性能パラメータ解説

Last-modified: 2024-01-13 (土) 14:46:46

各パラメータ解説

数値は現在の装備しているモジュールに依存する。未開発車両ならば初期状態のもの。
またパラメータ数値はv0.9.15より搭乗員や拡張パーツ等の影響を受けた上での表記となっている。
未開発車両の場合、搭乗員全員が訓練レベル100%として計算される(車長が100%、他の搭乗員は車長ボーナスで110%のステータス)(車長が他役を兼任している場合は、当該性能には車長ボーナスが存在しないので100%になる)
強化やペナルティがある場合はガレージの総合パラメータ表示にマウスオーバーすると詳細が表示される。
戦闘中、モジュールが破損する、あるいは搭乗員が負傷すると低下する。
ゲーム内で公表されていない数値もある。

 

性能パラメータ(日本語)の例

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Average Damage per Shot…平均単発ダメージ

現在装備している砲身の通常弾頭(一般的にはAP弾、一部HE弾)での平均ダメージ。単発火力とも呼ばれる。
砲の口径によって大まかに決まる。
実際のダメージはこの数値の75%~125%で変動する。
基本的に高い方がいいが、同Tier・同車種であれば「標準的」なダメージがある程度存在し、それより低い場合は精度や貫通といった単発火力以外の性能が良くなり、それより高い場合は単発火力以外の性能が悪くなる傾向がある。

性能評価は相対的。実際にマッチングする相手のHPと比較しよう。
後述の貫通力と同様、強化する手段が無い。

Average Penetration(mm)…平均貫通力

現在装備している砲身の通常弾頭(一般的にはAP弾、一部HE弾)での平均装甲貫通力。
実際の貫通力はこの数値の75%~125%で変動する。
この数字が低いとAPやAPCR、HEATではダメージを与えられないため、ある意味ダメージ値より重要。

この画面で表示されている数値は射距離100m(攻撃する自車から標的となる敵車両までの距離が100mという意味)での数値であり、100mより遠くなると装甲貫徹力の数値は下がるので注意(HE弾、HEAT弾は距離による影響を受けず装甲貫徹力は一定という利点がある。)。
遠距離砲撃が主体になる軽装甲の駆逐戦車などは、遠距離での貫通力の方が重要な情報となる。

性能評価は相対的。実際にマッチングする相手の装甲と比較しよう。

Rate of Fire(rounds/min)…射撃速度(発/分)

主砲の発射速度。表記は1分間に撃てる弾数で、多いほど速い。ただ、下の主砲装填時間の方が直感的でわかりやすいだろう。
装填手の訓練レベルに依存する。
速くするには拡張パーツの装填棒が最も効果的。また、装填手スキルのアドレナリンラッシュでも向上する。
装填手が負傷したり弾薬庫が損傷すると大幅に装填速度が低下する。

Gun Reload Time(s)…主砲装填時間(秒)

主砲の装填時間。
発射速度と対になっており、60秒÷射撃速度=主砲装填時間(秒)である。(ただし小数点以下第1位までしか表示されない為、微妙に数値がずれる)
相手が発砲してから次の発砲までにどれぐらい猶予があるか、といった目安になるため、戦闘においては射撃速度よりもこちらを覚えていた方が役に立つ。

性能評価は絶対的。
特にきわめて装填の速い*1砲は、敵の回避行動より先に2発目を撃ち込める可能性が高い。
装填の遅い*2砲は、接近戦において発射後の無防備な時間に対する注意・対策が必要となる。

Time for Autoreloading One Shell…単発自動再装填時間

主砲モジュールが自動再装填装置付の場合のみ表示される。
自動再装填砲は弾倉内の砲弾数によって装填時間が変わる為、各砲弾の装填時間を/で区切って表示している。
左から弾倉内の砲弾数が0発時/1発時/2発時/3発時~の様に表示される。

Turret Traverse Speed(deg/sec)…砲塔旋回速度(度/秒)

砲塔の旋回速度。無砲塔車輌の場合は砲身を動かす速度。つまり数値が大きい方が早く動かせる。
基本的に砲塔の重量に比例して遅くなるため、砲塔の換装で変わる。
どんな戦車でも重要な値だが、接近戦・機動戦において最も重要なため軽戦車や中戦車は特に重要。
逆に駆逐戦車、自走砲はこの値が低くても大して問題にならない。
砲塔と車体の隙間に有るターレットリングを撃たれると砲塔旋回装置が破損して修理が完了するまで砲塔が動かせなくなったり、旋回速度が低下する影響が出る。
砲手の訓練レベルで変化し、消耗品のガソリン、拡張パーツの改良型旋回機構で増加できる。
性能評価は絶対的。

Gun Depression/Elevation Angles (deg)…主砲俯/仰角(度)

砲を上向きあるいは下向きに動かせる範囲。
広いほど地形の影響に左右されにくくなる為良い。特に俯角の広さは重要になる。
一般的な傾向として仰角は俯角より広くとれる場合が多い。

性能評価は絶対的。

Gun Traverse Limits (deg)…主砲旋回制限(度)

車体を動かさないで砲を左右に動かせる範囲。
固定砲塔車両または限定旋回砲塔を持つ車両のみ表示される。

Reload Time(magazine/shell/number of shells)…装填時間(弾倉/単発/弾数)

主砲モジュールが自動装填装置付、あるいは機関砲である場合のみ表示される。
左が弾倉の装填時間、中央が弾倉内の砲弾を撃つ間隔、右が1弾倉内の弾数である。
弾倉装填時間は装填手の訓練レベルや拡張パーツ、弾薬庫破損の影響を受けるが、単発間隔はそれらの影響を受けない。

Aiming Time(sec)…照準時間(秒)

照準サークルの直径が60%収束するまでの所要時間。
2.1ならGun Markerの直径が最小の2.5倍の大きさから、最も収束するまでに2.1秒かかる。
つまり小さいほど高性能ということ。
リロードが早くてもこの数値が大きいと連射した弾が当たらないという事になる。
旋回で照準が開いてしまう駆逐戦車や自走砲等で特に効果が大きい。接近戦では、照準を絞りきらなくてもある程度命中が望めるが、遠距離では絞りきらないと命中が望めないので、駆逐戦車や自走砲では、重要な要素の1つといえる。
照準の開きが小さければ当然絞る時間も短くなるため、実際の照準時間はこのデータだけでは無くマスクデータである照準拡散も同時に検討する必要がある。
砲手の訓練レベルに依存する。
また拡張パーツの改良型射撃装置によって強化することができる。

性能評価は絶対的。

Dispersion at 100 m (m)…100mでの着弾分布(m)

砲の照準精度。Gun Markerを最も収束させた状態で100m先の的を撃った際に生じる誤差。
つまり数値の低い方が命中率が高い。数字が半分になれば、誤差の面積は1/4になる。
0.4なら100mごとに中心線から最大で40cmの誤差が生じ、500m先の的なら単純計算で最大2mの誤差が生じる。
接近戦なら大きな意味はないが、遠距離射撃が主になる駆逐戦車、自走砲などでは非常に重要。
砲手の訓練レベルに依存する。
また拡張パーツの改良型照準器によって強化することができる。

性能評価は絶対的。

Average Damage per Minute…分間平均ダメージ

基本砲弾で1分間に与えられるダメージ。いわゆるDPM。
発射速度×単発火力で計算できる。*3
威力の違う砲弾やHE弾を先頭にしても表記は基本砲弾のものが表示される。
単発火力に対してどれだけ発射速度(装填速度)が早いかを示す指標となる。
値は初弾の装填時間も含まれているが、実際は会敵前の移動中に装填され、最初の1発は装填済みの状態から戦闘に入ることが多いので、砲弾1発分のダメージを上乗せしたほうが参考になりやすいだろう。
装填手スキルの直感やアドレナリンラッシュ、拡張パーツの装填棒により上昇したり、弾薬庫損傷により装填速度半減したりする(装填手スキルの弾薬庫保護や拡張パーツの改良型モジュール構造で抑えられる)。
装填手の訓練レベルで装填速度が変化する。

Minimum/Maximum Stun Duration(s)…最小/最大スタン時間(秒)

スタン効果を持つ砲(=大口径自走砲)にのみ表示される。
最小スタン時間は対象がスタン効果範囲内にいた場合の最低スタン時間、最大スタン時間は対象に砲弾が貫通し最大限ダメージを与えた場合のスタン時間である。
対象がスタン軽減効果を持つ拡張パーツや消耗品を載せていた場合は、これらの時間より短縮される。

Hit Points, Durability(HP) …耐久値(HP)

所謂HP。
砲塔を換装すると少しだが上昇する。
Tierと車種である程度の幅が決まっており、そこから国籍や車体の大きさ、重量、装甲の厚さなどで調整されている。
Tier4中戦車のIII号戦車で540、Tier7重戦車のティーガーIで1,500ほど。
車種別の傾向は、重戦車>中戦車>軽戦車>駆逐戦車>>自走砲。但し、Tier10では駆逐戦車と中戦車はほぼ同等。また、高Tierの重装甲の駆逐戦車は同Tierの重戦車並みの耐久値をもつものもある(例:イギリスのAT系の車両Jagdtigerなど)。
同Tierかつ同車種で比べると、ドイツ、イギリス、日本は比較的高く、アメリカとチェコスロバキアは平均的、ソ連、中国、フランスが低め、スウェーデンがダントツで低い傾向にある。単純に高いほど多くの攻撃に耐えることができるため、重要な項目。
前線を張ることが多い重戦車などでは特に重要。装甲の薄い車両は、いざというときに耐久値で耐えることになるため自車両の耐久値と相手の砲弾ダメージを覚えておくと良い。
また拡張パーツの改良型装甲材によって強化することができる。

性能評価は相対的。実際に対戦する相手の砲弾ダメージによって、何発耐えられるか、一撃死する確率がどの程度あるかが決まる。

Hull Armor(front/sides/rear,mm)…車体装甲(前面/側面/背面mm)

車体部分の装甲の、傾斜角を考慮しない純粋な厚さ。
基本的には正面上部が一番厚く、正面下部、側面、背面と薄くなっていく。ただしIS-4O-Iのような例外もある。

敵戦車と正面から打ち合う中戦車、重戦車では非常に重要な数値ではあるが、車両によってスペック値に記載される基準があいまいであり、傾斜装甲の計算もしてくれないので、実際の防御力は分からないことが多い。
例えばValentine ATはスペック上は60mmとありTier4駆逐戦車にしては重装甲に見えるが、実際に60mmあるのは車体のみで、肝心の上部戦闘室はペラペラ装甲だったりする。
残念ながら公式にはこの数字しか用意されていないため、実際の装甲配置は外部サイトで3Dモデルを確認する必要がある。
極端に薄い場合、APやAPCR弾の2倍ルールや3倍ルールに引っかかりやすくなるため、背側面の「薄さ」を見るには多少は役に立つ。

砲のダメージ・貫通力と同様、強化する手段が無い。

性能評価は相対的。実際にマッチングする相手の攻撃をどの程度防げるかで評価が決まる。

クライアントでは小数点以下は表示されないが、実際には小数点以下まで設定されている(下記「ゲーム内で表示されていない数値」も参照。砲塔装甲も同様)。

Turret Armor(front/sides/rear,mm)…砲塔装甲(前面/側面/背面mm)

砲塔部分の装甲の厚さ。車両によって車体よりも厚かったり、薄かったりする。
初期砲塔から換装すると耐久値が上昇し、視認可能距離が良くなる傾向にあるが、装甲および旋回速度は一概に増えるとは限らない。
砲塔の無い固定砲塔車両では表記されない。

車体装甲以上に実際の装甲厚にムラがあるため、実際の装甲厚は外部サイトで確認する必要がある。
車体装甲同様、2倍・3倍ルールに引っかかるレベルの装甲の「薄さ」を見るには役立つ。

性能評価は相対的。実際にマッチングする相手の攻撃をどの程度防げるかで評価が決まる。

Suspension repair time (s) …サスペンションの修理時間

サスペンションが大破した時に修理にかかる時間。
予備履帯を装備する車輌の場合、基本履帯/予備履帯というように2つ表示される。

Weight/Load Limit(t)…重量/最大積載量(t)

車両の重量と最大積載量。燃料や弾薬、その他の消耗品や乗員の体重などは設定されておらず、無視される。
計算されるものは車体本体及び砲塔、主砲などのモジュール、拡張パーツのみである。
履帯の余剰積載量が少ない場合は装備を換装できないことがある。
まずはこの数値を見比べて履帯か、他のパーツを開発するかを決めよう。

重量が増加すると加速が悪くなるほか、悪路移動時や登坂時にも悪影響が出る。
重量は敵と衝突した際の与ダメージおよび被ダメージにも影響する。さらに操縦手スキルの衝突の制御を取得すれば被ダメージを抑えて与ダメージを大幅に増やせる。

Engine Power(h.p.)…エンジン出力(馬力)

主に加速にかかわる部分。
エンジンを積み換えて出力を上げると加速、車体旋回速度が向上する。
実際には出力重量比の方が重要だが、障害物を破壊、あるいは車両を押して動かす際の減速はエンジン出力に左右される。
拡張パーツのターボチャージャーや消耗品のガソリン・オイル・速度制限装置の解除で向上させることができる。
有志の解析により、ゲーム内で表示されているスペックと異なるエンジン出力を持つ車両が大量に存在する事が明らかになっている。
「馬力・出力重量比の割に早い(遅い)」といった場合、今までは履帯の接地抵抗の影響と思われていたが、実際にはそれに加えそもそもエンジン出力がスペック詐欺だった模様。
気になる人は調べてみよう。

Specific Power (h.p./t)…出力重量比(馬力/t)

重量の増加にに比例して下がり、エンジン出力の増加に比例して向上する。
基本的には低速度域の速力に影響し、これが低いと飛び出し撃ちなど、咄嗟の機敏な動きが苦手となる。
また、出力重量比が足りないと、スペック上の最高速度に達する前に平地での加速が頭打ちになる事もある。

性能評価は絶対的。

Top Speed / Reverse Speed (km/h)…最大速度/後退速度(km/h)

ゲーム上は最大速度表記だが、最高速度のことである。
この数値はあくまで限界値であり、実際にいつでもこの速度で走れるとは限らない。
名称は最大速度だが、これは正確には前進速度を指す。よって、前進より後進が速い車両の場合、最大速度の方が数値が小さくなる。
拡張パーツのターボチャージャーによって向上させることができる。

性能評価は絶対的。

Traverse Speed(deg/sec)…旋回速度

一秒間でどれだけ車体の向きを変えられるかを表す。つまり数値が大きい方が速く動かせるということ。
旋回砲塔のない駆逐戦車や自走砲は攻撃能力にも関わる部分。
履帯を換装すると向上し、操縦手の訓練レベルおよびスキルにも依存する。
拡張パーツの改良型旋回機構・追加グローサーによって強化することができる。
また、旋回時の速度の低下にも影響する。

性能評価は絶対的。

ただし、実際の旋回速度は出力重量比、および地面の状況と履帯の地形適応に大きく左右される。
またエンジンの出力によって変動するが、何故かその分だけパラメータ数値には加算されない点にも注意。
具体的にはモジュールのエンジン、拡張パーツのターボチャージャー、消耗品のガソリン及びオイル類による変動はパラメーター上では完全に無視される。
ゲームクライアント内での比較の際は注意が必要。
基本的には、(パラメータ数値xエンジン出力/初期エンジン出力)*4が本当の旋回速度と考えれば良い。

Maximum Wheel Turning Angle (deg) …車輪の最大舵角

車輪の曲がる最大角度。
装輪車輌にのみ表示される。(逆に装輪車輌には旋回速度の項目は無い)

Switching to Siege/Travel mode (s)…射撃/移動モードに切り替え(秒)

油気圧サスペンション採用の駆逐戦車のみに表示される。
Xキーによるモード切替にかかる時間。
エンジンが損傷すると切り替え時間が長くなり、大破するとモード切替不能になる。

Concealment of Stationary/Moving Vehicle (%)…静止中・移動中の車両隠蔽率(%)

左の数値が何もしない時の隠蔽率、右の数値が発砲時の隠蔽率である。
この値が高いほど敵から発見されにくい。車高(当たり判定の無い機銃などは除く)によって決まっており、車高が低い方が優秀。基本的に、駆逐戦車が最も高く、それに軽戦車、中戦車と次ぐ。なお駆逐戦車であっても、巨大な車両(Jagdpanzer E 100FV4005 Stage IIなど)は低い。
重戦車は重戦車というだけで低く設定されているため、小柄かつ低車高でもほとんどの中戦車に劣るようになっている。自走砲は、小柄な車両は高いが、高Tierの大柄な車両は、重戦車並みに劣悪な車両が多い。
砲塔の換装で変化する場合がある。また発砲時隠蔽率は搭載主砲にも左右される。
車両の迷彩塗装、搭乗員スキルのカモフラージュ、拡張パーツの消音排気システムで上げることができる。静止してから3秒以上に限り、拡張パーツのカモネットでも上げることができる。
詳細はゲームシステムを参照

性能評価は相対的。見つからずに近づける距離は実際にマッチングする相手の視認範囲にも左右される。
隠蔽率の値が同じでも、敵の視認範囲の狭い低Tierのほうが価値が高い。

View Range(m)…視認範囲(m)

敵車両を自車両による観測で発見できる最大距離。これが広いほど、遠くの車輌、隠蔽率が高い車両を発見しやすくなる。
高Tierの戦車ほど広くなり、同じTierなら軽戦車と中戦車が広く、重戦車、駆逐戦車は狭い傾向にある。自走砲は極端に狭く設定されている。
偵察車両や前線をはる重戦車では重要である。自走砲では、自分の視界で敵を撃つ機会が少ない(自分の視界しか利用できない状況は、味方がほとんど全滅しており、すでに絶望的な状況が多い)ため、これが狭くても深刻な問題にはならない。
これが低いと味方の無線情報に頼ることになり、孤立したり先頭に立った場合、見えない相手に一方的に攻撃される事になる。
砲塔の換装や拡張パーツで伸ばすことができ、車長の訓練レベルおよび車長スキルと通信手スキルにも依存する。

性能評価は半分絶対的で、半分相対的。
「どの程度の距離まで見れるか」と「実際にマッチングする敵より先に見れる/見れない」が評価対象。

Signal Range(m)…通信範囲(m)

自分の敵発見状況などを味方に伝えられる距離。高Tierほど高い。視認範囲ではないので自走砲以外は通信が届いていても視認できるとは限らない。
この距離が短い状態で孤立すると味方の位置すらマップに表示されなくなることもある。
偵察戦車や自走砲など、単独で離れる必要がある戦車に必要。
通信機の交換で伸ばすことができる。
無線手(通信手)の訓練レベルおよびスキルに依存する。

性能評価は、相対的。「マッチングするマップの広さ - マッチングする味方の通信距離」が問題となるため、
マップの狭い低Tier域と味方の通信距離が長い高Tier域ではよほど極端な低性能でない限り不足しない。
マップが広がり、かつ通信距離が短い味方の多い中Tier域において重要になる。

ゲーム内で表示されていない数値

以下の項目はゲーム内では表示されていないため外部サイトで調べる必要がある。
ただし、車両の上方/下方修正の際はパッチノートに記載されるため、完全な隠しデータという訳でもない。

接地抵抗

地面に対しての減速率。
操縦手の訓練レベルは主にこれを減少させて機動性を向上させるものである。
履帯を換装すると変化する。
固い地面、通常の地面、軟弱な地面の3パターンの数値を持っている。
主に高速度域の速力や車体旋回性能に影響。
地面の滑りやすさでもあるので、良すぎると逆にドリフトしやすくなるという欠点もある。
エンジンの出力及び重量比が低いもののこの数値が優秀なため意外に機動性を確保できている、スペック詐欺な車両も存在する。(特に課金戦車に多い)

照準拡散量

移動、旋回、砲塔旋回、発砲、主砲損傷した時のGun Markerの広がり。
それぞれ個別の係数が設定されており、例えば砲だけを動かした場合にはあまり拡散しないが、車体を旋回させると一気に拡散する。*5
主砲毎に設定されているのはもちろんだが、砲塔や履帯の交換でも変動する。
拡張パーツの垂直安定装置や改良型旋回機構はこれを低減させるものである。
精度は優秀だがこの数値が悪く置きAimに徹しないと当てにくい砲(ドイツ・イギリス高Tierなど)、精度は良くないがこの数値が優秀なため当てやすい砲(ソ連軽・中戦車など)など命中率に非常に密接に関わる。

具体例として、Grille 15は精度が非常に優秀にもかかわらず、拡散が劣悪なので、とっさの射撃が難しい。T-100 LTは精度は劣悪でも、拡散が非常に少ないため、動きながらの射撃でも当てやすい。

天面、底面の装甲厚

正面や側面が強固な車両でも、天面は非常に薄い場合が多い。*6
このパラメータは、主に自走砲の直撃弾への防御力に関係する。
具体的にはO-I以上の日本重戦車などは50~75mmほどあり、内張り装甲で補強すれば小口径の自走砲はほぼ無視できるようになる。
また、天板の一部のみ*7が厚い車両もあり、この場合も適切な方向を向く事で同様に自走砲への高い防御力を発揮できる。

 

底面も基本的に薄いが、こちらは主に自走砲の至近弾や榴弾砲の股撃ち(榴弾を厚い前面装甲に直撃させるよりも、あえて車輌下の地面に撃つことで薄い底面へ爆風を当ててダメージを取る技法)への防御力に関係する。

装甲厚の小数点以下表記

車輌の一部には装甲厚に小数点以下の数値を持つものがある(公式Wiki各車輌ページより)。
気にする必要はほとんどないが、76mm砲や76.2mm砲を装甲厚25.4mmの部分に撃った場合、いわゆる3倍ルールによる跳弾が起こり得る。
※25mm丁度(25.0mm)であれば起こらない。詳細はゲームシステム参照。

装甲厚に小数点以下の数値がある車輌一覧

モジュール耐久値

各モジュールには車輌ごとに耐久値が設定されており、モジュールにダメージが入ると残りの耐久値によって損傷、大破してしまう。詳しくはゲームシステム参照。

油気圧サスペンション車輌のモード関連性能

油気圧サスペンション採用車輌の「モード切り替えに掛かる時間(駆逐戦車)」以外、モード関連やモード別の性能は表示されていない。
各車輌ページに記載している以下の性能は、公式の解説(動画)や外部サイトから記載している。

  • 駆逐戦車
    1.射撃モード時の砲性能(発射速度・精度・照準時間)
    2.射撃モード時の移動速度
    3.射撃モード時の旋回速度
    4.移動モード時の俯仰角
  • 中戦車
    1.射撃モードが発動/解除となる移動速度
    2.射撃モード時以外の俯仰角

コメント

  • 一番最後の項目「砲の仰俯角」の、「例)T-34のページ」のリンク先は切れているようです -- 2015-04-04 (土) 11:57:04
    • URLの変更と本文を少し修正。 -- 2015-04-04 (土) 12:50:57
  • 砲塔旋回速度の項目に”車体旋回も同時に行うと砲塔旋回が行われないので、通常よりも早く旋回できるようになるわけでないのでまとわり付が苦手な戦車が対策に取り入れることも不可能”とありますが、これはNDKをする側のことでしょうか?状況が理解しにくいです。 -- 2015-10-11 (日) 10:56:29
    • ・・・というか、「車体旋回も同時に行うと砲塔旋回が行われないので、」の一文は違うよな。この一文は削除でいいと思う。 -- 2015-10-11 (日) 13:14:29
      • 確かごくまれにそういう仕様の車両もある、、、んだったかな? 普通は砲塔と車体両方回した方がはやい -- 2015-10-11 (日) 13:51:51
      • ↑は砲塔が回るのが遅すぎて止まって見えるだけなんじゃないのか? そういう仕様の車両って何? 確かめてくるから戦車名とかもっと具体的に書いてくれよ。 -- 2015-10-12 (月) 19:24:01
      • 枝主でも正確な情報でもないが、この前どこかのコメント欄漁ってるときにヘルキャットがその類とかいうのを見たな。曖昧すぎて申し訳ないが -- 2015-10-12 (月) 22:11:13
  • どなたか、このページの画像を日本語に変更して頂けるとありがたいのですが.... -- 2016-01-12 (火) 19:03:15
    • その下に訳も書いて有るんだから困らんだろと思うが性能が古い画像だったから御希望通りに代えたよ -- 2016-01-13 (水) 09:56:45
      • 因みにゲーム内をスクショしてWIN標準のペイントで簡単トリミングできるだけどね? -- 2016-01-13 (水) 09:58:49
  • 隠蔽率公開になったから色々見てたら、発砲隠蔽率って主砲によって変わるんだね。大体口径が大きい方が低いみたいだけど、88mm/L56より75mm/L70の方が低いから砲身の長さとかも関係してるのかも。 -- 2016-05-28 (土) 00:53:42
  • 照準時間のとこ、ゲーム内で「照準速度(秒)」にカーソル合わせると、「照準サークルの直径が60%収束するまでの所要時間」とか書いてるんだけど、このページの解説は、これはこれで合ってるの? (個人的には60%って絞り切って撃った時の話か、或いは旋回してガバガバにした時の話か分からんので、こっちの「3倍の大きさから~」のが分かりやすくて良いけど。) -- 2017-04-17 (月) 19:47:40
  • 結局dpm最高はなに? -- 2018-12-02 (日) 22:35:41
  • FV217 Badgerの3388 -- 2020-04-16 (木) 01:03:50
  • Dispersion at 100 m (m)…100mでの着弾分布(m)に書いてある、『拡張パーツの改良型照準器によって強化することができる。』って大嘘だよね? -- 2021-07-07 (水) 21:07:38
    • ゲーム内の説明読むとか、実際に照準器を付けたりしてから出直してきてね。dispersion(分散)ってあるけど拡散ではないよ -- 2021-07-07 (水) 21:41:28
    • 改良型照準器は一律で照準サークルのサイズを縮小する、そこで書いてある数字は絞りきったときの値だから強化されるよ。 -- 2021-07-08 (木) 00:39:17
    • これどういうこと?何が嘘なのかよく分からないんだけども -- 2021-07-08 (木) 19:38:06
      • はっきり数字ででるのは精度0.34が0.33とかになる。難しいか? -- 2021-07-08 (木) 19:56:26
      • 精度0.34が照準器で0.33になったなら強化されてるでしょ もうちょい詳しく頼む -- 2021-07-08 (木) 22:57:18
      • 何が聞きたいのか、木主なのか枝主なのかわからんが『拡張パーツの改良型照準器によって強化することができる。』は正しいじゃダメ? -- 2021-07-09 (金) 00:00:58
    • 拡張パーツ2.0以後把握してない奴が改良型射撃装置かなんかと勘違いしてんじゃないの -- 2021-07-08 (木) 19:55:36
    • 結局なんだったのこのコメ 木主が精度の数値は大きい方がいいと勘違いしてただけ? -- 2021-07-15 (木) 19:27:34
  • 隠ぺい率のとこの重戦車は~で始まる一文追加してる人に言いたいんだけど、重戦車や大型の車両は隠ぺい低いと記述されてるのに、その下にそれを繰り返すような一文追加するのはどうかと。中戦車から重戦車に変更されたことで云々も当該車両ページにきちんと書いてあるのでここに書く必要はないと思ってるんだが。 -- 2021-08-23 (月) 16:54:13
    • 一文をひたすら消してる人に言いたいのですが、隠蔽率に大きな幅のある駆逐・中戦車(・自走)と違い重戦車のみどんな紙装甲だろうが中戦車並みの機動性を確保してようが車高が低かろうが絶対に悪いレベルの中戦車にも届かない隠蔽率の調整がされている事を消される必要は無いかと思います。 -- 2021-08-23 (月) 17:27:07
      • それはただの屁理屈では?重戦車が他車種比で隠蔽低いのは事実であり前の文ですでに書かれてる。それを、以前は中戦車だった車両を引き合いに出して蛇足する必要は薄いよね。って言ったつもりだったんだけど。あと、その主張をしたいなら、車種変更した2両を引き合いに出さずとも、113と121で十分なのでは? -- 2021-08-23 (月) 18:47:42
      • 『基本的に、駆逐戦車や軽戦車が高く、重戦車や一部の巨大な車両~は低い。』の記述と内容が被ってるって言いたいんじゃないの? -- 2021-08-23 (月) 18:48:42
      • どうしても内容がかぶっている点が気に入らないようですので編集しますが、見た目が全く同一の車両でも重戦車か中戦車かで隠蔽率が大きく変わる点を記載しているのに例として113と121を挙げられてもよく分かりません。それらは別車輛では。 -- 2021-08-23 (月) 19:18:03
      • Tier・車種が変更されたらそれに合わせて調整されるのは当然でしょ。現にHTからMTに変わったVK30Hも重戦車時代から隠蔽が向上している。それに君の主張だと、ほぼ同じサイズだけど車種が違うだけで隠蔽率が変わるっていう風に聞こえるから、それなら121と113というほぼ同じサイズの車両が存在するから、そちらの方がいいのではと提案したまでだよ。 -- 2021-08-23 (月) 19:31:25
  • ページ内容が非常に長くて見にくいので、主砲砲塔エンジン履帯(キャタピラ)?通信機(無線機)?と重複している項目はそちらに誘導して省略し、残った項目だけこのページで解説、という風にしたいのですがどうでしょうか。 -- 2022-08-21 (日) 22:26:37
    • すみません。実際にやってみるとかなり微妙だったので撤回します。 -- 木主 2022-08-24 (水) 16:28:41

*1 おおむね3秒未満が目安となる
*2 おおむね20秒程度が目安となる
*3 実際のカタログスペック値は、装填時間(秒)が小数点第1位まで設定されており、その装填時間からの逆算で発射速度が決まっているため、単純に「発射速度×単発火力」で計算すると僅かにズレが生じる場合がある(自走砲と一部例外を除く)
*4 草原・砂漠などの非舗装路面はおおむねx0.9
*5 車両・主砲によってはごくまれに例外あり
*6 砲塔正面の装甲が100mmを超えるような車両でも、天板は40mmあれば厚い方
*7 お椀形砲塔の前半分など