|CENTER:SIZE(13):|CENTER:SIZE(13):|CENTER:SIZE(13):|CENTER:SIZE(13):|CENTER:SIZE(13):|CENTER:SIZE(13):|CENTER:SIZE(13):|c
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*Tier10 [[ドイツ]] [[重戦車]] / 日本語表記:VIII号戦車マウス[#f00fb329]

&attachref(./Maus-min.PNG,75%);
史上最大の戦車の名に恥じない圧倒的な巨躯と頑強な重装甲を兼ね備えている。重量は初期状態で188tに達し、砲塔と主砲だけで[[Tiger I>Pz.Kpfw. VI Tiger]]や[[IS-4]]よりも重い(61t)。
画像反対側に主砲と同軸の75mm副砲を備える(ゲーム中ではダミー)。
#br

#fold(3Dスタイル「陸上巡洋艦」){{
&attachref(./Maus-min.png);
}}

#fold(v0.9.15まで(旧HDモデル)){{
&attachref(./Maus_Neu.jpg,65%);
}}
#fold(v0.8.11まで(SDモデル)){{
&attachref(./shot_0131.jpg,100%);
左から[[IS-4]]、[[Tiger I>Pz.Kpfw. VI Tiger]]、Maus、[[IS-3]]
}}
#fold(比較){{
&attachref(./maus_e-100.jpg,100%);
Guten Tag!(こんにちは!)
車体が角ばっている左がMaus、丸みのある右が[[E 100]]
#br
#ref(./マウス比較.jpg,42%)
左から[[IS-3]]、[[IS-4]]、Maus、[[E 75]]。
車体が大きいだけに履帯と履帯間の弱点も広く大きい。
車高が高いため、車高の低い戦車に張り付かれると俯角が足りずに攻撃が当たらなくなるので孤立は死と思ったほうがよい。
}}
*スペック(v2.0.0) [#h111a392]
''車体''
|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|c
|~耐久値|3,000|
|~車体装甲厚(mm)|200/185/160|
|~最高速度(前/後)(km/h)|20/15|
|~初期重量(t)|188.98|
|~実用出力重量比(hp/t)|10.32|
|~本体価格(Cr)|6,100,000|
|~修理費(Cr)|39,363|
|~超信地旋回|可|
|~ロール|攻撃的重戦車|
#br
''武装''
|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|c
|名称|発射速度(rpm)|弾種|平均貫通力(mm)|平均攻撃力|AP弾DPM|精度(m)|照準時間(s)|弾速(m/s)|総弾数|弾薬費(Cr)|重量(kg)|俯仰角|h
|~12,8 cm Kw.K. 44  L/55|4.51|AP&br;APCR&br;HE|246&br;311&br;65|490&br;490&br;630|2,211|0.36|2.1|920&br;1,150&br;920|68|1,070&br;4,800&br;935|3,480|-8°/+24°|
#br
''砲塔''
|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|c
|名称|装甲厚(mm)|旋回速度(°/s)|視認範囲(m)|重量(kg)|h
|~Maus|260/210/210|16|400|58,000|
#br
''エンジン''
|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|c
|名称|馬力(hp)|引火確率(%)|重量(kg)|h
|~DB 603 A2|1,950|12|750|
#br
''履帯''
|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|c
|名称|旋回速度(°/s)|重量(kg)|h
|~Maus|15|37,250|
#br
''無線機''
|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):SIZE(11):|c
|名称|通信範囲(m)|重量(kg)|h
|~10WSc|720|160|
#br
''乗員''
|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|c
|~1|Commander|~2|Gunner|~3|Driver|~4|Radio Operator|~5|Loader|~6|Loader|
#br
''拡張パーツ''
|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|c
|~&ref(拡張パーツ/Ventilation.png,nolink,改良型換気装置);|Class1|~&ref(拡張パーツ/Rammer.png,nolink,装填棒);|Class1|~&ref(拡張パーツ/Stabilizer.png,nolink,砲垂直安定装置);|Class1|~&ref(拡張パーツ/improved_rotation_mechanism.png,nolink,改良型旋回機構);|Class1|~&ref(拡張パーツ/improved_aiming.png,nolink3,改良型照準器);|Class1|~&ref(拡張パーツ/Grousers.png,nolink,追加グローサー);|Class1|
|~&ref(拡張パーツ/improved_radio_set.png,nolink,改良型無線機);|SIZE(18):×|~&ref(拡張パーツ/comanders_vision_system.png,nolink,車長用視覚システム);|SIZE(18):×|~&ref(拡張パーツ/improvedConfiguration.png,nolink,改良型モジュール構造);|Class1|~&ref(拡張パーツ/Improved_hardening.png,nolink,改良型装甲材);|Class1|~&ref(拡張パーツ/Spallliner.png,nolink,内張り装甲);|>|>|Superheavy|
#br
''隠蔽性''
|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|c
|~ |~非発砲|~発砲時|
|SIZE(11):|SIZE(11):RIGHT:|SIZE(11):RIGHT:|c
|~静止時|1.43%|0.23%|
|~移動時|0.68%|0.11%|
#br
''派生車両''
|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|c
|~派生元|''[[Mäuschen>Mauschen]]''(HT/219,660)|
|~派生先|''[[Taschenratte]]''(HT/325,000)|
#br

''開発ツリー''
#region(クリックで表示)
|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(13):|CENTER:SIZE(11):|c
|BGCOLOR(#FFDDDD):12,8 cm Kw.K. 44 L/55&br;(初期/310,000)|━|BGCOLOR(#DDDDDD):Taschenratte&br;(325,000/?)|
|>|>||
|BGCOLOR(#EEDDFF):Maus&br;(初期/66,000)|>||
|>|>||
|BGCOLOR(#DDEEFF):10WSc&br;(初期/51,600)|>||
|>|>||
|BGCOLOR(#FFDDBB):DB 603 A2&br;(初期/132,000)|>||
|>|>||
|BGCOLOR(#DDF8DD):Maus&br;(初期/82,500)|>||
#endregion
#br

''車両に関する変更履歴''
#region(クリックで表示)
|SIZE(11):|SIZE(11):|c
|BGCOLOR(#DDEEFF):v0.9.0.1|HDモデルを実装|
|BGCOLOR(#DDEEFF):v0.9.5|車両モデルにおける不具合を修正|
|BGCOLOR(#DDEEFF):v0.9.10|12,8 cm Kw.K. 44 L/55 砲の照準時間を2.9秒から2.3秒に減少&br;砲塔旋回時の着弾分布を25%減少|
|BGCOLOR(#DDEEFF):v0.9.12|防盾の一部の装甲値を増加|
|BGCOLOR(#DDEEFF):v0.9.15.1|HDモデルを改良|
|BGCOLOR(#DDEEFF):v0.9.17.1|移動時の散布界を0.22から0.2に変更&br;車体旋回時の散布界を0.22から0.2に変更&br;主砲の散布界を0.38mから0.36mに変更&br;砲塔旋回時の散布界を0.06から0.05に変更&br;装填時間を14.9秒から12秒に変更&br;照準時間を2.3秒から2.1秒に変更&br;砲塔正面の装甲厚を240mmから260mmに変更&br;車体側面下部の装甲厚を80mmから140mmに変更&br;車体傾斜部の装甲厚を200mmから250mmに変更&br;耐久値を3,000 から3,200に変更|
|BGCOLOR(#DDEEFF):v0.9.20|耐久値を3,200から3,000に変更&br;12,8 cm Kw.K. 44 L/55の装填時間を12秒から13.3秒に変更&br;車体底面装甲を250mmから50mmに変更|
|BGCOLOR(#DDEEFF):v2.0.0|エンジン DB 603 A2 出力 1,750 → 1,950&br;派生先にTaschenratteを追加|

#endregion

*解説(v2.0.0) [#x9fce0d8]
-''概要''
Tier10の[[ドイツ]][[重戦車]]。
第二次大戦後期に試作された有名な超重戦車である。
#br

-''火力''
俯角は-8°と悪くない数値だが、車高が非常に高いので低車高の戦車に張り付かれると何もできなくなる可能性がある。
孤立=死となりやすいので張り付かせない工夫はもちろん、集団行動を心掛けよう。
--''12,8 cm Kw.K. 44 L/55''
Mausの史実砲。
発射速度は低いが、単発火力は490とそこそこ高めで、良好な精度と照準時間も併せ持つ。
また砲塔旋回時の照準拡散がかなり低めに設定されており、よそ見からの射撃もしやすい。
総合性能で見ると悪くない火力を持っていると言え、タイマンでの撃ち合いでは防御姿勢を習得できていれば圧倒的な耐久力と相まってなかなかの強さを発揮する。
一方で通常弾のAPは貫通力246mmと心許なく、貫通力311mmのAPCRを多用することになる。
敵の正面装甲しか攻撃できない事が殆どである都合上、重装甲車両には課金弾を用いつつ、弱点を正確に撃ち抜く必要がある。ただし前述した通り車高が高いこともあり、同高度の車高の低い傾斜装甲持ちの車両に対して若干傾斜を殺せる。が、やはり課金弾をしっかり積んで行くことに越したことはない。
状況によっては被弾を引き受けつつ、履帯切りなどで味方が高火力を存分に発揮できるようお膳立てする事も大切だ。
#br
--''体当たり''
接近戦における最終攻撃手段。
もっとも機動力が低いので自分からぶつかるのではなく、相手の進路を予測し割り込む形でぶつかられに行くと当てやすい。
約190トンもあるMausに最高速度で衝突すれば、重量差のある戦車なら一撃爆散も有り得る。
また、相手の側面にこすり付けるように当て続けると2桁以上のダメージが連続で入ったりもする。
接近戦に持ち込まれた際の防御手段ともなるので覚えておいて損はない。
#br

-''装甲''
他国の重戦車とは一線を画す圧倒的な数値の装甲厚を持ち、通常弾や150mm未満の榴弾程度ではほとんど損害を与えられないだろう。自走砲の砲撃に対しても耐性を持っており、特にフランス等の口径150mm級の攻撃であれば、その殆どを3桁未満のダメージに抑えることが可能。
正面装甲には他の重戦車と同様格下でも貫通可能な弱点が存在するが、側面・背面装甲が他の車輌に比して厚いのが特徴である。敵車両に対する適切な角度を意識さえすれば、相手の攻撃を殆ど無効化することも難しくない。
背後を取られても角度を付ければ通常弾なら防ぐことが出来るため、回り込まれても慌てずに対処したい。
耐久力は3,000とTier10最高値で、一部同格重戦車の1.5倍に達する。
#fold(画像による解説(v0.9.17以前)){{
#ref(./maus_01.PNG,70%)
弱点を隠しつつ車体と砲塔を適正な角度に向けていれば課金弾をもってしても貫通は容易でない。
しかし、格下でさえ弱点狙撃と課金弾を併用すれば撃ち抜ける箇所があり、油断はできない。
また、Tier10駆逐戦車には貫通力375-420mmの課金弾を持つ車両もおり、昼飯の角度をとっても車体、砲塔ともに正面か側面のどちらかを抜かれてしまう危険がある。
30°に近い豚飯の側面(約370mm)でも一部の車両には抜かれる事があり、この戦車は重装甲であるがゆえに課金弾を撃たれる可能性が高いので過信は禁物である。
}}
--''砲塔''
[[Mäuschen>Mauschen]]と同じく、後部に砲塔が配置されているので豚飯の姿勢をとりやすい。
しかし、&color(Red){砲塔正面の防盾の左右には260mm程度しかない部分が広がっており、射撃時には必ず敵に曝け出す};事になる。
『''ほっぺ''』等と呼ばれているMausの有名な弱点であり、射撃時以外は砲塔を『''[[よそ見>用語・略語#yosomi]]''』させて装甲厚を増やすテクニックが必須である。
砲塔側面は210mmという厚さに加え大半が傾斜しており、適切な角度(40°ほど)の『よそ見』をした際には350mm前後(対HEAT)の強固な防御力を発揮する。
しかしよそ見も鉄壁ではなく、防楯の一部が260mmの垂直になってしまうため、そこを抜かれる可能性はある。
なお[[E 100]]と比べると正面が薄く、側面が厚いため、より深く角度を取る必要がある。
上部の観測装置は空間装甲でダメージ判定はない。
砲塔背面は側面と同じ210mmで非常に厚い。
//砲塔後部は以前は150mmの弱点があったが、現在は210mmの一枚板となっている。
#br
--''車体''
正面上部は傾斜55°の200mmで実質320mm程(APで300mm前後)、正面下部は傾斜35°の200mmで実質250mm程(APで240mm前後)となる。
上部は狙われることは少ないが、下部は標準化も加味すれば通常弾でも抜かれる危険性がある。
これは上述の『ほっぺ』に並ぶ弱点であり、地形や障害物で隠す、昼飯の角度で増厚するなどの対策が必要となっている。
側面上部は185mmだが、下部は本装甲140mm+履帯50mm+サイドスカート105mmで''計295mm''と異常なほどに厚い。
敵対した場合は上部を撃とう。他の戦車のように、起動輪を撃ってダメージを与えつつ動きを止めるのは難しい。
側面装甲が厚く、砲塔が後部にあるため、豚飯が非常に有効。
背面は160mm厚に緩い傾斜が付いており、少しでも角度が付くと200mmオーバーの装甲厚となる。出来るだけ中段の垂直部を撃ち抜こう。
天板に3つ付いているV字の装甲は60mmの空間装甲となっている。
エンジンや燃料タンクが車体前部に搭載されているため、火災の危険性が高い。HPの高い本車輌では炎上ダメージも比例して大きくなるため、必ず対策をしておこう。
#br

-''機動力''
エンジンは1,950馬力という全戦車中トップの大出力を誇るが総重量に対して非力であり、最高速度も20km/hと鈍足。
加速力はそこまで悪くないが、砲塔・車体の旋回速度は遅い。
味方の進軍に付いて行くことはほぼ不可能であり、戦闘には遅れて参加する事になる。
急な陣地転換はできず、他所から支援を要請されても間に合わなかったり、自陣の占領を阻止できなかったり、主戦場から置いていかれたりと足枷になる場面が少なくない。
事前に戦闘の展開を読んで動く必要がある。
ただし、後退速度は15km/hと他の重戦車と比べて悪くない数値であり、砲塔の位置的に飛び出し撃ちは難しいにしろ、後退が遅くて困るような場面は少ない。
#br

-''その他''
--''視界・隠蔽''
400mとTier10戦車として十分な視認範囲を有する。
ただし、その巨体ゆえに隠蔽性能は壊滅的であり、敵車両の視認範囲に入れば即発見される。
開けた場所で発見されると集中砲火に晒されかねないので、移動ルートの選定は慎重に行おう。
#br

-''総論''
高い装甲厚と耐久値を特徴とした超重戦車であるが、その知名度の高さとは裏腹に運用の難しい車輌となっている。
#br
まずその機動性の低さから、早めの決断と行動が求められる。味方との協力が重要な本車輌では特に孤立に気を付ける必要がある。
火力面は概ね平均的な性能で無難といえるが、DPMが低いため自力で戦線を切り開く力はあまり高くない。そのため、いかに敵の隙を作り出し、味方の高火力車輌を守りきるかが重要となる。
肝心の防御面に関しては、プレミアム弾が飛び交う現環境では厳しいことも多い。独特の角張った形状は弱点の面積も大きくなりがちで、高貫通砲に対しては繊細な角度調節が必要となる。砲塔、車体共に旋回速度に劣る本車輌では防御の角度を取るまでにラグが生じ、前進も遅いため防御に向いた地形にたどり着くにも時間が掛かってしまう。
特に正面装甲に大きな弱点を抱えた砲塔がネックであり、攻撃と防御を両立しにくい点は明確な欠点といえる。そのため、互いに防御姿勢を取って弱点を狙いあうような撃ち合いは実はあまり得意ではない。
#br
とはいえ、全周囲に亘って分厚い装甲と高いHPはやはり唯一無二であり、車体全体を使った防御では他の重戦車を圧倒できる。
戦線が拮抗している場合は下手に射撃をしようとせず、抑止と防御に徹して味方の攻撃のアシストをメインとする方がよいだろう。戦力が傾いて乱戦に突入すれば、味方と共に敵を蹴散らすことも難しくない。
#br

[[WOT公式による紹介動画>http://youtu.be/gdFWBJW6mFY]]
[[WoT公式による修復に関する動画のページ>http://re.wikiwiki.jp/?http://worldoftanks.asia/ja/news/21/reconstruction-of-the-maus-video/]]
*史実 [#ufaa01df]
#region(詳細)
&attachref(640px-Metro-maus1.jpg);
#br
ドイツ語でハツカネズミを意味するこの戦車は、ドイツが第二次世界大戦末期に開発した総重量188tの超重戦車だ。
駆動方式は電動モーターのハイブリッド式だった。しかし敗戦により試作車二台の生産のみで終わった。
#br
1941年11月29日の総統官邸における会議で、ヒトラーはフェルディナント・ポルシェ博士に超重戦車開発の可能性について打診した。
翌年3月にはクルップ社に72tと100tの重戦車の試作を命じ、ポルシェ社とも100t級戦車の開発契約が結ばれた。
ソ連軍の新型戦車出現の可能性を危惧したヒトラーは、主砲も装甲も当時の技術で最高の戦車を作れと100~120t級を希望した。
このうち砲塔に15cm砲と10cm砲を同軸装備するポルシェ社のタイプ205の図面は6月23日にヒトラーに提出され、これはポルシェ博士お得意のガソリンエンジンと電動モーターのハイブリッド(ガス・エレクトリック)式と縦置き型トーションバーサスペンションを備えていた。「モイスヒェン」(仔ネズミちゃん)の愛称の付けられた。
このタイプは1943年1月に製作が承認され、「マウス」の制式名称で採用された。
主砲は12.8 cm KwK 44および7.5 cm KwK 44に変更され、最大装甲厚は240 mm、総重量188 t に達した。
#br
ガス・エレクトリックの発電用として、航空機用のダイムラー・ベンツ MB509 水冷V型12気筒ガソリンエンジン(出力1080 hp)を搭載する予定であった。
走行装置には48輪の車輪を4輪ずつボギー式に配置。
各ボギーに縦置きのトーションバー・スプリングが組み込まれた。
#br
設計はポルシェ博士、部品の生産と組み立てはクルップ社、砲を含む最終組み立てはアルケット社により行われた。
クルップ社は1943年5月5日に135輌の生産を発注されていたが、翌1944年11月1日に総統から超重戦車全ての量産計画の中止が通達された。
同月末の段階で、マウス1・2号車は艤装のためアルケット社に発送、3・4号車の車体完成率はそれぞれ95・70%、5・6号車は溶接作業中と報告されていた。
結局、完成していた最初の2輌分の車体と砲塔1基を除き、残りはキャンセルとなった。
翌年からテストが行われ、試作1号車が電気式(ガスエレクトリック)ガソリンエンジン、試作2号車がダイムラー・ベンツ MB517 水冷V型12気筒ディーゼルエンジン(出力1200 hp)を搭載していた。
#br
188 t (同時期に完成したType 3 Chi-Nuのおよそ10倍)という異常な自重のために橋梁を渡ることは出来ず、川底を渡渉するために車体は完全防水とされ、そのためのシュノーケル装備を車内に収納していた。
#br
当時のナチスドイツ軍の戦況の悪化から2両の試作戦車が作られたのみに終わっている。
また、試作戦車も自重ゆえ泥にはまり動けなくなるなどの問題が浮き彫りになり、しばらくの間はそのまま放置されることとなる。
その試作戦車のうち2号車は進行してきたソ連軍と戦う為、試験場から出撃するも途中で故障してしまう。
秘密保持のためその場で爆破処分され、ついに実戦を迎えることは無かった。
2号車は車体は全損したものの、砲塔は無事であった。
2号車の砲塔と鹵獲された1号車の車体を合わせた車両が、現在はモスクワ近郊のクビンカ戦車博物館にて展示されている。
#br
実車解説動画(英語)
[[「Outside the Chieftains Hatch: Maus」>http://youtu.be/lVv4n0i0P5I]]
#endregion
*情報提供 [#ue323d2b]

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#br
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