Tier9 ポーランド 駆逐戦車 / 略称: Gonkiewicza / 日本語表記: ゴンキエヴィッチャ
スペック(v1.24.1)
車体
耐久値 | 1,800 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 190/75/55 |
最高速度(前/後)(km/h) | 42/15 |
重量(初期/最終)(t) | 50.06/50 |
実用出力重量比(hp/t) | 15.6 |
主砲旋回速度(°/s) | 26 |
視界範囲(m) | 360 |
本体価格(Cr) | 3,550,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可/不可 |
ロール | 攻撃的駆逐戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
GG-100/162 mm | 4.29 | APCR APCR HE | 269 302 80 | 700-350 700-350 700 | 3,000 | 0.37 | 2.7 | 1,420 1,670 835 | 50 | 1,440 5,200 1,030 | 2,925 | -7°/+15° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GG-85/175 mm | 4 | APCR APCR HE | 292 321 85 | 800-300 800-300 800 | 3,200 | 0.38 | 2.7 | 1,700 2,000 1,000 | 45 | 1,840 5,600 1,360 | 2,925 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
2x GTD-1-WSK | 700 | 20 | 400 |
---|---|---|---|
2x GTD-2-WSK | 780 | 20 | 400 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
SDP 60 Gonkiewicza | 51 | 28 | 13,000 |
---|---|---|---|
SDP 60 Gonkiewicza-Wzmocnione | 53 | 30 | 13,000 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
RTU "Jesion-M" | 650 | 160 |
---|---|---|
R-113P | 700 | 100 |
乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
× | × | Class1 | Class1 | Heavy |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 17.84% | 2.55⇒2.03% |
移動時 | 10.72% | 1.53⇒1.22% |
派生車両
派生元 | SDP 58 Kilana(TD/93,800) |
---|---|
派生先 | NC 70 Błyskawica(TD/209,900) |
射界
射界 | 5°/5° |
---|
開発ツリー
GG-100/162 mm (初期/) | ━ | GG-85/175mm (66,000/330,000) | ━ | NC 70 Błyskawica (209,900/6,100,000) |
RTU "Jesion-M" (初期/) | ━ | R-113P (7,300/43,500) | ||
2x GTD-1-WSK (初期/) | ━ | 2x GTD-2-WSK (28,500/86,000) | ||
SDP 60 Gonkiewicza (初期/) | ━ | SDP 60 Gonkiewicza-Wzmocnione (25,500/63,500) |
車両に関する変更履歴
v1.24.1 | 新規実装 |
解説(v1.24.1)
- 概要
v1.24.1で追加されたTier9のポーランド駆逐戦車。
Gonkiewiczはポーランド姓の一つ。立案者のワルシャワJarosławDąbrowski軍事技術学校士官候補生にちなむとされる。
深溝ライフル砲と星型弾底弾を使用できる。
- 火力
俯仰角-7°/15°、射界左右5°に変化なし。
初期砲・最終砲いずれも深溝ライフル砲と星型弾底弾の組み合わせとなる。- GG-100/162 mm
前進から引き継ぐ初期砲。
威力こそ据え置きだが装填速度が1.6秒短縮されたためDPMが上昇しており対応力が上がっている。
砲性能に関しては照準時間、精度、照準拡散が僅かに改善しており信頼性が向上した一方で、元々悪かった車体拡散は更に低下しているので停車しての砲撃が基本となる。砲弾の特性は前身から変わらないため同じ感覚で扱うことができ、砲性能が改善した分だけ戦果を挙げやすいだろう。同格の重戦車程度の火力は出るため初期砲でも戦うことができる。
総弾数は50発に微増している。 - GG-85/175 mm
最終砲。
星型弾底弾の威力が800~300に広がっており、至近距離では威力が向上しているが295mを超える距離では初期砲よりも威力が低下してしまうのは前身同様。
初期砲から装填時間が1秒増加するが近距離ならば威力の上昇で補われているためDPMは微増する。特に至近距離での単発火力とDPMは同格駆逐戦車の中でも遂にトップクラスに躍り出た。
砲性能に関しては照準時間は据え置きで、車体の拡散は改善するも精度は再度悪化しており、総合的にはまだ信頼性が低いといったところ。貫通力は通常弾・課金弾ともに優秀で格上車両とも十分に渡り合える。弾速に至っては通常弾で1,700m/s、課金弾で2,000m/sとゲーム内最速であり、精度こそ不足しているが遠距離の移動目標に対してもほとんど偏差射撃を必要としない。
砲弾の貫通判定は再び口径85mmに低下。相手に28mmを超す装甲がある場合、貫通力が足りていても70度以上の入射角で命中すると跳弾してしまう(口径の3倍ルール)。稜線を乗り越えてくる敵車両の車体底面に命中させても弾かれる…といったケースもあるだろう。また傾斜が強くかかった、見かけ上の装甲厚が高い車両に対しても『砲弾の標準化』の面で大口径砲よりも不利となる。
今まであまり目立たなかったが弾薬費が最大威力を基準に設定されているらしく非常に高価。そのため遠距離で連射しているとダメージ量の少なさからクレジット収支が悲惨なことになるという地味な弱点がある。
総弾数は45発と十分。
- GG-100/162 mm
- 装甲
前身から装甲が強化され車両耐久力も攻撃的駆逐戦車らしく十分な値。
弾薬庫の耐久力も僅かに強化されたが未強化の状態では口径155mmの砲弾に一撃で破壊されかねないので注意。- 戦闘室
戦闘室正面は装甲厚が190mmに低下してるが傾斜が増したため平地でも270mm程度の防御力を発揮し、重戦車の通常弾までならば十分に防ぐことができる。俯角を取った場合は300mm前後の防御力になるため駆逐戦車の通常弾や重戦車の課金弾までは防ぎうる。ただし近距離での撃ち下ろしには弱い。
防楯は大部分が裏の装甲と重なっているため貫通不可能であるが、砲身付け根の周辺部分だけは300mm前後の空間装甲のみであるため課金弾には貫通されうる。また、防楯が大型化しているため戦闘室正面の面積が小さくなっているのは改善点。向かって右上のキューポラは大きくなっており俯角を取っても隠すことができず、後方に増設されたキューポラは薄いとはいえ平地では前部のキューポラと合わせて横長の弱点部分となる。戦闘室側面にはみ出ているのも前身と変わらないがこちらは右側面にもはみ出た部分が追加されている。
また、キューポラの手前にあるスコープ部分は傾斜が緩くなっており、平地では255mm前後、俯角を取っても270mm程度の防御力と薄くはないが正面装甲の中では目立った弱点となりうる。一応車体を傾けたうえで照準を上げれば砲身でガードすることはできるが、照準を上げると防楯下部の装甲が露出し俯角を取っている場合はこの部分の傾斜が減り通常弾でも貫通できてしまうため注意。可能ならば左壁で戦いたい。戦闘室側面は75mmの傾斜装甲に強化されているがこのTier帯では跳弾以外で防御力を発揮するのは難しい。
戦闘室背面は装甲厚55mm、天板30mmと相変わらず薄い。 - 車体
車体正面上部は戦闘室正面の延長で同じ性能。
車体正面下部は傾斜込みで170mm程度の防御力で正面最大の弱点。とはいえ範囲は狭いためちょっとした遮蔽物があれば簡単に隠すことができる。車体側面は装甲厚60mmになったため大口径の砲弾も跳弾できるようになった点は大きい。
車体背面は装甲厚50mm、天板は25mmと相変わらず薄い。
- 戦闘室
- 機動性
機動性は変わらず良好。
前進速度は42km/hの微増にとどまるが、出力重量比と弱点であった旋回速度が改善したため旋回戦にもある程度対応できるようになった。初期履帯は接地抵抗が大きく最高速度が出ないので注意。
車重は50tと相変わらず攻撃的駆逐戦車の中では軽めである。
- 偵察性
視認範囲は360mと僅かに改善したがやはり同格駆逐戦車の中でも低い値。
隠蔽率は前身から僅かに改善するが、最終砲のみ発砲時の隠蔽低下が大きくなっており前身を下回る点は注意。
- 総論
星型弾底弾による近距離の高火力に加え、強化された生存性と機動力を手に入れた攻撃的駆逐戦車である。
制限こそあるものの同格最高の単発火力にトップクラスのDPMという最高の相性を手に入れた。生存性の高さもあり同格以下ならば近距離のタイマン勝負で負けることはまずないだろう。
僅かながら砲性能も改善されており前身よりも戦果が安定しやすくなった点も嬉しい。一方で装甲配置には弱点が追加されてしまい周囲の火力も強化されているため、至近距離で敵の砲弾を弾きながら一方的にダメージを取り続けるような状況を作るのは難しくなってしまった。
最終砲の口径低下も痛いところであり、単発火力の高さの割に薄い装甲に弾かれるという独特の感覚に慣れる必要がある。相変わらず中距離戦が得意であり遠距離と至近距離では不利になりがちであるが、機動力が強化され弾速も最高レベルとなったため得意距離の範囲は広くなったと言える。
装甲が活かせない場面では力押しだけではなく駆逐戦車らしく隠蔽性を活かして戦いたい。当然火力に驕らず味方との連携も忘れてはならない。
史実
1960年、駆逐戦車《SDP 60 Gonkiewicza》の計画がポーランドにて始まった。駆逐戦車としては申し分のない装甲と高い機動性を兼ね備えるために、サイズは小さくも出力の高いエンジンを搭載した。このエンジンは推定1,000馬力のガスタービン・エンジン《GTD-1》の初期案のひとつをもとに設計されている。エンジンについての資料はソ連により提供されている。資料には深溝ライフル砲についても記載されており、資料を提供されたチームの一員のポーランド人がそれを基盤として、ポーランド独自の主砲を開発した。最終的に計画は成功したが、莫大な費用が必要となるため製造されることはなかった。
情報提供
愚痴や日記など生産性のない話題は外部総合掲示板をご利用ください。
マスター(M)バッジ報告は専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブ、スペック、解説に表記されています。
↓アーカイブに重複内容が無いか確認し、考えてから書き込みをしましょう。
アーカイブ1
コメントの際、当該wikiのモラルを尊重した行動をお願いします。
- 解説追加しました。 -- 2024-04-14 (日) 22:16:05
- このTier帯だと85mm口径は案外弾かれる事あるな。Sタンクが苦手なのはしょうがないけど、スコGに弾かれてるの見た時は可哀想だった。直感は欲しいところ。 -- 2024-04-17 (水) 11:33:58
- スコGの正面で跳弾なら狙う場所が悪いというか…他の場所は跳弾しないはず -- 2024-04-18 (木) 11:35:48
- まぁスコG相手にすら角で前面装甲だけ出しての跳弾狙いされると考えれば割と大きめな欠点かと。一部LTですら側面30mm以上が居る上に砲性能も良くないのでここぞという場面で弾かれることは多いですね。HE弾にしたところで課金弾で弾かれる角度だと貫通は見込めませんし。遠距離戦と標準化を考えたら初期砲の課金弾運用もありかも? -- 2024-04-18 (木) 18:16:47
- まあ貫通できるところ狙ってても、こいつ割と暴投しやすいからな。10になると精度あがるからマシになるとは思う。 -- 2024-04-18 (木) 20:11:26
- ↑Tier10は精度と拡散が両方改善されてツリーの途中が何だったのかというくらい扱いやすくなりますね。今EUの統計見たらTier上がって貫通率1.6%下がる代わりに命中率2.5%上がってて、威力や貫通そのままなのにダメージは14%程度アップなので相当影響してそうです。 -- 2024-04-18 (木) 20:52:17
- スコGの正面で跳弾なら狙う場所が悪いというか…他の場所は跳弾しないはず -- 2024-04-18 (木) 11:35:48