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基本情報
スキル
専用装備
セリフ
スキン
性能
総評
ステータスとスキルがミスマッチの不遇AR
低火力高射速の★4AR。ステータス上で近いものに☆2のFF F2000 や☆3のCZ-805 がいる。
もっとはっきり言うと射速以外レアリティに見合った水準にない。
スキルのチェーンブラストも範囲は広いがダメージ倍率が低く、本体の火力の低さとの相乗効果で雑魚掃除も任せられない低威力となっている。
これらの理由からお世辞にも強いARとは言いがたく、不遇ARという評価が下されている。
スキル
チェーンブラスト持ちの避けられない宿命として、絶対的な決定力不足 という問題が発生している。
チェーンブラストの評価はこちら で詳細に説明されている。
事態をさらに悪化させているのが自身のステータスが低火力ということ。
専用装備で若干の改善が可能だが、その地位を覆すには到底及ばない。
陣形効果/編成
自身から見て右下1マスに火力上昇25%・命中上昇60%を付与する。やや陣形が変則的なので活かしづらい。
火力上昇倍率はそこそこ高めなので手榴弾スキル持ちのVector やPPS-43 との相性は良い。特にPPS-43はFAMASが必要としている火力を上昇してくれる。
また命中の倍率も高めなため、命中率を必要とするSR-3MP と組ませてもいいだろう。
もっとも上述のPPS-43やSR-3MPのようなサブタンク向きSMGはFAMASの陣形効果を受けようとすると被弾の多い5番かb型陣形の2番位置になってしまう。
かなりニッチな編成になってしまうがFAMSを積極的に使っていくなら検討してみてもいいかもしれない。
なお同じく右斜め前1マスに火力・命中バフを与える人形にARX-160 が存在する。
こちらのほうが命中バフの倍率は高い一方で、あちらは殺傷榴弾スキルを持っていてなおかつ火力ステータスも高い。
おすすめ装備
FÉLINシステムサイト /HV弾/集中チップ
8-4n で入手できる専用装備のFÉLINシステムサイトはアクセサリー枠で「会心率+48% 火力+8 命中+4」という★5オプティカルサイトとホロサイトの長所を併せ持ち、命中ボーナスこそ低いが射速ペナルティを受けない。
これによってAR70 やARX-160 を超える火力になるが、両者とも殺傷榴弾持ちでスキル性能の差は覆せない。
新装備の集中チップを装備することで火力と会心ダメージが大きく上がるので、積極的に運用するなら必須。 射速デメリットも基礎射速の高さでカバーできる。
キャラについて、小ネタ
何事にも手を抜かない。
あまり人としゃべらず、どんな簡単な仕事でもやり遂げることに喜びを見いだし、必ず着実に実行する。
私生活ではウソやごまかしができないタイプ。
ややコミュ障ぎみだが戦闘では思い切り力を発揮する。
元ネタ
簡単な説明
1977年にフランスで採用された自動小銃であり、当時最新の技術や思想を詰め込んだぼくのかんがえたさいきょうのアサルトライフルとでもいうべきものである。
ブルパップ方式*2 の採用によって当時としては異例といえる軽さと全長の短さで、これはフランス軍では特に多い戦闘車両を使った作戦での取り回しの良さ以外に、歩兵銃のMAS-49/56だけではなく短機関銃のMAT-49 をも同時に置換する意図を持っていた。
フルオートによる無駄撃ちや反動による命中低下を抑える3点バーストも当時の最先端の思想に基づく機構で、F1型はトリガーガードは180度回転して手袋や義手でも使用可能になるようデザインされ、また最小限のパーツ交換で左利きでも使用が可能となっている。
5.56x45mm弾を使用するアサルトライフルでありながら銃身より高い位置に回転式の折り畳み二脚を標準装備しなおかつ銃身はフリーフローティングとなっており(これは狙撃銃であるWA2000 とほぼ同じレイアウトである)、またマイルドな反動と優れた重心位置から高い射撃精度を実現していた。
照準器と光学サイトの固定用を兼ねたキャリングハンドルとプラスチック部品の多用によってFAMASはこれまでの銃とは一線を画す近未来的な見た目となりトランペットもしくはクレーロン(le clairon)という愛称で呼ばれた。
近未来的なのは見た目だけでなくFelin(歩兵用統合装備)の基幹としても位置付けられ、統合型光学照準システムによって光学サイトに組み込まれたカメラの映像をヘッドアップディスプレイに投射し、物陰に隠れたまま銃だけ晒して目標を照準射撃できるほか、同システムを使用する友軍兵士やドローン、指揮車両とデータを共有することができ、コンピュータによる弾道予測や死角の敵を警告するなどの機能が付与されていた。
ライフルグレネード専用の照準器も備えており、直接照準は75~100m、間接照準はアリダード式で最大340m離れた装甲車両や武装集団への精密攻撃能力も有していた。
詳細な説明
FAMASは正式名称の「Fusil d' Assaut de la Manufacture d' Armes de Saint-Étienne」の頭文字であり、サン=テチエンヌ造兵廠の自動小銃といったような意味合いである。この銃が同造兵廠の、ひいては現時点でのフランス共和国最後の国産軍用歩兵銃となった。
FAMASはシャスポー銃以来、銃技術の先端を走りながらも一方で他国と違う独自性を保ち続けたフランスの銃開発の最後を締めるにふさわしく、変わった要素がこれでもかと詰め込まれていながら高い信頼性を両立している。
この銃は完全閉鎖を行わない遅延ブローバック機構であり、それもH&K社がG3 やMP5 で使っているようなローラー遅延式ではなく、レバー遅延式ブローバック というAAT-52 機関銃譲りの極めて珍しい機構を用いている。
下にあるようにカム機構を備えたレバーによってボルトはレシーバーに引っかかっており、激発によって閉鎖を開放するように薬莢にかかる強い力は大半は直接閉鎖を開放するのではなくレバーを押し込み、ボルトの部品を動かすことへと分散し、銃弾が銃身から飛び出し、薬室内の圧力が安全なレベルに下がるまで閉鎖の完全な解放を遅延 させているのである。
この機構によって強力な5.56x45mm弾を使用するにも関わらずガスピストンなどの閉鎖解放のための機構を要しない極めてシンプルな機構となっており、更にボルトが複雑化しがちなローラー遅延式と比べるとボルトの部品を4つにまで抑えることに成功している。
一方で遅延式ブローバックでは抽送時に薬莢に高い負担がかかることからFAMASは鉄製薬莢を使用する独自の55グレインの弾薬と専用の25発用マガジンを採用した。
STANAGマガジンの30発に比べて少なくマガジンポートの互換性もないが、これはバイポッドを用いた伏せ撃ちの際にいちいち銃全体を持ち上げずにマガジン交換ができるぎりぎりのサイズであった。
NATOから距離をおいた姿勢を取っていたフランスにとって弾薬の互換性を失うことはさして大きな問題ではなかったが、弾薬の質には非常にシビアで適合しない弾薬では排莢不良や薬莢の断裂が多発し、フランス自身旧植民地の国以外への輸出に消極的だったため採用国も増えなかった。このためサン=テチエンヌ造兵廠は軍需企業連合GIATに吸収され、のちに再び国有化されNexterとなった。
破綻した財務状況の改善のためGIATはFAMASの輸出とそれに向けた改良とコストダウンを行った。こうしてバイポッドやライフルグレネード発射機能、銃剣装着機能を廃止、トリガーガードの簡略化と一体化、サイトの簡略化となによりNATO標準のSS109弾とSTANAGマガジンに対応したG1型が誕生した。さらに民間用として連射機構をなくしたモデルが生産されたが受注は得られず国内と輸出用に各300丁生産されたにとどまった。
窮地に陥ったGIATを救ったのが他国との共同作戦の多いフランス海軍であった。GIATは海軍の要請に応じG1をもとにF1から省略した機能のほとんどを復活させたG2を開発し採用された。
またショートバレルのコマンドーやロングバレルのスナイパーも開発したが、これらはFAMAS本来のバランスのよさを失う結果となり試作にとどまっている。上面にピカティニーレイルを備えたモデルもあったようだが詳細は不明。
ブルパップ方式は右利きと左利きの使い分けに弱点を抱えているが、FAMASでは即時の切り替えはできないものの、特別な追加部品を必要とせずに部品の組み換えのみで右利き用と左利き用の設定に切り替えることができた。またチャージングハンドルは左右両用になっており、比較的左右両用性の高い設計となっている。しかし機関部をストック部分に持つブルパップ方式は折り畳み式ストックのモデルを作ることができず、ショートバレルでストックの折り畳みや伸縮が可能なカービンが軍の主流になると廃れていった。
改良を繰り返しつつ長くフランス軍で採用されたが高コスト体質から脱却できず、フランスではH&K416 のフランス向けカスタムモデルHK416Fへの更新が始まっている。
コメント
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