Tier1 ドイツ 軽戦車 / 略称: L.Tr. / 日本語表記: 軽トラクター(ライヒトトラクトーア)
↑ Leichttraktor + 3,7 cm Kw.K. 36 L/46.5
初期状態かつ最終砲候補その1。Leichttraktorの史実装備。
↑ Leichttraktor + 2 cm Breda (i)
最終砲候補その2。
スウェーデンのStrv fm/21と同じ後部砲塔だが、こちらの方が史実的に後発なので整った印象を受ける。
スペック(v1.23.1)
車体
耐久値 | 280 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 14/14/14 |
最高速度(前/後)(km/h) | 36/9 |
重量(初期/最終)(t) | 7.64/7.61 |
実用出力重量比(hp/t) | 11.17 |
本体価格(Cr) | 0 |
修理費(Cr) | 0 |
超信地旋回 | 不可 |
武装
名称(通常砲) | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 | |
3,7 cm Kw.K. 36 L/46.5f | 26.09 | AP APCR HE | 40 74 18 | 36 36 42 | 939 | 0.46 | 1.7 | 750 938 750 | 345 | 0 800 6 | 100 | -7°/+25° | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
名称(機関砲) | 連射弾数/間隔(s) | 弾倉交換時間(s) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | 弾倉合計攻撃力 | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 弾倉/総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
2 cm Breda (i) | 3/0.25 | 3.4 | AP APCR | 30 47 | 11 11 | 132 | 0.53 | 1.8 | 830 1,038 | 12/972 | 3 400 | 70 | -10°/+30° |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Leichttraktor | 14/14/14 | 39 | 310 | 700 |
---|
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Krupp M311 | 85 | 20 | 300 |
---|
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Leichttraktor verstärkteketten | 9.5 | 66 | 2,000 |
---|
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
FuG 2 | 265 | 40 |
---|
乗員
1 | Commander(Radio Operator/Gunner) | 2 | Driver | 3 | Loader |
---|
拡張パーツ
× | × | × | × | × | × | ||||||
× | × | × | × | × |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 12.77% | 3.04% |
移動時 | 9.58% | 2.28% |
派生車両
派生先 | Pz.Kpfw. II(LT/275) |
---|
開発ツリー
3,7 cm Kw.K. 36 L/46.5f (初期/0) | ━ | 2 cm Breda (i) (35/1,970) | ━ | Pz.Kpfw. II (275/3,000) |
Leichttraktor (初期/0) | ||||
FuG 2 (初期/0) | ||||
Krupp M311 (初期/0) | ||||
Leichttraktor verstärkteketten (初期/0) |
車両に関する変更履歴
v0.9.14 | 一部モジュールの削除等 |
v0.9.16 | HDモデル化 |
v1.9.0 | 2 cm Breda (i)の総弾数を420発から972発に変更 3,7 cm Kw.K. 36 L/46.5の総弾数を150発から345発に変更 収益性を34%ダウン HPを130から280に変更 派生先車輌からPz.Kpfw. I・Pz.Kpfw. 35 (t)・Panzerjäger I・G.Pz. Mk. VI (e)を削除 |
v1.23.1 | 3.7 cm Kw.K. 36 L/46.5砲は3.7 cm Kw.K. 36 L/46.5f砲(特性は同じ)に変更され、倉庫に戻されました。 |
解説
- 概要
Tier1のドイツ軽戦車。
1930年代、ラインメタル社が開発した「軽トラクター」の秘匿名称を有する試作戦車である。
Tier1の初期戦車の中では火力・装甲・機動性がバランス良く整った、初心者の教科書的な戦車である。
- 火力
初期砲の3,7 cm Kw.K. 36 L/46.5fであれば弾代もかからない。- 3,7 cm Kw.K. 36 L/46.5f
Tier1軽戦車の中では貫通力とダメージが僅かに高い戦車砲。
後述の機関砲に比べると射程が700mと長く、精度もやや高いので遠距離でも当てやすい。貫通力も高いため確実なダメージを与えやすいのが長所である。
課金弾(ゲーム内クレジットでも購入可能)を数発積んでおけば、Tier1全戦車にとって最大の脅威であるTier2戦車の装甲も脅威ではなくなる。
機関砲に比べるとDPMや瞬間火力は落ちるものの、Tier平均として考えれば良好な方である。 - 2 cm Breda (i)
3連射x4発の12発と発射数が多い上に貫通力が高めの機関砲。
全弾命中かつ貫通させればTier1としては強力。弾倉交換時間が短くDPMも他国の1.5倍程度と非常に高い。
機関砲としては連射速度が遅めであり、瞬発的な火力を叩き出せないのが難点。
射程も400mと短く、貫通力の距離減衰が大きいので狙撃は不得手である。詳細は最大射程(隠しパラメータ)を参照。
- 3,7 cm Kw.K. 36 L/46.5f
- 装甲
どこを撃たれても貫通されるのが当たり前の装甲厚しかなく、余程浅い角度で撃たれない限りは弾かないと考えてよい。
初心者はまず身を隠す事と、隠れられる場所を覚えよう。
HPはStrv fm/21と並んでTier1軽戦車トップの数値を持つため、ある程度の被弾には耐えられる。
- 機動性
重量は10tにも満たずかなり軽いが、エンジンが非力なため、T1以外のTier1戦車に比べてやや良好な機動性を発揮できるくらいの機動力である。
- その他
Tier1戦車の中でもっとも視界が長く、他国が皆280~290mの中、310mと20~30mほど有利。
茂みに隠れることで自分は見つからず、相手を一方的に発見できるといった行為が有利に行える。
詳しくは偵察を読んで欲しい。
初心者では生かしきるのは難しいが、他のTier1戦車よりも相手を少しだけ見つけやすいという事は覚えておこう。
- 総論
ドイツツリーを選んだ人はまずこの車両にお世話になる事になる。このゲームの初心者の人は初心者ページを参考にしつつ、この車両で操作に慣れ、基本テクニックを覚えよう。
火力とHPに優れる為、お互いが貫通できる状況での撃ち合いでは強い。
尚、この車両は車体後部に砲塔がある為、遮蔽物から飛び出して射撃を行う際、普通に前進すると大きくはみ出てしまう。車体後部からバックで飛び出して射撃し、前進して遮蔽に戻る事で被弾を抑える事ができる。後部に砲塔がある車両はさほど多くは無いが、より高いTierになってくると多用する事になる豚飯というテクニックに通ずる動作になるので覚えておいて損は無いだろう。
史実
第一次世界大戦で敗れたドイツはヴェルサイユ条約を強制的に結ばされ軍備に様々な制限を受けてしまう。
その制限事項の中で戦車の開発・保有を禁止されてしまった為、スウェーデンにランツヴェルク社を創設して技術を獲得しつつ、1922年にはラバロ条約をソ連と結ぶ。ソ連国内には次々と秘密裏に軍需工場と軍学校が建設される事になった。
モスクワから東方に700km離れたカザンでは共同の戦車士官学校も開校、そこでは多数の赤軍将校が毎年、ドイツ軍人を教官とする参謀教育課程に入学し、専門教育を受けた。ソ連戦車部隊の父M.I.トハチェフスキー元帥もこの教育課程の卒業生であった。
ドイツはその見返りとして、試作戦車を訓練所に持ち込み性能試験を行い、自国では禁止されていた大演習の観戦や、野戦訓練に参加する。
そのような状況下の1925年、Großtraktor(グローストラクトーア)という秘匿名称で1号戦車となる試作車を発注する。
グローストラクターとは「重トラクター」の意味で、他国に戦車開発の意図を隠すためのものであった。
この依頼を受けた、ダイムラー社、ラインメタル社、クルップ社の三社が、軍からの要求にかなった試作戦車を開発・提示した。
しかし、結果は全て不採用となってしまう。
1928年10月「ライヒトトラクトーア(Leichttraktor)」という秘匿名称で新しい戦車の試作車を各社に発注。独語で「軽トラクター」を意味する試作戦車が発注されたのは、ラインメタル社とクルップ社の二社であった。最終審査で見事勝利を勝ち取ったのはラインメタル社の試作車であった。
1929年、本格的な試作車の開発が始まり、1930年に2つの試作車Nr.37及びNr.38が完成した。
1930年、交通兵監オズヴァルト・ルッツ、同兵監部主席参謀ハインツ・グデーリアンらによって、将来の陸軍機械化構想が纏められた。
この構想によると、10~15tの主力戦車及び20㌧級の支援戦車の2種が戦力の柱と位置付けられていたが、その開発には、尚長い時間が必要と予想された為、それまでの「繋ぎ」として、訓練用・生産技術習得を兼ねるべく、軽戦車の開発が引き続き行われる事となった。
1931年、LeichttraktorはVK.31の名称を与えられ289両の量産が命じられた。
しかし、砲塔視界がかなり狭く、無線機を搭載する余裕すらないという近代戦車としては重大な欠点が露呈。このため結局このライヒトトラクトーアも全社不採用となる。
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