Tier10 ソ連 中戦車 (略称:Obj. 430U ) 
車輌全体の形状は中国の121にも近い。
主砲は名称や性能は若干異なるが、T-10のM62-T2と同じものである。
スペック(v1.10.0) 
車体
耐久値 | 2,000 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 160/90/45 |
最高速度(前/後)(km/h) | 50/18 |
重量(t) | 42 |
実用出力重量比(hp/t) | 14.29 |
本体価格(Cr) | 6,100,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 攻撃的中戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
122 mm M62-T2U | 5.88 | AP HEAT HE | 252 340 68 | 440 440 530 | 2,588 | 0.4 | 2.3 | 940 920 940 | 50 | 1,080 5,200 870 | 3,397 | -5°/+18° |
---|
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Object 430U | 300/195/65 | 38 | 400 | 10,000 |
---|
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
4TPD | 600 | 10 | 955 |
---|
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Object 430U | 45 | 52 | 12,000 |
---|
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
R-113 | 730 | 80 |
---|
乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
---|
拡張パーツ
![]() | Class2 | ![]() | Class2 | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | ○ | ![]() | ○ | ![]() | Class1 | ![]() | Class2 | ![]() | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 17.44% | 3.14% |
移動時 | 13.05% | 2.35% |
派生車両
派生元 | Object 430(MT/287,000) |
---|---|
派生先 | なし |
開発ツリー
122 mm M62-T2U (初期/330,000) | |
Object 430U (初期/66,000) | |
R-113 (初期/52,200) | |
4TPD (初期/115,000) | |
Object 430U (初期/82,500) |
車両に関する変更履歴
v0.9.22 | 新規実装 |
v1.10.0 | 砲塔装甲(キューポラ)を減少 移動/車体旋回に伴う照準拡散を33%増加 砲塔旋回に伴う照準拡散を20%増加 |
解説(v1.10.0) 
- 概要
v0.9.22で追加されたTier10のソ連中戦車。
1950年代中期に設計された、Object 430の火力・装甲強化案である。
- 火力
- 122 mm M62-T2U
ソ連中戦車で唯一の単発440を誇り、遮蔽物を挟んだダメージ交換で非常に有利となる。
通常弾の貫通はそれなりだが課金弾は340mmと優秀である。HEAT弾なので空間装甲や履帯の部分はなるべく狙わないよう注意しよう。
大きな弱点として、劣悪な精度0.4が挙げられる。この値はTier10中戦車ではワーストの値であり、遠距離での狙撃適性は全く無い*1。幸い拡散や照準時間の値はそこまで悪くはないので、後述する装甲を活かす前線での撃ち合いを立ち回りの基本としよう。
また、俯角は-5°とソ連戦車らしく狭い。
DPMは同格MTと比較するとやや低めだが、極端に悪いという程ではなく、重戦車として見ればむしろ高めと言うことも出来る。
総弾数は50発と十分であり、この手の車輌で問題になりがちな弾種配分や弾切れには悩まされにくい。
- 122 mm M62-T2U
- 装甲
中戦車としてはかなり高い防御力を誇る。障害物を利用してハルダウンや豚飯を上手く決めれば、重戦車顔負けの砲撃戦すら可能。
車高の低さを利用し、敵車輌に張り付いて硬い砲塔だけを撃たせるといった荒業もある。- 砲塔
正面はT-62Aよりもさらに厚く300mm厚に達する。更に側面装甲も厚く、斜め前からの砲撃であってもよく防ぐ。天板も55mmあるので跳弾しやすい。
キューポラの装甲はv1.10.0にて下方修正を受け、左右のどちらも260~280mm程度の装甲となった。以前ほどの強烈な防御力は失われたと言える。 - 車体
上部は300mm相当(APで270mm相当)と非常に硬いが、下部は190mm相当と格下にもあっさり抜かれてしまう弱点となっている。
また車体正面には大きめの燃料タンクがあり、下部などを抜かれると火災が発生する危険性がある。
側面上部は30mmの空間装甲と60mmの傾斜装甲となっており、跳弾やHEAT吸収を狙いやすい。真横からならまず抜かれるが、豚飯することで弾きやすくなるだろう。
側面下部は90mm厚+履帯20mm。きつい角度の豚飯であれば十分弾けるが、あまり過信は出来ない。
車体天板は30mmしかなく、豚飯時に狙われる場合がある。
- 砲塔
- 機動性
最高速度、後退速度、出力重量比いずれも低め*2であり、機動性は同格MTに比べるとやや劣る。とは言え中戦車の機動を行うのに困るほどでは無い。
- その他
視認範囲は並だが、隠蔽性は中戦車としてはかなり優秀。
- 総論
前身のObject 430同様、重戦車のような中戦車である。
しかしこちらは重戦車並の単発火力と貫通力に装甲もかなり厚く、重戦車らしさが一層増している。それと同時に高い隠蔽、ある程度の機動力も持ち合わせており、中戦車と重戦車のいいとこどりをしたような車両と言える。
趣向としては中国HTの113に近いだろう。あちらと比べると隠蔽で大きく勝り、機動性もこちらが少し上と言えるが、俯角、HPで劣る。
史実 
Object 430U / Объект 430У(オブイェークト チティーリスタ トゥリツァッチ ウー)
は、1950年代中期に提案されたObject 430の火力・装甲強化案である。
"U"はUluchennij(改良)またはUsilenij(強化)の意味だとされている。
Object 430は、1950初期~中期におけるT-54よりも優れた後継戦車の開発計画の一環であり、ハリコフ設計局のモロゾフ技師によって設計・試作された。
1954年、ハリコフ工場ではObject 430Uとして独自の予備計画を開始した。
正面装甲はベースのObject 430の120mmから160mmへ強化し、主砲を重戦車級の122 mm D-25Tまたは130 mm 戦車砲への換装するべく、砲塔およびサスペンションも改造され、車重は35.5トンから42トンに増加する見込みだった。
出力重量比や総弾数といった面において、Object 430UはIS-3やIS-4、Object 730よりも優れており、中戦車であっても重戦車を上回る性能が達成できるとされた。
しかし、この段階でObject 430Uの開発は中止になった。なぜなら各種性能の強化によりObject 430Uは事実上の重戦車となっており、既にソ連重戦車の中核として内定していたT-10と役割が重複してしまう事が原因だった。
なお、本ゲームではM62-T2(M62-T2U)を装備しているが、M62-T2はD-25Tの改良型なので装備自体は可能である。
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