PzKpfwV Panther

画像

PzKpfw-V-Turm Ausf.G ＋ 7.5cm KwK42 L/70

PzKpfw-V-Schmalturm+7.5cm KwK45 L/100

スペック(v0.8.0)

車体

武装

砲塔

エンジン

履帯

無線

クルー

拡張パーツ

	×		Class2		×		○		Medium Tank
	Medium		Class1		×		Tortion Bars 5+t Class

隠蔽率

派生車両

解説

傾斜装甲が採用されたTier7のドイツ中戦車。Ver0.6.6でEシリーズ実装に伴いTier8→7に改編された。
パンター、パンサー、パンテルと様々な呼び方を持ち、｢黒騎士物語｣や色々な映像作品で馴染み深い。

前身のVK3001(H)からは性格が大きく変わり、機動性と引き換えに火力と防御力を手にしている。
車体正面装甲の疑似装甲厚は140mmとなかなかの数値で、上位砲塔と合わせればTier6までの車両に対してかなりの優位性を持つ。もっとも、マッチング的に低Tier戦となることは少なく最前線を張るのには無理がある。
また車体の大型化に加え重戦車並みに低い隠蔽率も無視できない。この特徴は今後の車両にも続くため、
ここで慣れておく必要があるだろう。視認範囲の性能は良好なので各種拡張パーツで視界を広げ、少しでも早く敵を発見して補うという対策もある。

武装は前身のVK3001(H)から引き継ぐ物に加えて、本車輌を特徴付ける7.5cm KwK45 L/100が追加される。
この砲は同TierMTの中でも特に高い貫通力と精度を有するが、その反面単発火力に乏しく単位時間当たりの火力投射量も控えめだ。遭遇戦などでは使い勝手が悪いため、継続的に射撃が出来る位置から精度を生かした狙撃を行うとよい。

引き換えに失った機動性は大きく、最高速の低下に加えエンジン出力も不足気味。実用的な最高速は凡そ40km/h程度となる。そのうえ履帯と砲塔の旋回性が悪く、「曲がらない、回らない」特徴が際立ち接近戦や機動戦への対応力は低い。
さらに砲の仰俯角の狭さと背の高い車体からハルダウンが難しいので、この車両に適した間合いを覚えていこう。

どの戦車も乗り出しの時期は特有の辛さががあるが、防御面はともかく火力、機動力とも非常に低レベルで苦戦を強いられる。VK3601(H)側のルートを進めていればエンジンを引き継ぐ事が出来るが、高Tier車両特有の初期履帯の積載量不足が足を引っ張る。ともかく火力の充実を急がなくては戦闘にならないので、上位砲塔の搭載を第一に目指そう。

史実

V号戦車パンター（ごごうせんしゃパンター、Panzerkampfwagen V Panther 制式番号：Sd.Kfz.171）は、第二次世界大戦においてドイツが製造した中戦車である。しかし後に「V号戦車」という名称は廃止され、「パンター戦車（独：Pz.Kpfw. Panther、豹戦車）」が制式名称となる。

番号としてはVI号戦車ティーガーの前であるが、実際にはその後に計画・設計されたものである。独ソ戦開始と同時に、ソ連のT-34戦車に衝撃を受けたハインツ・グデーリアン将軍は、その調査を命じた。後に「戦車委員会(Panzerkommision)」と呼ばれることになるこの調査団を東部戦線に派遣し、T-34の評価を行った。そして戦車委員会は、T-34の最大の長所は

   傾斜装甲であり
   幅広の履帯が柔らかい土の上での機動性を向上させ
   そして76.2mm砲の貫通力が高く、また炸薬量が多いこと

以上の3点が重要な特徴であると結論した。

1941年11月末、ダイムラー・ベンツ社とMAN社に30-35t級新型中戦車VK30.02.の1942年4月までの期限での設計が発注された（これは明らかにヒトラーの誕生日の公開に間に合わせるため）。ダイムラー・ベンツによるVK30.02.(DB)はT-34の影響を大きく受けたスタイルではあるが、足回りは大型転綸とリーフスプリング式サスペンションの組み合わせであり、この為ターレットリングの小型化、車体の小型化などが実現された。MANの初期案（トラディショナルなドイツ戦車）とともに両者の案は42年1月から3月までトート、後にシュペーアによるレビューを受け、両者ともDB案をヒトラーへ提案する事を支持していた。しかし、最終案提出に際しMAN社はDB社の提案を参考にデザインを変更し、最終的に採用となったのは、よりドイツ戦車的構造であるVK30.02.(MAN)の方であった。この決定の決め手の一つにMAN社のデザインは既存のラインメタル―ボルジッヒの砲塔を利用できた、と言う事も挙げられる。この新型中戦車は設計段階から、先発して開発途中であった重戦車より優先権があるとされ、また委員会の名前から、1942年5月15日に「V号戦車パンターA型(Sd.Kfz.171)」と命名された。しかしこれは1943年1月に「パンターD型」に変更され、A型の名はより後の型につけられている。

VK30.02.は当初35tクラスということで設計されたが、設計段階から重量が増加した上、設計がほぼ出来上がった時点でヒトラーの一声で車体前面装甲を60mmから80mm、および砲塔前面を80mmから100mmへと強化したため、当時の重戦車クラスの約45tになった。そのため当初、最高速度は60km/hを計画していたものが55km/hに落ちてしまった。

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