*ドレッドノート級戦艦[#Title]
&attachref(./すべての始まり.jpg,70%);
#contents
*性能諸元 [#Ability]

RIGHT:&color(DarkGray){編集時 ver.0.7.10.2};

・基本性能
|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~Tier|3|~種別|&color(Red){プレミアム艦艇};|
|~艦種|[[戦艦]]|~派生元|-|
|~国家|[[イギリス]]|~派生先|-|
|>|>|CENTER:SIZE(12):|LEFT:SIZE(12):|c
|~生存性|>|継戦能力|37,400|
|~|>|装甲|10-305mm&br;・防郭 0-1mm&br;・艦首・艦尾 0-1mm&br;・砲郭 0-1mm&br;・装甲甲板 0-1mm|
|~|対水雷防御|ダメージ低減| 13%|
|~機動性|>|機関出力|23,000馬力[hp]|
|~|>|最大速力| 19.0ノット[kt]|
|~|>|旋回半径| 520m|
|~|>|転舵所要時間|11.6秒|


&br;
|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~隠蔽性|~ |~通常|~副砲|~主砲|~火災|~煙幕|
|~|海面発見距離|11.9km|-|-|14.3km|9.4 km|
|~|航空発見距離|7.0km|-|0.0km|10.0km|-|

&br;
|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~射撃管制装置|~船体|~モジュール|~主砲射程|~最大散布界|
|~|-|Mk III mod.1|13.7km|197m|
&br;
|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|SIZE(12):|>|CENTER:SIZE(12):|SIZE(12):|c
|~主砲|~船体|~口径|~基数×門数|~最大ダメージ(火災)|~装填|~180度旋回|~弾種|
|~|-|305mm/45 Mk Ⅹ|5基×2門|HE弾 5,200(32%)&br;AP弾 8,100|30.0秒|60.0秒|305mm HE Mk Ⅱa &br;305mm AP Mk Ⅵa |
//主砲の口径は口径と砲身長のみを記載し、型は書かない
//弾種はサイズのみ省略して記載、サイズ表記のないものはそのまま記載
//ページの横幅に収まらない場合は口径・弾種の文字サイズを縮小 SIZE(11):
&br;
|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~副砲|~船体|~口径|~基数×門数|~最大ダメージ(火災)|~装填|~射程|
|~|-|76mm/50 QF Mk.I |17基×1門|HE弾 1,100(4%)|5.0秒|3.0km|
//副砲を装備していない場合、枠ごと削除

&br;
・アップグレード
|>|>|>|>|>|CENTER:60|c
|BGCOLOR(#eeaaaa):スロット1|BGCOLOR(#eeaaaa):スロット2|BGCOLOR(#eeaaaa):スロット3|BGCOLOR(#aaccaa):スロット4|BGCOLOR(#aaccaa):スロット5|BGCOLOR(#aaccaa):スロット6|h
|○|○|||||

#region(搭載可能アップグレード)
搭載可能アップグレード
|BGCOLOR(#eeaaaa):1|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM030_MainWeapon_Mod_I.png,nolink,70%);|主砲兵装改良1|主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20%&br;主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50%&br;主砲および魚雷発射管の修理時間 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM031_SecondaryWeapon_Mod_I.png,nolink,70%);|副兵装改良1|副砲の抗堪性 +100%&br;対空砲座の抗堪性 +100%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM032_PowderMagazine_Mod_I.png,nolink,70%);|弾薬庫改良1|自艦の弾薬庫誘爆率 -70%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM039_CrashCrew_Mod_I.png,nolink,70%);|応急工作班改良1|応急工作班の有効時間 +40%|
//|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM038_Spotter_Mod_I.png,nolink,70%);|着弾観測機改良1|着弾観測機の有効時間 +30%|
|BGCOLOR(#eeaaaa):2|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM020_DamageControl_Mod_I.png,nolink,70%);|ダメージコントロールシステム改良1|浸水発生率 -3%&br;火災発生率 -5%|
|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM069_Movement_Mod_I.png,nolink,70%);|機関室防御|主機損傷確率 -20%&br;主機修理時間 -20%&br;操舵装置損傷確率 -20%&br;操舵装置修理時間 -20%|
//|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM036_SpeedBooster_Mod_I.png,nolink,70%);|エンジンブースト改良1|エンジンブーストの有効時間 +30%|
//|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM041_SonarSearch_Mod_I.png,nolink,70%);|水中聴音改良1|水中聴音の有効時間 +20%|
//|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM040_AirDefenseDisp_Mod_I.png,nolink,70%);|対空防御砲火改良1|対空防御砲火の有効時間 +20%&br;消耗品「対空防御砲火」の準備時間 -10%|
//|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM042_RLSSearch_Mod_I.png,nolink,70%);|警戒レーダー改良1|警戒レーダーの有効時間 +20%|
//|BGCOLOR(#eeaaaa):3|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM006_MainGun_Mod_II.png,nolink,70%);|主砲改良2|主砲装填時間 主砲旋回速度 +15%|
//|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM012_SecondaryGun_Mod_II.png,nolink,70%);|副砲改良1|副砲最大射程 +20%&br;副砲弾の最大散布界 -20%|
//|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM018_AirDefense_Mod_III.png,nolink,70%);|対空砲改良1|優先対空セクターの準備時間 -20%|
//|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM033_Guidance_Mod_I.png,nolink,70%);|射撃システム改良1|主砲弾の最大散布界 -7%&br;魚雷発射管旋回速度 +20%&br;副砲最大射程 +5%&br;副砲弾の最大散布界 -5%|
//|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM070_Torpedo_Mod_IV.png,nolink,70%);|魚雷発射管改良1|魚雷発射管の旋回速度 +20%&br;魚雷発射管に甚大な損傷を受ける可能性 -40%&br;艦載魚雷の雷速(他の補正を考慮しない値) +5%|
//|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM037_SmokeGenerator_Mod_I.png,nolink,70%);|発煙装置改良1|スモークの展張時間 +30%&br;&color(Red){スモークの持続時間 -5%};|
//|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM028_FireControl_Mod_I_US.png,nolink,70%);|射撃管制室改良1|主砲最大射程 +16%&br;副砲最大射程 +5%&br;副砲弾の最大散布界 -5%|
//|BGCOLOR(#aaccaa):4|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM023_DamageControl_Mod_II.png,nolink,70%);|ダメージコントロールシステム改良2|浸水復旧時間 -15%&br;消火時間 -15%|
//|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM024_Engine_Mod_II.png,nolink,70%);|推力改良2|最大出力への到達時間 -50%&br;艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上|
//|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM025_SteeringGear_Mod_II.png,nolink,70%);|操舵装置改良2|転舵所要時間 -20%|
//|BGCOLOR(#aaccaa):5|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM026_LookoutStation_Mod_I.png,nolink,70%);|魚雷発見システム|魚雷の強制捕捉範囲を 1.8km という固定値に向上|
//|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM027_ConcealmentMeasures_Mod_I.png,nolink,70%);|隠蔽システム改良1|発見距離 -10%|
//|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM035_SteeringGear_Mod_III.png,nolink,70%);|操舵装置改良3|転舵所要時間 -40%&br;操舵装置修理時間 -80%|
//|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM072_AbilityWorktimeBoost_Mod_I.png,nolink,70%);|艦艇消耗品改良1|艦艇の消耗品の動作時間 +10%|
//|BGCOLOR(#aaccaa):6|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM013_MainGun_Mod_III.png,nolink,70%);|主砲改良3|主砲装填時間 -12%&br;主砲旋回速度 &color(red){-13%};|
//|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM014_Torpedo_Mod_III.png,nolink,70%);|魚雷発射管改良3|魚雷発射管装填時間 -15%&br;魚雷発射管の機能停止発生率 &color(red){+50%};|
//|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM015_FireControl_Mod_II.png,nolink,70%);|射撃管制装置改良2|主砲最大射程 +16%|
//|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM029_FireControl_Mod_II_US.png,nolink,70%);|射撃管制室改良2|主砲弾の最大散布界 -11%|
//|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM074_AuxiliaryArmament_Mod_I.png,nolink,70%);|副兵装改良2|副砲の装填時間 -20% &br;対空兵装による継続ダメージ +15%&br;対空兵装の砲弾の爆発半径内に対するダメージ +15%&br;消耗品「対空防御砲火」を使用中の対空兵装斉射による爆発数 +2|
//アップグレードのパターン一覧から必要なものをコピーしてください。
#endregion

・消耗品
#region(搭載可能消耗品)
搭載可能 消耗品
|CENTER:48|CENTER:48|CENTER:48|CENTER:48|CENTER:48|LEFT:440|c
|~スロット|消耗品|使用&br;回数|準備&br;時間|有効&br;時間|効果|h
|~R|[[&ref(消耗品/CrashCrew2.png);>消耗品#b9a2217d]]|∞|80|15&br;(21)|火災・浸水・損傷したモジュールの修復|
|~T|[[&ref(消耗品/Consumable_PCY010_RegenCrew.png);>消耗品#yd3903f6]]|4|80|28|自艦のHPを回復する&br;回復量:最大HPの 0.5 [%/秒]|
//|~Y|[[&ref(消耗品/Consumable_PCY015_SpeedBoosterPremium.png);>消耗品#ia76b51d]]|3|120|180&br;(234)|艦艇の最大速度を向上させる&br;最大速度の上昇率:8 [%]|
//|~U|[[&ref(消耗品/Consumable_PCY011_AirDefenseDispPremium.png);>消耗品#ha0a8983]]|3|80&br;(72)|40&br;(48)|対空兵装の秒間ダメージ:+50 [%]&br;中・長距離対空兵装の砲弾の爆発半径内に対するダメージ:+300 [%]|
//|~U|[[&ref(消耗品/Consumable_PCY016_SonarSearch_Short_Premium.png);>消耗品#b2ea69cc]]|3|120|180&br;(216)|魚雷、敵艦の強制捕捉範囲を向上させる&br;魚雷強制捕捉距離:3.00 [km]&br;敵艦強制捕捉距離:3.00 [km]|
//|~I|[[&ref(消耗品/Consumable_PCY005_Spotter.png);>消耗品#p4a44272]]|4|240|100&br;(130)|主砲の射程を 20 [%]延伸する|
//|~|[[&ref(消耗品/Consumable_PCY012_FighterPremium.png);>消耗品#d1ef9c7b]]|4|90|60|自艦艇を追従し、敵機を自動的に迎撃する&br;戦闘機数:4機(Grumman F3F)|
//
//|CENTER:48|CENTER:48|CENTER:48|CENTER:48|CENTER:48|LEFT:440|c
//|~スロット|消耗品|使用&br;回数|準備&br;時間|有効&br;時間|効果|h
//|~R|[[&ref(tmp/応急工作班I.png);>消耗品#b9a2217d]]|∞|120|15|火災・浸水・損傷したモジュールの修復|
//|~|[[&ref(tmp/応急工作班II.png);>消耗品#b9a2217d]]|∞|80|~|~|
//|~T|[[&ref(tmp/修理班I.png);>消耗品#yd3903f6]]|3|120|28|自艦のHPを回復する&br;回復量:最大HPの 0.5 [%/秒]|
//|~|[[&ref(tmp/修理班II.png);>消耗品#yd3903f6]]|4|80|~|~|
#endregion
**ゲーム内説明 [#Explain]
世紀転換期に、古典的な艦隊型戦艦を全く新しいタイプの戦艦で代替するという構想が生まれました。V・クニベルティは、イギリス海軍のために305mm砲を搭載した理想的な艦艇を提案しました。1902年には、大口径砲のみで武装した艦艇の構想が開発され、5基の連装砲塔を備えたH計画案が新たな基礎となりました。ドレッドノートは、海軍史の新時代を切り開きました。本艦は1907年から1912年まで本国艦隊の旗艦であり、1912年から1916年までは第4戦艦戦隊の旗艦を務めました。1915年には、ドイツの潜水艦U-29に体当たりして撃沈に成功しています。

(旧版)
ドレッドノートは、それ以前の戦艦とは一線を画する革新的な戦艦です。その大きな特徴は、世界で初めて中間砲・副砲を全廃し、単一口径の主砲のみを搭載していた点であり、蒸気タービン機関を採用した世界初の戦艦でもありました。そして本艦は、それ以前の戦艦に比べ、サイズ、速力、兵装の全てにおいて大幅に凌駕していました。

**解説 [#hace28bc]
イギリスのTier3戦艦。ツリー艦[[Bellerophon]]に似ているが、本艦の方が鈍足・短射程の代わりに隠蔽が良いという差別化がなされている。

-主砲
前1基、側舷に各1基、後2基。他艦と同じく正面へ撃てるのは1基だけ。
4番砲塔も背負い式では無いため後方に撃てない角度がある。
射程13kmはベレロフォンより短く、ナッサウ・河内よりは長い。
威力・貫通力はベレロフォンと同じ。

-副砲
史実では対水雷艇用として使っていた76mm砲を射程3kmで全周に配置。数はベレロフォンより多い17基。威力は弱い。&color(Silver){ちなみに砲塔の上に乗ってるものは副砲としてカウントされていないらしい。};
 
-対空
無い。
&color(Silver){ライト兄弟が飛んだのが1903年。この艦は1906年就役である。};
 
-機動力
19knと標準的。計画的な航行が必要。
 
-魚雷
無い。史実では搭載していたのだが……。
 
-隠蔽性
12km。発見されてから逃げ切るような足も無いので注意。
 
-総評
Tier3戦艦として平均的な性能であり、極端な弱点なども無い。熟練の戦艦乗りなら問題ないだろう。
 
問題なのは敵として遭遇した場合で、高確率で熟練の戦艦乗りが乗っている。
#fold(装甲レイアウト){{
#attachref(./DreadnoughtLayout.png)
#attachref(./DreadnoughtLayout02.png)
}}
**史実 [#History]
日本海海戦(1905)は「副砲による艦上構造物破壊」の有効性を証明した。
主砲2基で舷側を狙い、接近して大量の副砲で決着をつけるのが当時の基本戦術である。
 
戦艦ドレッドノートは「速度」と「射程」でこれを覆した。
 
速度で優位なら戦況が優勢でも劣勢でも、常に有利な射程と姿勢で戦える。
接近できなければ副砲は届かず、しかもドレッドノートは常に主砲4基で狙ってくる。
「1隻で2倍の火力を持っている!」
この衝撃は各国の設計思想を変更させ、海戦は新しい時代へと突入する事となった。
 
 
 
尚、主砲を多数搭載することは、純粋な手数の面以外からも極めて有利だった。上述の日本海海戦では、統一管制による「斉射戦」の有効性も示された。同海戦で日本側が行った射撃法は、
 
 
①艦橋の測距儀で距離を測定
②敵の相対速度、距離を各砲塔および砲郭に伝達
③副砲は一斉に射撃を行う
④艦橋から弾着を観測、修正を指示
⑤再び副砲が斉射、タイミングが合えば主砲も同時に射撃
 
 
というものだった。この「斉射戦」では、艦全体として同じ条件で射撃を行うため、散布界を正確に判定でき、修正射撃も独立撃ち方に比べて格段に行いやすくなった(独立撃ち方では、着弾の水柱が誰のものかわからず、修正射撃は事実上不可能)。
 
 
一方、前弩級戦艦の戦闘のセオリーは、冒頭にある通りである。水平弾道での射撃を行う距離では、装填に一分(初期のマジェスティック級や富士型では最長&color(Red){五分}; )もかかる主砲より、中口径の副砲や小口径補助砲の速射戦が有利だった。だいたい、主砲しか有効弾を出せない距離で撃っても当たらないのが従来の常識である。
 
 
斉射戦は、より大遠距離でもまとまった命中が望めるという可能性を示したが、距離が離れるほどに主砲・副砲の着弾時間が開き、統一管制が難しくなる。(日本海海戦では交戦距離が短かったため問題にならなかった。) よって、砲をどちらかに統一することが望まれ、戦艦では当然ながら主砲側に口径が合わせられた。「斉射戦に特化した、遠距離砲戦に圧倒的に有利な戦艦」それが初の弩級戦艦たるドレッドノートだった。
 
 
 
ちなみに同時期に存在した巡洋艦もまた斉射戦に特化していき、本ゲームでも見慣れた姿に変貌していく。戦艦に次ぐ有力な艦種だった装甲巡洋艦は副砲が廃止され、主砲を戦艦並に拡大、それを弩級戦艦の標準門数搭載した巡洋戦艦へと進化していく。防護巡洋艦は、より小口径の副砲に口径を統一し、高速性と軽度の装甲を身につけた軽巡洋艦に進化。そして軽巡洋艦は大型化の一途を辿り、主砲をかつての装甲巡洋艦並みに拡大した重巡洋艦を生み出すことになる。
時代に置いていかれた「最新鋭」の前弩級戦艦や準弩級戦艦、従来型の巡洋艦は、第一次大戦で現実を突きつけられることになった。
 
 
 
ドレッドノートと同規模の艦をドレッドノート 級(略してド級。またこの場合、同型艦という意味ではない)と呼ぶ。日本では弩(いしゆみ)の字をあてて弩級とも書く。
ドレッドノート以前の艦は「前ド級」「準ド級」(pre-dreadnought)と呼ばれ時代遅れとなり、
ドレッドノートを超える規模の艦は「超ド級(超弩級)」(super dreadnoughts)と称される等、歴史的に重要な1隻となった。オライオン級戦艦が最初の超弩級と言われている。
 
姉妹艦は居ない。
 
//元々「長距離特化型の戦艦」というシンプルな思想で建造されたものである。
//当時は砲塔ごとに観測し、角度を決めて射撃していた。
//これは砲手の錬度が高ければ近距離戦闘で有効だったが、日露戦争時には海戦の最大射程は10kmに達した。
//英国では艦橋からの指示で照準・修正射撃する「斉射」の有効性を認識。
//そこに優れた蒸気タービンの新技術が加わり、速度と射程を兼ね備えた戦艦が誕生した。
 
しかし、第1次世界大戦(1914)には既に時代遅れの低速艦となってしまい、1921年に解体されてしまった。

WGによる解説「[[ドレッドノート (HMS Dreadnought): 近代戦艦の始祖!>https://worldofwarships.asia/ja/news/history/museum-dreadnought/]]」
**小ネタ [#Digression]
・''速射砲は副砲に含まない(含む)''
当時の副砲は15.2cm、中間砲は23.4cm等で、解説の「副砲全般」はこれらの事を指す。
その代わりに対魚雷艇や駆逐用として7.6cm速射砲を多数配備した。
&color(Maroon){しかしWows的には副砲として評価されてしまい、解説との齟齬が発生している。};
尚、副砲は駆逐艦の進歩に伴い「やっぱり必要だよね」となり、後の戦艦ですぐ復活(というか5~6インチ口径まで強化)した。
 
・''潜水艦を撃沈した戦艦''
当時の戦艦は体当たりもする為、衝角を備えていた。
しかし遠距離特化のドレッドノートは副砲と一緒にこれも廃した。
そして1915年。独逸の潜水艦U-29を体当たりで撃沈。
今後戦艦という艦種が建造される可能性は低く、潜水艦が戦艦に体当たりされる可能性はもっと低い。
おそらく歴史上唯一の撃沈記録となる。
 
・''戦艦だけど魚雷を積んでいた''
これは英国に限らず、近距離戦闘が想定された当時の戦艦は魚雷を搭載していた。
しかし長距離戦闘では使用せず、使わなければ危険な爆発物でしかない。
その為、撤去される事となった。
&color(Silver){Wows的には低Tierだし積んでいたほうが強かったかもしれない。};
 
・''酸素魚雷も計画していた''
当時の技術では難しく、搭載を断念。
大日本帝国海軍が酸素魚雷開発に成功したのは1933年である。
 
・''隣り合う弾薬庫とタービン室''
機関が艦中央に配置された結果、後方4番砲塔と5番砲塔の間にタービン室が設置された。
弾薬庫かタービン室に直撃を受けた場合、甚大な被害が発生する配置である。
  
・''主砲の上に速射砲''
副砲の代わりに配備された速射砲は、主砲の上にも配置された。
しかし遮蔽物が無く、敵の砲撃を避けられないどころか、主砲を撃てば爆風を直接受ける。
これは次級のベレロフォンで改善された。
 
・''見張りの燻製''
見張り用のマストが2本の煙突の間に配置されており、風向きによっては蒸し焼きにされるほどの高温だった。
内火艇を使う際のクレーンが煙突後方にあったほうが便利という理由だが、煙で見張りができず本末転倒。
これは次級ベレロフォンで改善された。
&color(Silver){しかしその次級では再び位置を改悪し、KGVで改善されるまでそのままだった。};
&color(White){(しかも位置を変更した理由が「その方が英国的にカッコイイから」だったという説もあるという……)};
 
・''生まれる前から時代遅れ''
ドレッドノートの出現により、それまでの戦艦は全て時代遅れとなった。
当然、各国で既に建造中だった戦艦も数多くあり、大日本帝国の薩摩型、フランスのダントン型など。
これら最新鋭として生まれるはずだった戦艦は、完成前から時代遅れの旧式艦とされてしまった。
当時の造船・設計関係者の無念はいかばかりか。
 
ちなみにイギリスの最新鋭艦ロード・ネルソン級も完成前に時代遅れの烙印を押された。
当時イギリスは「世界一の戦艦保有国」であった為、「世界一の時代遅れ戦艦保有国」となった。
もちろん当のイギリス海軍はそのような状況になることを理解しており。旧式戦艦の再編計画を作成し、試験艦たるドレットノートのフィードバックを待つことなくド級戦艦を順次着工していった為、他国が混乱、再計画をしている間に以前より大きく差をつけることに成功した。
また、これ以後巡洋戦艦や超ド級の建造等、暫くの間世界の最先端を進むことになる。
 
・''ドレッドノート=すごい・デカい・革新的''
本来の意味である「勇敢」「恐れを知らない」に加え、
新たに「(スケール等が)非常に大きい」という意味でも使われるようになった。
日本ではドレッドノートの頭文字を取ってド級・弩級とも言われる。
SFやアニメ、ゲーム等でもよく見かける単語である。
また、戦艦の区別でも前弩級(三笠など)、準弩級(薩摩など)、弩級(まさにこれ)、超弩級(それ以降。金剛や長門、大和などは全てこの部類に入る。)

・''ドレッドノート・ホウクス&color(White){ 贋エチオピア皇帝事件};''
1910年、ドレッドノートはアビシニア(エチオピア)の王族一団をウェイマスで乗せ、ロンドンへ送迎した。
お召列車から乗った王族一団は大変感激し、戦艦のいたるところを指しては「ブンガ!ブンガ!」と叫んだ。
また士官たちに勲章を授与し、スワヒリ語のカードを渡し、国歌演奏の歓迎を受けた。
そしてロンドンに到着した翌日、タブロイド紙デイリー・ミラーにネタばらしした。
 
一団は大学生の仮装であり、勲章はニセモノで、エチオピアでスワヒリ語は使われていない。
しかも演奏された国歌はザンジバルのもので、演奏した側も聞いた側も、誰もそれに気づかなかった。
エチオピアに詳しい将校が長期出張中なのもきちんと調べ上げてあった。
 
本物だったのは2つ。
きちんと代金を支払って用意し、ウェイマスに到着したお召列車。
そして当時の法律を何も犯していなかった為、一団を処罰しなかった英国である。さすがジョークの国。
潜水艦を体当たりで撃沈した際も、「ブンガ!ブンガ!」と祝電が入ったという。
 
なお、この一団の中にはヴァージニア・スティーヴンという名の一人の女性がいた。
後に英国を代表する女性作家になるヴァージニア・ウルフその人である。
*編集用コメント [#EditorialComment]
#region(''編集用のコメントはこちら'')
#pcomment(./編集用,reply,10)
#endregion
 
*コメント欄 [#Comment]
#pcomment(./コメント,reply,15)