Tier3 フランス 重戦車 (配布戦車)

Mausなどに匹敵する巨体を持つ。背面には、他のフランス戦車と同じく超壕用のテールを取り付けるステーが存在する。四方を武装で固めるその姿は、さながら「陸上戦艦」である。
スペック(v1.28.0)
車体
| 耐久値 | 700 |
|---|---|
| 車体装甲厚(mm) | 45/22/22 |
| 最高速度(前/後)(km/h) | 15/15 |
| 重量(t) | 70 |
| 実用出力重量比(hp/t) | 7.14 |
| 本体価格(Cr) | |
| 修理費(Cr) | |
| 超信地旋回 | 可/不可 |
武装
| 名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
| 75 mm AMX mle. 1897 | 9.52 | AP HEAT HE | 62 86 38 | 110 110 175 | 1,048 | 0.42 | 2.3 | 550 450 505 | 124 | 37 2,000 72 | 461 | -20°/+20° |
|---|
砲塔
| 名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
| FCM 2C | 35/35/35 | 24 | 320 | 3,000 |
|---|
エンジン
| 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
| Maybach Mb. IV Zeppelin x2 | 500 | 20 | 800 |
|---|
履帯
| 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
| FCM 2C | 75 | 20 |
|---|
無線機
| 名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
| ER 52/32 | 310 | 50 |
|---|
乗員
| 1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Radio Operator | 6 | Loader |
|---|
拡張パーツ
| Class3 | × | × | × | × | Class3 | ||||||
| × | × | × | Class3 | × | |||||||
隠蔽性
| 非発砲 | 発砲時 | |
|---|---|---|
| 静止時 | 1.6% | 0.41% |
| 移動時 | 0.8% | 0.21% |
射界
| 射界 | 左160°/右160° |
|---|
車両に関する変更履歴
| v1.28.0 | 新規実装 |
解説(v1.28.0)
- 概要
v1.28.0で追加されたTier3のフランス配布重戦車。
第一次大戦期に開発された超重戦車である。2025年3月6日~4月3日にランダム戦で1回戦闘を行うと獲得できた報酬車輌。
2017年のイベント限定車輌として本車輌がモチーフのSteinが実装されていたことがあり、8年越しの再実装となった。
v1.28.0現在、Type 91 Heavyと並んで最もTierの低い重戦車である。
- 火力
単発110ダメージはTier3の旋回砲塔を持つ車両としては高い数値で、精度、照準速度、貫通も標準的にはある。口径の大きさからHE弾の貫通力も比較的高い。
弾速がかなり遅いので使い勝手としてはソ連のT-29などの主砲に近い印象となる。
俯角は-20度と非常に大きく取れるが、車体後部の構造物が邪魔をして左右120度以降は強制的に仰角を取らされる。
さらに左右160度以降は旋回そのものが不可能となる限定旋回砲塔となっている。
- 装甲
車体正面45mm、砲塔35mmのほぼ垂直の装甲で通常弾でも貫通されてしまうが、側背面以外は低Tierで猛威を振るう機関銃弾や低貫通のHEを防ぐ程度の装甲はある。車体は非常に長い上に側面は22mmしかなく、普通の車両の感覚で遮蔽に隠れているとはみ出した車体を容易に貫通される。
砲塔は全周同じ装甲値で円筒形なので狙いがそれた弾をはじく可能性はある。
大きく飛び出たキューポラは13mmしかなくHE弾でも容易に貫通するので注意。
HPは700と破格の値。(同じTier3重戦車のType 91は445)
- 機動性
最高速度は15km/h、出力重量比7.14hp/tと非常に遅い。最高速度を固定値分向上させるターボチャージャーでマシにはなるが、それでも同格最低レベルの進軍速度で前線に到着するのはだいぶ遅くなってしまう。
一方後退速度は前進と同じ15km/h出るので、撃ち合いで下がる分には不足を感じない。
- 隠蔽と視界
隠蔽は静止時で1.6%と非常に低い。(Tier5のO-I Experimentalが2.1%)
視界は320mとこのTierでは優れているほうなので、終盤の詰めなどで強引に視界を取りに行く動きは可能。
- 総論
TOG II*のような長大な車体、高耐久と低い防御力、機動力を持った車両。
高単発と高いHPから単発交換では圧倒的に有利だが、機動力の低さから戦況の変化で転戦が必要になると途端に苦しくなる。
砲塔の旋回制限と車体の長さから側背面に取りつかれると無抵抗となってしまう。孤立しないように注意したい。
史実

画像引用元:Wikimedia Commons
シャール2Cの名称でも知られる、第一次大戦中にフランスで開発された超重戦車。
全長10.27mという長大な車体の前方に75mm砲を搭載する旋回砲塔、後部には8mm機関銃を搭載する機銃塔を装備していた。
この戦車には12人の乗組員が必要だった。運転手、車長、砲手、装填手、機関銃手4人、整備士、電気技師、電気技師兼整備士補、無線通信士1人。頻繁に故障する機関を修理するために専任の整備士が乗り込むことは当時の戦車では珍しいことではなかった。
第一次大戦後に限定的に10両生産された車両は3両で一個中隊を編成し、他の戦車大隊に分散して配備された。整備性や鹵獲したドイツ製エンジンを搭載したことによる予備部品の調達の問題から稼働率は悪く、1930年代には1部隊を編成する3両のみが稼働してその他の車両は予備車として保管されているような状態であった。
第二次大戦勃発に際してこれらの予備車両を含めた10両全てが現役復帰し、大規模なオーバーホールとエンジンの換装が行われた。この時プロパガンダ映像の撮影に活用されたことで多くの映像が現在にも伝わっている。
ドイツによるフランス侵攻時は国境のマジノ線付近に配備されていたが、戦闘に参加する機会がないままパリの失陥と事実上の敗戦を迎え、ドイツによる鹵獲を防ぐために鉄道輸送が試みられたが、爆撃とドイツ軍の占領による鉄道網の寸断によりそれも不可能となったため爆破処分された。
なお、製造された10両のうち、車両番号09の「シャンパーニュ」と名付けられる生産9号車が、1923年から1926年にかけてシャール 2C bisに改修された。この車両は前部砲塔を鋳造製砲塔に換装し、シュナイダー 155 C modèle 1917 155mm榴弾砲を基にした車載榴弾砲を主砲として搭載した。
この他にも、広域無線機を追加搭載し、対戦車砲対策として追加装甲が施された中隊指揮車両などのバリエーションもある。
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- 平地ならARL44やNergalみたいに履帯の先端だけチラ見せして、相手に撃たせてから反撃するのが効果的かな? -- 2025-03-15 (土) 17:58:56