Tier4 イギリス 中戦車 (日本語表記:グラント)
↑ 75 mm Gun M2
初期状態。Grantの史実装備の一つ。
↑ 75 mm Gun M3
最終状態。Grantの史実装備の一つ。
アメリカのM3 Leeのほぼ同形だが、37mm砲を収めた砲塔の形状や無線の搭載位置が変更されている。
砲塔はM3 Leeの物より小型・頑丈であり、キューポラも無い為、Leeほど致命的な弱点ではない……かも知れない。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 490 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 51/38/38 |
最高速度(前/後)(km/h) | 39/16 |
重量(初期/最終)(t) | 28.12/29.98 |
実用出力重量比(hp/t) | 13.68 |
主砲旋回速度(°/s) | 42 |
視界範囲(m) | 325 |
本体価格(Cr) | 138,500 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
75 mm Gun M2 | 17.14 | AP AP HE | 90 102 38 | 110 110 175 | 1,886 | 0.47 | 1.8 | 588 588 575 | 100 | 56 2,800 56 | 355 | -9°/+20° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
QF 6-pdr Mk. III | 26.09 | AP APCR HE | 105 170 30 | 75 75 100 | 1,957 | 0.42 | 2.2 | 821 1,026 821 | 135 | 45 2,400 32 | 400 | |
75 mm Gun M3 | 20 | AP AP HE | 92 109 38 | 110 110 175 | 2,200 | 0.41 | 2.1 | 619 619 604 | 100 | 56 2,800 56 | 405 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Wright (Continental) R975 EC2 | 400 | 20 | 516 |
---|---|---|---|
General Motors 6046 | 410 | 15 | 2,318 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Grant I | 28.6 | 40 | 5,000 |
---|---|---|---|
Grant II | 33.5 | 42 | 5,000 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
WS No.11 | 350 | 40 |
---|---|---|
WS No.9 | 375 | 40 |
WS No.19 Mk.I | 400 | 40 |
WS No.19 Mk.II | 450 | 40 |
乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Gunner | 4 | Driver | 5 | Loader(Radio Operater) | 6 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class3 | × | × | × | × | Class3 | ||||||
× | × | × | Class3 | × |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 9.52% | 2.67% |
移動時 | 7.13% | 2% |
射界
射界 | 左15°/右15° |
---|
開発ツリー
75 mm Gun M2 (初期/23,000) | ┳ ┃ | 75 mm Gun M3 (2,100/30,000) | ||||
┃ ┗ | QF 6-pdr Mk. III (1,500/27,000) | |||||
WS No. 11 (初期/600) | ━ | WS No. 9 (610/3,600) | ━ | WS No. 19 Mk. I (1,480/15,000) | ━ | WS No. 19 Mk. II (3,600/21,000) |
Wright (Continental) R975 EC2 (初期/11,500) | ━ | General Motors 6046 (1,400/13,500) | ||||
Grant I (初期/1,870) | ━ | Grant II (1,100/4,650) |
車両に関する変更履歴
v0.9.5 | 実装 |
v1.9.0 | 75 mm Gun M2の総弾数を65発から100発に変更 75 mm Gun M3の総弾数を65発から100発に変更 QF 6-pdr Mk. IIIの総弾数を76発から135発に変更 修理費用を35%ダウン 収益性を10%ダウン HPを320から490に変更 コレクション車輌に移行 |
解説
- 概要
v0.9.5で追加されたTier4のイギリス中戦車。(コレクション車輌)
大戦初期、戦車不足の解消のためにアメリカから供給された、M3 Leeのイギリス仕様である。
Grantは、アメリカ南北戦争における北軍のユリシーズ・グラント将軍に由来する。
- 火力
M3 Leeのラインナップに加えてQF 6-pdr Mk. IIIが追加されている。最終砲候補はこのQF 6-pdr Mk. IIIとLeeの最終砲たる75 mm Gun M3だが、どちらも明確な欠点を抱えている。好みのプレイスタイルに応じて選択しよう。- QF 6-pdr Mk. III
イギリスお馴染みの発射速度に優れた6ポンド砲。75mm砲に比べると貫通力が高く、Tier4としては十分である。課金弾を用いれば貫通力は170mmにもなり、Tier6重戦車の正面をも貫通可能なレベルに達している。
しかし単発火力で上回る75mm砲に照準時間、精度、照準拡散いずれも劣っており、DPMも火力の低さから75mm砲に負けていたり*1と、貫通力を手にしている分何かと不利な要素が多い。また、貫通力の距離減衰も大きく精度の悪さも相まり、遠距離での狙撃は意外と安定しない。そもそも格上の戦車を相手する気がなければわざわざ本砲を使う意味も薄いと言える。 - 75 mm Gun M3
本家の75mm砲に同じく、火力と早めの発射速度によるDPMの高さが特徴である。通常弾の貫通力は同格に対しては申し分なく、2200という驚異的なDPMは本家と変わらず、格下~同格戦車を片っ端から蹴散らしていける強みを持つ。
一方で課金弾は本家と違い強化APであり、距離減衰が少ない代わりに貫通力は109mmと通常弾から伸びが悪く、格上重戦車には苦戦を強いられる*2。本家ほど格上戦車への対抗力はないため、榴弾で履帯を切って逃げるなど基本的に格上は相手にしない方がよい。
- QF 6-pdr Mk. III
- 装甲
車体は本家と同等で格下の砲を弾く程度の装甲しか持たないが、副砲塔に乗っているキューポラの小型化と副砲塔正面装甲の増厚(51mm→76mm)により、本家より若干マシになっている。俯角を活かしハルダウンをすれば副砲塔の部分は130mm程度となり、その部分だけは限定的に格上にも頼れることがある。ただしあくまでも中戦車+無砲塔であることを忘れず、使い方を誤らないように気を付けよう。
- 機動力
本家より最高速度が1km/h増加した代わりに、加速や旋回が若干鈍くなっている。
中戦車としては平均的と言えるが、無砲塔ゆえにもたつきが気になることもあり、快適とは言いにくい。
尚、初期エンジンはガソリンエンジン、改良エンジンはディーゼルエンジンである。換装によって僅かに10馬力増し火災発生率が5%低下するが、重量が1.8t程増加する。
更に消耗品のガソリンが積めなくなるので、機動性を求めるなら初期エンジン、火災発生率低下を選ぶなら改良エンジン・・・と考えてしまうが実際はディーゼルエンジンの大トルクを生かせる改良エンジンの方がスムーズに動けるようになる。
ちなみに改良エンジンはAchillesの初期エンジンなので、先にAchillesまで開発しておくとほんの少し節約になる。
- その他
乗員構成がいびつであり、装填手2人の内の1人だけが無線手を兼任する。
本家よりHPが15高く、若干小柄な分隠蔽率もちょっとマシになっている。代わりに無線距離がかなり短い。
- 総論
中戦車というカテゴリでありながら無砲塔でかつ欠点を背負った主砲しか搭載できず、扱いはかなり難しいものとなる。本家のM3 Leeにはない6ポンド砲を搭載できることと副砲塔の装甲が厚いといった点では有利だが、その他明確に劣った部分が多く本家以上に不満を感じる。
2種類の主砲はそれぞれ立ち回りを多少変える必要があり、優先したい性能で選ぶとよいだろう。
その他、運用方法は本家を参照するとよい。
史実
M3中戦車(-ちゅうせんしゃ、英語:Medium Tank M3)とは、第二次世界大戦中にアメリカで製造された戦車である。
余談だがグラント及びリーという2つの愛称はいずれもイギリス軍でのものであり、イギリス向けの仕様で生産されたものを南北戦争時の北軍将軍ユリシーズ・S・グラントの名をとってジェネラル・グラント、アメリカ陸軍向けの仕様のままでイギリス軍に配備されたものを南軍の将軍ロバート・E・リーの名をとってジェネラル・リーという。
フランスで大量の戦車を失っていたイギリスはアメリカにイギリスの戦車を生産させたいと考えたが、M3中戦車を希望に沿って改修した車両をイギリス軍向けに製造してもらうことで合意した。この設計はイギリス人のチームが行った。
イギリス軍では車長近くの砲塔内に車載無線機を搭載することを重視したため、これのために砲塔後部に張り出しを設けることになった。アメリカ軍向けでは砲塔上部に7.62mm機関銃を搭載した全周旋回可能なキューポラがあったが、イギリス軍向けでは単純なハッチに変更された。細部の設計が終了して、最初の試作車は1941年3月13日に完成し、最初のイギリス軍仕様の砲塔を搭載したM3中戦車が完成したのは1941年7月だった。砲塔以外の違いとして操縦手用のペリスコープや全周型サンドスカート、新型履帯などが生産中に導入された。
イギリス政府はアメリカ国内の数社と2,085輌の生産契約を行なったが、1941年3月のレンドリース法の成立に伴い、この契約はアメリカ政府が肩代わりすることになった。
イギリス型のM3中戦車はボールドウィン、プレスド・スチール・カー・カンパニー、プルマン・スタンダード・カー・カンパニー製だったが、戦闘での損失率が高かったために生産が追いつかず、アメリカ軍仕様のM3中戦車も受領した。これはジェネラル・リーと呼ばれた。
リーのイギリス仕様として、機銃塔を外し代わりにグラントのハッチを装備した通称「リー・グラント」も存在した。しかし、実際はイギリス軍部隊では砲塔の違いにかかわらずひとくくりに「グラント」と呼ぶのが普通だった。
出典:【Wikipedia】
http://ja.wikipedia.org/wiki/M3%E4%B8%AD%E6%88%A6%E8%BB%8A
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