Tier8 ポーランド 駆逐戦車 (配布戦車) / 略称: Grom / 日本語表記: グロム
スペック(v1.26.1)
車体
| 耐久値 | 1,300 |
|---|---|
| 車体装甲厚(mm) | 100/70/40 |
| 最高速度(前/後)(km/h) | 45/15 |
| 重量(t) | 51 |
| 実用出力重量比(hp/t) | 15.88 |
| 主砲旋回速度(°/s) | 24 |
| 視界範囲(m) | 350 |
| 本体価格(Cr) | 10,350G |
| 修理費(Cr) | |
| 超信地旋回 | 可/不可 |
| ロール | 攻撃的駆逐戦車 |
武装
| 名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
| GG-100/162 mm K | 3.75 | APCR APCR HE | 272 296 80 | 800-200 800-200 800 | 3,000 | 0.4 | 2.7 | 1,400 1,600 1,000 | 40 | 1,450 5,200 1,030 | 2400 | -7°/+15° |
|---|
エンジン
| 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
| 2x GTD-F | 810 | 20 | 2,000 |
|---|
履帯
| 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
| SDP 66 Grom | 55 | 32 | 10,380 |
|---|
無線機
| 名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
| R-123M | 730 | 100 |
|---|
乗員
| 1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
|---|
拡張パーツ
| Class1 | Class1 | × | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
| × | × | Class1 | Class1 | Heavy | |||||||
隠蔽性
| 非発砲 | 発砲時 | |
|---|---|---|
| 静止時 | 16.59% | 2.37% |
| 移動時 | 9.97% | 1.43% |
射界
| 射界 | 5°/5° |
|---|
車両に関する変更履歴
| v1.26.0 | 新規実装 |
解説(v1.26.0)
- 概要
v1.26.0で追加されたTier8のポーランド配布駆逐戦車。グロムとはポーランド/ロシア語で「雷鳴」を意味する。
深溝ライフル砲と星型弾底弾を使用できる。
- 火力
ツリー車両同様に俯仰角は-7°/15°と平均的だが射界は左右5°とかなり狭い。- GG-100/162 mm K
星型弾底弾は最大800ダメージと大抵の格上車両を凌ぐ火力を発揮する一方で、距離による威力減衰が激しく500mの距離では僅か200ダメージと1/4まで低下してしまう*1。
最大ダメージ時はDPMが3000を超え同格トップクラスだが、最小ダメージ時ではDPMが750まで低下しTier1車両にも負けてしまう。
砲性能は精度こそ少し低いが最大ダメージの大きさを考えれば悪くない値であり、照準時間や拡散は優秀な部類である。
モジュールダメージは15cm砲並に高いのだが、こちらも距離減衰が激しく遠距離ではほとんどモジュールにダメージを与えられない。砲弾はいずれも貫通力が優秀で、深溝ライフル砲であるため弾速も速い。ただし口径が100mmであるため威力の割に比較的薄い装甲でも跳弾しやすい。
通常弾はAPCR弾で貫通力と弾速は共に同格駆逐戦車の上位に入り格上車両とも十分に渡り合うことが出来る。
課金弾もAPCR弾ではあるが貫通力が伸び悩むため防御姿勢の車両を強引に貫通するということは難しい。弾速に関してはゲーム内でも上位に入るほどの高速。
HE弾は威力と貫通力が高めであり弾速も1000m/sと悪くない。距離による威力変化の影響を受けないため軽装甲相手に遠距離戦をする場合はこちらを使用したい。
弾薬費は最大ダメージならばかなり割安であるが、最小ダメージでは通常弾でも赤字になりかねないほど割高になるので注意。
- GG-100/162 mm K
- 装甲
ハルダウン姿勢ならば装甲は優秀であるが大きな弱点もあり、攻撃的駆逐戦車らしい打たれ強さは無いので注意。
車両耐久力は平均より高い程度。弾薬庫の耐久力が低めであり強化していない場合は大口径砲に一撃で破壊されかねないので注意。- 戦闘室
戦闘室正面は195mmの傾斜装甲であり平地でも対AP弾で240mm程度の防御力を発揮する。左右の傾斜部分は280mm程度、中央の防楯は300mm以上の防御力があるため貫通可能な範囲は見た目よりかなり狭い。
俯角を取ると戦闘室正面は270mm程度の防御力になり格上重戦車の通常弾程度までは防ぐことが出来る。ただし課金弾や格上の駆逐戦車には簡単に貫通されるので過信は禁物。
戦闘室上部にはキューポラがあるが薄い形状をしており、後方に設置されているため俯角を取れば隠すことが出来る。戦闘室側面は装甲厚70mm、背面は60mm、天板も40mmと駆逐戦車としてはそこそこの厚さがある。
- 車体
車体正面上部は傾斜こそついているが装甲厚が100mmしかないため平地では180mm程度の防御力しかない弱点。俯角を取ると傾斜を稼げるが跳弾角度には足りず、防御力も220mm程度にしかならないため基本的には隠したい。
車体正面下部も同様に装甲厚が80mmしかなく平地では120mm程度の防御力であり、上部と合わせてかなり広い弱点となっている。車体側面は50mmの垂直装甲であり角度をつければ戦闘室側面と合わせて十分に跳弾を狙うことが出来る。ただし履帯は20mmの空間装甲と厚くないため跳弾以外での防御力にはあまり期待できない。
車体背面と天板は共に40mmとこちらも最低限の防御力を有する。
- 戦闘室
- 機動性
攻撃的駆逐戦車としては機動性が高く前線に火力を運ぶのに十分な性能を持つ。
前進速度は45km/hと高く強化すれば50km/h近く出すことが出来る。一方で後退速度は15km/hと低めであるため突出しすぎないよう注意したい。
出力重量比や旋回速度も駆逐戦車の中では良好。履帯性能が僅かに悪く未強化の状態では機動力を十分に発揮できない。機動性を重視する場合は操縦手パークのオフロード走行の習得を検討しても良いだろう。
車重は50tと重く速度も出るため体当たりでダメージを出せるが、車体先端の装甲が厚くないため相手は慎重に選ぶ必要がある。
- 偵察性
視界は350mと短く、隠蔽率も高くはない。
基本的に前線で戦う車両であるためあまり不便はしないが、格上マッチで前に出られない場合や開けたマップでは選択肢が少なく、車両数の減る終盤戦でも不利になりやすい。
- 総論
高い接近戦火力とそれを運用するための優秀な装甲に機動力を併せ持ったピーキーな攻撃的駆逐戦車である。
星型弾底弾による単発火力とDPMを両立した近距離火力は非常に強力であり、砲性能も高いためツリー車両であるTier9のGonkiewiczaに引けを取らない*2。
装甲は防御姿勢を取れば十分に敵弾を防ぐ性能があり、機動力も優秀であるため迅速に前線に火力を投入することが出来る。一方で距離による威力減衰がツリー車両よりも大きく設定されており、敵に接近しなければ火力を全く発揮できない。
特に本車両は偵察性が低いため距離を取られると何も出来なくなり遠距離戦では全く脅威にならない。
また、装甲も鉄壁というわけではないため防御姿勢でじっくり撃ち合うといったことは難しく、ヘイトも高いため車体を隠せない開けた場所ではあっさり撃破されかねない。本車両が火力を発揮できるのはせいぜい300mまでであり、可能ならば200m以内で戦いたい。一方で固定戦闘室かつ射界が5°と狭いため敵への接近は基本的にリスクの高い行為であり、一つの判断ミスが爆散に繋がりかねない繊細な車両でもある。
特に格上マッチでは火力の優位がゆらぎ基本性能でも差をつけられるためそもそも接近を許してもらえず、特化型故に偵察や狙撃といったサポート役に回ることが出来ないという事態も起こり得る。正面対決が出来ない場合は待ち伏せや奇襲、回り込みなどを駆使し、何も出来ない場合も焦らずチャンスを狙う慎重さが求められる。単発火力の高さだけならば同格の大口径駆逐車両の方が距離を選ばずに火力を発揮することができ、DPMならば本車に迫る車両は複数存在する。本車両の真価はTier8駆逐戦車としては珍しく大口径砲並の火力を持ちながら装甲と機動力を両立している点だろう。
その観点から、本車両は条件付きで格上の大口径駆逐車両をTier8に持ち込んだような車両と言えるかもしれない。
特にTier7以下の車両は至近距離ならば1,2発で仕留める事ができ装甲も相対的に活きるため、格下車両からすると高単発で突撃してくる本車両は脅威でしか無い。プレミアム車両の優遇は勿論のこと、通常弾の弾薬費の安さに加え貫通力の高さ、火力の爆発力が加わりクレジットの稼ぎ性能は非常に高い。
史実
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強力な車両なのは確かですが癖も強いですし、入手プレイヤーが増え始める週末を過ぎれば数値が落ち着くとかはあるかもしれませんね。 -- 2024-10-11 (金) 23:11:02