PzKpfw 38H735(f)

画像

スペック(v0.7.3)

車体

武装

砲塔

エンジン

履帯

無線

クルー

拡張パーツ

	×		Class1		×		×		×
	Small		×		×		×

隠蔽率

派生車両
なし

解説

Tier2のドイツ課金軽戦車。
フランス軍の戦車だったHotchkiss H35をドイツ軍が鹵獲して無線増設等の改修を施した戦車である。
v.0.6.4で"match-making value"が増えた為、Tier2までの戦場の場合、敵陣営のTier2戦車の数が増える。

性能が中途半端だったり一点特化型だったりする場合も多い課金戦車の中では戦力的に恵まれている。
最大の長所はその装甲の厚さにあり、全周40mmとTier3にも匹敵する重装甲を誇る。
特にTier2までの戦場では標準的なAP弾の貫通力が30mm程度しかなく、非常に堅固な防御力を発揮する。
数両の機関砲装備車相手ならば囲まれても返り討ちにすることが可能である。

主砲は3.7cm SA38 L/34と特別に強力な物ではないが、発射レートと照準速度のバランスが良く扱いやすい。
装甲の強さから安定した射撃を行い易い事もあり、結果的に攻撃面でも優れたパフォーマンスを発揮できる。

反面、機動性には問題を抱えており、エンジン出力の低さが最大の欠点である。
最高速こそ37km/hと標準的なものの、加速性は非常に劣悪で、平地では最高速度を発揮できない。
履帯の旋回性は良好な数値だが、エンジン出力の問題から車体の旋回も優秀とは言えないレベル。
但し、小柄な砲塔の旋回速度は優秀な為、接近戦への適性が低い訳ではない。

以上の様に、会敵した後の戦闘では優秀な性能を発揮するものの、機動性の低さから置いて行かれやすい。
マッチング対象にはBT-2やT2 LightTank等優秀な機動性を持つ相手も含まれている事もあり、
主戦場から切り離されてしまうと復帰が大変な為、進攻ルートやマップには注意を払いたい。

尚、本車両はTier3までの戦場にも投入される。
Tier3の車両に対しては、装甲こそ互角なもののその他の点では不利は否めない。
特に機動性の低さから自走砲や駆逐戦車には分が悪いので立ち回りに注意したいところ。
因みに、Tier3までの戦場に投入された場合、Tier2であるにも関わらずマッチング最上位として表示される。

敵として対峙した場合は集団で囲んで対処しよう。それでも45mmクラス以上の砲かGold弾がないと厳しいが。
AP弾で攻める場合は各所に設けられた乗員ハッチやバイザー、車体下部が狙い目になる。
他には、HE弾で各パーツや乗員への被害を狙うのも作戦の一つ。
特に乗員が2名と非常に少ない為、全員ノックアウトして撃破できる可能性もゼロではない。
公式フォーラムのSuper-Quick Guide to Killing a PzKpfw 38H735 (f)に、この戦車の弱点が図示されているので、Tier1～3の車両を使っている人は参考にすると良い。

史実

（Pz.Kpfw.38H 735(f)の車列。ドイツ軍によって追加された砲塔上のハッチは開いているが、車長が体を出しているのは砲塔後部にあるオリジナルのハッチである）
Pz.Kpfw.38H 735(f)とは、鹵獲したフランス陸軍のオチキス H38、H39軽戦車（H35軽戦車のエンジン強化型）に対してドイツ軍が付けた名称である。フランス軍は約1000両のオチキス戦車を生産し、ドイツ軍はそのうち約550両を捕獲、運用した。
ドイツ軍は鹵獲した本車を主に警備任務に従事させた。ドイツ軍で運用するに当たり、キューポラの上部を切欠き、ハッチを取り付ける改造が行われた。ハッチはもともと車長用の座席を兼ねる形で砲塔後部にもあったが、このハッチを使って外部を視察しながら戦闘を行うことは困難だったし、キューポラからの視界は極めて限定されたものだったのである。
一部の車両は7.5cm Pak.40を搭載した対戦車自走砲や、強引に10.5cm砲を搭載した火力支援車両(参考)などに改造された。

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