Tier10 ソ連 中戦車 / 読み方 テー・シッヂッシャット・ドヴァー・アー
スペック(v1.10.0)
車体
| 耐久値 | 1,950 |
|---|---|
| 車体装甲厚(mm) | 100/80/45 |
| 最高速度(前/後)(km/h) | 50/20 |
| 初期重量(t) | 37.00 |
| 実用出力重量比(hp/t) | 15.68 |
| 本体価格(Cr) | 6,100,000 |
| 修理費(Cr) | |
| 超信地旋回 | 可 |
| ロール | 万能型中戦車 |
武装
| 名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
| 100 mm U-8TS | 9.09 | APCR HEAT HE | 264 330 50 | 320 320 420 | 2,909 | 0.34 | 2 | 1,535 900 900 | 50 | 1,100 4,800 1,170 | 2,800 | -5°/+17° |
|---|
砲塔
| 名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
| T-62A | 240/161/65 | 48 | 400 | 8,000 |
|---|
エンジン
| 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
| V-55 | 580 | 10 | 700 |
|---|
履帯
| 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
| T-62A | 39.8 | 56 | 7,800 |
|---|
無線機
| 名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
| R-123 | 850 | 80 |
|---|
乗員
| 1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
|---|
拡張パーツ
| Class2 | Class2 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
| ○ | ○ | Class1 | Class2 | Medium | |||||||
隠蔽性
| 非発砲 | 発砲時 | |
|---|---|---|
| 静止時 | 15.28% | 3.02% |
| 移動時 | 11.46% | 2.27% |
開発ツリー
| 100 mm U-8TS (初期/242,700) | |
| T-62A (初期/66,000) | |
| R-123 (初期/132,000) | |
| V-55 (初期/82,500) | |
| T-62A (初期/51,600) |
車両に関する変更履歴
| v0.9.9 | HDモデル化 |
| v0.9.12 | 車輌側面下部の装甲防御に関する問題を修正 |
| v1.9.0 | コレクション車輌に移行 |
解説(v2.0.0)
- 火力
俯角は-5°とかなり狭く、本車両の明確な欠点である。- 100 mm U-8TS
T-62A(Object 165)の史実砲。名称はObject 140の主砲とほぼ同じだが、性能は大きく劣る。
発射速度は良好であり、スキル・拡張パーツ・消耗品によって装填速度は6秒を切る*1。ただし単発火力が320しかないためDPMは平均的である。
貫通力は通常弾のAPCR*2で264mm、課金弾のHEATで330mmと申し分ない。
2秒という短めの照準時間やAPCRの弾速の速さから、遠距離や移動中の目標にも命中させやすいだろう。
- 100 mm U-8TS
- 装甲
砲塔装甲は240mm。お椀型の形状のため外縁部は非常に強固であるが、主砲防楯の左右付近は傾斜がほとんど無いため、防御性能は平凡である。
主砲の左側(キューポラのある方)は300mm程度で、通常弾ならば防ぐことは可能である。主砲の右側は260mm程度しかなく、容易に貫通されてしまう。
左側にあるキューポラの面積は非常に小さく、周辺は大きく傾斜しているため明確な弱点ではない。
砲塔左右どちらかを遮蔽物で隠せるとき、ほとんどの車両はキューポラのある方を隠したときに砲塔防御力を発揮するが、本車に限ってはキューポラの無い方を隠すべきである。
車体装甲は正面が傾斜込みで180mm相当、側面は80mm厚であり、Tier10中戦車としては平均的。
車体の右側には巨大な燃料タンクと弾薬庫があり、モジュール配置は劣悪である。
- 機動性
出力重量比が劣悪であり、Tier10中戦車ではObject 430Uに次いでワースト2位である。
履帯性能は優秀であり、平地ではスペック以上の加速を見せるが、上り坂や起伏に富んだ地形では加速が非常に鈍い。
馬力を向上させる拡張パーツ等で改善しようにも、元のエンジン馬力*3が低いため効果が低い。
- その他
隠蔽率、視認範囲はTier10中戦車の中では平均的である。
- 総論
かつては同国のObject 140と一長一短の性能であったが、Object 140がv2.0で大幅に強化された結果、走・攻・守および隠蔽性のあらゆる面で劣る*4事となった。とくに劣悪な機動性・低い単発火力・俯角の狭さ、この3つの組み合わせは中戦車としては致命的であり、単独での戦闘力は極めて低い。
戦闘の用に供するものではなく、あくまでコレクション車輌である。
史実
50年代のソ連中戦車の主砲は100mm砲であったが、西側でロイヤルオードナンスL7が広まり始めると、それに対抗できる新型砲の開発が始まった。まず100mmD-54が開発されたが、問題点が多かったためさらに改設計されて115mmU-5TS滑腔砲として完成した。
一方、ウラル車両工場のOKB-520設計局で、L.N.カルツェフ技師が新型戦車案となるオブイェークト140(D-54TS砲搭載)を設計していた。これは複雑すぎるとして却下されたが、その砲塔を改良しT-55を延長した車体に乗せたオブイェークト165、主砲を115mm滑腔砲に換装したオブイェークト166を完成させた。
60年代初め、「アメリカの新型戦車(M60)はロイヤルオードナンスL7を搭載する」「イギリスは120mm砲搭載の新型戦車(後のチーフテン)を開発している」という情報が入ってくると、115mm砲搭載の戦車がすぐに求められることになった。しかし本命だったオブイェークト430に対核生存性などの改良が必要とされたため、すでに完成していたオブイェークト166を採用し、T-62と命名した。
このときオブイェークト165もごく少数がT-62Aとして配備された。ゲーム中に登場するのはこの車両である。
NATOコードネームではT-62の機銃が追加された後期型をT-62Aとしているが、実際は別の車両である。
なお余談ではあるがロシア軍からは2013年に全車退役が決定された。そのためロシアでは本車を見ることはできない(スクラップ状態では保管されている可能性あり)。しかし北朝鮮の軍事パレードでは動く本車を見ることができる。(北朝鮮では天馬号/天馬虎(チョンマホ)と呼ばれている)
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