航海

Last-modified: 2023-05-17 (水) 19:45:12
収録拡張カード名コストカード種別効果
AlliesVoyage4Action-Duration-Odyssey+1 Action
If the previous turn wasn't yours, take an extra turn after this one, during which you can only play 3 cards from your hand.
同盟航海4アクション-持続-叙事詩+1 アクション
直前のターンがあなたのターンではない場合、この後に追加の1ターンを得る。その間、あなたは手札から3枚しか使用できない。

概要

分割された山札の一つである叙事詩の2番目のカード。ターン終了後、手札使用が制限された追加ターンを得る持続カード。
追加ターンには手札からアクション、財宝などを合わせて3枚までしか使用できないため、通常邪魔にならない古地図遠い海岸などのキャントリップですら貴重な使用カード枠を減らしてしまうため使用を躊躇われる。
その制約により普通にお金を出してカードを購入することは難しいが、工房沈没船の財宝などでカードを獲得するなど有効に活用できると良い。

利用法

  • 航海の効果による追加ターン(以下、【航海ターン】と呼称する)は、使用できる手札が3枚までに制限されるので、以下のような組み合わせで有効利用できると良い。
    • 手札以外からのカード使用であれば制限されないので、手札の急使1枚から、捨て札の急使を何枚も連鎖させて使用するような動きが有効となる。
    • 航海と同じ山札にある沈没船の財宝を始め、工房系カードでカードを獲得してしまうのもよい。
      • 改築系で金貨を属州に変換するなど、属州を手早く獲得できる手段があるなら尚良い。
    • 策士の手札を捨てるターンやリッチのスキップターンに充てるのも良いだろう。他にも、カード廃棄ターンとして割り切ってしまうのも手。
  • 自分のターンが増えるため、相性の良いカードやギミックが存在することがある。
    • 雇人王子などのターン開始時毎に効果が得られるカードは、恩恵を受ける回数が増える。
    • 野外劇悪巧みなどのプロジェクトは毎ターン効果が適用できるため、ただターンカウントを進めるだけでも価値がある。
    • 浴場など早い者勝ちのランドマークがある場合、そこから勝利点トークンを得る機会とするのも良い。
      • 風車などデッキを邪魔しない勝利点があれば、増えたターンを利用して戦場からも積極的に勝利点トークンを得るのも良いだろう。
  • 航海は、見方を変えれば+5ドロー、+1アクション、+1購入を得るカードとも言える。
    • 手札3枚使用制限があっても4金くらいは出せると考え庭園戦法に組み込むのも良いだろう。
    • デッキの回転自体は速くなるので、逸早く使用したいカードの使用頻度を上げるのにも有用。
      • 例えば、トラベラーを早く出世させるのにはそれなりに適しているし、海賊船などの何度も使うと強くなるカードの使用回数を稼ぐのにも利用できる。
  • なお、即座に「次の自分のターン」が来る関係上、「次のターン開始時まで予約されるアタック効果を持つカード(沼の妖婆呪いの森女魔術師門番追いはぎ将軍など)」との相性は悪いと言える。
    • 逆に、これらのアタックを他プレイヤーに使用されると追加ターン中も被害を被るので、サプライにこれらのアタックがあるゲームでは追加ターンの価値自体が下がるので注意。

詳細なルール

  • 航海を使用し、追加ターンを予約した場合、航海は使用したターンのクリーンアップフェイズには捨て札にならず、次のターンのクリーンアップフェイズに捨て札になる。
    • ただし、直前のターンがあなたのターンであり、追加ターンを予約できなかった場合には、航海はこのターンのクリーンアップフェイズに捨て札になる。
  • ゲームの終了条件のチェックは追加ターンを得るより前に行う。ゲームの終了条件を満たしていると追加ターンは発生しない。
  • ゲームの勝敗を決めるとき、追加ターンは経過ターン数に含めない。
  • 直前のターンが自分のターンであったかどうかは、航海を使用したときに判定する。
    • 似た効果を持つ前哨地と異なり、直前のターンが自分のターンではない時に航海を複数回使用すると、使用した回数分【航海ターン】を得る。
    • 前哨地を使用したターンに航海を使用した場合、クリーンアップフェイズに手札3枚を引いた後、ターンとターンの間において、2つの追加ターンのうちどちらを先に解決するか選ぶ。
    • 前哨地の追加ターンを先に解決しても【航海ターン】を得ることができる。
    • 【航海ターン】を先に得る場合、手札3枚で【航海ターン】を迎え、クリーンアップフェイズでは5枚手札を引き、前哨地の追加ターンを得る。
    • 右隣のプレイヤーの支配によって得た1回目の追加ターン中に航海を使用すると、【航海ターン】を得る。【航海ターン】に支配の効果は及ばない。
    • 右隣のプレイヤーの支配によって得た追加ターンの後の通常ターンで航海を使用しても、【航海ターン】を得ることはできない。
  • 「使用できる手札は3枚まで」という制限は、アクションカードのみだけではなく、財宝カード、夜行カードまで含めて3枚までであることに注意。
  • 「使用できる手札は3枚まで」という制限なので、『手札以外からカードを使用する処理』は制限に含まれされない。
    • ゴーレム伝令官などの、「山札から公開したカードを使用する」という効果は制限されない。
    • 急使薬草集めなどの、「捨て札からカードを使用する」という効果は制限されない。
    • はみだし者相続後の屋敷ネクロマンサーハツカネズミの習性などの、「(手札以外の)特定の場所にあるカードを使用する」という効果は制限されない。
    • 幽霊ウミガメの習性刈り入れなどの、「前ターン脇に置いたカードを使用する」という効果は制限されない。
    • 獲得したカードを技術革新都市国家などの効果で(通常は捨て札置場から)使用する効果は制限されない。
      • ただし、交換の効果で手札に獲得したアクションカードAを都市国家で使用した場合、このアクションカードAは「手札から使用した」と判定されるので注意*1
    • 村有緑地などを捨て札にした際にリアクションし使用する効果は制限されない。
    • 進路を廃棄した際にリアクションし使用する効果は制限されない。
  • 「使用できる手札は3枚まで」という制限なので、『手札からカードを使用する処理』は制限に含まれる。
    • 専門家は『手札からカードを使用する効果』なので、①専門家を使用→②専門家の効果で手札のアクションカードBを使用、とした際は、「この時点で手札を2枚使用している」と判定される。
      ただし、この後③専門家の効果でアクションカードBを再使用をする、としても、③の効果は『手札からのカード使用』ではないので、「この時点で手札を2枚使用している」と判定される。
      • よって、手札からの3枚目のカードとして専門家を使用した場合、手札からアクションカードを使用できないことになるので注意。
    • 【航海ターン】の間に、リアクション効果により手札からカードを使用する(隊商の護衛黒猫牧羊犬鷹匠海賊などが該当)ことも「手札から使用した」と判定されるので注意。
    • 【航海ターン】の間に、各種ランドスケープの効果により手札からカードを使用する(苦労市場の町鼓舞するなどの処理が該当)ことも「手札からカードを使用した」と判定されるので注意。

コメント

  • 3枚しかプレイできないだけで手札5枚「使える」から、普通に使う分には前哨地よりも事故が少ない。玉座の間で増える、使用してもアクション権残る、4金で買える、と実は前哨地よりもかなり丸い性能。 -- 2023-03-12 (日) 13:40:31
  • この記事に書いてあったことにさっき気付いたんだけど、航海って複数枚使ったらその分追加ターン得られたのね。相手プレイヤーが複数使ってきたからちょっと驚いた。まぁ、だからといって相手は全然活かしきれてなかったんだけど。 -- 2023-05-17 (水) 12:47:15
  • 航海複数回発動って、庭園戦術とか銅貨だろうと何かしらカードを集めたい戦法だと役に立つんでしょうか。工房系、それこそ沈没船の財宝とか持っていたら活きるのかなって印象ですが。 -- 2023-05-17 (水) 16:43:14
  • 叙事詩のコメント欄でのやり取りが参考になるかと。 -- 2023-05-17 (水) 19:45:12




*1 なお、手札から3枚目のカードを使用した後に、「手札に直接獲得したカードを即座に使用する」という効果を発揮しようとしても、失敗する。例えば「【航海ターン】に手札から3枚目のカードを使用した後に、交換の効果などで手札に獲得した狂戦士」は、場にアクションカードが出ていても使用できないので注意。