デリー(リアンダー級軽巡洋艦 アキリーズ HMS/HMNZS Achilles, 70)INS Delhi
性能諸元
・基本性能
Tier | 5 | 種別 | ツリー艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 巡洋艦 | 派生元 | Dunedin |
国家 | イギリス連邦 | 派生先 | Hobart |
生存性 | 継戦能力 | (A) 21,400 (B) 23,400 | |
装甲 | 艦首艦尾 | 13mm | |
中央甲板 | 16-32mm | ||
中央側面 | 13-100mm | ||
上部構造物 | 10mm | ||
砲塔 | 25mm | ||
防郭 | 6-37mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | (A-B) 0% | |
機動性 | 機関出力 | 72,000馬力[hp] | |
最大速力 | 32.5ノット[kt] | ||
旋回半径 | 640m | ||
転舵所要時間 | (A-B) 7.7秒 |
隠蔽性 | 通常 | 火災 | 煙幕 | 最良 | |
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海面発見距離 | 10.48km | 12.48km | 4.93km | 9.43km | |
航空発見距離 | 6.44km | 9.44km | - | 5.80km |
射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
A-B | Mk Ⅴ mod.1 | 12.45km | 119m | |
Mk Ⅴ mod.2 | 13.70km | 128m |
主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
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A-B | 152mm/50 | 3基×2門 | HE弾 2,100(8%) AP弾 2,850 | 6.6秒 | 25.7秒 | HE 6crh Mk Ⅳ AP 6crh Mk Ⅳ |
副砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|---|
A-B | 102mm/45 QF Mk.XVI | 4基×2門 | HE弾 1,500(6%) | 3.0秒 | 4.3km |
魚雷 | 船体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
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A-B | 533mm Mk Ⅵ | 2基×4門(4門) | 15,433 | 96秒 | 10.0km | 62kt | 1.3km |
空襲 | 船体 | 機体 | 小隊数 | 出撃機数(HP) | 搭載量 | 射程 | 最大ダメージ(火災) | 準備時間 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
- | S.25 Sunderland | 2 | 1(2,000) | 1 | 7.0km | 2,300(16%) | 20秒 |
対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 継続的秒間ダメージ (爆発ダメージ*1) | 命中精度 | 有効ゾーン 0.1km - |
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A | 短 | 20mm Oerlikon Mk.Ⅱ | 6基×2門 | 95 | 85.0% | 2.0km | |
中 | 40mm/56 Oerlikon Mk.Ⅲ | 4基×1門 | 74 | 90.0% | 3.5km | ||
長 | 102mm/45 QF Mk.XVI | 4基×2門 | 56 (2×1,050) | 90.0% | 5.8km | ||
B | 中 | 40mm/56 OQF Mk.Ⅲ 40mm/56 OQF Mk.Ⅺ | 6基×1門 4基×2門 | 200 | 90.0% | 3.5km | |
長 | 102mm/45 QF Mk.XVI | 4基×2門 | 56 (2×1,050) | 90.0% | 5.8km |
・アップグレード
スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 | スロット5 | スロット6 |
○ | ○ | ○ |
搭載可能アップグレード
1 | 主砲兵装改良1 | 主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50% 主砲および魚雷発射管の修理時間 -20% | |
副兵装改良1 | 副砲の抗堪性 +100% 対空砲座の抗堪性 +100% | ||
弾薬庫改良1 | 自艦の弾薬庫誘爆率 -70% | ||
応急工作班改良1 | 応急工作班の有効時間 +40% | ||
2 | ダメージコントロールシステム改良1 | 浸水発生率 -3% 火災発生率 -5% | |
機関室防御 | 主機損傷確率 -20% 主機修理時間 -20% 操舵装置損傷確率 -20% 操舵装置修理時間 -20% | ||
水中聴音改良1 | 水中聴音の有効時間 +20% | ||
対空防御砲火改良1 | 対空防御砲火の有効時間 +20% 消耗品「対空防御砲火」の準備時間 -10% | ||
3 | 主砲改良2 | 主砲装填時間 主砲旋回速度 +15% | |
副砲改良1 | 副砲最大射程 +20% 副砲弾の最大散布界 -20% | ||
対空砲改良1 | 優先対空セクターの準備時間 -20% | ||
射撃システム改良1 | 主砲弾の最大散布界 -7% 魚雷発射管旋回速度 +20% 副砲最大射程 +5% 副砲弾の最大散布界 -5% | ||
射撃管制室改良1 | 主砲最大射程 +16% 副砲最大射程 +5% 副砲弾の最大散布界 -5% | ||
魚雷発射管改良1 | 魚雷発射管の旋回速度 +20% 魚雷発射管に甚大な損傷を受ける可能性 -40% 艦載魚雷の雷速(他の補正を考慮しない値) +5% | ||
発煙装置改良1 | スモークの展張時間 +20% | ||
改良型潜水艦探知機1 | 潜水艦探知機の準備時間 -20% |
・消耗品
搭載可能消耗品
スロ ット | 消耗品 | 名称 | 使用 回数 | 準備 時間 | 有効 時間 | 効果 |
---|---|---|---|---|---|---|
R | 応急 工作班 | ∞ | 60 | 5 | 火災を消化し、浸水を復旧し、損傷したモジュールを修理する。また敵潜水艦の魚雷誘導を阻止する。 | |
T | 対空防御砲火 | 3 | 80 | 40 | 継続ダメージ +50% 砲弾の爆発によるダメージ+300% | |
水中聴音 | 3 | 120 | 100 | 敵艦、敵魚雷の強制捕捉範囲(煙幕内も含む)を向上させる 魚雷強制捕捉距離:3.00 [km] 敵艦強制捕捉距離:4.00 [km] 最大潜航深度の潜水艦補足距離:2.00 [km] | ||
Y | 低速用 発煙装置 | 3 | 160 | 102 | 自艦を中心に半径 0.45 [km]の視界を遮る煙幕を展開する 煙幕持続時間:10 [秒] | |
U | 潜水艦 探知機 | 3 | 120 | 20 | 最大深度と潜望鏡深度の潜水艦を発見する 潜水艦捕捉距離:6 [km] 初回準備時間:0 [秒] |
ゲーム内説明
リアンダー級の各艦は新世代の軽巡洋艦に属していました。第一次世界大戦時代の軽巡洋艦とは大きく異なっており、特に主砲塔の配置が特徴でした。本級の1隻であったアキリーズは、1936年から当初はイギリス海軍のニュージーランド艦隊で、後にはニュージーランド王立海軍で運用されました。本艦は第二次世界大戦中にラプラタ沖海戦と太平洋戦線に参加しました。そして1948年にインド海軍に引き渡されてデリーと改名され、その後30年間に渡って運用され続けました。
解説
史実
アキリーズは、イギリス海軍の軽巡洋艦であり、リアンダー級軽巡洋艦の1隻。
戦役について
1933年に就役して本国艦隊に配備、その後36年にニュージーランド戦隊に編入。これはイギリス海軍の一部であったが、ニュージーランド自治領が人事や財政などに権限と責任を持つ特殊な組織だった。対独開戦時、乗員のおよそ6割がニュージーランド出身だったそうな。因みに1941年10月に王立ニュージーランド海軍として名実ともに独立した組織となるとアキリーズも移籍し、接頭辞が「HMS」から「HMNZS」に改められている。名の由来はギリシャ神話に登場する俊足の軍神「アキリーズ(アキレウス)」から。
1939年8月29日、いよいよドイツとの戦争が不可避となったことから母港のオークランドを出港、アメリカ方面へ。開戦時にはアメリカ大陸西岸で唯一の英連邦巡洋艦として、ドイツ商船の捜索に従事した。しかし、監視対象の商船が中立国に逃げ込んだことから翌月には別部隊に編入され、南大西洋で通商破壊艦の捜索に当たることとなった。
同年12月13日、エイジャックスおよびエクセターとともにドイツの装甲艦アドミラル・グラーフ・シュペーを捕捉、ラプラタ沖海戦が始まった。
シュペーがエクセターに砲火を浴びせる間にアキリーズはエイジャックスとともに逆側から接近。副砲の砲撃を引き付けながら猛射を開始した。一時間以上にわたる交戦の末エクセターは戦闘不能となり、2隻の軽巡も弾薬を大きく消耗した。そこでイギリス軍は夜戦での雷撃を企画し、一旦シュペーの射程外に出て追跡することとなった。
この間の戦闘で、本艦は主砲弾は受けなかったものの、副砲などにより艦長が負傷するなどの人的被害を生じた。間もなくシュペーは南西へ針路を取り、エイジャックスとアキリーズは左右両舷にわかれてこれを追跡。丸半日に及んだ追跡の末、深く傷ついたシュペーがモンテビデオ港に駆け込むと2隻は同港の沖合にて増援を待った。*2
政治的事情もあってシュペーの脱出は不可能となり、最終的に同艦は自沈に追い込まれたのは皆さんご存じだろうから詳しくは端折る。
翌年2月、ニュージーランドへと戻り、整備をはさみながらニュージーランド近海での哨戒や護衛を続ける中で、日本との戦争を迎えることとなった。当初は東洋艦隊への編入が命じられたがマレー沖海戦を受けて取り消され、豪米と共同のANZAC部隊の一員として哨戒や護衛などに従事した。間もなく戦線の整理により南太平洋戦域に配置替えとなり、再びニュージーランド近海で哨戒や護衛につくこととなる。42年末、ソロモン方面に投入され、対地支援をメインに行う。翌年初頭、ガダルカナル島への艦砲射撃中に空襲に遭い、第三砲塔に直撃弾を受け一時離脱…で済むはずだったのだが現地での応急修理ののちオーストラリア、さらにイギリスで本格的な修理を行うことになり、戦線離脱を余儀なくされた。本国での修理中には燃料タンクで爆発を起こし、修理期間が8ヶ月も伸びる不運に見舞われている。この間第三砲塔が取り外されて対空機銃が増設されたほか、多くのレーダーが搭載されている。そして修理を完了していざ復帰と思った矢先、機関故障に見舞われ、丸2ヶ月間再び修理。今度こそと地中海経由で帰国を目指したところ、セイロンで機関が火災を起こし、またもや丸2ヶ月を修理のためインドで過ごす羽目になる。つくづく運が悪かった。この修理が終わった時には、1944年の12月になっており、本艦はイギリス太平洋艦隊の一員となりオーストラリアへ進出、空母の護衛などを行った。
45年2月からは2ヶ月間ニュージーランドで整備を受けている。本艦にとって実に2年ぶりの帰国であった。おめーいっつもドック入ってんな。
終戦後の46年、本艦は再びイギリスへ向かい、本国海軍へ再移籍する。その後は改装を受け、48年に王立インド海軍に売却、デリーとして就役を果たした。当初の接頭辞は「HMIS」だったが、50年にインドが共和制に移行したため「INS」に改められた。ただしインドは現在でも英連邦には加盟しており、デリーも53年のエリザベス2世即位記念観艦式にインド代表として参加している。主砲塔のうち第4砲塔がニュージーランドに贈られてオークランドのデヴォンポート海軍基地で、もう1基がインド陸軍士官学校でそれぞれ保存されている。その後、旧式化は否めず、58年には練習艦とされた。しかし61年のポルトガル領インド併合に際してはディーウの城塞に向かう陸軍を艦砲射撃で支援している。
68年のモーリシャス独立式典にインド政府代表として参加。また、69年にはニュージーランドに寄港し、かつての乗員から大歓迎を受けた。
1978年、解体。その一生を終えた。
小ネタ
割と有名どころをいくつか。
①主砲塔のうち第4砲塔がニュージーランドに贈られてオークランドのデヴォンポート海軍基地で、もう1基がインド陸軍士官学校でそれぞれ保存されている。
②①の2基とは別のもう一基はどこに行ったか不明。公式記録は『白アリに食われた』とかいう記録があるとかなんとか(都市伝説です)
③1938年に商船と衝突事故を起こしている。
④1956年の映画”The Battle of the River Plate”では、カンバーランドとともに本人役で出演を果たしている。なおエイジャックスはシェフィールドが、エクセターはジャマイカが演じている。
編集用コメント
- 白アリに食われた(定期) -- 2023-12-06 (水) 12:47:03
- 画像添付 -- 2024-02-01 (木) 11:53:18
- 間違って解説記入した後消してしまったので別のに変えました。本当に申し訳ございません。 -- 2024-02-13 (火) 08:49:46
- 手に入れたので性能諸元を更新。あと史実に関してグレー多用されていたので、つじつまが合うようにして消した。詳細は記事編集ルールを参照のこと -- 2024-04-03 (水) 00:27:02
コメント欄
- 公式ブログにウガンダと揃って画像無くてワロタ -- 2023-12-06 (水) 11:55:50
- 旧英植民地の国名や都市名を付けてるんだな。 -- 2023-12-06 (水) 12:30:40
- "クラウンコロニー級"でありますので……。 -- 2024-02-13 (火) 10:33:21
- 旧英植民地の国名や都市名を付けてるんだな。 -- 2023-12-06 (水) 12:30:40
- この子から英連邦謹製低速煙幕がついてくるんだと。 -- 2024-01-04 (木) 10:14:27
- 急いで元に戻します少しお待ちをー! -- 2024-02-13 (火) 07:53:10
- 艦歴おつかれさまです。コモンウェルスの白アリは鋼鉄を食うのか……。 -- 2024-02-13 (火) 10:37:03
- むむ、ダナイー級の、1隻だけ防空巡洋艦に改装されたヤツかと思ったら、それではなくてこっちの方だったか。 -- 2024-03-15 (金) 00:02:01
- いやもう、デリーといったら、この艦しかないっしょ。艦長もインド人だし、大事にしたい(新規採用でインド人は選べない)。 -- 2024-03-15 (金) 15:29:11
- 魚雷射程と基礎主砲射程を伸ばしたT5パース 潜水艦がいなくても活躍できるポテンシャルを感じた -- 2024-03-16 (土) 12:03:11
- 10キロ魚雷をいかに活用するかが鍵になりそうですね。苦手な撤退戦にて、後方2門しかない口径152mmで追いすがる前衛部隊をペチペチしつつ、油断して踏み込んできた敵を置き魚雷で一撃で粉砕する……堪らんっ!!必要とあらば、煙幕のマントをかぶって遅滞戦もできるしね。 -- 2024-03-25 (月) 12:46:02
- 第3砲塔どこいった? -- 2024-04-06 (土) 02:55:16
- 君勘嫌 -- 2024-04-12 (金) 08:18:37
- 取り外されて対空機銃が増設されたってさ史実欄見たら( -- 2024-04-12 (金) 08:36:30