Tier 4 アメリカ 駆逐戦車 
↑ 75 mm Howitzer M1A1
初期状態。
↑ 105 mm AT Howitzer M3
↑ 76 mm AT Gun M1A1
最終状態。M3 Leeをベースにした駆逐戦車だが、固定砲や上部砲塔は取り払われているため常識的な外観。
オープントップなので自走砲の攻撃には弱い。
スペック(v1.10.0) 
車体
耐久値 | 420 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 51/38/38 |
最高速度(前/後)(km/h) | 38/14 |
重量(初期/最終)(t) | 20.31/21.87 |
実用出力重量比(hp/t) | 20.12 |
主砲旋回速度(°/s) | 44 |
視界範囲(m) | 310 |
本体価格(Cr) | 125,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
75 mm AT Howitzer M1A1 | 16.22 | HE HEAT | 38 92 | 175 110 | 1,784 (HEAT) | 0.53 | 1.7 | 381 305 | 195 | 56 2,800 | 138 | -2°/+25° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3-inch AT Gun M1918 | 16.22 | AP HEAT HE | 90 100 42 | 110 130 170 | 1,784 2,109 (HEAT) | 0.43 | 1.7 | 792 634 792 | 145 | 56 2,800 38 | 900 | -1°/+20° |
57 mm Gun M1 | 26.09 | AP APCR HE | 110 180 29 | 75 75 95 | 1,957 | 0.39 | 1.7 | 823 1,029 823 | 220 | 50 2,800 28 | 400 | -2.5°/+20° |
105 mm AT Howitzer M3 | 7.5 | HE HEAT | 53 102 | 410 350 | 2,625 (HEAT) | 0.55 | 1.7 | 311 249 | 75 | 166 4,000 | 2,100 | -3.5°/+25° |
76 mm AT Gun M1A1 | 16.22 | AP APCR HE | 128 177 38 | 115 115 185 | 1,865 | 0.41 | 1.7 | 792 990 792 | 100 | 96 2,800 68 | 1,567 | -10°/+30° |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Wright R-975EC2 | 400 | 20 | 515 |
---|---|---|---|
Chrysler A57 | 440 | 20 | 570 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
T40T41 | 22.5 | 30 | 6,200 |
---|---|---|---|
T40T48 | 24 | 32 | 6,200 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
SCR 200 | 265 | 40 |
---|---|---|
SCR 210 | 325 | 80 |
SCR 506 | 615 | 110 |
乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader | 5 | Loader |
---|
拡張パーツ
![]() | × | ![]() | × | ![]() | × | ![]() | × | ![]() | × | ![]() | Class3 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | × | ![]() | × | ![]() | × | ![]() | Class3 | ![]() | × |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時*1 | |
---|---|---|
静止時 | 20.98% | 5.45% |
移動時 | 12.6% | 3.28% |
射界
射界 | 左22°/右35° |
---|
開発ツリー
75 mm AT Howitzer M1A1 (初期/26,000) | ┳ ┃ | 57 mm Gun M1 (2,350/33,000) | ||
┃ ┣ ┃ | 105 mm AT Howitzer M3 (3,850/40,150) | |||
┃ ┗ | 3-inch AT Gun M1918 (1,500/27,300) | ━ | 76 mm AT Gun M1A1 (4,600/50,330) | |
SCR 200 (初期/0) | ━ | SCR 210 (330/1,980) | ━ | SCR 506 (5,600/33,600) |
Wright R-975EC2 (初期/11,600) | ━ | Chrysler A57 (1,500/13,900) | ||
T40T41 (初期/1,850) | ━ | T40T48 (1,100/4,500) |
車両に関する変更履歴
v0.9.6 | 視認範囲を400mから310mに変更 |
v0.9.14 | モデルをHD化 |
v1.5.1 | 75 mm AT Howitzer M1A1 gunのHEAT弾の貫通力を91.4mmから92mmに変更 105 mm AT Howitzer M3 gunのHEAT弾の貫通力を101.6mmから102mmに変更*2 |
v1.9.0 | 57 mm Gun M1の総弾数を126発から220発に変更 75 mm AT Howitzer M1A1の総弾数を98発から195発に変更 76 mm AT Gun M1A1の総弾数を68発から100発に変更 3-inch AT Gun M1918の総弾数を98発から145発に変更 105 mm AT Howitzer M3の総弾数を50発から75発に変更 修理費用を35%ダウン 収益性を14%ダウン HPを275から420に変更 コレクション車輌に移行 |
解説 
- 概要
v0.6.5で追加されたTier4のアメリカ駆逐戦車。(コレクション車輌)
大戦初期、M3 Leeをベースに開発された試作対戦車自走砲である。
- 火力
搭載できる火砲は5種類。
初期砲の75 mm Howitzer M1A1は榴弾砲とはいえ貫通38mmしかなく頼りないが、57 mm Gun M1を装備すれば最低限の火力を確保できる。最終砲の候補は、単発火力の105 mm AT Howitzer M3か扱いやすさの76 mm AT Gun M1A1のどちらかになると思われる。安定性を求めるなら76mm一択だろう。
旋回砲塔TDほどではないものの砲可動範囲が広く、砲身旋回が速く照準拡散が少ないぶん射界範囲内での対応力はむしろ高い。右側の方が射界が広いので、障害物の陰から飛び出し撃ちをするときは、できるだけ左側から出るとよい。
他に無視できない欠点として76 mm M1A1以外は俯角がほとんど取れないことが挙げられ、稜線射撃はやりにくい。- 57 mm Gun M1
本車の装備できる砲では、精度と課金弾の貫通力、弾速が最も高く、偏差射撃や遠距離狙撃を当てやすいという利点はある。しかし、単発火力が低く、安全に連射できない状況ではダメージを稼ぎにくい。
また、俯角は-2.5°と、大多数のソ連車両でさえ哀れむほどの劣悪さだ。他の多くの車両では気にしないような起伏でも不自由を感じることが多々あるだろう。 - 105 mm AT Howitzer M3
大口径榴弾砲。高い単発火力を誇る反面、弾速が非常に遅く、自走砲並みの放物線を描いて着弾する。
動いている相手に当てるには慣れが必要だが(詳しくは教習所)ハルダウンや昼飯防御で止まっている相手など、当たれば強力な火力を発揮する。同格のM8A1は単発火力の高い砲を搭載できないため、これをうまく使えれば、攻撃面において差別化することが出来る。
立ち回りが得意なプレーヤーならば、強力なHowitzerを接近戦で使うのもいいだろう。
俯角は-3.5°と、57mmよりも少しマシになったが、それでもかなり狭いことに変わりない。 - 76 mm AT Gun M1A1
単発火力・貫通力・装填速度のバランスが取れた性能を持っている。特に課金弾の貫通力は伸びが良く、距離にもよるがTier6重戦車O-Iの正面を貫通できる可能性もあり、非常に強力である。大きな強みとなるためいくつか携行していきたい。
俯角も今までの砲より突然大きく-10°取れるようになり、地形を使ったハルダウンができる。
精度がやや悪いため遠距離では当たらないこともしばしば。しかし105mm榴弾砲に比べれば大分マシであり、このTierであればそれほど気にならない程度。
- 57 mm Gun M1
- 装甲
カタログスペックの正面51mmは下部(履帯の上端と同じ高さまで)のみで他はそれよりも薄い。51mmの部分は曲面なので実質51-78mmあり、その上の部分は55度傾斜の38mmで実質66mmある。これらの部分は同格以下のAP弾をある程度防いでくれる。
しかし、上部はわずか19mmしかなく垂直に近いため、機関砲や機関銃にも抜かれてしまう。主砲の周辺に至っては、範囲は狭いが0mm判定の部分もある。砲撃時には必ずさらさなければいけないため、致命的な弱点と言える。車体下部を弱点だと思い込んでいるプレイヤーなら車体下部を撃ってくれることもあるが、基本的に現環境では上部を狙ってくるので、射撃時以外は完全に隠れたい。
- 機動性
最高速度は控えめだが出力重量比はそこそこ高い。
ストレス無くそれなりに動き回れるので、狙撃ポイントの細かい調整や味方と連携した回り込みなども問題なくこなせる。
- その他
隠蔽性はこのTierの駆逐戦車としては平均程度だが十分な値。
なお、M3 Leeをベースにした車両のため、無線機やエンジンはM3 Leeと共通のものとなっている。
- 総論
主砲によって火力や俯角が大きく異なるため、全く異なる立ち回りが求められる。
射界はどの砲も広く、また陣地転換には困らない機動力もあるため、射撃機会は得やすいだろう。
視界が310mと短いため、双眼鏡やカモネット、茂みを使用しなければ、見えない敵に一方的に撃たれる危険もある。開けた場所で孤立するのは極力避けて、味方との位置関係に気を配りたい。
史実 
1940年、ドイツ軍の侵攻によってフランスが降伏すると、第1次世界大戦以来戦車運用の基本姿勢を変えていなかったアメリカは、ドイツ軍の電撃戦への対応を迫られてドクトリンを大幅に変更した。
その中で、敵機甲部隊の突破に際して迅速に駆けつけ、これを撃破する役目を与えられたのが戦車駆逐大隊で、その装備とされた車両が戦車駆逐車(Tank Destroyer)である。
1941年末から順次創設された戦車駆逐大隊は、当初トラックに37mm対戦車砲を搭載したM6自走砲や、M3ハーフトラックに75mm野砲を搭載したM3自走砲を装備したが、これらはいずれも暫定的な装備であり、将来的には全装軌式の戦車駆逐車を配備することが求められた。そこでまず砲牽引車に口径76mmの3インチ砲を装備したT1が設計されたが、元の車台が小さく実用化は困難とされ開発は中止された。その後続いてボールドウィン・ロコモーティブ社で開発されたのがT24とその改良型であるT40である。
T24はM3中戦車の砲塔と車体上面装甲板、それに主砲を撤去し、オープントップの戦闘室に口径76mmの3インチ高射砲M1918をほぼそのまま搭載した車両である。車体右前面の元々主砲があった部分は新たに装甲板が備えられ、M3中戦車よりもスマートな形状になっている。そのほかの部分についてはM3中戦車と同様の構造である。
なお、戦車駆逐車にオープントップ構造が求められたのは、戦場において迅速に敵戦車を発見して攻撃を行うためであった。
しかし本車は車高の高さなどが問題視されたため、改良型のT40が開発されることとなった。
T40は車高を下げるため、前面装甲板を切り欠いて主砲をより低い位置に据え付けた車両である。主砲も駐退機の強化などより車載に適するように改造され、防循も新たに装備されていた。
1941年12月にT40の試作車が完成、試験に供されたのち計画は凍結されていたが、対日開戦後の1942年4月、M9自走砲として暫定的に制式化された。しかし戦車駆逐委員会は本車の低機動力と主砲の旧式化を問題視したため、本車が大量生産されることはなく、1942年8月には開発計画が中止された。
参考資料
『British and American tanks of World War Two』Peter Chamberlain, Chris Ellis
「アメリカ軍駆逐戦車」『グランドパワー』2011年7月号
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