T-62A

Last-modified: 2025-11-05 (水) 20:29:45

Tier10 ソ連 中戦車 / 読み方 テー・シッヂッシャット・ドヴァー・アー

T-62-min.PNG

ソ連Tier10中戦車の比較

・側面
SideMTs.jpg
・正面・背面
FrontBackMTs.jpg

HD化以前

1.png
2.png

↓ソ連Tier10中戦車の比較(HD化以前)

側面

stier10MTs.jpg

正面、背面

btier10mt.jpg

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値1,950
車体装甲厚(mm)100/80/45
最高速度(前/後)(km/h)50/20
初期重量(t)37.00
実用出力重量比(hp/t)15.68
本体価格(Cr)6,100,000
修理費(Cr)
超信地旋回
ロール万能型中戦車
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
100 mm U-8TS9.09APCR
HEAT
HE
264
330
50
320
320
420
2,9090.3421,535
900
900
501,100
4,800
1,170
2,800-5°/+17°
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
T-62A240/161/65484008,000
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
V-5558010700
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
T-62A39.8567,800
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
R-12385080
 

乗員

1Commander(Radio Operator)2Gunner3Driver4Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class2装填棒Class2砲垂直安定装置Class1改良型旋回機構Class1改良型照準器Class1追加グローサーClass1
改良型無線機車長用視覚システム改良型モジュール構造Class1改良型装甲材Class2内張り装甲Medium
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時15.28%3.02%
移動時11.46%2.27%
 

開発ツリー

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100 mm U-8TS
(初期/242,700)
T-62A
(初期/66,000)
R-123
(初期/132,000)
V-55
(初期/82,500)
T-62A
(初期/51,600)
 

車両に関する変更履歴

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v0.9.9HDモデル化
v0.9.12車輌側面下部の装甲防御に関する問題を修正
v1.9.0コレクション車輌に移行

解説(v2.0.0)

  • 火力
    俯角は-5°とかなり狭く、本車両の明確な欠点である。
    • 100 mm U-8TS
      T-62A(Object 165)の史実砲。名称はObject 140の主砲とほぼ同じだが、性能は大きく劣る。
      発射速度は良好であり、スキル・拡張パーツ・消耗品によって装填速度は6秒を切る*1。ただし単発火力が320しかないためDPMは平均的である。
      貫通力は通常弾のAPCR*2で264mm、課金弾のHEATで330mmと申し分ない。
      2秒という短めの照準時間やAPCRの弾速の速さから、遠距離や移動中の目標にも命中させやすいだろう。
       
  • 装甲
    砲塔装甲は240mm。お椀型の形状のため外縁部は非常に強固であるが、主砲防楯の左右付近は傾斜がほとんど無いため、防御性能は平凡である。
    主砲の左側(キューポラのある方)は300mm程度で、通常弾ならば防ぐことは可能である。主砲の右側は260mm程度しかなく、容易に貫通されてしまう。
    左側にあるキューポラの面積は非常に小さく、周辺は大きく傾斜しているため明確な弱点ではない。
    砲塔左右どちらかを遮蔽物で隠せるとき、ほとんどの車両はキューポラのある方を隠したときに砲塔防御力を発揮するが、本車に限ってはキューポラの無い方を隠すべきである。


    車体装甲は正面が傾斜込みで180mm相当、側面は80mm厚であり、Tier10中戦車としては平均的。
    車体の右側には巨大な燃料タンクと弾薬庫があり、モジュール配置は劣悪である。
     
  • 機動性
    出力重量比が劣悪であり、Tier10中戦車ではObject 430Uに次いでワースト2位である。
    履帯性能は優秀であり、平地ではスペック以上の加速を見せるが、上り坂や起伏に富んだ地形では加速が非常に鈍い。
    馬力を向上させる拡張パーツ等で改善しようにも、元のエンジン馬力*3が低いため効果が低い。
     
  • その他
    隠蔽率、視認範囲はTier10中戦車の中では平均的である。
     
  • 総論
    かつては同国のObject 140と一長一短の性能であったが、Object 140がv2.0で大幅に強化された結果、走・攻・守および隠蔽性のあらゆる面で劣る*4事となった。とくに劣悪な機動性・低い単発火力・俯角の狭さ、この3つの組み合わせは中戦車としては致命的であり、単独での戦闘力は極めて低い。
    戦闘の用に供するものではなく、あくまでコレクション車輌である。
     

史実

object165.jpg

 50年代のソ連中戦車の主砲は100mm砲であったが、西側でロイヤルオードナンスL7が広まり始めると、それに対抗できる新型砲の開発が始まった。まず100mmD-54が開発されたが、問題点が多かったためさらに改設計されて115mmU-5TS滑腔砲として完成した。
 一方、ウラル車両工場のOKB-520設計局で、L.N.カルツェフ技師が新型戦車案となるオブイェークト140(D-54TS砲搭載)を設計していた。これは複雑すぎるとして却下されたが、その砲塔を改良しT-55を延長した車体に乗せたオブイェークト165、主砲を115mm滑腔砲に換装したオブイェークト166を完成させた。
 60年代初め、「アメリカの新型戦車(M60)はロイヤルオードナンスL7を搭載する」「イギリスは120mm砲搭載の新型戦車(後のチーフテン)を開発している」という情報が入ってくると、115mm砲搭載の戦車がすぐに求められることになった。しかし本命だったオブイェークト430に対核生存性などの改良が必要とされたため、すでに完成していたオブイェークト166を採用し、T-62と命名した。
 このときオブイェークト165もごく少数がT-62Aとして配備された。ゲーム中に登場するのはこの車両である。
 NATOコードネームではT-62の機銃が追加された後期型をT-62Aとしているが、実際は別の車両である。

 

なお余談ではあるがロシア軍からは2013年に全車退役が決定された。そのためロシアでは本車を見ることはできない(スクラップ状態では保管されている可能性あり)。しかし北朝鮮の軍事パレードでは動く本車を見ることができる。(北朝鮮では天馬号/天馬虎(チョンマホ)と呼ばれている)

情報提供

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使用感や装備など、アーカイブスペック解説に表記されています。

アーカイブ1

※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。


*1 100%クルーに装填棒+戦友スキルで装填時間は約5.57秒
*2 なお、史実砲の弾種はAPDSである
*3 表記は580馬力であるが、実際は613馬力である。
*4 わずかに精度と砲塔旋回時の照準拡散、履帯性能と旋回性で優る程度