Maus

Last-modified: 2022-08-07 (日) 21:34:35

Tier10 ドイツ 重戦車 / 日本語表記:VIII号戦車マウス


史上最大の戦車の名に恥じない圧倒的な巨躯と頑強な重装甲を兼ね備えている。重量は初期状態で188tに達し、砲塔と主砲だけでIS-4よりも重い(61t)。
画像反対側に主砲と同軸の75mm副砲を備える(ゲーム中ではダミー)。

 

v0.9.15まで(旧HDモデル)

v0.8.11まで(SDモデル)


左からIS-4Tiger I、Maus、IS-3

比較


Guten Tag!(こんにちは!)
車体が角ばっている左がMaus、丸みのある右がE 100

 

左からIS-3IS-4、Maus、E 75
車体が大きいだけに履帯と履帯間の弱点も広く大きい。
車高が高いため、車高の低い戦車に張り付かれると俯角が足りずに攻撃が当たらなくなるので孤立は死と思ったほうがよい。

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値3,000
車体装甲厚(mm)200/185/160
最高速度(前/後)(km/h)20/15
初期重量(t)188.98
実用出力重量比(hp/t)9.26
本体価格(Cr)6,100,000
修理費(Cr)39,363
超信地旋回
ロール攻撃的重戦車
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
12,8 cm Kw.K. 44 L/554.51AP
APCR
HE
246
311
65
490
490
630
2,2110.362.1920
1,150
920
681,070
4,800
935
3,480-8°/+24°
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視認範囲(m)重量(kg)
Maus260/210/2101640058,000
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
DB 603 A21,75012750
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
Maus192.91537,250
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
10WSc720160
 

乗員

1Commander2Gunner3Driver4Radio Operator5Loader6Loader
 

拡張パーツ

Class1Class1Class1Class1Class1Class1
××Class1Class1Superheavy
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時1.43%0.23%
移動時0.68%0.11%
 

派生車両

派生元Mäuschen(HT/219,660)
派生先なし
 

開発ツリー

クリックで表示

12,8 cm Kw.K. 44 L/55
(初期/310,000)
Maus
(初期/66,000)
10WSc
(初期/51,600)
DB 603 A2
(初期/132,000)
Maus
(初期/82,500)
 

車両に関する変更履歴

クリックで表示

v0.9.0.1HDモデルを実装
v0.9.5車両モデルにおける不具合を修正
v0.9.1012,8 cm Kw.K. 44 L/55 砲の照準時間を2.9秒から2.3秒に減少
砲塔旋回時の着弾分布を25%減少
v0.9.12防盾の一部の装甲値を増加
v0.9.15.1HDモデルを改良
v0.9.17.1移動時の散布界を0.22から0.2に変更
車体旋回時の散布界を0.22から0.2に変更
主砲の散布界を0.38mから0.36mに変更
砲塔旋回時の散布界を0.06から0.05に変更
装填時間を14.9秒から12秒に変更
照準時間を2.3秒から2.1秒に変更
砲塔正面の装甲厚を240mmから260mmに変更
車体側面下部の装甲厚を80mmから140mmに変更
車体傾斜部の装甲厚を200mmから250mmに変更
耐久値を3,000 から3,200に変更
v0.9.20耐久値を3,200から3,000に変更
12,8 cm Kw.K. 44 L/55の装填時間を12秒から13.3秒に変更
車体底面装甲を250mmから50mmに変更

解説

  • 概要
    Tier10のドイツ重戦車
    第二次大戦後期に試作された有名な超重戦車である。
     
  • 火力
    俯角は-8°と悪くない数値だが、車高が非常に高いので低車高の戦車に張り付かれると何もできなくなる可能性がある。
    孤立=死となりやすいので張り付かせない工夫はもちろん、集団行動を心掛けよう。
    • 12,8 cm Kw.K. 44 L/55
      Mausの史実砲。
      単発火力は490とそこそこ高めで、良好な精度と照準時間も併せ持つ。
      また砲塔旋回時の照準拡散がかなり低めに設定されており、よそ見からの射撃もしやすい。
      総合性能で見るとそこそこの高火力を持っていると言え、タイマンでの撃ち合いでは防御姿勢を習得できていれば圧倒的な耐久力と相まってなかなかの強さを発揮する。
      一方で通常弾のAPは貫通力246mmと心許なく、貫通力311mmのAPCRを多用することになる。
      敵の正面装甲しか攻撃できない事が殆どである都合上、重装甲車両には課金弾を用いつつ、弱点を正確に撃ち抜く必要がある。ただし前述した通り車高が高いこともあり、同高度の車高の低い傾斜装甲持ちの車両に対して若干傾斜を殺せる。が、やはり課金弾をしっかり積んで行くことに越したことはない。
      状況によっては被弾を引き受けつつ、履帯切りなどで味方が高火力を存分に発揮できるようお膳立てする事も大切だ。
       
    • 体当たり
      接近戦における最終攻撃手段。
      もっとも機動力が低いので自分からぶつかるのではなく、相手の進路を予測し割り込む形でぶつかられに行くと当てやすい。
      約190トンもあるMausに最高速度で衝突すれば、重量差のある戦車なら一撃爆散も有り得る。
      また、相手の側面にこすり付けるように当て続けると2桁以上のダメージが連続で入ったりもする。
      接近戦に持ち込まれた際の防御手段ともなるので覚えておいて損はない。
       
  • 装甲
    他国の重戦車とは一線を画す圧倒的な数値の装甲厚を持ち、防御姿勢を取っていなくても格下戦車の通常弾や150mm未満の榴弾程度ではほとんど損害を与えられないだろう。自走砲の砲撃に対しても耐性を持っており、特にフランス等の口径150mm級の攻撃であれば、その殆どを3桁未満のダメージに抑えることが可能。
    正面装甲には他の重戦車と同様格下でも貫通可能な弱点が存在するが、側面・背面装甲が他の車輌に比して厚いのが特徴である。敵車両に対する適切な角度を意識さえすれば、相手の攻撃を殆ど無効化することも難しくない。
    背後を取られても角度を付ければ通常弾なら防ぐことが出来るため、回り込まれても慌てずに対処したい。
    耐久力は3,000と非常に豊満でゲーム中最高を誇り、一部同格重戦車に1,000近い差をつけている。

    画像による解説(v0.9.17以前)

    弱点を隠しつつ車体と砲塔を適正な角度に向けていれば課金弾をもってしても貫通は容易でない。
    しかし、格下でさえ弱点狙撃と課金弾を併用すれば撃ち抜ける箇所があり、油断はできない。
    また、Tier10駆逐戦車には貫通力375-420mmの課金弾を持つ車両もおり、昼飯の角度をとっても車体、砲塔ともに正面か側面のどちらかを抜かれてしまう危険がある。
    30°に近い豚飯の側面(約370mm)でも一部の車両には抜かれる事があり、この戦車は重装甲であるがゆえに課金弾を撃たれる可能性が高いので過信は禁物である。

    • 砲塔
      Mäuschenと同じく、後部に砲塔が配置されているので豚飯の姿勢をとりやすい。
      しかし、砲塔正面の防盾の左右には260mm程度しかない部分が広がっており、射撃時には必ず敵に曝け出す事になる。
      ほっぺ』等と呼ばれているMausの有名な弱点であり、射撃時以外は砲塔を『よそ見』させて装甲厚を増やすテクニックが必須である。
      砲塔側面は210mmという厚さに加え大半が傾斜しており、適切な角度の『よそ見』をした際には350mm前後(対HEAT)の強固な防御力を発揮する。
      しかしよそ見も鉄壁ではなく、防楯の一部が260mmの垂直になってしまうため、そこを抜かれる可能性はある。
      なおE 100と比べると正面が薄く、側面が厚いため、より深く角度を取る必要がある。
      砲塔背面も210mmと非常に厚い。
      上部の観測装置は空間装甲でダメージ判定はない。
       
    • 車体
      正面上部は傾斜55°の200mmで実質320mm程(APで300mm前後)、正面下部は傾斜35°の200mmで実質250mm程(APで240mm前後)となる。
      上部は狙われることは少ないが、下部は標準化も加味すれば通常弾でも抜かれる危険性がある。
      これは上述の『ほっぺ』に並ぶ弱点であり、地形や障害物で隠す、昼飯の角度で増厚するなどの対策が必要となっている。
      側面上部装甲は185mmあり、更に下部は本装甲140mm+履帯50mm+サイドスカート105mmで計295mmと異常なほどに厚い。
      敵対した場合は上部を撃とう。他の戦車のように、起動輪を撃ってダメージを与えつつ動きを止めるのは難しい。
      側面が厚く、砲塔が後部にあるため、豚飯が非常に有効。
      背面は160mm厚に緩い傾斜が付いており、少しでも角度が付くと200mmオーバーの装甲厚となる。出来るだけ中段の垂直部を撃ち抜こう。
      天板に3つ付いているV字の装甲は60mmの空間装甲となっている。
       
  • 機動力
    エンジンは1,750馬力という全戦車中ぶっちぎりでトップの大出力を誇るが総重量に対して非力であり、最高速度も20km/hと鈍足。
    加速力はそこまで悪くないが、砲塔・車体の旋回速度は遅い。
    味方の進軍に付いて行くことはほぼ不可能であり、戦闘には遅れて参加する事になる。
    急な陣地転換はできず、他所から支援を要請されても間に合わなかったり、自陣の占領を阻止できなかったり、主戦場から置いていかれたりと足枷になる場面が少なくない。
    事前に戦闘の展開を読んで動く必要がある。
    ただし、後退速度は15km/hと他の重戦車と比べて悪くない数値であり、砲塔の位置的に飛び出し撃ちは難しいにしろ、後退が遅くて困るような場面は少ない。
     
  • その他
    • 視界・隠蔽
      400mとTier10戦車として十分な視認範囲を有する。
      ただし、その巨体ゆえに隠蔽性能は壊滅的であり、敵車両の視認範囲に入れば即発見される。
      開けた場所で発見されると集中砲火に晒されかねないので、移動ルートの選定は慎重に行おう。
       
    • 拡張パーツ
      自走砲に狙われやすい本車は、大口径榴弾は貫通しなくても数百のダメージを受ける危険があり、至近弾によるダメージも侮れない。
      FV215b (183)のように強力なHESHを撃ってくる車両もいるため、内張り装甲(特大)は候補の一つ。
      内張り装甲(特大)を装備することで増加する重量は総重量の0.8%であり、機動力は誤差程度しか低下しない。
      他にも照準拡散を抑制する砲垂直安定装置や、DPMをさらに強化できる装填棒が有力な候補だろう。
      また、敵の攻撃を最前線で受け止める本車は履帯を切られることも非常に多いため、改良型装甲材や改良型モジュール構造の搭載にも一考の価値はある。
       
  • 総論
    高火力・重装甲・鈍足という典型的な超重戦車である。
    よく比較対象となるE 100に比べると、あちらより単発火力と機動力が落ちる代わりに主砲の取り回しと防御力で勝る性能となっている。
    高い車高によって張り付かれると単独では何も出来なくなる危険性があり、味方の高火力車両を守りきり、その火力をいかに活かせるかが重要だ。
    また、その機動性の低さから早めの決断と行動が大事になる。
     

WOT公式による紹介動画
WoT公式による修復に関する動画のページ

史実

詳細

 

ドイツ語でハツカネズミを意味するこの戦車は、ドイツが第二次世界大戦末期に開発した総重量188tの超重戦車だ。
駆動方式は電動モーターのハイブリッド式だった。しかし敗戦により試作車二台の生産のみで終わった。

 

1941年11月29日の総統官邸における会議で、ヒトラーはフェルディナント・ポルシェ博士に超重戦車開発の可能性について打診した。
翌年3月にはクルップ社に72tと100tの重戦車の試作を命じ、ポルシェ社とも100t級戦車の開発契約が結ばれた。
ソ連軍の新型戦車出現の可能性を危惧したヒトラーは、主砲も装甲も当時の技術で最高の戦車を作れと100~120t級を希望した。
このうち砲塔に15cm砲と10cm砲を同軸装備するポルシェ社のタイプ205の図面は6月23日にヒトラーに提出され、これはポルシェ博士お得意のガソリンエンジンと電動モーターのハイブリッド(ガス・エレクトリック)式と縦置き型トーションバーサスペンションを備えていた。「モイスヒェン」(仔ネズミちゃん)の愛称の付けられた。
このタイプは1943年1月に製作が承認され、「マウス」の制式名称で採用された。
主砲は12.8 cm KwK 44および7.5 cm KwK 44に変更され、最大装甲厚は240 mm、総重量188 t に達した。

 

ガス・エレクトリックの発電用として、航空機用のダイムラー・ベンツ MB509 水冷V型12気筒ガソリンエンジン(出力1080 hp)を搭載する予定であった。
走行装置には48輪の車輪を4輪ずつボギー式に配置。
各ボギーに縦置きのトーションバー・スプリングが組み込まれた。

 

設計はポルシェ博士、部品の生産と組み立てはクルップ社、砲を含む最終組み立てはアルケット社により行われた。
クルップ社は1943年5月5日に135輌の生産を発注されていたが、翌1944年11月1日に総統から超重戦車全ての量産計画の中止が通達された。
同月末の段階で、マウス1・2号車は艤装のためアルケット社に発送、3・4号車の車体完成率はそれぞれ95・70%、5・6号車は溶接作業中と報告されていた。
結局、完成していた最初の2輌分の車体と砲塔1基を除き、残りはキャンセルとなった。
翌年からテストが行われ、試作1号車が電気式(ガスエレクトリック)ガソリンエンジン、試作2号車がダイムラー・ベンツ MB517 水冷V型12気筒ディーゼルエンジン(出力1200 hp)を搭載していた。

 

188 t (同時期に完成したType 3 Chi-Nuのおよそ10倍)という異常な自重のために橋梁を渡ることは出来ず、川底を渡渉するために車体は完全防水とされ、そのためのシュノーケル装備を車内に収納していた。

 

当時のナチスドイツ軍の戦況の悪化から2両の試作戦車が作られたのみに終わっている。
また、試作戦車も自重ゆえ泥にはまり動けなくなるなどの問題が浮き彫りになり、しばらくの間はそのまま放置されることとなる。
その試作戦車のうち2号車は進行してきたソ連軍と戦う為、試験場から出撃するも途中で故障してしまう。
秘密保持のためその場で爆破処分され、ついに実戦を迎えることは無かった。
2号車は車体は全損したものの、砲塔は無事であった。
2号車の砲塔と鹵獲された1号車の車体を合わせた車両が、現在はモスクワ近郊のクビンカ戦車博物館にて展示されている。

 

実車解説動画(英語)
「Outside the Chieftains Hatch: Maus」

情報提供

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