S-51

Last-modified: 2024-04-05 (金) 20:07:37

Tier7 ソ連 自走砲

S-51_02-min.PNG
↑ 203 mm B-4
B-4 203mm榴弾砲をそのまま自走砲化したような外観。

HD化以前

S-51.jpg

スペック(v1.13.0)

車体

耐久値350
車体装甲厚(mm)60/60/60
最高速度(前/後)(km/h)30/8
重量(初期/最終)(t)50.22/49.71
実用出力重量比(hp/t)12.07
主砲旋回速度(°/s)12
視認範囲(m)275
本体価格(Cr)1,400,000
修理費(Cr)約4,600
ロール自走砲
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力爆発範囲(m)スタン時間(s)精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
152 mm BR-22.4HE
HE
AP
38
48
216
600
800
440
7.2
4
-
11.5~23
×
×
0.695.4500
535
600
301,120
1,310
1,120
5,720-1.5°/+58°
203 mm B-41.15HE
HE
AP
52
65
258
900
1,200
600
10.4
5
-
12.6~28
×
×
0.836.3425
455
510
121,910
2,270
2,055
5,200
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
V-2K50015750
V-2-1052015750
V-1660015750
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/sec)重量(kg)
S-51521812,500
S-51 Bis52.52012,500
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
10R360100
12RT625110
 

乗員

1Commander(Radio Operator)2Gunner3Gunner4Driver5Loader6Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置×装填棒Class2砲垂直安定装置×改良型旋回機構Class2改良型照準器×追加グローサー×
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造Class2改良型装甲材×内張り装甲Medium
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時4.67%0.4%
移動時2.34%0.2%
 

派生車両

派生元SU-8(SPG/62,200)
派生先SU-14-2(SPG/127,700)
 

射界

射界左4°/右4°
 

開発ツリー

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152 mm BR-2
(初期/92,000)
203 mm B-4
(64,000/235,000)
10R
(初期/3,660)
12RT
(5,600/33,600)
V-2K
(初期/23,050)
V-2-10
(6,100/29,000)
V-16
(11,000/36,500)
S-51
(初期/7,300)
S-51 Bis
(7,965/19,800)
SU-14-2
(127,700/2,720,000)
 

車両に関する変更履歴

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v0.9.7視認範囲を360mから330mに変更
v0.9.16HDモデル化
v0.9.18全ての主砲のAP弾を削除
S-51サスペンションの移動時・車体旋回時の拡散を9%減少
S-51 Bisサスペンションの移動時・車体旋回時の拡散を7%減少
152 mm BR-2の精度を0.76から0.69に変更
203 mm B-4の精度を0.9から0.83に変更
152 mm BR-2の砲旋回時の拡散を12%減少
203 mm B-4の砲旋回時の拡散を14%減少
203 mm B-4の発砲時の拡散を17%減少
152 mm BR-2の装填時間を27.9秒から25秒に変更
203 mm B-4の装填時間を55.5秒から52.3秒に変更
152 mm BR-2の照準時間を7秒から5.4秒に変更
203 mm B-4の照準時間を8秒から6.3秒に変更
152 mm BR-2の通常弾の貫通を88mmから38mmに、課金弾を90mmから38mmに変更
203 mm B-4の通常弾・課金弾の貫通を102mmから52mmに変更
152 mm BR-2の通常弾・課金弾のダメージを950から700に変更
203 mm B-4の通常弾・課金弾のダメージを1,850から1,050に変更
152 mm BR-2にスタン効果を追加
203 mm B-4にスタン効果を追加
視認範囲を330mから275mに変更
v1.5.0152 mm BR-2の爆発範囲(m)を8/9から7.6/8.6に変更
152 mm BR-2の最小スタン時間を12.65秒から11.5秒に変更
203 mm B-4の爆発範囲(m)を11.5/13から10.9/12.4に変更
203 mm B-4の最小スタン時間を14秒から12.6秒に変更
v1.9.0派生元車輌を変更
v1.13.0152 mm BR-2に戦術砲弾(AP)を追加
152 mm BR-2の代替砲弾(HE)の弾速を500m/sから535m/sに変更
152 mm BR-2の代替砲弾(HE)の貫通力を38mmから48mmに変更
152 mm BR-2の標準砲弾(HE)のダメージ値を700HPから600HPに変更
152 mm BR-2の代替砲弾(HE)のダメージ値を700HPから800HPに変更
152 mm BR-2の標準砲弾(HE)の爆発範囲を7.6mから7.2mに変更(記載なし)
152 mm BR-2の代替砲弾(HE)の爆発範囲を8.6mから4mに変更(記載なし)
152 mm BR-2の代替砲弾(HE)の弾薬費を5,200Crから1,310Crに変更(記載なし)
203 mm B-4に戦術砲弾(AP)を追加
203 mm B-4の代替砲弾(HE)の弾速を425m/sから455m/sに変更
203 mm B-4の代替砲弾(HE)の貫通力を52mmから65mmに変更
203 mm B-4の標準砲弾(HE)のダメージ値を1,050HPから900HPに変更
203 mm B-4の代替砲弾(HE)のダメージ値を1,050HPから1,200HPに変更
203 mm B-4の標準砲弾(HE)の爆発範囲を10.9mから10.4mに変更(記載なし)
203 mm B-4の代替砲弾(HE)の爆発範囲を12.4mから5mに変更(記載なし)
203 mm B-4の代替砲弾(HE)の弾薬費を8,000Crから2,055Crに変更(記載なし)

解説(v1.13.0)

  • 概要
    Tier7のソ連自走砲
    KV-1Sの車体に203mm砲を搭載した試作重自走砲である。
     
  • 火力
    砲のラインナップはソ連の同格自走砲SU-14-1から初期砲を除いたものとなっている。この車両をSU-8から研究した時点でSU-14-1の中間砲が開発済みとなる。
    射界が左右4°と非常に狭い(全自走砲中でも最低クラス)のが最も顕著な短所である。
    v0.9.18の自走砲全体の調整に伴い、単発特化の203 mm B-4よりもバランスの良い手数型の152 mm BR-2が選択される事も多くなった。
    • 152 mm BR-2
      低弾道の中口径榴弾砲。
      SU-14-1の中間砲と互換性がある。
      SU-14-1と比べると照準時間が僅かに遅く、車体旋回時の照準拡散が少し小さい。運用上は、ほぼ同等の性能と言って良いだろう。
      こちらの砲でも他国の同格自走砲と比べて単発火力は同等以上、発射速度では大きく勝っており、理論上のDPMは非常に優秀。
      しかし弾道が低いため障害物に阻まれやすかったり、敵の天板に命中し辛い点は欠点といえるだろう。
       
    • 203 mm B-4
      Tier7自走砲でありながら他国に先んじて200mmクラスの大口径砲を使用できる。
      瞬間火力の高さはSU-14-1同様であり、重装甲車両や固まっている複数車両にも大きなダメージを与えることが可能。
      しかし、SU-14-1と同じく射界・精度・照準時間が劣悪であり、思ったよりも当たらない事が多い。
      幸い爆発範囲はかなり広い事から至近弾でもダメージを稼げる。
      代替HE弾は貫通すればTier8駆逐戦車を一撃で破壊出来る威力を持ち、AP弾も実用的なスペックを有するが、発射速度や精度に劣る本砲との相性はあまり良くない。
      絶大な単発火力と引き換えに発射速度は非自動装填車両の中でSU-14-1と並んで最も遅く、一発のミスが響きやすい他、開幕の要所への射撃には参加できないことが多い。
      なお、総弾数が僅か12発しかなく、最終盤で弾切れに悩まされる事もある。
       
  • 装甲
    KV-1S由来の車体は自走砲としてはかなり硬い。とはいえ、被弾しやすい上部の板や砲基部は非常に薄い。
     
    車体正面の一部は急角度の75mm装甲であり、Tier6中戦車の通常弾くらいは普通に防げる。
    それ以外の箇所も車体は全周75-60mm、天板も40-30mm厚あり、運が良ければどの方向から撃たれた場合も跳弾で耐える可能性はある。
    また、自走砲の砲弾が直撃しても車体部分であれば貫通することは少ない。
    残念ながら鉄板(7mm)が大きすぎて意図的に防御姿勢を取ったりすることは難しい。
    ちなみに、主砲と板の間に隙間があるが、現在は0mmの主装甲で埋められている。*1
     
  • 機動性
    最高速度30km/h、出力重量比も約12と、同格自走砲の中ではかなり遅め。
    ソ連車であるため速度制限の解除を積んで少しでも改善を試みるのもいいかもしれない。
    SU-14-1に比べ旋回性能は若干優れている。
     
  • その他
    • 隠蔽
      史実の通りKV-1Sの車体を用いているので大きさもそのまま。
      このTier帯の自走砲だと少し大きいくらいなので、ある程度の茂みなら十分隠れられる。
      ただし、隠蔽率がかなり低いので、視界の優れた車両が少しでも接近するとほぼ間違いなく発見されてしまう。
      ミニマップの頻繁な確認を怠らないのはもちろん、砲撃地点の選定も重要である。
       
    • 開発
      次のSU-14-2開発経験値が他国の同格自走砲と比べ高め。
      また203mm砲の開発にも64,000経験値が必要で、Tier7のパーツ開発費としては酷く多い*2。初期砲が優秀なため苦行ということはないが、フリー経験値を使わないのであればかなり長い間本車に乗ることになる。
      幸い初期履帯の積載重量には余裕があるため、拡張パーツを載せてもパーツの換装が可能。
       
  • 総論
    SU-14-1と同様、普段は定番位置から主戦場へ自慢の火力を送りつけていこう。
    ただし、自衛能力は0に等しいのでSU-14-1以上に周りに注意を払う必要がある。
    こまめにミニマップを確認し、ある程度の安全を確保できる場所への配置転換と砲撃を繰り返せれば、一層その火力を活かせる事だろう。
     

史実

s51.jpg

 1942年、ドイツ軍の侵攻による打撃から立ち直ったソ連軍が反撃を開始すると、機動力の高い戦車部隊に砲兵が随伴できなかった。そのため機動力のある重自走砲の開発が構想され、武装は152mm砲を上回る威力を持ち、強固な防御施設を破砕できる203mm B-4が搭載されることとなった。
 この自走砲は当初KV-1の車体を用い、密閉戦闘室に砲を搭載したが重量が60tを超える結果となり、ただでさえ低い変速機の信頼性をさらに低下させた。そのため砲を車体の上にオープントップで搭載し、より軽量化されたKV-1Sの車体が使用されることになった。
 試作車は1944年春に試験を受け、砲と車体の性能は申し分ないとされたものの、砲の反動や変速機に問題が存在していると指摘され、結局制式採用はされなかった。また似たようなデザインで152mm BR-2を搭載する車両も試作され1944年6月に試験を受けたが、こちらも制式採用はされなかった。

 

参考サイト
http://ru.wikipedia.org/wiki/%D0%A1-51
ロシア語版wiki。
http://wiki.worldoftanks.com/S-51
このゲームの公式wiki。史実解説に英語の解説文のほか本車の写真が掲載されている。

情報提供

愚痴や日記など生産性のない話題外部総合掲示板をご利用ください。
マスター(M)バッジ報告専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブスペック解説に表記されています。

アーカイブ1

※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。


*1 HD化以前は、ごく稀に敵の砲撃がこの隙間をすり抜けてノーダメージということがあった
*2 モジュールTierが9のため