Tier9 アメリカ 重戦車 (配布戦車)
履帯が前後2本に分割されているのが最大の特徴。中央の空いた空間に大径のターレットリングが張り出している。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 1,800 |
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車体装甲厚(mm) | 121/89/38 |
最高速度(前/後)(km/h) | 35/12 |
重量(t) | 56 |
実用出力重量比(hp/t) | 16.07 |
本体価格 | 17,500G相当 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 万能型重戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
120 mm Gun M58A | 5.45 | AP HEAT HE | 258 340 60 | 400 400 515 | 2,182 | 0.38 | 2.5 | 1,067 1,067 1,067 | 40 | 1,060 4,400 900 | 3,100 | -10°/+15° |
---|
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Associated Engineers Phase I | 292/102/51 | 32 | 390 | 11,000 |
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エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Continental AOSI-1195-5 | 900 | 20 | 998 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Associated Engineers Phase I | 60 | 30 | 14,000 |
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無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
AN/GRC-8 | 745 | 105 |
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乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
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拡張パーツ
Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
× | × | Class1 | Class1 | Heavy |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 5.24% | 0.94% |
移動時 | 2.62% | 0.47% |
車両に関する変更履歴
v1.6.0 | スーパーテスト用に追加 |
v1.6.0.4 | クライアント内に追加 |
v1.6.0.6 | 新規実装 |
解説(v1.6.0.6)
- 概要
v1.6.0.6で追加されたTier9のアメリカ配布重戦車。
1950年代初期、AE社が設計した四装軌戦車の第1案である。AE*1とは、「技術者連合(株)」といった会社名の略称。
フロントライン・シーズン2019の報酬車輌。
- 火力
- 装甲
- 砲塔
正面からはかなり硬く、大部分が400mmほどになるものの、砲の付け根と砲の下部が250~300mmほどの弱点となっている。キューポラも大き目で220~250mmほどだが、俯角を取れればほとんど隠すことができる。しかし俯角を取ると砲の下部の傾斜が緩まってしまうため注意が必要だ。また、少しでも傾けるとかなり実質装甲厚が減るような構造になっているため、砲塔しか出していないような状況でも二正面になるような形は避けるべきだろう。 - 車体
車体上部は290mm、下部は200mm程度であり、余り信頼できる数値ではないためできるだけ隠すように運用しよう。
豚飯は可能だが側面は88mmしかないため、シビアな角度の調整が必要になるだろう。半球形の砲塔基部が大きく張り出しているが、装甲厚の関係で弱点というほどではない。 - HP
HPは1,800と、前衛型の重戦車としてはかなり少ないので注意。改良型装甲材などでの補強も検討したい。
- 砲塔
- 機動性
M103とほぼ変わらない。
加速は重戦車の中で良好な部類だが、最高速度は後退も含めて遅め。
なお履帯は4本だが、いずれか1本でも切れれば通常の車輌と同じように動けなくなる。
- その他
戦闘終了後に自動かつ無料で補充される修理キット(大)が消耗品として装備される。
通常の修理キット(大)の修理スピードが+10%であるのに対して、本車の修理キット(大)は+15%となっている。
史実
- AE Phase I
↑どう見ても50年代アメリカ戦車特有の機銃塔がそびえ立っているが幸いにもゲーム内では再現されていない
1950年代初期にAE社が設計した多装軌戦車の計画案の一つである。
下記の通り、クライスラー社は傘下のデトロイト戦車工廠にて四装軌戦車の研究を行い、1951年5月16日に研究開発委員会で実施されたプレゼンテーションにてChrysler conceptを初登場させた。
四つの履帯を持つメリットは、2つの履帯が破損した場合でも戦車が自力で操縦できる事、大口径の砲塔リングを使用する場合により優れた装甲構成を可能とする事であった。
クライスラーの設計では全ての搭乗員を砲塔内に収める、Chrysler Kで考案されていた形式が採用されており、その都合でステアリング、ブレーキ、トランスミッションには電気制御システムが必要だった。 - Chrysler concept
AE Phase Iは、通常位置に配置された4人の搭乗員を特徴としており、車長・砲手・装填手は砲塔内、操縦手は車体正面中央に席が設けられていた。主砲には105 mm Gun T140、内径279cmの大型砲塔に取り付けられた。この計画案では、710馬力の8気筒コンチネンタル AOSI-1195-5空冷エンジンが搭載され、オルタネーターを備えた大型の直流発電機を駆動させ、4つのトラクションモーターに電力を供給する仕組みだった。
しかしながら、さらなる分析によってこのAE Phase Iの設計にはいくつかの大きな問題が明らかになった。各サスペンションユニットは個別の直流電気モーターで駆動され、利用可能な総牽引力の25%を提供しており、各モーターは発電機からの最大電力の25%しか供給できなかったため、1つのサスペンションの破損は利用可能な出力が75%へ低下する事を示していた。また、1つのサスペンションが失われた場合、適切な操縦を可能にするためには反対側のサスペンションへの電力も遮断する必要があると分かったのである。
すなわち、1つのサスペンション破損で使用可能な電力が50%減少という致命的な欠陥が露呈したのである。また、残りの2つのサスペンションへ最大電力をサイズに合わせて切り替えることは不可能であるため、重量制限も加味するとそれぞれが出力50%を利用するのに十分な容量を持つ4つのトラクションモーターを設置することは実用的ではなかった。
この欠陥に加えて、登坂時に車輌重量の重要な部分は後部サスペンションによって支えられ、後部のみの所要電力が増加してしまう。つまり障害物を登る場合には前方のサスペンションよりも後部サスペンションに最大出力が必要とされるが、これは四装軌の設計ではできないのである。
その結果、AE社はPhase Iの問題のいくつかを克服するべく、Phase IIの研究を開始した。 - AE Phase II
1つのトラックが損傷した場合、操縦手によって連結が解除され、同じ側の残りのサスペンションに全電力が適用され、Phase Iのように反対側のサスペンションを切り離す必要もなく、利用可能な全電力を使用し続ける事ができるようになった。急な坂を登るときも、完全な牽引力が維持された。
電気駆動システムは重量増加というデメリットが伴うため、Phase IIの研究では油圧トルクコンバータートランスミッションの使用も含まれていた。これにより、発電機と電気駆動モーターをXT-500-1トランスミッションに置き換えている。
Phase IIの総戦闘重量は、電気駆動型では51トン、油圧式トルクコンバータートランスミッション搭載型では49トン弱と推定された。
しかし、AE Phase IとAE Phase IIの両方の研究では、これらの多装軌戦車はいずれも通常戦車ほど効率的ではないことが示され、対となるサスペンション間のギャップで接地抵抗が増してしまう等の欠点が判明した。
最終的に四装軌システムは複雑さが増すだけで価値があるとは見なされず、開発は中止された。
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- 良くも悪くもアメリカ戦車って感じかな。常に動いてないと普通に駆逐に砲塔抜かれるなぁ -- 2019-11-23 (土) 23:09:08
- 転輪っぽい見た目だけど、車体中央にある履帯の端部は3倍になるんだろうか? -- 2019-11-24 (日) 21:08:39
- 機動性と砲性能が上がったT34かな -- 2019-11-24 (日) 22:12:16
- 思ったより見ないなぁ、飽きたのかただただ取れてない人が多いのか -- 2019-12-02 (月) 13:23:39
- 自分は普通に見かける気がする(ASIA鯖) -- 2019-12-02 (月) 15:42:58
- そこそこ遭遇する印象.きれいにまとまった性能で突き抜けた部分がないから印象は薄めかな. -- 2019-12-16 (月) 23:22:11
- 性能悪くないけどクレブースト無いからわざわざ乗ろうってならなくてガレージで眠ってるわ。T55Aと同じ感じだな -- 2019-12-17 (火) 13:58:26
- 豆腐以外では優秀なんだけど豆腐すぎて気をつけながら隠れつつ撃つのがストレス -- 2020-03-03 (火) 05:11:08
- クレ優遇がないからかプレ車は選択できないはずのホリデー作戦車両に選択できる。 -- 2019-12-17 (火) 17:45:53
- 公式のホリデー作戦車両の所で「このルートの空きスロットには、研究可能車輌もしくは報酬車輌のみ追加できます。」という文言があるのよ… ゲーム内はプレミアム車両としか書いてないからあれだけど -- 2019-12-17 (火) 19:07:10
- なるほど、報酬車両も対象なのかなら1951とかは対象になって無いからWGの報酬車両の定義はクレ優遇の無いプレ車って事になるのかな。 -- 2019-12-17 (火) 20:17:46
- 1951は確か後で販売する予定でいるとか言うてた気がするからその辺の関係かもしれないね>クレ優遇+ホリデー対象外 -- 2019-12-17 (火) 20:36:28
- 公式のホリデー作戦車両の所で「このルートの空きスロットには、研究可能車輌もしくは報酬車輌のみ追加できます。」という文言があるのよ… ゲーム内はプレミアム車両としか書いてないからあれだけど -- 2019-12-17 (火) 19:07:10
- 今更だが運営が修理キット大を無料にしたのって、クレ優遇の代わりって意味でつけたのか?まぁそうなるとT55Aはどないなるねんって訳だが.... -- 2020-03-21 (土) 00:40:58
- スチールハントも入って来ちゃったが、FLイベ報酬車輌限定でいくんじゃないかな?・・・全車両装備可能、拡張パーツとかやりだしてるから、これもどこまでか判んないんだけどね。FLイベやってね?(あとSH)ってことだと思ってる。 -- 2020-03-21 (土) 15:20:56
- こいつで豚飯って強いんですかね??? -- 2020-07-02 (木) 20:43:05
- 砲塔基部が貫通あれば抜ける範囲が広がるから相手を選ばないといけない。基本ハルダウン戦車で、脳死で豚飯するほど適性はない。 -- 2020-07-02 (木) 23:24:11
- ちょっと後部砲塔っぽいし、気持ちは判らんでも。最初に視界通すときに自分もやっちゃいそう。いつもの米重戦車の行動かも。車体は紙だけど厚い履帯で吸収できたらいいな?みたいな。下隠して傾斜かけて昼飯で撃たせて出た方が早い気もするが、そも頭出せる場所あるなら車体出す危険侵す必要は無さげ? -- 2020-07-03 (金) 02:02:35
- 豚飯の状況でもこいつに乗ってるときは豚飯は避けるなぁ・・・ -- 2020-07-03 (金) 10:05:41
- マジで強い そして楽しい -- 2021-07-31 (土) 22:29:53
- こいつのキューポラはマジで装甲詐欺。ホンマ硬い -- 2021-08-29 (日) 16:24:03