拡張パーツ

Last-modified: 2025-12-04 (木) 22:33:03

概要

公式解説ガイド
公式解説動画

拡張パーツは車両*1の性能を大きく強化する特殊装備。消耗品ではなく恒久的な装備であり、戦闘中のキー操作は不要である。
パーツには重量が設定されているため搭載すると出力重量比が僅かに悪化するが、装備するメリットの方が遥かに大きい。
ガレージの画面中央下に並ぶパネルの内、弾薬の左に位置する3つのスロットに表示される。このパネルをクリックする事によって拡張パーツの選択ウィンドウが開かれる。
1つの車両に搭載できるパーツの数はTierによって異なり、搭載数を増やすことはできない。また、同一車両に同じ拡張パーツを複数搭載することはできない。

  • Tier1:搭載不可
  • Tier2:1
  • Tier3:2
  • Tier4以上:3

強化できるカテゴリー
強化できるカテゴリーは次のとおり。

  1. 火力(精度、装填時間、照準時間、照準拡散)
  2. 生存性(車輛HP、モジュールHP、修理速度、スタン時間、HE弾と衝撃への耐性、搭乗員の安全性、火災発生率)
  3. 機動性(前進と後退の最高速度、エンジン出力、旋回速度、速度維持性能)
  4. 偵察性能(視認範囲、視認時間、彼我の隠蔽率)
  5. 共通(搭乗員の職能適性)

拡張パーツの取り外し等
パーツを取り外して保管したい場合は「解除」を選択する。この操作は有料であり、10 ゴールドを要する。
車輌に搭載中の拡張パーツは売却することができない。ただし車両ごと売却することは可能であり、その場合は車両の売却額に上乗せされる。
パーツを破棄したい場合は「破棄」を選択する。この操作は無料である。破棄によって消滅したパーツを元に戻すことはできない。
パーツは同一車輌の別スロットへ移動させることができ、この操作は無料である。

野戦改修との関係
野戦改修によって拡張パーツの効果を高めたり、運用の柔軟性を改善することができる。
詳細は当該ページ参照。

種類
拡張パーツには4種類あり、クレジットで購入できる通常型拡張パーツ、イベント報酬として入手できる報酬拡張パーツ、ボンズで購入またはイベント報酬として入手できる改良型拡張パーツ、イベント報酬として入手できる試作拡張パーツがある。
前者3種の違いは性能であり、通常型拡張パーツが最も低く、改良型拡張パーツが最も高い。試作拡張パーツは、複数の拡張パーツを複合させたような効果を有している。
報酬拡張パーツ、改良型拡張パーツ、試作拡張パーツは入手性が悪く貴重である。

一覧表

通常型、報酬型、改良型拡張パーツの性能一覧表

カテゴリー
(通常型)
名称(通常型)効果
内容通常型報酬改良型
カテゴリー
不一致
カテゴリー
一致
共通改良型換気装置全搭乗員のスキル+5%+6%+7.5%+8.5%
火力装填棒装填時間-10%-11.5%-12.5%-13.5%
改良型射撃装置照準速度+10%+11.5%+12.5%+13.5%
砲垂直安定装置移動中、砲塔/車体旋回中、射撃後の照準拡散-20%-23%-25%-27.5%
改良型照準器照準サークルのサイズ-5%-7%-8%-9%
改良型旋回機構移動中、砲塔/車体旋回中、射撃後の照準拡散-10%-12.5%-15%-17.5%
機動性車体および砲塔の旋回速度+10%+12.5%+15%+17.5%
追加グローサー車体旋回速度+15%+20%
速度維持+10%+15%
ターボチャージャーエンジン出力+7.5%+10%+12%+12.5%
最大速度+4km/h+5km/h+6km/h
後退速度+2km/h+3km/h+4km/h
生存性内張り装甲衝突および爆発に対する装甲保護+50%+60%
搭乗員保護+50%+60%
スタン時間-10%-15%
追加スタン時間-20%-25%
改良型装甲材修理時にサスペンションの耐久性を最大値まで修復
車輌の耐久力+8%+10%+11%+12.5%
サスペンションの耐久性+50%+65%+70%+75%
衝撃によりサスペンションが損傷した際に車体が受けるダメージー50%-65%-70%-75%
サスペンションの修理速度+15%+20%+25%+30%
改良型モジュール構造1戦につき1度、弾薬庫の誘爆、燃料タンクの発火、エンジンの大破を防ぐ
弾薬庫、燃料タンク、エンジンの耐久性+100%+150%
弾薬庫損傷時の装填時間に対するペナルティ-50%-65%-70%
エンジン損傷時の移動・旋回速度に対するペナルティ-50%-65%-70%
エンジンの火災発生率-50%-65%-70%
修理速度+25%+35%+40%+45%
偵察性能双眼鏡静止中の視認範囲+25%+27.5%
迷彩ネット静止中の隠蔽率を向上させるLT/MT+10%+12.5%
HT+5%×
TD+15%+17.5%
SPG+5%+7.5%
消音排気システム車輌隠蔽率を向上させるLT/MT+6%+8%+9%+10%
HT+3%×+5%+6%
TD+5%+6%+7%+8%
SPG+3%+4%+5%+6%
レンズ皮膜視認範囲+10%+11.5%+12.5%+13.5%
改良型無線機敵車輌の発見状態継続時間+1.5秒+2秒
自車輌の被発見状態継続時間-1.5秒-2秒
車長用視認性向上装置移動中の敵車輌の隠蔽率-10%-12.5%
樹木の陰や茂みに隠れた敵車輌の隠蔽率-15%-20%



試作拡張パーツの性能一覧表

名称効果
内容レベルⅠレベルⅡレベルⅢ
射撃統制システム照準速度+6%+7%+9%
動中、車体旋回中、主砲または砲塔旋回中及び射撃後の散布界-7%-9%-11%
機動性化システムエンジン出力+5%+6%+8%
砲塔旋回速度または主砲旋回速度+4%+5%+6%
車体の旋回速度+4%+5%+6%
移動中、車体旋回中、主砲または砲塔旋回中及び射撃後の散布界-4%-5%-6%
最大前進速度+4km/h+5km/h
最大後退速度+2km/h+3km/h
生存性強化システム修理時にサスペンションの耐久性を最大値まで回復させる
車輌HP(端数は切り上げ)+6%+7%+9%
内部モジュールの耐久性*2+50%+70%+100%
サスペンションの耐久性+30%+40%+50%
サスペンションの修理速度+10%+15%+20%
モジュール損傷時の装填時間やエンジン出力に対するペナルティー-30%-40%-50%
射撃精度強化システム照準サークルのサイズ-5%-6%-7%
照準速度+3%+4%+5%


通常型拡張パーツ(Standard Equipment)

クレジットで購入することのできる拡張パーツ。割引セール時には半額になる*3
Tier6以上の車輌は車輌タイプに応じて一番左のスロットにカテゴリーが付与されており、同一カテゴリーの通常型拡張パーツを装備した場合は効力が向上する。
Tier8以上の車両は野戦改修によってスロット2にもカテゴリーを付与する事が可能。車輛タイプによって付与できるカテゴリーは異なる。

車輌タイプスロット1カテゴリスロット2カテゴリ(任意選択)
重戦車生存性機動性 or 火力
中戦車機動性偵察性能 or 生存性
軽戦車偵察性能機動性 or 火力
駆逐戦車火力偵察性能 or 生存性
自走砲火力偵察性能 or 生存性



各パーツはクラス分けされており、クラスによって大まかな搭載Tierと価格が決まっている。性能はどのクラスでも同じである。

Class装備Tier価格
Class3Tier2-4と一部のTier5以上の車輌40,000~50,000Cr
Class2Tier5-7と一部のTier8以上の車輌100,000~300,000Cr
Class1Tier8以上500,000~600,000Cr


改良型換気装置(Improved Ventilation)

アイコン効果カテゴリー適合車輌
Improved Ventilation.png乗員のスキルを5%/6%向上火力
生存性
機動性
偵察性能
オープントップ車輌以外


種類価格(Cr)重量(kg)車種
Class 350,000100軽戦車と軽駆逐戦車、軽自走砲、
Tier4以下の車輌
Class 2200,000150Tier5以上の中戦車と中駆逐戦車、中自走砲、
Tier5~Tier7の重戦車と重駆逐戦車、重自走砲
Class 1600,000200Tier8以上の重戦車と重駆逐戦車、重自走砲



オープントップ(屋根が付いていない)車両には装備できない。(M2 Medium Tankのような例外も僅かにあり)
本パーツは全てのカテゴリーに合致する。
車長の職能適性が+5%、それ以外の乗員は車長ボーナスが加わり+5.5%され、搭乗員パークの「戦友」と同じ効果を有する。
搭乗員パークの効果も向上するため、取得済みのパークが多い車両ほど恩恵が大きい。

職能適性の向上によって車両のほぼ全能力が向上するため汎用性に優れる。
具体的には精度、発射速度、照準時間、視認と通信の範囲、車体と砲塔の旋回速度、接地抵抗が向上する。
隠蔽率、照準の拡散、最大速度、砲弾のダメージ量、弾速、モジュール耐久値などは職能適性と無関係であるため向上しないが、それらを改善するパークを取得済みの場合は、極めて僅かであるが間接的に上昇する。

装填棒(Gun Rammer)

アイコン効果カテゴリー適合車輌
Gun Rammer.png装填時間を10%/11.5%短縮火力Tier5以上
(一部車輌を除く)


種類価格(Cr)重量(kg)車種
Class 2300,000200下記以外の車輌
Class 1600,000Tier8以上の大口径砲(105~122mm以上)搭載車輌*4



ラマー。装填時間を大幅に短縮する。
Tier4以下の車輌には装備できない。また単発砲以外の火砲*5が搭載された車両の大半には装備できない。例外的に搭載できる車輌*6もあるが、弾倉交換時間のみが短縮され、連射間隔には影響しない。
発射速度(RPM)の上昇により、単位時間当たりの火力(DPM)が向上するため、継続的に射撃を続ける状況下での火力増強が見込める。

改良型射撃装置(Enhanced Gun Laying Drive)

アイコン効果カテゴリー適合車輌
Enhanced Gun Laying Drive.png照準速度を10%/11.5%向上火力全車輌
 
種類価格(Cr)重量(kg)
Class 350,000100
Class 2200,000
Class 1600,000



英名を略してガンレイとも呼ばれる。英語での略称はGLD。
「照準速度が 10%/11.5% 向上する」とあるが、実際の計算はややこしく、「照準速度が 9.1% / 10.3% 向上する」効果である。

  • KV-2の例
    基準値(3.8秒)×車長ボーナス(0.959)=3.64秒
    基準値(3.8秒)×車長ボーナス(0.959)×ガンレイ(1-0.091)=3.31秒

改善されるのはKV-2ですら0.3秒程度であり、大半の車両では大きな効果はない。
装備するのであればカテゴリーを一致させるか、上位版の報酬拡張パーツ、改良型拡張パーツを推奨。
砲垂直安定装置(Vertical Stabilizer)を装備できる車両であれば、ほとんどの場合においてそちらで拡散を抑えたほうが効果が高い。
元々の照準速度が遅い自走砲では非常に効果的で、装填棒、改良型旋回機構と並び最優先装備と言える。

砲垂直安定装置(Vertical Stabilizer)

アイコン効果カテゴリー適合車輌
Vertical Stabilizer.png移動中、砲塔/車体旋回中、射撃後の照準拡散を20%/23%低減火力Tier5以上
LT/MT/HT
(詳細は下記)


種類価格(Cr)重量(kg)
Class 2200,000100
Class 1600,000200
 

「スタビライザー」略して「スタビ」ともよばれる。英語での略称はVSTAB, VS。
駆逐戦車、自走砲には搭載できない。
車体や砲塔を動かした際のレティクルの拡大(照準拡散)が抑制される。車輌ごとに設定されている照準拡散の値はマスクデータとされているため、外部サイトを参照されたい。
効果は改良型旋回機構と累算される。ゲーム内説明には「移動中、(砲塔/車体)旋回中、発砲後」とあるが、主砲損傷時の拡散低下にも効果がある。
移動しながら戦闘する中戦車などでは特に効果が高い。重戦車でも市街地戦などの飛び出し撃ちの際に有効である。
ほとんどの場合において改良型射撃装置撃よりも有効である。


国家・車両タイプ(車種)によって一定以上のTierから搭載できるようになる。

国家車両タイプ(車種)(Tier)
軽戦車中戦車重戦車
ソ連5-*78-8-
ドイツ5-8-8-
アメリカ5-6-7-*8
フランス5-8-8-
イギリス5-6-*97-
中国6-8-8-
日本×8-8-
チェコスロバキア7-8-8-
スウェーデン×8-8-
ポーランド×8-8-
イタリア×7-8-


改良型照準器(Improved Aiming)

アイコン効果カテゴリー適合車輌
improved_aiming_2.png照準サークルのサイズを5%/7%縮小火力Tier5以上
SPG以外


種類価格(Cr)重量(kg)
Class 2200,000100
Class 1600,000



自走砲には装備できない。
砲精度を強化する。数値は車輌スペックの砲精度と同じく直径が基準となっており、面積で考えればおよそ 10%/14% の縮小となる。
待ち伏せ型の車輌では特に効果的である。中距離での飛び出し撃ち、近距離での格闘戦ではあまり意味がないため、他の拡張パーツを検討した方が良い。
カテゴリー不一致の場合射撃精度強化システムT1の完全下位互換になってしまうため、「通常型」を使用するならカテゴリー一致スロットに載せることを推奨。

改良型旋回機構(Improved Rotation Mechanism)

アイコン効果カテゴリー適合車輌
improved_rotation_mechanism_2.png移動中、砲塔/車体旋回中、射撃後の照準拡散を10%/12.5%低減
車体および砲塔の旋回速度を10%/12.5%向上
火力
機動性
Tier5以上


種類価格(Cr)重量(kg)
Class 2200,000200
Class 1600,000



照準拡散の低下と旋回性能を同時にアップすることができる拡張パーツ。各効果は砲垂直安定装置および追加グローサーと累算される。
ゲーム内説明に言及はないが、主砲損傷時の拡散低下にも効果がある。
砲塔のない自走砲や駆逐戦車でも、主砲を旋回させた際の拡散低下に効果がある。
旋回速度が速くなるとその分照準の拡がりも大きくなるが、照準拡散低減効果によって相殺される。

向上する性能は砲垂直安定装置、追加グローサーに劣るが、両方を同時に強化できる利点がある。
また本パーツは火力と機動性のカテゴリーを重複して持つ。このためカテゴリーを一致をさせやすく、野戦改修による第2スロットのカテゴリーを含めれば全車種でカテゴリーボーナスを得ることが可能である。

自走砲では装填棒改良型射撃装置と並んで最優先装備となる。
砲垂直安定装置が装備出来ないTier7以下の中・重戦車(米・英・伊を除く)や駆逐戦車では、照準拡散を減らす貴重な手段である。
装輪車輌にも装備することが出来るが、車輪の最大舵角は変わらない。

内張り装甲(Spall Liner)

アイコン効果カテゴリー適合車輌
Spall Liner.png榴弾の爆風と衝突に対する防御を50%/60%向上
被弾時の乗員が負傷する確率を50%/60%低減
スタン時間を10%/15%短縮
追加スタン時間を20%/25%短縮
生存性Tier5以上


名称価格(Cr)重量(kg)車種
内張り装甲 (小)
Light Spall Liner
50,000250軽戦車と軽駆逐戦車、軽自走砲
内張り装甲 (中)
Medium Spall Liner
200,000500中戦車と中駆逐戦車、中自走砲、
Tier7以下の重戦車
内張り装甲 (大)
Heavy Spall Liner
500,0001,000Tier8以上の重戦車と重駆逐戦車、重自走砲
内張り装甲 (特大)
Superheavy Spall Liner
750,0001,500Tier8以上の重量約75トン以上の車輌



装備すると、HE・HESHの非貫通弾(至近弾を含む)と、車輌同士の衝突時のダメージ計算において、本来の装甲値に効果(%)分上乗せて計算される。貫通された場合は砲弾の種類に関わらず軽減効果が無効となる。
ただし肝心の計算式が公表されていないため、実際に軽減できる榴弾のダメージは不明。

被弾時に乗員が負傷する可能性を大幅に低下させる。貫通弾が車内の乗員に命中した場合 33% の確率で負傷するが、これを 16.5% まで低下させる。
自走砲以外の非貫通榴弾のダメージ半径に入った乗員は 10% の確率で負傷するが、これを 5% まで低下させる。
消耗品の「救急キット(大)」を所持していれば効果が重複し、乗員が更に負傷しにくくなる。
詳細は、モジュール、乗員へのダメージを参照。

自走砲の砲撃によるスタン時間を短縮する。
説明には「スタン時間を10%短縮する」とあるが、実際のスタン時間は受けたダメージの割合にも左右されるため、重装甲車両ほど軽減効果は大きい。
一見すると対自走砲に有用そうだが、自走砲のHEの非貫通ダメージは爆発範囲内の最も薄い面に対して計算されるため、ダメージ軽減効果に関しては薄いことがほとんどである。

内張り装甲との相性

下記のような車両は内張り装甲との相性が良い

  • 車体前面、砲塔前面の装甲厚が十分
    • ダメージ減少効果はHE弾の非貫通時のみ適用されるため、HE弾が貫通してしまうような車両ではダメージ減少効果は全く得られない。
    • ダメージ減少効果はHE弾にしか効果がないため、通常弾が容易に貫通するような車輌では効果を発揮する機会が無い。
  • 車体前面天板の装甲厚が十分
    • 自走砲のHEの非貫通ダメージは爆発範囲内の最も薄い面、つまり多くの場合において車体前面天板の装甲厚を元に計算されるため、天板の厚い車両ほど効果が高い。
  • 車重が大きい
    • 内張り装甲は他の拡張パーツより遥かに重いため、元の車重が重いほど出力重量比の低下が抑えられ、機動力への悪影響が小さくなる。

例えば Maus はこれらの条件をよく満たすが、E100 は車体前面天板の装甲厚が 40mm しかないため満たさない。


改良型装甲材(Improved Hardening)

アイコン効果カテゴリー適合車輌
Improved_hardening_2.png修理時にサスペンションの耐久性を最大値まで修復する
車輌の耐久力(HP)を8%/10%向上(小数点以下切上)
サスペンションの耐久値を50%/65%向上
衝撃によりサスペンションが損傷した際、車体が受けるダメージを50%/65%減少
サスペンションの修理速度を15%/20%向上
生存性SPG以外


種類価格(Cr)重量(kg)車種
Class 340,0000Tier5以下の軽戦車と軽駆逐戦車、中戦車と中駆逐戦車、
Tier4以下の重戦車
Class 2200,000Tier5以上の軽戦車と軽駆逐戦車、中戦車と中駆逐戦車*10*11
Tier5~7の重戦車と重駆逐戦車
Class 1600,000Tier8以上の重戦車と重駆逐戦車



自走砲には装備できない。
車輌の耐久値と、サスペンションの耐久力・修理速度が向上する。
車輌の耐久値は"整数第一位(一の位)以下切り上げ"で算出された値となる。
「自車輌のHPのn倍のダメージを阻む」などのパーソナルミッションにおいては、拡張パーツでの増加後の値が基準となるため非推奨。
履帯の耐久値及び修理速度が強化されるため、いわゆる履帯ハメに対処しやすくなる

改良型モジュール構造(Modified Configuration)

アイコン効果カテゴリー適合車輌
improved_inner_protection_180_sm.9c9410.png1戦につき1度、弾薬庫の誘爆、燃料タンクの発火、エンジンの大破を防ぐ
弾薬庫、燃料タンク、エンジンの耐久性を100%/150%向上
弾薬庫損傷時、エンジン損傷時のペナルティを50%/65%減少
エンジンの火災発生率を50%/65%減少
モジュール修理速度(赤色→橙色)を25%/35%向上
生存性Tier5以上


種類価格(Cr)重量(kg)
Class 2200,00050
Class 1600,000



モジュールの耐久性を向上させ、損傷ペナルティを軽減し、大破したモジュールの修理速度(大破状態から損傷状態に回復するまでの速度)を向上させる。
各モジュールの大破・損傷の影響については、初心者ページ/戦闘参加ゲームシステムを参照。
乗員による大破モジュールの修理はあくまで応急処置であり、損傷状態までしか回復しない事に注意。正常状態へは戻らないため、修理キット(Repair Kit)の代用にまでは至らない。
また、弾薬庫、燃料タンク、エンジン大破の回避能力は大破した最初の一回は1HPで残るというものなので、大破を防いだからと言って放置していれば危険なのは変わらない。

エンジンや履帯が大破すると移動・旋回が不可能になり、また砲塔旋回装置や主砲が大破すると攻撃がほとんど不可能になり致命的な状況となる。
本パーツを搭載することにより、それらを脱するための修理時間が短くなる。ただし、このパーツだけでは修理完了までに次の攻撃に被弾する場合が多いため、搭乗員のセカンダリスキル修理(Repair)と併用する事が前提となる。
修理速度上昇効果は修理キット (大)(Large Repair Kit)のものと重複するため、重視する場合は両方搭載しておくと良いだろう。

弾薬庫は最優先の修理対象であるが、車両によっては場所や耐久力に問題があり、頻繁に損傷して修理キットが追いつかない車両がある。
また、弾薬庫の耐久値と命中した砲弾の大きさによっては、無傷の状態からでも一撃死が起きる可能性が無視できない車両がある。このような車両は、本パーツを装備して弾薬庫の耐久力を向上させることで、損傷や大破の可能性を低減できる。

燃料タンク大破による火災を1度だけ無効化し、エンジンの火災判定も低減させる。
修理キットと救急キットがほぼ必須とも言える本ゲームで、食糧を搭載する場合は消火器(Fire Extinguishers)を外さざるを得ない場合が多い。
しかしこのパーツを装備すれば消火スキルが育っていなくとも火災による損害はかなり低減されるだろう。

追加グローサー(Additional Grousers)

アイコン効果カテゴリー適合車輌
Additional Grousers.png車体旋回速度を15%/20%向上
速度維持性能を10%/15%低減
機動性SPG/装輪車輌以外


種類価格(Cr)重量(kg)
Class 350,000100
Class 2250,000
Class 1500,000



自走砲、装輪車輌には装備不可。 
履帯の性能を強化し、速度維持性能(接地抵抗)と車体の旋回速度を向上させる。
車体の旋回速度は改良型旋回機構と乗算される。
セカンダリスキルのオフロード走行と組み合わせれば、速度維持性能を大幅に改善できる。
路面についての詳細はゲームシステム参照。速度維持性能はマスクデータとされているため、外部サイトで確認されたい。
IS-7のように車体の旋回速度が遅く、通常地盤、軟地盤の接地抵抗が悪い車両で特に効果的である。
もちろん硬地盤の機動も改善されるが、ほとんどの場合において硬地盤ではターボチャージャーの方が効果的である。

"Grouser"とは、(特に軟弱地での)トラクションを得るため履帯の表面に付けられる突起や溝状の器具のこと。
"追加"グローサーは標準の履帯にさらにグローサーを追加して走破性能を上げるもので、"Tank-Track Extender"(履帯拡張器)とも説明される(参照画像)。
ドイツ軍では Winterketten(ヴィンターケッテン)*12や Ostketten(オストケッテン)*13、米軍では Duckbill (ダックビル) と呼ばれていた。


ターボチャージャー(Turbocharger)

アイコン効果カテゴリー適合車輌
turbocharger.pngエンジン出力を7.5%/10%向上
最大速度を4km/h/5km/h増加
後退速度を2km/h/3km/h増加
機動性フランス装輪軽戦車以外


種類価格(Cr)重量(kg)
Class 350,000100
Class 2200,000
Class 1600,000



装輪車輌には装備できない。
エンジン出力の向上と最高速度の引き上げによって機動力を強化する拡張パーツ。
エンジン出力の向上により加速力が上昇する他、間接的に車体旋回速度も少し上昇する。ガソリン類とは異なり、砲塔旋回速度は向上しない。
アイテムの油類速度制限装置の解除(Removed Speed Governor)と同時に装備した場合は、エンジン出力上昇の効果が乗算される。*14
最大速度、後退速度の上昇は固定値なので、元の最高速度が遅い車輌は目に見えて機動力が向上する。ただしAMX 40などエンジン出力が極端に低い車輌では、増加分の最大速度に必要な出力が確保できない場合もある。
油圧サスペンション搭載駆逐戦車では、射撃モード時の機動性を格段に改善できる。*15

Emil Iのように、最高速度は高いが必要な出力が不足している車輌では前進速度上昇効果は全くの無駄になる。出力の改善によって巡航速度は若干上昇するものの、そのような車輌の場合は追加グローサーの方が効果的であることが多い。

ターボチャージャーは過給機の一種であり、排気の圧力を再利用し吸気圧を高め出力を増強するエンジン補機である。
装備するとエンジン音にやや高音域のサウンドが追加される。気になる人は比べてみよう。


双眼鏡(Binocular Telescope)

アイコン効果カテゴリー適合車輌
Binocular Telescope.png静止時に視認範囲を25%/27.5%向上偵察性能フランス装輪軽戦車以外


種類価格(Cr)重量(kg)
Class 350,00050
Class 2200,000
Class 1600,000



装輪車輌には装備不可。
パーツの外見*16から、「カニ眼鏡」「カニ目」とも呼ばれる。
車体が停止した状態を3秒間維持する事で効果を発揮し、視認範囲(視程)を向上させるパーツ。発動するとアイコンの背景が緑色に点灯する。
車体を動かすと効果は解除されるが、砲塔は動かしても解除されない
スウェーデンの油気圧サスペンション駆逐戦車に限り、射撃モード時に旋回しても解除されない。

視認範囲の拡大には以下の二つの意義があるため、どんな車両でも重要である。

  1. 正面戦闘において、視認範囲が長い車両の方が敵車両を先に発見でき、先手を取れる(First-look, First-shoot)。
  2. 敵車両を早期に発見することで、通信範囲内の味方車両が索敵情報を共有し、敵の配置に対しより早く対応できる。
    また、自車が発見した敵に味方が射撃してダメージを与えれば、アシスト評価によって報酬が増加する。

移動中には効果がないので、待ち伏せることが多い駆逐戦車、茂みに潜んで偵察する(“置き偵”する)軽戦車に適している。
元々の視認範囲が長いほど効果が大きくなるが、短い車両であっても少しでも視認範囲を稼ぐために積む価値は十分ある。

レンズ皮膜(Coated Optics)効果は累算されない。双方が有効な状況下では効果が高い方(つまり双眼鏡)の効果が適用される。
つまり、静止して3秒以降は双眼鏡の効果のみが適用され、それ以外(移動中および静止から3秒経過するまで)ではレンズ皮膜の効果のみが適用される。
視認範囲の計算はゲームシステム参照。

迷彩ネット(Camouflage Net)

アイコン効果カテゴリー適合車輌
Camouflage Net.png車体静止時に隠蔽率を高める偵察性能全車輌


種類価格(Cr)重量(kg)
Class 350,00050
Class 2100,000

Class1は存在せず、Class2がTier10まで装備できる。


略称として「カモネット」「カモネ」と呼ばれる事もある。
車体が停止した状態を3秒間維持する事で効果を発揮し隠蔽性が加算される(アイコンの背景が緑色に点灯しパーツの稼動を表示)。発動後に車体を動かすと効果は解除されるが、砲塔を動かしても解除されない。
スウェーデンの油気圧サスペンション駆逐戦車に限り、射撃モード時に旋回しても解除されない。
あくまでも隠蔽率の向上により発見されにくくなるだけで、迷彩塗装のように外観が変わる事は無い。弱点部位を隠して狙いにくくさせるような効果も無い。
主に待ち伏せや継続的な観測を行う車輌で重宝する。隠蔽の詳細はゲームシステム参照。

発砲時のペナルティをこの拡張パーツも受ける事には注意。したがって発砲した瞬間にこのパーツの恩恵はほぼ失われる。
ただし低Tierの小口径砲車両、およびゲームバランス調整から除外された一部の古いプレミアム駆逐戦車などは発砲時にも高い隠蔽率を保つことができる。これらの特殊な車両では発砲時にも十分な効果が期待できるだろう。

他の拡張パーツと異なり、搭載する車種によって性能が変化する。
増加する隠蔽性(非発砲時)の具体的な値は以下のとおり。
隠蔽性の単位がパーセントなので分かりづらいが*17車輌の隠蔽性にそのまま加算する。例えば隠蔽性20%の軽戦車にカテゴリ不一致で装着した場合は、20×1.1=22%ではなく、20+10=30%になる。

  • 駆逐戦車: +15%/+17.5%
  • 軽戦車: +10%/+12.5%
  • 中戦車: +10%/+12.5%
  • 自走砲: +5%/+7.5%
  • 重戦車: +5%

1%につき「(視認範囲-50m)÷100」m被発見距離を縮められる。(発見距離の詳細はゲームシステム参照)
多くの偵察車輌は視認範囲が450m前後であるため、大雑把に4m×強化量と考えると良い。

迷彩ネットにより縮められる被発見距離

発砲ペナルティは考慮していない。単位は m。

視界範囲(m)
250300350400450500550600



(%)
510.012.515.017.520.022.525.027.5
1020.025.030.035.040.045.050.055.0
1530.037.545.052.560.067.575.082.5
 

消音排気システム(Low Noise Exhaust System)

アイコン効果カテゴリー適合車輌
low_noise_exhaust_system.png隠蔽率を高める偵察性能全車輌


種類価格(Cr)重量(kg)
Class 350,000100
Class 2200,000
Class 1600,000



隠蔽率を向上させる。迷彩ネット(Camouflage Net)よりも効果が小さいが、移動中にも効果がある。
迷彩ネットと効果は累算されない。双方が有効な状況下では効果が高い方(つまり迷彩ネット)の効果が適用される。
つまり、静止して3秒以降は迷彩ネットの効果のみが適用され、それ以外(移動中および静止から3秒経過するまで)では消音排気システムの効果のみが適用される。

他の拡張パーツと異なり、搭載する車種によって性能が変化する。
増加する隠蔽率(非発砲時)の具体的な値は以下のとおり。

  • 軽戦車: +6%/+8%
  • 中戦車: +6%/+8%
  • 駆逐戦車: +5%/+6%
  • 自走砲: +3%/+4%
  • 重戦車: +3%

レンズ皮膜(Coated Optics)

アイコン効果カテゴリー適合車輌
Coated Optics.png視認範囲を10%/11.5%向上偵察性能全車輌


種類価格(Cr)重量(kg)
Class 350,0000
Class 2200,000
Class 1600,000



視認範囲を拡張するパーツ。認範囲の計算はゲームシステム参照。
本パーツには重量がないため、装備することによるデメリットが全く無い。、

増加値は控えめだが、双眼鏡と異なり移動中にも効果がある。
双眼鏡(Binocular Telescope)と効果は累算されず、効果の高い方のみの値が適用される。
つまり両方装備した場合、移動中および静止から3秒経過するまでは(その間、双眼鏡は無効なので)レンズ皮膜の値が適用され、静止して3秒以降は(双眼鏡とレンズ皮膜双方が有効なので)効果の高い双眼鏡の値が適用される。

改良型無線機(Improved Radio Set)

アイコン効果カテゴリー適合車輌
improved_radio_set_2.png敵車輌の発見状態継続時間を1.5秒/2秒延長
自車輌の被発見状態継続時間を1.5秒/2秒短縮
偵察性能Tier8以上
LT/MTのみ


種類価格(Cr)重量(kg)
Class 1600,000100



重戦車、駆逐戦車、自走砲は装備不可。
砲手のセカンダリスキル指定された目標に似た効果で、発見状態継続時間を延ばす。
「指定された目標」と異なり、敵に照準を向ける必要はない。また被発見状態継続時間を短縮させる効果もある。

発見状態継続時間の延長は、自身が発見した車輌にのみ効果がある。
スキルやディレクティブと合わせれば最大で 16 秒となる。通常の場合は 10 秒程度で被発見状態が切れるため、その差は大きい。
なお、本パーツを搭載していると敵を発見した際に発見音が鳴り、自身による発見かどうかを判別できるようになる。

車長用視認性向上装置(Commander's Vision System)

アイコン効果カテゴリー適合車輌
comanders_vision_system_2.png移動中の敵車輌の隠蔽率を10%/12.5%減少
茂みに隠れた敵車輌の隠蔽率を15%/20%減少
偵察性能Tier8以上
LT/MTのみ


種類価格(Cr)重量(kg)
Class 1600,000100



重戦車、駆逐戦車、自走砲は装備不可。
視界そのものは向上しないが、相手の隠蔽を下げる事で発見しやすくする拡張パーツ。
公式動画の8:48および10:10より。加算補正である塗装や消音排気システムがどのように影響するのかは不明。)

具体的には次の通り。

  • 相手が移動中の場合、その車輌の隠蔽率を 10% 低下させる。※移動隠蔽率 30% の車輌の場合、移動隠蔽率 27% とみなされる。
  • 見通し線が茂みを挟んでいた場合、茂みの隠蔽率を 15% 低下させる。※茂みの加算値が 50% の場合、42.5% とみなされる。
  • 茂みの隠蔽率が上限の 80% の場合、上限を超えた値は考慮されず 68% とみなされる。

茂み越しの相手ならばレンズ皮膜を装備するより発見しやすくなる。場合によっては双眼鏡をも超えうる。
茂みを上手く活用する相手や、隠蔽を武器にする相手は放置しておくと非常に脅威となるため、それらを暴き出せるのは心強い。
一方で移動隠蔽の低下は効果量があまり大きくないため、茂みの無い場所で走行している相手に対してはレンズ皮膜の方が発見しやすい。
もちろん視界強化パーツと本パーツの両方を装備すれば、偵察力では大きなアドバンテージが得られる。

発見距離の例

Compare_CoatedOptics_CommanderVision.png


改良型拡張パーツ(Improved Equipment)

v0.9.19で追加された、最上位版拡張パーツ。紫色のアイコンが表示される。
非常に高い性能を誇るが、購入には多くのボンズが必要であり、入手のハードルは高い。
プレイヤー間では「ボンズ拡張パーツ」と呼ばれることが多く、公式やゲーム内でも「ボンズ~」と表記されることがある。

搭載の可否は改良元の通常型拡張パーツと同じであり、どのTierでも搭載できる。
同種の効果を持つ通常型・報酬拡張パーツと同時に装備することはできない。
スロットカテゴリーの影響を受けず、どの枠に装備してもカテゴリーボーナスは無い。
重量は改良元の通常型拡張パーツのうち一番軽いものと同じ。

搭載を解除する際に解除キットやゴールドでの解除できず、解除費用として200ボンズが必要となる。かなり高額なため気軽に付け外しすることはできない。
車両売却時には1ボンズあたり100クレジットで売却されるが、ボンズの価値を考えるとあまりにも安いので売却は非推奨。

名称効果価格
(ボンズ)
重量
(kg)
備考
高性能換気装置
Venting System
全搭乗員スキルを8.5%向上5,000100改良型換気装置の上位装備
高性能安定装置
Stabilizing Equipment System
移動中、砲塔/車体旋回中、射撃後の照準拡散を27.5%低下5,000100砲垂直安定装置の上位装備
耐摩耗射撃装置
Wear-Resistant Gun Laying Drive
照準速度を13.5%向上5,000100改良型射撃装置の上位装備
新型装填装置
Innovative Loading System
装填時間を13.5%短縮5,000200装填棒の上位装備
試作型高視認性レンズ
Experimental Optics
視認範囲を13.5%向上(最大445m)4,0000レンズ皮膜の上位装備
高性能モジュール構造
Improved Configuration
1戦につき1度、弾薬庫の誘爆、燃料タンクの発火、エンジンの大破を防ぐ
弾薬庫、燃料タンク、エンジンの耐久性を150%向上
弾薬庫損傷時、エンジン損傷時のペナルティを70%減少
エンジンの火災発生率を70%減少
モジュール修理速度(赤色→橙色)を45%向上
3,00050改良型モジュール構造の上位装備
高性能ターボチャージャー
Improved Compressor
エンジン出力を12.5%向上
最大速度を6km/h増加
後退速度を4km/h増加
・イベント報酬
オンスロート
100ターボチャージャーの上位装備
高性能装甲材
Increased Shell Resistance
修理時にサスペンションの耐久性を最大値まで修復する
車輌の耐久力(HP)を12.5%向上(小数点以下切上)
サスペンションの積載量を10%向上
サスペンションの耐久値を75%向上
衝撃によりサスペンションが損傷した際、車体が受けるダメージを75%減少
サスペンションの修理速度を30%向上
オンスロート
6,000
0改良型装甲材の上位装備
v1.20.0からショップに追加
高性能旋回機構
Improved Final Drive
移動中、砲塔/車体旋回中、射撃後の照準拡散を17.5%低減
車体および砲塔の旋回速度を17.5%向上
・イベント報酬
オンスロート
200改良型旋回機構の上位装備
新型照準器
Innovative targeting
照準サークルのサイズを9%縮小オンスロート100改良型照準器の上位装備
隠密排気ユニット
Stealth Exhaust Unit
隠蔽率を高める:
・軽戦車/中戦車:10%
・駆逐戦車:8%
・重戦車/自走砲:6%
オンスロート100消音排気システムの上位装備


報酬拡張パーツ(Bounty Equipment)

v1.8.0.1で追加された、通常型拡張パーツの上位版。赤色のアイコンが表示される。
バトルパスなどのゲーム内イベントの報酬として入手できる。

入手時点では通常型拡張パーツと同じ性能だが、3,000,000クレジットを支払うことで性能をアップグレードできる。
非常に高額だが、一度アップグレードを行えばダウングレードされることはない。
スロットカテゴリーの影響を受けないため、どの枠に装備してもボーナスは無い。したがって、アップグレード前の報酬拡張パーツは言わば通常型拡張パーツの劣化版である。
アップグレードによって、スロットボーナス適用時の通常型拡張パーツの性能を上回ることができる。ただし、上記の改良型(ボンズ)拡張パーツの性能には一歩及ばない。
通常型拡張パーツと同様に、10ゴールドまたは解除キットによって行うことができる。解除費用が安い点では改良型(ボンズ)拡張パーツよりも優れている。

名称効果(⇒右はアップグレード後)重量(kg)イベント
報酬装填棒
Bounty Rammer
装填時間を10%⇒12.5%短縮200バトルパス
報酬射撃装置
Bounty Gun Laying Drive
照準速度を10%⇒12.5%向上100バトルパス
報酬換気装置
Bounty Ventilation
乗員のスキルを5%⇒7.5%向上100ベルリンへの道
バトルパス
報酬レンズ
Bounty Optics
視認範囲を10%⇒12.5%向上(最大445m)0バトルパス
報酬安定装置
Bounty Stabilizer
移動中、砲塔/車体旋回中、射撃後の照準拡散を20%⇒25%低下100バトルパス
報酬モジュール構造
Bounty Protection Technology
1戦につき1度、弾薬庫の誘爆、燃料タンクの発火、エンジンの大破を防ぐ
弾薬庫、燃料タンク、エンジンの耐久性を100%⇒150%向上
弾薬庫損傷時、エンジン損傷時のペナルティを50%⇒70%減少
エンジンの火災発生率を50%⇒70%減少
モジュール修理速度(赤色→橙色)を25%⇒40%向上
100バトルパス
報酬旋回機構
Bounty Rotation Mechanism
移動中、砲塔/車体旋回中、射撃後の照準拡散を10%⇒15%低減
車体および砲塔の旋回速度を10%⇒15%向上
200バトルパス
報酬照準器
Bounty Aiming
照準サークルのサイズを5%⇒8%縮小100バトルパス
報酬排気システム
Bounty Exhaust System
隠蔽率を高める:
・軽戦車/中戦車:6%⇒9%
・駆逐戦車:5%⇒7%
・重戦車/自走砲:3%⇒5%
100バトルパス シーズンV以降
報酬ターボチャージャー
Bounty Turbocharger
エンジン出力を7.5%⇒12%向上
最大速度を4km/h⇒5km/h増加
後退速度を2km/h⇒3km/h増加
100バトルパス シーズンVII以降
報酬換気装置
Bounty Ventilation
全搭乗員スキルを5%⇒7.5%向上100バトルパス シーズン?以降
報酬装甲材
Bounty Hardening
修理時にサスペンションの耐久性を最大値まで修復する
車輌の耐久力(HP)を7.5%⇒11%向上(小数点以下切上)
サスペンションの積載量を10%向上
サスペンションの耐久値を50%⇒70%向上
衝撃によりサスペンションが損傷した際、車体が受けるダメージを50%⇒70%減少
サスペンションの修理速度を15%⇒25%向上
0バトルパス シーズンX以降


試作拡張パーツ(Experimental Equipment)

v1.19.0で追加*18された拡張パーツ。公式告知(注:性能調整前)
ゲーム内イベントの報酬などで入手することができる。
レベル1のパーツは他の拡張パーツに比べて比較的入手しやすいため気軽に使いやすい。(例えばバトルパス報酬では、1チャプターでベース報酬として試作拡張パーツ×4が入手できる。通常型拡張パーツ×2、報酬拡張パーツ×1もバトルパス報酬にあるが、リッチ報酬なのでゴールドが必要。)

試作拡張パーツは、既存の拡張パーツを複数統合したような効果を有する。複数の効果を持つ代わりに各ボーナス値は対応する拡張パーツよりも低め。
効果表記の冒頭あるいは前半に記載されている効果と同じ効果を持つ拡張パーツと競合し、同時に搭載することはできない。ただし関連するディレクティブは適用可能。
搭載できるのは複合元の両方が使用可能な車輌に限られる。拡張パーツスロットのカテゴリ一致ボーナスの恩恵も受けない。

experimental_equipment.jpg

  • ①コンポーネント
    コンポーネントは試作拡張パーツのアップグレードや搭載車輌からの解除に使用される専用リソース。
    手持ちの試作拡張パーツを分解するかミッションやイベントの報酬として入手することができる。
    クレジットで購入したり売却することはできない。

  • ②アップグレード
    試作拡張パーツはコンポーネントを消費することで性能を2段階までアップグレードできる。
    一度アップグレードしたパーツをダウングレードすることはできない。
    試作拡張パーツの強化状態はレベル(またはT)で表され、公式での各レベルの位置づけは以下の通り。
    レベル(T)性能
    レベルⅠ(T1)通常型拡張パーツに相当
    レベルⅡ(T2)強化後の報酬拡張パーツに相当
    レベルⅢ(T3)改良型拡張パーツに相当


    試作拡張パーツのアップグレードに必要なコンポーネントの量は以下の通り。
    レベルアップグレード費用
    I⇒II400コンポーネント
    II⇒III2,000コンポーネント

  • ③解除
    搭載しているレベルⅠの試作拡張パーツはゴールドや解除キットで解除できるが、レベルⅡ以降の試作拡張パーツを解除するにはコンポーネントが必要になる。
    解除費用はレベルによって異なり以下の通り。
    レベル解除費用
    I10G or 解除キット
    II50コンポーネント
    III100コンポーネント

  • ④分解
    試作拡張パーツは分解することでコンポーネントを得ることができる。
    上のGet Componentsボタンで一括分解する事も可能。
    分解したパーツは元に戻すことはできない。
    高レベルの試作拡張パーツほど分解時に得られるコンポーネントが増加するが、強化に必要なコンポーネントの方が多いため強化した試作拡張パーツを分解するのは非効率である*19
    レベル分解時に入手できる
    コンポーネント
    I100
    II400
    III1,600

試作拡張パーツ一覧表

名称効果重量(kg)備考
射撃統制システム
Fire-Control Systems
照準速度を 6%/7%/9% 向上
移動中および旋回中、主砲または砲塔旋回中および射撃後の散布界を 7%/9%/11% 低減
100射撃装置+安定装置
射撃装置系との併用不可
機動性強化システム
Mobility Improvement Systems
エンジン出力を 5%/6%/8% 向上
砲塔旋回速度または主砲旋回速度を 4%/5%/6% 向上
車体の旋回速度を 4%/5%/6% 向上
移動および旋回中の散布界を 4%/5%/6% 低減
最大前進速度 4km/h / 4km/h / 5km/h 向上
最大後退速度を 2km/h / 3km/h / 3km/h 向上
100ターボチャージャー+旋回機構
ターボチャージャー系との併用不可
生存性強化システム
Survival Improvement Suites
修理時にサスペンションの耐久性を最大値まで回復させる。
車輌HPを 6%/7%/9% 向上 (端数は切り上げ)
内部モジュールの耐久性を 50%/70%/100% 向上
サスペンションの耐久性を 30%/40%/50% 向上
サスペンションの修理速度を 10%/15%/20% 向上
モジュール損傷時の装填時間やエンジン出力に対するペナルティーを 30%/40%/50% 低減
0装甲材+モジュール構造
装甲材系との併用不可
射撃精度強化システム
Accuracy Improvement System
照準サークルのサイズを-5%/-6%/-7% 縮小
照準速度を 3%/4%/5% 向上
0照準器+射撃装置
照準器系との併用不可


射撃統制システム(Fire-Control System)

アイコン効果適合車輌競合する拡張パーツ
fire_control.png照準速度を 6%/7%/9% 向上
移動中および旋回中、主砲または砲塔旋回中および射撃後の散布界を 7%/9%/11% 低減
Tier5以上
LT/MT/HT
(砲垂直安定装置と同様)
改良型射撃装置系


レベル重量(kg)
T1100
T2
T3



改良型射撃装置と砲垂直安定装置を複合させた拡張パーツ。

実際に上昇する照準速度は (+5.7%/6.5%/8.3%) である。
照準速度上昇効果はT3まで強化しても改良型射撃装置 (+9.1%/10.3%) に及ばない。
照準拡散に関してはT3まで強化することによって改良型旋回機構 (-10%) を上回る。

砲垂直安定装置を搭載できない車輌では装備できない。
改良型射撃装置との併用はできないが、砲垂直安定装置とは併用できる。
したがって本パーツは砲垂直安定装置との併用が推奨される。砲垂直安定装置を搭載せず、本パーツを単体で使う場合には大きな利点がない。
その場合は逆に本パーツを搭載せず、砲垂直安定装置を単体で使った方が汎用性が高い上、改良型射撃装置との競合も起きない。

拡張パーツ用ディレクティブの「照準器の調整」は適用できるが「安定装置のグリスアップ」の効果は受けない。

機動性強化システム(Mobility Improvement System)

アイコン効果適合車輌競合する拡張パーツ
mobility_improvement.pngエンジン出力を 5%/6%/8% 向上
砲塔旋回速度または主砲旋回速度を 4%/5%/6% 向上
車体の旋回速度を 4%/5%/6% 向上
移動および旋回中の散布界を 4%/5%/6% 低減
最大前進速度 4km/h / 4km/h / 5km/h 向上
最大後退速度を 2km/h / 3km/h / 3km/h 向上
Tier5以上ターボチャージャー系


レベル重量(kg)
T1100
T2
T3



ターボチャージャーと改良型旋回機構を複合させた拡張パーツ。
ターボチャージャーとは併用出来ないが改良型旋回機構とは併用可能。
T3まで強化することによってエンジン出力上昇効果、前進/後退速度の上昇効果が通常拡張パーツのターボチャージャーを上回る。
旋回速度上昇効果および照準拡散低減効果は、T3まで強化しても改良型旋回機構に及ばない。
旋回速度が強化されるため車体旋回速度はターボチャージャーを上回り、更に砲塔旋回速度まで強化される。起動力と攻撃性能が同時に向上するため極めて有用である。
拡張パーツ用ディレクティブの「燃料フィルターの交換」を適用可能。

生存性強化システム(Survival Improvement System)

アイコン効果適合車輌競合する拡張パーツ
survival_improvement_suite.png修理時にサスペンションの耐久性を最大値まで回復させる。
車輌HPを 6%/7%/9% 向上 (端数は切り上げ)
内部モジュールの耐久性を 50%/70%/100% 向上
サスペンションの耐久性を 30%/40%/50% 向上
サスペンションの修理速度を 10%/15%/20% 向上
モジュール損傷時の装填時間やエンジン出力に対するペナルティーを 30%/40%/50% 低減
Tier5以上
SPG以外
改良型装甲材系


レベル重量(kg)
T10
T2
T3



改良型装甲材と改良型モジュール構造を複合させた拡張パーツ。
車輌HP上昇効果は、T3まで強化するとカテゴリー一致させた改良型装甲材(+10%)に迫る性能となる。
サスペンション耐久性とサスペンションの修理速度の上昇効果は、T3まで強化すると改良型装甲材と同等となる。
改良型装甲材とは異なり、衝撃によりサスペンションが損傷した際に車体が受けるダメージの改善効果はない。
弾薬庫・燃料タンク・エンジン耐久性の上昇効果は、T3まで強化すると改良型モジュール構造と同等となる。
改良型モジュール構造とは異なり、内部モジュールの大破防止効果やエンジンの火災発生率の低減効果、モジュール全般の修理速度上昇効果は無い。つまり火災対策として燃料タンクは堅牢になるが、エンジンが火元の火災には効果が無い。
装甲材としての効果は下がるが内部モジュールの耐久力を上げることが出来るため、装甲の弱点と内部モジュールが重なっている車輌などで重宝する。

射撃精度強化システム(Accuracy Improvement System)

アイコン効果適合車輌競合する拡張パーツ
accuracy_improvement.png照準サークルのサイズを-5%/-6%/-7% 縮小
照準速度を 3%/4%/5% 向上
Tier5以上
SPG以外
改良型照準器系


レベル重量(kg)
T1100
T2
T3



改良型照準器と改良型射撃装置を複合させた拡張パーツ。
精度向上効果はT1の時点で改良型照準器(-5%)と同等、T3まで強化するとカテゴリー一致の改良型照準器 (-7%) と同等と、試作型拡張パーツとしては非常に強力。
照準速度上昇効果は (2.9%/3.8%/4.8%) 、T3まで強化しても改良型射撃装置 (+9.1%/10.3%) の半分程度の性能。
ディレクティブ「レンズの研磨」を適用可能。

カテゴリーボーナスが無いことを除けば、T1の時点で改良型照準器の上位互換となっている。
改良型照準器をカテゴリ不一致で運用しているならば、本パーツに置き換えたほうがよいだろう。

 

バンドル

通常価格の10%引きとなるパック商品で、ゲーム内ショップで購入可能。

通常型

基本的にTier8以上が装備するClassのパーツ3つ+修理キット(大)15個の商品で、修理キットの分(300,000Cr)お得。

一覧
パック名内容価格(Cr)
重突破戦車
Heavy Breakthrough Tank
内張り装甲(特大)
改良型装甲材Class1
改良型モジュール構造Class1
修理キット(大)×15
1,950,000
砲撃手
Artillery
装填棒Class1
改良型射撃装置Class1
改良型旋回機構Class1
修理キット(大)×15
1,800,000
重攻撃手
Heavy Destroyer
改良型旋回機構Class1
改良型装甲材Class1
装填棒Class1
修理キット(大)×15
1,800,000
重支援戦車
Heavy Support Tank
装填棒Class1
砲垂直安定装置Class1
ターボチャージャーClass1
修理キット(大)×15
1,800,000
多用途重戦車
Multipurpose Heavy Tank
装填棒Class1
砲垂直安定装置Class1
改良型換気装置Class1
修理キット(大)×15
1,800,000
能動的偵察軽戦車
Light Active Scouting Tank
改良型無線機
車長用視認性向上装置
レンズ皮膜Class1
修理キット(大)×15
1,800,000
中突破戦車
Medium Breakthrough Tank
装填棒Class1
砲垂直安定装置Class1
改良型モジュール構造Class1
修理キット(大)×15
1,800,000
高速応答中戦車
Medium Rapid Response Tank
改良型換気装置Class1
砲垂直安定装置Class1
ターボチャージャーClass1
修理キット(大)×15
1,800,000
中火力支援戦車
Medium Fire Support Tank
装填棒Class1
改良型換気装置Class1
改良型照準器Class1
修理キット(大)×15
1,800,000
多用途中戦車
Multipurpose Medium Tank
装填棒Class1
砲垂直安定装置Class1
レンズ皮膜Class1
修理キット(大)×15
1,800,000
大口径駆逐戦車
Large-Caliber Tank Destroyer
改良型換気装置Class1
改良型照準器Class1
改良型射撃装置Class1
修理キット(大)×15
1,800,000
突撃駆逐戦車
Assault Tank Destroyer
装填棒Class1
改良型装甲材Class1
改良型旋回機構Class1
修理キット(大)×15
1,800,000
多用途駆逐戦車
Multipurpose Tank Destroyer
装填棒Class1
改良型照準器Class1
双眼鏡Class1
修理キット(大)×15
1,800,000
多用途軽戦車
Multipurpose Light Tank
追加グローサーClass1
ターボチャージャーClass1
レンズ皮膜Class1
修理キット(大)×15
1,700,000
極秘監視軽戦車
Light Covert Surveillance Tank
迷彩ネットClass2
双眼鏡Class1
改良型無線機
修理キット(大)×15
1,300,000
待ち伏せ型駆逐戦車
Ambush Tank Destroyer
装填棒Class1
迷彩ネットClass2
双眼鏡Class1
修理キット(大)×15
1,300,000

※日本語だと双眼鏡が「レンズ皮膜」になっているので注意


改良型

多くはディレクティブと併せての販売となる。
貴重なボンズを節約できるのは魅力。・・・だが、もともと莫大なボンズが必要である改良型よりさらに高い販売価格となるため、利用のハードルは高い。購入は慎重に。

一覧
パック名内容価格
(ボンズ)
値引額
(ボンズ)
1発でも多くの射撃を
Combat Kit
高性能換気装置
新型装填装置
9,0001,000
更なる正確な射撃
Specialist
高性能換気装置
高性能安定装置
9,0001,000
火力こそ至高
Lock and Load
新型装填装置
弾薬庫の改良×100
5,580620
磨かれた技術
Advanced Training
高性能換気装置
換気孔の清掃×100
5,580620
早撃ちの達人
Gunslinger Kit
耐摩耗射撃装置
照準器の調整×100
5,400600
一撃必中
Hit the Mark
高性能安定装置
安定装置のグリスアップ×100
5,400600
情報は戦局を分ける
Sniper Kit
試作型高視認性レンズ
光学機器の調整×100
4,320480
素晴らしい整備
Toolkit
高性能モジュール構造
入念な整備×100
3,240360


解除キット(Demounting Kit)

Demount_kit.jpg
v1.7.1で追加された消耗品。デイリーミッションの報酬として入手が可能。
なおv1.10.0アップデート後は、期間限定のパック販売やログイン後の配布も実施されている。
解除キット1つを消費することで通常型拡張パーツまたは報酬拡張パーツ1つを、ゴールドを使わずに取り外して倉庫に送ることができる。
拡張パーツタブにおいて解除を10ゴールド取り外しか解除キット使用かのどちらか選択で、解除キット使用を選択すると使用できる。倉庫内や消耗品タブで選択して使用も可能。
獲得後は倉庫に保管(無期限)されるが、売却はできない。

使用画面

Demount_kit2.jpg


拡張パーツの目安

プレイヤーが実際に使用しているパーツの組み合わせは、ゲーム内ではWoTPlusに加入していると使用率上位3位の組み合わせを見る事が出来る。
またTOMATO.gg などの外部サイトでも詳細に確認できるため、参考にするとよいだろう。
特にManticoreなど、8割以上のプレイヤーが同じ組み合わせでプレイする車両には注意が必要である。
プレイヤーの試行錯誤の末に収斂した結果であり、そこから逸脱した組み合わせでプレイするのはリスクが非常に大きいと言える。
一方で、Grille 15FV4005 Stage IIのように傾向や定番と呼べるようなものが何も無く、完全にバラバラな車両もある。そのような車両はプレイヤーによって最適解が全く異なるため、考えなしに他人の真似をするのはリスクが大きいだろう。

参考

ここに記されていない拡張パーツの搭載を非推奨するのものではなく、あくまで搭載する拡張パーツに迷った時の参考である。

軽戦車

統計では大部分のプレイヤーが偵察特化構成(車長用視覚システム、レンズ皮膜、消音排気システム、換気扇等、視界と隠蔽を強化する構成)を好んでいる。
一部の砲安定性の低い車輌は砲垂直安定装置を選択する可能性がある。また、車長用視覚システムを利用できないTierでは装填棒やターボチャージャーも候補に入る。

  • 改良型無線機
    自車輌の発見時間を増加、被発見時間を減少させ、味方の攻撃チャンスを増やすと同時に、自身の被弾の可能性を低下させる。
    砲手のスキル指定された目標と併用するとより効果的。
    視認範囲や隠蔽性を直接強化するわけではないので、やや人を選ぶパーツである。

中戦車

  • レンズ皮膜
    敵車輌より視界範囲で勝っていれば一方的な攻撃も可能であるため、視界強化の優先度は高い。
    また、味方に偵察車輌が居ない状況では偵察役も求められる。
  • 消音排気システム
    中戦車は隠蔽に優れる車輌も多く、隠蔽を強化する事でより安全な移動が可能になる。
  • 改良型モジュール構造
    モジュールのHPや配置に問題を抱えている中戦車は多く、運用上、止むを得ず車体(特に側面)を晒して撃ち合うことも多い。
    特に、火力が大幅に低下する弾薬庫の損傷は手痛い。装填手が弾薬庫保護スキルを取得していても、損傷に悩まされることの多いなら搭載すると良いだろう。

重戦車

  • 改良型装甲材
    HPが乗算で上乗せされるため、Maus、Type 5 HeavyTOG II*等の元々の耐久値が高い車輌では砲弾1発分程度もの猶予が与えられる。
    また、前線で撃ち合いを行う重戦車は必然的に被弾回数が増え、履帯を破壊されることが多いため、履帯の強靭化の効果は高い。昼飯・豚飯との相性も良い。
    改良型モジュール構造と違い、修理速度の向上は履帯だけだが、耐久値を最大まで回復するため履帯ハメを回避しやすくなる。
  • 改良型モジュール構造
    前線で撃ち合いを行う重戦車のモジュールは破損しやすく、修理キットで修理した直後に、別のモジュールが中破・大破することも珍しくない。
    弾薬庫・燃料タンク・エンジンのHPを大幅に増加させ、損傷時のペナルティ、火災発生率、修理時間を軽減するため、重戦車の継戦能力が格段に向上する。
    特に、スロット1に搭載した場合はモジュールのHPが2.5倍となるため、1発であれば格上の駆逐戦車からの被弾でも、モジュールが中破しなくなる。
  • 生存性強化システム
    改良型装甲材と比べて各効果は劣るものの、モジュール強化もなされるこちらが有効になる車輌も多い。
    改良型装甲材と改良型モジュール構造の中間となっている存在であり、野戦改修などとの兼ね合いも考えて選択しよう。
  • レンズ皮膜
    偵察は重戦車の任務ではないものの、連携の取れないランダムマッチではそうも言っていられない場面も多い。
    そのようなときに視界が足りないと一方的に撃たれるため、重戦車であっても視界範囲は重要である。

駆逐戦車

  • 改良型旋回機構/改良型射撃装置
    駆逐戦車は照準拡散が大きめに設定されているため、収束までの時間を改善するパーツは非常に有用である。
    頻繁に移動しない駆逐戦車の運用上、基本的に改良型旋回機構を搭載した方が効果が高い。
    なお、Strv S1Strv 103Bの射撃モードでは、照準拡散が非常に低く設定されているため、これらのパーツの有用性は低い。
  • 迷彩ネット/消音排気システム
    駆逐戦車は迷彩ネットの効果を最大限に発揮できる車種であり、待ち伏せの時にはもちろん、火力支援の際にも見つかりにくくなることができる。
    ただし、FV4005 Stage II等、重戦車に負けず劣らず隠蔽性能の低い駆逐戦車には殆ど効果を期待できない。
    一部の高隠蔽車両は、カモフラージュスキル、迷彩塗装、15mルールなどを組み合わせる事で、射撃をしても発見されずに一方的に撃ち続けるといった芸当も可能。
    消音排気システムは効果は小さくなるが、迷彩ネットは移動・旋回で効果が切れてしまうため射界が狭いなどで細かく移動する必要がある場合はこちら。
    元々駆逐戦車は静止隠蔽が高く移動隠蔽が低いため、優秀な静止隠蔽を更に強化するより移動隠蔽を補助する方が良い事もある。
  • 改良型照準器
    精度が強化される。足を止めて遠距離から狙撃することが殆どである軽装甲駆逐戦車とは非常に相性が良い。
  • 双眼鏡
    駆逐戦車は中・重戦車に比べ動くことが少ないので双眼鏡がより活用しやすい。また視界範囲が狭い傾向にあるため、レンズ皮膜よりも効果量の大きいこちらが適している。
    射角の広い車輌では特に相性が良い。反対に射角の狭い車輌では、頻繁に車体を旋回させる必要があるため、有効活用はやや難しい。

自走砲

  • 改良型換気装置
    ※自走砲の大半が、換気装置を搭載できないオープントップ車両なため注意。
    装填・照準時間短縮に加え、精度向上によりさらに攻撃力を高めることができる。拡張パーツによる装填時間の短縮は本装備と装填棒、静止時砲精度の強化は本装備でしか出来ない。
     

以下は低Tier等、上記パーツを載せられない場合の候補。

  • 双眼鏡
    味方の大半がやられ、敵を迎え撃たざるを得ない状況を想定した場合の候補。
    自走砲の視界は基本的に非常に短いため、これが無いと待ち伏せであっても先手を取る事は難しい。
    低~中Tier帯は素の隠蔽が悪くない自走砲も多く、中でも課金車輌の105 leFH18B2Sexton Iは元々の視界が非常に長い*20ため有効なケースは多い。
  • 迷彩ネット
    突破してきた軽戦車に発見される可能性を若干ながら減らす事ができる。
    特に開けたMAPでは劣勢時でなくても敵の偵察に引っかかる危険があるため、少ない増加値でも地味に効果がある。
    また、双眼鏡ほどではないが待ち伏せて返り討ちを狙う時にも多少の助けになる。
    もちろん砲撃直後は動かないとカウンター攻撃が危険であるし、稜線などで射線を切る基本行動は忘れないように。
    視線が通りやすい短射程自走砲ならやや有効度が高いか。逆に、元々の隠蔽性が低い重自走砲の場合はほぼ恩恵がないと思っていい。


有志による検証および考察

World of Tanks: Deep Dive into Equipment 2.0 and Relevant Game Mechanics (by Peter “Overlord_Prime” Han)
(抜粋)
イマイチ効果の差がはっきりしない照準関連拡張パーツにおける照準時間の短縮効果:

スロットやパーツのボーナス効果は未適用。
砲垂直安定装置 (スタビ)が最も効果が高い。スタビが搭載できない、あるいはスタビと合わせて使用するなら改良型旋回機構が優れている。
最大レティクル時から最終収束時までの照準時間では改良型射撃装置 (ガンレイ)のほうが改良型旋回機構より優れているが、実際に砲塔や車体を旋回してからの照準では*22改良型旋回機構のほうが効果的としている。

コメント

  • 隠蔽高い軽車両系で、対LTTDなら車長でボーナス狙ったほうが良さそう? こういうことじゃね? -- 2024-08-01 (木) 19:36:21
  • プゥン…って変な音がするから気になって調べたら改良無線機だったのね。これとスキルの視線をあわせて14秒発見状態にするの恐ろしいね、LTは積んでるだろうから相殺、他車は視界切りできたと思って飛び出した所で味方が返り討ちにしてくれてるし、音がなるから敵発見後の回避行動もしやすくて助かってる -- 2024-08-02 (金) 19:45:50
  • なんでボンズタボチャだけ非売品なんだ…… しかも強い人しか入手できないからどんどん格差出てくるのひで -- 2024-08-14 (水) 02:03:53
    • ボンズタボチャだけではないが。欲しいなら今イベントのアニバーサリーコイン集めたら交換できるよ。ちなみに次のオンスロは消音機が追加されるらしい。 -- 2024-08-14 (水) 09:54:02
  • 試作拡張パーツT1を全種類全部分解したのですが、T2の製作のやり方がわかりません。部品として2600個あると表示されるのですが手詰まりです。チケット切って聞いた方が良いのでしょうか? -- 2024-08-20 (火) 02:37:14
    • 強化したいT1にコンポーネントを使ってT2にする。ここでもアップグレードに必要な分を分解で入手とは書いてあるがコンポーネントで製作するなんて書いてない。流石にそんな無理解でチケット切るのはWGがかわいそうなので、またT1集めながら言葉の意味を勉強して。 -- 2024-08-20 (火) 04:44:18
      • 枝主じゃないけどさすがにそこまで言わなくても良くね?優しい人間になろうぜ。 -- 2024-08-20 (火) 09:56:12
      • Ⅰ→Ⅱは400、Ⅲでも2400で2つ余るのに全部分解してから訊いてるし言葉だけじゃないと思うぞ?今回みたいにwikiでどこまで下に合わせた説明するかは毎度悩ましい -- 2024-08-21 (水) 16:32:33
    • 作成するのではなく手持ちの試作拡張パーツをコンポーネントで強化します。倉庫の拡張パーツ一覧や車両の拡張パーツ選択画面で試作拡張パーツの右下にアップグレードや分解のボタンが出てきます。コンポーネントに分解してしまった分は戻せませんが、T1の分解ならば特に損失はありません。 -- 2024-08-20 (火) 11:33:12
  • 試作拡張パーツの解説部分を少しまとめ直しました。 -- 2024-08-20 (火) 11:28:32
  • 画像付いた!ありがとう! -- 2024-08-22 (木) 17:52:03
  • ショップでボンズ特別オファーにてボンズ拡張パーツ3点セットが10000ボンズで販売中。タボチャ+レンズ被膜+換気扇のセットはオンスロ限定のの高性能タボチャが含まれているので、欲しい人は要チェック。 -- 2025-02-12 (水) 23:52:15
    • 激レアなタボチャつきで1万はかなり破格ですね 1のほうも定価16000ボンズが1万だからこれの買い逃しは結構痛い(なんで公式の告知ないんだ -- 2025-02-13 (木) 00:50:59
    • 欲しいけど急に10000ボンズとか言われても稼ぎようがないなぁ。定期的にやってくれるなら次までに温存したいけどこういうのは今回が初めてだろうか。 -- 2025-02-13 (木) 04:29:41
      • 確か14周年イベントの時に似たようなのがあったような...でもいつ何時ボンズが入り用になるかなんて分からないし、毎日やり込んでなきゃボンズ貯まんないよな。 -- 2025-02-13 (木) 08:36:38
    • 報告助かる。もったいなくて溜め込んでたのを使えるきっかけになった。6000の得はおいしいですねぇ -- 2025-02-14 (金) 15:53:21
  • 最近思ってるんだけれどもラマーの優先度って一部の車輌を除けば優先度ってそれほど高くないんじゃないかな?射撃タイミングを素早く出来たりフルにDPMを生かせる場面だと役に立ったりすると思うけれども、その内の一発でも外せばDPMは大きく下がる訳だし。ラマーの枠を照準器とかの精度強化系やレンズに変えた方が強い場合が多い気がしてきた。ただしDPMを発揮できる状況を生み出し易かったり、どこを撃っても抜けるレベルの貫通力があったりする場合は別かな。装填が12秒を超える大口径砲も付けるメリットがデカイ気がする。もしラマー載っけるならばディレクティブも合わせるレベルじゃないとあんまり有利にはならないかも。 -- 2025-04-09 (水) 14:44:00
    • これは自分も同意できます。「どうせリロード毎にすぐ射撃出来るわけでもないし・・・」と考えてラマー以外を付けてからのほうが戦績良いですし。超上級者ならまた違うのかもしれませんが -- 2025-04-09 (水) 19:38:35
    • 自分の場合、SPG以外の装填が長い車両は、ラマー付けずに照準系やタボチャ、超重HTなら生存カテゴリーつけてますね 極論かもですが、ターン性の戦闘が主軸のものはラマー以外強化はかなり選択肢に入りやすいかなあと -- 2025-04-09 (水) 20:26:50
    • 個人的には撃って隠れる前提で戦うならラマーは要らないって思ってる、至近距離で殴り合ったり未発見維持で撃てる環境なら有り。ラマーはDPMを活かせる車両や環境用かな -- 2025-04-09 (水) 21:01:45
    • 重戦車・駆逐は役割的にラマー必須ですが中戦車は一択にはならないですね。 -- 2025-04-09 (水) 21:10:36
      • ロール的にラマーは絶対って固定概念は捨てて考えたほうが伸びしろ出てくると思いますぜ -- 2025-04-09 (水) 21:24:06
    • WG「そういう時のためのWOT plusです!あなたも契約して、車両ごとのレジェンドが使用する拡張パーツの組み合わせを知り、自分でも試してみましょう!」 ……アレの内容をwikiに掲載したら怒られるかな…怒られるやろうな… -- 2025-04-10 (木) 08:30:06
    • ラマー乗せるよりも、打ち方の改善が先なことが多い気がします。リロード完了してから、遮蔽から出る・狙う・打つみたいな挙動していれば、DPM落ちますし、打つタイミングにリロード完了が重なるくらいから動き始めるとか、左クリック長押しで即発射するとか、そういったことしてればラマー分は稼げるイメージ。そのうえでラマー乗せて強いかどうかってところな気がします。 -- 2025-04-10 (木) 13:01:42
    • あと一秒でもリロード早ければ岩陰や稜線に隠れる前にぶち込めたのに、ってのは全戦車長が経験することなので、そういった所も考えていくと難しいですね(とても面白い)。まあそれでも自分はラマー優先度低い派ですかねぇ -- 2025-04-10 (木) 17:11:43
    • 俺と似たような考え方をしている人が思ったよりも多かったから、ラマー1択じゃないと再確認できたよ。やっぱり、スペック上のDPMよりもしっかり当てて実ダメージを稼ぐ事を重視する人が多いのね。他の人のコメも見る限り積めるなら積むに越した事はないけれども、そこはまずプレイングを改善って事かな。 -- 木主 2025-04-11 (金) 07:22:38
    • 自分は最初ラマー付けてみて弾の当たり具合で外す外さないの選択をする。10発撃って5発当たるより8発撃って6発的中の方がいい。弾を当ててダメージを出せなければいくら発射速度が速くても意味はないからね。 -- 2025-04-11 (金) 17:53:06
  • 分解したパーツの数どこに表示されるの? -- 2025-09-28 (日) 17:47:07
    • 試作拡張パーツのコンポーネントのこと聞いてるなら、倉庫>拡張パーツ のページの右上に 「所有中: n」って表示されてるよ。めっちゃ探しづらいのはわかる。 -- 2025-09-28 (日) 19:02:43
      • あった!ありがとうございます -- 2025-09-28 (日) 19:26:07
  • ボンズ消音排気システムがほしいのですが、ショップでは売っておらず、どこで入手可能か、そもそも存在するのか分からないです。どなたかご存知でしょうか。 -- 2025-12-04 (木) 04:02:08
    • オンスロートで入手できます。 -- 2025-12-04 (木) 07:15:30
    • オンスロートでランクシルバー以上に到達すると、オンスロートショップでボンズを支払って購入できる。確か6000ボンズ。 それ以外だと、例えば最近貰えた「然るべき報酬」で好きなボンズ拡張パーツ交換権が手に入るからそれを使用するとか。 -- 2025-12-04 (木) 17:28:49
      • 「然るべき報酬」にはボンズ排気はなかった気がします -- 2025-12-04 (木) 22:33:00
    • ありがとうございます。最近復帰勢でしたので助かりました。「然るべき報酬」は既にもらってしまったので、次回のオンスロートに参加します。 -- 2025-12-04 (木) 18:27:39

*1 換気装置のみ搭乗員の職能適性
*2 エンジン、弾薬庫、燃料タンクが対象
*3 売却額はその時点での販売価格の50%なので、セール終了後に売却すれば差し引きは0となる。
*4 基準はかなり曖昧。例えばObject 430U(122mm)はClass2だが、UDES 15/16(120mm)はClass1である
*5 機関砲、自動装填装置、自動再装填装置、二連装砲、自動連射砲、斉射モード付き砲
*6 25TP KSUST IIType 5 Chi-RiSU-2-122
*7 T-50-2は不可
*8 King Tiger (C)は不可
*9 CromwellCromwell BAC 4EXP.は不可
*10 Tier5ではClass 3とClass 2が混在する。Tier6ではCrusaderA46のみ例外的にClass 3
*11 Panther mit 8,8 cm L/71Panther IIE 50E 50 Ausf. M(Tier8~10中戦車)のみ例外的にClass 1
*12 ソ連の冬の雪上用。主に突起を大きくする
*13 ソ連西部(東部戦線)での春秋の泥濘期 (露: Распутица/英: Rasputitsa) 用。主に履帯幅を広げる
*14 例えば、カテゴリのボーナスを受けた状態で、アイテムの105オクタンガソリンを装備した場合は、馬力が21%(1.1*1.1=1.21)増加することになる。
*15 例えばUDES 03では、前進速度5km/hが9km/hまで上昇する
*16 砲兵(突撃砲兵を含む)が弾着観測をするための「砲隊鏡」と呼ばれるもの。
*17 本来なら単位をポイントとすべきところである
*18 2023年1月20日以降にログインしたプレイヤーに対して配布が行われたが、技術的問題によりすぐに停止された。その後調整され2023年2月8日~3月31日にログインしたプレイヤーに対して、改めて配布が行われた。調整時の告知
*19 レベル1を分解するのに比べ、レベル2の分解で-100、レベル3の分解で-900に相当する
*20 過去の大規模バランス調整で課金戦車のみが変更を受けなかった結果
*21 レティクルが標準の精度でのサイズになるまでの時間
*22 訳注: そもそも照準スタート時点のレティクルのサイズがIRMのほうが小さく抑えられているため