめにしておこう)
     
     
  • 味方艦隊との連携は大切だ!
    物凄く単純に言うのなら「数の多い方が強くて敵艦を沈めやすいし、反対に数で劣れば一方的に沈むことが多くなる」。実際にはそこまで単純ではないが数の有利不利は非常に大きなもので、「一隻で多数の敵と戦って勝つ」なんてことはまず無理だ。
    自分が一隻で戦ってもろくなダメージを与えることもできないまますぐに沈んでしまう。だから味方の艦と一緒に戦う事がとても重要。
    戦場へは遅れているなら全速力で向かい、艦隊の前へ出ているなら警戒態勢に入ること。そして不利な時は味方と一緒に撤退しよう。
     
    少し詳しく言うなら艦隊戦では「いかに敵艦を早く沈めて数を減らすか」が重要だ。
    そのためにはみんなでバラバラの敵を攻撃するよりも「艦隊で1隻ずつ的確に狙って攻撃すること」が大切となる。体力が万全な沈めにくい艦ばかりを攻撃するのではなく、沈めやすい敵駆逐艦・瀕死の敵艦・狙いやすい敵艦などを優先して攻撃しよう
    それは裏を返せば「敵艦隊から狙われやすい状況になると、集中砲火を受けてすぐ沈む」という事でもある。敵艦の多い所へ無理に進攻してもすぐ撃沈されてしまうため、マップをよく見て、敵味方の艦隊の位置を確認しながら動くことがとても大事だ。
     
  • 辛い状況では回避運動や防御姿勢をとること!
    通常、艦の主砲を最大限使うには艦を横向きにしなければいけないが、敵に横っ腹を見せていると効果的な攻撃を受けやすい状態でもある。
    横向きの敵艦は見える的が大きくとても攻撃しやすいがそれは相手にとっても同じだ。特に巡洋艦だと敵戦艦からAP弾を受けたりして一瞬でHPの大部分を失い沈むこともよくある。
    しかし例え敵艦から撃たれる状況でも防御姿勢回避運動をとっておくと効果的な砲撃を受けにくくなり、横向きの時よりも遥かに長く生き残ることができる。
    敵艦隊から狙われている辛い時は防御姿勢、狙われていない時に攻撃姿勢とうまく使い分けて生存時間を増やしつつ、攻撃もしっかり行っていこう。
     
  • 島は鉄壁の盾だが攻撃しにくい上に、止まってると狙える角度からは絶好の的だ!
    敵艦隊から砲撃を受けると痛いため時には島の陰に隠れることも重要だが、島の陰に留まることは良いことばかりではない。
    まず攻撃を受けにくいといっても島の横からや島を飛び越えてくるような砲撃には当たってしまう。丁度いい高さの島なら隠れつつ島を越えて攻撃できることもあるが、敵に見つかっていると一方的に攻撃できるとは限らない。むしろ敵からすれば止まっていると非常に狙いやすく、しっかり隠れていないと一方的に痛い攻撃を受けてしまうことさえある。
    また丁度いい島でなければ攻撃することができないため戦っている味方の援護もできず味方艦隊をどんどん減らされてしまったり、あるいは逃げ遅れて孤立してしまい進攻してくる敵艦隊に撃沈されてしまうなんてこともしばしば起こる。
    島を利用することは重要だが、戦うべき時には戦い、逃げるべき時には逃げることも大事だ。
     
  • 航行速度は柔軟に
    航行速度は前線へ駆けつけるまでは機関最大の全速力で向かってもいいが、戦闘中は必ずしも最大速力が良いとは限らない。
    特に島の近くでは最大速力だと操舵が追いつかずに座礁してしまいやすく、もし座礁してしまうと恰好の的となってしまうため時には減速転舵することも必要。
    その他島を最大限利用するためにも速度を調整して隠れる時間や飛び出すタイミングを見計らいたい。
    また島が無くとも速度を変えることは偏差をずらす回避運動にもなり、被弾を抑えられる場合もある。極端に遅くして止まってしまうと的になってしまうが。
     
    時にはバック走で前線から離れるという手もある。艦の動きをよく見ていないプレイヤーが前側に偏差をとって砲撃して勝手に外してくれるなんてこともある。
    ただし後ろへの航行は前進に比べて非常に遅く、転舵による回避運動の効果が非常に小さくなり島陰以外でバック走を見破られてしまうと狙いやすい的になってしまうこともある。またもし艦首を前線に向けていると、その体勢から前進全速力で離脱する体勢になるまでとても時間がかかってしまい逃げ遅れる場合もあるため、決して安易にするものではない。
    島に座礁した時以外でのバック走は基本的に、島陰や煙幕へ隠れたりするときや機動力のある駆逐艦で細かい位置調整をするときなどに使うもの。あとは前向きからどうしても防御姿勢を維持したまま生存時間を少しでも伸ばしたい時くらいだ。

用語集

主砲」、「副砲」について詳しくはそれぞれのページを参照

よく使われる砲撃戦に関連した用語

HE弾 (榴弾)

当たると同時に炸裂する種類の砲弾。時には火災も発生させる。
装甲の薄い部分へと命中させることで艦の内部へ炸裂が貫通しダメージを与えることが出来るが、
反対に装甲の分厚い部分へ命中させても装甲を貫通できず通常のダメージが入らない
AP弾とは異なりどう命中しても命中箇所の装甲の厚みで判定される(口径(mm)/6未満の装甲部なら不貫通or跳弾しない)ため貫通できる相手には比較的安定したダメージを期待でき、また貫通できない相手でも火災によってダメージを取れることもある。
 

もう少し詳しく

貫通できる装甲の厚みは概ね「砲口径の1/6未満まで(一部の艦砲は1/4未満まで)」(詳しくは主砲の「口径」の項目へ)。小さい砲でダメージを与えるためには装甲の薄い場所(主に艦の上部構造体や艦首艦尾など)を狙う必要がある。
また与えるダメージは区画耐久値のシステムによって「既に損傷を負っている場所へ命中させると与えるダメージが減る、もしくはダメージが入らない場合もある」ため注意が必要。貫通しても既にボロボロな艦に対しては思うようにダメージが入らない。
なお命中箇所へダメージを与えるため、砲弾が厚い装甲を持たない(または装甲の無い)対空砲や小口径砲へと命中すればそれを破壊して機能を停止させることができる。
 
HE弾には火災発生率が設定されており、命中した場所に火災を発生させ継続的なダメージを与えることもできる。火災発生率は艦・砲によって異なり実際の火災率も敵艦によって変化するが、貫通/不貫通には左右されない。応急工作班によって即消火されてしまうこともあるが、燃やし続けられれば装甲の厚い戦艦に対しても大きなダメージを期待できる。(「火災」について詳しくは該当項目を参照。)
ちなみに火災の起きている空母は航空機の発着が通常不能になるため、できるなら狙っていきたい。(ただし相手が特定の艦長スキルを持っている場合は制限付きで発着可能)

AP弾(徹甲弾)

分厚い装甲を貫通した直後に炸裂する種類の砲弾。
HE弾よりも高い貫通力を持ち、「艦の内部で爆発する」ため重要区画へ命中・炸裂させれば最大ダメージとなり、戦艦の主砲弾であれば敵艦に致命傷を与えうる
しかし砲弾に対して装甲が厚すぎたり、当たる角度が悪く弾かれたりすると装甲を貫通できず一切のダメージが入らない(不貫通または跳弾)上、反対に砲弾に対して装甲が薄すぎても信管が作動せず不発に、あるいは信管が作動しても相手が小さすぎたり角度が悪かったりして爆発前に艦の反対へ抜けてしまったりすると小さなダメージしか入らない(過貫通と呼ばれる状態)
うまく命中させれば非常に強力だが、有効な命中を狙える場面以外ではあまり期待できない。
 

もう少し詳しく

特に有効な状況は重要区画(バイタルパート・防郭)へ炸裂させることができる状況。砲の大きさや発射速度、敵艦の大きさ・装甲の厚みなど様々な条件が関わってくるためケースバイケースではあるが、概ね「接近戦で敵艦が側面を見せている状態」や「遠距離戦で上空から落ちてくる砲弾により、上部構造物の根本から艦内に弾が侵入できる状況*1」更には「大口径砲が跳弾無視ルールにより侵入角を無視して貫通できる場合」などである。
ただし重要区画で炸裂せずとも敵艦の内部で炸裂するのであればそれなりのダメージを与えられるため、(過貫通でない)貫通弾が狙える状況ではAP弾も使っていきたい。
(なお区画耐久値の仕様はAP弾にも適応されるがダメージの処理が異なるためHE弾ほど極端な影響は出にくいとされる)
 
※細かくは砲の大きさや艦の種類によって異なるので、効果的に使うには艦砲ごとに性質を調べ覚えておく必要がある
例えば駆逐艦の豆鉄砲で戦艦へ撃っても貫通できる部位が限られ防郭には届かずダメージを非常に与えにくい。反対に戦艦などの主砲を駆逐艦や巡洋艦の薄い所へ撃っても装甲が薄すぎて過貫通を起こしやすく小さいダメージしか与えられないことが多い。また、280mm以上の口径を持つ砲のAP弾は、駆逐艦に対しては砲弾最大ダメージの10%(過貫通と同じ)しか与えられない仕様になっている(一部大型駆逐艦を除く)。
しかし駆逐艦で戦艦に撃つとしても貫通できる部分へ当てればHE弾より多くのダメージが与えられ、戦艦で駆逐艦を撃つとしても当たる数が多いなど当たり方によっては大きなダメージを与えられる場合がある。
このAP弾の使い所を覚え、HE弾との使い分けができてようやく砲戦初心者の卒業と言えるだろう。
 
ちなみに信管の作動に必要な装甲の厚みはおおよそ「砲口径の1/6以上(一部の艦砲はその半分から)」で、つまり通常のHE弾で貫通できる箇所では信管が作動せず大きなダメージを与えにくいという仕様だ。(なお艦内部の装甲で作動するといった場合もあるため、外側の装甲の薄い場所へAP弾を当てても必ずしも不発に終わるわけではない。)
なお装甲を貫いた後炸裂してダメージを与えるという性質のため、HE弾とは異なり艦上に設置された対空砲や副砲の機能を停止させることにも向かない。

SAP弾(半徹甲弾)

榴弾と徹甲弾の中間の性質を持つ砲弾。
徹甲弾よりも優れた跳弾角度を持つが、HEのように命中した場所の“装甲圧<砲弾の貫通力”である場合のみ貫通しAPのように装甲内部で爆発しダメージを与える。
その性質上、駆逐艦などの軽装甲目標や艦上構造物に当てると大ダメージを得ることができる。

引き撃ち

敵艦から離れるように、艦尾を向けて逃げながら主砲を撃つこと。撤退しつつ攻撃を行う。
特に後方に砲が集中している艦や、あるいは(敵艦より速い艦で)有利な距離を維持したい時にとても有効。
一対複数の状況に陥っても引き打ちに持ち込めれば意外なほど粘ることができる。

VP

バイタル・パートの略*2。ゲーム内の装甲レイアウトで「艦艇の重要区画」と表示される部分がそれである。弾薬庫や機関部の詰まった艦の最も重要な区画で、そこで砲弾が炸裂すると砲弾の最大ダメージを与えることができ、「防郭への命中」リボンがもらえる。
戦艦や巡洋艦は基本的に厚めの装甲でVPを守っているが、主砲AP弾の直撃を受けた場合は貫通されてしまうこともある。AP弾は(砲弾に対して一定以上の装甲で)角度が平行に近いと強制的に跳弾するため、艦首か艦尾を敵艦へと向けた防御姿勢をとることでAP弾がVPへ到達しにくいよう守ることも出来る。
ちなみに駆逐艦は特殊な扱いでゲーム的なVPが存在せず、ダメージの入り方も他とやや異なる部分がある。
 
なおHE弾は命中時点で炸裂してしまうため艦の内部深くにある重要区画には届かない。HE弾での「防郭への命中」は、重要区画の装甲が外と面してむき出しとなっている艦で、かつその装甲をHE弾が貫通できるときにしか起きない。

防御姿勢

艦の艦首または艦尾を敵艦へと向けることで、敵艦からの被弾面積を減らしまたAP弾を弾き防郭への到達を防ぐ姿勢。
防御姿勢をとらずに戦闘を行うと多数被弾するだけでなく防郭への命中を取られてしまいやすく、とても簡単に撃沈されてしまうため非常に重要。
AP弾に対しては垂直に近いほど見かけの装甲厚が増し貫通されにくくなる他、一定以上の角度だと強制的に跳弾させることができるため、防御姿勢の角度は敵艦から見て垂直+-30度以内であることが理想。
(なお砲に比べ装甲が極端に薄い場合は角度に関わらず貫通されてしまい、真正面や真後ろからVPへの直撃を受ける場合もあるため適度な回避運動も重要となる。装甲の薄い巡洋艦で戦艦主砲の直撃を受けるのは防御姿勢でも危険だ。)
 
ただし艦を縦に向ける関係上、攻撃に使用できる兵装が限定されて最大限の攻撃を行えない状態にもなる。受けるダメージを最小限にするが与えるダメージも少なくなってしまう。
攻撃を全く受けない状況ならば艦を横に向け最大限の攻撃をすることが望ましいが、下手に横へ向けると敵の攻撃の直撃を受けてしまう。状況判断をして防御姿勢・攻撃姿勢をしっかりと切り替えていくことが大事。(リロードの遅い船を相手にした戦いの場合、攻撃姿勢と防御姿勢の切り替えを適切に行うことで最大の攻撃力を発揮しつつ相手の攻撃を防御姿勢で受けることも可能になる。)

回避運動

防御姿勢と併せて重要となる、減速や加速をしたり転舵で曲がるなどして等速直線運動などこちらの動きを見越した攻撃を避ける操作のこと。
戦闘していないのであれば不要だが戦闘中では重要である。
 
特に魚雷・雷撃の対策として非常に大切。
転舵も加速も減速もせずに、ただまっすぐ進んでいると非常に雷撃で狙いやすく、恰好の的となってしまう*3ため、敵に魚雷を撃たれそう・あるいはすでに撃たれてそうなときは転舵したり加速減速したりして予測をズラし回避できることもある。
ただその回避運動を見越して雷撃してくる場合もあるため絶対の回避方法ではないが、とは言え非常に有効な方法ではあるため怠らないようにしたい。
(魚雷の回避について詳しくは雷撃戦のページを参照)
 
魚雷に限らず砲撃に対しても有効な場合がある。
特に発射から着弾まで時間のかかる遠距離での砲撃戦では回避運動をとることでも被弾を減らすことができる。
巡洋艦で戦艦の相手をする際はとても重要。機動性の高い駆逐艦であれば中距離から回避運動が機能する。防御姿勢をとりつつ、回避運動も併せよう。
ただし転舵をしてもすぐ曲がるわけではない。転舵自体瞬時に行われるわけでなく、転舵がかかっても慣性が働き転舵してすぐは滑るように動くため、完全に回避するのはよほどの遠距離でもなければ難しい。それによくあるわけではないが転舵を見越した砲撃だった場合は転舵することで被弾してしまうこともありえる。
近距離では回避運動をとっても砲弾の回避はあまり期待できない。ただ偏差が乱れれば当たったとしても防郭への直撃を防げることもあり近距離でもやらないよりはマシなこともある。
 
 
回避運動の欠点として転舵をすると速度が落ちてしまい、速度が落ちると転舵による移動量が減少する。
最高速からの転舵であれば大きく動けるが、転舵を繰り返したりして速度が落ちていると移動量が少なく回避の効果が小さくなってしまう。
また敵艦隊の視界から逃げ出したい時などは下手に転舵せず全速力でまっすぐ逃げた方が、結果的に被弾が少なく済む時もある。

偏差射撃

砲撃は発射から着弾まで時間がかかり、また実際の戦闘では敵艦も基本的に動いている。
敵艦が動いている場合、照準を敵艦に合わせて撃っても発射から着弾までの間に敵艦が動いて当たらない。そこで着弾するタイミングで敵艦がいるであろう位置を狙って砲撃することで遠距離の砲撃を命中させるテクニックが必要になる。
これが「偏差射撃」と呼ばれる技術だ。(そうやって狙うことを"偏差を取る"とも表現する)
 
砲の性能や敵艦の動き方によって偏差の取り方は大きく変わってくるが、とにかく「距離(着弾までの時間)と敵艦の動きを見ながら撃つ」ことが重要。遠いほど・敵艦が速いほど偏差の幅を広げる必要があり、敵艦が遅い・敵艦が近いなら偏差の幅は小さくて良い。
なお砲や砲弾の性能によって速さや弾道が違い同じ距離でも砲弾が到達するまでの時間は違ってくるため、実際に考えるのは"距離ではなく着弾までの時間"だ。艦によって違うことはよくあるが、同じ艦でもHE弾とAP弾で違うこともよくある点にも注意。
([ALTキー(デフォルト設定)]を押すと詳細情報が表示され、着弾予測時間も表示される。ちなみに詳細情報は設定の「戦闘UI詳細モード」をONにすれば常時表示させることもできる)
 
慣れるまでは大変だがおおまかに合っていれば敵艦のどこかに当たってくれる。どうしても難しいなら一度に全ての主砲を発射せず、一回だけ適当に狙って撃ってズレを確認し、そのズレている分を修正して次を撃つという手もある。(弾着観測と呼ばれる砲術)
慣れてしまえば勘で一発目からかなり合わせられるようになり、ただ敵艦に当てるだけでなく「敵艦の部位」を狙うこともできるようになってくる。
 
ただし敵艦が回避運動をしている場合、素直に偏差を合わせようとしても偏差をズラされて避けられてしまうことがよくある。その場合は敵がどう動いているのかをしっかりと注視して、動きを先読みしつつ偏差射撃をしよう。

最大射程と初撃

「相手が射程内にいるから砲撃だ!」が適しているのは低Tierの巡洋艦や戦艦での話である。
敵に見つかっていない状態でも、砲撃すると被発見距離が広がり敵から見つかってしまいやすくなるという問題がある。
射程は通常Tierが上がるほど伸びていくが、実際に有効な射程は最大射程よりも短い事が多い。Tierが上がるほど砲撃は有効なタイミングで行うよう慎重な選択を求められる。
「射程内にいるから攻撃していい」なんてのは低Tier帯の駆逐艦以外だけでの話で、また例え低Tier帯でも砲撃するかどうかの判断はそれなりに大事だ。
 
ざっくり説明するなら例え敵艦が射程内でも
「敵に見つかっていないのなら砲撃を焦らず的確な砲撃や有利な砲戦ができる状況を待つ方が良い場合もある」

より詳しい説明

砲撃すると一時的に被発見距離が広がり敵から見つかってしまいやすくなる。
そのため「着弾まで遅いなど遠距離砲撃に適さないが隠蔽性が高く見つかりにくい」という艦は敵艦が射程内にいても安易に砲撃せず、良い状況を見計らって砲撃したり見つかってから砲撃するか、あるいは不利な状況なら砲撃せず逃げるか・砲撃しながら逃げたりすることが望ましい。安易に最大射程の砲撃をすると自ら自分の利点を潰しつつ不利な状況で戦うこととなってしまいやすい。
(なお敵から見つかった状態でなおかつすぐ離脱できそうにない状況であれば砲撃をしてもしなくても変わらないため、離脱できそうな時までひとまず砲撃することとなる)
 
あるいは例えば巡洋艦で敵戦艦と戦うのは不利でかなり危険だ。しかし隠蔽性で勝る巡洋艦なら見つかる前に「引き撃ち」の体勢を整えそのまま引き射ちでの砲撃を始めるといったことができれば、敵戦艦が相手でもそれなりに戦うことが出来るだろう。もしダメそうであればそのまま距離を取って砲撃を止め隠れるということもできる。
敵の駆逐艦や航空機が哨戒している状況ではそう簡単な話でもないが。
 
 
一応相手の最大射程よりも遠い位置からであれば一方的な砲撃が可能で非常に有効ではあるが、遠距離であればあるほど偏差が難しく命中性は落ちてしまうため一方的に砲撃できる場面以外では最大射程付近での砲撃はあまり有効とは言い難い。
撃ち合いになる場面においては主砲の遠距離砲撃の適性(弾速や集弾性の良さ)によって大きな有利不利が生まれることもしばしばある。特に低初速・高弾道な砲は着弾まで非常に時間がかかり、敵艦が回避行動を取りやすく命中性はさらに劣悪となる。
 
もし長射程かつ遠距離砲撃に適した艦で最大射程付近でも正確な砲撃できるのならその距離から砲撃を開始することが理想的である。しかしどれだけ遠距離砲撃に適した艦であっても、距離が開くほど命中性は悪くなりあまり効果が無いことも度々あるため、現実的にはそううまくいくとは限らない。
遠距離に適した艦でも敵から見つかった状態であればすぐにでも砲撃を開始しても良いが、敵から見つかっていない状態であればあえて砲撃せず距離を詰めて見つかってから砲撃するという作戦もある。戦艦の主砲であれば敵の巡洋艦に致命傷を与えうるためより確実な砲撃をしたいがそれは敵艦も分かっており戦艦が見えた場合は逃げ隠れされてしまうため、より確実により的確に初撃を加えられるよう工夫をしたい。

ただし既に見つかっている状態なら逃げたい時など特別な理由が無ければさっさと砲撃を開始しよう。
 
また味方艦が見つかって既に砲戦を開始しているといった状況なら、戦艦や巡洋艦は悠長に待たずなるべく早めに砲撃を開始しよう
そして長射程を誇る艦だからといって敵の最大射程外から砲撃していればいいとは限らない。敵との距離が遠ければ遠いほど命中性は低下し、効果的な砲撃をしにくくなる。
もし味方艦隊と敵艦隊とが距離を詰めて砲撃戦をしている時に、歩調を合わせず隠れたり下がってしまうと敵艦隊へ与えるダメージが少なくなり味方艦隊が不利になってしまい、味方艦隊から撃沈されどんどんと不利が大きくなっていく事がよくある。
元々敵艦隊の方が多く不利な状況であったり、あるいは自艦の体力が大きく減っているといった状況では距離を取って早めに離脱するべきだが、そうでない状況でまで離脱してしまうと自ら不合理な不利を作り出して艦隊の崩壊を招く危険がある。

旧解説

基本的に、Tierが上がるにつれ射程は伸びていく。遠距離からの一方的な攻撃が有効なのはご存知の通りだ。しかしながら、隠蔽性に優れた艦艇かつ、高弾道・低初速の砲を備えた艦艇は、最大射程での砲撃は避けたいところだろう。例えば、Aobaに対するCleveland、Zaoに対するDes Moinesのように、最大射程付近で砲を撃ち、見つかってしまうと不利になることもある。

戦艦は、できる限り遠距離から正確に初撃を送り込むこと、巡洋艦は、敵艦の射撃を確認してからでも回避可能な距離で正確に当てること、駆逐艦は、魚雷を射ち終わって確実に離脱できる距離で初撃を送り込むことを意識しよう。

順次射撃と一斉射撃

砲撃は「砲塔ごとにタイミングをズラして発射する順次射撃」「全ての砲塔を一度に発射する一斉射撃」の大きく二通りの方法がある。
ちなみに左クリック1回で砲塔一基での砲撃、左クリックを短く二回押す*4と(砲撃可能な)全ての砲での一斉射となり、左クリックを押しっぱなしにすると(砲撃可能な砲で)一基ずつ順次に発砲する。
状況や艦に応じてうまく使い分けよう。
 

一斉射
ダブルクリックで全砲門の一斉射撃をする。
砲撃にかける手間や時間を最短に抑え、再装填中に他の行動を取ることがしやすい。
例えば一斉射するときだけ艦を傾け発射したらすぐ防御姿勢へ戻すといったこともできる。
双眼鏡を覗く時間も最短で済み状況の把握もしやすい。
また、見つかっていない状態からであれば敵から見えない状態から発砲できて奇襲的な砲撃となり、砲撃から20秒待てば隠蔽性が戻り再度隠れることもできる。
 
欠点として偏差が全く合わない場合、砲撃は全て外れ次弾の装填を待つ必要がある
特に装填時間の長い戦艦では偏差が合わないことは致命的。自信が無ければ弾着観測に頼ろう。

 

弾着観測
「まず一つの砲塔で砲撃を行って着弾まで待つ。着弾地点と敵艦との狙いのズレを確認し、ズレを修正して残りの砲塔での斉射を行う」という砲術もある。
奇襲的な効果は薄く、また敵艦の回避運動によってはうまく機能しないこともあるが、回避運動を怠っている敵艦なら遠距離砲撃でも比較的精度の高い砲撃を行える。
遠距離でなくとも中距離や近距離で確実に敵艦中央などを狙う時は一斉射せず、「一発撃って狙いのズレを確認する」とより精度を高めることができる。
 
欠点としては着弾まで待つ必要があり、遠距離砲撃では着弾観測~斉射までかなり時間がかかる点。
より精度の高い砲撃ができると言っても回避運動によってずらされることもよくあり、ただ遅いだけの砲撃となってしまうこともままある。
もし巡洋艦や駆逐艦などで砲撃から着弾までに装填がほぼ完了するような距離・装填時間なら最初から一斉射して、そこからズレを修正していった方が良い。基本、戦艦や装填時間が長めなタイプの巡洋艦の為の砲術だ。
 
慣れてきたなら砲の山なり軌道の頂点の時点でどこに着弾するかのあたりをつけて照準を修正できるようになると効力射に必要な時間を大幅に短縮できるようになる。

 

順次射撃
左クリックを押しっぱなしにして順次射撃をし装填後は最短で次弾を発射する方法。楽に最大限の連射力を出すことが出来る、場合もある。
狙いがしっかりととれていればほぼ最大限の速度で敵艦を砲撃し続ける。
特に連射速度の速いタイプの巡洋艦や駆逐艦で有効だが、ただし装填速度が極端に速い場合は全砲発射する前に再装填が完了してしまうため、むしろ発射数が減ってしまうこともある点には注意。
その他、順次砲撃しながら照準を微妙にずらしていく事で砲弾をばらけさせるという砲術もある。狙いが確かではない時に敢えて広く散布することで範囲内に相手が収まりやすくしたり、あるいは敵艦の艦首から艦尾まで広くHE弾を撃ち込み多数の火災を狙うといったことが出来るだろう。
 
欠点として、連射開始時点でも順次砲撃していく分 開始時点では連射速度がやや遅いという点。(また連射速度に関しては一斉射で装填直後に合わせてダブルクリックをしてもほぼ最速に近い間隔での連射をできるため、長く撃ち続ける状態でもなければ一斉射でもいいだろう)
また発射し続けている間は狙いをつけるためにほぼ常時双眼鏡モードとなってしまいがちで、周囲の確認が疎かになってしまいやすい。右クリックでの周辺確認は怠らないよう注意しよう。
あとは常に発射し続けるような連射で着弾までの時間が長いと、どこまでがどこを狙った弾なのか分かりづらくなってしまい弾着観測によるズレの修正がしづらいという場合もある。
旧解説

一斉射撃については、特に戦艦の場合、通常は艦首/艦尾を見せ防御態勢を取っておき、一斉射撃の時だけ横腹を見せ、射撃後素早く防御態勢に戻る立ち回りが有効だ。一瞬で全門撃てるのが強みで、双眼鏡を長く覗いて居る必要も無い。ダブルクリックがトリプル以上のクリックになると一斉にならない場合があるので注意。

反面、順次射撃を活用し、1~2砲塔のみ射撃して着弾観測、修正後残りの砲で効力射、と言う手も、特に装填時間の長い戦艦では有力である。遠距離射撃の時などに役に立つ場合があるだろう。ただし奇襲効果は無くなる。

また、順次射撃時に高速で連射が可能な一部の軽巡洋艦・駆逐艦の場合、左クリックを押しっぱなしにすることで、発射数を最大に取ることができる*5。着弾観測も容易だ。HE弾で大型艦を燃やす時などに有力かもしれない。しかし双眼鏡を覗きっぱなしになりがちなので危険な海域では注意。

戦艦による砲撃戦

戦艦と言えば砲撃戦、砲撃戦と言えば戦艦と言う、戦艦の代表的な戦術である。ちなみに、水上戦闘機による航空戦や、魚雷を用いた雷撃戦は、それを行える艦が限られている。
戦艦の砲撃は、貫通力は超逸品ではあるが、主砲の装弾時間が30秒前後かかるため、1発の意味が非常に重い。長い装弾時間の為に実は理論上の時間辺り与ダメージは巡洋艦にも劣る。いかに命中させ、VPを破壊するかが、砲撃戦に勝利する鍵である。
 
基本的に遠距離からの砲撃がメインになるので、偏差射撃の技術を身につける必要がある。
Tier4以上の戦艦は15Kmや20kmという長射程を誇り、巡洋艦の射程外から一方的に砲撃できる。
しかし射程が延びるということは、同時に弾着までの時間も伸びるということを意味する。弾着までの時間が長いと少し針路変更しただけで容易に回避されてしまう。また長距離砲撃の回避に役立つ艦長スキル「敵弾接近警報」(着弾まで6秒以上の射撃を受けた際に警告)が1ポイントと手軽に習得できることも頭に入れて欲しい。
回避されない為にも味方巡洋艦の砲戦距離から離れすぎないように戦闘しよう。その距離だと主砲は比較的まとまり、斉射1回で巡洋艦を沈めることも夢ではない。無論、敵弾は集中しHPはゴリゴリ削られていくが、そのための自己修復と膨大なHPなのである。
ただし距離を詰めすぎれば魚雷も飛んでくるようになる。これでは戦艦であるメリットを活かせない。
そうならない為にも鈍い加速と旋回性能に鞭を打ち中距離より敵を常に打破し続けよう。

 
また、砲弾の散布界が非常に広いため他艦種のように大量の砲弾が敵に命中することは稀である。
よって、正確に敵を捕捉して、いかに少ない試し撃ちだけで命中弾を与えることができるかが非常に重要。
 
主砲塔の旋回も非常に遅く、30秒以上かかるため、咄嗟に逆舷側を攻撃出来ない。また、舵を最大に切って旋回している時に、同時に狙いをつけて砲撃をすることも出来ないと考えた方がいい。
 
また敵艦を狙う際は、最初に順次射撃で狙いを調整して残りの弾を斉射する方法と、最初から全弾斉射する方法がある。
いきなり斉射は、狙いが逸れてしまうと30秒以上なにもできない状況に追いやられるため一気にピンチに陥る可能性がある。
しかし順次射撃は、敵に「自分が狙われている」という情報を与えるような物なので、敵が回避行動を取ってしまいかえって偏差射撃がしにくくなる可能性がある。
どちらも一長一短であるため、状況や自分の偏差射撃の技量とよく相談したうえで順次射撃か斉射かの判断をしてほしい。
筆者のおススメとしては、射撃に慣れるまでは順次射撃(特にTier5以下の低Tier戦場。回避行動をとる敵が相対的に少ない)にし、ある程度偏差射撃のコツを掴んだら斉射にすると良い。
偏差射撃は、自艦と敵艦の速力や使用砲弾とその弾速、反航戦・同航戦の違い、敵艦の角度によって偏差の取り方が違ってくる。順次射撃にしろ斉射にしろ、かなりの慣れが必要なのは確かだ。

再装填には時間がかかるため、この間に自艦や撃ちあっている相手の針路の確認をしたり、仲間の戦況を確認するようにしよう。また、敵の砲撃タイミングに合わせて自艦の針路速力を変更して敵弾を回避することも重要である。
なにしろ30秒以上他にすることがないのだから、ボケッと照準を覗いているだけではもったいない。
Altキーを押すと自艦から照準位置までの距離や弾着までの時間が表示される。偏差射撃の参考にするといい。
 
使用する弾種はAP弾が基本である。AP弾は装甲を貫通してVPに命中した時に最大の損害を与える。自艦とマッチングする敵艦のVPの位置を把握しておく事で最大限に威力を活かそう。
特に敵が接近してきた場合に、8km前後からは「狙って」VPに命中させることができるためVPの把握は重要である。
ただし敵艦が自艦に対し斜めに航行している場合は、見かけ上の装甲厚が増えるため貫通できなくなる。その時はHE弾に切り替えて、敵艦を燃やそう。
遠距離砲戦の場合は、AP弾の当たる確率が低い上に、当たったところで過貫通や非貫通、跳弾によって思ったよりダメージが出ないことが多々ある。
そのためWGは「敵戦艦に対する砲撃の最適距離は10kmかそれ未満、事実上のゼロ距離であることです。この条件下でAP弾は最適です*6」としている。

各国の特徴と戦法

【日本戦艦】
日本の戦艦の特徴は、戦艦のページにもある通り「長射程・高速・軽装甲」である。なお、一部に例外あり(主にtier3)。とはいえ、角度をつけることで戦艦らしい防御力を発揮する。また、Tier5からTier8までは砲塔が多く、防御面で不利な感は否めない。しかし、砲塔を1基破壊されたとしても、その影響は最小限で済む。
高Tierになると副砲が充実し、アップグレードなどで強化すると大きなダメージ供給源となる。

【アメリカ戦艦】
一方、アメリカの戦艦の特徴は、Tier7までは「そこそこの射程・鈍足・重装甲」である。避けながら撃つ日戦に対して、米戦は「耐えながらたくさん撃つ」戦法を取りやすい。Tier6からは砲塔が少なくまとまっていて、防御面で有利だが、砲塔を1基破壊された時の影響が大きい。また、バイタルパートの装甲こそ厚いものの、それ以外の部分の装甲が0に近いため、HE弾に弱い。
Tier8以降は「長射程・高速・普通の装甲」である。

【ドイツ戦艦】
ドイツ戦艦は二重装甲により特に近距離において高い防御力を発揮する。その代わり甲板装甲は薄め。また、主砲は他国に比べ小口径かつ悪精度。一部の艦は威力は大きくないものの魚雷を搭載しているほか、副砲が強力ですべてHE弾を放つため敵艦を火だるまにすることも可能。
総じて、近距離戦向けの性能と言える。

【イギリス戦艦】
イギリス戦艦は基本的にHE弾による着火率が他国に比べ非常に高いかつダメージ量も多いため、AP弾よりHE弾を使う場面が多くなる。但し、装甲は決して厚いとは言えず、特別副砲が強いと言うこともないためドイツ戦艦とは逆に近距離戦は苦手である。良好な隠蔽を生かし中遠距離戦に持ち込むのが基本戦術となる。

また、アメリカのツリーが全て「戦艦(BB)」で埋まっているのに対して、日本のツリーには「巡洋戦艦(BC)」と言う、戦艦とは似て非なるモノが混じっていることには注意が必要。巡洋戦艦は、言い表すなら「巡洋艦絶対殺すマン」「当たらなければ どうと言うことはない」であるため、戦艦を相手にするときには注意が必要である(戦艦に比べると高速だが、装甲が薄い)。「撃つ→回避→照準→撃つ」の流れを徹底しよう。

戦艦対戦艦

戦艦同士の闘いでは、いかに最大火力を引き出すかが重要だ。とはいえ、射程を維持しつつ砲を向けるのは難しい。更に、艦によって全門斉射を行える角度は変わってくる。

自艦と敵艦の艦砲配置をよく見て速度や針路を調整しよう。

とはいえ、やはり基本はAP弾とHE弾を如何に使い分けるかがポイントである。
同格あるいは格上の敵戦艦が腹を見せていれば、AP弾は高確率で貫通する。しかし船体が自艦に対し角度をつけていると、装甲で弾かれてしまう可能性が非常に高い。
そう言う場合は腹を見せている艦に目標を変更するか、角度をつけていても命中すればダメージが期待できるHE弾を使用しよう。

よくある誤解だが、戦艦だからと言ってAP弾にこだわる必要はない。他の艦種同様、逐次砲弾を変えていこう。

戦艦対巡洋艦

戦艦対巡洋艦の砲撃戦は、戦艦が有利な戦いである。装甲とAP弾の貫通力・ダメージ量で勝っており、的確な一撃を撃ち込めばあっという間に巡洋艦を海底のお友達にできる。
しかしながら、すべての要素で巡洋艦に勝っているわけではない。日ソ巡は口径こそ異なるものの、共に高いダメージを出すHE弾を放つ。独巡はAP弾の貫通ダメージによりバイタルヒットこそ出さないものの1万近いダメージを出す。米巡も優秀な装甲で戦艦のダメージを軽減する。英巡は戦艦にとっておやつである。現在はイギリスも重巡が追加され重巡(は)おやつでなくなった
隠蔽性でも大抵の場合巡洋艦に劣っており、初手は巡洋艦のものとなる。

そしてお互いの射程内に入ると照準速度と連射速度の差が出て来る。手数と命中精度では巡洋艦の方が一枚上手なため、的確に回避・防御運動を取ってくる巡洋艦相手だとVPを抜けずダメージ負けして大損害を受けてしまうケースも少なくない。逆にVPに当たれば一撃轟沈もあり得るため、戦艦が有利とは言いながらもいかにVPに当てるかがカギとなる。

巡洋艦の方が速度で勝る場合が大半なため、有利な間合いの維持は難しいが基本的に戦艦が有利を維持できるのは敵が回避しても命中弾を見こめる距離(技量や艦種にもよるが大体13~10Km前後)あたりと言える。
一部の巡洋艦は魚雷を搭載しており、当たれば戦艦といえど撃沈される危険性がある。
基本戦艦有利と言いながらも慎重に戦っていこう。

戦艦対駆逐艦

戦艦の砲弾が一発でも当たれば轟沈しそうなものだが、戦艦は極力駆逐艦との戦闘は避けなければならない。小型快速の駆逐艦に遠距離砲撃はまず命中しないし、命中させれる距離に入ると致命傷になりえる魚雷が飛んでくる。
魚雷を回避するには、魚雷を発見してからでは遅すぎる(たとえ、艦長スキルの警戒を習得していても)。そのため、扱いに慣れるまでは無理に駆逐艦を狙わず、僚艦の巡洋艦に任せたほうが良い。
可能であれば、艦尾を駆逐艦に向け、後方の主砲と副砲で射撃をしながら距離を取ろう。この態勢を取れば、駆逐艦は最高の魚雷射点である自艦の舷側につくまでに時間がかかり、駆逐艦側に「時間がかかっても危険を覚悟で側面を取りに行く」「命中本数が減るのを覚悟でそのまま発射する」「諦めて逃げる」の3択を迫ることが出来、戦艦にとって有利になる。
それが不可能な距離、例えば2km以内で会敵してしまった場合は、艦首を駆逐艦に向け、ラムアタックも辞さない姿勢を見せつけよう。
大事なのは、可能なら艦尾、最低でも艦首を敵に向けることで、魚雷の被弾面積を極力減らすことである。
装甲の薄い駆逐艦には過貫通が起こるので、この場合はHE弾(榴弾)を使う。・・・べきなのだが、AP弾から切り替えてる時間がなければ、次弾をHE弾に予約して撃ってしまってよい。過貫通ダメージとはいえ、HPの低い駆逐艦にとっては1発あたり500~1000のダメージが消し飛ぶのは結構つらいのである。

巡洋艦による砲撃戦

巡洋艦の砲は様々な役割を持っている。高い発射速度とそこそこの威力・貫通力、良好な旋回速度を持ち、手数を生かせばどの艦種に対しても有効打を与えることが可能だ。戦艦に何とか対応でき、駆逐艦の機動性に追従可能なのは、巡洋艦砲の強みだ。
また、多少照準が下手でも着弾点を見て修正しながら撃てる発射速度があるので、そういう意味では初心者に優しい(もちろん初弾命中するに越したことはない)。
口径が105mmから220mmと幅があるが、国籍によって性質が違うので、使い方を覚えよう。

各国の特徴と戦法

  • 日本
    魚雷を備えるため、主砲は癖のある性能であることが多い。基本的に、旋回速度が遅めだが、初速と精度に優れている。また、Tier5以降は203mmの貫徹力に惑わされがちだが、強力なHE弾を持っている。
    主砲の型式は、“120mm/45 10th Year Type”“152mm/45”“140mm/50 3rd Year Type”“203mm/50 3rd Year Type”“203mm/50(Zao艦載砲)”“155mm/60 3rd Year Type”と、計6種類。特筆すべきは、Tier3TenryuとTier4Kumaが、Tier5~9の203mm砲が全て、同一の型式であることである。当然、主砲の弾道特性や威力は同じ。特に、Tier5にTier9巡洋艦と同じ威力の砲を持ち込めるので、使いこなせばかなり強い。のだが、さすがにTier9ではその威力が色褪せ始める。それでも、充分戦うことができる。
    高初速・低弾道で、中距離戦に向いた性能が多い。対戦艦戦闘では、強力なHE弾と高い精度が役立つ。難点としては、前述の通り主砲の旋回速度が遅いこと、速射性で全体的に劣ること、AP弾を受けると簡単に機器が損傷することなどがある。
    隠蔽性能は英巡には劣るものの高めで、自分が有利な状況になるまで姿を隠したり、逃げるといったあえて主砲を発砲しない戦術も頭に入れよう。隠蔽専門家との相性も良い。
  • アメリカ
    Tier6以降で魚雷を搭載しないため、砲性能が高くなっている。軽巡洋艦は主砲の旋回速度が速く、速射性にも優れ、駆逐艦を寄せ付けない弾幕が形成される。しかし、Omaha以外は低初速・高弾道から、遠距離戦には向かない。中距離で、HE弾で火災を発生させるか、至近距離でAP弾撃ち合うのが基本だろう。(ただし、Aobaと中距離戦をするとほぼ確実に屠られるので注意)
    重巡洋艦は、高Tierになればなるほど、弾道が高く、弾速が遅くなっていく。山越し射撃では、延々と嫌がらせのような砲撃を一方的に続けることができる。やられる側からすれば恐ろしくウザいが、遠慮はいらない。砲塔の旋回は基本的に速く、弾速以外で不満を感じることは少ないはずだ。
    全体の特徴としては、合理的(?)な砲塔配置により、前方や後方へ火力を振り向けやすいことだ。距離を調節しながら戦おう。
  • ドイツ
    特徴は、何と言っても強力なAP弾を持つこと、そして圧倒的長射程である。そのAP弾は、同Tier帯の全ての巡洋艦の装甲を貫徹できる威力を持っている。難点は、HE弾に非常に弱いこと、装甲が薄いことなど。よって、長距離でAP弾を命中させなければ、日巡や米巡に燃やし尽くされてしまう。遠距離砲撃戦を心がけよう。
  • ソ連
    ソ連巡洋艦の特徴はドイツ巡洋艦を超える攻撃性能で、低伸する弾道、優秀な弾速、圧倒的な射程を持つ。HE・APの性能はバランスが取れており距離を問わず安定したダメージを出すことが出来る。ただし、6インチ砲HE弾は戦艦に対するダメージが出づらい場合があるため、発火させたのちにAPで削るなど弾種の切り替えは適宜行う必要がある。
    一方、防御に関しては一切を捨てているのではないかという尖った性能となっている。低Tierのソ連巡洋艦は同Tierの日米独の巡洋艦に比べ装甲が圧倒的に足りていない上に舵の効きが悪く旋回半径が大きいため、持ち前の速度と射程を活かして遠距離砲戦を心がける必要がある。
    Tier9以降のソ連巡洋艦は装甲が厚く、艦首に50mm装甲が張られている艦や厚い砲郭装甲を持つ艦が多い。重巡洋艦サブツリーだとTier9 RigaやTier10 Petropavlovsk、軽巡洋艦サブツリーだとTier10 A.Nevskyなどである。巡洋艦のサブツリー化に伴い以前のTier10ツリー艦だったMoskvaやプレミアム艦艇のTier9 Kronshtadt、Tier10 Stalingradなども強靭な装甲を備えている。
    これらのソ連巡洋艦は立ち回り次第で戦艦をも超えるタンク性能を発揮することもあるが、引き続き舷側を敵艦にさらさないように心掛けよう。
  • イギリス
    AP弾しか撃てない、煙幕と回復班が使用可能など、英国仕様丸出しな独特な性能を持つ。
    すべて軽巡洋艦であるが、AP弾がダメージの出しやすい独自のものとなっている。
    装甲は基本的に棺桶当然で、集中砲火を浴びるとHPが回復し切る前に死ぬ。
    隠蔽性は巡洋艦としては最高峰であり、レーダーの射程とほぼ同じ距離まで縮めることも可能。
    総じて上級者向けのツリーであり、初心者におすすめすることはできない。

巡洋艦対巡洋艦

巡洋艦の場合多数の砲弾に加え、至近距離では魚雷も発射される。基本的には同型の為、腕の勝負となる。
APとHEの使い分けが非常に重要で、各国の大体の特徴、自船主砲性能と相手の装甲及び船体角度、有効距離を熟知する必要がある。(日ソ巡はHE弾が強力、独巡はAPが強い、米巡は魚雷がない代わりに固い等)
低Tierの頃は斉射で大ダメージを狙っていくのが有効であるが、高Tierになってくると艦長スキルの敵弾接近警報を持っている者が増えて来るため、ある程度間隔をあけての連続射撃、もしくは一発だけ撃って回避行動を誘発させてからの本命斉射を採用した方が上手くいく場合が多いだろう。
 
戦艦や駆逐と同じく日巡は横から突き刺さる距離が長く、米巡は上から降り注ぐ形になりがち。
日巡は側面が全体的に薄く対空砲の数も少なめとなっている。これはAPで側面を抜きやすいという特徴と、上部構造物が少ないためHEの効果が薄いという事になる。側面だけでなく上から甲板に落とすことでも結構なダメージを期待できる。
米巡は逆にAPで抜くのが困難な代わりに対空機銃などの上層物を一気に破壊するHEが効果的になっている。これは側面に撃ってもあまり効果はなく甲板めがけて放り込むようにした方がいいだろう。
独巡は装甲が薄い代わりに射程が長く強力なAPを持っている。
 
戦艦の説明と同じように、同じTier7で砲の口径と数が同等のMyokoとPensacolaで比較する。どちらも正面と真後ろの火力はほぼ同等なので、単純に撃ち合えば継戦能力の高い方が勝利するはずだ。しかし、巡洋艦はその機動性の高さ故に12~14kmの距離があれば敵が撃ってきたのを確認してからでも回避ができることを考慮しなければならない。
よって会敵した直後の砲撃戦では命中弾はあまり期待できず、接近戦にもつれこみがちである。しかし対艦兵装が主砲のみの艦、つまりこの場合Pensacolaでは接近戦は好ましくない。無条件で敵弾が命中するため、魚雷のような一撃必殺の武器が無い限りはできるだけ近づきすぎないよう注意する必要がある。
結論としては、対巡洋艦反航戦は12kmを切ってからが本番である。相手の砲撃を予測・回避し、技量で敵を屠ろう。

巡洋艦対戦艦

基本的には、遠距離での榴弾による火付けが仕事になる。近くに駆逐艦がいなければHE弾で燃やしていこう。
一部の巡洋戦艦は至近距離(およそ10kmかつ敵戦艦が腹を見せている状態)ではVP貫通もしくは大ダメージを狙える場合がある。島陰などを利用して接近し、AP弾で装甲の貫通を狙うのも手だろう。6in砲以下ではなかなか難しいが、8in砲(20.3cm)を持つ船は可能性として覚えておこう。
また5km以下の超至近距離ではHEが舷側に当たってダメージ無しという事が増える。APの方がそれなりにダメージを出せる場合がある事も記憶しておこう。
戦艦にAPを使う場合は喫水線を狙ってしまうと重厚な装甲に阻まれるため、なるべく装甲の薄い舷側上部、船首、船尾の区画を狙うようにするとよい。
 
しかしこちらの装甲はほぼ役に立たないため、敵の砲撃をまともに喰らい続けるとあっという間に大破してしまうだろう。駆逐艦の煙幕のような瞬時に接触を断つ装備も無いため、自艦が集中砲火を受けることなく敵艦に火力を集中できる状況に持ち込めるよう動きたい。
戦艦に対しての防御手段は回避が第一である。撃っては回避、撃っては回避を続けなければならない。射撃姿勢を崩してでも、回避に徹するべきである。敵と撃ちあう際は、飛んできた砲弾を目視で(あるいは敵の照準と発射タイミングを先読みして)回避しながら撃ち続けることが重要だ。回避の可否には交戦距離が大きく影響する。交戦距離が近すぎれば弾着時間が小さくなり、回避が間に合わないだろう。
敵艦の砲撃を避けながらの攻撃は、手数の面で不利だ。相手の装填時間を見切り、こちらの腹を見せずに火力を集中する繊細な運用を必要とする。特に自艦1隻を多数の敵艦が追う場合、回避に次ぐ回避で、砲撃体制は作りづらいだろう。回避に移る際は、ctrl+Xや右MBなどで砲を固定し、戦闘舷を絞って攻撃しよう。
しかし有効な回避法は相手の方を向くこと。そして左右へ回避を続けていると近づきすぎて回避が無意味となったり、距離を取るために旋回したところに第二射が来る。(戦艦の装填時間約30秒あれば180度旋回できそうではあるが、回避を続けて速度が低下してしまうとちょうど腹を向けたあたりで第二射が飛んできてしまう)
ダメージを欲張らない砲撃戦を心がけよう。

たとえ20km先の戦艦相手でも横腹を晒し続けるのはご法度。開幕2分も立たずに戦艦からの砲撃で一撃退場もありうる。艦長スキルの敵弾接近警報はぜひ取得したい。
 
相手として難しいのは、快速の戦艦および巡洋戦艦だ。巡洋艦の速力であってもなかなか敵の有効射程から離れられない。
逆に敵戦艦が逃げ出した場合では、高速戦艦と巡洋戦艦は味方戦艦の追撃を振り切ってしまう。特に低TierでMyogiKongoを米戦艦が追う状況でよく発生する。巡洋艦は追いすがることが可能だが、巡洋艦だけで敵戦艦に対応する状況を作られるのは危険だ。上手く味方戦艦に誘導しよう。多数の巡洋艦で火をつけたり、わざと照準をずらした砲撃を送り込むなどして針路を変えさせよう。

主砲が多数で連射が効く場合には、執拗に攻撃して火災を頻発させて撃沈できることもあるので、徹甲弾より榴弾を撃ちまくるほうが有利だ。それによって敵の反撃を封じ込めることもできる。

対戦艦回避

対戦艦の戦闘において、重要なのは回避である。回避を怠れば即撃沈もあり得る。

米巡は基本的に接近戦はしない(魚雷が無いことが多く、接近するメリットがない)ので、遠距離ならば敵戦艦が撃ってきたのを確認したら舵を切れば良い。

一方日巡は、場合によっては戦艦に突撃することもある。この場合、まず敵の出方を見よう。一番相手にしてはならないのは、主砲を斉射してこない戦艦だ。そのような戦艦に突撃してしまうと、回避が追い付かないことがあり、危険である。逆に、斉射してくる戦艦は、1回攻撃を回避すれば、30秒ほど攻撃できない状態になっている。
 
一概に戦艦主砲といっても少しずつ仕様が異なっている。
日戦が低い弾道で横から突き刺す弾道を維持しやすいのに対して、米戦は早い段階で上から降り注ぐ弾道になる。
日戦の場合、艦をかなり斜めにし舷側で受けるとAP弾でも装甲で弾き返したりする事もある。(ただし大和だけは何しようが基本的な巡洋艦の装甲では強制貫通を受ける)
米戦の場合、ふわっと浮き上がって丁度甲板に当たる形になる弾道になるものが多く、VP貫通はせずともかなり被ダメージが増えてしまう。
頭を向けて突撃、ケツを見せて退却する場合はその長さを逆に利用され甲板のどこかに当たって大ダメージという場面が増えるので、回避しながら逃げるようにしよう。
 
斉射を回避する時に有効な機動を紹介する。
まず、敵戦艦に対して、艦を少し斜めに向ける。この際、真っ縦にしないようにしよう。そして、戦艦が撃ってきたらすかさず、全力で転舵する。そして同時に、機関を停止させよう。すると、距離にもよるだろうが、大体の敵弾は回避出来るはずだ。次の攻撃までに距離を詰めていこう。
 
また、基本的に巡洋艦の装甲は戦艦の主砲に対しては無力とされるが、条件次第では耐えられないこともない。
公式には、「砲口径の1/14未満の厚さ装甲を無条件に貫通」とされている。たとえば、Fusoの356mm砲弾ならば、およそ25mm未満を無条件に貫通する。これはつまり、巡洋艦の25mm以上の装甲ならば条件次第で耐えうると言うことでもある。
跳弾させるのに理想的な入射角は30度と言われている。避けられない砲撃には、艦をその角度に立てておこう。水平装甲への被弾では、弾道の特性から、米戦の砲撃は中距離でダメージが出やすく、日戦の砲撃は近距離でダメージが出やすい。長距離での被弾は、相手艦の国籍に関わらず致命傷となるが、そこは機動性を生かして回避しよう。

また、相対する戦艦の散布界の特徴を生かした回避法も紹介しよう。日戦は遠距離で比較的縦長の散布界を持つ、つまり遠距離で日戦と相対した際、艦を縦る(入射角0°)と複数被弾の可能性が高まる。これを生かし、まだ主砲精度が整わない中ティア帯の日戦(特に砲門数の少ない金剛や長門)にはあえて90°にして受けると被弾を抑えられたりする。他にも仏戦の主砲は横に散る散布界であり、相対した際にガン縦(入射角0°)の角度を取られると全弾狭叉することがよくある。大事な場面でこれを生かせれば敵戦艦は台パン不可避だろう。

巡洋艦対駆逐艦

相手の攻撃をかわしつつ隙を見つけて攻撃を加えていく事となる。
日駆相手なら魚雷、米ソ駆相手なら砲撃メインの魚雷への対処が必要となる。
 
0.4.0(OBT)から「水中聴音」(ソナー)が追加され、煙幕に隠れた駆逐艦や、魚雷の早期発見が出来る様になった。有効距離が短いため駆逐艦の発見にはまず使えないが、魚雷の発見には使えるのでそちらをメインに考慮しよう。ただし対空との取捨選択になり、航空機の脅威や有効距離の短さなどから低Tier専門になりがち。
 

  • VS日本駆
    相手の魚雷装填時間を見極める事が重要。
    発射できないと確信できる場合は並走し続ける事も可能。
    それ以外は速度を少し落とし魚雷を避けやすい体制を維持する事が大事。
    当たっても一撃で死なないと判断できれば一発覚悟で突っ込んでしまう方が案外あっさりと片付けられる。
    艦を横にして様子を伺ってるところに複数撃たれて回避できずに沈没しましたという事だけは避けたい。
     
  • VS米・ソ駆
    砲撃メインかつ魚雷も持っている。
    いくら米ソの駆逐艦主砲が優れているとはいえ、その性能は速射性能を除けば軽巡洋艦未満だ。
    しかし距離が遠い段階では当てにくく、ある程度まで近づくと煙幕を張って一方的に攻撃されると対処が難しくなる。
    こちらはかなりの距離まで近づいている為距離を取り難く、無理に行動すればそこに魚雷を撃たれてしまう。
     
  • その他
    近距離並走中は斉射で大ダメージを狙って問題ないが、追走中や遠距離並走中は斉射するとひょいひょいかわされるので、連続射撃でそのままの方向、回避するだろう方向、とばら撒くと案外当てやすい。
    火災中は視認距離が伸びるのでHEで攻撃しよう。
     
  • 煙幕撃ち対策
    一番簡単な方法はレーダーで強引に炙り出すのが一番だが所持している艦は少ない。
    それ以外の艦ではズーム画面にして発射ポイントを狙うのが基本だが、ただズームするだけでなく、一度マウスで一番遠距離画面にしてできるだけ上から見える視点で前後方向を確認すればより発射ポイント狙いがしやすくなる。一度特定できれば微調整で当て続けられる。
    また観測機を持っている船はより簡単に特定できるようになるのでチャンスがあれば使って行きたい。

駆逐艦による砲撃戦

駆逐艦の主砲は国籍によって役割が大きく変わってくる。さらに砲撃を行えば隠蔽が悪化するため、もともと装甲が薄く沈みやすい駆逐艦は逃げる際に不利となってしまう。時には本格的な砲撃戦に入るよりは逃げながら観測を行い、味方に撃破してもらう方がよいだろう。なお各国共通で、「小口径砲弾で重装甲艦(戦艦や重巡洋艦)を相手取るのは殆どの場合において下策である」ということを覚えて欲しい。ダメージが殆どでない上にこちらの存在が相手にばれてしまうからである。戦艦に対してHE弾で着火を狙っていく作戦は、特に味方が数的優勢を保っている場合において有効である。

各国の特徴と戦法

  • 日本
    日本の駆逐艦は最も砲戦能力が低い。連射性能が低く砲旋回が劣悪なため他国艦と近~中距離戦を行うと大概打ち負ける。砲撃戦を行うことで撃沈のリスクや雷撃への支障が生じる懸念もある。もちろん砲撃の利用は可能ではあるがあくまで補助的な行動と考えるべきであり、砲撃戦と呼ぶべき砲の撃ち合いを行うには非力である事を忘れてはいけない。極論主砲を撃たないで戦う事も考えても良い。
    尤も、単発の火力自体はそこそこ高く追う駆逐艦へのけん制としては十分な威力から艦隊行動の一環として計算できるだけの性能はある。敵艦との遭遇時などにモジュールの破壊を行ったり爆沈を狙うのも手であるし、HPの少ない敵艦に精度の良さを生かして遠距離からトドメを刺す事も不可能ではない。また意図的に位置を露見させる事などを狙って砲撃をするのも戦術だ。

    ただし、日駆第二ツリー、特にTier8の秋月からは日駆の中でも例外で、砲駆に属する。
    また、Tier6以降の主砲は連装砲になるが砲が大きくなった分だけ被弾による破損が増加する。
  • アメリカ
    それなりに使いどころのある魚雷となかなかの砲戦能力を兼ね備えたバランス型。
    米駆は低Tierでこそキャラが薄いものの、Tier6以降、魚雷射程や対空火力が向上するので、砲に特化していくソ駆に対しバランス型という特長が現れてくる。
    米駆の主砲は砲旋回とリロードの素早さが特長だ。対応力の高さを生かして、相手に反撃を許さないシチュエーションを作って打ち込むことが基本となる。榴弾の雨を落とし、敵艦に火をつけて回ろう。日駆に対しては非常に有利である。また、煙幕の有効時間が長いため、煙幕の中から一方的に撃つこともできる。
  • ソ連
    ソ駆は一貫して砲特化といっても過言ではなく、砲撃戦では同格の米駆より強いがDPM自体は低め。艦体は大型で、Tierが上がるほど軽巡洋艦に近い性質になる。他国の駆逐艦からは先に見つかるため、後手に回らないよう予測を立てて対応しよう。
    おおむね米駆より長い最大射程を持つ。しかも、弾道、弾速、精度が全て良好なため、最大射程でも高い命中率を期待できる。これは、巡洋艦や米駆の攻撃を多少の余裕をもって回避できる距離を保ったまま、こちらからは必中の砲弾をお届けできることを意味する。この有利な距離を維持することが、ソ駆での砲撃戦の要となる。ただし距離が短いと前述の強みが生きず、低いDPMが浮き彫りになってしまうが低弾道を活かしてAP弾でバイタル狙いもできるため、巡洋艦に横から不意打ちを仕掛けると効果的だ。舵は重いが、40ノット前後という最高水準の速度で補える。
    射程が短すぎる魚雷も駆逐艦との接近戦では役に立つ、のだがそもそも4~5km程度の距離をおいて砲で仕留めたほうが確実である。
  • ドイツ
    ドイツは主砲寄りとも魚雷寄りとも言いにくく、際立った特徴があるわけではない。全体的に玄人向け(中Tier以上は特に顕著)で、できれば他国の駆逐艦を経験してから来た方が良い。ソナーを搭載しているので、島影や煙幕内の敵駆逐艦を発見し、砲弾や魚雷をたたき込もう。なお、煙幕の効果時間が短いためアメリカのように煙幕撃ちに頼ることは得策ではない。
    良くも悪くも日駆と砲駆の中間の性能を持つ船であるため、駆逐艦同士の戦いでは砲力では米ソ駆逐に負け、雷撃能力では日駆に分がある。相手の性能や技量を見極めてその都度戦術を変えるなど、艦長には高度な柔軟性で臨機応変な対処が求められるだろう。
  • パンアジア
    パンアジアの駆逐艦ツリーは艦によって性質が異なり砲戦能力にもばらつきがあり艦ごとに戦い方を考える必要がある。特にTier7Tier10では高い砲戦能力を期待できるが、魚雷が特徴のツリーのため全体としては魚雷寄りである。
    取り回しの良い特殊な発煙装置による煙幕砲撃などが非常に得意で砲の強い艦ではより大きなダメージを稼げる。ただし魚雷が特殊な深度魚雷のため他国駆逐艦との接近戦は絶望的に不利で、煙幕に籠っている所を襲われたりすると非常に辛い。
    魚雷をうまく扱うためにも煙幕砲撃に固執せず、状況に応じて日駆のように主砲を極力撃たずに戦うという戦略も重要。
    (なおパンアジアでもプレミアム艦のAnshanLo Yangはパンアジア駆逐艦ツリーの特殊な仕様を持たない)
  • イギリス
    イギリスもドイツと同じく主砲寄りとも魚雷寄りとも言いにくい。HE発火率は多少優遇されているが砲駆と呼べるものではない。更に煙幕はクールタイムは短く、使用可能回数が多いが有効時間もとても短いと言う特性上、狙われて居ない時に撃ち狙われ出したら煙幕を張り発砲ペナルティをリセットしつつ短時間だけ煙幕射撃、または逃走と言う使い方は出来る。ソナーも持っているが魚雷発見距離、艦艇強制発見距離共に3kmまでしか延長されないため魚雷事故回避の御守りの様な物であり、砲戦に利用できる代物ではない。隠蔽はT10デアリング以外概ね日駆第1ツリーに次ぐ隠蔽の良さを誇るため、ほとんどの駆逐艦に先手を取れる点が優秀。隠蔽を利用して先手を取り巡洋艦に狙われそうになったらトカゲの尻尾煙幕を張ると言うのが良いだろう。
  • イタリア
    イタリアは主砲も魚雷も優秀と言える。イタリアといえばHE弾に代わりSAP(半徹甲)弾を搭載していることだろう。SAP弾とは、AP弾に匹敵する単発ダメージを持ちながら跳弾しずらく、HE弾のように火災を発生することはできないが貫通力が高いという、APとHEのいいとこどりをしたような砲弾である。しかし射程が短めということもあり、積極的に大型艦に砲戦を仕掛けずらいが、前述したSAP弾はどの艦種にも脅威となる。DPSだけで言えば日駆のHE弾を凌駕するといえば分かり易いだろうか。魚雷は雷速が遅いものの被発見距離がかなり短く射程も長い。気付けば当たる優秀な魚雷と言え、こちらをメインにしても良いだろう。例にもれず排気発煙装置も搭載しており、全速航行時もすぐに隠れられる、悪めの隠蔽性をカバーできる。基本性能、消耗品共に癖が強いが、使いこなすと化ける強力な駆逐艦と言えるだろう。

駆逐艦対戦艦

戦艦が相手の場合、そもそも魚雷を打つほうが圧倒的に有利である。主砲はHE弾で火災による継続ダメージを狙ったり、魚雷で削り切れなかった分の止めとしての使用のが中心となる。当然戦艦の装甲を抜くのは困難であるためAP弾の使用は推奨されない。相手側の戦艦の主砲は装填速度が遅いので反撃が飛んでくる前に倒してしまうか逃げてしまおう。ただし近寄り過ぎると副砲も飛んでくるので、近寄り過ぎるのは危険だ。
ソ連駆逐艦の場合は魚雷が貧弱なので戦艦相手ならば逃げたほうがいいかもしれない。

重要なのは一撃離脱である。
魚雷を避けられたり致命傷にならなかったりして、戦艦の周囲に居座り続ける駆逐艦が多いが、副砲や旋回装填が完了した主砲に反撃を食らって機関停止・舵損傷、斉射直撃などの致命的なダメージを受けることが多々ある。あまり獲物に執着せずに、離脱するのも手である。
また、HPが低い状況で突撃するのは余程の事がない限りやめておこう。駆逐艦の快速性と隠蔽率は存在するだけで価値がある。副砲の反撃を食らって沈むのがオチなので、観測と遠距離魚雷攻撃に努めるべし。

駆逐艦対巡洋艦

日本駆逐艦の場合巡洋艦はそもそも天敵であるため、逃げながら主砲で火災を発生させ、適度に魚雷を打ち込むのが基本となる。砲撃の利用は可能ではあるがあくまで補助的な行動と考えるべきであり、砲撃戦と呼ぶべき砲の撃ち合いを行うには非力である事を忘れてはいけない。
アメリカの場合は弾道が山なりを描くため、HE弾での山越射撃にはうってつけだ。やや弾速も遅く、スペック上の最大射程に撃っても命中率は高くない。山越しで見えないところから狙い撃つのが良いだろう。
また、米駆の煙幕は効果時間が長く、煙幕発動と同時に停船、外部から視界を遮って撃つことで、1分以上に渡り一方的に撃ち続けることができる。やられる側にしてみれば恐ろしくウザいが遠慮はいらない。
ソ連駆逐艦のTier6以降は砲旋回速度と射程が向上し、操艦次第で巡洋艦と堂々と撃ち合える。AP弾でのVPを狙うのも一手だろう。ただしモジュールが脆く、被弾すると容易に砲塔が大破して火力が激減する。所詮は駆逐艦だということを忘れず、やはり回避運動を徹底しよう。!!!!!!!!

駆逐艦対駆逐艦

駆逐艦同士で砲撃戦を行う場合必然的に自身の位置が露見していると思われ、巡洋艦による攻撃を意識する事も大事である。駆逐艦は集中的に狙われる事も多く、また巡洋艦の砲撃を受ければ容易に沈む。遭遇したのが砲撃戦を得意とする米駆やソ駆であれば避けて通るのは難しいとはいえ、そもそも砲撃戦を開始するのかどうかをよく考える必要がある。
砲撃戦を開始するべきかの判断は日駆は砲撃能力が低く、ソ駆は逆に高く、米駆は中間的であることを頭に入れておくとよい。自分がソ連駆逐艦なら立ち向かったほうが良いし、日本駆逐艦なら相手がどれであれ逃げたほうがいい。
駆逐艦同士での戦闘は相手艦の国籍によって戦い方を変えよう。日駆は後方に砲が集中していることが多いため、すれ違ってから砲撃を開始。米駆とソ駆は前方のほうが火力が大きいことが多いので、自分より後ろへは行かせないくらいの気持ちで砲撃を開始しよう。

長い、3行で纏めろ

  • 戦艦
    • 前に出過ぎない、かと言って下がり過ぎない。適正な交戦距離を見極めろ!
    • 戦場をよく観察しよう。油断してる敵こそ戦艦の最高のエサだ!
    • でも駆逐艦だけは勘弁な!
  • 巡洋艦
    • AP弾、HE弾の切り替えはこまめに行おう。
    • 相手ごとに戦術・戦法を変えよう。高度の柔軟性で臨機応変に対処するべし。
    • 戦艦に側面を晒すのはダメ、絶対!
  • 砲駆逐艦(砲駆)
    • 大型艦に対してはHE弾を主軸とし魚雷を織り交ぜつつ機動力を生かした嫌がらせが基本。
    • 駆逐艦同士の戦いこそ砲駆逐艦の最大の見せ場。でも敵は駆逐艦だけじゃないことを忘れるな!
    • 砲撃よりも回避行動を最優先。被発見状態での直進は厳禁!
  • 日本駆逐艦(日駆)
    • 大前提として日駆の砲は貧弱で、魚雷と偵察を主軸にした戦いを念頭に置くこと。
    • あくまで砲は補助的なもの。使いどころを見極めるべし。
    • 日駆以外との砲撃戦は慎重に!

編集報告

編集された方は、編集内容をお書き下さい
  • 戦艦対巡洋艦の文章に出てくるヴァイタル・パートをVPに変更しました。 -- 2017-03-07 (火) 05:30:32
  • 巡洋艦対巡洋艦の独巡の部分をすっきりさせました。内容は変わっていません。 -- 2017-03-08 (水) 01:30:43
  • 戦艦対戦艦のコメアウトされていた文章を削除しました。 -- 2017-03-11 (土) 23:33:05
  • 駆逐艦の砲撃戦に、重装甲艦相手に砲戦は無謀であることを加筆。 -- 2017-04-16 (日) 01:30:26
  • 日駆の特徴について、秋月の話を追記しました。 -- 2017-11-22 (水) 14:59:24
  • 「駆逐艦による砲撃戦」の「各国の特徴と戦法」にパンアジアを追記しました。 -- 2017-12-14 (木) 16:27:36
  • HE弾AP弾の説明が端的過ぎる上、一行に複数の題が並び読みにくかったので大きく書き換えました。 -- 2018-03-27 (火) 10:35:25
    • さらにVPの説明が簡素だったので最低限必要そうな情報を追記し、防御姿勢についての説明も追記。 -- 2018-03-27 (火) 15:46:49
    • ページ前半部分「戦艦による砲撃戦」の手前まで(順次射撃と一斉射撃の項目まで)、初歩的な解説の部分を大きく編集しました。編集内容は主に元々書かれていた解説の整理や説明の充実です。また一部情報は追記して解説を増やしてみました。 -- 2018-03-29 (木) 18:10:19
  • イギリス戦艦についての解説を追記 フランス戦艦はあまり乗ったことがないので他の方にお任せします -- 2019-01-21 (月) 03:49:51
    • ついでに英駆についても追記しました -- 2019-01-21 (月) 04:12:50
  • 「英巡は戦艦にとっておやつである。」ってなんだこれ? -- 2019-01-21 (月) 07:14:12
    • APしか撃てない上に装甲も脆めだからね。 -- 2019-03-28 (木) 15:55:43
    • あと口径が小さめなんで余計に戦艦の装甲にはじかれやすい -- 2019-03-28 (木) 16:01:19
  • 着弾観測の項にコメント欄で言及されていた 「 慣れてきたなら砲の山なり軌道の頂点の時点でどこに着弾するかのあたりをつけて照準を修正できるようになると修正射に必要な時間を大幅に短縮できるようになる。」の文を追加 -- 2019-03-28 (木) 15:52:53
  • 日駆の砲戦に追記 -- 2019-04-05 (金) 23:43:28
  • AP弾・VPについて加筆 -- 2019-07-29 (月) 22:18:28
  • 上のほうの、”魚雷戦のほうを”直しておきました -- 2020-05-07 (木) 12:58:27
  • 英巡について重巡を加筆しました個人的に思うとおやつじゃないと思うのですがどうでしょうか? -- 2020-11-17 (火) 16:14:32
  • ソ連巡洋艦について装甲が薄いと書いてあったので、高Tier帯の装甲の性能について追記しました。 -- 2021-08-29 (日) 04:59:40

感想

  • 巡洋艦に一斉射したら全部外した, -- 2019-07-10 (水) 20:43:13
  • 最近日巡を開発し始めました。(戦艦乗りです。WRは58あり初心者ではありません。)現在は妙高まで来ました。狙いどころについて聞きたいです。実況者さんの動画を見てると船の上側を狙って打っていたりします。なぜでしょうか?戦艦に対してHE弾でどのあたりを狙えばいいんでしょうか? -- 2019-08-04 (日) 02:34:28
    • んー人によって変わると思うけど私は中近距離戦で上部構造物(艦橋とか)を狙ってるよ。大抵装甲薄いから有効打与えやすいしね。まあ敵が回避機動してたり超遠距離だったら他のとこ狙うけど、日巡は20.3cm強いから先端や後端を狙ってもダメは稼げるよ。(追記 扶桑の艦橋に火災起こすとおもろいよ。) -- 2019-08-04 (日) 07:27:44
    • 戦艦乗りの装甲見たらわかると思うけど上側はだいたい25mmや32mmでHEを貫通出来るから上側を狙ってるんだよ。下側は戦艦の主装甲で貫通出来なかったりバルジだけ貫通してノーダメだったりでダメージ出ないから下側は狙わない。 -- 2019-08-04 (日) 09:06:20
      • 戦艦乗りの→戦艦の -- 2019-08-04 (日) 09:07:28
    • 個人的には喫水線から1~1.5目盛上。こっちの弾着までの時間と相手の最大船速が分かってれば弾着までに相手が動いてる範囲の最大値が分かるから後は排煙や艦首の波長から速力と動きを予測してその範囲内に玉入れするだけ。縦の偏差はどれだけ足のある船でも2目盛行かないから1~1.5ぐらいの間に放り込めばいい大抵上部構造物に当たる。 -- 2019-08-04 (日) 10:09:23
  • wows世界だと30ノットは秒速100mでいいんだろうか。30ノットの巡洋艦に10秒の着弾時間なら偏差は1km -- 2019-10-01 (火) 01:22:55
    • 1ノット=1.852㎞ -- 2020-02-08 (土) 01:44:48
  • もちろんゲーム内の話だけど、照準器のメモリ飾りだと思ってた。この辺撃てば当たるって所に撃てば当たるし↑みたいに大真面目に照準してる人が居るとは思わなんだ。 -- 2020-02-08 (土) 14:39:45
    • Me too です -- 2020-12-26 (土) 13:00:28
  • 遠距離戦(10k以上)と近距離戦(10k以内)の弾道挙動変わるの何で書かれてないんだろう… -- 2020-10-07 (水) 02:36:15
  • ティア5洗浄で1回の戦闘で10回も燃やされて燃やし尽くされた こっちが撃つと全然燃えないのに、打たれると毎回火つけられるとかバランスどうなってんだよ -- 2021-01-04 (月) 17:36:22
    • 撃ってくる砲の発火率が高かったんだよきっと -- 2021-01-04 (月) 19:26:41
  • 日駆乗りです。5kmくらいでDDと遭遇した時、煙幕やエンブが使えず、かつ隠蔽に戻れなさそうだったら、砲撃戦仕掛けるんですが、これがちっとも当たらない。目標が小さいのとこっちが慌ててるのもあるんですけど、挟叉に持ち込むのが精一杯で。砲撃のコツとかあります? -- 2021-04-15 (木) 01:22:47
    • 先ずは5km -- 2021-04-15 (木) 01:37:18
      • ミス  まず日駆において5km内で敵駆逐に遭遇しないことが大切ですが、砲戦で挟叉に持ち込めてるのであれば狙いは間違ってないかと思います。 敵船に対して砲弾が手前に落ちてるようであれば喫水線を狙いすぎてるかもしれないか、飛び越えてるようであれば狙いが高めになってるかと思います。何はともあれ慌てず騒がず冷静に標準を合わせましょう -- 2021-04-15 (木) 01:50:13
      • 冷静に、か。撃たれ弱いから焦って撃っていたせいで当たらなかったのかもしれんな。沈む覚悟を決めて、せめて一矢報いるくらいの気持ちで撃つのがいいかもしれませんね。これ読んで今やってきたらダメージレースで同じくらい交換できたし。頑張ってみます -- 木主 2021-04-18 (日) 20:07:36
  • 最近始めました。同じとこ狙っても弾がぶれまくってあたらないんですがどうすればいいですか? -- 2021-07-26 (月) 19:23:39
    • 艦艇の散布界、シグマ値(集弾性、マスクデータ)、乗り手のAIM力によって変わるから一概には言えないけど、その時何のお船に乗っていたか教えて欲しいです -- 2021-07-26 (月) 20:37:11
    • あとは何km離れた敵を狙ってたかも教えて -- 2021-07-26 (月) 20:38:51
  • 初心者です。駆逐に乗ってるときは基本HE固定で戦ってきました。ふと思ったのですが、対駆逐戦ならばHEではなくAPのほうが効果があるのでしょうか?また駆逐のAPはどういうときに使うんでしょうか? -- 2021-08-18 (水) 06:32:40
    • 低~中ティアではあまり気にせずHEを打ってて大丈夫です。どの駆逐も基本APの方が最大ダメージが大きいですが、過貫通や跳弾を考えると当たれば必ず貫通するHEでいいでしょう。高ティアになると駆逐HEでは貫通の入らない装甲を持つハバロやエルビンなどの駆逐が出てくるため、そういった相手にはHEでなくAPを打つことで有効打が出やすくなります。また、跳弾優遇を持っている駆逐で口径の小さい駆逐(デアリング)は駆逐に過貫通も跳弾もしづらく他の駆逐よりも撃つ価値がありますし、HEの火力が低いけどAPの最大ダメージが高い駆逐(z-52やエルビン)などはAP主体で戦った方がいい場合もあります。ただ、一つ言えるのはこれも相手の角度などの状況次第で使い分けるということなので、逐一切り替えるのが大事です。HEとAPの火力がそこまで変わらない駆逐(島風など一般的な駆逐)は常時HEでもいとおもいますが、装甲の厚い駆逐が腹を見せていた時はAPを撃つといいでしょう。長文失礼しました。 -- 2021-08-18 (水) 12:45:37
  • 初心者なのですが -- 2021-12-14 (火) 15:34:47
    • 戦艦で艦正面向けてる敵はどうすればいいですか? -- 2021-12-14 (火) 15:35:58
      • HEに切り替えて燃やすor他の防御姿勢甘いやつ狙って撃つ -- 2021-12-14 (火) 15:46:54
      • 自分も初心者の頃勘違いしてたけど見つけてすぐ撃つことよりもより一発に有効打を出すことが大事だから防御姿勢とってる相手に焦ってAP撃つ必要はないと思うよ -- 2021-12-14 (火) 15:48:48
      • 知識戦になります。  敵の艦首に装甲帯があるか否か、装甲帯以外の部位の装甲は何㎜かをまず把握し、自身の砲で強制貫通出来るかどうかを検討します。(強制貫通がわからないならこのwikiで調べてね)  ①装甲帯か装甲帯外なら強制貫通出来る→正面からバイタルを狙います。 砲の精度とAIMの腕前が許すなら距離に関係なく狙っていきましょう。バイタルは弾かれたとしても通常貫通で大きなダメージが期待できます。  ②強制貫通不可→とりあえずその斉射では艦橋のなるたけ太い部位か主砲を狙います。 敵主砲の防盾が薄いなら敵の主砲を止めるチャンスです。わからなければ艦橋、最低限のダメージは出ますし司令塔での通常貫通も期待できます。   ・・・次弾及びその後の行動→次をHEに切り替えるかそいつを無視するかは判断次第ですが、対象が近くてラムや副砲が怖いならHEで削りを入れつつ、自分も敵に正面を向けたままバックで下がりましょう。 隠蔽に入れるなら入ってしまうのも手です。 敵が追撃してきて突出してきたならF3のボイスシンボルチャットで援護を要請して袋叩き。 敵が遠くで立ちふさがってるだけなら無視して他の高ダメージを出せる対象を探しましょう。 高ダメージが出せそうにないなら下手に撃たない、と言うのも重要。 あなたの砲が怖くて隠蔽から出れない軽巡などが撃った途端に一撃離脱したり大巡が転舵撤退に入るかもしれません。 ロードが終わっててこっちに砲を向けてる戦艦と言うのは撃たなくても十分脅威として立ちはだかれるのです(まあずっと案山子じゃなめられますが) -- 2021-12-14 (火) 15:50:01
      • 正面は一番硬い砲塔・艦橋司令塔などがあるから抜きにくい。なので、こちらも横っ腹を晒して打たずに正対して①高角度のHEで上部構造を燃やす、②装甲が弱いHE艦首以下の船首部分を狙う ③ お互い近づいたら、横を取って、魚雷かAPを打ち込む だいたいこんな感じじゃな (^Q^ -- 2022-05-27 (金) 21:51:12
    • 大体T7以下相手ならAPで艦首殴っとけばいいぞ。T8以上は46cm以上なら艦首殴る。基本的に戦艦で敵と真正面からにらめっこは他艦艇に殴られるから、なるべくいつでも下がれる姿勢を維持した方がいい。やむを得ずにらめっこして長引きそうなら弾倉に残ってるAPを艦首か環境に撃ってからHEを込めて砲塔以外に撃つといい。 -- 2021-12-14 (火) 16:23:38
  • 読んでると楽しいので、詳しい人には伊仏蘭欧の艦を追記を希望したい。 -- 2021-12-27 (月) 13:33:25
  • 30km超えると命中まで遅くて好き -- 2022-05-05 (木) 11:09:43
  • パスタロケットきもちいー -- 2022-09-13 (火) 21:12:01
  • 戦艦でプレイする時はヘッドフォンを利用して迫力ある砲撃音を堪能します。 -- 2023-04-19 (水) 21:21:26
  • ~パスタロケットはカチカチ~ -- 2023-11-25 (土) 17:15:09
  • 巡洋艦対戦艦の対戦艦回避に追加しました、参考になれば幸いです。 -- 2024-01-17 (水) 11:50:47
  • イタリア駆逐追加しましたー -- 2024-01-17 (水) 14:05:45

 


*1 落角の問題から、基本的に甲板抜きはwowsでは発生しない。
*2 英語版ではcitadel(シタデル)という語が使われるが、日本人ユーザーはもっぱらVPと呼ぶ。ほかに、重要区画・防郭とも呼ばれる
*3 魚雷は敵艦をロックすると、「敵艦が同じ速度・同じ角度で進んだ場合(等速直線運動)に、発射した魚雷の速度でピッタリ位置の合う偏差角度」が白線ガイドとして表示される。ただまっすぐ進んでいる場合その偏差ガイドの方向そのままでも(射程が足りていれば)命中するため非常に狙いやすい。
*4 左クリックを短く3回以上押すと一斉射にならないこともあるとのこと
*5 全門発射し終わる前に一門目が装填完了しているケースでは逆に投射量が減る
*6 参照:海軍兵学校:砲弾の種類 > https://youtu.be/blfnjbqVUss